最近の日経平均の動き ―― 《カナル24》は語る


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《カナル24》の条件表No.20「平均線と順位相関」を使って日経平均の動きをウォッチします。向こう10日間くらいの動きをターゲットにしています。


(2019. 6.24) TOPIX 1547P(+0.12%) 日経平均 21285円 (+0.13%)8.3億株 (1兆4115億)

昨日の海外株は
(1)中国上海 +0.50%
(2)英FT100 -0.23%
(3)独DAX -0.13%
(4)NYダウ -0.13%
(5)ナスダック  -0.24%

マークイットの6月の製造業PMIは50.1(予想は50.6%)、サービスは50.7(予想51.0)となり、米国景気の鈍化が明らかになってきました。それでもFRBの利下げを期待して米国株価は下げない。米国の金融緩和緩和期待による強気もほどほどにしないと、いずれ株価の大幅安を受けなければならない。

米国商務省は中国の基幹システムに関与しているスパコン大手に米国製品の輸出を禁じました。中国は慌てたことでしょう。米国は中国のはハイテク技術の発展の抑止にターゲットを絞った感じです。中国がいくらITあるいはIAで世界一を目差そうとしても、中身は米国のパクリではうまくいくはずはない。

グローバル経済に移行したのは1973年にOPECが原油価格をバレルあたり1.90ドル→9.76ドルに引き上げてからです。

1973年のOPECの経常収支は10億ドルでしかなかったが、1974年には700億ドルまで拡大し、OPEC諸国は膨大な利益を得ることができるようになりました。この反面先進国の利益は減り、日本の高度成長は終わりました。

今日経平均を動かす要因は海外の株式市場の変動と為替レートの2つです。右は円レート(陰陽足)と日経平均(青色折れ線)を重ね合わせたものですが、円レートの動きと日経平均の動きはまったく同一の歩調です。

単純に日経平均と円レートを重ね合ると、日経平均は円レートとは逆の動きをする時期があります。これは日経平均の変動のもう一つの要因である海外株式市場の影響によるものです。

円レートから日経平均を予想する式は条件表No.42「円レートから日経予測」に設定してあります。円レートから妥当な日経平均を計算したものですが、この妥当日経平均と円レートは右図のように正しく連動します。

妥当日経平均と現実の日経平均を比べれば、日経平均の売買のタイミングが出ます。No.42条件表は、日経平均が妥当日経平均よりも安くなったら売り、妥当日経平均よりも高くなったら買い、としています。妥当日経平均から外れるのは、日経平均が円レート以外の海外相場に引っ張られているので、これに重点を移したほうがよいと思われるからです。


(2019. 6.21) TOPIX 1545P(-0.90%) 日経平均 21258円 (-0.95%)15.3億株 (2兆7182億)

昨日の海外株は
(1)中国上海 +2.38%
(2)英FT100 +0.28%
(3)独DAX +0.38%
(4)NYダウ +0.94%
(5)ナスダック  +0.80%

@年内にも米国の政策金利が下げられるのではないかの期待がが大きくなる。またAイランが米国の無人偵察機を撃墜したことから地政学的リスクが高まり、WTI原油相場が大幅上昇する。B米中の貿易交渉が6月25日に予定されているとの報道で、米中貿易戦争の収縮を予想する向きが増える。といったことから海外株価は上昇する。

米国の株式市場にとっては良い材料のように思われますが、その背景には@長短の金利が逆転しているように米国景気が悪化しそうであること、A米国が迫りくる中国の経済力と技術力を阻止しようとしていること、の2つがあります。これは短期間に簡単に解決するものではありません。

ナスダック・日経平均ともに「新高値の陰線」となりました。(a→b)の上げ日数は、ナスダックが13日、日経平均が12日間であり、小波動のピークの可能性が出てきました。

上海総合の《デンドラ24》(4%波動)による上値メドを掲げます。

上海総合は昨日+2.38%の大幅上昇をして2987Pになり、4%波動は上昇波動に転換しました。上値メドは上から順に
  1. 3279P
  2. 3110P
  3. 3081P
  4. 3025P
となっています。3081〜3110Pが通常の上値メドになります。だいたい3100Pを当面の上値メドとしてよいでしょう。

図に見るように《デンドラ24》では普通4本の上値メド・下値メドが表示されます。これは波動(何%波動)を1000種類のパターンに分類し、以下ような波動の大きさを予測しています。これらはだいたい過去17年間の統計によるものです。
  1. 今が下降パターンのとき、
    @今回の下げは、何%下げて止まるのか?
    A次回の上げは、何%上げるのか?  (@は今回の下げ、Aは次回の上げの予測)

