1065 チャート事典

  [1065] 買m延長・売m延長


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意味

「買m延長」とは買いマーク延長の意味で、「売m延長」は売りマーク延長の意味です。売買マークが出た日からn日後まで売買マークを出します。

右図には2種類の売買マークが表示されています。この売買条件は、以下のようになります。
  1. グループ(赤色)
    売りは、9日順位相関が、25日間以上、0の水準を上回っていたが、当日は0以下になったら売り。

    買いは、9日順位相関が、25日間以上、0の水準を下回っていたが、当日0は以上になったら買い。

  2. グループ(緑色)
    売りは、9日順位相関がはじめて+90以下になったら売り。

    買いは、9日順位相関がはじめて-90以上になったら買い。


売りは、上図の(a)で順位相関が0以下になり→その後20日以内に再び+80以上になり→(b)で+80を下回る。この(b)で売りマークを出したい。

つまりAグループの売りマークのあと、20日間のうちにBグループの売りマークが出た日に真の売りマークを出したいわけです。

買いは、右図の(c)で順位相関が0以上になり→その後20日以内に再び-80以下になり→(d)で-80を上回る。この(d)で真の買いマークを出したい。

つまりAグループの買いマークのあと、20日間のうちにBグループの買いマークが出た日に、真の買いマークを出したいわけです。

Aグループの売買マーク、Bグループの売買マークは次のような条件表で出すことができますが、この例題で一番の問題点は、Bグループの買いマークが出たとき、その何日前にAグループの買いマークがでていたのかを調べることです。




解決策は2つあります。
  1. 1145 G買い日付・G売り日付を使って、@Aグループが出した買いマークの日付を取り出し、ABグループが出した買いマークの日付を取り出し、B(Aの日付−Bの日付)を計算して、20日以内なら買いとする。

  2. 本章の「買m延長・売りm延長」を使って、Aグループの買いマークを20日間延長させ、Bグループの買いが出たとき、Aグループも買いマークを出していたら買いとする。(これは例題@で説明しています)

規則 (買m延長・売m延長)

元データ株価に固定
副データなし
加 工同じグループが出した売買マークをn日間延長する(n日後まで売買マークを出す)。
パラメータn日
単 位不明になる
使用上の注意@グループごとに設定する。
A「買m延長」「売m延長」を設定した行の直前の行までの売買条件をチェックし、売買マークが出ているかどうかを判断する。
A「印字」「印字タイトル」「売買条件」「注目日」「以上・以下」の設定はできない。
使用例・Aグループが買いマークを出した後、10日間は同じ売買マークを出す



計算方法

特に計算はしません。5日「買m延長」としたときは、例えば23 日前に買いマークがでていたら、22,21,20,19,18日前も買いマークを出します。

これはグラフ上の買いマークを出すだけではありません。検索などでも23日前が買いで検索されているならば、22,21,20,19,18日前も検索されます。

設定例@ 9日順位相関が0以上になり、再び下落した後、-80以上になれば買い

(9日順位相関が0以下になり、再び上昇した後、+80以下になれば売り)



設定のポイント
No.4線 9日順位相関を計算し、紫色で描画する。
No.5線 順位相関が±0の水準を決め、深緑色で水平線を描く。
No.6線 順位相関が+80の水準を決め、ピンク色で水平線を描く。
No.7線 順位相関が-80の水準を決め、空色で水平線を描く
No.8線 9日順位相関が0以下になった日に売り。
No.9線 1日前の9日順位相関が0以上にあった日数が25以上なら売り。
No.10線 9日順位相関が0以上になった日に買い。
No.11線 1日前の9日順位相関が0以下にあった日数が25以上なら買い。
No.12線 ここまでの行で買いマークが出た日を20日間延長する。
No.13線 ここまでの行で売りマークが出た日を20日間延長する。
No.14線 9日順位相関が+80以下になった日に売り。
No.15線 9日順位相関が-80以上になった日に買い。

設定の注意点

No.12行に「買m延長」が設定されています。この段階でNo.1行〜No.11行までの買い条件をチェックし、すべての買い条件(この例ではNo.10行とNo.11行)を満足したなら買いマークであるとします。次に買いマークが出ている日の翌日から20日間も買いマークが出ているとします。

No.13行に「売m延長」が設定されています。この段階でNo.1行〜No.12行までの売り条件をチェックし、すべての売り条件(この例ではNo.8行とNo.9行)を満足したなら売りマークであるとします。次に売りマークが出ている日の翌日から20日間も売りマークが出ているとします。

No.14行に売り条件が設定されていますが、これは「売m延長」の対象外です。よってNo.13行の売りマークとNo.14行の売りマークが同時に満足されたときに、真の売りマークが出されます。

No.15行に買い条件が設定されていますが、これは「買m延長」の対象外です。よってNo.12行の買いマークとNo.15行の買いマークが同時に満足されたときに、真の買いマークが出されます。


グラフ@

図は3407「旭化成」のグラフです。冒頭に掲げたグラフと同じものです。

(a)で9日順位相関が0以下になりました。0以上の水準にあったのは(x)〜(a)の前日までで、25日以上あります。ここでNo.8行とNo.9行の売り条件が満足されるので、(a)の日とその後20日間は売りマークが出ていることになります。

次に(b)で9日順位相関が+80以下になったので、売りマークがでます。このとき、(a)の日から25日間は別の売りマークが出ているので、(a)の売りと(b)の売りが同時に発生している(b)の日に真の売りマークがでています。

(c)で9日順位相関が0以上になりました。0以下の水準にあったのは(x)〜(c)の前日までで、25日以上あります。ここでNo.10行とNo.11行の買い条件が満足されるので、(c)の日とその後20日間は売りマークが出ていることになります。

次に(d)で9日順位相関が-80以上になったので、買いマークがでます。このとき、(c)の日から25日間は別の買いマークが出ているので、(c)の買いと(d)の買いが同時に発生している(d)の日に真の買いマークがでています。

設定例A (標準3)のNo.2「日経平均用'96」の売買マークを3日延長する



設定のポイント
No.線〜No.26線 No.2「日経平均用'96」の売買条件
No.26線 この行より上がAグループ。下がBグループ。
No.28線 Aグループの買いマーク(買い条件)を利用する。
No.29線 Aグループの売りマーク(売り条件)を利用する。
No.30線 ここまでの行で買いマークが出た日を3日間延長する。
No.31線 ここまでの行で売りマークが出た日を3日間延長する。

設定の注意点

この例では、もとの条件表No.2が出す売買マークと、3日延長したときの売買マークを区別するために、No.27行でグループを別にしました。このため、BグループでもAグループの売買マークを利用する必要があるので、No.28行とNo.29行で 1146 G買い利用・G売り利用を設定しています。

単純に条件表No.2が出す売買マークを3日延長するだけならば、グループ化する必要はありません。No.27,No.28,No.29行は設定せずに、No.30,No.31行を追加すればよいのです。


グラフA

1001「日経平均」のグラフです。

赤色の売買マークは(標準3)条件表No.2「日経平均用'96」が出した売買マーク。

緑色の売買マークは赤色の売買マークを3日間延長させたものです。

(a)でAグループ(赤色)の買いマークが出ています。(a)の日とそれから3日間にBグループ(緑色)の買いマークが出ています。



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