1114 チャート事典

  [1114] 陽線重要ポイント


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意味

株価データには@始値、A高値、B安値、C終値の4つの値段があります。その日の陰陽足が長い(大きい)かどうかは、高値と安値の差で計ることができます。

図は1812 鹿島 のグラフですが、特に長い陽線をピンク色で描いています。aは押し目から上昇を開始した位置であり、bは上昇の最後に出現しています。

図では@その日の高値と安値の差が、Aその日の終値の6%以上の値巾がある陽線を「長大陽線(ちょうだいようせん)」と決めて、「陽重要P」の加工を使ってグラフにしましたが、このように長大陽線が明示されていると、グラフを見る際に、以下のようなことがすぐにわかります。
  1. 株価が下げた後で長大陽線が出たときは、上昇開始の信号(あるいは胎動の信号)

  2. 株価が上昇した後で長大陽線が出たときは、上昇の最終場面(天井が近い)

  3. 長大陽線は買い人気が強い日に出るが、この後株価がこの水準を下回ったときは、買い人気が否定されたことになり、従って今後株価は下落する確率が高い。







規則 (陽線重要ポイント)

元データ4本値
副データなし
加 工長大陽線あるいは重要ポイントの水準を取り出す。
パラメータX%(長大陽線かどうかを決める)
単 位円(株価)
使用例・長大陽線を別色で表示する。
・重要ポイント(長大陽線の安値水準)を描画する。
・株価が陽線の重要ポイントを下回ったら売り








計算方法

「陽重要P」は、長大陽線の重要ポイントを取り出します。長大陽線の重要ポイントとは、@通常は長大陽線の日の安値ですが、A前日の高値より当日の長大陽線の安値のほうが高いとき(窓を空けているとき)は、前日の高値を重要ポイントとします。
  1. 図のaの長大陽線の安値は前日の高値より低いので、aの重要ポイントは長大陽線の安値です。

  2. cの長大陽線の安値は、前日のbの高値よりも高いので、cの重要ポイントはbの高値になります。
なお長大陽線であるかどうかの判断は、
  1. aのように窓があいていないときは、(aの高値-aの安値)÷aの前日の終値X100がn%(例えば6%)より大きいどうかで判断します。
    aの高値が650円・aの安値が600円・aの前日の終値が645円のとき、(650-600)÷645x100=7.75%なので長大陽線です。

  2. bとcのように窓があいているときは、(cの高値-bの高値)÷bの終値X100がn%(例えば6%)より大きいどうかで判断します。
    cの高値が510円・bの高値が480円・bの終値が480円のとき、(510-480)÷480x100=6.25%なので長大陽線です。





設定例@ 長大陽線の日を別の色で描画する設定



設定のポイント
No.3線 長大陽線(6%で判断)を取り出す。(数値は重要ポイントを記憶)
長大陽線を「薄紫色」で描画する。


終値の何%の値巾があれば長大陽線と判断するかは、パラメータに設定します。6%とすれば、上下の値巾がそのその日の終値の6%以上の大きさのときに長大陽線と判断します。図では6%とせずに-6%としていますが、描画するときに次のような意味があります。
  1. -6のようにマイナス値を設定したときは、長大陽線の日(だけ)を別の色で描画します。
  2. 6のようにプラス値を設定したときは、次の設定例のように、重要ポイントの水準を折れ線で描画します。


グラフ@

図は1801 大成建です。当日の値巾が前日終値の6%以上の値巾がある日を長大陽線とします。パラメータに-6と設定しているので、長大陽線は「薄紫色」で描画されます。(他は陽線は赤色、陰線は黒色で描画されている)

図では、a,b,c,d,e,f,g,hと8か所が長大陽線になっています。

設定例A 長大陽線の重要ポイントの水準を描画する設定



設定のポイント
No.3線 長大陽線(6%で判断)を取り出す。(数値は重要ポイントを記憶)
重要ポイントの水準を「薄紫色」で描画する。

パラメータ欄は6となっています。プラス値を設定したときは、重要ポイントの水準を折れ線で描画します。

グラフA

図は1801 大成建です。重要ポイントの水準は、
  1. 前日と当日の陰陽足に窓が空いていないときは、長大陽線の日の安値が重要ポイントの水準

  2. 前日の高値より当日の長大陽線の安値のほうが高いとき(窓を空けているとき)は、前日の高値が重要ポイントの水準
ですから、長大陽線が出るたびに重要ポイントの水準は変化します。図の薄紫色の折れ線が重要ポイントの水準です。

図のa,bで株価は重要ポイントの水準を下回っています。aのではすぐに重要ポイント水準の上にでましたが、bでは重要ポイントを下回ってからは下落を続けています。このように陽線の重要ポイントを株価が下回ったときは、上昇波動は終ったと判断します。




設定例B 株価が陽線の重要ポイントの水準を下抜いた日に売りの設定



設定のポイント
No.3線 長大陽線(6%で判断)を取り出す。(数値は重要ポイントを記憶)
長大陽線を「薄紫色」で描画する。(パラメータは-6)
No.4線 長大陽線(6%で判断)を取り出す。
重要ポイントの水準を「紫色」で描画する。(パラメータは+6)
No.5線 株価と重要ポイントの水準(No.4線。No.3線でも同じ)がクロスして何日目かを計算し、はじめてデッドクロスした日(-1以上 -1以下)に売り


No.3線もNo.4線もどちらも、6%の長大陽線の重要ポイントの水準を計算し記憶しています。-6と+6は描画の違いです。(-6は長大陽線の日だけを別の色で描画し、+6は長大陽線の重要ポイントの水準を描画する)

グラフB

長大陽線が出現したら、重要ポイントの水準は定まります。この後新たな長大陽線がでるまでは重要ポイントの水準は同じ値が続きます。新たな長大陽線が出現したら、重要ポイントの水準が決まるので、図のように重要ポイントの水準は水平→上か下かに移動→水平→上か下かに移動→水平、の繰り返しになります。

株価が快調に上昇しているときは、重要ポイントの水準を下回ることはありません。逆に株価が重要ポイントを下回ったときは、株価の上昇トレンドは終ったと判断できます。


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