1090 チャート事典

  [1090] 抵抗帯


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意味

一目均衡表(いちもくきんこうひょう)では以下の4つの線をグラフにします。
  1. 遅行線 (計算値を後(過去)へずらす)
  2. 転換線 (9日間の仲値)
  3. 基準線 (26日間の仲値)
  4. 抵抗帯 (52日間の仲値の先行と転換線・基準線の先行)
グラフは5331 ノリタケ の一目均衡表です。今日の株価を基準にしてみると、 ことがわかります。このように均衡表では、ある線を過去にずらしたり、将来へ先行したりします。

抵抗帯(一目均衡表)は2本の線によって作成されます。
  1. 片方の線:52日間の株価の高安の仲値を26日先行
  2. 他方の線:基準線と転換線の平均を26日先行
  3. 抵抗帯は2本の線で帯を作りますが、2本の線はときに交差して、上下の位置が反対になります。

抵抗帯の見方は以下の通りです。
  1. 株価が抵抗帯を上回ったときは上昇相場
  2. 株価が抵抗帯を下回ったときは下降相場
  3. 上昇相場中は抵抗帯は押しの限界
  4. 降相場中は抵抗帯は戻りの限界






規則 (抵抗帯)

元データ株価
副データなし
加 工抵抗帯を計算する(上下2つの線の値を計算する)
パラメータなし
単 位円(株価の単位)
使用例・抵抗帯を描画



計算方法

抵抗帯は「帯」ですから、上下2本の線があります。2本の線を仮に「抵抗帯1」、「抵抗帯2」とすると、
  1. 抵抗帯1は、基準線と転換線の平均を26日先行
  2. 抵抗帯2は、52日間の株価の高安の仲値を26日先行
です。すでに転換線基準線については、説明しましたが、転換線とは、9日間の株価のザラバ高値とザラバ安値の半分(仲値)をつらねたものです。基準線とは、26日間の株価のザラバ高値とザラバ安値の半分(仲値)をつらねたものです。

抵抗帯1は、
  1. 転換線と基準線を計算し、
  2. この転換線と基準線の平均値((転換線+基準線)/2)を計算し、
  3. これを26日先(当日を1日目と数える)にずらします。
図で、No.30の日の9日仲値(転換線)は213円、26日仲値(基準線)は225円になっています。この日の転換線と基準線の平均は、「9+26」欄にあるように、219円です。これを26日先(No.30から数えて26日目)のNo.5の日に先行させると、「抵抗帯1」の線になります。

抵抗帯2は、
  1. 52日間の仲値を計算し、
  2. これを26日先(No.30から数えて26日目)のNo.5の日に先行させると、「抵抗帯2」の線になります。
図で、、No.30の日の52日仲値は228円ですが、これを26日先(No.30から数えて26日目)のNo.5の日に先行させると、「抵抗帯2」の線になります。


設定例@ 抵抗帯と帯下値の設定



設定のポイント
No.3線 抵抗帯の設定には、パラメータは不要です。抵抗帯を緑色で描画する。
No.4線 抵抗帯は上下2本の線から成り立っていますが、「印字」を「する」と設定したときは、上にある線の値を表示します。もし下の線の数値を見たいときは、No.4行のように、「帯下値」を使います。

グラフ@

抵抗帯の見方は以下の通りです。
  1. 株価が抵抗帯を上回ったときは上昇相場
  2. 株価が抵抗帯を下回ったときは下降相場
  3. 上昇相場中は抵抗帯は押しの限界
  4. 降相場中は抵抗帯は戻りの限界
図は2288 丸大食のグラフですが、aは抵抗帯の上限で頭を打ち、bは下限が戻り一杯になっています。

cは上限で頭打ちになっていますが、上限の線が水平になっていますから、これを上抜いてきたときは、上昇トレンドに入ったと見てよいでしょう。(抵抗帯が下降中に上抜いても、再び株価は崩れることが多い)









設定例A 抵抗帯の代用の設定



設定のポイント
No.2線 抵抗帯1を計算するために、9日仲値(転換線)の設定をする。
No.3線 抵抗帯1を計算するために、26日仲値(基準線)の設定をする。
No.4線 転換線(No.2線)と基準線(No.3線)を合計する
No.5線 No.4線を2で割って、転換線と基準線の平均を計算する。
No.6線 抵抗帯2を計算するために、52日仲値の設定をする。
No.7線 No.5線を25日先行させると、抵抗帯1になる。(26日先行ではない)
No.8線 No.6線を25日先行させると、抵抗帯2になる。(26日先行ではない)






グラフA

代用の抵抗帯のグラフは右のようになります。このような設定をしたのは、抵抗帯1と抵抗帯2の数値を明確に知りたいためです。

設定@でも、抵抗帯の上限線・下限線の値はわかりますが、「抵抗帯」を「印字する」の設定では、抵抗帯1か抵抗帯2のうち、上位にあるものが表示されますから、表示された数値は抵抗帯1のものか抵抗帯2のものかは分かりません。

本例のようにすれば、抵抗帯1・抵抗帯2それぞれの数値がはっきりします。

なお2つの線がセットになったチャートには
  1. 抵抗帯
  2. ピボット
  3. 定数帯
  4. %巾帯
  5. 偏差帯
  6. ハイロー帯
がありますが、これらのチャートだけが「位置日数」(計算値とXX帯の位置関係が始まったときからの日数を計算)の加工が使えます。







設定例B 株価が抵抗帯を突破したら買い・売りの設定



設定のポイント
No.3線 抵抗帯の設定には、パラメータは不要です。抵抗帯を緑色で描画する。
No.4線 抵抗帯は上下2本の線から成り立っていますが、「印字」を「する」と設定したときは、上にある線の値を表示します。もし下の線の数値を見たいときは、No.4行のように、「帯下値」を使います。
No.5線 株価が抵抗帯の上限線を上抜いた日に買い。(位置日数は、1以上 1以下となる)
No.6線 株価が抵抗帯の下限線を下抜いた日に買い。(位置日数は、-1以上 -1以下となる)





グラフB

a,b,cで株価(終値)は抵抗帯を上につき抜けたので買いマークが、dで下に突き抜けたので売りマークがついています。



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