最近の日経平均の動き ―― 《カナル24》は語る


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《カナル24》の条件表No.20「平均線と順位相関」を使って日経平均の動きをウォッチします。向こう10日間くらいの動きをターゲットにしています。


(2020.12. 4) TOPIX 1775P(+0) +0.04% 日経平均 26751円 (-58) -0.22%
    11.4億株 (2兆3367億円)


昨日の海外市場は、
1)中国上海  -0.21%
2)英FTSE +0.42%
3)独DAX  -0.45%
4)NYダウ  +0.29%
5)ナスダQ  +0.42%

各国とも小幅な動き。ワクチンの材料はすでに織り込み済みであり、米国は民主党がいっていた財政支出の規模は半分以下になっているが、これを材料とするしかない。それも何度も材料にしてきたので、もはや株価を上げるような目新しい材料ではない。

ファイザーが今年中に出荷できるワクチンは計画の半分になりそうだと発表したため、ワクチン接種→景気回復の期待は萎み、日経平均は小幅安で終わる。NYダウは前日比+85ドルだったが、引けにかけての急落(30110ドル→29883ドル)は高値圏一杯になっていることを思わせました。

11月の海外勢の買いは1兆5000億円だった。2019年4月以来の買い越しとなったが、個人投資家は売ったし、年金基金も売り越したはずです。海外勢が買うときはまず日経先物を買ってから現物株を手当てするので、日経先物のボラティリテイは大きくなる。11月の日経先物はまさにそれだった。だが海外勢の買いも終わったようです。11月第4週は海外勢も売り越しだったので、これが日経平均の高値圏での伸び悩みという現象になって現れている。

【10 】損益経過グラフ I変則トレードを併用する (2020年11月30日)

条件表No.228「YB統合(2019年)BS」を使うが、変則トレードもするというのが今の私のトレードのやり方です。基本的には
  1. No.228が売買マークを出したなら、翌日の始値で仕掛け、その日の終値で決済する(正則トレードをする)

  2. 売買マークがでないときは、細かく決めた私流のルールによって、買い仕掛けをしたり売り仕掛けをする。(変則トレード)

  3. このときは、@利食い、A損切り、をするほか、B夜間取引もする。

  4. 大きな利益は狙わず、連勝することが最重要であると心がけている。
図は7月1日からの損益経過です。他の条件表(No.220〜No.226)は正則売買をしているので、2020年1月からの損益経を掲げているが、Eの変則売買は一義的に方針は定まらない(個人によって対処の方針は異なる)ので、私が実際にトレードした7月1日からの損益経過を掲げます。

ここまでにかかげたABCDの損益経過グラフと比較するには 1月〜6月の損益経過を、7月以降のEの損益経過の数字に嵩上げします。EはNo.228「YB統合(2019年)BS」を基本にしています。1月〜6月までの成績はNo.228と同じであったとすれば、No.228の20201年6月30日の累計利益は+2310円であるので、右図の(a)は0円から+2310円に嵩上げします。したがって、右図の累計損益の数字はすべて+2310を加えたものになります。例えば次図の(j)=+1500円は+2310円を加えた+3810円になり、現在の累計利益+1320円は+3630円になります。掲げたABCDのどれよりも大きな累計利益を出しています。

X..No.228「YB統合(2019年)」と変則トレードの併用

条件表No.228を使っての変則トレードの成績は、
  1. トレード数が113回
  2. 累計損益は+1500円
  3. 平均利益は+13.3円
  4. 勝率は93勝20敗の82.3%
    (期間2020年7月1日〜11月20日)
No.228の正則トレードと比べると、
1)累計利益は+1500円ですが、1月から変則トレードをしていたならば、+3000円以上にはなっていたと思われます。(No.228の正則トレードの利益の2倍くらいは出ているはず...)

2)平均利益は+42.2円→13.3円へ大きく低下しています。これは連敗をしないように小幅な利食いをしているためです。

3)勝率は82.3%とNo.228の正則トレードの65.7%よりもかなり高くなっています。本当は90%くらいの勝率を目指していたが、7月〜8月はまだ変則トレードの細かなルールができていなかったために思ったほどの勝率になっていません。9月〜11月は76勝12敗で勝率86.3%です。

損益経過グラフを見て気づくことは、
  1. 大きい利益を出したトレード(A)(B)があるが、これは正則トレードによって出た利益です。
    (A)は+350円、(B)は+430円

  2. 大きく負けているトレードがある。これは変則トレードで損切りしたときの損失です。
    (M)は-310円、(N)は-400円、(O)は-250円、(P)は-180円。

    当初は-300円の評価損になると損切りをしていたが、最近は-200円で損切りを考え、できるだけ小さな損失になるように指値注文を入れて損切りしています。

  3. 損切りをした後の経過は、連敗しないように心がけている。(M)の損切りの後は11連勝をして(M)の前の累計利益を回復しているし、(N)の損切りの後は7勝1敗で、8回のトレードで損失を取り返している。

  4. (O)の損切りは、相場感による売買方針が間違っていた。前日11月13日(土曜日)の終値は25340円だったが、11月16日(月曜日)の始値は25700円と+360円ほど高く寄った。

    前日に明日は下げるという見立てをして、夜間取引で25450円の売建てしていたので、16日の始値(25700円)で損切りして-250円の損失。損切りの直後、26710円で再度の売建てをしたが株価は25990円まで上昇した。頃合いを見計らって25890円で損切りし-180円の損失。11月16日は2度の損切りをしたわけです。合計で-430円の損失を取り戻すには4〜6日かかると思われたが、その後18・19・20日の3日間で10連勝をして(O)の前の累計利益を回復しました。

  5. (P)も同じく-180円で損切りしています。次のトレードで11月16日のように連続して損切りにならなければ、すぐに損失は取り返せるはずです。
どうでしょうか? こういう細かな対応によって、損益経過グラフは毎月累計利益を伸ばし、右肩上がりの姿になるの です。変則売買(つまりは相場感による売買)ができない人は、《YBメーカー》による正則売買をするしかないが、それ以上のことを望むなら、変則売買について考えてください。

いきなり変則売買をすることは無理です。変則トレードは「変則」であるだけに細かなルールが必要です。交通規則(ルール) がないなら、信号を無視して他人を轢いてしまい自分は懲役刑になるし、あるいは自分の命を失うことになります。そんなことは誰でも知っていますが、こと投資に関してはルールを持つことなく好き勝手に買いだ売りだとやっている。

これでは到底利益を上げることはできません。(およそ自分の気分でなにかを始めて成功することはない)だからといって焦って無理やりルールを決めようとはせずに、時間をかけて自身に合った変則売買のルールを定めてください。これが本講座で一番いいたかったことです。他人に依存するな。勝つための方策は自分が見つけるしかない...のです。



(2020.12. 3) TOPIX 1775P(+1) +0.07% 日経平均 26809円 (+8) +0.03%
    12.2億株 (2兆5457億円)


昨日の海外市場は、
1)中国上海  -0.07%
2)英FTSE +1.23%
3)独DAX  +0.52%
4)NYダウ  +0.20%
5)ナスダQ  -0.05%

11月のADP雇用統計は+30.7万人。しだいに雇用者数は減ってきているが、コロナショック前は+15万人〜20万人増が並みであった。まだそこまで減少してはいないので、なお米国経済は回復しているようだ。

英国はファイザー社のコロナワクチンを承認し、7日から接種を始めるとか。米国も15日ころから接種を開始する予定。開発まで10年かかるといわれるワクチンをたったの1年で開発したというのは、そのくらいコロナウィルス感染を恐れのであろうが、十分な副作用の検証はおこなわれていないようだ。拙速でなければよいが。

