条件表の設定例   (拡張8)No. 51... 小波動の3段下げ

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                 ●(拡張8)条件表は《カナル24》の「アップデート」からダウンロードできます。


(04.9.1) TOPIX 1135P(+9) 日経 11127円(+45) 11.9億株 (9925億円)

@3段下げについて

株価が上昇トレンドにあるときは、3段上げの2段下げが基準です。逆に株価が下降トレンドにあるときは、3段下げの2段上げが基準です。


「波動」とひとくちでいっても、人により考える波動の大きさ・時間の長さは異なりますが、ここでは「主な株価」が一定のルールで決定した「小波動」を対象にします。(誰でも同じ波動を認識できるから)

図の1925「ハウス」は(L4からH4→H3)へ2段上げをした後に、(H3からL3→L2→L1)へと3段下げをしています。

単純に「2段上げの3段下げ」だから「ハウス」は下降トレンドにあるといってもこの場合は間違いではありません。

3401「帝人」はL4からH3へ大きく上昇した後、(H3からL3→L2→L1)へと3段下げをしています。この場合は「3段下げをしたから下降トレンドにある」とはいえません。

最も重要な上昇波動はL4→H3(新高値である)の大きな波動であり、この波動のスタートのL4を株価が下回らない限り下降トレンドに入ったとはいえないからです。

それはともかく、3段下げをした銘柄をみつけることができたなら、その後は@下降トレンドにあるものでも、2段上げが期待できる。A上昇トレンドにあるものであれば、先の最高値を上回る可能性がある。ということが今日の主題です。


(04.9.2) TOPIX 1137P(+1) 日経 11152円(+25) 12.1億株 (9845億円)

A3段下げの条件表

j 昨日「小波動が3段下げ」をしている銘柄を検索してはどうかといいましたが、その条件表を掲げます。



No.3行に「出来高が100千株以上で買い」の設定がありますが、これはある程度の出来高があったほうがよいのでつけた条件行です。このNo.3行は抹消してもかまいません。

この条件表を使って、東証1部銘柄について、最近10日間の検索をすると、右の33銘柄がピックアップされます。


(04.9.8) TOPIX 1144P(-0) 日経 11279円(-194) 14.9億株 (1兆 868億円)

B上昇(下降)トレンドと3段下げ

「小波動の転換(3段下げ)」の説明が中途半端に止まっていましたので続きを書きますが、ちょっと復習を。

まず9月1日に書いたとおり、小波動が3段下げをしたものはとりあえずの反発があります。ありますが、下降トレンドにあるものを買うよりも、上昇トレンドにある銘柄を買うほうが、その後の上昇巾は大きいと考えられるので、単純に「3段下げをした」からというのではなく、上昇トレンドにあるのか下降トレンドにあるのかを見ておかなければなりません。


9月1日には3段下げをしているが、下降トレンドにある銘柄として1925「ハウス」を、上昇トレンドにあって3段下げをしている例として3401「帝人」を掲げておきました。

思い出すために今日も同じことを書きますが、図の7757「三協精」はaで3段下げを完成し、買いマークを出しています。

この銘柄が上昇トレンドにあるのか下降トレンドにあるのかを知るには、L1,L2,L3の安値だけでなく、L4ときによってはL5までをさかのぼって見る必要があります。

H3が最近の最高値であることは図を見ればわかりますが、最高値をつけるときの小波動は重要です。図では(L4→H3)がそれですが、これを重要波動といいます。なにが重要であるかといえば、L4を下回ると「下降トレンド」に転換したと思われるからです。

7757「三協精」は3段下げをしても、L4の安値を割り込むことはありませんでした。つまり上昇トレンドのなかでaの買いとなったわけです。

図の6976「太陽電」は(L4→L3)の小波動が重要波動です。L4を株価が下抜いたときは下降トレンドになったと判定できます。

ただH4→L4→H3の小波動は小さすぎると考えて、(L5→H4→L4→H3)の2段上げを重視して(L5→H3)を重要波動としても、L5の水準はやはり下回っていますから、どうみてもこの銘柄は下降トレンドにあります。

こういう状況での3段下げであるので、同じ買いマークがついているけれど7757「三協精」のほうがよいということになるわけです。


(04.9.9) TOPIX 1133P(-11) 日経 11170円(-108) 16.4億株 (1兆 606億円)

