1089 チャート事典

  [1089] フィボナッチ日柄


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意味

図は1812「鹿島」の波動と「フィボナッチの日柄」です。波動の折れ線は1072 主な日柄によって描画したものです。

ピークとボトムが決定されると、(ピークとボトム)(ピークとピーク)(ボトムとボトム)などの日柄を取り出すことが可能になります。

フィボナッチの日柄は次のようにして決まります。
  1. ピークH1とピークH2の日柄を1.618倍した日柄をピークH2から先に延ばす。その先端の日を予想転換日とする。

  2. ボトムL1とボトムL2の日柄を1.618倍した日柄をボトムL2から先に延ばす。その先端の日を予想転換日とする。
図の青色の水平線が「フィボナッチ日柄」です。図の符号を使って説明します。
  1. 図の(a)と(c)がボトムです。この間の日柄は20日(aとcの日を含む)あります。これを1.618倍すると32.36日になります。四捨五入すると32日です。ボトム(c)から32日目が赤色の(C)の日です。ボトム(e)の4日前に当たります。

  2. (b)と(d)がピークです。この間の日柄は23日(bとdの日を含む)あります。これを1.618倍すると37.2日になります(四捨五入して37日)。ボトム(g)の3日後に当たります。

  3. 図の(c)と(e)がボトムです。この間の日柄は36日。1.618倍すると58.24日(四捨五入して58日)。ボトム(e)から58日目が赤色の(E)の日です。図にはないがピーク(j)のわずか1日前に当たります。

  4. (d)と(f)のピークの間の日柄は31日。1.618倍すると50.15日(四捨五入して50日)。ピーク(f)から50日目が赤色の(F)の日です。ピーク(j)のわずか3 日前に当たります。
フィボナッチ数列は、1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233のように前2つの数字の合計が次の数字になります。そして隣あった数字どおしの比率は一定です。例えば55と89は(55÷89=0.618、89÷55=1.618)だし、89と144は(89÷144=0.618、144÷89=1.618)です。0.618倍とか1.618倍は均整のとれた割合であるとされています。これを日柄に応用したのが「フィボナッチ日柄」です。

株価の波動(ピーク・ボトム)を決定することができる「加工」は次の2つです。
1070 主な株価・・・株価のザラバ高値・安値を含めた波動を決定する。
1074 IR高安 ・・・株価のザラバ高値・安値を含めた波動を決定する。
以上のどれかによって波動が決定されていれば、その日柄を利用して売買マークを出すことができます。
1086 固定日柄・・・株価波動のピークやボトムから転換日の見当をつける
1087 均衡日柄・・・株価波動のピークやボトムから転換日の見当をつける
1088 ラリーW日柄・・・ラリー・ウィリアムズの日柄(波動間の日柄の1.28倍)
1089 フィボナッチ日柄・・・波動間の日柄の1.618倍

規則 (フィボナッチ日柄)

元データ@「主な株価」を設定している行No.
A「IR高安」を設定している行No.
副データ 
加 工予想転換日をグラフに表示する。

日柄のスタート日であるピーク・ボトムの日には日柄(日数)を記憶し、予想転換日にあたる日には「5000」という数値を記憶する。
パラメータ×倍 (日柄を何倍するか)
「0倍」と指定すると、デフォルトの1.618倍になる。
「2.15倍」といった数字を設定すると、その倍率(2.15倍)が日柄に掛けられる。
単 位@日柄のスタート日であるピーク・ボトムの日には日柄(日数)を記憶する。
A予想転換日にあたる日には「5000」という数値を記憶する(同じ日に予想転換日が重なるときは10000(2つ重なったとき)、15000(3つ重なったとき)のように5000ずつ数値が増加する。)
Bスタート日と予想転換日が重なるときは、日柄+5000(例えば5024)の数値を記憶する。
使用例「1070 主な株価」による波動を使って「フィボナッチ日柄」を表示する
「1074 IR高安」による波動を使って「フィボナッチ日柄」を表示する
「買い」「売り」などの売買条件を設定することができる。


計算方法

1088 ラリーW日柄1089 フィボナッチ日柄も計算といえるほどのことはしていません。単純にピークとピークまたはボトムとボトムの間の日柄をカウントし、これに一定の倍率を掛けて、予想転換日を決定します。

