1100 チャート事典

  [1100] クロス日数


目次へ.. 前頁へ.. 次頁へ..

意味

図は4004 昭和電の25日平均線(紺色)と75日平均線(緑色)です。平均期間から、25日線を短期線、75日線を長期線と呼ぶとすれば、図のaまでは、短期線(25日線)が長期線(75日線)より上位にありました。短期線が長期線より上位にある関係を「ゴールデンクロス」の関係にあるといいます。

図のaからbの間は、短期線(25日線)が長期線(75日線)より下位にあります。短期線が長期線より下位にある関係を「デッドクロス」の関係にあるといいます。

「クロス日数」は、2つの線が@ゴールデンクロスしてから何日経過しているか、Aデッドクロスしてから何日経過しているか、を計算します。

ゴールデンクロスしたばかりの「クロス日数」は+1で、翌日もゴールデンクロスしていれば「クロス日数」は+2、次の日は+3となります。図のbのクロスしたばかりの日は+1です。

デッドクロスしたばかりの「クロス日数」は-1で、翌日もデッドクロスしていれば「クロス日数」は-2、次の日は-3となります。図のaのクロスしたばかりの日は-1です。

一般にはゴールデンクロスしたら上昇トレンド入り、デッドクロスしたら下降トレンド入りと判断します。それでは単にゴールデンクロスしたときやデッドクロスした日がわかれば、それでよいかというと、そうではありません。例えば図のAは安値ですが、これはデッドクロスしたaから50日目(クロス日数は-50となっている)であり、Bの高値はbのゴールデンクロスした日から22日目(クロス日数は+22となっている)です。最新日はBの高値以上の値段がついていますが、bのゴールデンクロスした日から40日目です。クロスしてから何日目でボトムとなったり、ピークとなったりしたのかを知ることも重要ですが、「クロス日数」が役立ちます。



規則 (クロス日数)

元データ株価
出来高
信用買残・売残
共通銘柄終値
No.1〜50線
副データ元データと同じ
加 工A線とB線のクロスしてからの日数
A線がB線より上のとき+1,+2,+3...
A線がB線より下のとき-1,-2,-3...
パラメータなし
単 位日・週・月(日数)
使用例・9日平均線と25日平均線のクロス日数
・株価と42日コスト線のクロス日数
・9日順位相関と25日順位相関のクロス日数


計算方法

クロス日数は、2つの数値を比較し、
  1. 元データの数値が副データの数値より大きければ、ゴールデンクロスとして、その日数をカウント(値は+1,+2,+3,+4...)し、
  2. 元データの数値が副データの数値より小さければ、デッドクロスとして、その日数をカウントし(値は-1,-2,-3,-4...)ます。
図は、元データを25日平均線、副データを75日平均線としたときの「クロス日数」の計算値です。
  1. No.15の日までは、25日平均が75日平均よりも大きかったので、ゴールデンクロスの関係にあり、No.15の日はゴールデンクロスしてから38日目(+38)でした。
  2. No.14の日に、25日平均は242.2、75日平均が242.5となって、デッドクロスしました。この日のクロス日数は-1となります。
  3. 翌日No.13もデッドクロスしているので、クロス日数は-2となります。
  4. ようやくNo.14に至り、25日平均は247.0、75日平均が246.3となって、ゴールデンクロスしました。この日のクロス日数は+1となります。









設定例@ デッド・クロスして50日以上経過していたら買いの設定



設定のポイント
No.3線 株価の25日平均を計算し、紺色で描画する。
No.4線 株価の75日平均を計算し、深緑色で描画する。
No.5線 25日線(No.3線)を元データとし、75日線(No.4線)を副データとして、クロス日数を計算する。デッドクロスしてから50以上経過しているとき買いマークを打つ。(クロス日数は、-99999〜-50のとき買い)
No.6線 株価と25日線(No.3線)のカイリ率を計算し、カイリ率が-10%以下のとき買いマークを打つ。(カイリ率は-99999〜-10のとき買い)





グラフ@

図のAで25日線と75日線はデッドクロスしました。BとCで買いマークがついていますが、Bの日のクロス日数は-81であり、Cの日のクロス日数は-90です。

ひとたび25日線と75日線がデッドクロスすると、すぐに株価は底値をだすものではなく、少なくとも40日〜50日の下落があることが多いのです。

上の条件表では、@25日線からのカイリ率が-10%以下、に加えて、Aデッドクロスしてから50日以上経過している、の条件があるので、なかなかよい位置で買いマークがついています。Aの条件がなければこうはいきません。






設定例A 株価が75日平均線を上抜いたら買いの設定



設定のポイント
No.3線 株価の25日平均を計算し、紺色で描画する。
No.4線 株価の75日平均を計算し、深緑色で描画する。
No.5線 株価(終値)と75日線(No.4線)のクロス日数を計算する。ゴールデンクロスしたばかりの日に買いマークを打つ。(クロス日数は、1以上 1以下のとき買い)
No.6線 クロス日数(No.5線)が10日前〜40日前の間に、ゴールデンクロスしたばかりの日があれば買い。(注目日が40〜10としている)
No.7線 クロス日数(No.5線)が1日前〜9日前の間に、ゴールデンクロスしたばかりの日があれば買わない。(買わないという条件は「不買」で設定します。また「注目日を9〜1としている)


上記の条件表は、株価が75日平均線を上抜いた日(クロス日数が1〜1)という条件を3回使っています。
  1. No.5線は、株価が75日線を上抜いた日に買い。
  2. No.6線は、10日前〜40日前の間に、株価が75日線を上抜いた日に買い。
  3. No.7線は、1日前〜9日前の間に、株価が75日線を上抜いた日があれば「買わない」。



グラフA

図は1351 宝幸水のグラフですが、AとBの位置で買いマークがでています。

買い条件の基本は条件表のNo.5線ですが、図のCのように長らく株価が75日線の下にあったものは、1度は75日線に達しても、戻り売りに押されて再下落するものが多いので、No.6線で、少し前(10日〜40日前の間)に一度株価が75日線を上抜いたことがあるもの、という条件をつけてあります。これによってCでの買いが取り除かれます。

No.7線の条件ですが、株価が75日線の近辺にあるときは、今日は75日線を上回った(クロス日数が+1)が、明日はまた下がった(クロス日数が-1)ということが交互におきやすいものです。これを排除するために、最近(1日前〜9日前の間)に株価が75日線を上回っているときは、このような状況にあると見て、買いマークは出さない、という条件をつけています。これによって図のDが排除されています。

図のBの買いマークを見ると、
  1. Bの日に株価は75日線を上抜いた。(No.5線の条件)
  2. Bの日から10日前〜40日前の間(図のa注目の期間)に株価が75日線を上抜いたことがある。(No.6線の条件)
  3. Bの日から1日前〜9日前の間(図のb注目の期間)に株価が75日線を上抜いたことがない。(No.7線の条件)
とすべての条件を満足しているので、買いマークがでたわけです。



目次へ.. 前頁へ.. 次頁へ..