条件表の設定例   (拡張8)No.34... ドル換算日経平均・TOPIX

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                 ●(拡張8)条件表は《カナル24》の「アップデート」からダウンロードできます。


(02.7.1) TOPIX 1028P(+3) 日経 10595円(-26) 5.9億株

先週末のNYは9243ドル(-26)と小安く、ナスダックは1463P(+4)とわずかに続伸。NYのグラフはようやく上ヒゲで9日平均線まで戻し、ここで頭を押さえられたという格好ですが、出来高は20.6億株と大商いで、ともかく強弱勢力の交替が進んでいることは確かです。

日銀が6月に短観を発表しました。大企業製造業のDIは-18で、前回の-38から大幅(過去最高の)改善。前回の6月予想は-27でしたから、3か月たってみるとこれも予想を上回る改善となりました。

しかしこれは材料にされず、相場は狭い範囲での小動きに終始しました。出来高は5.9億株、売買代金も5400億円とピーク時の半分。ただ外国証券の朝方の注文は、月曜にもかかわらず多く、売リが2020万株、買いが3200万株で、差し引き1180万株の買い越し。これは6月12日以来の買い越しです。

ドル建ての日経平均では、200日線を割り込んでいませんよ。とか、ドル建ての日経平均のグラフはどうやって描くのか。と相次いで2件のメールを頂戴しましたので、今日はドル建て日経平均について述べます。

ドル建て日経平均は、(日経平均÷円レート)で計算します。週末の日経平均は10621円、円相場は119.56円/ドルであるので、この日のドル建て日経平均は10621÷119.56=88.83ドル、と計算されます。

《カナル2》では、1001 日経平均、1007 東京円 の2つのデータがあるので、この計算をする条件表さえ設定しておけばよいのです。次図が条件表の設定例です。


ひっかかるのは、@とAの行でしょう。

@の「株価」÷「C1007」は日経平均÷円相場の計算をしますが、「C1007」はどのようにして設定すればよいのか?
ANo.7行で@の計算値をX100倍し、No.8行でまたX100倍しているのはなぜか?


まず@の「C1007」ですが、これは「円相場」のコード番号です。条件表の「元データ」や「副データ」欄に、特定の銘柄を指定するときは、「共通銘柄」というものを決めておきます。(この例では1007 円相場を共通銘柄にする)

共通銘柄を決めるには上図の「共通銘柄(S)」ボタンをクリックすると、右図のように「共通銘柄の設定」の画面が現われます。
  1. 共通銘柄Aのコード(共通銘柄Bのコード)欄をクリックし、直接に1007と数字を入れるか、

  2. 右の銘柄一覧表から、1007 東京円 をクリックして、共通銘柄のコードを設定します。


共通銘柄のコードが決まっていれば、図のように「元データ」「副データ」欄に、C1007 などを設定することができます。


AのX100をしているのは、カナルの「1007 東京円」のデータは、119.56円ではなく11956銭になっているので、この調整のために7行でX100倍して、88.83ドルの正しい数値にしています。

しかし88.83ドルをグラフに表示すると小数点以下は無視されてしまうので、No.8行でX100倍して、8883(セント)とした上でグラフにしているわけです。

ドル建て日経平均あるいはドル建てTOPIXは外国人のふところ勘定を表すものですが、株価は200日線の上にあり、75日線の上にあり、わずかに25日線がやや上位にある(それも1日で上抜けそうなほど接近している)と、まるで別のグラフを見ているかのようです。

ドル建てグラフではまだ波動のボトムは底値を切り上げ中であり、上昇トレンドは崩れていません。こういう観点からすれば、今日の外国証券の大幅な買い越しの理由がつくわけです。


(02.7.15) TOPIX 1000P(-19) 日経 10375円(-226) 5.4億株

株式市場の唯一の材料であるNYは5日間続落となって8684ドル(-117)と新安値。ナスダックは1373P(-0)。

こういう時期に、今日なにを焦って買うことがあろうかの思いでしょう。東京市場の出来高はわずかに5.4億株。売買代金も5100億円と縮小しました。出来高が薄いところへ先物が売られて株価は下落。薄商いで株価が下がるのは最も嫌なパターンです。

今日の無気力な下落の原因の1つは円相場が116円20銭といった円高に振れたことですが、円相場は短期的には、株式相場に対してプラスであったりマイナスであったりします。

図の@に時期は円が120円→135円の円安になる過程ですが、日経平均は11000円→9400円へ下落しました。円安はマイナス材料でした。Aの時期は円高になれば日経平均は上昇し、円安になれば日経平均は下落した時期で、これが本来の為替と株式相場の正しい関連です。

Bは現在ですが、円高の進行とともに日経平均はどんどん下落しています。@の円安でも日経平均は下げ、Bの円高でも日経平均は下げる。というのでは、為替は株式市場に対してデタラメな関係にあるといってもよいほどですが、円高・円安の要因を考えねばいけません。

@の円安は、日本株売り→海外資金の引き上げ→円安となったのであり、円安が株安をもたらせたのではありませんでした。Aの円高は日本の景気回復を円相場が表現したもので、景気回復予想→円高すなわち株高です。円高が株高をもたらせたのではありません。

現在のBですが、@の逆の日本株買い→円資金の逼迫→円高となったのではありません。Aの景気回復→円高のリンクでもありません。ひとえにドル安が相対的な円高をもたらせたものです。外国人の日本株買いでも、景気回復の材料でもありません。

それではこの円高は株式市場にどう響くのかですが、しかし日本の株式市場の50%のシェアは外国人が握っていることを思い出して下さい。いかにも日本株は下落していますが、ドル建て日経平均ではたいして下落していません。日経平均が11979円→今日の10375円まで-15.4%の下落をしているのに対し、ドル建て日経平均は96.4ドル→89.3ドルへと-7.4%の下落にしか過ぎません。

同じ時期のNYダウは10353ドル→8684ドル-16.2%の下落です。ドル建て日経平均が最も下落率が小さく、外国人投資家にとってはNYよりも日本株のほうがまだましなわけです、このためドル建て日経平均は200日線の上位にあり、上昇トレンドは崩れていません。



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