C上昇トレンドのなかでの3段下げ


「小波動の転換(3段下げ)」の続き。「2段上げの3段下げ」となった銘柄であっても、@最後の上昇波動のスタートとなった水準(ボトム)を、この3段下げで下回ったものは妙味がない。ということをいいました。例としては昨日は6976「太陽電」、9月1日には1925「ハウス」を掲げました。

これに対して、A3段下げをしたのに、最後の上昇波動のスタートとなった水準(ボトム)を下回っていない銘柄は妙味があるといいました。例としては昨日は7757「三協精」、9月1日には3401「帝人」を掲げました。

今日掲げたのはA3段下げをしたのに最後の上昇波動を下回っていない銘柄です。

9303「住友倉」は(L5→H4)と1段の上昇をし、(L4→H3)へ2段の上昇をしています。ピークH3からL3→L2→L1と3段下げをしましたが、最後の上昇波動のスタートのL4を下回らずしてaで買いマークがでました。よい波動の形です。


8114「デサント」も同様です。(L5→H4)と1段の上昇をし、(L4→H3)へ2段の上昇をしています。ピークH3からL3→L2→L1と3段下げをしましたが、最後の上昇波動のスタートのL4を下回らずしてaで買いマークがでました。

どちらも波動の形はよいのだけれど、どちらかを選べとなると、9303「住友倉」のほうでしょう。

図のピンク色の陽線と青色の陰線は、1日の値幅(高値-安値)がその日の株価終値の5%以上あった日です。ピンクは大きく上昇し(陽線重要ポイントという)、青色は大きく下落(陰線重要ポイントという)したことがひと目でわかります。

H3→L1までの3段下げの過程で、9303「住友倉」は1本も青色陰線を出していませんが、8114「デサント」は図のe,d,c,bの4か所で青色陰線を出しています。1日に大きく下げたということは、売り人気になったということで、上昇過程で買ったものを処分している状況です。この銘柄については買うべき材料がほぼなくなったということでしょう。

特にdの青色陰線は@長く、AH3の高値に挑戦しようかというところで売られているので、なかなかキツイ陰線です。以来この陰線を上抜くことはありませんでした。

ということで、9303「住友倉」と8114「デサント」の違いは、「下落中に陰線重要ポイントがない」という点です。


(04.9.10) TOPIX 1126P(-6) 日経 11083円(-87) 24.7億株 (2兆 1003億円)

Dまとめ


「小波動の転換(3段下げ)」のまとめです。3段下げをした銘柄を見つけたら、その前の上昇波動を見ることが大事です。すくなくとも上昇波動は2段上げをしているはずですが、3段下げが完成したとき、前の上昇2段の波動との位置関係をみると、図の3つのパタンに分けられます。
  1. 最後の上昇波動の安値(L4)を下回らなかったもの
  2. 上昇1段目の安値(L5)を下回らなかったもの
  3. 上昇1段目の安値(L5)を下回ってしまったもの
いうまでもなく、a,b,cの順に強いのです。3段下げに限らず、銘柄を検討するときには、現在株価の位置がaなのか、bなのか、cなのかを知っておくことは重要です。aのように下げていないものほど買ってよい銘柄です。


(04.9.13) TOPIX 1138P(+12) 日経 11253円(+169) 15.1億株 (1兆 74億円)

E3段下げ・3段上げ


「小波動の転換(3段下げ)」の条件表を掲げたところ(3段上げ)の条件表も掲げてほしいの要望があったので、掲げます。

(QE拡張8)ファイルのNo.51に3段上げと3段下げを一緒に設定しました。

図のBで売りマークがでます。(L3→L2→L1)とボトムを切り上げ、(H3→H2→H1)とピークを切り上げること3度ですが、上昇波動の場合は4段上げすることも多いので、「3段 上げ」したから直ちに売りと短絡的に考えてはいけません。

真のピークをつけるときは、(L1→H1)のように上昇波動が大きくなっています。(L1→H1)の上げ幅が、(L2→H2)と同じ程度であるときは、まだ楽観人気になっていないので、3段目でピークをつけずにもう1段の上昇(4段目)があることが多いのです。





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