1103 チャート事典

  [1103] 最大日数


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意味

図は1963 日揮のグラフです。Aの日に株価(終値)は過去100日間で最高値となりました。順張りの最たる手法に「新値につけ」がありますが、図のAからしばらく下押したものの、その後は目をみはるような上昇をしています。

「最大日数」は、一定期間の最大値から当日まで、何日が経過しているかを計算します。図は100日間の株価の最大日数ですが、最大日数は、その日が最大値であるとき0、翌日は+1、その次は+2という値になります。Aの日の最大日数は0で、翌日が最大値でなければ+1、その次も最大値でなければ+2になります。(翌日が最大値になったときは、+1ではなく0になる)

図では、過去100日間の最大値になったところは、実はたくさんあって、
  1. まずbで最大値(新高値)になり、
  2. その後は新高値になっていないので、+1+1,+2,+3,+4,+5と日数が増えていき、Aの前日には+66になっています。つまりbで新高値をとった後、66日間はこの高値を上抜けなかったわけです。
  3. Aで100日間の新高値になり、この日の最大日数は0になります。
  4. Aの翌日も新高値でだったので、翌日の最大日数も0でした。
  5. その次の日は新高値ではなかったで、最大日数は+1になり、次の日は+2となりました。
  6. 最大日数は+15までいき、cで新高値をとったので、0になりました。
このように最大日数をつかんでいれば、いつ新高値になったのか、新高値から何日経過しているのか、を知ることができます。

ここでは株価の最大日数を計算したので、株価の最大値は新高値ということになりましたが、出来高の最大日数であれば、最大の出来高ができてから何日たっているかを知ることができるわけです。(最大日数があれば、この逆の 最小日数があります。)




規則 (最大日数)

元データ株価(ザラバ高値)
出来高
信用買残・売残
共通銘柄(終値)
No.1〜50線
副データなし
加 工ある期間の最大値(最高値)からの日数を示す
パラメータ×日間の最大値からの日数
単 位日・週・月(日数)
使用例・株価の50日間の最大日数
・出来高の150日間の最大日数


計算方法

「最大日数」は、元データが×日のうちの最大値になった日を0とし、そうでないときは+1,+2,+3と日数を増加させるという単純な計算です。

ただし元データが「株価」のときはザラバ高値の最大値をみつけ、そうでないときは元データの最大値を見つけます。(例えば株価の1日平均のときは、平均値の最大値を見つける)出来高はもともと1つの値しかもっていないので、出来高の最大値を見つけます。株価の15日間最大日数を例にします。
  1. No.13の株価(ザラバ高値)は222円で、これは過去15日間の最高値でした。この日の最大日数は0になります。
  2. 翌日No.12の株価は232円で、更に高い株価なので、この日の最大日数も0になります。
  3. 翌日No.11の株価は248円で、更に高い株価なので、この日の最大日数も0になります。
  4. No.10の株価は245円で、新値更新をしなかったので、この日の最大日数は+1になります。
  5. No.9,No.8は新値更新をしたので、この日の最大日数は0になります。
  6. No.7の株価は253円で、新値更新をしなかったので、この日の最大日数は+1になります。以下No.1まで新値更新をしないので、+2,+3,+4,+5,+6,+7となります。











設定例@ 株価が100日間の新高値になったら買いの設定



設定のポイント
No.3線 100日最大日数を計算し、紺色で描画する。最大日数が0のとき買い。
No.4線 最大日数が、1〜14日前の間に0であるときは、「買わない」の不買の条件をつけた。







グラフ@

上記の条件表で、株価が新高値になったときに、買いマークをつけるのであれば、No.3行の設定だけですみますが、これだと連日新高値を取ってきているものは、毎日買いマークがつきます。そこで、昨日から14日前の間に新高値を取っているときは、買いとはしないという条件をNo.4線で付加しています。

これまで過去14日間に新高値をとっていなくて、当日新高値をとった、その日に買いマークがつくわけです。

図の1801 大成建は、A、Bで買いマークがついていますが、単純に新高値をとった日は、c,d,eにもあります。Aですでに買いマークをつけているので、c,dでは買いマークはつかず、同じくBで買いマークがついているので、eでは買いマークがつきません。

もし条件表のNo.4行がないと、単純に100日間の新高値になったときに、買いマークがつきますから、図のようになります。○の箇所で買いマークが連打されています。

設定例A 9日順位相関と9日V相対力のピークがほぼ同じ時期であるとき買いの設定

波動が切り上がっているときの押し目買いの条件です。

設定のポイント
No.3線 出来高が50(千株)以上できていれば買い。
No.4線 9日順位相関を計算し、紺色で描画する。順位相関が(1〜3日前に)-80以下なら買い。(注目日が、3〜1となっている)
No.5線 No.4線(9日順位相関)が前日より3以上上昇していれば買い。(3以上 99999以下)
No.6線 出来高の9日平均を計算する。
No.7線 No.6線(出来高の9日平均)の9日相対力を計算する。これがV相対力。当日から20日前の間に+80以上の日があれば買い。(注目日が、20〜0となっている)
No.8線 No.4線(9日順位相関)の過去40日間の最大値を取った日から何日経過しているかを調べる。
No.9線 No.7線(V相対力)の過去40日間の最大値を取った日から何日経過しているかを調べる。
No.10線 No.8線(順位相関が最大の日からの日数)−No.9線(V相対力が最大の日からの日数)を計算する。この差が-5〜+5の間であれば買い。(ほぼ同じ日に最大値をつけている)
No.11線 1つ前の波動の高値を取出す。(パラメータは1)
No.12線 2つ前の波動の高値を取出す。(パラメータは2)
No.13線 1つ前の波動の高値(No.11線)引く(マイナス)2つ前の波動の高値(No.12線)を計算する。差が1円以上(ということは1つ前の高値のほうが2つ前の高値よりも高い)あるとき買い。
No.14線 0つ前の波動の安値(進行中の安値)を取出す。(パラメータは0)
No.15線 1つ前の波動の安値を取出す。(パラメータは1)
No.16線 0つ前の波動の安値(No.14線)引く(マイナス)1つ前の波動の安値(No.15線)を計算する。差が1円以上(ということは0つ前(進行中)の安値のほうが1つ前の安値よりも高い)あるとき買い。

ポイントは、
  1. 順位相関が-80以下から3ポイント以上上昇したときが買いのタイミングであるが、(No.4線とNo.5線)
  2. 40日以内に大きな出来高が出来ていなければならない。(No.7線)
  3. しかも順位相関が高い日とV相対が高い日がほぼ一致していなければならない。(だいたい5日までのズレである(No.10線)
  4. 主な波動の高値が切り上がっていること。
  5. 主な波動の安値が切り上がっていること。
というところです。なかなか複雑です。


グラフA

上記の条件表のポイントの@〜Dをグラフに明示しました。この5つがOKであった日に買いマークがついています。




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