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(10.11.22) TOPIX 875P(+5) 日経平均 10115円(+92) 17.4億株 (1兆1445億円)
I条件表No.76「ピーク・ボトム@A段階」を設定した
(標準3)No.21「ピーク・ボトムのポイント(A)」は、グラフを見てピークらしさ・ボトムらしさを判断するための条件表です。
この条件表を使って、例えば6ポイントになっている銘柄を検索することはできません。その理由は、
「同じ日に6ポイントになるとは限らないからです。
例えば右図の5401「新日鉄」は、
- (a)の日は「深緑」「紫」「青」「緑」「赤」の買いマークを出しています。5ポイントです。
- (b)の日に「空色」を出したので6ポイントです。
- (c)の日の終値が(a)の日のザラバ高値を上回ったので買い仕掛けができます。
(a)の日は5ポイントできたが、(b)の日に6ポイントになったのでした。
新日鉄が6ポイントになったことを判断するためには、(a)の日に新日鉄がボトムらしいと知っていなければなりません。また(d)の日がピークらしいと知っていなければ、(d)以降の日に売り仕掛けのタイミングを計ることはできません。そこでピークに近い・ボトムに近いと思われる銘柄を見つけるための条件表を設定しました。(標準3)No.59「ピーク・ボトム@A段階」です。
この条件表を使うと右図のような売買マークを出します。
買いマークは「赤色」と「緑色」の2種類があります。売りマークも「赤色」と「緑色」の2種類があります。買いの条件は、
- 9日順位相関が最近6日以内に-80以下
- 25日順位相関が最近6日以内に-80以下
- その小波動で新安値である
- 大きな陰線(値幅が終値の2%以上)のとき「赤色」の買いマーク
- 大きな陽線(値幅が終値の2%以上)のとき「緑色」の買いマーク
が出ます。先日掲げた「ボトムの足型」の@陰線が「赤色」、A陽線が「緑色」に該当します。売りの条件は、
- 9日順位相関が最近6日以内に+80以上
- 25日順位相関が最近6日以内に+80以上
- その小波動で新高値である
- 大きな陽線(値幅が終値の2%以上)のとき「赤色」の売りマーク
- 大きな陰線(値幅が終値の2%以上)のとき「緑色」の売りマーク
が出ます。先日掲げた「ピークの足型」の@陽線が「赤色」、A陰線が「緑色」に該当します。

(標準3)No.59「ピーク・ボトム@A段階」の条件表は、(拡張8)のNo.76にも設定し、アップロードしています。
《カナル24》Ver.3 または Ver.2の「アップデート」→「条件表をダウンロード」で、(拡張8)をダウンロードし、No.76「ピーク・ボトム@A段階」を(標準3)のNo.59へ複写して下さい。
(「条件表の内容」の画面のメニューの「表を複写」で(拡張8)のNo.76を(標準3)のNo.59などへ複写する)。
なおユーザーが使っている(標準3)の条件表が書き換えられてもよいのであれば、(拡張8)をダウンロードする代わりに(標準3)をダウンロードしてもかまいません。
(このときは(標準3)の条件表のすべては東研ソフトが設定している条件表になるので注意)
これでユーザーは、(標準3)No.21「ピーク・ボトムのポイント(A)」
と(標準3)No.59「ピーク・ボトム@A段階」の条件表を使えることになりました。この2つの条件表をどう使い分けるのかを次に説明します。

まずは、(標準3)No.59「ピーク・ボトム@A段階」を使って、ピーク・ボトムに近いと思われる銘柄を検索します。
- 例えば「TOPIX100」銘柄を選択して、「計算」→「単独検索」に進み、
- No.59「ピーク・ボトム@A段階」を選択
- 検索期間を「999999」までの「3」日間とし、
- 「売買共」を指定して
- 「開始」をクリック

- ピーク・ボトムに近いと思われる銘柄が検索されたら、
- 「全部選択」をして紺色にし、
- 「グラフ」をクリック

- 1928「積ハウス」のグラフが描画されます。青色○の日に「赤色」の売りマークがでています。(ピークの足型の@陽線です)
- ここで条件表No.21「ピーク・ボトムのポイント(A)」に切り替えます。
- No.59とNo.21はしょっちゅう切り替えるので、スクラムバーの「鉛筆」にNo.59とNo.21を登録しておけば、この切り替えが簡単にできます。

- No.21は(a)の日に6ポイントになっていることがわかります。
(a)の穂のザラバ安値を終値で下回れば、売り仕掛けのタイミングですが、今日のところはまだ割り込んでいません。
- 「次」をクリックして、次の銘柄のグラフを調べます。

- 4005「住友化」は5ポイントです。売ることはできません。
このようにして、No.59でピーク・ボトムに近い銘柄を検索しておき、No.21でポイントをカウントし、仕掛けてよいかどうかを判断するのです。
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