  2. 今が上昇パターンのとき、
    B今回の上げは、何%上げて止まるのか?
    C次回の下げは、何%下げるのか?  (Bは今回の上げ、Cは次回の下げの予測)
上海総合の場合、6月19日までは下降パターンでしたが、6月20日に上昇パターンに変わりました。前回の下降パターンのときは、Aの次の上げが何%であるかがわかります。また今回は上昇パターンであるので、Bの今回の上げは何%であるのかがわかります。つまり、前回の下降パターンによる今回の上げの予測と、今回の上昇パターンによる今回の上げの予測の2通りの予測ができるわけです。

今回の上昇が何%であるのかのメドは50%の確率で起きるメド(中位)と、25%の確率で起きるメド(1/4位)の2つを表示しているので、今回の上昇パターンによる上昇のメドが2つ、前回の下降パターンによる上昇のメドが2つ(50%確率と25%確率)の合計4本を上値メドが表示されることになります。 先に掲げた4つの上値メドは、
  1. 3279P(前回の下降パターンによって25%の 確率で上昇する上値メド)
  2. 3110P(今回の上昇パターンによって25%の 確率で上昇する上値メド)
  3. 3081P(今回の上昇パターンによって50%の 確率上昇する上値メド)
  4. 3025P(前回の下降パターンによって50%の 確率上昇する上値メド
からの予測です。ただし今回の上昇が何%で終わるのかは誰にも正しくは予測できません。過去はこうであったという「上値メド」です。


(2019. 6.20) TOPIX 1559P(+0.30%) 日経平均 21462円 (+0.60%)10.16億株 (1兆7927億)

昨日の海外株は
(1)中国上海 +0.96%
(2)英FT100 -0.53%
(3)独DAX -0.19%
(4)NYダウ +0.15%
(5)ナスダック  +0.42%

FOMCは現状維持を決める。ただし成長持続への適切な行動をすると発表したので、年内にも金利引き下げがあるだろうとして株価は小幅高となる。

米国の4半期ごとのGDP伸び率は年率2.5%〜3.0%あって、日本にとっては羨ましい限りですが、米国はこれでは満足していない。ではどうすれば米国の経済成長が持続できるのかの処方箋をFRBは「金融緩和・今は政策金利の引き下げ」に頼ろうとしています。だがグローバル経済になった現在では米国の金融政策によって、米国経済をアップすることはできません。

グローバル経済の下では、安い金利で資金を集め、資金不足の新興国に融資や投資をします。米国金利が下がったとしても米国経済に直接響くものは小さい。

日本の10年物長期金利は-0.170%です。独国もマイナス金利です。マイナス金利になっても経済は拡大しない。金利を引き下げても経済成長はしないということがようやくわかってきました。金利がマイナスになるということは異常なことです。だが日銀は今日の会見でも-0.100をターゲットにしているといいました。マイナス金利によってGDPが拡大すればよいのですが、マイナス金利が日本経済の成長に寄与することはありません。

ナスダックの上値メドを掲げます。 《デンドラ24》の6 %波動は上昇波動に転換し、上値メドは上から順に
  1. 8873PP
  2. 8213P
  3. 8140P
  4. 7920P
となっています。通常なら8140P〜8200Pあたりが今回の上値メドです。


(2019. 6. 19) TOPIX 1555P(+1.74%) 日経平均 21333円 (+1.72%)11.6億株 (2兆0365億)

昨日の海外株は
(1)中国上海 +0.09%
(2)英FT100 +1.17%
(3)独DAX +2.03%
(4)NYダウ +1.35%
(5)ナスダック  +1.39%

海外は大きく上昇する。トランプ大統領が18日に習近平首席と電話会談し、中国側も通商会談の継続を希望。6月末のG20では米中首脳会談に前向きであるとか。

NYダウは6日間に亘る高値保合いをズバンと上抜き4月の高値26695ドルまであと少し。(史上最高値は昨年10月の26951ドル)

日経平均は小波動のピークをだしそうでしたが、米国株高を見て+361円高となる。これでしばらくは小波動のピークがでることは無くなりました。

今日の上昇によって《デンドラ24》の4%波動は上昇波動に転換し、上値メドは上から順に
  1. 23265円
  2. 22041円
  3. 21837円
  4. 21428円
となりますが、相変わらずボリュームが細いので、下から2番目の21837円まで上げることができるかどうか?というところです。