日経平均は続伸する。だが12月 1日こそ前日の-211円安の反動で+353円高となったが、12日2日は+13円高、今日3日は+8円高と伸びはなくなっている。今夜のNYダウは下げる可能性のほうが強いから、明日の日経平均は反落するのではなかろうか。一度は9日線を割り込むような下落があって当然だと思う。

【 9 】損益経過グラフ HYBメーカーが作った条件表 (2020年11月29日)

E..No.228「YB統合(2019年)BS」

《YBメーカー》は毎年1度(年末か年始に)最新の条件表を作ります。2020年のトレードで使ったのは条件表No.228「「YB統合(2019年)BS」ですが、この条件表には9種類の買いの条件表と6種類の売りの条件表が統合されています。当然によい成績がでています。条件表No.228の(2020年1月〜11月16日)までの成績は、
  1. トレード数が67回
  2. 累計損益は+2830円
  3. 平均利益は+42.2円
  4. 勝率は44勝23敗の65.7%です。
これを見ただけで、トレードはまずまず厚いので、その成績はかなり信頼してよいことがわかります。
  1. +400円超の利益が出たのは(m)(o)(q)(r)(h)の5回あります。-400円超の損失は(n)-490円、(o)-780円、(s)-540円の3回です。

    (n)(o)はコロナショックによる損失。(s)の売り材料はハッキリしないが、月末を狙っての思惑の売りであったらしい。誰かが仕掛けた株価の無理やりの変動による損失です。

  2. (b)→(c)は-1300円の損失。コロナショックによる-490円、-780円の2つで合計-1270円の損失が出ているので、累計損益が低くなるのはしかたがない。これは不運であった。逆に順位相関を使ったNo.222、No.224は3月9日・3月12日のコロナショックに遭遇していないので幸運であったといえます。

    使うチャートが増え、売買マークを多く出すようになると、どうしてもこういうショック的な株価大幅安に遭遇することがあるのはしかたがありません。

  3. (d)→(g)の2か月半の期間の損失は-860円と軽かった。最後に(g)→(h)へ+1210円の利益をだして、11月19日現在では+2830円の累計利益となっています。
トレードに厚みがでてくれば、大きな損失は出にくくなります。(大きな損失が出ても、他の利益によって薄められる)よってこの条件表の成績は安定しているといえます。



(2020.12. 2) TOPIX 1773P(+5) +0.32% 日経平均 26800円 (+13) +0.05%
    14.2億株 (3兆 726億円)


昨日の海外市場は、
1)中国上海  +1.77%
2)英FTSE +1.89%
3)独DAX  +0.69%
4)NYダウ  +0.63%
5)ナスダQ  +1.28%

マークイットの11月の製造業PMIは56.7と順調。ISM製造業指数も57.5。ともにこういう数字を出したのだから、米国景気が悪いはずはありません。米国の場合の株高はこういう実体経済のよさを吸い上げてのものです。経済の背景があります。

PMIの日本語訳は「購買担当者景気指数」です。購買担当者のアンケート調査を集計したものです。なぜ購買担当者の意見が重要かというと、担当者の個人的な見通しを聞くのではなく、@生産計画、A新規受注、B購買価格、C販売価格、D購入数量、E雇用状況などを調査しているからです。掲げた項目でわかるように、購買担当者は需要動向を常に把握しておかねば、購買担当者の役目は果たせない。昔のTVドラマにあった「ショムカ」のように、足りなくなった備品を揃え、切れた蛍光灯をつけ変えるという単純なことではない。

これがきちんと把握できていないと、@過大な原材料仕入れや仕入れ不足がでて企業の利益を最大化することができないし、A原材料の価格の予想ができないと仕入れ価格(原価)で利益を損なう。だから購買担当者は日々の経営者的判断をしているといえます。

日本におけるPMIは日銀の「日銀短観」ですが、これは3か月に1回しか調査しない。現在最新の短観は2020年10月1日発表のものです。数字は2か月も遅れている。これでは株式投資には間に合いません。(速報性と確実性は相反することではあるが、)速報性のない情報は株式投資においてはほとんど意味がありません。日銀は将来のために正確な情報を残すことだけを考えているようです。

PMIが株式市場でもっとも重視されるゆえんです。ところでいつも「マークイット」と言ってきましたが組織名は「IHSマークイット」です。マークイットは英国の企業でしたが、米国のIHSに買収されました。それが新聞によると「S&Pグローバル」がこれを買収するらしい。情報は単なる早耳ではありません。さまざまな情報を集めて整理し、わかり易くしたものが情報です。そうかS&PはこれまでもMSCI指数などを発表して、情報会社(その結果企業の格付けという情報を生む)ではあったが、マークイットまで手にいれるのだなあ...

日本における「S&P」的な存在は日経新聞しかありません。日経新聞も入手できる情報は制限があるので、海外の情報各社(新聞・定期刊行物、NY証券取引所、シカゴCMEなど)と提携しているようだが、そこから得られる情報は処理していない「粗(ロウ)」のものです。だけど最近の日経新聞の記事はもの凄くよくなっています。株式投資をする人間で、読売・朝日・毎日などの新聞を取っている人は、新聞を見ても株式投資に役立つものは得られません。

他の新聞をやめて日経新聞を購読する。できればネットで、いつでも一般読者には公開しない会員になる。新聞の購読とネットの会員の月々の費用は合計で月5,000円です。まあ皆が株式投資をしているわけではないから、朝日を辞めろ・毎日を辞めろとは言いませんが、事、株式投資をしようとするならば、国内では日経新聞に勝るものはありません。

【 8 】損益経過グラフ G理想的なグラフの姿 (2020年11月27日)

C..No.224「寄引売買__rci最適.陰陽(C)」

陰陽足という調味料を加えた順位相関の条件表は、その成績が一変しました。条件表No.224の全体の成績は、
  1. トレード数が21回
  2. 累計損益は+2120円
  3. 平均利益は+101.0円
  4. 勝率は14勝7敗の66.7%です。
図の(a)→(c)の累計利益の伸びの様子はすばらしい。それは、
  1. 大きな損失(-400円超の損失)が出ていないこと。

  2. 連敗が1度しかないこと。(b)からの2連敗の中身は-180円の損失→-10円の損失と軽微であって、ずるずると連敗していない。

  3. 大きな損失がなく、連敗をしないから、1度負けてもその損失はすぐに取り戻せています。例えば(a)の直後の-190円の損失は次の+270円の利益で取り返し、(m)の-270円の損失は次の+530円(これは異常な利益)で取り戻しています。(b)の2連敗の-190円の損失は次の1回のトレード+210円で修復しています。

    大きな損失がでていないこと、連敗をしていないことが、理想的な損益経過をたどらせたのです。
ただし条件表No.224はトレード数があまりにも少ないので、運に助けられた面が大いにあります。例えば、損失を出した後、すぐに+270円、+530円、+210円、の利益が出たことです。普通は1トレードで+200円の利益が出ることは多くありません。さらに(n)では+430円という大幅な利益も出しています。+400円を超える利益が出るのは20〜30トレードに1回くらいの割合です。

トレード数が年に100回もあれば、その成績は運によるものではなく、実力(条件表の能力)で得たものであるといえますが、21回のトレードでは実力による利益なのか、運による利益なのかの判定はむずかしい。その判断の例は条件表No.226およびNo.228 の損益経過グラフで説明します。

D..No.226「寄引売買_rci+.統合」

No.224は非常によい成績を出していますが、トレード数が21回と少なすぎます。そこでトレード数を増やすために、No.224に別のチャートによる1つの買い条件と1つの売り条件を追加したのがNo.226です。条件表No.226の全体の成績は、
  1. トレード数が32回
  2. 累計損益は+2070円
  3. 平均利益は+64.7円
  4. 勝率は19勝13敗の59.4%です。
  1. (b)は4月初めに+2030円の累計利益になっていますが、この時期に利益が出たことはNo.224にはありません(No.224は途中で最高の利益を出さずに、最後の(c)で+2120円の累計利益のピークを出している)

