1102 チャート事典

  [1102] 位置日数


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意味

2つの線がセットになったチャートには
  1. 抵抗帯
  2. ピボット
  3. 定数帯
  4. %巾帯
  5. 偏差帯
  6. ハイロー帯
があります。

図は5001 コスモ石の抵抗帯のグラフです。株価と平均がクロス(ゴールデンクロスかデッドクロス)してから何日経過しているかは、クロス日数で知ることができますが、これは株価と平均線の2つの線の関係です。××帯の場合は株価と上限線・下限線の3本の関係になります。図で、
  1. aの日に株価は上限線を上抜き、
  2. bの日に株価は上限線を上抜き、
  3. cの日に株価は下限線を上抜きましたが、上限線を上抜くにはいたっていません。
株価は@上限線より上位にある、A上限線と下限線の中間にある、B下限線より下位にある。という3つの様相があります。

@Bのように上限線・下限線を突破したときは、株価のトレンドがはっきりしますが、Aはまだトレンドが決まっていない状態です。Aの位置に株価が長い間あるということは、株価が上昇するのに相当の抵抗があることを表しています。株価はこの後、抵抗に屈して反落するか、抵抗に打ち勝って上昇するかどちらかですが、株価が上限線と下限線の間に何日滞在するのかを知る手がかりとして「位置日数」があります。





規則 (位置日数)

元データ株価
No.1〜50線
副データ××帯に限る
加 工元データと帯の位置日数を日数で示す
@元データが上限線より上位にあるとき+1,+2,+3...
A元データが上限線の上位から、上限線と下限線の間に入ったとき-0.001,-0.002,-0.003,...
B元データが下限線の下位から、上限線と下限線の間に入ったとき+0.001,+0.002,+0.003,...
C元データが下限線より下位にあるとき-1,-2,-3...
パラメータなし
単 位日・週・月(日数)
使用例・株価と抵抗帯の位置日数
・株価とピボットの位置日数
・株価と偏差帯の位置日数



計算方法

「位置日数」は、元データと××帯の日数の位置関係の日数をカウントします。

株価と××帯の位置関係は、@D(株価が上限線より上にある)、AB(株価が下限線より下にある)、BAとC(株価が上限線と下限線の中間にある)の3つですが、位置日数では、AとCを区別して、4つの数値で表します。
  1. Aは株価が上限線の上から、上限線を割り込んだ日に-0.001となり、翌日は-0.002、次は-0.003と0.001ずつマイナス値が増加します。

  2. Bは株価が下限線を割り込んだ日に-1となり、翌日は-2、次は-3と-1ずつマイナス値が増加します。

  3. Cは株価が下限線の下から、下限線を上抜いた日に+0.001となり、翌日は+0.002、次は+0.003と0.001ずつプラス値が増加します。

  4. Dは株価が上限線を上抜いた日に+1となり、翌日は+2、次は+3と+1ずつプラス値が増加します。
Aは下げて上限線・下限線の間に入ったとき、Cは上げて上限線・下限線の間に入ったときの違いです。








設定例@ 上から抵抗帯の中に入り15日経過したら買いの設定



設定のポイント
No.3線 抵抗帯を計算し、深緑色で描画する。上限線を印字する。
No.4線 抵抗帯(No.3線)の下限線を印字する。
No.5線 株価と抵抗帯(No.3線)の位置日数が-0.999日〜-0.15日のとき買い。


位置日数が-0.015というのは、株価が抵抗帯の上位から上限線を割り込んでから15日目ということです。16日目は-0.016。100日目は-0.100です。上の条件では、-0.999〜-0.015とあるので、上限線を割り込んでから、下限線よりも上にある期間が15日以上・999以下である設定をしています。



グラフ@

図の1919 エスバイエルは、いったん抵抗帯の上限を突破しましたが、aで抵抗帯の中に入ってしましました。aから15日が経過したbで買いマークがでていますが、むろんこれだけで買えるわけはありません。

しかし株価が下げても抵抗帯の中で15日以上存在したことは、下げの圧力はさほど強くなく、a→bの下げは押し目ではないかと思ってよいでしょう。

その後、株価は抵抗帯の下限を下回ったのですが、これは株価が下げたためというよりも、抵抗帯の下限が上昇したためです。株価自体はbの4日前の安値225円を下抜いていません。

cで株価は上限線を突破し、その後は上昇トレンドになりましたが、bで下値の強さを表明していたことになります。

なおこの例では、株価が上から下げてきて抵抗帯の中に長くいたので、下値抵抗力があると判断しましたが、逆に株価が下から上げてきて、抵抗帯の中に長くいるときは、上値の抵抗は強いと思わねばなりません。










設定例A 下から下限線を上抜いたら買いの設定



設定のポイント
No.3線 株価の75日平均を計算し、紺色で描画する。
No.4線 株価の75日平均線(No.3線)の15%巾帯を計算し、深緑色で描画する。上限線を印字する。
No.5線 15%巾帯(No.4線)の下限線を印字する。
No.6線 株価が15%巾帯の下限線の下から下限線を上回った日に買い。(下から下限線を抜いた位置日数は、+0.001である)
No.7線 昨日まで株価が下限線の下に20日以上いたとき買い。(20日以上株価が下限線より下位にあるときの位置日数は、-99999以上 -20以下。昨日を指定するには、注目期間を1〜1とする。)



グラフA

図は、75日平均線(紺色)とその15%上の上限線(緑色)、その15%下の下限線(緑色)です。

株価はaで下限線を下回り、この日から位置日数は-1,-2,-3となります。bの前日の位置日数は-59であり、なんと59日間も下限線の下にあったのですが、bでようやく下限線を上回りました。この日の位置日数は0.001となります。

株価が下限線を上抜いてきたということは、それまでの異常な売られようが並になったというだけであり、買う根拠ではありません。ただbの買いマークがでる前に、波動の安値が505円→540円に切り上がってきているので、いくらかの反発はあってよいと判断できます。



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