(2019. 6. 18) TOPIX 1528P(-0.72%) 日経平均 20972円 (-0.72%)10.2億株 (1兆7752億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 +0.20%
(2)英FT100 +0.16%
(3)独DAX -0.09%
(4)NYダウ +0.09%
(5)ナスダック  +0.62%

海外は小幅高。中国ファーウェイのスマホは4000万台の減産によって海外販売が4割減少するとか。

日経平均はやや長めの陰線となって、9日線と25日線を下回る。これで株価は4平均線を下抜いたので、経過はよくありません。

明日のザラバ高値が20922円より低いなら、小波動のピークが表示されます。20922円より高くなっていても、よほど反発がない限り今週末にはピークとなる可能性が高い。


(2019. 6. 17) TOPIX 1539P(-0.45%) 日経平均 21124円 (+0.03%)9.3億株 (1兆6498円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -0.99%
(2)英FT100 -0.31%
(3)独DAX -0.60%
(4)NYダウ -0.07%
(5)ナスダック  -0.52%

海外は小幅安。中国の5月の鉱工業生産が対前年比で+5.0%増と17年ぶりの低い伸び率となり、世界経済の停滞予想があらわになる。

中国に輸出を傾斜しているドイツや日本もこの影響から免れることはできません。世界で長期金利がマイナスなのは日独の2か国なので、いかに中国に依存してきた国が窮地に陥っているのかがわかります。

ナスダック・日経平均ともに先週の戻り高値は抜けない。かといって大きく下げるわけでもない。先週の高値がピークであると表示されるにはなお4〜5日ほどかかりそうですが、もしピークの表示がでるならば、この反発は大きくなかった。次の上昇波動も期待てきないことになります。今日の東証1部の出来高は9.3億株、売買代金が1兆6000億円では、期待することはできません。すでに多くの投資家は市場に参入することはなく様子見ですが、それが正しい選択でしょう。


(2019. 6. 14) TOPIX 1546P(+0.34%) 日経平均 21116円 (+0.40%)10.6億株 (2兆0018円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 +0.05%
(2)英FT100 +0.01%
(3)独DAX +0.44%
(4)NYダウ +0.39%
(5)ナスダック  +0.57%

米国株は小反発。その他海外市場はほとんど動かず。ホルムズ海峡で日本および台湾のタンカーが攻撃され、地勢リスクが表面化したものの株式市場には、エネルギー株が上昇しただけで終わりました。

このタンカー攻撃はイランに責任があるとの米国の見解ですが、安倍首相がイランへ訪問したばかりなので、イラン政府が関与しているとは思われません。まあハネッカエリが行ったことなので今後も影響するようなマイナス材料にはならないと思います。昨日の米国株の小幅な上昇はエネルギー(この場合は原油)株が上昇したために過ぎません。

株式投資の中心課題は、将来のGDPの伸びです。経済の拡大です。経済が拡大しないことには株価は上昇しません。だが日本経済は停滞しています。どうしてバブルピークの1989年(平成1年)から30年間も日本経済の縮小・停滞が続くのか。考えついたことには手を打ってきたはずなのに閉塞感は打開できない。

投資家は株式市場から去っています。今日は先物6月限のSQであったのに、出来高は10.6億株、売買代金は2兆円でしかなかった。安全なはずの裁定取引でさえさして行われていなかったことがわかります。当分(3か月くらい)は株式市場に資金が流入することはないようです。先は暗いのー。


(2019. 6. 13) TOPIX 1541P(-0.82%) 日経平均 21032円 (-046%)11.7億株 (1兆9028円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -0.56%
(2)英FT100 -0.42%
(3)独DAX -0.33%
(4)NYダウ -0.17%
(5)ナスダック  -0.38%

米国株は小幅ながら続落する。FRBの金利引き下げの材料は株価にほぼ織り込まれたようです。ナスダックは前日の新高値の陰線(6月12日)に続いて順下がりの陰線。今のところ小波動のピークが表示される可能性は低いが、2〜3日間小幅であってもザラバ高値が下がるようであれば(c)がピークになりかねない。

