1128 チャート事典

  [1128] +値割合


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意味

元データは株価や出来高のように、いつもプラスの値であるとは限りません。例えば株価の前日比較(X円高・X円安)はある日はプラス(+15とか)であり、ある日にはマイナス(-3)となります。《カナル24》には、元データの値のプラス・マイナスを判別した上で一定の計算をする加工として
  1. +値割合
  2. +−倍率
  3. +−符号
  4. 絶対値
の4つの加工が用意されています。

「+値割合」は、例えば10日間の元データのうち、プラス値の合計とマイナス値の合計をそれぞれ別に計算し、プラス値の合計が(プラス値の合計+マイナス値の合計)の何%を占めるかを計算します。

図は3405 クラレのK相対力です。最近はこのチャートを相対力指数とよぶことがありますが、これはもともとの相対力指数ではなく、計算を簡略化したものです。13日K相対力は、13日間のうちで前日比がプラスのものを合計し、前日比がマイナスのものを合計して、プラスの合計が全体(プラスの合計+マイナスの合計)の何%を占めるかを計算しています。

正規の相対力と同じように、70%以上で株価が高く、30%以下で株価が安くなっているのがわかります。逆張りのチャートとして利用することができます。









規則 (+値割合)

元データ株価
出来高
信用買残・売残
共通銘柄(終値)
No.1〜50線
副データなし
加 工ある期間のデータ数値がプラスになるものの合計が、全体の何%になるのかの割合を計算する。
パラメータ×日間
単 位%(0〜100%)
使用例・9日勢力線




計算方法

13日K相対力を計算してみましょう。K相対力は「加工」のひとつですが、本章のようにしても計算できます。K相対力は、n日間のうち、前日比で上昇した値巾の合計(A)と前日比で下落した値巾の合計(B)を計算し、A÷(A+B)×100で計算できます。
  1. 前日比を計算します。No.19の前日比は(896-903)=-7です。No.18の前日比は(894-896)=-2です。

  2. No.19〜No.7までの13日間の前日比をみると、プラス値になっているのは、No.15(+20)、No.14(+21)、No.12(+6)の3日で、合計は+47になります。これが(A)です。

  3. No.19〜No.7までの13日間の前日比をみると、マイナス値になっているのは、No.19(-7)、No.18(-2)、No.17(-16)、No.16(-25)、No.13(-23)、No.11(-18)、No.10(-3)、No.9(-7)、、No.8(-22)、No.7(-15)の10日で、合計は-138になります。マイナス符号を取ったものが(B)です。

  4. No.7の日の「+値割合」(K相対力)の値は、47÷(47+138)X100=25.4と計算されます。

  5. No.6の日の「+値割合」(K相対力)の値は、(A)が47、(B)が142なので、47÷(47+142)X100=24.9と計算されます。








設定例@ 別のやりかたでK相対力を計算する設定



設定のポイント
No.3線 株価(終値)の前日比を計算する。
No.4線 前日比(No.3線)の13日間の「+値割合」を計算する。(これがK相対力)紫色で描画する。





グラフ@

図は3405 クラレの「13日K相対力」(紫色)と13日相対力(青色)です。水準の違いはありますが、どちらもよく似た動きをしています。


設定例A 17日勢力線の設定



設定のポイント
No.3線 株価(終値)の5日平均を計算する。
No.4線 株価と5日平均(No.3線)の差を計算する
No.5線 株価と5日平均の差(No.4線)の「+値割合」を計算し、描画する。+10以下で買い。
No.6線 No.5線が+90以上で売り。

グラフA

勢力線は、(株価-n日平均線)を計算します。株価が平均線より高いときはプラスの値になり、株価が平均線より安いときはマイナスの値になります。この一定期間の+値割合が勢力線です。

図は3405 クラレの17日勢力線です。



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