1235《カナル24》操作事典
 [1235] 散布図を見る

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散布図

ヒストグラムは、1つの項目(変数)の分布の様子を表現します。

散布図は2つの項目(変数)を同時に掲げて、項目Aと項目Bがどのような関係にあるのかを視覚的に捕らえることができます。

「散布図」ボタンをクリック。

どういう項目(上図の「タイトル」)について統計をとったのかを再掲します。

@「75kd」は、グラフの(A)で買いマークが出た日の株価と75日平均線とのカイリ率

A「kdH1」は直近の上昇波動の中で最大のプラスカイリ率

B「kdL1」は直近の下降波動の中で最大のマイナスカイリ率

C「H3-L3」は、3つ前の株価のピークから3つ前の株価のボトムへの下落率

D「L3-H2」は、3つ前の株価のボトムから2つ前の株価のピークへの上昇率

E「H2-L2」は、2つ前の株価のピークから2つ前の株価のボトムへの下落率

F「L2-H1」は、2つ前の株価のボトムから1つ前の株価のピークへの上昇率

G「H1-L1」は、直近の株価のピークから直近の株価のボトムへの下落率

@散布図

  1. 初めは項目の1番目(kd75)をY軸(縦軸)に、

  2. 2番目(kdH1)をX軸(横軸)にした散布図が描かれます。

  3. Y軸の項目の統計値と
  4. X軸の項目の統計値が表示されています。

    統計値の
    @データ数
    A平均値
    BSD
    C最大値
    D最小値
    E中央値
    は「平均とSD」の数値と同じものです。

  5. Y軸の目盛りは下から0,15,30,45,60,75,90 となっています。これはY軸の項目の最小値が0.00、最大値が83.20であるので、すべてを表示するにはこの目盛りが最適だからです。

  6. X軸の目盛りは左から0,40,80,120,160,200,240 となっています。これはX軸の項目の最小値が0.40、最大値が214.9であるので、すべてを表示するにはこの目盛が最適だからです。

  7. Y軸の数値が19.00で、X軸の数値が155.50 のとき、図のFの位置に打点されます。

  8. GはY軸の数値は最大の83.20で、X軸は12.70です。図で見るようにポツンと離れているので異常な例です。

A打点してある数値を知る

図の(a)の数値を知りたいなら、
  1. (a)にできるだけ近い位置をクリックすると、 (a)の○に「十字」のカーソルが出ます。

  2. 同時に、Y軸の項目の数値(図では12.80)とX軸の項目の数値(図では109.30)が表示されます。

  3. 「十字」のカーソルを消したいときは、背景が灰色のところ(図でBの箇所)をクリックして下さい。

B項目の変更

Y軸を「H2-L2」に、X軸を「H1-L1」に変更してみます。前回の下落率(H2-L2)と今回の下落率(H1-L1)の関係を知ることができます。
  1. 「Y=」の文字かY軸の数値を表示している空色の欄をクリックし、

  2. 項目欄の「H2-L2」をクリックすると、

  3. 「H2-L2」の統計値が表示されます。(平均値は-19.90%になっている)

  4. 「X=」の文字かX軸の数値を表示している黄色の欄をクリックし、

  5. 項目欄の「H1-L1」をクリックすると、

  6. 「H1-L1」の統計値が表示されます。(図ではまだ「H1-L1」を指定していないので、統計値は表示されていない)

  7. Y軸とX軸の項目を指定したら「OK」ボタンをクリック。

  8. Y軸を「H2-L2」に、X軸を「H1-L1」にした散布図が描画されます。

    多くはY軸の数値が(0〜-20%)、X軸の数値も(0〜-20%)の範囲に密集していますが、

  9. HのようにY軸が72.20%下落しているのに、X軸は-7.0%しか下落していない例もあれば、

  10. Y軸が-7.80%しか下落していないのに、X軸は-78.20%も下落している例もあります。前回の下落率と今回の下落率はたいして関係がないようです。

C打点のしかたの変更

右図はY軸を「L2-h1」(今回の上昇率)に、X軸を「L3-H2」(前回の上昇率)にした散布図です。前回の上昇率と今回の上昇率の関係を知ろうとしています。

多くの打点(プロット)は(a)の(0〜600%)の範囲に集中していますが、(b)や(c)のように異常なものもあります。これは全部のデータを画面に表示しようとしているからです。このように異常な数値があると、肝心の多くのデータの位置関係がわからなくなります。