日経平均のグラフはナスダックよりも悪い。日経平均は200日線の下方にあって、200日線は下向きです。75日・25日・9日の位置関係は、1)75日、2)25日、3)9日の順であり、これはナスダックと同じです。だが200日線が最上位にあるため、4線の位置関係は最悪の状況です。 株価が200日線を下回ってから今日で27日目になるので、株価は完全に200日線を下回っているといえます。200日線は景気の良し悪しの規準です。株式市場は日本の景気は減速するとみています。

内閣府は4半期ごとに大企業の景況指数(BSI)を発表しています。今日は2019年4-6月期のBSIが発表されました。 全産業のBSIは、
  1. (1-3月期) -1.7
  2. (4-6月期) -3.7
  3. (7-9月期予) +6.7
  4. (10-12月予) +0.4
この数字は全国15000を対象にしているので、大方の企業の現状と先行きの予想を表現していますが、予想(先行き)の数字は今後大きく変わる可能性があります。

75日平均線は中勢波動の規準です。株価が75日線より上位にあるときは下げのメドになり、株価が75日線より下位にあるときは上げ(戻り)のメドになります。このメドで株価が止まるかどうかは、75日線の向きに大きく依存します。例えば75日線が下がっているときに、株価が75日線を上回っても次の下落のメドは75日線水準にはなりません。しかし75日線が上向いていれば75日線の下落のメドは75日線水準になります。

75日線の向きは今日の株価(1日目)と(76日前)の株価の上下関係で決まります。今日の株価が76日前の株価よりも高ければ75日線は上向いています。今日の株価が76日前の株価よりも安ければ75日線は下向いています。したがって76日前の株価を見ることによって、75日線が上向くか・下向くかがわかります。

右図の緑色折れ線は76日前の株価(株価を76日先行したもの)です。今日の株価は21032円ですが、緑色線の76日前の株価は21281円です。今日の株価の方が安いので75日線は下向いています。この先の76日前の株価(76日先行線)を見ると3日後には21500円近くになるので、75日線は上向くことはありません。現在の21032円より先行線が下位になる(75日線が上向く)のは78日前の20900円からです。あと3か月半は75日線が上向くことはありません。そこまでは株価が大きな上昇をすることはないと思います。


(2019. 6. 12) TOPIX 1554P(-0.45%) 日経平均 21129円 (-0.35%)10.5億株 (1兆9164億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 +2.58%
(2)英FT100 +0.31%
(3)独DAX +0.02%
(4)NYダウ -0.05%
(5)ナスダック  -0.01%

米国株はわずかに安い。ナスダックは3陽連となり、その過程で2度の窓を空け、急上昇の典型となりました。しかし昨日は上ヒゲの短い陽線です。

上ヒゲが長くて実体 が極めて小さい足は「トウバ足」と呼ばれます。トウバとは塔婆のことで六地蔵が守る墓場にあるものですが、古い相場人がトウバ足と名づけたのは、相場が崩れる前兆であると見たからでしょう。

ナスダックにおいてはトウバ足が(b)で出ていますが、翌日からは10日間の下げになっています。そして昨日(a)は新高値の陰線となったので、7900P水準は売り物が控えていることがわかります。これは先の小波動の高値7946Pを意識したものです。おそらくはナスダックの反発はだいたい終了したのではないか。

日経平均も今日はトウバ足になりました。この足は(b)でも出ており、同じく10日間の下げとなりました。トウバ足が出ただけでは小波動が転換したとはいえませんが、上昇することが辛くなっていることはわかります。続いて、大陰線がでるとか、ナスダックのように新高値の陰線がでれば、この反発は終ると見てよいのではないか。


(2019. 6. 11) TOPIX 1561P(+0.54%) 日経平均 21204円 (+0.33%)10.0億株 (1兆6720億)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 +0.86%
(2)英FT100 +0.59%
(3)独DAX +0.77%
(4)NYダウ +0.30%
(5)ナスダック  +1.05%

対中国は別として、米国がメキシコ関税の発動の先送りをしたことと、FRBの金利引き下げ期待で米国株は続伸する。ただこの2つの材料は織り込まれてしまったようなので、次に株価が上がる材料がでてくるのかどうか。

米国株価は無視していますが、@対中国関税の引き上げによって世界経済は停滞しようとしている。Aメキシコ関税もメキシコの対応次第では再び関税引き上げが出てくる可能性が大きい。B米国経済の足元も雇用統計の数字が激減してこの先の経済成長は心許ない。よいとこ取りによる株価上昇がいつまでも続くわけはない。

