1117 チャート事典

  [1117] 高値傾向線


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意味

図は1332「日水」のグラフです。ここには「60日間の高値傾向線」が表示されています。高値傾向線は「主な株価」が表示する小波動のピークとピークを結んだものですが、次のような決まりがあります。
  1. その時点から過去A日間(この例では60日間)にある最も高いピークを見つける。(図ではBが最高値)

  2. その最高値より新しい日付の小波動のピークを見つける。(図ではC)

  3. ピークBからピークCを結び、これを延長した線を「高値傾向線」と呼ぶ。

  4. 図でわかるように、A日間には、Bというピークがあり、次にBよりも低いCというピークがあるときだけ「高値傾向線」を引くことができます。高値傾向線は必ず右下がりになります。

  5. 高値傾向線(とその延長線)は、その数値を記憶していますから、株価と傾向線のクロス・カイリ率などの計算をすることができます。

  6. 高値傾向線は、次の新しい高値傾向線が引かれるか、より高いピークが表示されるまで有効です。




上図から少し時間が経過して、右図のDの日になったとしましょう。

Dから60日間の最高値はEです。このEの日がピークであるとわかったのはeの日です。

Eが60日間のピークであっても、この場合は「高値傾向線」は引けません。EからDまでの間に小波動のピークがないからです。(高値傾向線は、最高のピークと次の小波動のピークを結ぶから)

Dの時期は、@最高値Eがあるが次のピークがないので高値傾向線は引けない、Aいっぽう以前の高値傾向線(上図)は、右図のEという最高値がeで確定した時点で効力を失う。ということになります。


上図からさらに時間が経過してFの日になったとしましょう。

Fから60日間の最高値は上図と同じくEです。次の小波動のピークはGです。

Gが小波動のピークであることがわかったのはgの日ですが、この日に、Eよりも低いGというピークが確定したので、「高値傾向線」が引けることになります。




規則 (高値傾向線)

元データ株価
副データなし
加 工過去XX日間の最高値と次のピークとを結んで傾向線とする。
傾向線は必ず右下がりになる。
パラメータXX日間(の最高値から傾向線を描く)
単 位
使用例過去20日間の高値傾向線・100日間の高値傾向線・250日間の高値傾向線





計算方法

「高値傾向線」は、次の日に惹かれます。
  1. 過去X日間の最高値(図はA)があって、

  2. 次のピーク(B)が確定した日(b)に傾向線が確定する。

  3. bの日にA-B-b-Cまでの傾向線が引かれるが、傾向線の数値を持つのはbの日以降である。(A-B-b)の間の数値は記憶されません。


設定例@ 60日高値傾向線を株価が上回ったら買いの設定



設定のポイント
No.3線 60日間の高値傾向線を取出す。(パラメータは60日)
No.4線 株価(終値)が高値傾向線を上回った日(上方へクロスした日)に買い。



グラフ@

図のような買いマークが打たれます。
  1. aはAの高値傾線を突破したので買い。

  2. bはaの後いちどAの高値傾向線を下回り、再度突破したので買い。

  3. cは新しい傾向線Bを突破したので買い。



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