1155 チャート事典

  [1155] 日付取出し


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その日の日付(最新データから何本目なのか)を取り出す加工には以下のものがあります。
  1. 1155 日付取出・・・ある条件を満足した日の日付(最新データから何本目か)を取り出す。
  2. 1109 当日日付・・・当日の日付(最新データから何本目か)を取り出す。
  3. 1158 ピーク日付・・株価や指数のピークの日付(最新データから何本目か)を取り出す。
  4. 1159 ボトム日付・・株価や指数のボトムの日付(最新データから何本目か)を取り出す。
  5. 1145 G買い日付・・買いマークが出た日の日付(最新データから何本目か)を取り出す。
  6. 1145 G売り日付・・売りマークが出た日の日付(最新データから何本目か)を取り出す。
これら「日付」を取り出すことによって、次のことができます。
  1. その日付から当日まで何日が経過しているのかを知ることができる。(この場合は「当日日付」と組み合わせて使います。)

  2. その日付の他のチャートの計算値を知ることができる。(この場合は「日付数値」と組み合わせて利用します。1156 日付数値 も読んでください。)

意味

図は1826「佐田建」のグラフです。25日線と75日線が描かれています。

(a)でデッドクロスしていますが、この日の25日平均線は127円です。

もし「デッドクロスした日の25日平均の値から60%下落(×0.4倍)になったら買い」という条件をつけるにはどうすればよいでしょうか? 

実際には(b)の日に株価は50円になり、127円から60.6%下落しています。

最も重要なことは(a)の日の25日平均線の値を、(b)の日にわかっているということです。

通常売買マークをだすには、その日のチャートの数値を問題にします。例えば(b)の日のカイリ率が-30%だったから買いとか、(b)の日に9日順位相関が上向いたから買いとか、(b)の日に足型がでたから買いとかです。

この例では(b)の日に関係するのは、(b)の日の株価が50円だったことだけです。重要なのは(a)の日の25日平均線の値が127円であり、したがって(b)の日には127円から-60%以上の下落をしたので「買い」とします。

(b)の日に、@過去の(a)の日の、A25日平均線の値 を知っておかせるには「日付取り出し」と「日付数値」の2つを組み合わせます。
  1. 「日付取出」で、何かの事象が発生した日(例ではデッドクロッスした日)を取り出しておいて、
  2. 「日付数値」でその日のチャートの数値(例ではデッドクロスした日の25日平均線の値)を取り出す。
  3. 「日付数値」の値を加工したり比較したりして売買マークを出す(例では当日終値がデッドクロスした日の25日平均線より-60%下落していれば買い)。

規則 (日付取出)

元データ株価
出来高
信用買残・売残
共通銘柄(終値)
No.1〜150線
副データなし
加 工ある事象が発生した日の日付(最新データを1として何日前に発生したか)を取り出す。
パラメータなし。「以上以下」欄でどのような事象が発生したのかの条件をつける。
単 位不明
使用例・2線がデッドクロスした日
・9日順位相関が90以上になった日・9日回帰曲線が下向きになった日


計算方法

なし。@どのチャートが、Aどのようになったときに、「日付取り出し」をするかを条件表に設定する。

設定例@ 25日線と75日線がデッドクロスした日付を取り出す



設定のポイント
No.3線 25日平均線を計算し、紺色で描画する。
No.4線 75日平均線を計算し、深緑色で描画する。
No.5線 No.3線(25日平均線)とNo.4線(75日平均線)のクロス日数を計算する。
No.6線 No.5線(クロス日数)が1以上・1以下のとき(ゴールデンクロスしたとき)の日付を取り出す。
No.7線 No.5線(クロス日数)が-1以上・-1以下のとき(デッドクロスしたとき)の日付を取り出す。


●「日付取出」は1行(1つのチャート)についての事象しか判断できません。2行以上にわたる事象(例えば、@9日順位相関が-90以下で、A25日平均線が上向いたとき)の日付取り出しはできません。

●日付取り出しする事象は、条件欄に「日付」を設定し、以上以下欄にその事象を設定します。


この条件表を使ってグラフを描画させると、図のようになります。

(a)でデッドクロス(25日線が75日線を下抜く)し、(b)でゴールデンクロス(25日線が75日線を上抜く)していることがわかります。

(a)と(b)の日には、条件表で計算した数値はどうなっていたのでしょうか? メニューの「表示」→「数値リストを表示」で見てみましょう。

次図で(a)の日の「クロス日数」は-1となっています。この日の「日付取出」の数値は30になっています。デッドクロスした日は株価データの最新日から30日前の日だったことを表しています。

(b)の日の「クロス日数」は+1となっています。この日の「日付取出」の数値は46になっています。ゴールデンクロスした日は株価データの最新日から46日前の日だったことを表しています。