日経平均は米国高によって、+69円高で引ける。ナスダックの足(a→b)で5日連続高となって75日線を上回り、4線の最高水準に出てきました。一方日経平均は75日線まで戻ることは難しいと思います。ボリュームが少な過ぎる。今日の東証1部出来高はたったの10.0億株です。売買代金は1兆6000億円でしかありません。ところが日経先物の出来高は8.3万枚と通常(約3万枚)の約3倍、TOPIX先物にいたっては通常(約4万枚)の約2.5倍、19.4万毎です。6月14日の先物9月<のSQによるものと思いますが、それがSQからみの売買は明日水曜日でだいたい終るはずです。

ナスダックの《デンドラ24》の6%波動は陽転しました。 これによってナスダックの次の上値メドは以下のようになります。
  1. 7920P
  2. 7140P
  3. 8216P
  4. 887379P
7773P以上になればナスfナスダックにの波動は転換し、新しい上値メドが出て、その上値メドはいくらであるのかはすでに3日前からわかっていました。あまりにも今の相場がつまらないので、このことを述べる機会はありませんでした。《デンドラ24》は先んじて上値メドを知らせる」能力があります。いつか時間のあるときに株価の先読みの仕方を書きます。


(2019. 6. 10) TOPIX 1552P(+1.34%) 日経平均 21134円 (+1.20%)11.6億株 (1兆9500億)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -1.17%
(2)英FT100 +0.99%
(3)独DAX +0.77%
(4)NYダウ +1.02%
(5)ナスダック  +1.66%

米国はメキシコ関税の課税の時期を延期すると決定。これに合わせて米国金利の引き下げがほぼ決まるようなので、当面の悪材料の影響を抜けた米国株は上昇する。

ナスダックは+1.66%の上昇をして、中勢波動の基準である75日線(7770P)に迫る。ただ5月の雇用統計は+7.5万人と縮小し、4月も26.3万人→22.4万人に下方修正されました。雇用面(遅行指数である)からはやはり米国景気は減速しています。

ナスダックは75日線(7770P)まで戻ってきましたが、米国市場はよいことだけに注目し、米国の景気が減速することは考えていません。やはり75日線が戻りのメドではなかろうか。

日経平均は米国高によって、+210円高で寄り付きましたが、今日の日中の値幅は90円もなかった。今日の+249円高の殆どは米国株高に引っ張られたもので、日本独自の動きは皆無でした。 では何が日経平均を上昇させたのかといえば、先物に尽きます。現物の出来高は11.6億株、売買代金は1兆9500億円と低調であったのに、先物の出来高は84000枚と大商いです。一般投資家や長期投資のファンドはほとんど買っていおらず、目先の短期取引の買いだけが急増しています。この戻りは長く続くことはない。今日は25日線21101円まで戻しましたが、75日線21451円まで戻ることは難しい。


(2019. 6. 7) TOPIX 1532P(+9) 日経平均 20884円 (+0.53% 10.6億株  (1兆6353億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -1.17%
(2)英FT100 +0.55%
(3)独DAX -0.23%
(4)NYダウ +0.71%
(5)ナスダック  +0.61%

米国はメキシコ関税の課税の時期を延期するとの報道があったため反発する。しかしトランプはメキシコからの不法移民を防ぐために壁を作ることで、次の大統領選での得点を稼ごうとしている。課税を取引の材料にしているのでメキシコが不法移民の対策を打ち出し、それを忠実に実行しない限り、関税問題のリスクはいつまでも残ります。

米国株価が上昇したので日本株も上昇する。世界市場に投資するファンドは米国株が上昇すれば、それに応じて日本株の組み入れるので、自動的に日本株が買われて日経平均は上昇する。組み入れるのは日経225銘柄かSMIC銘柄です。個別の企業の材料は無視されます。日本の投資家の判断が入り込む余地はありません。グローバル化とはこういうものであったのです。国の経済の独自性は株式市場には反映されていません。

とりあえずナスダックは買い戻しの限界である9日線を2日間上回ったので、次は25日線が75日線が戻りの目安になります。2つの平均線は7750 Pの水準にあるので、今日のナスダックの終値7615Pからは約140Pの上昇が必要です。だが75日線を上回ることは難しいのではないか。