  2. (b)→(c)で2連敗を含んで-830円の損失を出し、(d)→(e)でさらに損失を出したけれど、(b)+2030円→(e)+1070円の損失は-960円で止まっている。

  3. (e)→(f)は+1000円の利益で、(f)は+2070円の累計利益を上げて終わりました。

  4. 2度も+2000円の累計利益を出したことは、No.224に比べて利益をだすチャンスが増えたということです。+400円超の利益が出たのは(m)の+450円、(n)の+530円、(o)の+430円の3回があるので、これも運が味方した感じがありますが、No.224よりもトレードに厚みがでて、成績はより安定しているといえます。


(2020.12. 1) TOPIX 1768P(+13) +0.77% 日経平均 26787円 (+353) +1.34%
    13.3億株 (2兆8191億円)


昨日の海外市場は、
1)中国上海  -0.49%
2)英FTSE -1.59%
3)独DAX  -0.33%
4)NYダウ  -0.91%
5)ナスダQ  -0.06%

前FRB議長のイエレンをバイデンは財長官に指名する。イエレンは民主党と同じ方向を向いているのでこれを断ることはない。

イエレンはすでにFRBの金融政策はこれ以上の効果を出ことはないと言っているらしい。景気をよくするには誰かが金を使うしかない。それで金が回る。その手段は、@金融緩和、A政府支出(財政投資)しかないが、@はもうギリギリのところまで来ている。残ったA財政投資に使った資金、は当然に将来の税金で賄われるが、これは長期にわたって返済するしかない。当然に増税をしなければならない。

イエレンはバイデン政権下では辛い立場に立たされるのだろうノー。誰かがやらねばならないことだが、それはバイデンの財政投資の規模と返済のための増税のテンピン秤りです。イエレンも将来の債務返済までつきあわされて、可哀そうなことだ。同情する。 NYダウは3陰連となって9日平均線を下回ったが、これは私の相場感と同じ結果です。NYダウは素直です。

「素直」で思い出したが、末娘(エミちゃんの母親)が誕生した時に、「おトーサン何かいい名がある?」と家内に聞かれたので男でも女児でもつけられる「スナオ」はどうだといったが、瞬時に無視されて、家内は思う通りの名をつけた。私は素直が好きだ。素直でない人間とはつき合いたくない。

日経平均は素直ではない。10月30日の終値からその後の11月に高値(終値)まで、
  1. NYダウ、は26501ドル→30046ドル%(11月24日)→+13.4%
  2. S&P500は、3269P→63380P(11月27日)→11.3%
  3. ナスダックは、10911P→12205P(11月27日)→11.9%
    これに対して日経平均は
  4. 日経現物は、22977円→26787円(12月1日)→16.6%
である。いかに日本株が買われているか、世界が 日本株を特殊視しているか。それはいずれは、花見に浮いたの元禄期と同じことです。だが元禄末に世に正気をとり戻したときの、己のした行為、恥ずかしい行為、を反省することになります。(元禄期はインプレ経済であった)

【 7 】損益経過グラフ F変則トレードを採用したら?(2020年11月26日)

B..No.222「寄引売買_rci最適化(B)」

この条件表No.222はNo.220と同じく順位相関を使っていますが、(パラメータ)や(以上以下)の数字を最適化したものです。結論から先にいうと、順位相関は寄引売買の指針にはなりませんでした。損益経過グラフを見ると以下のことがわかります。
  1. 最高に利益が出たのは(f)時点の+740円だが、(g)で-2610円の大きな損失を出しています。

    利益が出たのは(a)→(b)の12トレードをして+660円の利益。(e)→(f)の13トレードをして+1950円の利益。(g)→(h)の24トレードをして+1330円の利益。

  2. No.220が利益を出したのは2回しかなかったが、最適化した条件表では3回の利益を出しています。これは条件表の守備範囲が広がったということでしょう。しかし(f)→(g)の長期間の損失の発生はただごとではありません。No.220も5月6月に損失を拡大しているから、この時期は順位相関を使っての逆張りは間違っていたようですが、これほど長く損失を重ねていっては順位相関は寄引売買に向いていない。No.220の結果と合わせて確固たる結論になります。

  3. この11か月間の全体の成績は@100回のトレードをして、A累計利益は-1280円、平均利益は-12.8円です。しかしトレードの勝敗は55勝45敗で、勝率は55..0%です。平均利益やi勝率がNo.220よりもよいのは、最適化の効果が少しはあったということですが、肝心の累計利益はNo.220よりも悪い。

    この損失の原因は、No.220と同じく、@異常に大きな損失が出ていること、A連敗ないし負ける時期が長期にわたっていること、の2つです。

  4. 1回で大きな損失が出ている。
    -400円超の損失が出たものを探すと、(m)の次のトレードでは-420円の損失がでている。(d)の次の次のトレードでは-1040円の損失。(n)の次のトレードでは-650円の損失。(o)の次のトレードでは-540円の損失。

    -300円の評価損失が出たときに損切りすれば、この4回の損失は合計-1200円で済みます。現実は4回のトレードで-2650円の損失を出しているから、損切りをすることで-1450円の損失を防止することができるわけです。勿論-300円で損切りしたとたんに、その後+120円まで利益を出したということもあるでしょうが、わずか1日の値動きであるから、-300円の損失が→+120円の利益になるということはそうあるものではありません。

    損切りをしたためにその後のさらなる損失-1450円を防げたならば、(g)の-2610円の損失は-1160円の損失に変わるし、現時点の(h)の-1280円の損失は+170円の利益になります。

  5. 連敗する期間が長い。
    (f)5月22日から(g)7月31日までは2か月以上の時間をかけて損失を重ねています。この間のトレード数は28回。9勝19敗です。全体の勝率は55.0%あるのだから15勝13敗とか16勝12敗であってもおかしくはなかったが、いつも確率どおりに勝敗が決まるわけではない。順位相関が当てはまらない時期にぶちあたったのでしょう。

    連敗することを予め予見・予想することはできません。だが1日の立ち合いには6時間半という時間があるのだから、例えば12:30に-50円の評価損がでていても3:15までに+50円の評価益に変わる可能性はあります。(-50円の評価損が+20円の評価益に変わることはいくらでもある)要は今日のトレードを見切って、利益が出たときにトレードを終わらせるかどうかの決断ができるかどうかです。


(2020.11.30) TOPIX 1754P(-31) +1.77% 日経平均 26433円 (-211) -0.79%
    24.8億株 (4兆7669億円)


昨日の海外市場は、
1)中国上海  +1.14%
2)英FTSE  +0.07%
3)独DAX  +0.39%
4)NYダウ  +0.13%br> 5)ナスダQ  +0.92%

サンクスギビングの翌日は13:30までの短縮立ち合いだとかで、1日中のNYダウの方向性は掴めなかったが、米国市場は基本的には上向きです。

NYダウは+37ドル高と横ばい。S&Pも+0.24%とほぼ横ばい。 休場明けのNY市場は、いよいよクリスマス商戦が始まります。日本におけるかつての正月のような消費需要が爆発するのであればよいが、クリスマス商戦はさほど期待はできないのではなかろうか。もちろんクリスマスのパーティのための需要や子たちのためのプレゼント需要はあるだろうが、時代は変わる。他の日常的な需要はクリスマス商戦には表れてこないのではないか、と思われる。

日本は正月2日からはデパートやスーパーが開くので、大晦日とも元旦さえ過ごせればよいという時代になってます。昔のように正月(1日〜5日間)のために何かを買い溜めることはなくなった。@大晦日に梵鐘の音を聞きに古寺にいく、A初詣でに神社に詣でる というのが一般的な年末年始の過ごし方でしょう。やや寂しいがまともな過ごし方ではないか。

