条件表の設定例   (拡張8)No.37... TOPIXとの相関

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                 ●(拡張8)条件表は《カナル24》の「アップデート」からダウンロードできます。


(02.11.15) TOPIX 839P(+15) 日経 8503円(+200) 7.3億株

NYは8542ドル(+143)と3日続伸。ナスダックも1411(+50)と大幅続伸。外国証券の寄り付きの成り行き注文は、売りは2490万株、買いは2150万株となり、差し引き340万株の売り越し。

N高から、東京市場も上昇。海外高に加えて、政府が3兆円規模の補正予算を組むという報道も材料となりました。

値上がり銘柄数は904銘柄(値下がりは473銘柄)となって、多くの銘柄は反発しましたが、出来高は億株。売買代金は5600億円で、エネルギー不足が目立ちます。

TOPIXと連動する銘柄を見つけるには、「相関係数」を使います。図は各銘柄とTOPIXの相関を調べるための条件表です。 ある銘柄の前日比較(#%)とTOPIXの前日比較(#%)が関係があるのかないのか。あるとすれば、どの銘柄がTOPIXと同じ動きをしているのかを調べます。



上記の条件表は、A株とTOPIXが、この1年間(250日間)でどれほど似た動きをしたものであるのかを計算します。 TOPIXとよく似た動きをしている銘柄は以下のものです。



@意外なことに、NTTデータが最もTOPIOXの動きと連動しています。ついで大和証G、東海東京、ファナック、京セラ・日立と続きます。 TOPIXと証券株は連動して当然です。また値嵩株の代表であるファナック・京セラが入っているのもわかります。

意外であったのは、NTTデータ・日立で、これらはTOPIXとほぼ同じ推移をしています。(NTTデータ・日立が上昇すれば、TOPIXも上昇し、この銘柄が下落すればTOPIXも下落する)

実務的には、ある銘柄が上昇したとき、翌日のTOPIXが上昇する。ある銘柄が下落したとき、逆に翌日のTOPIXが上昇する。(当日のA株の下落→翌日のTOPIXの下落。当日のA株の上昇→翌日のTOPIXの下落。当日のA株の下落→翌日のTOPIXの上昇。)などの、関係があることがわかれば、その銘柄の動きによって、翌日のTOPIXの動きが推測できます。しかしこれはなかなか難しい。


(02.11.18) TOPIX 823P(-15) 日経 8346円(-157) 7.4億株

週末のNYは8579ドル(+36)と4日続伸。ナスダックは1411(-0)と変らず。外国証券の寄り付きの成り行き注文は、売りが1920万株、買いも1920万株となり、差し引き0。

休日中にいくつかのマイナス材料がでてきました、@日信販の総会屋への利益供与で経営陣8人が逮捕、A大和SMBCでインサイダー取引、B古久根建の破綻。これで上場企業の倒産は29社目。これら企業は売られ、日信販は出来高トップ(5900万株)となって86円(-33)。大和Gも425円(-48)。古久根建は1円(-18)。

ここへもってきて大手銀行の見切り売りは止まらず、UFJは99千円(-9)ととうとう終値で100円割れ。みずほも119千円(-15)。新日鉄が126円(-8)、丸紅96円(-5)、ユニチカ32円(-3)、日立造21円(-5)となって、銀行株と一蓮托生です。

出来高は7.4億株あるものの、いかんせん株価の安い銘柄の出来高が多く、売買代金は4500億円と縮みに縮みました。今日の新安値銘柄は426銘柄となって、10月10日の552銘柄にせまってきましたが、10月10日の出来高は8.8億株、売買代金は6400億円。これでも投げ足りませんが、今日の商いはもっと薄いわけで、今日の下落をもってしても、とうてい底値圏に入ったとは思われません。



今日のA銘柄の動きが、明日のTOPIXの動きを予見しうるのか。それを調べる条件表は上図のものです。昨日と違うのは、No.6線の元データで、今回はA株の前日の過去比率と、TOPIXの当日の過去比率との相関関係を調べます。

相関があるかないかは、青枠の「R」の値でわかります。統計学での相関係数は-1.0〜+1.0の範囲をとりますが、カナルの相関係数はこれを100倍していますから、-100〜+100の数字になります。

+30以上であれば相関がある。すなわちA株が上昇したら、翌日TOPIXが上昇することがまあ多い。A株が下落したら、翌日TOPIXが下落することがまあ多い。ということです。

これは逆の関係であってもかまいません。例えば相関係数が-30のときは、A株が上昇したら、翌日TOPIXが下落することがまあ多い。A株が下落したら、翌日TOPIXが上昇することがまあ多い。ということです。逆の関係であっても、A株の動きを知れば、翌日のTOPIXの動きはその逆になりがちなのですから、TOPIXの動きを予想できます。要するに相関係数が+30以上になるか、もしくは-30以下になる銘柄が見つかればよいのです。

やってみました。しかし相関係数が最大のものは、「金商」の+21.3で、逆の関係にあるのは「近畿車」の-16.8でした。前日いった「NTTデータ」の相関係数77.9には及びもつきません。

つまり明日のTOPIXの動きに先行して動く銘柄はないということです。金商の相関係数+21.3というのは、(20回に1回くらい当たるという程度のものです。) まあこのようなものでしょう。ある銘柄がTOPIXを予見することはできません。



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