日経平均は、ショートカバーの戻りの目安の9日線を上抜いたものまだ1日だけです。明日も9日線を超えるかどうかが焦点です。ボリューム(出来高や売買代金)は市場の売買意欲を表現していますが、これを見ると新安値を付けた6月4日は12.3億株でした。底値になるには少なすぎる。下げのクライマックスになるには3億株以上はほしかった。翌5日は12.8億株に縮小し、6日は10.6億株、今日7日は10.0億株と株価が上昇しているのに、ボリュームは縮小している。出来高・売買代金の推移を見るとこの反発は大きくなることはない。まずは25日線の水準の21146円、米国株価がよほど上昇をしても75日線の水準21451円が限界ではないか。


(2019. 6. 6) TOPIX 1524P(-5) 日経平均 20774円 (-2) 10.6億株  (1兆84272億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -0.03%
(2)英FT100 +0.09%
(3)独DAX +0.08%
(4)NYダウ +0.82%
(5)ナスダック  +0.64%

一昨日米国は大幅反発をして昨日も続伸となりましたが、これは米国だけのことでした。欧州はわずかに高くなり、今日の日経平均は小幅安。上海総合は-1.17Pと下げる。

金利が引き下げられれば景気の減速が避けられると市場は思っているのだが、米中貿易摩擦(対中国の輸入関税を25%にする)や対メキシコの輸入関税を5%引き上げるといったメチャクチャなことをトランプが打ち出すものだから、世界の経済は伸びるわけはありません。世界経済が停滞すれば米国経済にも大きなマイナス影響を与えます。

パウエルFRB議長の講演から金利が下がると見て、一昨日は大きな反発となったナスダックでしたが、昨日は下ヒゲの小幅陰線となりました。前日比+0.64%の上昇ですが、株価が伸びなかったので、一昨日の大反発はショートカバーによる買い戻しによるものだと思います。(それくらい米国経済は力強さを失ったと判断する向きが増えている) 米国の経済は皆が、これ以上の上昇はないと思っています。

日経平均はナスダックとの連動でいえば、ナスダックがマイナス材料(例えば円高)で下げれば日経平均も下げる。しかしナスダックが上昇しても日経平均が騰がらないということが多々あります。ナスダックの銘柄と日経平均225銘柄とでは成長性においてかけ離れた銘柄が多くあります。 新しいものを掘り起こし、ここに成長の種があることを発見する米国と新しいこに無関心な日本とを比べると、将来の日本はGDPで先進国国から脱落することはあきらかです。


(2019. 6. 5) TOPIX 1530P(+30) 日経平均 20776円 (+367) 12.8億株  (2兆2402億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -0.96%
(2)英FT100 +0.41%
(3)独DAX +1.51%
(4)NYダウ +2.06%
(5)ナスダック  +2.65%

米国議会はトランプ大統領の対メキシコ関税の阻止に動き出し、メキシコのブラルド外相も、米国との交渉で関税上げは80%の確率で回避できる、と発言。

目下の米国株価の下落はメキシコの関税引き上げを原因としていましたが、当面はなんとかなりそう。それに加えてパウエルFRB議長は、現状の世界経済の鈍化の予想であるので、金利の引き下げも考えていると表明する。

対メキシコ関税の懸念が少し後退したことや、金融緩和のお期待が大きくなったため、米国株価は大反発となる。NYダウは+2.06%、ナスダックは+2.65%と今年最大の上昇をしました。だが? 金融緩和で株価が上がることはもう終りつつあるのではないか。経済の伸びよりも、過剰マネーによる仮需要をに待している。一方で経済指標は少しずつ悪化しているのに、昨日はこれを無視しました。

日経平均は+367円高と大きく反発する。昨日までは《デンドラ24》の下から2番目の下値メド20522円を下回っていましたが、今日は20776円へ戻り、下から3番目(上から2番目)の下値メド20746円を上回りました。

米国株価が大反発したとはいえ、《デンドラ24》の下値メドは正しかった。

小波動のボトムらしさのポイントは一昨日は7ポイント、昨日は6ポイントとなっていて、いつ反発してもおかしくはなかったが、市場では20000円割れの予想がでたように、弱気が蔓延していました。

だが株価が下落するにしたがって、益々弱気になることが多い。これは個人投資家に限らずファンドの運用者や証券会社の株式分析担当者にもいえます。

株価を予想する基準が、目先の株価の動きであってはまともな予想とは言えません。気分で予想をして予想があたるはずはありません。 私の株価予想の基準はいうまでもなく、小波動のピーク・ボトムらしさのポイントです。これがズバリとあたることは多くないけれど、気分で予想するよりもはるかに正しい判断ができます。


