1151 チャート事典

  [1151] 合致回数


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意味

図は6374 TCMのグラフです。9日順位相関(紫色)を描き、順位相関が-90以下で買い、の売買条件が設定されています。(+90以上で売りの条件もついているがここでは無関係)

買いマークは3か所ありますが、aは1回、bは2回、cは回連続して買いマークが出ています。もし連続して3回買いマークがでたcのところだけに、買いマークをしぼるにはどうすればよいでしょうか。

1つの方法は、条件表の注目期間を利用することです。このときの設定は以下のようになります。

    No.3線で順位相関が、当日(注目期間が0〜0)に-90以下で買いの条件をつけ
    No.4線で順位相関が、昨日(注目期間が1〜1)に-90以下で買いの条件をつけ
    No.5線で順位相関が、2日前(注目期間が2〜2)に-90以下で買いの条件をつける
と、当日・昨日・2日前の順位相関がそれぞれ-90以下のときに買いマークがつきます。

上のグラフと右のグラフを比べて下さい。右図では、順位相関が3日連続して-90以下であったcの日だけに買いマークがついています。

3日程度であれば、注目期間を使って、このような条件を設定することはできますが、「10日連続して」という条件をつけようとするなら、10行にわたって注目期間を設定せねねばならず、この方法では限界があります。

また最近10日間のうちに8回ほど、順位相関が-90以下であるときに買いマークをつけようとすれば、注目期間を利用しての設定はできません。

このために「合致回数」があります。合致回数は
  1. 元データが、(パラメータ)欄で決めた一定期間内(例えば10日間)に、
  2. (以上・以下)欄で決めた数値範囲になった日が何回あるか、をカウントします。
上の注目期間を使った設定と同じことを設定した条件表が、下の設定例@に掲げてあります。



規則 (合致回数)

元データ株価
出来高
信用買残・売残
共通銘柄(終値)
No.1〜150線
副データなし
加 工元データが一定期間に、指定した数値範囲にある回数をカウントする。
パラメータX日間
単 位回(合致した日が何回)
使用例・順位相関の10日合致回数
・短期・中期平均線が50日間に何度もクロスを繰り返す。



計算方法

「合致回数」は、@元データの数値が、A一定期間に、Bある範囲の数値になった日が何回あるうかをカウントします。例では、@9日順位相関が、A3日間のうちに、B-90以下になった日、が何回あるかをカウントしたものです。
  1. No.16の日には、No.18〜No.16の3日間の順位相関の値を調べます。この3日間に-90以下になったのは0回でした。

  2. No.15の日には、No.17〜No.15の3日間の順位相関の値を調べます。この3日間に-90以下になったのは1回(No.15)でした。

  3. No.14の日には、No.16〜No.14の3日間の順位相関の値を調べます。この3日間に-90以下になったのは2回(No.15とNo.14)でした。

  4. No.13の日には、No.15〜No.13の3日間の順位相関の値を調べます。この3日間に-90以下になったのは3回(No.15とNo.14とNo.13)でした。

  5. No.10の日には、No.12〜No.10の3日間の順位相関の値を調べます。この3日間に-90以下になったのは3回(No.12とNo.11)でした。
「合致回数」は、X回を計算するわけです。


設定例@ 3日連続して順位相関が-90以下の設定



設定のポイント
No.3線 株価の9日順位相関を計算し、紺色で描画する。
No.4線 9日順位相関(No.3線)の3日間の合致回数を調べる。合致の条件は、(-99999以上 -90以下)である。
No.5線 -90以下の合致回数(No.4線)が3以上のときに買い。(3日間の合致回数なので、回数は最大で3であるから、3以上で買いということは、3日連続して-90以下であることになる。)



グラフ@

冒頭で、「順位相関が3日連続して-90以下」の条件を、注目期間を利用して設定しましたが、合致回数を利用したものも同じ位置で買いマークをつけています。





設定例A 順位相関が-90以下の日が、5日間のうち3日(3回)あるの設定



設定のポイント
No.3線 株価の9日順位相関を計算し、紺色で描画する。
No.4線 9日順位相関(No.3線)の5日間の合致回数を調べる。合致の条件は、(-99999以上 -90以下)である。
No.5線 -90以下の合致回数(No.4線)が3以上のときに買い。(3日間の合致回数なので、回数は最大で3であるから、3以上で買いということは、3日連続して-90以下であることになる。)

No.4行のパラメータが5となっている以外は、設定例@とまったく同一です。この設定では、5日間の内に順位相関が-90以下の日が3回あればよいのです。5日に3回となると、(○が-90以下、Xがそうでない日とすれば)、○○○XX、X○○○X、XX○○○、○X○○X、○○X○X、など多くのバリエーションがあります。これらを注目期間を使って条件づけることは不可能です。



グラフA

順位相関が-90以下が、5日間のうち3回あれば買い、の条件では、右図のような位置で買いマークがつきます。



順位相関が-90以下になった日と、5日間の合致回数と、合致回数が3回以上あった日の関係は右図のようになります。

@順位相関がNo.56,No.55,No.54で-90以下になっており、3日連続しているので、No.56の日には文句なく買いマークがつきます。

ANo.53,No.52では-90より大きくなっていますが、No.53の日を含む過去5日間のうちにNo.56,No.55,No.54が含まれているので、No.53の日は買いマークがつきます。

B同じくNo.52の日にも買いマークがつきます。

なお操作事典の合致回数の考え方と設定にも、合致回数の設定例(クロス)がありますから、参照して下さい。







設定例B 過去6日間のうちに陰線が5本以上ある設定



設定のポイント
No.3線 株価の始値を取り出す。
No.4線 株価(終値)−始値(No.3線)の計算をする。(計算値が-1以下のときは(終値<始値)なので陰線である。)
No.5線 No.4線が6日間のうちに-1以下であった日をカウントする(合致回数を調べる)
No.6線 No.5線は6日間の合致回数をカウントしている。これが5以上のときに買い。(6日間のうち陰線が5日あった)



グラフB

買いマークがでている日を含めて6日間を見てください。6日間のうち5日は陰線になっています。



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