1092 チャート事典

  [1092] 定数帯


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意味

グラフは5331 ノリタケの30円巾定数帯です。図の紺色の線は25日平均線で、上下の青色の線は、25日線に30円を加えた線(上限線)と25日線から30円を引いた線(下限線)です。この上下2つの線を合わせて「定数帯」といいます。

このように2つの線がセットになっているチャートには、 抵抗帯ピボット定数帯%巾帯偏差帯定数帯があります。

図の25日線を使って、株価が25日線を上抜いたら買い、下抜いたら売り、と決めたとき、図の赤丸のあたりでは、今日買いになったかと思えば明日は売りになる、といったふうで、買い・売りの方針が決まりません。

これは、当時の株価が、売買を決定する25日線に接近しているためです。そこで、25日平均線に上下30円の余裕を与え、株価が25日平均線より30円ほど上回ったら買い、30円ほど下回ったら売りとするなら、このめまぐるしい売買決定から逃れることができます。(ただし決定の時期は遅れる)

ある基準値(この例では25日平均線)に一定数値を加えたものが定数帯の上限線で、一定数値を引いたものが定数帯の下限線です。定数帯の見方・使い方は以下の通りです。
  1. 株価が上限線を上回ったときは上昇相場
  2. 株価が下限線を下回ったときは下降相場

    定数の巾を大きくとれば、
  3. 株価が上限線に達したときは売り
  4. 株価が下限線に達したときは買い

    といった逆張りの使い方もできるでしょう。


規則 (定数帯)

元データ株価
出来高
信用買残・売残
共通銘柄終値
No.1〜No.150線
副データなし
加 工あるチャートの上下に一定の値を加減して帯を描く(上下2つの線の値を計算する)
パラメータ×円(株)
単 位元データと同じ単位
使用例・25日平均線の100円巾帯
・株価を1日先行したものの10円巾定数帯を描画




計算方法

定数帯は「帯」ですから、上下2本の線があります。2本の線を上限線・下限線とすると
基準の値は、株価でも、25日平均線でも、50日コスト線でもよいのです。

また出来高を基準のするときは、上限線は基準出来高+n株、下限線は基準出来高-n株、になります。要するに何かの値に一定の数値を加えたものを上限線、一定の数値を減じたものを下限線とします。

図は、株価の25日平均線を基準にした、30円巾定数帯です。
  1. No.10の日の25日平均線の値は622円なので、これに+30した652円が上限線になり、-30した592円が下限線になります。

  2. 同様にして、No.9の日の25日平均線の値は623円なので、これに+30した653円が上限線になり、-30した593円が下限線になります。






設定例@ 30円幅定数帯の設定



設定のポイント
No.3線 株価の25日平均を計算し、紺色で描画する。
No.4線 No.3線(株価の25日平均)を基準値として、30円巾の定数帯を計算し、青色で描画する。上限線の値を「印字」する。
No.5線 定数帯は上下2本の線から成り立っていますが、「印字」を「する」と設定したときは、上にある線の値を表示します。もし下限線の数値を見たいときは、No.5行のように、「帯下値」を使います。








グラフ@

25日平均線の30円巾定数帯

5334 特殊陶の30円巾定数帯のグラフです。特殊陶は株価が1500円〜1900円ですが、ここへわずかに30円巾の緩衝地帯を設けることで、かなりのいダマシが防げています。

c,dで、株価が定数帯の上限線を上抜いたので買い、とすると、2度ともダマシにあっていますが、cからdの間に、株価が25日平均線を何度上下したか(そのたびにダマシにあっている)を見れば、30円巾の定数帯は、その役割を十分に果たしています。



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