条件表の設定例   (拡張8)No. 42... 主な株価(はらみ)買い

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                 ●(拡張8)条件表は《カナル24》の「アップデート」からダウンロードできます。


(03.10.1) TOPIX 1029P(+11) 日経 10361円(+142) 12.5億株 (1兆3977億円)

9月期末が明けたので、今日の新聞は、@大手銀行の株式含み益が2兆円になった(3月末は1兆2000億の含み損)とか、A大手生保は3兆3000億円の含み益(3月末は2700億円の含み損)になったとか、B大手鉄鋼は含み損が解消して、株主資本は9%増加したとか、の報道がありました。

一昨日から9月期末株価にからんで、東京三菱の中間決算の利益は2〜3倍増、みずほFも2倍増の観測記事がでていましたが、今日はこのことを材料にして大手銀行は軒並みストップ高という有様です。やはり株価は上がらねばなりません。

図はみずほFのグラフです。Aのあたりを基準にしたとき、H1(1180円)は1つ前の高値です。H2(1340円)は2つ前の高値です。H2→H1は切り下がっています。

また図で、L0(979円くらい。この後956円の安値が確定するが)は進行中の安値です。L1(948円)は1つ前の安値。L2(680円)は2つ前の安値です。

みずほFが8月9月に暴騰したスタートはAのあたりでしたが、小波動の関係は「はらみ」でした。

「はらみ」というのは、今回の波動がその前の波動より小さい関係をいいます。 例えば、L1→H1の上昇波動はL2→H2の上昇波動より小さくなっており、L2→L1は切り上げ、H2→H1は切り下げています。L1→H1の上昇波動はL2→H2の上昇波動に包まれています。 H2→L1の下降波動と、H1→Aの下降波動を見ても同じです。H1→AはH2→L1の下降波動に包まれています。

波動の「はらみ」とは「三角保合い」であり、株価の動きが次第に小さくなっていった末に、どこかで上か下に放れることになります。(上に行くのか下にいくのかはわからないが、大勢波動が上昇中であれば上に行く可能性のほうが大きい)

波動の「はらみ」が出てから株価が奔騰する例は多くあります。図のみずほFも奔騰しましたが、4〜6月にかけて実況中継した 1515 日鉄鉱 も「はらみ」から奔騰しました。

H2→H1は高値が切り下がり、L2→L1は安値が切り上がり、さらにL1→L0の安値も切り上がろうとしています。(L0の時点ではまだ切り上がるかどうかは不明ですが)

結局はL0は安値184円で止まって、約2倍化への奔騰を開始したのでした。

小波動の「はらみ」の現象を捉える条件表はどのように設定すればよいのでしょうか。下図のようになります。

  1. No.9行で、H1-H2を計算させ、差が-1円以下であれば「買い」と設定します。(H1のほうがH2より低い)
  2. No.10行で、L0-L1を計算させ、差が1円以上あれば「買い」と設定します。(L0のほうがL1より高い)
  3. No.11行で、L1-L2を計算させ、差が1円以上あれば「買い」と設定します。(L1のほうがL2より高い)

この条件表によって、図のBの位置で買いマークが打たれます。小波動が「はらみ」になっているところを捉えています。


(03.10.6) TOPIX 1068P(+1) 日経 10740円(+30) 16.1億株 (1兆3845億円)

週末のNYダウは9572ドル(+84)と続伸。ナスダックは1880P(+44)と大幅高で、シカゴの日経先物は10930円。これを受けて東京市場は高く寄り付き、30分ほど上昇して10905円まで上昇したのが今日の高値。あとは次第に値を消して日経平均・TOPIXともにわずかなプラスで終わりました。

銀行株は今日も上昇。ハイテク株・自動車株・鉄鋼株など主力株もおおむね上昇。

10月1日に「主な株価」による小波動の「はらみ」の設定のしかたを説明しました。単なる「はらみ」で売買マークをつけると、例に掲げたグラフのように、買いマークが連続して出ることが多くあります。

そこで、今日は、@「はらみ」の条件に加えて、A出来高が増加した(5日出来高倍率が1.5倍以上)、B株価が前日より上昇した(1日前過去比率が2%以上)という条件を付け加えて、買いマークを絞りました。

ところで「主な高値」や「主な安値」を使って、「はらみ」を見つけるとき、「はらみ」には2通りがあることに気づきます。図は左右どちらも 5480 冶金工 のグラフですが、
  1. 左側は10月3日までのグラフです。ここではまだ「主な株価」は安値の表示をしていません。

    だが安値L2→L1→L0(進行中の安値)は切り上がっており、H2→H1は切り下がっています。この段階では「はらみ」であるといえます。

  2. 右側は10月6日までのグラフです。ここで「主な株価」はL1の安値(150円)の表示をしています。

    安値L3(134円)→L2(148)円→L1(150円)は切り上がっており、H2→H1は切り下がっています。明らかに小波動は「はらみ」であす。
このように、@直近の安値が進行中のときの「はらみ」と、A直近の安値が確定している「はらみ」の2通りがあります。 この2通りの「はらみ」を設定したのが次の条件表です。



  1. No.9行〜No.14行までは、L0とL1とL2の関係を見ています。つまり@直近の安値が進行中のときの「はらみ」の設定です。

  2. No.15行では「グループ」の設定をしています。つまりNo.14行までの条件で売買マークを出すか出さないかの決定(Aグループの買い)をし、No.16行以下の条件で売買マークを出すか出さないかの決定(Bグループの買い)をします。2通りの買いマークが出せることになります。

  3. No.16行〜No.22行までは、No.16行で「L0が0円である」の設定があるので、進行中の安値はない(安値は全部確定している)という条件があって、L1とL2とL3の関係を見ています。つまりA直近の安値が確定しているときの「はらみ」の設定です。
これによって、波動の安値が進行中のときの買いも、安値が確定しているときの買いも捉えることができます。上図のグラフの左側は, 直近の安値が進行中の「はらみ」の買い(Aグループの買い)であり、グラフの左川は、直近の安値が確定しているときの「はらみ」の買い(Bグループの買い)です。



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