そこで異常値を描かないように打点する範囲を絞ることができます。
  1. 「画面設定」ボタンをクリック。

  2. 散布図の打点の範囲は「全部」になっていますが、「2σ(シグマ)」に変更してみます。

  3. 打点のサイズは「X3」になっていますが、「X2」に変更してみます。

  4. 打点の色は「深緑色」になっていますが、「紫色」に変更することができます。そのためには、現在「深緑色」になっている欄をクリックし、

  5. 次に色ボタンの中の「紫色」のボタンをクリックします。

  6. 変更したら「OK」ボタンをクリック。
  7. 打点の範囲は「2σ」としました。統計値によるとY軸の平均値は32.45%、SD(標準偏差)は53.26なので、平均値±SDX2が打点の範囲になります。

    32.45+2X53.26
    =138.97

    32.45-2X53.26
    =-74.07
    です。

    Y軸(-74.07〜138.97)の数値を表示するわけですが、Y軸の最小値は1.20%なので、(1.20〜138.97%)の数値が表示できる画面であればよいことになります。

    X軸も同様に(1.20〜137.26%)の数値が表示できればよいので、Y軸とX軸の目盛りは0から150まで25キザミの目盛りになっています。

  8. 打点の○は一回り小さくなり、紫色になりました。

E1次回帰式

Y軸の数値とX軸の数値の関係を(y=b+a・X)の一次関数の数式にすることができます。
  1. 「1次回帰」ボタンをクリックすると、

  2. 回帰式が表示されます。
    Y=30.0653
    +0.075・X
     とあります。

    X(前回の上昇率)が10%のとき、Y(今回の上昇率は30.06%に0.75%を上乗せして上昇するということがわかります。

    Xが1上昇してもYは0.075しか伸びが加算しないのだから、XとYはほとんど関係がありません。

  3. の回帰式を散布図に描くと、青色線のようになります。

  4. Cは青色の回帰直線に近い位置にあります。Cの打点の数値はYが36.20、Xが75.30です。これを回帰式に当てはまると、Y=30.06
    +0.075X75.30
    =35.70
    です。35.70は実際のYの数値36.20にごく近い数字です。
ここで使った条件表No.172「統計サンプル」の項目は、相関関係のある項目の組み合わせはありませんが、これは中勢波動が上昇中のものと下降中のものを同時に統計をとっているためです。 例えば200日線が上昇中のときの統計と下降中のときの統計を別々にとれば、もう少し相関関係がでてくると思います。

F2×2分割表

2×2分割表、2つの項目をそれぞれ2つに分けて、4つのグループに分割し、そのグループに違いがあるかを判定するものです。次図は、縦軸(y軸)に「KDH1」(直近の上昇波動の中で最大の75日線からのカイリ率)、横軸(x軸)に「L2-H1」(直近の小波動の上昇率)を打点したものです。

これを4つのグループに分けると、例えば次のようになります。
  1. 「KDH1」が20%超、「L2-H1」が45%以下
  2. 「KDH1」が20%以下、「L2-H1」が45%以下
  3. 「KDH1」が20%以下、「L2-H1」が45%超
  4. 「KDH1」が20%超、「L2-H1」が45%超
この4分割は正しいのかどうか、どういう基準(シキイ値という)で分けるとよいのかが、「2×2分割表」でわかります。
「2×2分割表」ボタンをクリック。

右図の赤色枠の表示がなされます。
@横軸(x軸)の「L2-H2」は20.70で分けるとよい。
A縦軸(y軸)の「KDH1」は8.80で分けるとよい。
そのように分けると、
Aグループには6750個
Bグループには1079個
Cグループには6725個
Dグループには1064個
のデータが入る。

Bこの分割のχ2(カイ2乗)値は8222.215になる。χ2は6.635以上の値をとるときは、この分割は1%水準で有意であるということです。つまりABCDのグループには違いがあるということです。
任意のシキイ値で、χ2(カイ2乗)値を計算することができます。
  1. x軸のシキイ値を45にし、
  2. y軸のシキイ値を20にして
  3. 「χ2検定」ボタンをクリックすると、
  4. χ2値は9380.293 と表示されます。


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