1021 チャート事典

  [1021] 最小値


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意味

グラフは5334 特殊陶 のグラフです。ここには@株価の25日間最大値、A株価の25日間最小値、B出来高の25日間最大値、の3つのチャートが描かれています。

ある期間の最大値を見つける「最大値」や最小値を見つける「最小値」は、なかなか応用範囲が広い加工です。例えば1年間の最高値はいくらかというときは、「250日間(1年)の最大値」で求まります。

あるいは、信用の買い残がピークの1/3以下になった銘柄を見つけるときには、26週間(半年)の信用買い残の最大値でピーク時の買い残をみつけ、今週の買い残が、ピークの1/3になっているかどうかを検索すればよいのです。

また75日間の高値を抜いた新高値銘柄を見つける条件表の例を先行の例題に掲げましたが、ここでは75日間最大値を使っています。

最大値・最小値は、X日間の最大値をとった日だけにその数値を記憶するのではなく、その後最大値(最小値)が更新されるまでは、同じ数値を記憶しています。図で線が横這いになっているところは、最大値(最小値)が更新されていない日です。

規則 (最小値)

元データ株価
出来高
信用買残・売残
共通銘柄終値
No.1〜No.150線
副データ 
加 工一定期間の最小値を見つける
パラメータ×日の最小値
単 位元データの単位と同じ(株価なら円、出来高なら株)
使用例・株価の25日最小値
・出来高の5日最小値
・25日順位相関の10日仲値=25日順位相関の値の10日最小値

計算方法

株価の5日最小値を計算してみましょう。

図のような5日間の株価があります。「株価」の場合は高値・安値のデータがあるので、最小値はザラバ安値の中の最小値になります。

出来高は1日につき1つのデータしかないので、単純に出来高の最小値になります。

No.6の日の株価の最小値は、No.10〜No.6の5日間のうちの最安値を見つけると、最小値は615円である。


設定例@ 50日高安値の先行線の設定



設定のポイント
No.3線 株価の50日最大値計算する
No.4線 株価の50日最大値(No.3線)を25日先行させ、紺色で描画する
No.5線 株価の50日最小値計算する
No.6線 株価の50日最小値(No.5線)を25日先行させ、深緑で描画する

グラフを見るときは、今日の株価は5日前に比べてどうなのか、25日前に比べて上昇しているのか下落しているのか、3か月前に比べてどうなのか、過去の高値・安値からどの位置にあるのか、など常に過去の株価との比較をします。(そのためにグラフにするのであるが)

このうち、1か月前とか3か月というのは、チャートを頼りに投資する投資家が意識する日柄です。1か月前からどれだけ上昇したのか、どれだけ下落したのか、最高値はいくらだったのか、最安値はいくらだったのか、をグラフに表示しておけば便利です。

(No.4線)では、50日間の株価の最高値の水準を25日先行させています。当日の株価とこの線を比較するとき、当日から1か月〜3か月前の最高値が明示されているわけです。

同じように(No.6線)では、50日間の株価の最安値の水準を25日先行させています。当日の株価とこの線を比較するとき、当日から1か月〜3か月前の最安値が明示されているわけです。


グラフ@

設定例@「50日高安値の先行線の設定」のグラフは図のようになります。 紺色は最高値の先行線で、緑色は最安値の先行線です。

a,bでは1〜3か月前の最安値の水準で株価は支持され、cでも下値が安値先行線で止まっています。

dでは、株価がそれまでの最高値を上抜いて、上昇が調子づくことを表し、eでは高値の先行線を下回ったので、新高値をとっていくほどの上昇力は失せたということがわかります。


設定例A 下値が切り上がっている設定



設定のポイント
No.3線株価の50日間最小値を計算し、紺色で描画する
No.4線株価の100日間最小値を計算する
No.5線株価の100日間最小値(No.5線)を50日先行し、赤色で描画する
No.6線最近の50日最小値(No.3線)が100日最小値の50日先行線より高いとき買い
No.7線9日順位相関を紫色で描画する。9日順位相関が-80以下のとき買い


2つの最小値(最安値)を比較します。1つは最近の50日間の最安値であり、2つは過去50日(正確には51日)〜150日の間の最安値です。最近の安値が51〜150日前の安値より高いときは、安値が切り上がっているわけですから、安いところは買っていっても不安はありません。

これに9日順位相関が-80のときに買いの条件をつけて、買い場を絞っています。

グラフA

設定例A「下値が切り上がっている設定」のグラフです。紺色は最近50日間の最小値の線で、赤色は100日間最小値を50日先行した線です。

赤色は100日間最小値を50日先行したということは、当日のこの線は少なくとも50日前の安値であるということです。さらにいえば100日間の最小値ですから、それから最大100日前にあった安値かもしれません。つまり当日の先行線(赤色)は、50日前〜150日前の間の安値の水準を表示しています。
  1. 当日の紺色の線が赤色の線より上位にあるときは、下値が切りあがっており、
  2. 当日の紺色の線が赤色の線より下位にあるときは、下値が切り下がっている
ことがすぐに判断できます。紺色が赤色より上にあるときに、買いマークが打たれます。(順位相関が-80以下のとき)



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