1086 チャート事典

  [1086] 固定日柄


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意味

図は1001「日経平均」の波動と波動の日柄です。これは1072 主な日柄によって描画したものです。日柄以下の4段に分けて表示されています。

@安値―高値(a-bは9日)
A高値―安値(b-cは5日)
B高値―高値(b-dは30日)
C安値―安値(a-cは13日)

1波動の日柄だけを見ると、
(上昇波動)は、@(a→b)が9日、A(c→d)が26日、B(e→f)が7日、C(g→h)が9日、D(i→j)が7日です。

(下降波動)は、@(b→c)が5日、A(d→e)が35日、B(f→g)が4日、C(h→i)が12 日です。(この日数はピークとボトムの日を含んでいます。)


右の表は、小波動の上昇の日数と下降の日数の統計を採ったものです。

日経平均は平均して11.6日間上昇しています(ボトムの日も含めると12.6日)。また11.0日間(ボトムの日も含めると12.0日)下落しています。

一般銘柄(TOPIX100を構成する100銘柄)の上昇期間・下落期間を調べると、日経平均とほぼ同様の日数になっています。上昇が11.7日柄(12.7日)。下降も同じく11.7日柄(12.7日)です。

つまり株価はだいたい12日間上昇し12日間下落します。(上昇+下降)の期間は23日です。「主な日柄」のようにピークとボトムの日を含めた日数にすれば、1波動の日柄は13日、2波動の日柄は24日です。


右図は「固定日柄」のグラフです。ピークやボトムから青色水平線が引かれています。この水平線の長さ(期間)は24日分です。

例えばボトム(a)からの水平線は、ボトム(a)の日を1日目として、24日目が右端になっています。「予想転換日」と仮定する日です。

すべての予想転換日にピーク・ボトムがでるはずはありません。予想転換日であってもピーク・ボトムにならない日は多くありますが、ぴったり一致するときもあるし、惜しい日もあります。

例えば(c)からの予想転換日はピーク(d)の2日前だったし、(f)からの予想転換日はボトム(i)の1日後でした。

株価の波動(ピーク・ボトム)を決定することができる「加工」は次の2つです。
1070 主な株価・・・株価のザラバ高値・安値を含めた波動を決定する。
1074 IR高安 ・・・株価のザラバ高値・安値を含めた波動を決定する。
以上のどちらかによって波動が決定されていれば、その日柄を利用して売買マークを出すことができます。
1086 固定日柄・・・株価波動のピークやボトムから転換日の見当をつける
1087 均衡日柄・・・株価波動のピークやボトムから転換日の見当をつける
1088 ラリーW日柄・・・ラリー・ウィリアムズの日柄(波動間の日柄の1.28倍)
1089 フィボナッチ日柄・・・波動間の日柄の1.618倍

規則 (固定日柄)

元データ@「主な株価」を設定している行No.
A「IR高安」を設定している行No.
副データ 
加 工予想転換日をグラフに表示する。
@日柄のスタート日であるピーク・ボトムの日には日柄(日数)を記憶する。
A予想転換日にあたる日には「5000」という数値を記憶する(同じ日に予想転換日が重なるときは10000(2つ重なったとき)、15000(3つ重なったとき)のように5000ずつ数値が増加する。)
Bスタート日と予想転換日が重なるときは、日柄+5000(例えば5024)の数値を記憶する。
パラメータ×日 (何日間を日柄とするかを指定する)
「24日」と指定すると、ピーク・ボトムの日を含めてから24日目に予想転換日を決定する。

「24.1日」と小数点(0.1)を加えたときは、予想転換日を挟んで前後1日も予想転換日とする(予想転換日は3日連続することになる)

「24.2日」と小数点(0.2)を加えたときは、予想転換日の前後2日間も予想転換日となる。(0.3以上の指定はできない)
単 位日柄のスタート日であるピーク・ボトムの日にはパラメータで設定している日数。予想転換日にあたる日には「5000」という数値。(同じ日に予想転換日が重なるときは10000(2つ重なったとき)、15000(3つ重なったとき)のように5000ずつ数値が増加する。
使用例「1070 主な株価」による波動の予想転換日を表示する
「1074 IR高安」による波動の予想転換日を表示する
「買い」「売り」などの売買条件を設定することができる。


計算方法

主な日柄は以下のルールによって決定されます。
  1. 元データに「主な株価」を設定している行No.を設定しているときは、「主な株価」が波動のピーク・ボトムを決める

  2. 元データに「IR高安」を設定している行No.を設定しているときは、「IR高安」が波動のピーク・ボトムを決める

  3. ピーク・ボトムからパラメータで設定してある日柄(日数)を先へずらせて最大で4個の予想転換日を決定し、「5000」という数値を記憶する。
「固定日柄」は、該当する日に数値(5000とか10000とか)を記憶するので、これを利用して売買マークを出させることができます。したがって検索することもできます。

上に「固定日柄」のグラフを掲げました。このグラフの数値表示は右表のようになっています。
  1. No.122(2009年2月9日)がボトム(a)の日です。この日に日柄の「24」を記憶させ、(a)の日から24日目の(a')2009年3月15日に「5000」を記憶させます。

