条件表の設定例   (拡張8)No.24... 200日線を上抜いた後の押し目

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                 ●(拡張8)条件表は《カナル24》の「アップデート」からダウンロードできます。


(00.6.28) 17370(+91) 7.6億株
日経平均はザラバ・引けともに戻り高値を更新。グラフでは逆張りの売りマークがでましたが、もう少し高値があってから目先波動(2段目)のピークを出しそうです。

株価が200日平均線を上まわってから値が軽くなる。ということを述べてきました。そこで200日線を利用した条件表を設定してみます。目標は図のdの位置で買いマークを出すような条件表です。

図で200日線を上抜いたのはaとbがありますが、これらは200日線を上抜いてもここまでがやっとで、2〜3日後には200日線を下回っています。これでは200日線を上抜いたとはいえません。
  1. 株価はcで上抜いてから11日間200日線より上にあってdに至っていますが、10日以上200日線より上にあれば、200日線を完全に上抜いたといえるでしょう。

  2. 逆に200線を上抜いて50日も100日も経過したものは、すでに相当株価は上昇していると思われますから、条件の@は、「株価が200日線を上抜いてから10日以上経過し、45日までのもの」としましょう。(行No.2〜4)

    条件のAは、少し前には、ある程度の出来高ができているものとして、9日V相対が85以上、9日出来高平均が100千株以上としましょう。(行No.5〜6)

  3. 条件のBは、dのようにやや押し目を作ったときで、25日線からのカイリ率が小さいもの、または9日順位相関が-80以下のものとしましょう。(行No.8と行No.14)

  4. 条件のCは、少し前に、株価が急上昇していないものに限定するために、25日平均線からのカイリ率は25%以上になったものはダメという条件をつけました。(行No.9)



上の条件表のようになります。(この条件表は加工に「グループ」を使っていることと、注目期間に25〜0とか45〜0とかを設定しています。ちょっと高度な条件表の設定です。)

この条件表では、図のような位置で買いマークがつきます。


(00.6.29) 17475(+105) 8.2億株

FOMCが金利を据え置いたことで、NYは10527ドル(+23)。ナスダックも3940P(+81P)と反発。外国証券の朝方の注文は、売り3490万株・買い3940万株で、+450万株の買い越し。

米国が上昇、そごうの再建問題が一応の決着をし、明日はバリュー株を中心にした投信の設定、とよい材料に恵まれて大商いとなりました。ただ値嵩株はまちまちで指数自体は大きくは上げず、日経平均の1日の値動きは130円巾と小さなものでした。日経先物も14000枚しかできていません。

中低位株は大いに買われ、新高値銘柄は135銘柄。出来高8.2億株。

昨日掲載した条件表No.147「200日線上抜き後の押し目」について、いくつか質問をもらいました。ちょうどよい機会ですから、この条件表を手本にして、条件行がどういう意図で設定してあるのかを説明します。



@この条件表で最も特徴的なものは、No.10行に「Aグループ」、No.18行に「Bグループ」と、条件表を2分割していることです。

No.1行〜No.9行までを1つの条件表と考えてください。No.1行〜No.9行に「買い」(「不買」)の条件が設定してありますが、すべての買い条件が満足されたときに、「Aグループ」としての買いマークがでます。

No.11行〜No.15行までを、Aとは別の条件表と考えてください。No.11行〜No.15行に「買い」(「不買」)の条件が設定してありますが、すべての買い条件が満足されたときに、「Bグループ」としての買いマークがでます。つまりこの条件表でグラフを描くと、Aグループの買いあるいはBグループの買いの2種類の買いマークがでるわけです。

条件表の各行の説明をします。(上図ではNo.1行が表示されていませんが、No.1行は、「4本値  加工なし  描画する」という、陰陽足を描画するお馴染みの設定がされています。)



ANo.2行は、「株価の3日平均」を計算しています。
No.3行は、「株価の200日平均」を計算しています。
No.4行は、「No.2線(3日平均)とNo.3線(200日平均)のクロス日数」を計算しています。

