条件表の設定例   (拡張8)No.13...  日経平均とTOIPXの相関関係

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                 ●(拡張8)条件表は《カナル24》の「アップデート」からダウンロードできます。


(99.6.7) 16475 (+175) 3.8億株
外国人の寄り付き前の注文は、100万株の売り越し。NYが先週末136ドル、ナスダックは+76Pと反発したため、先物から高くなりました。ただし出来高はありません。前引けで16576円と今日のザラバ高値をつけた後は、売りものがちになって引けは+175円高で終りました。

日経平均・TOPIXとも25日線にぶち当たりましたが、この出来高では上抜くことができません。グラフはなかなか微妙なところです。目先の細かな波動では直前の高値を上抜き、上昇転換したといえないことはありませんが、この出来高では上値は追えないことは明白であり、転換の確認は少し慎重に、と思っています。


図のような条件表を設定しました。C1002はTOPIXのことですが、使うときは、銘柄は日経平均を選択して、No.1線とNo.2線で日経平均とTOPIXを重ね描きします。

No.3線では、日経平均とTOPIXの動きの5日相関係数をグラフにします。相関係数は2つの動きが同じか、違いがあるか、どれほどの違いがあるのかを数値で表示します。図の相関係数は100倍されており、+100ならピッタリ同じ動き、-100ならまったく逆の動き、0なら動きは無関係を表します。


日経平均とTOPIXは相場全体の動きを代表する指標ですから、本来両者の動きはよく似ており、 相関係数は通常は+90あたりで推移します。ところが短期的には動きが逆方向にぶれることがあります。図のdは最も反対に動いた日で、相関係数は-40になっています。

相関係数が+75以下のところにa-fの符号を打ちましたが、この後(1〜3日後)に相場は大きく動いていることがわかります。日経平均について見ると、aはその後大幅下落、bは上昇、cは下落。dは急上昇、eも急上昇です。

日経平均がどちらに振れるかは、そのときの目先波動の局面に関係しているようです。aは3日反発した後(下落)、bは8〜9日の下落の後(上昇)、cは5日上昇の後(下落)、dは4連続陰線の後(急上昇)、eも4連続陰線の後(急上昇)となっています。

今日はfにあたりますが、6日反発したことを見れば反落の可能性が高いようです。さてどうなるか。


(99.6.15) 17282 (+93) 5.8億株
外国証券の寄り付き前の注文は売り2400万株:買い2800万株で400万株の買い越し、とやや縮小。前場に今日の高値17339円を出した後、戻り売りに押され、後場は一時17000円割れ。しかしここから買いが入り、プラスで引けました。高値から350円下げて、ここから290円の戻りを見せた事は、17000円は買いゾーンであるとの市場の意見であることがわかりました。

日経平均は17300円でもたついていますが、 TOPIXは1385ポイントで引け、先のピーク1384を終値で抜きましたから、上昇相場入りが確定しました。個別銘柄においても、住友鉱が25日線を上抜いたことによって、定点観測の7銘柄全部が25日線を上抜いて、上昇波動入りを決めています。 日経平均だけが遅れているという状況です。


ちょうど1週前に、「日経平均とTOPIXの相関係数」について述べました。このとき@相関係数が+75以下になった直後には、日経平均が大きく動いていること、A上昇の後に現れたときは下落 、下落の後に現れたときは上昇、するのではないか、B今回は上昇の後にでているが、どうなるのか。といいました。

図のdの日の相関係数は75.9でしたから+75以下ではありませんが、eのように+80以下であれば、その後大下げをしているので、+80以下であれば注目してよいようです。ともかく、dの後は大きく上げたわけで、@の「相関係数が低下した後には大きな変化がある」ことは確認できました。

問題はどちらに動くかですが、今回は上昇したために、Aの上げた後の現象では大下げ、下げた後の現象は大上げとはいえないことになります。(その確率は高いと思いますが)しかし「大きく動く」ということさえわかれば、有効な手が打てます。オプションのコール買い・プット買いです。

《ウェーブ》のユーザーは、aの日の翌日寄り付きで、コールとプットを買い、2日後の引け値で転売したとき、どれほどの利益がでているかを確認してみて下さい。b・c・d・あるいはeにおいても相当な利益がでていることがわかります。(コール・プットのデルタ値を見て、枚数を調整し、デルタニュートラルにすればさらによい結果になります。)私もひとつ賢くなりました。


(99.7.22) 17730 (−527) 5.4億株
外国証券の寄り付き前の注文は、売り3750万株:買い3400万株と1か月半ぶりの-350万株の売り越しとなりました。加えて円相場が118円台ということがあって、寄り付きから売り優勢となりました。前場は-365円安でしたが、後場はさらに売られ-527円と久々の大陰線となりました。

円高とはいいながら、多くの企業は115円を想定しているそうなので、特に悲観するほどのこともなかろうと思うのですが、先駆したハイテク株が調整入りしたことがはっきりして、遅れ馳せながらの利食い売りがドッとでたようです。



7月12日の日経平均とTOPIXとの相関係数が80に近づき、大きな変化があるかと期待しましたが、このときは80を割ることなく正常化してしまいました。

その後7月12日に日経平均はザラバ高値18623円をつけましたが、この日に相関係数は63.9と80を切り、ついで昨日7月21日に再び64.9になって、今日の大幅下げになりました。

やはり相関係数おそるべしです。




今日は高値18221円・安値17665円で、556円巾の大陰線となりましたが、付和雷同して買いついたものが、外国人の売り越しを見ていっせいに売ったというのが、下げの最大の原因であったように思います。少し下げが急でしたが、今日の下げで小勢の2段目の上昇波動が終ったとは考えていません。

図は日経平均にソニー(緑色)と富士通(紺色)を重ねてグラフにしたものです。3月来の中勢上昇波動で相場をリードしたのは、主体は外国人であり、銘柄ではソニー・富士通のハイテク株でした。前回の小勢上昇波動で、ソニー・富士通は4月の初めにピークをつけましたが、日経平均はこれより3〜4週遅れてピークを出しています。

先駆した銘柄が調整入りした後、出遅れ株が買われて日経平均を押し上げ、日経平均はピークを出したわけです。その上昇相場をリードする銘柄がピークを出すと同時に日経平均もピークを出すことはまれで、たいていは先導株が先にピークをだすものです。

先日来、出遅れ株について言ってきたのはこのことです。たぶんソニー・富士通は当面のピークはだしたと思いますが、ここから3〜4週間は出遅れ株が主役になって日経平均を押し上げる動きになるのではないかと思っています。



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