1066 チャート事典

  [1066] 期間買数・期間売数


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意味


右図は9日順位相関によって売買マークを出しています。

画面下部に9日順位相関を紫色で描き、その値が+65の水準にピンク色で水平線を、-75の水準に空色で水平線を描いています。

9日順位相関がピンク色線(+65)を初めて下回った日に売りマーク、9日順位相関が空色線(-75)を初めて上回った日に買いマークを出しています。図の青色○のように、7箇所で売りマーク、4箇所で買いマークが出ています。

ここでよく見ると、(a)の売りマークの前の20日間のうちに2個の売りマークがでています。また(b)の買いマークの前の20日間のうちに2個の買いマークがでています。20日間という短期間に売りマークマークが続けて出るのは上昇力がなくなってきたのではないか、同じように短期間に買いマークが続けて出るのは下落が弱まってきたのではないかと考えられます。

(a)だけで売りマークを出すには、(a)の日から過去20日間に売りマークが何回出ていたかを知る必要があります。(b)だけで買いマークを出すには、(b)の日から過去20日間に買いマークが何回出ていたかを知る必要があります。「期間買数」「期間売数」を使えば、一定期間の売買マークの数を取り出せます。

規則 (期間買数・期間売数)

元データ株価に固定
副データなし
加 工当日を含めて、そのグループが過去n日間に出した買いマーク(売りマーク)の個数を調べる
パラメータn日間
単 位
使用上の注意@グループごとに設定する。
A「期間買数」「期間売数」を設定した行の直前の行までの売買条件をチェックし、売買マークが出ているかどうかを判断する。(「期間買数」「期間売数」を設定した行の売買条件はチェックしない)
使用例・過去20日間に買いマークが3個でていたら買い
・過去10日間に買いマークが1個あれば売り



計算方法


当日を含めて、過去の一定期間にグループが出した売買マークの数を数えるだけです。

右図は上に掲げたグラフの(b)の日の「条件合否」の画面です。

ここには買い条件として、(B)No.9行に9日順位相関が-75以上になったら買い、(A)No.11行に過去20日間の「期間買数」が3個以上なら買い、の2つの条件が設定されています。

売買条件のチェックはNo.1行からNo.2行、No.3行と順次行われます。したがってNo.11行の「期間買数」を調べる段階では、まだNo.1〜No.10行までの買い条件しかチェックされていません。No.1行〜No.10行までのすべての買い条件(この例では買い条件が設定されているのはNo.9行しかない)が満足しているならば買いマークを出していることになります。

グラフの(b)の日は、買いマークを出しているので、(C)が「買い」となっています。次にNo.11行の「期間買数」によって、グラフの(b)の日を含めて過去20日間に買いマークを出した日を調べるとかこ3回あります。この数字が(D)に表示されています。

ここでNo.11行の「期間買数」の数値が確定します。 No.11行には「期間買数が3個以上なら買い」の買い条件が設定されているので、買いの数が3個以上あるかどうかのチェックが行われます。No.11行のチェックが終わったとき、No.9行とNo.11行が「買」になっていれば、この条件表は買いマークを出します。No.9行・No.11行のどちらかが「XB」(買い条件を満足していない)のときは買いマークは出されません。

設定例@ 過去20日間に買いマークが3個でていれば「真の買い」とする設定



設定のポイント
No.5線 9日順位相関を計算し、紫色で描画する。
No.6線 順位相関が+65の水準を決め、ピンク色で水平線を描く。
No.7線 順位相関が-75の水準を決め、空色で水平線を描く。
No.8線 順位相関が初めて+65を下回ったら売り。
No.9線 順位相関が初めて-75を上回ったら買い。
No.10線 過去20日間(当日を含む)に売りマークが3個以上あれば売り。
No.11線 過去20日間(当日を含む)に買いマークが3個以上あれば買い。


グラフ@

図は1605「国際帝石」のグラフです(冒頭のグラフと同じ期間のもの)。

(a)の日はNo.8行が「売り」、No.10行も過去20日間に売りが3個あるので、全体として売りマークが出ています。

(b)の日はNo.9行が「買い」、No.11行も過去20日間に買いが3個あるので、全体として買いマークが出ています。

設定例A 期間買数(期間売数)を売り(買い)の条件とするときの設定(注意点)


右図の売買マークは、9日順位相関が初めて+80を下回ったときに売りマークを、9日順位相関が初めて-80を上回ったときに買いマークを出しています。

(A)で売りマークが出て37日目に買いマークが出ています。37日間下落したとしてよいでしょう。

(B)で売りマークが出ていますが、(a)の買いマークの日から17日目です。また(C)は(a)の買いマークの日から57日目に出ています。

売りマーク→買いマークの期間(例えば30日間)が長いときに真の買いマークを出し、買いマーク→売りマークの期間が長いときに真の売りマークを出すには、次のことを設定すればよいのです。
  1. 当日、初めて順位相関が-80を上回ったら買い。
  2. 当日から過去30日間に売りマークが1度も出ていないなら買い。

  3. 当日、初めて順位相関が+80を上回ったら売り。
  4. 当日から過去30日間に買いマークが1度も出ていないなら売り。
だが次のような条件表の設定では、売りマークは正しくでますが、買いマークは正しく出ません。


上の条件表の売買条件のチェックは、No.1行から順になされます。No.8行の「期間売数」が何個あるのかは、No.1〜No.7行に設定されている売り条件が満足されていれば、カウントされます。この場合はNo.6行の売り条件が満足していれば、売りマークがでていると判断されます。

次にNo.9行の「期間買数」のチェックは、No.1〜No.8行に設定されている買い条件が満足されていれば、カウントされます。この場合、買い条件が設定されているのは、No.7行とNo.8行の2つです。No.7行とNo.8行が同時に満足していないと買いマークが出ているとは判断されません。本来はNo.7行の買い条件だけをチェックしたいのに、No.8行の買い条件もチェックするので、正しいマークは出ません。正しい設定は次のようになります。

正しい設定例


設定のポイント
No.5線 9日順位相関を計算し、紫色で描画する。
No.6線 順位相関が+80の水準を決め、ピンク色で水平線を描く。
No.7線 順位相関が-80の水準を決め、空色で水平線を描く。
No.8線 順位相関が初めて+80を下回ったら売り。
No.9線 順位相関が初めて-80を上回ったら買い。
No.10線 過去30日間(当日を含む)の売りマーク数をカウントする(売買条件はつけていないことに注意)
No.11線 過去30日間(当日を含む)の買いマーク数をカウントする(売買条件はつけていないことに注意)
No.12線 Aグループの買いマークは表示しない。
No.13線 Aグループの売りマークは表示しない。
No.14線 この行より上がAグループ。下がBグループ。
No.15線 No.9線を使う。順位相関が初めて-80を上回ったら買い。
No.16線 No.10線を使う。(30日間の売りマーク数)が0個以下なら買い。
No.17線 この行より上がBグループ。下がCグループ。
No.18線 No.8線を使う。順位相関が初めて+80を下回ったら売り。
No.19線 No.11線を使う。(30日間の買いマーク数)が0個以下なら売り。


「期間買数」を売りの条件とするとき、「期間売数」を買いの条件とするときは、同じグループ内でこの2つの設定はできないことに注意してください。

グラフA

図は1928「ハウス」のグラフです(設定例Aで掲げているグラフと同じ期間のもの)。

(A)(C)で売りマークが出ています。(a)から30日が経過していない(B)では売りマークは出なくなりました。

(A)から30日以上経過している(a)では買いマークが出ています。


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