1177 チャート事典

  [1177] PER


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意味

業績データを使って、現在の株価が割高か割安かを見る指標には
  1. PER(株価収益率)
  2. PBR(純資産倍率)
  3. 株式益回り
    があります。また企業の資本効率を計る指標として
  4. ROE(株主資本利益率)
があります。

本章は「PER」の使い方を説明します。PERは株価収益率といわれ、株価÷一株利益で計算されます。株価が600円、一株利益が20円のときPERは30倍と計算されます。これは現在の株価は、30年分の一株利益(企業が1年間かけて生み出す)を見込んでいる。先取りして買っているということです。

PERが一体何倍であれば妥当かですが、
  1. 他の銘柄が平均して何倍まで買われているかを知り、
  2. これを基準にして、この銘柄は割高・割安を判断する。
ことが多いようですが、企業の成長性を考慮すると一律に判断はできません。成長性の高い企業は50倍・60倍に買われ、成長性のない銘柄は10倍15倍にしか買われないことがあります。

1株利益が10円の銘柄があるとしましょう。向こう2年間の利益の伸び(成長性)を考えると、2年後の1株利益は以下のようになります。
  1. -10%成長 10円X0.9X0.9=8.1円 (162円=16.2倍)
  2. 0%成長 10円X1X1=10円 (200円=20.0倍)
  3. 10%成長 10円X1.1X1.1=12.1円 (242=24.2倍円)
  4. 20%成長 10円X1.2X1.2=14.4円 (288円28.8倍)
  5. 30%成長 10円X1.3X1.3=16.9円 (338円=33.8倍)
  6. 50%成長 10円X1.5X1.5=22.5円 (450円=45倍) 
  7. 100%成長 10円X2.0X2.0=40.0円 (800円=80倍)
2年後の1株利益を元にして、等しくPER20倍まで買ったときのそれぞれの株価が( )内にあります。 現在の1株利益を基準にして、それぞれの株価がPERで何倍に買われているかがX倍に表示されています。株価は将来の業績を先取りしますから、おそらく( )内のPERが正しく、成長性を考えないでPERが割安とか割高というのは間違っています。

規則 (PER)

元データ業績データ
副データなし
加 工予想一株利益と当日の株価からPERを計算する。(PER=当日株価÷予想一株利益)
パラメータなし
単 位
使用例・PERが30倍以下

計算方法

「PER」で使う一株利益は予想欄にあるものです。株価は当日の株価。

設定例@ PERが25倍以下の設定



設定のポイント
No.3線 業績データの「利益伸び率」を取りだす。利益伸び率が10%以上のとき買い。
No.4線 PERを計算し、紫色で描画する。PERが25倍以下のとき買い。


検索@

この条件表で検索すると、
  1. 利益伸び率が10%以上の銘柄で
  2. PERが25倍以下の銘柄
が検索されます。少なくとも来期の利益の伸び率が10%以上あることを条件につけて、PERが25倍以下としています。(単に25倍以下であれば、減益企業で通常はPER25倍に買われることがない銘柄も検索される。)

グラフ@

PERは株価÷一株利益ですから、株価が変動すればPERも変化します。



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