【 6 】損益経過グラフ E途中の損益経過を知ることが大事(2020年11月25日)

1年間トレードをして、12月末に全体の成績をみると、1)トレード数120回、2)累計利益1300円、3)平均利益35.1円、4)勝率52.8% といった数字がわかります。これはこれで1年間の成績を表している(つまりは決算書と同じ)のだから重要な数字ですが、もっと大事なことは損益経過(損益計算書に当たる)です。@途中で大きな損失がでたが、後半になんとか取り戻して1年間の成績になったものと、A途中でさして大きな損失が出なくて1年間の成績になったものとは、リスクという面から見ると大違いです。リスクの大きさは損益経過グラフで知ることができます。

この講座では【1】章〜【5】章で、寄引売買で役に立つ条件表を順次改良して、No.226「寄引売買_rci+ .統合」までABCDの4本の条件表を作ってきましたが、《YBメーカー》は、2019年の年末ないし2020年の年始に、今年2020年に使う寄引売買用の条件表を作っています。図のEがそれです。これを使って(2020年は)トレードするのです。

《YBメーカー》は人間がやれば半年〜1年かかること(@どういうチャートを使い、Aどのような最適化をすれば、B寄引売買で最高の利益を出すことができるのかを解明し、C1本の条件表を作り出す)をわずか5〜6時間でやってくれます。驚くべき能力をもっているソフトです。当然にABCDの条件表よりも良い成績を出します。

このABCDEの5つの条件表が指示するとおりに日経先物のトレードをしたら、2020年1月から11月19日までどのような損益経過を辿ったのかを「損益経過グラフ」で検討します。トレードのしかたは
  1. 条件表が売買マークを出したら、
  2. 翌日の始値で仕掛け(8:45)、
  3. その日の終値で決済する(15:15)
というたった3項目のシンプルなルールです。シンプルなことは何よりもすばらしい。ルールを複雑にすればするほど割り切った判断が出来なくなり、悩みが増えます。だがこの3つのルールに従うならば、@そこそこ当たる条件があるならば、Aトレードの実行はまったく簡単で、B多くの年で利益がでます。C始値で仕掛けて、終値で決済するのだから、予め今日するべき注文をだしておくことが出きます。つまり勤務や仕事をしている間にするべきことはないし、利食いや損切りの値段やタイミングを考えなくてもよいという最高にラクなやりかたです。トレードの切っ掛けになる売買マークは《YBメーカー》が作った条件表が出すので、投資家個人が今日は売りか・買いかを決めることはありません。(要するにトレードの全部を《YBメーカー》が決めてくれる)小学生でもできるトレードです。

この寄引売買のトレード手法は私が決めたものですが、《YBメーカー》の解説や講座においては、「寄引売買の正則(せいそく)」と呼んでいます。「正則」があれば「変則」があります。条件表の売買マークにしたがってトレードすることは基本ですが、始値で仕掛け→終値で決済する正則トレードでは、「条件表の言う通り」になってしまいます。ついもっと当たる条件表がないかとあれこれ考えたり、検証をしたり、最適化をしてみたところで、(何度もいうが...)100%当たる条件表はありません。今後も見つかる可能性はゼロです。

次に試しに作った条件表や《YBメーカー》が作った条件表の損益経過グラフを掲げます。これは単に累積利益が伸びた・低下したということを見るのではなく、これを見て、
  1. どうしてこれだけの利益しか上がらなかったのか?
  2. より利益を上げるためにはどういうことを考えて条件表を作る、あるいは条件表の採否を決めるのがよいのか?
  3. 予期せぬ材料が発生することで大きな損失が出ることはしかたがないが、その損失を小さく止めるにはどうすればよいのか?
  4. あるいは出た損失を早く回復するにはどうすればよいのか?
こういうことを念頭において、損益経過グラフを見てください。漠然と眺めてもなにも得るものはありません。得たいものは、@その条件表の欠点は何かを発見すること、Aなぜよい条件であるのかを知ることです。考えながら損益経過グラフを見るならば、新しい視点からのトレードの方法がわかります。

A..No.220「寄引売買_順位相関A」

この条件表は世間で言われていること(順位相関が-80以下で買い、+80以上で売り)をもとにしたものですが、一般にいわれていることが正しいとは限らないという好例です。自分で調査したものこそが意味がある。それでも間違った売買マークがでるが、どういうときに間違うのか? どうすれば間違いを回避できるのか? を突き詰めずして、よい条件表はできません。

損益経過グラフの見方を初めに述べておきます。
  1. グラフは1トレードごとの利益や損失を表現しています。利益が出れば上方に線が伸び、損失が出れば下方に線が引かれます。

  2. スタートはその年の初め(またはトレードを開始する前日)。まだ損益は発生していないので、いつも0円から始まります。

  3. 数字は累計利益(累計損失)です。図の(b)に+660とあるのは(a)からスタートして(b)の間に累計で+660円の利益がでたことを表しています。

    (c)が-60となっているのは、(a)からトレードを重ねた結果、(c)時点では-60円の損失になっていることを意味します。(b)の+660円から(c)の-60円になったのだから(b)から-720円の損失が出たことがわかります。

  4. 数字は日経先物1単位(1株)のトレードをしたときの累計損益です。日経先物の値段が25000円だとすると、25000円の売買で+660円の利益が出たとか、-60円の損失が出たとします。

  5. 実際のトレードにおける取引の金額は、日経先物は1000単位で1枚、日経ミニは100単位が1枚です。1 枚が売買できる最低の単位です。だから実際に1枚のトレードをしたときの売買代金は、日経先物の値段が25000円とすると、日経先物は25000円×1000倍=2500万円で、日経ミニだと25000円×100倍=250万円の売買をしているのです。2500万円の取引とはいっても、先物はその株価(25000円)を所有するために行うのではありません。この代金のやり取りはせずに仕掛値と決済値の差から生じる損益額を確定することでトレードが終了します(差金決済という)。

    例えば+660円の利益になったということは、+660円×1000倍=66.0万円(日経先物)の利益を得て証券会社の口座に66.0万円が入るということです。ミニの場合だと-60円×100倍=-0.6万円の損失が出て口座から-0.6万円がなくなるということです。

  6. だから(e)が-1800円の損失になっていますが、実際の金額は日経先物の場合は-180万円の損失額、ミニの場合は-18万円の損失額なので、先物取引はハイリスクであるが、ハイリターンの取引です。思いつきやカンによって簡単に取引できるものではありません。

  7. 最低の1枚の先物の取引をするための証拠金は、相場の変動率によって証拠金は変わります。今年1月は72万円(日経先物。ミニは1/10の7.2万円)でしたが、11月16日現在では135万円(ミニは13.5万円)です。通常はだいたい100万円(ミニは10万円)としておけばよい。 これをグラフの数字に合わせる(1単位当たりの損益)と証拠金は1000円。ミニも同じ1000円になります。

    1000円の証拠金で(e)の-1800円の損失がでるのだから、ノンキに構えていると、あっというまに1000円の証拠金は無くなり、さらに800円の追証を払って、ようやくトレードが終わるのです。当然に丸損です。証拠金がなくなればトレードを続けることはできません。
ここで掲げた損益経過グラフは、最高に利益が出たのは+660円だが、-1800円の損失も出しています。利益が出たのは(a)→(b)の2か月間だけで、(b)→(e)までは負け続けです。(e)→(f)で12トレードをして+680円の利益。最終的に-1110円の損失になっています。まあ見るべきものはありません。

この11か月間の全体の成績は@62回のトレードをして、A累計利益は-1110円、平均利益は-17.9円です。しかしトレードの勝敗は33勝29敗で、勝率は53.2%です。勝率が53.2%あるのだから、普通ならば損益はトントンでもよいはずだが、-1110円の損失になっている。