ただ予想転換日をスタートさせる位置が異なっています。「ラリーW日柄」は(a-b)の日柄×1.28を(c)からスタートさせるのに対して、「フィボナッチ日柄」は(a-b)の日柄×1.618を(b)からスタートさせます。

「フィボナッチ日柄」は、
  1. ピーク・ボトムの日に日柄(日数)
    右表の(e,f,g)の日はスタート日であるので日柄を記憶している。

  2. 予想転換日に5000とか10000とか、(ピーク・ボトムと重なったときは5021とか)の数字
    右表の(A,B,C,D)は予想転換日なので、5000を記憶している。

  3. スタート日と予想転換日が重なったときは、日柄(24日)+5000= 5024のような数字

  4. それ以外の日は「0」
を記憶しています。(1088 ラリーW日柄を参照)これらの数字を利用すると売買マークを出すことができます。

設定例@ フィボナッチ日柄の予想転換日に売買マークを出す設定



設定のポイント
No.2線 元データを「4本値」としているので「主な株価」が決定した波動を折れ線で描画する。
元データを「株価」としたときは「主な株価」だけを表示する。
No.3線 元データは「主な株価」または「IR高安」を設定している行No.に限られる。
パラメータを「0」としたので、日柄は(デフォルトの)1.618倍される。
5000以上のとき買い(5000以上の数値があるのは予想転換日に当たる日)。
No.4線 「1本前の主な高値」(ピーク)の日を取り出す。ピークより15日以上経過していれば買い。15
No.5線 「1本前の主な安値」(ボトム)の日を取り出す。ボトムより15日以上経過していれば売り。
No.6線 「1本前の主な安日」マイナス「1本前の主な高日」を計算する。もしボトム(No.5線)→ピーク(No.4線)の順にあるときは計算値は+1以上になり、ピーク(No.4線)→ボトム(No.5線)の順にあるときは計算値は-1以下になる。
「+1以上なら買い」はボトム(No.5線)→ピーク(No.4線)→ボトム進行中 の順番になっていると推測されるから「買い」とする。
No.7線 元データのNo.3線は「フィボナッチ日柄」の数値。5000以上なら売り。
No.8線 No.6線は、「1本前の主な安日」マイナス「1本前の主な高日」を計算している。 「-1以下なら売り」はピーク(No.4線)→ボトム(No.5線)→ピーク進行中 の順番になっていると推測されるから「売り」とする。

グラフ@

買いの場合は直前のピークから15日以上経過していることの条件がつき、売りの場合は直前のボトムから15日以上経過していることの条件がついているので、すべてのフィボナッチ日柄の予想転換日に売買マークが出るわけではありません。

図では(a)はピークから15日以上経過していたので買いマークがつき、(b)はボトムから15日以上経過していたので売りマークが出ています。

(c)(d)(e)はピークあるいはボトムから15日以内であったので売買マークはでていません。

設定例A フィボナッチ日柄の予想転換日にK相対力の水準で売買マークを出す設定



設定のポイント
No.2線 元データを「4本値」としているので「主な株価」が決定した波動を折れ線で描画する。
No.3線 パラメータを「0」としたので、日柄は1.618倍される(デフォルトの値と同じ数字)。
過去3日以内に(注目日を2〜0としている)、5000以上のとき買い(5000以上の数値があるのは予想転換日に当たる日)。
No.4線 13日K相対力を計算し、深緑色で描画する。
(1日前〜0日前)に25以下なら買い。
No.5線 No.3線は、フィボナッチ日柄を計算している。 (2日前〜0日前)に5000以上なら売り。
No.6線 No.4線は、K相対力を計算している。 (1日前〜0日前)に75以上なら売り。
No.7線 13日K相対力(No.4線)の「25」の水準に青色の水平線を描画する。(K相対が25以下になっているかどうかを明示するため)
No.8線 13日K相対力(No.4線)の「75」の水準にピンク色の水平線を描画する。(K相対が75以上になっているかどうかを明示するため)

グラフA

図のような位置で売買マークがでます。

細かな波動のピーク・ボトムは捕らえていませんが、13日K相対の条件によって大きな波動のピークとボトムを捕らえています。


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