条件表の設定例   (拡張8)No. 61... 東証連結PER

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東証1部のPERは「市場データ」に記憶されています。《カナル24》のスタート画面のメニュー「アップデート」→「HPから株価データをダウンロード」にいき、「国内株」をダウンロードすると、@日経平均、ATOPIX、B日経先物、CTOPIX先物、D日経JQ、の5銘柄の最新の500日分のデータがダウンロードできます。このとき同時に「市場データ」(500日分)もダウンロードされています。

市場データがあれば、次の条件表を使って「東証1部の連結PER」のグラフを描くことができます。

条件表No.61の内容はごく簡単なものです。(この条件表は梱包ファイルcj8061-D.jknとしてダウンロードできます。)



(06.2.10) TOPIX 1660(-22) 日経平均 16257円(-181) 26.3億株 (3兆4459億円)


株価水準を決定する要因は、なんどもいってきましたが
  1. 業績
  2. 金利
  3. 需給
  4. 投資マインド
の4要因であると思っています。基本は@業績とA金利であり、B需給とC投資マインドはこれを増幅させるものです。そのうちで最も重要な業績ですが、この業績を元にした株価水準は「PER」で計ることができます。その際の私のPERに対する目安は、
  1. 増益率が0以下なら15倍
  2. 増益率が微増なら16倍
  3. 増益率が+5%%程度なら17倍
  4. 増益率が+10%程度なら18倍
  5. 増益率が+15%以上なら20倍
  6. 増益率が+20%以上なら22倍
という基準について、昨年はくどくいってきました。



今日はPERについて復習をしてみたいと思います。前期(05年03月)の決算発表が出尽くした6月1日の東証1部銘柄の連結PERは16.96倍でした。増益率が1.9%の予想であったので、目安からの妥当なPERは16.5倍が基準で、それより1倍(ポイント)上の17.5倍が許容範囲。2倍(ポイント)上の18.5倍は大いに警戒すべき水準であるとしていました。

その後+5〜10%の増益になるのではないかと予想を改めたのが8月のことです。+10%の増益率とするならば基準は18倍であり、19倍に買われるとやや警戒、20倍になると大いに警戒。ということは何回かいいました。この20倍を超えたのが図の(A)の日でしたが、これは当時の小波動のピークの4日前のことでした。

その後06年03月期の中間決算がすみ、業績予想は07年03月を対象にするようになりました。このときは06年03月期は+10%の増益であり、07年03月期も+10%の増益となることが期待されていました。つまりは21倍から22倍まで買われてよいという状況になったわけです。 その22倍を超えたのが(B)の日で昨年11月のことでした。

今年1月に、PERが24倍を超えたのは(C)です。06年3月期に+10%の増益(PER20倍)→07年3月期に+10%の増益(PER22倍)、ここまではよいのですがPER24倍となっては08年3月期の+10%の増益までを織り込んだ株価水準となりました。2年2か月以上先の業績を織り込むのは、ゆきすぎです。結果は(C)から日経平均は急落し、(e)ではPER22.46倍まで下落し、07年03月期の妥当なPERである22.0倍に接近しました。

しかし再び株価は上昇して(D)でPER24.0倍を超え、2月1日には24.34倍となっています。ここまでPERを大きくさせたのは、B需給とC投資マインドですが、これら2つの要因が今日からあやしくなってきました。株式市場は@悲観→A妥当→B楽観→C妥当→D悲観、の繰り返しですが、今は楽観→妥当の水準訂正の時期にあるようです。PERが22倍になると、TOPIXは1563P、日経平均は15272円まで下落せねばなりませんが、当面は22.5倍でとどまるならば、TOPIXは1598P、日経平均は15617円が下値メドになります。


(06.5.2) TOPIX 1737(+20) 日経平均 17153円(+228) 14.4億株(2兆 557億円)


NYダウは11343ドル(-23)と小幅続落。ナスダックも2304P(-17)と続落。

明日から5連休とあって、市場参加者は少なく、値動きも小さいはずでしたが、今日は先物が暴れる。

前日比変わらずの寄り付きの後、1時間ほどで日経平均は250円の上昇をし、この水準を保って終わり、GW明けに期待を持たせました。

06年3月期の決算発表が半分終わりました。これに伴って、東証1部の予想連結PERは急速に低下しています。4月28日は24.08倍でしたが、翌日は23.34倍へ。今日のPER(実際は昨日のもの)は22.96倍です。2日で1倍ポイントも低下しています。 決算発表があるつど、今期(07年3月期)の予想を会社が発表しますが、その数字がよいということです。

5月後半は(市場全体の利益の半数を稼ぐ)銀行など大物の決算が発表されます。当然に今期の予想PERはもっと低下するはずです。

いつもいうことですが、@今期の利益伸び率が10%とすると、PERは18倍が妥当で、楽観しても20倍までです。来期の予想がさらに10%の増益であるとすると、PERは20倍が妥当で、楽観しても22倍がギリギリだと思っています。

来来期が10%増益であるなら22倍が妥当で、24倍は限界ですが、今期を含めて3年先のことを織り込むというのは、だいたいが市場が楽観しすぎています。3年先の予想はそうは当たらない。このことはグラフを見ればわかります。上図でPERが24倍を超えたところは、その波動のピークとなっています。

ところが今はPERがドンドン低下して、22.96倍の水準になりました。おそらく5月末には22倍を下回るのではなかろうか。今期・来期とも10%の増益の限界の水準まで低下することになります。

今いっているPERは東証1部全体のPERです。日経225銘柄だけの今日のPERは21.88倍であり、東証1部全体のPER22.96倍に比べて1倍ポイント低い水準にあります。ということは東証1部全体のPERが5月末に22倍になったときは、日経225のPERは20倍台〜21倍になるわけです。今日の日経平均の水準から5%ないし10%の上昇も可能な理屈です。


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