1231《カナル24》操作事典
 [1231] 統計のリストのソート・抹消について

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「統計」の検索リスト画面でできること

「統計」の検索リストの画面のメニューは次のことを行うためにあります。
  1. ソート・・・項目を数値の大きい(小さい)順にソート(並べ変え)して、異常値が紛れ込んでいないかを知る。
  2. 行抹消  ・・・不要なデータや異常なデータを抹消する。
  3. 条件選択 ・・・ある項目の数値に条件をつけて該当するリスト行を選択させる。
  4. 繰り返し選択・・・データが多すぎるとき、指定した割合でリスト行を間引き(廃棄)する。
  5. 同一日付を選択・・・同じ日付のデータを選択する
  6. 選択行を反転・・・選択されている行を取り消し、選択されていない行を選択する
  7. 最初のリストに戻す・・・行抹消をした後、もとのリストに戻す。
  8. 「印刷」「ファイル保存」「クリップ」「全部選択」「フォント」については、他の「計算」の画面のものと同じです。(1290 検索リストを印刷するなどを参照)

@ソート

  1. 図の赤枠は「kdH1」(上昇波動における最大のカイリ率(株価と75日線)の数値です。図を見る限りでは、大きな数値では+28.5%のカイリ率とか、小さな数値では+1.8%のカイリ率があります。

  2. 検索されたリストは15739行あります。ここにはとんでもない数字(カイリ率)が入っていることがあります。

    まずはデータが間違っていることが多いので、実際に正しいカイリ率であるのかをグラフで確かめたほうがよいでしょう。
    また正しい数字だとしても異常値があれば、平均値や標準偏差をゆがめてしまうので抹消したほうがよいのです。

  3. 「ソート」をクリックして、異常な値のカイリ率を調べてみましょう。

  4. ソートしたい項目を指定する画面が現れるので、「kdH1」を選択し、

  5. 「大→小順」を選択して

  6. 「実行」ボタンをクリックすると、

    ソートが開始されます。(リスト行は15739行もあるので、ソートする時間はそこそこかかります(3〜10分くらい)。

  7. ソートが終わりました。
「kdH1」(上昇波動における最大のカイリ率)が最も大きかったのは、8473「SBIホ」の226.9%です。

ついで1808「長谷工」の214.9%ですが、長谷工の当時の株価は50円でした(その後株式併合をしたので、現在の株価に合わせると250円になっている)。株価が50円とは倒産価格です。

株価が2桁のものは変動率が高くなります。50円の株価が100円になれば100%の上昇率です。

こういった低価格のデータがまぎれていると、「kdH1」(上昇波動における最大のカイリ率)の平均値やSD(標準偏差)は「長谷工」に引っ張られてイビツなものになります。 「長谷工」の検索リストは抹消したほうがよいのです。

A検索リストの抹消

図で5726「大チタ」の「L3-H2」の数値は3059.3%となっています。3本前のボトム(L3)から2本前のピークまで、なんと3059%の上昇率です。株価は31倍になっています。 グラフを描かせてチェックしてみると、その数字は正しく、権利落ち調整後の株価でいえば、364円の安値から11500円に上昇しています。

数字としては間違っていないが、通常の1波動の上昇率は30%くらい(平均とSDを参照)のものです。ここにその100倍の上昇率が混ざると、平均値や標準偏差をゆがめてしまします。
  1. 図のように「大チタ」の検索リストを選択して、

  2. メニューの「行抹消」をクリック。
  3. 「選択されている24行を抹消しますか?」と聞いてくるので、

  4. 「はい」をクリック
5726「大チタ」の24行のリストが抹消されます。

抹消すると、データ数がこれまでの15739個から15715個へ減少し、15715個のデータ(検索リスト)が統計ファイルとして保存されます。

1235 統計ファイルとデータ数の制限についてを参照)

B条件をつけてリストを選択する

図で1808「長谷工」の「kdH1」の数値は214.9%となっています。株価が75日平均線から214%もカイリしています。
  1. 数字としては間違っていないが、通常の75日腺からのカイリ率は13%くらい(平均とSDを参照)のものです。

    ここに214.9%のカイリ率が混ざると、平均値や標準偏差をゆがめてしまします。 このデータは無視したほうがよいのです。

  2. カイリ率が100%を超えている検索リストを選択するためは、メニューの「条件選択」をクリック。

  3. 条件をつける項目は、「kdH1」を選択し、

  4. この項目(カイリ率)の数値が「100以上 999999以下」とします。

  5. なお「min」ボタンをクリックすると「-999999以上」になり、「max」ボタンをクリックすると「999999以下」になります。

  6. 「実行」ボタンをクリック。

  7. カイリ率が100%以上になっている検索リストが選択されます(紺色になる)

