《Qエンジン》PRG
 G 「連続印刷」で「年別成績」を検討しよう

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(1)連続印刷のしかた

前章の「成績対比表」は、その条件表の全体の成績(2001年1月〜2013年12月)です。全体の勝率が65%になっているからといって、どの年も65%の勝率になることはないし、トレード数が130回あったといっても、13年間で毎年10回ずつのトレードができたわけではありません。 よい年もあれば悪い年もあります。肝心なことは悪い年はどうであったのかを知ることです。

それは
  1. 「検証」→「検証結果」→「損益経過」→「年別成績」

    または

  2. 「検証」→「連続印刷」
で知ることができます。ここでは「連続印刷」の例を掲げます。

メニューの「検証」→「連続印刷」をクリック。



連続印刷で注意すべきことは次のものです。
  1. 検証結果を見たい条件表を選択します。

    選択は、図のように連続した条件表を選ぶ必要はありません。飛び飛びに選択するしてもかまいません。

  2. 「連続印刷」では次のようなものを表示させることができます。

    1)条件表の内容
    2)売買ルール
    3)検証リスト
    4)年別成績

  3. 「年別成績」を見たいときは「年別成績」の「印刷」にチェックマークを入れます。

  4. 「損益経過の指示」をします。








損益経過の指示をします。
  1. 「仕掛けの単位」は「理論金額」

  2. 「片道手数料」は片道「0.1%」

  3. 「初期資金」は「無制限」

  4. 「仕掛ける銘柄数の制限」は「1銘柄まで」。これが「1日1銘柄」の制約です。

  5. 「1日X銘柄」の制約時の「仕掛け」は「株価が高いもの」とする。
この指示によって、現実のトレードに近い成績を知ることができます。



(2)年別成績の見かた

「連続印刷」とはいってもプリンターに印刷しないで、画面に表示させることもできます。



No.41の年別成績を見ると次のことがわかります。
  1. (a)2003年と(b)2009年のトレード数は多い。81回のトレードのうちの36%がこの2年間でトレードしている。2003年と2009年は順張り上げ相場であったので、No.41はkの上昇のしかたに注目しているらしい。

  2. (c)2004年と2005年のトレードはない。

  3. (d)2001年と(e)2011年は損失を出しており、勝率も悪い。
一方、No.43を見ると、
  1. 2008年に22回のトレードをしている。2008年はリーマンショックの年であるので、No.43は株価が極端に乱高下したときに買いマークを出しているようだ。

  2. (b)2004年と2005年と2006年のトレードはない。

  3. (c)2003年は損失を出しているが、No.41が損失を出した2001年・2011年ではない。
もしNo.41とNo.43を併用するならば、(トレードが重なるものがないとすれば)No.41の2001年の累計損失(-36.1%)は、No.43の2001年累計利益(+31.2%)でほぼ補えます。またNo.41の2011年の累計損失-8.75%)はNo.43の2011年の利益(+45.3%)でカバーできます。

No.43の2003年の損失(-0.63%)も、No.41の2003年の利益(+192.9%)で十分に補えます。kのように適当な条件表を汲み合せ、併用すれば、年ごとの成績は慣らされていきます。

ただNo.41とNo.43は2004年〜2006年の3年間で1回しかトレードいないので、2004年〜2006年をターゲットにした条件表を作るか見つける必要があります。



条件表No.53の年別成績を見ると、
  1. (a)2004年〜2006年の3年間で12回のトレードをしており、9勝3敗です。2008年は3勝3敗と勝率はよくないが、一応累計利益は2.91%でわずかながら利益がでています。

  2. しかし2008年の累計利益(-53.2%)は大きな損失です。No.41の2008年の累計利益は+39.7%、No.43の2008年は+159.7%であったので、このNo.53はNo.41とNo.43とは異なった局面に注目して売買マークを出しています。

  3. (c)20012年の累計損失は-7.4%となっていますが、No.41の2012年の成績は8勝0敗、累計利益は+71.8%でした。No.43の2012年の累計利益は+11.8%であるので、やはりとNo.53はNo.41やNo.43とは異なる視点から買いマークを出しているといえます。






(3)条件表を1つにまとめる

(2)の年別成績で、条件表No.41とNo.43とNo.53を併用すればよいのではないかというヒントが出ました。条件表No.41とNo.43とNo.53を1本の条件表にまとめることは簡単です。



「新規検証」の画面を出すと、条件表No.41は14行、No.43は16行、No.53は11行の条件行があります。

これを1本の条件表にまとまめるには、
  1. 条件表のNo.41の14行+グループの1行と
  2. 条件表のNo.43の16行+グループの1行と
  3. 条件表のNo.53の11行
を、別の条件表No.のコピー&貼り付けをすればよいだけです。全部で43行の条件表になります。

《カナル24》および《Qエンジン24》のVer.5では最大300行の条件行が設定できるので、ラクラクと3つの条件表を1つの条件表にまとめることができます。




No.38へNo.41とNo.43とNo.53をまとめて、No.38としました。

この条件表を使って、225銘柄について、2001年1月〜2013年12月を対象にして「新規検証]」をすると、次のような成績になりました。

損益経過の指示は
  1. 「理論金額」で売買する

  2. 「片道手数料」は片道「0.1%」

  3. 「仕掛ける銘柄数の制限」は「1銘柄まで」

  4. 「1日X銘柄」の制約時の「仕掛け」は「株価が高いもの」とする。
という実戦的なものとしました。











3つの条件表を1つにまとめたNo.38「ガイド」の成績を見ると、
  1. 全体の@トレード数は266回、A平均利益は4.66%、B勝率は69.5%、CPFは2.97倍 になる。
  2. 2004年〜2006年の3年間では13回のトレードをして、10勝3敗になる。
  3. 2001年〜2013年で損失になった年はない。
という成績になります。トレード数を見ると、2001年(48回)と2008年(48回)の2年間で、全体のトレード数(266回)の36%を占め、2004年〜2006年の3年間のトレード数が合計で13回です。2001年・2008年の波乱の年に局面を合わせた条件表になっています。



なお、この条件表No.38は右図のような局面で買いマークを出しています。



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