原因は2つあります。
  1. 1回で大きな損失がでている。
    例えば(b)の次のトレードでは-420円の損失がでている。(m)の次のトレードでは-520円の損失。(n)の次のトレードでは-410円の損失。(d)の次のトレードでは-470円の損失。1回のトレードでこれほど大きな損をだしていては勝ち目はありません。だが正則の寄引売買ではなく、変則トレードをして例えば-300円で損切りをするとしたならば、例に挙げた4回の損失の合計-1820円は-1200円の損失で済んでいることになります。
    -300円を超える損失はほかにも3回あります。これらを-300円で損切りするだけで-1800円の損失のうちの-800円ほどは損失を食い止めることができます。

  2. 連敗する期間が長い。
    (d)から(e)まで10回のトレードをしているが、この時期に勝ったトレードは2回しかない。残り8回は負けている。勝ったトレードの利益は+20円と+10円の利益でしかないからこの10回のトレードは全滅・玉砕です。
    これだけ負けると損失を取り返すことは難しい。まあ根本の原因は No.220「寄引売買_順位相関A」の条件表の能力が劣っていたということですが、機械的にトレードをせずに、変則的なトレードをすれば、おそらく(d)→(e)への-1900円の損失は食い止められると思います。そうであれば現在の-1110円の損失は逆に+790円の利益になっていたはずです。やりようによってはこの条件表を使っても利益がでます。(もっともこれに対応する個人の能力を必要とするが...)



(2020.11.27) TOPIX 1786P(+8) +0.47% 日経平均 26644円 (+107) +0.40%
    15.2億株 (3兆4069億円)


昨日の海外市場は、
1)中国上海  +0.22%
2)英FTSE -0.44%
3)独DAX  -0.02%
4)NYダウ  休場
5)ナスダQ  休場

米国が休場とあっては日経平均は手本がなく、動かないはずだったが、ザラバ高値26672円、終値26644円と続伸し、連日でバブル崩壊後の高値を更新する。

「躁」状態というよりも酔っ払い(私の毎夜がそうだが...)状態です。酔っ払いに「少しは慎め」といったところで、聞くわけはない。ちょっかいは出さないことだ。

それにしても日本株がこんなにモテるとは思わなかった。今期の予想PERは27.25倍です。日経新聞(NEEDS)のGDP予想は、2020年が-5.7%、2021年が+3.9%であるという。企業業績の変化はGDPとは異なるが、仮に4倍のレバレッジがあるとするならば、2020年は-22.8%の減益、2021年は15.6%の増益ということになります。.

2019年の業績を100とすれば、2020年は77.2で、2021年はこの1.156倍の89.2です。それでも2019年の業績には達しない。今のPERは2021年の業績を基準にしても高い。2022年まで折り込んでいるらしい。つまり業績の先食いをしている。はたして2022年3月に2019年の業績を上回ることができるのか? 通常株価は半年〜1年先を予想して売買されます。今は3年先(正確にはあと2年4か月先)の予想をよりどころにした株価水準にあるといってもよい。ここが酔っぱらって気が大きくなっているのではないかと思うところです。

【 5 】寄引売買_逆張り D多くのチャートを併用する(2020年11月24日)

ここまで「順位相関」というチャートを使って、寄引売買のための条件表をつくってきました。順位相関は寄引売買には向いていないチャートでしたが、根源的な陰陽足というチャートを調味料のごとく振りかけるだけで、役立つチャートになりました。ただトレード数が少ない。利益を上げるにはある程度のトレード数が必要です。1年間に200トレードできると申し分がないが、そのようなチャートはなかなか見つけられるものではありません。まあ「無い」といってもよい。

ではどうするか? 1年で20回程度のトレードができるチャートをいくつか併用することです。年に20回トレードできるチャートを4つ、5つ、6つと増やしていく。それなりの勝率があるチャートはだいたい同じような日に売買マークを出しますが、それでもそのチャートしか売買マークを出さないこともあります。これで1トレードが余計にできます。これを多く集めれば、全体としてのトレード数は多くなります。

次図はNo.225「寄引売買_追加」の条件表です。寄引売買に役立つであろうチャートを設定しています。
上図では
  1. 買い条件は「K相対力」を使ったもの(3行目〜8行目)
  2. 売り条件は「変動率」を使ったもの(9行目〜13行目)
です。

買いの条件表の過去10年間の成績を検証すると次のようになっていました。(銘柄は日経先物)
  1. トレード数は 100回
  2. 累計損益は+4260円
  3. 平均利益は +42.6円
  4. 勝率は 52.0
1年当たりのトレード件数は10回と少ない。勝率は52.0%と低い(55%は欲しい)

売りの条件表の過去10年間の検証は次のようになっていました。(銘柄は日経先物)
  1. トレード数は 127回
  2. 累計損益は+5920円
  3. 平均利益は +46.1円
  4. 勝率は 61.4%
1年当たりのトレード件数は12〜13回と少ないが、勝率は61.4%と高い。

先に設定したNo.224「寄引売買_rci最適.陰陽(C)」とドッキング(統合)すると、次図のNo.226「寄引売買_rci+.統合」になります。

上図で7行目に「グループ」の設定をしていることに注意してください。条件表には買い条件が(3行目と4行目)および (11行目〜13行目)に設定されていますが、「グループ」を(7行目)に入れたことで、(3行目と4行目)の買い条件と、(11行目〜13行目)の買い条件は互いに独立したものである、互いに影響されないものであることを区別(分離)しています。売り条件も同様に、(5行目と6行目)の売り条件と、(14行目〜18行目)の売り条件は別のものであると区別されます。

CODE1570「日経レバ」 の2020年1月〜11月18日の成績を検証してみると、以下のようになりました。( )内の数字はNo.224「寄引売買_rci.陰陽(C)」の成績。
  1. トレード数は 77回 (21回)
  2. 累計損益は+2570円 (1680円)
  3. 平均利益は +33.4円 (80.0円)
  4. 勝率は 55.8% (61.9%)

(参考)
No.224「寄引売買_rci.陰陽(C)」の成績。
このようにして、条件を追加すれば、いくらでも累計利益は増えていきます。ただし平均利益や勝率は次第に低下します。図(C-5)と図(B-3)の数字を対比すると
  1. トレード件数は21回→77回へと急増したが、
  2. 累計利益は1680円→2570円へあまり増えていない。
  3. この結果、平均利益は80.円→33.4円に低下し、
  4. 勝率も61.9%→55.8%へ低下した。
だから売買条件は無制限に追加できるわけではありません。寄引売買という短期のトレードでは、勝ち負けを均して日経先物なら50円以下になれば、追加しないほうがよいでしょう。50円の平均利益は、25000円の先物(日経レバもだいたい同じ値段) なら平均利益率は0.2%です。

No.226「寄引売買_rci+.統合」は図(C-5)の平均利益が33.4円になっているので、適切でない売買条件(K相対による買い条件または変動率による売り条件)を追加していると言えます。



(2020.11.26) TOPIX 1778P(+10) +0.60% 日経平均 26537円 (+240) +0.91%
    11.6億株 (2兆4792億円)


昨日の海外市場は、
1)中国上海  -1.19%
2)英FTSE -0.64%
3)独DAX  -0.02%
4)NYダウ  -0.58%
5)ナスダQ +0.48%

米国はサンクスギビング(感謝祭)で今夜は休場。そしてクリスマス商戦が始まる。休み中に帰郷する人間で空港には90〜100万人が集まり、都市から田舎へとウィルスも運ばれる。

感染の大爆発が起きるのではないかと懸念されているらしい。 まあ2週間後には確実に感染者は最高の人数になることは間違いがない。こういうときにこそ、帰郷や旅行などの移動を規制すべきだろうが、米国政府や州は特に手を打ってはいないようだ。

NYダウは予想どおりに陰線となったが、日経平均は陽線となって終値ベースで29年半ぶりの高値を更新した。この日本株に対する思い入れはただごとではありません。私にいわせれば、 なんという理由なく気分が「躁」状態になっている。わけもなくはしゃいでいる。