  2. No.114(2009年2月22日)がピーク(b)の日です。この日に日柄の「24」を記憶させ、(b)の日から24日目の(b')2009年3月26日に「5000」を記憶させます。

  3. No.110(2009年2月26日)がボトム(c)の日です。この日に日柄の「24」を記憶させ、(c)の日から24日目の日に「5000」を記憶させます。(まだその日が来ていないときは記憶しない)

  4. もし同じ日が予想転換日になるとき(重なるとき)は5000+5000=10000を記憶させます。3つが重なるならば5000+5000+5000=15000を記憶させます。

  5. もし予想転換日とピーク・ボトムの日が同じ日であるときは、予想転換日である「5000」も記憶せねばならないし、日柄の「24日」も記憶せねばなりません。そこで5000+24を加えて「50241」という数値を記憶します。
「固定日柄」が記憶している数字は、@ピーク・ボトムの日に日柄(日数)を、A予想転換日に5000とか10000とか、(ピーク・ボトムと重なったときは5024とか)の数字を記憶し、Bそれ以外の日は「0」を記憶しています。これらの数字を利用すると売買マークを出すことができます。


設定例@ 固定日柄が2つ以上重なった日に売買マークを出す設定


右図では「主な日柄」と波動の折れ線が描かれます。

そこへ24日の「固定日柄」(赤色水平線)と36日の「固定日柄」(青色水平線)を描いています。

○で囲った(A)で買いマークがでているのは、固定日柄の(a)と(b)が1日違いで重なっているからです。(条件表の設定で、固定日柄は前後1日のずれがあってもよいようにしてある)

また(B)では売りマークが出ています。固定日柄の(c)と(d)がピタリと一致しているからです。(条件表の設定で、固定日柄は前後1日のずれがあってもよいようにしてあるので売りマークは3日間出ている)

次のような条件表になります。



設定のポイント
No.2線 元データを「4本値」としているので「主な株価」が決定した波動を折れ線で描画する。
元データを「株価」としたときは「主な株価」だけを表示する。
No.3線 元データは「主な株価」または「IR高安」を設定している行No.に限られる。
パラメータを「36.1日」としたので、36日の日柄を先にずらした日とその前後1日が予想転換日(「5000」が記憶される)になる。
No.4線 パラメータを「24.1日」としたので、24 日の日柄を先にずらした日とその前後1日が予想転換日(「5000」が記憶される)になる。
No.5線 No.3線(36日固定日柄)とNo.4線(24日固定日柄を合計する。
10000以上なら買い。10000になるのは同じ日(この場合は予想日+前後1日の3日間)に2つの予想転換日が重なったとき。
No.6線 「1本前の主な高日」(ピーク)の日を取り出す。
No.7線 「1本前の主な安日」(ボトム)の日を取り出す。
No.8線 「1本前の主な安日」マイナス「1本前の主な高日」を計算する。もしボトム(No.7線)→ピーク(No.6線)の順にあるときは計算値は+1以上になり、ピーク(No.6線)→ボトム(No.7線)の順にあるときは計算値は-1以下になる。
「+1以上なら買い」はボトム(No.7線)→ピーク(No.6線)→ボトム進行中 の順番になっていると推測されるから「買い」とする。
No.9線 元データのNo.5線は「固定日柄」の合計値。10000以上なら売り(予想転換日が2つ重なっている)。
No.10線 No.6線は、「1本前の主な安日」マイナス「1本前の主な高日」を計算している。 「-1以下なら売り」はピーク(No.6線)→ボトム(No.7線)→ピーク進行中 の順番になっていると推測されるから「売り」とする。


設定例A 固定日柄の予想転換日にK相対力の水準で売買マークを出す設定


右図下部には、13日K相対力が緑色線で描かれています。固定日柄は6本計算し、3本を描画しています。
  1. 48日固定日柄(緑色)
  2. 47日固定日柄(なし)
  3. 36日固定日柄(青色)
  4. 35日固定日柄(なし)
  5. 24日固定日柄(赤色)
  6. 23日固定日柄(なし)
48日と47日のように1日短い日柄を付け加えたのは、日柄の当日または前日の2日間を注目させるためです。

この6本の日柄のうち2本が一致している日で、13日相対力が75以上のときに売り、25以下のときに買い、とすると、図のような位置で売買マークが出ます。

条件表は次のようになります。


設定のポイント
No.2線 元データを「4本値」としているので「主な株価」が決定した波動を折れ線で描画する。
No.3線 パラメータを「48日」としたので、ピーク・ボトムの日から48日目が予想転換日(「5000」が記憶される)になる。緑色水平線を描く。
No.4線 パラメータを「47日」とした。上の行をあわせて47日目と48日目が予想転換日になる。
No.5線 パラメータを「36日」としたので、ピーク・ボトムの日から36日目が予想転換日(「5000」が記憶される)になる。青色水平線を描く。
No.6線 パラメータを「35日」とした。上の行をあわせて35日目と36日目が予想転換日になる。
No.7線 パラメータを「24日」としたので、ピーク・ボトムの日から24日目が予想転換日(「5000」が記憶される)になる。赤色水平線を描く。
No.8線 パラメータを「23日」とした。上の行をあわせて23日目と24日目が予想転換日になる。
No.9線 No.3線(48日固定日柄)〜No.8線(23日固定日柄)の6本を合計する。
10000以上なら買い。10000になるのは同じ日に2つの予想転換日が重なったとき。
No.10線 13日K相対力を計算し、深緑色で描画する。25以下なら買い。
No.11線 元データのNo.9線は「固定日柄」の6本の合計値。10000以上なら売り。
No.12線 No.10線は、K相対力を計算している。 75以上なら売り。


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