条件表の設定例   (拡張8)No. 41... 日経レシオケーター

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(03.9.2) TOPIX 1028P(+1) 日経 10690円(+19) 16.3億株 (1兆4559億円)

米国市場は休場だあり、昨日の東京市場の急騰の翌日というのに、活況となりました。寄り付きこそ小安くなったものの次第に押し目買いが入り、前場でザラバ高値10748円(TOPIXは1032P)をつけ、後場は少し下げましたが、続伸。

出来高は16.3億。売買高の1兆4559億円というのは7月初めの奔騰時と同じです。昨日の外国人の寄り前の注文は売りが2690万株、買いが3290万株で、600万株の買い越しであったようです。 今日は2000万株ほどの買い越しらしく、外国証券はNYが休みであろうと(8月の夏休暇もそうだったが)とにかく買い意欲に満ち満ちています。

日経平均の10600円は昨年7月中旬の水準ですが、新日鉄・トヨタ・みずほFのグラフを重ねてみると、@新日鉄は昨年7月の水準をクリア(201円→209円)、Aトヨタもクリア(2995円→3220円)、BみずほFは遠く及ばず(2800千円→145千円)となっています。(02年7月12日→03年8月29日の株価)

今日は銀行株が大きく上昇したので、今日までの銀行株の株価を取り出すと、三菱東京が(892円→711円)、UFJが(298円→361円)、三井住友が(668円→442円)、みずほF(280円→159円)です。

UFJはいち早く昨年7月の水準をクリア(121%の戻り)しましたが、三菱東京(80%の戻り)・三井住友(66%の戻り)・みずほF(56%の戻り)、となお新日鉄・トヨタほどの戻りではありません。

こうみてくると、最近の銀行株の怒涛の上昇の原因がわかるような気がします。日本株買いで、最も出遅れているのが銀行株である。という外国人投資家の認識のようです。

さて日経平均は上昇しているが、その内容は、@出遅れの銀行株、A米国連動のハイテク株、B同じくナスダック連動の通信・IT関連、(少し前はC鉄鋼・非鉄・海運だった)と、株価が高いものが多く、個人投資家にはあまり縁のない銘柄がにぎわっています。

しかしそういう銘柄しか上昇していないわけではないし、いずれ今上昇している銘柄も頭打ちになります。これを追っかけていけば、目先の高値つかみになりかねません。

ここはやはり「上昇トレンドにある銘柄の押し目買い」を励行するしかありません。 4月以来折に触れいっている @条件表No.185の「9日順位相関・9日V相対」を使って、8月13日のお盆から今日までに買いマークを出したものを検索し、A小波動の安値・高値がともに切り上がっている銘柄をピックアップすると、右の24銘柄が出ています。

相場の時流を波乗りするがごとく乗っていくことはナカナカ難しいことです。愚鈍であっても「押し目買い」に徹するほうがよいのでは。

(03.9.3) TOPIX 1033P(+4) 日経 10715円(+25) 14.9億株 (1兆5547億円)

連休明けのNYは9523ドル(+107)と上昇。ナスダックも1841P(+31)と新高値。

東京市場は寄り付き後すぐに10813円のザラバ高値を出したものの高値警戒感が出て、前引けへかけて下落。後場は昨日の終値を挟んでの小動きとなりましたが、結局プラスで引けました。

今日の主役は銀行株とソフトバンク。出来高は14.9億株と少し減ったものの売買代金は昨日より増えて1兆5500億円。

昨日、1年前の日経平均と、@新日鉄、Aトヨタ、BみずほF のグラフを重ねて、みずほFの出遅れがはなはだしいことを見ました。

日経平均とある銘柄の関係を知るには「レシオケータ」を使うと簡単なので、今日はその設定例を掲げます。


「レシオケータ」というのは、
  1. ある時点の日経平均と銘柄の株価の関係を100として、
  2. その後株価の関係がどうなったかを計算します。

  3. レシオケータが110になっていれば、その銘柄は日経平均よりも10%ほど大きく上昇したのであり、
  4. レシオケータが90になっていれば、その銘柄は日経平均よりも-10%ほど上昇が少なかった。
ということになります。

で、いつの日の日経平均と銘柄の関係を基準とするかですが、昨日は今の日経平均の水準と同じ水準であった02年7月12日を基準にしました。
  1. 日足のグラフで、今日の終値10715円に近い値段を見ていくと、
  2. 昨年の7月12日(いまから284日前)が
  3. 10601円でした。 284日前を基準としましょう。次のような条件表を設定します。


  1. No.2行に、(C1001) (加工なし)を設定します。
    「C1001」は日経平均のコードです。「共通銘柄」です。この行の設定によって、どんな銘柄のグラフを描いたときでも、「日経平均」のグラフが重ねて描かれます。

  2. No.3行が今日の目的の行で、(株価) と (C1001) の (284日前) (レシオケータ) と設定します。284日前は今日までのデータでは02年7月12日に当たります。 (明日になればデータが追加されるので、02年7月12日は285日前になります)


  3. 例えば6501 日立 のグラフを描くと右図のようになります。今日のレシオケータは89.9となっています。284日前の日経平均と日立の関係は100でしたが、今日は89.9で、日立は日経平均ほどには上昇していません。(約10%ほど見劣りしている)
284日前の7月12日の株価と今日の株価を比べてみると、日経平均は 10601円→10715円であり、日立は 735円→668円でした。
  1. 当初の日立は日経平均の0.0693倍(735円÷10601円)の値段であったので、
  2. 今日現在もこの関係であるならば、10715円×0.0693=743円になってなければなりません。
  3. ところが今日の株価は668円です。668円÷743円=0.899と、上昇が不足しているわけです。
  4. オシレータは0.899×100=89.9と計算されています。
このようにオシレータを見れば、その銘柄が日経平均に比べて、より強く上昇しているのか、上昇が不足しているのかを知ることができます。

この条件表を使って、「単独検索」の(無条件)で検索すれば、オシレータの一覧表が出来上がります。どの銘柄(業種)がより上昇し、どの銘柄(業種)が出遅れているのかがわかります。


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