GPIF(年金の運用機構)は日本株を売り越し方針に変えたとか。11月に入って日経平均は22977円→昨日の26537円まで3500円も上昇したのだから、日本株の保有シェアは25%になるのは当然です(おそらく30%を超えたのではなかろうか)。GPIFはしばらくは日本株を買えないことはたしかです。

どころか日銀のETF買いも反省を迫られているらしい。なにしろ資金を無制限にもつ(紙幣をいくらでも印刷できる)日銀が株式を購入するのだから負けるはずはありません。負けても負けても毎月買い続けることができるという究極のナンピンができるのは日銀だけです。だがナンピンを入れ続けた結果、この11月前までに買ったETFは今や+15%の上昇をしています。+15%の評価利益を日銀は得ています。2020年の1月〜10月でETFを6.7兆円買っていますが、これが最低でも+15%の利益になっているのだから、この10か月で日銀はおそらく1.3兆円の評価益を上乗せしたと思われます。

日銀がETF買いという先進国では禁断の手を使ったのは、株価を上げて資産インフレを狙ったためですが、もう十分にその役割は果たしました。EFF買いによる利益は国庫に入るので、日銀は財政赤字の解消に少しは役にたったわけです。この後日銀はETFを積極的買うことはしないでしょう。あとは国債の購入によってマネーを過剰に提供することを続けるだけです。つまり日銀のETF買いはピークを迎えたので、今後はETFの売却に動くのではないかの観測もでています。

【 4 】寄引売買_逆張り C根源的なチャートを加える(2020年11月23日)

HPを毎日書くことは今年一杯で終わります。残りあと1か月ほどです。 今書いていることは、この40年間に私がやってきた A)相場の観察と考察、B)そして検証をした結果の1つひとつの結論です。つまり株式投資をするにあたっての 1)重要なこと、2)ずっと記憶しておいて欲しいこと、ばかりです。読み飛ばしては勿体ない。これでは私の40年間の経験と結論を永遠に利用することはできません。

私が40年間で導いた結論は《YBメーカー》に凝縮されていますが、40年間というのは短い。今後の社会の変動によってしだいに現在導いている結論はボヤけていき、結論の効果は減退していくことでしょう(そのために《YBメーカー》は随時に最適な条件表を作る機能を与えています)今後の発展は、今私が言っていることをスタートラインにして、あなたが新たな結論を出さねばなりません。

私が得ている現在の結論を箇条書きにして掲げても、ほとんどの人は重要なこととは理解できないでしょう。そこで、「寄引売買」のための条件表を設定するという、ミステリーを解明をする経緯をストーリー仕立てにしたのです。ストーリーに沿って、何が重要で何がどうでもよいことなのかを読み取って下さい。(ミステリーの解明の結果はどうでもよいのです。ミステリーを解明するためにどう考え、解明するにはどうすればよいのか、を考えることが重要なのです。)

順位相関だけでは、どうやっても寄引売買には向かないことがわかりました。味は実にまずい。そこで魔法の調味料を1つ提供します。これは誰でも知っている逆張りの初歩の初歩のやりかたです。使い方は簡単です。今日が陰線なら明日は陽線(上がる)、今日が陽線なら明日は陰線(下がる)というドグマです。理屈は何もありません。とにかくこの調味料を料理(この場合は順位相関)にパラパラと振りかければよい。まずい料理が食えるようになります。次の条件表No.225「寄引売買_陰B:陽S] を設定しました。



この条件表を、@1009日経先物について、A(2010年1月〜2019年12月)までの10年間を対象にして、検証すると、右図のようになります。

売買ともの成績は
  1. トレード数は2346回
  2. 累計損益は9430円
  3. 平均利益は+4.0円
  4. 勝率は49.4%
です。勝率は49.4%とよくないが、累計利益・平均利益はプラスです。順位相関を使わずに、この陰陽足だけでトレードするほうがよいことが明らかです。

陰線の日(買い)と陽線の日(売り)に分けて成績を調べると、陰線の場合は、
  1. トレード数は1161回
  2. 累計損益は3860円
  3. 平均利益は+3.3円
  4. 勝率は49.6%

陽線の場合は、
  1. トレード数は1185回
  2. 累計損益は5570円
  3. 平均利益は+4.7円
  4. 勝率は49.1%
です。
調味料のすごさがわかります。そこで順位相関に調味料を加えた、次の条件表を設定し、最適化をします。( 銘柄は1009「日経先物」手本の期間は(2010年1月〜2019年12月の10年間)

最適化した条件表は次のようになりました。

この条件表(仮に@調味料を加えた条件表としておく)の成績はどうなのか? CODE1570日経レバ の2020年1月〜11月18日の成績を検証してみると、
  1. トレード数は 21回
  2. 累計損益は+1680円
  3. 平均利益は +80.0円
  4. 勝率は 61.9%

この成績がどれほどすばらしいか。次に @世間で言われている順位相関の条件表、Aこれを最適化した条件表 の今年の成績を再掲しますが、その成績は B調味料を加えた条件表とは、比較の対象にはなりません。

@世間で言われている順位相関の条件表
Aこれを最適化した条件表
順位相関はいかにも統計的な計算をし、数値を出すためにややこしい計算をしなければならず、したがって結構時間がかかるチャートですが、「陰線なら買い、陽線なら売り」というプリミティブな売買方針に負けています。私が、「陰陽足は根源的なチャートである」という理由がお分かりでしょう。

一方順位相関はこの調味料によって図(B-3)のように平均利益が+90円へ、勝率が64%へとナカナカよい成績を上げることができました。これなら寄引売買に使えます。当たらない順位相関でも、調味料を加えることによって、おいしくなるのだということです。



(2020.11.25) TOPIX 1767P(+5) +0.30% 日経平均 26296円 (+131) +0.50%
    15.4億株 (3兆1507億円)


昨日の海外市場は、
1)中国上海  -0.34%
2)英FTSE +1.55%
3)独DAX  +1.26%
4)NYダウ  +1.54%
5)ナスダQ  +1.31%

米国はコロナ感染者の急増も一服したようで、ロックアウト解除の動きがある。まだまだ米国経済が昨年の水準に戻るには半年〜1年を要するようだが、コロナの最悪期は抜け出したの市場の判断です。

バイデン政権の財務長官は前FRB議長のイエレンがなるらしい。わたしはイエレンをたいして評価していないが、米国市場は歓迎し、窓空けの2陽連となった。

だがよい材料はあらかたい折り込んだようで、YB条件表は売りマークを出しています、YB条件表は明日が陰線か陽線かという目先のことしか守備範囲にしていないが、まあだいたいべう米国株価は伸びきったと判断してよいのではなかろうか。


日経平均は米国株価の上昇を見て、+300円高で寄り付きザラバ高値で26700円をつけたが、利食い売りにの押されてザラバ高値から-400円下げた26300円で引けた。

寄り付きだ+300円高→ザラバ高値までさらに+250円高→ザラバ安値まで-400円安という乱高下した1日だった。

日経平均は新高値の陰線(しかも上ヒゲ)となったので、まずは当面のピークをつけたと思うが、NYダウがまだはハジャゲば明日は小反発することもあるが、ザラバ高値26706円を上回ることはないと思います。

【 3 】寄引売買_逆張り B条件表を最適化する(2020年11月22日)

一般に流布している「順位相関が+80以上で売り、-80以下で買い」という売買方針では、寄引売買では利益がでません。この条件表のどこがいけないのか?考えられる原因は
  1. 売り・も買いもおなじ(9日)順位相関を使ってるが、売りは15日、買いは5日のようにパラメータを変えたほうがよいのではないか?

  2. 同じように売りは+80以上、買いは-80以下としているが、もっとよい「以上以下」の数値があるのではなかろうか?

