1093 チャート事典

  [1093] %巾帯


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意味

グラフは5331 ノリタケの「%巾帯」です。図の@紺色の線は75日平均線で、A上下の青色の線は、75日線より15%高い線(上限線)と75日線より15%安い線(下限線)、Bさらに外側の紫色の線は、75日線より30%高い線(上限線)と75日線より30%安い線(下限線)です。AとBのそれぞれは、上下2つの線を合わせて「%巾帯」といいます。

このように2つの線がセットになっているチャートには、 抵抗帯ピボット定数帯%巾帯偏差帯ハイ&ロー帯があります。

株価が平均線からどれだけ離れているかを計算するチャートに、カイリ率 があります。カイリ率の説明で、75日線からのカイリ率が平均的に最も放れるのは、高いほうは28.8%、安いほうは-22.5%でした。

図では+15%と-15%の水準と+30%と-30%の水準に%巾帯が描かれているわけですが、15%・30%というのはなかなかよい買い場や売り場を提供してくれます。
  1. aでカイリ率は-15%のところで安値を出し、ここから上昇を開始。
  2. bは+15%ですが、この水準は窓を空けて突破しました。((aからの期間がまだ短い)
  3. cは+30%の水準です。ここで上昇は頭打ちになりました。(aからの上昇期間は53日〜59日)
  4. cから反落の後、出直り、dで新高値をとりましたが、dは+15%の水準。
といったように、+15%、+30%の「%巾帯」はなかなか参考になります。






規則 (%巾帯)

元データ株価
出来高
信用買残・売残
共通銘柄終値
No.1〜No.150線
副データなし
加 工あるチャートの上下に一定の割合(%)を加減して帯を描く(上下2つの線の値を計算する)
パラメータ×%
単 位元データと同じ単位
使用例・25日平均線の10%巾帯
・75日平均線の15%巾帯





計算方法

%巾帯は「帯」ですから、上下2本の線があります。2本の線を上限線・下限線とすると
基準の値は、株価でも、25日平均線でも、50日コスト線でもよいのです。

また出来高を基準にするときは、上限線は基準出来高+n%、下限線は基準出来高-n%、になります。要するに何かの値に一定の%(割合)を加えたものを上限線、一定の%を減じたものを下限線とします。

図は、株価の75日平均線を基準にした、15%巾帯です。
  1. No.15の日の75日平均線の値は601円なので、この+15%を加えた691円が上限線になり、-15%を引いた510円が下限線になります。

  2. 同様にして、No.14の日の75日平均線の値は603円なので、この+15%を加えた693円が上限線になり、-15%を引いた512円が下限線になります。




設定例@ 10%幅帯と30%幅帯の設定



設定のポイント

No.3線 株価の75日平均を計算し、紺色で描画する。
No.4線 No.3線(株価の75日平均)を基準値として、15%巾帯を計算し、青色で描画する。上限線の値を「印字」する。
No.5線 %巾帯は上下2本の線から成り立っていますが、「印字」を「する」と設定したときは、上にある線の値を表示します。もし下限線の数値を見たいときは、No.5行のように、「帯下値」を使います。
No.6線 No.3線(株価の75日平均)を基準値として、30%巾帯を計算し、紫色で描画する。上限線の値を「印字」する。
No.7線 %巾帯は上下2本の線から成り立っていますが、「印字」を「する」と設定したときは、上にある線の値を表示します。もし下限線の数値を見たいときは、No.7行のように、「帯下値」を使います。





グラフ@

75日平均線の15%と30%巾帯

5393 ニチアスの15%と30%の%巾帯のグラフです。%巾帯は株価が+15%とか+30%へ上昇したら売り。株価が-15%とか-30%へ上昇したら買い、といあったような逆張りとしても使えます。

この際に注意すべきは、75日平均線の向きで、
  1. トレンドが上昇中は、-15%で買い、+15%超(+20%とか+30%とか)で売り

  2. トレンドが下降は、-15%超(-20%とか-30%とか)でで買い、+15%で売り
のように、買い・売りの基準を変えなければなりません。

図のa,b,cは上昇トレンドにあるので、+30%近辺が売り場になっており、d,e,gは下降トレンドにあるので、-15%をやや超えた-20%近辺で安値を出しています。fも下降トレンドにあるので、+15%での売りが正解でした。



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