「日付取出」だけではどう役に立つのかわからないので、「日付数値」の設定例も説明しておきます。






A「日付数値」の設定例

次の条件表は、上の「日付取出」の条件表にNo.8行とNo.9行を追加したものです。「日付数値」の例です。


  1. No.8行は、@No.3線(25日平均線)の数値、AそれはNo.6線(ゴールデンクロスした日を「日付取出」した日)のものを取り出す。
  2. No.9行は、@No.3線(25日平均線)の数値、AそれはNo.7線(デッドクロスした日を「日付取出」した日)のものを取り出す。

要するに、ゴールデンクロスした日の25日線の数値とデッドクロスした日の25日線の数値を取り出したいわけです。

「日付数値」によってどのような数値を取り出したのか、 メニューの「表示」→「数値リストを表示」で見てみましょう。




上図で
  1. (b)の日の「クロス日数」は+1となっています。この日の「日付取出」の数値は46になっています。ゴールデンクロスした日は株価データの最新日から46日前の日だったことを表しています。
    46日前の25日平均線の値は286円でした。これが「日付数値」によって取り出されます。「av25G」の欄に286円が連続しています。(次のゴールデンクロスが起きるまで286円が続く)

  2. (a)の日の「クロス日数」は-1となっています。この日の「日付取出」の数値は30になっています。デッドクロスした日は株価データの最新日から30日前の日だったことを表しています。

    30日前の25日平均線の値は278円でした。これが「日付数値」によって取り出されます。「av25D」の欄に278円が4日連続しています。(次のデッドクロスが起きるまで278円が続く)

B「日付取出」と「日付数値」の組み合わせ

「日付数値」で取り出した数値を加工することができます。次の条件表は、上の「日付数値」の条件表にNo.10行〜No.13行を追加したものです。「日付数値」を加工して売買条件を設定した例です。


  1. No.10行は、No.8線(ゴールデンクロスした日の25日平均線の値)を1.6倍し、
  2. No.11行で、株価がNo.8線(1.6倍した数値)より高くなったら「売り」の条件を設定しています。(株価がゴルデンクロスした日の25日線より60%上昇したら売り)

  3. No.12行は、No.9線(デッドクロスした日の25日平均線の値)を0.4し、
  4. No.13行で、株価がNo.9線(0.4倍した数値)より安くなったら「買い」の条件を設定しています。(株価がデッドクロスした日の25日線より60%下落したら買い)

図で(a)でデッドクロスしています。この日の25日平均線は127円でした。127円×0.4=50.8円です。

(b)の日の終値は50円でした。50.8円より安くなったので買いマークがでています。





設定例A さまざまな日付の取り出しかた



上図には
  1. (No.4〜No.5行)主な株価がピークの日を取り出す。
  2. (No.6〜No.7行)主な株価がボトムの日を取り出す。
  3. (No.8〜No.9行)過去100日間で出来高が最大の日を取り出す。
  4. (No.10〜No.13行)過去100日間で25日線カイリが最小の日を取り出す。
  5. (No.14〜No.15行)14日K相対が20以下になった日を取り出す。
を設定しています。どのようなグラフで、どのような日付を取り出すのかの例を掲げます。

(1)主な株価のピークやボトムの日を取り出す

図の(a)の日の数値表示に、「高値日」は74、「安値日」は63とあります。

(a)の日から過去を振り返ったとき、主な株価のピークは(b)の日で、これはデータの最新日(を1として)74日前です。

(a)の日から過去を振り返ったとき、主な株価のボトムは(c)の日で、これはデータの最新日(を1として)63日前です。

つまり(a)の日には、小波動のピークの日とボトムの日がわかっているので、これらピーク・ボトムの日のすべてのチャートの数値を知ることができるわけです。
(2)過去100日間で出来高が最高の日を取り出す

図の(a)の日の数値表示に、「出来日」は32とあります。

(a)の日から過去を振り返ったとき、過去100日間で出来高が最高の日は(b)の日で、これはデータの最新日(を1として)32日前です。

つまり(a)の日には、出来高が最高の日がわかっているので、出来高最高の日の、すべてのチャートの数値を知ることができるわけです。
(3)過去100日間で25日線カイリが最小の日を取り出す

図の(a)の日の数値表示に、「カイリ日」は25とあります。

(a)の日から過去を振り返ったとき、過去100日間でカイリ率が最小の日は(b)の日で、これはデータの最新日(を1として)25日前です。

つまり(a)の日には、カイリが最小の日がわかっているので、カイリが最小の日の、すべてのチャートの数値を知ることができるわけです。

(4)14日K相対が20以下になった日を取り出す

図の(a)の日の数値表示に、「rsi日」は64とあります。

(a)の日から過去を振り返ったとき14日K相対が20以下になっていたのは(b)の日です(b'は22なのでダメ)。これはデータの最新日(を1として)64日前です。

つまり(a)の日には、14日K相対が20以下だった日がわかっているので、この日の、すべてのチャートの数値を知ることができるわけです。


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