    以上の2つは《Qエンジン24》の最適化(最適条件行)を使えば、簡単に答えがでます。

  3. そもそも順位相関は、寄引売買をするための能力がないのではないか? それではどのようなチャートを使えばよいのか?

    これはやや厄介で、時間がかかります。(これを簡単に解決するのが《YBメーカー》でした...)

まずは(1)(2)の解決策を検討してみましょう。売りのための順位相関と買いのための順位相関を最適化するので、次のようなNo.221「寄引売買_rci最適化B」という条件表を設定しました。もとのNo.220「寄引売買_順位相関A」から順位相関を抜き出し、買い用と売り用の2行の売買条件を設定しただけのものです。

これを使って、順位相関のパラメータ(9日)と以上以下(-80以下とか+80以上)の最適な答えを出します。


まずは「買い」の最適化から始めます。
1570「日経レバ」を選択してから、次の「最適条件行」の画面を出します。
  1. No.221を最適化する。
  2. 買いの条件行はNo.3行にあるので、
  3. 「以下」の数値を-95〜10まで、5ずつ増やしてみる。
  4. 「パラメータ」は3日〜20日の範囲で1ずつ変えてみる。
  5. 手本にするのは、2010年1月〜2019年12月の10年間(のCODE1570「日経レバ」の株価)
  6. 「買い」の条件表について調べる。
  7. 寄引売買の「売買ルール」は別途決めておく(次図)
  8. 「開始」で最適化が始まります。

売買ルールは右図のようしています。
  1. 売買マークがでたら「翌日の始値」で仕掛ける。

  2. 売買マークが出て(1日後)の「当日終値」で決済(手仕舞い)する。

さて買いの「最適化」をすると、次のような(パラメータ) と(以上以下)の数字がでました。
  1. 一番成績がよいのは(9日)で(-85以下) 。このときの成績は、1)150回の買いトレードをして、2)利益率0.32%、勝率57.3%です。
    ただし10年間のトレード数が150回というのは年に15回の割合だから、30〜50回は欲しいところです。売りトレードも年に30〜50回あるならば、買い+売りで、1年に60〜100回のトレードができます。

  2. そうなると、10年間では少なくとも300回のトレードをしているものを探さねばなりません。
  3. トレード数が300回を超えるものは(b)利益率0.16%、(c)勝率53.7%です。(b)の(6日)(-55以下)を採用しておきましょう。

売りの「最適化」をすると、次のような(パラメータ) と(以上以下)の数字がでました。
  1. 一番成績がよいのは(17日)で(5以上) 。このときの成績は、1)1084回の売りトレードをして、2)利益率0.16%、勝率52.63%です。
    トレード数は1年間に1086回あるので問題はありません。

  2. トレード数が300回を超えるものは(b)ですが、勝率53.0%は(a)よりもよいが、利益率0.15%は(a)に劣ります。(a)の(17日)(5%以上)を採用しておきましょう。

No.221「寄引売買_rci最適化B」を最適化して、次のような設定内容に変えました。

この条件表を(2020年1月~11月18日)について検証をすると、次のようになりました。
  1. トレード数は175回
  2. 累計利益は-510円
  3. 平均利益-3円
  4. 勝率54.9%
どの数字もNo.220「寄引売買_順位相関A」よりも良くなっていますが、累計損益は、-510円の損失になっています。最適化しても累計利益が出ないということは、順位相関というチャートは、それひとつだけでは寄引売買に使えるものではないということです。順位相関にこだわっていては、寄引売買のためのよい条件表はできません。 ではどういうチャートを加えると順位相関が役立つ可能性が高くなるのか?



(2020.11.24) TOPIX 1762P(+35) +2.03% 日経平均 26165円 (+638) +2.50%
    13.9億株 (2兆9478億円)


昨日の海外市場は、
1)中国上海  +1.09%
2)英FTSE -0.28%
3)独DAX  -0.08%
4)NYダウ  +1.12%
5)ナスダQ  +0.22%

11月のマークイットの製造業PMIは56.7、サービス業PMIは57.7と高い。コロナ感染者が急増しているというのに米国経済は強い。米国はコロナ感染よりも経済回復のほうに目が向いているようだ。

再度の行動規制や営業時間の短縮要請が行政府から出たとしてもホテル・飲食店・バーなどに限られると思っているのか? それくらいのことでは米国経済の回復は妨げにならないと思っているのか? 

日本では連日感染者が2000人を超えて新記録を更新しているが、この3連休は北海道を除く観光地はずいぶん賑わったらしい。この分では12月中旬に感染第3波がくるに違いない。

案外菅首相はすべきとことを徹底してできないようだ。ウィルス感染対策は中途半端に過ぎる。軍事でもっともいけないことは逐次投入であるといわれている。小出しにすれば相手をやっつけることができないばかりか味方の損害ばかりが増える。ここはウィルス対策をもっと徹底して、人と人との接触をシャットダウンし、医療に金を投じるべきでしょう。経済の低下はさけたい、ウィルスも防ぎたい、という欲張ったことはアビアブハチ取らずになるだけです。虻に刺され、蜂に刺されてよいことは何もない。

【 2 】寄引売買_逆張り A売買マークの出た日を検討する (2020年11月21日)

【注1】 見ていく銘柄のCODE1570「日経レバ」はETFです。これは日経平均が1%動いたらその2倍動きます。日経平均が100円高したら、CODE1570は+200円高し、日経平均が100円安したら、CODE1570は-200円安するような設計になっていますが、必ずしも同じ数字(値段)になるわけではありません。

【注2】 売買マークの出し方は「逆張り」と「順張り」があります。逆張りは株価の方向に逆らっているものです。(例えば株価が下落しているなら買う、株価が上昇しているなら売る) 順張りは株価の方向にしたがうものです。(例えば株価が上昇しているなら買う、株価が下落しているなら売る)順張り・逆張りは互いに一長一短がありますが、国内の投資家は逆張りが多く、海外の投資家は順張りが多い。

図(A-1) 8月〜11月
  1. の買いマークの翌日の始値は18420円、終値は18750円です。18420円買い→18750円決済なので+330円の利益。

    ちなみにこの日の日経平均の始値は 21947円、終値は22195円です。21947円買い→22195円決済なので+248円の利益。

    日経先物の始値は 21970円、終値は22090円です。21970円買い→22090円決済なので+120円の利益。
  1. の売りマークの翌日の始値は20730円、終値は20640円です。20730円売り→20640円決済なので+90円の利益。
    ちなみにこの日の日経平均の始値は 23323円、終値は23289円です。23323円売り→23289円決済なので+34円の利益。
    日経先物の始値は 23270円、終値は23280円です。23270円売り→23280円決済なので-10円の損失。

図(A-2) 3月〜7月
  1. の買いマークの翌日の始値は11360円、終値は10830円です。11360円買い→10830円決済なので-330円の損失。

    ちなみにこの日の日経平均の始値は 17154円、終値は16726円です。17154円買い→16726円決済なので-428円の損失。

    日経先物の始値は 16900円、終値は16510円です。16900円買い→16510円決済なので-390円の損失。
  1. の売りマークの翌日の始値は14200円、終値は14920円です。14200円売り→14920円決済なので-720円の損失。
    ちなみにこの日の日経平均の始値は 19150円、終値は19638円です。19150円売り→19638円決済なので-488円の損失。

    日経先物の始値は 19140円、終値は19610円です。19140円売り→19610円決済なので-470円の損失。

図(A-3) 1月〜3月
  1. の買いマークの翌日の始値は21660円、終値は21800円です。21660円買い→21800円決済なので+140円の利益。

    ちなみにこの日の日経平均の始値は 23309円、終値は23379円です。23309円買い→23379円決済なので+70円の利益。

    日経先物の始値は 23310円、終値は23360円です。23310円買い→23360円決済なので+40円の利益。
  1. の売りマークの翌日の始値は23200円、終値は23100円です。23200円売り→23100円決済なので+100円の利益。
    ちなみにこの日の日経平均の始値は 24103円、終値は24013円です。14103円売り→24013円決済なので+90円の利益。

