1020 チャート事典

  [1020] 最大値


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意味

グラフは5334 特殊陶 のグラフです。ここには@株価の25日間最大値、A株価の25日間最小値、B出来高の25日間最大値、の3つのチャートが描かれています。

ある期間の最大値を見つける「最大値」や最小値を見つける「最小値」は、なかなか応用範囲が広い加工です。例えば1年間の最高値はいくらかというときは、「250日間(1年)の最大値」で求まります。

あるいは、信用の買い残がピークの1/3以下になった銘柄を見つけるときには、26週間(半年)の信用買い残の最大値でピーク時の買い残をみつけ、今週の買い残が、ピークの1/3になっているかどうかを検索すればよいのです。

また75日間の高値を抜いた新高値銘柄を見つける条件表の例を先行の例題に掲げましたが、ここでは75日間最大値を使っています。

最大値・最小値は、X日間の最大値をとった日だけにその数値を記憶するのではなく、その後最大値が更新されるまでは、同じ数値を記憶しています。図で線が横這いになっているところは、最大値(最小値)が更新されていない日です。

規則 (最大値)

元データ株価
出来高
信用買残・売残
共通銘柄終値
No.1〜No.150線
副データ 
加 工一定期間の最大値を見つける
パラメータ×日の最大値
単 位元データの単位と同じ(株価なら円、出来高なら株)
使用例・株価の25日最大値
・出来高の5日最大値
・25日順位相関の10日仲値=25日順位相関の値の10日最大値

計算方法

株価の5日最大値と出来高の5日最大値を計算してみましょう。

図のような5日間の株価があります。「株価」の場合は高値・安値のデータがあるので、最大値はザラバ高値の中の最大値になります。

出来高は1日につき1つのデータしかないので、単純に出来高の最大値になります。
  1. No.6の日の株価の最大値は、No.10〜No.6の5日間のうちの最高値を見つけると、最大値は680円である。
  2. No.6の日の出来高最大値は、No.10〜No.6の5日間のうちの最高出来高を見つけると、最大値は885(千株)である。


設定例@ 出来高が50日間の最高出来高の1/20以下になったら買いの設定



設定のポイント
No.3線 75日平均線を計算し、描画する
No.4線 株価と75日平均線(No.3線)のカイリ率を計算し、カイリ率が0%以上なら買い
No.5線 出来高の2日平均を計算し、赤色で描画する。これが20(千株)以上なら買い
No.6線 出来高の2日平均(No.5線)の50日最大値を計算する
No.7線 出来高の2日平均(No.5線)÷50日最大値(No.6線)を計算し、0.05以下なら買い

(No.4線)では75日平均線からのカイリ率が0以上で買い、としています。株価が75日平均線より上あるときの押し目を買おうという条件です。

(No.5線)では出来高の2日平均を計算しています。これは出来高は1日ごとに大きくなったり小さくなったの変動が大きいので、2日平均して少し数値を滑らかにしようという目的です。この2日平均の値は20(千株)以上で買いの条件をつけています。

(No.6線)では、出来高の2日平均(No.5線)の50日間の最大値を計算します。

(No.7線)では、出来高の2日平均(No.5線)が50日間の最大値(No.6線)の1/20(=0.05)以下になったら買いの条件をつけています。


グラフ@

設定例@「出来高が50日間の最高出来高の1/20以下になったら買いの設定」のグラフは図のようになります。

赤色は出来高の2日平均線で、Aの日が出来高最高になっています。Aより50日間のうち、Aの出来高の1/20以下になった日は図の青○のところです。この出来高が20千株あり、かつこの日の株価75日線からのカイリ率がプラスであれば、買いマークがつけれます。

設定例A 信用残がピーク時の30%になったときに買いの設定



設定のポイント
No.3線買い残を赤色で描画する。買い残は1(万株)以上あれば買い
No.4線買い残の26週最大値を計算し、描画する
No.5線(当週の買い残÷26週最大値)の計算値が0.3以下になったら買い


信用の買い残・売り残は、週足データにあります。日足や月足データには信用残はありませんから、この条件表は、銘柄一覧表を「週足」に切り替えておいてから、「条件(J)」で設定して下さい。

(No.3線)で、当週の買い残が1以上で買いとしているのは、信用銘柄でないものは、買い残(売り残も)が0になっているので、これをすぐに排除するためです。(特に1以上の設定は必須というわけではありません)

(No.4線)で26週の最大値としたのは、通常信用取引きの期限は6か月なので、26週としました。この行によって過去半年間の買い残のピーク値がわかります。

(No.5線)で当週の買い残÷ピーク時の買い残を計算し、0.3以下になっていれば買いとしています。





グラフA

設定例A「信用残がピーク時の30%になったときに買いの設定」のグラフです。(信用残を調べるときは週足です。)

紺色は、26週の信用買い残の最大値の水準です。赤色は当週の買い残の推移です。

赤○の週から買いマークがついていますが、大体このあたりで、信用買いの整理ができたといってよいでしょう。(信用買い残が整理されてからといって、直ちに上昇するものではありません。上昇するときの上値の圧力が小さくなったというだけです。)



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