株価が200日線を超えて、ある期間(10日以上)は200日線の上位にあって欲しいのですが、株価と200日線を直接比べると、200日線をはさんで上下することがあるので、これを排除するために、3日線と200日線を比べています。

No.4行目に「クロス日数」が10以上・45以下のときに「買い」の条件をつけています。 3日線が200日線を超えた日に、「クロス日数」は+1となり、翌日も超えていれば+2になります。10日連続して超えていれば、「クロス日数」は+10です。No.4行は「No.2線(3日平均)とNo.3線(200日平均)のクロス日数が、+10から+45の間のときに買い」という設定です。

図でピンクの○は3日線が200日線を上抜いた日で、この日の「クロス日数」は+1です。翌日以降も3日線が200日線を上回り、クロス日数が+10になったのが、ピンクの→以降です。→部分はクロス日数の買い条件を満足しています。


BNo.5行は、「出来高の9日平均」を計算しています。
No.5行目に「出来高の9日平均」が100以上のときに「買い」の条件をつけています。出来高は普通千株単位ですから、100以上とは10万株以上ということです。

ここで注意すべきは、「注目」欄に、25 0と設定していることです。「注目」欄は通常は0 0となりますが、これは当日(注目日が0)の日に、「出来高の9日平均」が10万株以上になっているかを判定します。

「注目」欄に、25 0 となっているときは、当日(注目日が0)はもちろん前日(注目日が1)から過去25日の内に(当日もいれて26日間)、「出来高の9日平均」が10万株以上になっていれば買い条件が満足されます。

図では、紺色で描いた26日間の内に、9日平均出来高が520の日がありますから、「買い」となります。


No.6行は、「9日出来高の相対力(V相対)」を計算しています。
「9日V相対」が85以上のときに「買い」の条件をつけています。注目日は25 0と設定されているので、No.5行と同じように、「9日V相対が、過去26日間のうちに、85以上になっていれば買い」という条件になります。

図では、紺色で描いた26日間の内に、9日V相対が90.1の日がありますから、「買い」となります。


CNo.7行は、「株価の25日平均」を計算しています。

No.8行は、「株価と25日平均のカイリ率」を計算しています。
No.8行は、カイリが-10以上・+2以下のときに買いの条件が設定してありますが、この行の注目日は0 0  となっているので、「当日のカイリが-10以上・+2以下のときに買い」ということになります。図ではAのところが当日のカイリ率で、これが-10〜+2の間の数値であれば買いになります。


No.9行は、No.08線について「不買」の条件をつけています。No.8線は「株価と25日平均のカイリ率」ですから、これを使って「買わない」という条件を設定しているわけです。25以上としていますから、「カイリ率が+25%以上になっていれば買わない」。しかも注目日が、 45 0 とあるので、「(当日も含めて)過去46日間の内に、カイリ率が25%以上の日があったときは、買わない」ということです。

Aグループでは、No.4行・No.5行・No.6行・No.8行に「買い」の条件を設定しています。この4つの行がすべて「買い」と判定されたときに、買いマークがでるのですが、No.9行に「不買」の条件が設定されているので、4つの行がすべて「買い」であっても、No.9行で「不買」に該当したときは、買いマークはつきません。
図の紺色の46日間のうちで、カイリ率が最大のものは、Bの日の15.3%です。46日間のうちにカイリが+25以上の日はないので、「買わない」ということにはなりません。(もしカイリが+25%以上の日があれば、他の条件が全部買いとなっていても、「買わない」ということになり、買いマークはでません、)

図でAの日は、No.4行・No.5行・No.6行・No.8行の4行ですべて「買い」になり、No.9行でも「不買」とはならなかったので、買いマークがつきました。翌日・翌々日も買いマークがついています。


(00.6.30) 17411(-64) 8.7億株
NYは10398ドル(-129)。ナスダックも3877P(-63P)と反落。外国証券の朝方の注文は、売り4330万株・買い4850万株で、+520万株の買い越し。