    日経先物の始値は 23930円、終値は23880円です。23930円売り→23880円決済なので+50円の利益。

なおCODE1570日経レバ の2020年1月〜11月18日の成績を検証してみると、次図のようになっていました。
  1. トレード数は61回
  2. 累計利益は-730円
  3. 平均利益-12円
  4. 勝率54.1%
累計損益は、-730円の損失になっています。これではダメです。



(2020.11.20) TOPIX 1727P(+0) +0% 日経平均 25527円 (-106) -0.42%
    10.8億株 (2兆2165億円)


昨日の海外市場は、
1)中国上海  +0.47%
2)英FTSE -0.87%
3)独DAX  -0.88%
4)NYダウ  +0.15%
5)ナスダQ  +0.87%

米国(というか世界中)はコロナ感染の第2波に襲われています。株式市場は金さえ儲ければよいという割り切った社会だから、コロナ感染者が急増すればマイナス材料になり、罹患率が高くても増加が少なければ、あまり株価に影響しない。先日のようにファイザーやモデルナが開発したワクチンが優秀であると思ったときは、ファイザーの最大級のプラス材料です。発表があった11月10日には瞬間+1610ドルも上昇した。のちに少し反省が入り+838ドル高で引けたが、このビックリを記憶していない投資家はダメです。世の中が欲しがっているものと、それを提供できる企業があれば、株価の暴落はありません。

【 1 】寄引売買_逆張り @条件表を設定する (2020年11月20日)

これから7〜10回程度の連載によって「損切り」の効用と損切りのしかたについて述べていきます。投資は 1)仕掛け 2)決済する ことで1つのトレードが完結しますが、単純にこの2つのことだけをしているわけではありません。やるべきことを順に掲げると、
  1. 現在の相場の把握をしておく(株価水準、株価の方向、割高か割安か?)。
  2. 売買方針を決める。(買いか売りか、短期か長期か)
  3. 仕掛けるタイミングを計って、仕掛ける。
  4. 建玉た銘柄の評価損益を計算し、
  5. 利食いの水準や損切りの水準を決める。あるいは建玉する期限に注意する。
  6. 利食いあるいは損切り、あるいは時間切れの時期(タイミング)を計る。
  7. 決済する。このときの注文の出し方は指値と成行きの2つがあるがどちらかに決める。
これで1回のトレードが完了しますが、1)〜7)のことは常に考えておかねばばなりません。人がもっとも希求するものは、2)売りか買いか? と2)いつ仕掛ければよいのか? ですが、ことチャートによって判断しても100%当たるものはありません。60〜70%の確率があれば大したものです。それでも30〜40%はハズレます。100%に近い確率にするのであれば、
    @売買条件を次々に追加して厳しい条件表にする(そのかわり売買指示は滅多に出ない)
    A建玉する期間を長くする(いつかは利益が出る)
    B小幅な利食いをする(例えば5円の利益が出れば利食いする
    C損切りは絶対にしない(いつかは勝てる)
といったふうなものですが、どれも欠点があります。60%のお勝率があれば、それ以上に 当たるものを追い求める必要はありません。

この連載はおそらく最後のまとまった講座になると思うので、これまでにあまりいってこなかったが、考えておくべき重要なことを述べます。(ついでに過去の講座で大事なこと・記憶しておくべきことも【注】として併記します)。説明のためにサンプルの条件表を作り、この条件表がどのような売買マークを出し、どのように当たり、どのようにハズレるのか、どうすればよかったのか、などを説明すればわかり易いので、手間であるでしょうが、次の条件表を打ち込んでください

No.220に条件表を設定し、「寄引売買_順位相関A」とタイトルをつけていますが、これは毎日HPで掲げているNo.20「平均線と順位相関」とほぼ同じものです。No.20条件表をNo.220へ「複写」し、No.220を少し修正すればすぐに出来上がります。

  1. 行まではNo.20と同じもの。そのまま使います。
  2. 行にNo.8線(9日順位相関)が-80以下のときに買い。
  3. 行はグループ分けの行。買いマークは赤色、売りマークは空色で表示させるためにグループ化します。
  4. 行にNo.8線(9日順位相関)が+80以上のときに売り。
No.220条件表ができたら、CODE1570「日経レバ」のグラフを描画させてみると、次のようなグラフになります。
  1. 大文字のABCは売りマークが出た日。翌日の始値で売り、その日の終値で買戻します。1日間でトレードが完了する「寄引売買」です。

  2. 小文字のabcは買いマークが出た日。翌日の始値で買い、その日の終値で転売します。同じく1日間でトレードが完了する「寄引売買」です。




(2020.11.19) TOPIX 1726P(+5P)+0.33% 日経平均 25634円 (-93) -0.36%
    13.6億株 (2兆8636億円)


昨日の海外市場は、
1)中国上海  +0.22%
2)英FTSE +0.31%
3)独DAX  +0.52%
4)NYダウ  -1.16%
5)ナスダQ  -1.16%

ファイザーのコロナワクチンの感染予防の有効性は95%であった。これは(何人かは不明だが)大規模な治験テストの結果であるという。

先日のモデルナ社のワクチンの有効性も95%に近かったから、ここ最近に開発したワクチンは大したものである。ただしこれが普及することで、コロナが撲滅されるわけではなく、@製造、A保管・配送、B投与する医療機関の体勢、C実施することによって発生するだろう副作用がどうか、などが今後の課題になる。

その効能は大いに期待するところであるが、昨日(11月18日)のNYダウは-344ドルと下げた。11月に入ってから最大の下げ幅である。株式市場においては早くもワクチンの効果が薄れたようである。

上図のNYダウのグラフから、明日(11月19日の夜)の動きを予想すると、(a)の日の大陰線で、これまでのような上げっぷりは頓挫したので、向こう4〜5日間は弱い。ただし明日が陽線になるのか陰線になるのかといった細かなことはわからない。

9日順位相関は+80超から、昨日(18日)は+76.7へ低下したので、人気は剥げてきているが、だからといって今夜(19日)が陰線になるとはいえない。

まあ私なら今夜のNYダウの寄付きが昨日の終値29438ドルより高いか安いかによって、陽線(高いとき)か陰線(安いとき)を決める。今ここで無理やりに判断することはない。

日経平均は、@今日の足からはなんとも判断できないが、動きが弱くなっていることは確かである。A9日順位相関は+83.3なので、逆張りの売りが有利である(陰線になる確率が高い)。

日経先物は B新高値の陰線→3陰連となったピークを出したらしいことを表現している。C9日順位相関は+78.3と+80を割り込んだので、人気に逆らう逆張りの売りはできないが、相場はしだいに弱くなっていくだろうから、売り(陰線になる)が有利である。 日経平均のグラフからは、方向性は下落なので、下降トレンドが発生するかどうかは未定だが、売りが有利である。

これもNYダウと同じで明日の陽線・陰線を予想することは難しいが、確率的に陰線になるほうに賭けるほうがよい。 よりはっきりするのは今夜の日経先物の夜間の終値(20日の5:30)に比べて、明日(11月20日)の始値(20日の(8:45))が高いか低いかを見ることである。高く始まれば20日は陽線、安く始まれば陰線と判断してよい。たぶん安く始まるのではないか。

「損切りの効能」について述べる予定でしたが、世間は3連休になるらしい。休みの間にもう少し丁寧に記述してみようと思いなおしたので、来週のHPをご覧ください。おそらくこれが最後の講座的なものになります。



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株式会社 東研ソフト・・・ 執筆:坂本 正治