(2019. 6. 4) TOPIX 1499P(+0) 日経平均 20408円 (-2) 12.3億株  (2兆1913円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -0.30%
(2)英FT100 +0.32%
(3)独DAX +0.56%
(4)NYダウ +0.02%
(5)ナスダック  -1.61%

米国株価はほぼ動かなかったが、ナスダックはGAFAの反トラスト法違反の捜査が始まるとして下げる。ひところは個人データの集積によって特別に有利な立場にあったGAFAの経営方針は変えざるを得なくなりました。圧倒的に強くなると叩かれる。

日経平均のボトムらしさは、昨日は7ポイントになっていましたが、今日は新安値の陰線になったため6ポイントに戻りました。それでもボトムらしさの可能性が高いことは変わりません。

ポイントを測ったグラフを掲げると、右図左側で、@新安値、A9日順位相関が-80、B日順位相関が-80。

右図右側のC条件表No.1が買いマーク。

右図左側で、D25日騰落レシオが75以下。昨日掲げたE《デンドラ24》の下値メドの下から2番目をクリア。

今日は6ポイントですが、F新安値の陽線が再び出ることが期待できます。

さらに右側の25日投資マインド指数は、昨日は15.7と基準の15.0以下になりそうでしたが、今日は19.1へ少し上昇しました。まあ日経平均が200円くらい下げると、15以下になって買いマーク(1ポイント加点)すると思うので、8ポイント目も期待できます。

7ポイントであれば、7割方ボトムだろうとしてよいと思っていますが、8ポイントになればほぼボトムになるでしょう。しかし反転上昇するまでは、ボトムであると100%確信することはできません。 反転上昇の兆しは5月31日にいったように、@新安値の陽線、A新安値から1〜2日目のうちの大陽線、B窓空け陽線、C3連陽、といった足型です。その後の上昇波動の大きさは、@〜Cのどれが出るのかで概ね判断できます。@からCの順に次の波動の大きさは増します。


(2019. 6. 3) TOPIX 1498P(-13) 日経平均 20410円 (-190) 12.2億株  (2兆1136億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -0.24%
(2)英FT100 -0.78%
(3)独DAX -1.47%
(4)NYダウ -1.41%
(5)ナスダック  -1.51%

海外市場は、米中の関税戦争が確実に世界経済を減速すると判断して、株式売り・債券買いに傾く。

米国債(10年物)が買われ、利回りは2.129%(-0.086)まで低下する。3か月物の短期債の利回りは2.345%なので、景気が後退する前触れであるとされる長短金利の逆転は続いています。昨日の長短金利差は-0.216%もあります(長期期2.129%、短期2.345%)。

《デンドラ24》の6%波動による下値メドは@7429P、A7266P、B7184P、C6858P ですが、最低でも7429Pまで下落しないことには下落は止まらないのではないかということを、5月16日に言いました。昨日のザラバ安値は7448Pとなり、あと20Pほどの下落があれば一応のメドのクリアとなります。 尤もいつもいう2番目と3番目の下値メドで小波動のボトムを出すことが多いので、1番目のメドに達しても、間単に安値がでたとはいえません。A番目の下値メドは7266P、B番目は7184Pです。

日経平均の《デンドラ24》の4%波動による下値メドは、 上から@20969円、A20746円とB20522円、C19853円 であることは昨日もいいました。

この下値メドは日経平均の4%波動が陰転した5月9日に判明した水準です。20日以上も前に下値メドがわかっていた。

このように将来のメドを予め表示するソフトは今のところ私は知りません。私が作ったソフトの誇りの1つです。

昨日はザラバで20305円まであったので、《デンドラ24》のB番目の目標値の20522中間に届きました。まあこれで下値水準の値探りは終わったかと思っていましたが、今日の日経B平均ザラバ安値は20305円となって。このため《デンドラ24》の上から3番目の20522円に到達し、下値のメドはクリアしました。まずは株価の下落は落ち着くものと思います。

日経平均の波動のボトムらしさのポイントは、昨日までは、@新安値の、A陽線、B9日順位相関が-80以下、C25日順位相関が-80以下、D25日騰落レシオが75以下、Eデンドラの下値メドまで下落。の6ポイントでした。

今日は条件表No.1 「日経平均用(2012)が買いマークを出したので、ボトムらしさは7ポイントになりました。まずは当面のボトムが出たと思います。


(2019. 5.31) TOPIX 1512P(-19) 日経平均 20601円 (-341) 14.31億株  (2兆3336億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -0.31%
(2)英FT100 +0.46%
(3)独DAX +0.54%
(4)NYダウ +0.17%
(5)ナスダック  +0.27%

