1023 チャート事典

  [1023] 下落率


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意味

XX日間で株価が何%下落したのかを簡単に知るために「下落率」が加工に用意されています。

グラフは5804 三菱線 のグラフです。紺色の線は25日下落率ですが、cの日の下落率は-31.3%となっています。これはcの日から25日間のうちの最も高い株価(終値)であるaの日に売って、cまでの最も株価の安いbの日に買い戻すと、31.3%の利益がでるということを意味しています。

図の紺色の下落率の推移をみていくと、Bのあたりは下落率が-30%以上になっています。25日間で30%の下落率はかなりの急落です。下落が急であればあるほど、(まだその前の株価水準が記憶に残っているので)安く思われて買いが入り、自律的な反発があるものです。グラフではその後株価はいったんは反発し、再度の下落をして新安値になっていますが、Cの安値での下落率は-20%で止まっており、bへの下落が最も急激であったことがわかります。


規則 (下落率)

元データ株価
出来高
信用買残・売残
共通銘柄終値
No.1〜No.150線
副データ 
加 工一定期間の下落率を計算する
パラメータ×日の下落
単 位%(0%〜-99.99%)
使用例・株価の25日下落率
・出来高の5日下落率


例えば26日間の株価下落率は、@26日間の株価を調べて最大値Bを見つけ、Aこの最大値の日より新しい日付の方向(右側)から最小値Cを見つけます。したがって、最大値の日付は最小値の日付よりも古くなります。これは26日間のうち、最も高い株価で売って、その後最も安い値で買い戻したときの利益率ということです。

下落率はB→Cの下落が対象になります。26日間の最小値のAはBより古い日付であるので、この場合(下落率)では用いません。

計算方法

株価の10日下落率を計算してみましょう。

図のような12日間の株価があります。(「株価」の場合は終値ベースでの下落率です。ザラバの高値・安値は使いません。)
  1. No.3の日の株価下落率を計算するには、
  2. No.12〜No.3の10日間の最も高い株価を見つけると、No.11の325円である。
  3. No.11からNo.3までの日で最も安い株価はNo.4の260円である。
  4. 従って、No.3の10日下落率は、260÷325x100-100=-20.0%である。

  5. No.1の日の株価下落率を計算するには、
  6. No.10〜No.1の10日間の最も高い株価を見つけると、No.No.10の315円である。
  7. No.10からNo.1までの日で最も安株価はNo.4の260円である。
  8. 従って、No.1の10日下落率は、260÷315x100-100=-17.5%である。

設定例@ 25日間の株価下落率が-30%を超えるとき買いの設定


設定のポイント
No.3線 株価の25日下落率を計算し、紺色で描画する。下落率が-30%以下のときは買い

下落率が「-30%以下で買い」というのは、-30か-31か-32か-40かで買いという意味です。一般的な言いまわしでは「-30%以上なら」といいますが、数字的には-30より-31や-32のほうが小さいので、条件表の設定では、「-30以上で買い」ではなく、図のように「-30以下で買い」と設定せねばなりません。(マイナス値を設定するときは、注意して下さい)

グラフ@

設定例@「25日間の株価下落率が-30%以下のとき買いの設定」のグラフは図のようになります。 紺色が下落率の線です。下落率が-30%を超えたところに買いマークが出ています。

25日間のうちに-30%も下落するということは、相当な悲観人気になっていると思わねばなりません。これほど下げると、

@高値で買った者がナンピンの買いを入れてくる。(-30%のときナンピンすれば、平均単価では-15%の損失で留められるので)、

A高値でカラ売りしていた者が、利益を確定するために買い戻しをする、
の2つの理由によって、当面は反発することが多いのです。

しかしこの反発が終ったあとは、短期間に急落したことが買い方の自信を失わせており、多くの場合はこの後の上昇力はなくなったと見るほうがよいでしょう。



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