  8. 選択された検索リストは20行あります。

  9. これら選択されたリストを抹消するのであれば、メニューの「行抹消」で抹消します。

C一定の割合でリストを選択する(繰り返し選択)

図は「kdH1」の項目についてソートしたものです。

統計をとるときは、データ数はそこそこ(2000〜3000個)あればよいのであって、すべてのデータを採集する必要はありません。

データ数が多いと、どのようなデータ処理をするときでも時間がかかります。そこでデータ数を減らしたいときがあります。

このときは、リストの初めのほうの1000個を減らすといったやりかたではなく、万遍なく減らすことが必要です。
  1. メニューの「繰り返し選択」を使います。

  2. 「何行ごとに選択するか」を指定します。図のように「10」と数字を入力してもよいし

  3. ラジオボタンについている(100行〜2行)のどれかを選択しても同じです。

    例えば「3行ごと」とすると、3行ごとに1行が選択されます(全体の1/3が選択される)

  4. 「OK」ボタンをクリック。

  5. 「3行ごと」と指定したときは、3行ごとに検索リストが選択されて、紺色に変わり間ます。

  6. 全行数(15738行)のうち、選択行H(5246行)と表示されています。ちょうど1/3が選択されています。

  7. これらの行を抹消するなら、メニューの「行抹消」で抹消します。

D同一日付を選択

「ソート」で年月日の順に並べ替えると、異なる銘柄が同じ日に同じ売買マークを出していることがあります。

図の2011年3月25日には、21銘柄が小波動のボトムを確定しています(つまり買いマークを出している)。ボトムは大震災のあった直後の3月15日です。

このときのボトムは75日線からのカイリ率は、-5.2%〜-18.3%と大きくなっている上、21銘柄のデータがあるので、カイリ率の平均値などは低めに計算されます。

同じ日に多くの銘柄が売買マークを出していても、実際に仕掛けられるのはそのうちの1銘柄か2銘柄です。売買マークが出たものをすべて仕掛けたときの成績と、同じ日には1銘柄だけに絞って仕掛けたときの成績とでは、1銘柄に絞ったほうの成績のほうが実際の成績に近くなります。

「同一日付を選択」を使えば、同じ日に同じ売買マークを出した銘柄のうちの1銘柄だけを残して他の銘柄を選択することができます。
「同一日付を選択」をクリックすると、図のように残す銘柄は「株価が高いもの」か「株価が安いもの」かを訊ねてきます。

たとえば同一日に21銘柄が同じ売買マークを出していたとき、「株価が高いもの」を指示したときには、21銘柄の中で最も株価(仕掛け時の株価)が高いものは選択されず、他の20銘柄が選択されます。

「株価が安いもの」を指示したときには、21銘柄の中で最も株価(仕掛け時の株価)が安いものは選択されず、他の20銘柄が選択されます。

図は「株価が高いもの」を指示したときのものです。

赤色枠で囲った13銘柄は2013年12月24日に買いマークを出しています。このうち株価が最も高かったのは2561「ローソン」で株価は7700円でした。最も株価が安かったのは6701「日本電気」で226円です。

株価が最も高い2561「ローソン」は選択されず、行は白色になっていますが、他の12銘柄は選択されて行は紺色になっています。

メニューの「行抹消」をクリックすると、右図で選択されているものはリストから削除されます。削除後に「平均とSD」や「相関係数」「ヒストグラム」「散布図」を見れば、同一日に1銘柄としたときの統計値がわかります。

E選択行を反転

図では、「KdL1(直前のボトムの75日線からのカイリ率)」が-15%以下のものを選択しています。

「選択行を反転」をすると、逆にカイリ率が-15%以上の銘柄が選択されます。
align=right hspace=5 vspace=10> それまで選択されていた行は取り消されて白色になり、選択されていなかった行が選択されて紺色に変わります。

F最初のリストに戻す

「行抹消」を繰り返すと検索リストは行が減っていきますが、最初の検索リストに戻すことができます。

図では、検証リストは4092行まで削除されています。 「最初のリストに戻す」をクリック。

最初の15641行のリストが表示されます。

ただし最初のリストに戻せるのは、「終了」ボタンをクリックするまでです。「終了」ボタンをクリックしたときは、最後に表示されていたリストが記憶されます。


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