条件表の設定例   (拡張8)No. 9 ... 配当利回りが1%以上

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(99.4.13) 16715 (+207) 6.9億株

懸念されたNYでしたが、前場こそ安かったものの、後場は高くなり新高値の10339ドルとなりました。日経平均は安堵して高く始まり、昨日の下げ巾分の+348円になったところが今日の高値となりました。じりじり下げて結局は+207円高。ハイテク株は昨日の下げを取り戻すことができず、多くは安くなりましたが、低位株の物色は続きました。出来高ベスト10はすべて500円台以下の銘柄でした。

先日言った「未曾有の低金利下では未曾有の金融相場が引き起こされるのではないか」の続きです。今後1年の運用を考えたとき、銀行預金は0.2%の利回りです。100万円を預金して2000円の利息でしかありません。

「鹿島建」は、これまで9円配当を続けてきました。99年3期は不良資産を消却するため巨額の経常赤字を出し、6〜7円に減配するようですが、2000年3月期には元の9円に戻す意向のようです。鹿島建の株価は363円です。3000株買うと110万円ですが、1株につき年間で6円〜7円の配当がつきます。3000株では1万8000円〜2万1000円になります。配当利回りは1.65%(6÷363×100)〜1.92%(÷363×100)です。

鹿島の配当利回りは、銀行預金の0.2%と比較すれば、8倍〜10倍になります。鹿島建が6円配当をするとして、1%の配当利回りでよいと考えるなら、鹿島建の株価は600円になってしかるべきです。金利は低下につぐ低下をしてきましたが、信用リスクが大き過ぎて、配当利回りを基準にして株式を買うことはできませんでした。しかしながら倒産のリスクは次第に小さくなり、金利が上昇する環境下にないとなると、配当利回りが株式投資の1つの柱になってきます。


いまは1%の配当利回りでも、預金に比べれば目を向くような高利回りとなっています。

図は(予想)配当利回りが1%以上の銘柄を選択する条件表です。


東証1部銘柄について検索すると半数以上の銘柄がピックアップされます。預金金利に比べれば、株式は宝の山です。こういうことに預金者が気づき、少々のリスクを取る覚悟を決めて、預金者の反乱の動きがでてくれば、鹿島建の600円や700円は不可能な水準ではありません。

大半の預金者が行動に移ったときは、この金融相場は終焉するのですが、いまはまだ高い山のその登山口を少し登ったところです。


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