値上がり銘柄数は945、値下がりは319銘柄。年初来新高値銘柄は148銘柄と最高。出来高は8.7億株の大出来高。とこれだけを見れば、日経平均は300円も上昇したのかと思うところですが、さにあらず、-64円とへこみました。


条件表No.147「200日線上抜き後の押し目」の続きです。「グループ」の設定のしかたがわからない、という問い合わせがありました。「グループ」を設定するには、

  1. その行の「加工」欄をクリックすると、
  2. 加工に一覧表が表示されます。
  3. この中に「グループ」がありますから、これをダブルクリックして選択して下さい。




昨日はNo.1行〜No.9行の「Aグループ」について述べました。今日はNo.11行〜No.15行の「Bグループ」について説明します。

「Aグループ」と「Bグループ」の売買条件は、1行を除いて、あとは同じものです。「Aグループ」はNo.8行で、「25日線からの当日のカイリ率が-10%〜+2%の間にあるとき買い」と設定していますが、「Bグループ」はこの代わりにNo.14行で、「当日の9日順位相関が-80以下で買い」としています。この違いだけです。

@No.11行には、「No.04線 の 加工なし」と設定しています。
No.4行は「No.2線(3日平均)とNo.3線(200日平均)のクロス日数」です。Bグループでもクロス日数を買いの条件とするのですが、No.4行ですでにクロス日数は計算されているので、これを使えば簡単で、計算時間が節約できます。

No.11行は、「No.04線 の 加工なし(クロス日数)が、10日以上・45日までのときに買い」と売買条件を設定しています。(AグループのNo.2行〜No.4行の3行を使って設定したクロス日数が、BグループではNo.11行だけで設定できています。)

ANo.12行には、「No.05線 の 加工なし」とし、注目日が25〜0の間に、100以上であれば買いと設定しています。 No.5線はなにかと、No.5行を見れば、「出来高 の 9日平均」です。No.12行はAグループのNo.5行と同じ売買条件を設定しているわけです。

BNo.13行には、「No.06線 の 加工なし」とし、注目日が25〜0の間に、85以上であれば買いと設定しています。 No.6行を見ると、「No.5線(出来高の9日平均)の9日相対力」です。つまり9日V相対です。No.13行はAグループのNo.6行と同じ売買条件を設定しているわけです。

CNo.15行には、「No.08線 の 加工なし」とし、注目日が45〜0の間に、25以上であれば「不買」と設定しています。
このNo.15行は、AグループのNo.9線とまったく同じものです。過去0〜45(当日を含んで46日間)の間に、25日カイリが+25%以上になっている日があると、「買わない」という条件です。

図では、Bの日のマークを調べていますが、この日から過去46日間のうちで25日カイリが最大になっているのはAの日で、カイリ率は+24.4%になっています。+25%以上の日がないので「不買」とはなりませんでした。



DAグループと唯一違う設定のNo.14行には、「株価の9日順位相関が-80以下で買い」と設定しています。注目欄は0 0 となっているので、「当日」の順位相関が-80以下であれば「買い」なわけです。

図ではBの日は順位相関が-80以下になっているので「買い」の条件に合致しています。同時に@No.11行でも「買い」、ANo.12行でも「買い」、BNo.13行でも「買い」であり、CNo.15行の「不買」の条件には合致していないので、Bグループの買い条件のすべてが満足されています。図に買いマークが連続して打たれています。

図のCでも買いマークがついていますが、この日の順位相関は-80以下ではないので、このマークはBグループの条件を満足したものではありません。(AグループのNo.8行の「当日の25日カイリが-10〜+2の間にある」の売買条件に合致しているので、Aグループの買いマークです。)

このように、No.147条件表を使うと、@ABCの条件に合致しており、かつ「カイリ率が-10〜+2」または「順位相関が-80以下」の日があれば、買いマークがつきます。2通りの買いマークがでる(検索ができる)わけです。



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