1051 チャート事典

  [1051] K相対力(相対レシオ)


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意味

図は、4005「住友化」のグラフです。画面下部に2本のチャートが描かれています。1つは赤線の相対力指数(RSI)で、もう1つは青線のK相対力(相対レシオ)です。動きはよく似ていますが、青線のほうが赤線よりも上下の変動が大きくなっています。

「相対力指数」と「相対力レシオ」は、昔は別のものとして区別されていましたが、最近では「相対力」といえば「相対レシオ」を指すことが多くなりました。

簡単にいえば、「相対レシオ」は「相対力指数」を簡略化したものです。《カナル2》では、@「相対力」といえば「相対力指数」であり、前章の2041 相対力指数で説明しています。

本章のA「相対レシオ」は、「K相対力」あるいは「簡略化した相対力」と呼ばれるものですが、最近は「相対力指数」として使われており、むしろ「相対力」といえばこちらのほうを指すことが多くなっています。

同時進行形でピークらしい・ボトムらしいをみつけようとする加工として以下のようなものが用意されています。
  1. 相対力 (相対力指数。RSIを計算)
  2. K相対力 (相対力レシオを計算)
  3. VL相対力  (変動の大きさによって相対力の期間を自動的に変化させて相対力指数を計算)
  4. CCI  (カイリとカイリの変動幅との比率を計算)
  5. 順位相関 (一定期間の値の大小の順位と時期の順位の相関を計算)
  6. ストキャスティクス%K (一定期間の株価の高値・安値・終値の位置を計算)
  7. ストキャスティクス%D (ストキャスティクス%Kを滑らかにしたものを計算)
  8. サイコロジカル (一定期間の値上り日数の割合を計算)
  9. オシレータ (一定期間の株価の高値・安値・終値の位置の割合を計算)
これらチャートは株価の動きを指数化して(例えば0〜100までの範囲の数値に変換)、この数値をもとにして、株価のピーク・ボトムを計ろうとします。(オシレータ系のチャートと呼ばれます。)

規則 (K相対力。相対レシオ)

元データ株価
出来高
信用買残・売残
共通銘柄終値
No.1〜No.150線
副データ 
加 工X日のK相対力(相対レシオ)を計算する。
パラメータX日間
単 位%(0〜100)
使用例・株価の13日K相対力


計算方法

K相対力は、@一定期間の株価の前日比を取り出し、A値上がり巾の合計と値下がり巾の合計を計算し、B値上がり巾が(値上がり巾+値下がり巾)の何%の割合になっているか、を計算しますが、その着眼点は「株価の前日からの変化」です。

K相対力は、簡単にいえば、例えば10日のうちで前日比プラスの値巾を合計したら+45円であり、前日比マイナスの値巾を合計したら-32円であったとき、値上がり巾の割合は、45÷(45+32)x100=58.4%と計算したものです。

図のような21日間の株価があります。株価の10日K相対力を計算してみましょう。まず前日比を計算しておきます。これがK相対力計算のもとになります。次に
  1. No.20〜No.11の10日間の中で、前日比がプラスのものを合計し、これを上昇基数とします。No.11の日の上昇基数は37です。(1+3+3+5+12+13=37)

  2. 同じくNo.20〜No.11の10日間の中で、前日比がマイナスのものを合計し、これを下降基数とします。No.11の日の下降基数は50です。(21+3+25+1=50)

  3. K相対力は上昇基数÷(上昇基数+下降基数)X100で計算されます。No.11の相対力は42.5になります。(37÷(37+50)X100=42.5)

  4. No.10からは以下のように計算します。
    • No.19〜No.10の10日間の上昇基数は、36になる。(No.19〜No.10の前日比プラス値の合計)。これはNo.11の上昇基数(37)-No.20の前日比(+1)=36でも求められる。

    • No.19〜No.10の10日間の下降基数は、51になる。(No.19〜No.10の前日比マイナス値の合計)。これはNo.11の下降基数(50)+No.10の前日比(-1)=51でも求められる。

    • No.10のK相対力は41.4になる。(36÷(36+51))X100=41.4)

  5. No.9は以下のように計算します。
    • No.18〜No.9の10日間の上昇基数は45になる。(No.18〜No.9の前日比プラス値の合計)。これはNo.10の上昇基数(36)+No.9の前日比(+13)=45でも求められる。

    • No.18〜No.9の10日間の下降基数は、30になる。(No.18〜No.9の前日比マイナス値の合計)。これはNo.10の下降基数(51)-No.19の前日比(-21)=30でも求められる。

    • No.9のK相対力は60.0になる。(45÷(45+30))X100=60.0)

設定例@ 13日K相対力で売り・買いの設定



設定のポイント
No.3線 13日K相対力を計算し、青色で描画する。K相対力が25以下で買い。
No.4線 K相対力が80以上で売り。。



グラフ@

設定例@「13日K相対力」のグラフは図のようになります。

赤丸で買いマークがつき、青丸のあたりで売りマークが出ています。

グラフA

「13日相対力指数」のグラフは図のようになります。

相対力指数は、K相対に比べて、その動きは@滑らかになり、A数値の大きな変化はでにくくなります。

赤丸で買いマークがついていますが、売りマークは出ていません。


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