海外は概ね小高くなりました。米国1-3月GDPの改定値が+3.1%となったことはあまり評価されなかった。1-3月期はすでに2か月前の数字なので改定の数字が0.1〜0.2%程度の違いでは市場の材料にはなりませんでした。

今日、トランプ大統領は、メキシコの輸入品にたいして一律5%の関率アップをすると表明。その原因はメキシコが不法移民対策をとらないからだそうで6月10日から実施するとのこと。日本にとっては新たな・大きなマイナス材料の出現です。

私は知らなかったが米国がメキシコから輸入する年間の総額は中国に次ぐ3465憶(38兆円)ドルである。第1位の中国3月の対米輸出は312憶ドルに減ったが、メキシコは313億ドルであり、3月時点では米国の輸入額の第1位はメキシコになった。これでトランプは輸入額の多い2つの国の関税を引き上げたわけです。

日経平均は対メキシコ関税の引き上げニュースによって下げる。特にメキシコで生産して米国へ輸出している企業(自動車・自動車部品が多い)は5%の関税分だけコスト高になるために大きく下げる。

日経平均の下値メドは上から@20969円、A20746円とB20522円、C19853円でした。

今日はザラバで20581円まであったので、いつもいっている《デンドラ24》のA番目B番目の目標値に届きました。長い将来(1か月以上先のこと)は別として、まずは当面の下値に到達したといえます。

小波動のボトムらしさのポイントは、@新安値の、A陽線、B9日順位相関が-80以下、C25日順位相関が-80以下、D25日騰落レシオが75以下、Eデンドラの下値メドまで下落。の6ポイントです。いよいよボトムになってもよい状況になってきました。

あとは反転上昇する兆し待ちです。反転上昇のきっかけは、@新安値の陽線、A新安値から1〜2日目のうちの大陽線、B窓空け陽線、C3連陽、などです。反転上昇をした後その上昇波動は大きいのか小さいのかは、@〜Cのどれが出るのかで概ね判断できますが、まずは@の新安値の陽線を待ちたい。


(2019. 5.30) TOPIX 1531P(-4) 日経平均 20942円 (-60) 11.1億株  (1兆9218億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 +0.16%
(2)英FT100 -1.15%
(3)独DAX -1.57%
(4)NYダウ -0.87%
(5)ナスダック  -0.79%

中国を除く海外は安い。今の下げは、@中国経済の膨れ上がったバブルの沈静化による景気後退と、A米中貿易摩擦の激化による中国経済の縮小(4-6月の中国GDPは年率で6%を下回るといわれてぃる)、B中国ファーウェイ社からの輸入禁止とファーウェイ社への輸出禁止が原因で、中国以外の国も景気が悪化しつつある。ことが背景にあります。

ただこの2つの材料は日々報道されているので、突然のショック安による暴落はありません。@ABがこのまま続けば、株価が底打ちすることは簡単ではありませんが、見直し買いが入る可能性は高い。

ナスダックは昨日(a)で@新安値になったものの200日線を割り込まなかった。またAB9日順位相関・25日順位相関がともに-80以下になったので、今のところ小波動のボトムらしさは3ポイントですが、小波動のボトムがでる時期は近くなりました。

米国が安かったため、日経平均も下げる。寄り付きは-121円安で一時-194円安の20809円まで下げたが、-60円安で引ける。まあ底堅かったといえます。

今日の日経先物の出来高は47730枚と比較的大きかったが、東証1部の現物の出来高は11.1億株、1兆9200億円でしかありません。現物市場は完全に様子見で、3週連続して売っている海外勢勢が今日は買いを入れたというにすぎません。

日経平均のボトムらしさのポイントは、@新安値の、A陽線、B9日順位相関が-80以下、C25日順位相関が-80以下、D25日騰落レシオが75以下の5ポイントです。 ようやく底値の確率が5分5分になってきましたが、米中のリスクを思うと、6ポイントになるまで仕掛は待つべきでしょうポイントが積みます可能性が高く、解りやすいのはE日経平均が20746円〜20522円のゾーンに下落することですが、20800はナカナカ堅いので、これが実現するのは何らかのことで日経平均が400円程度下げねばなりません。


(2019. 5.29) TOPIX 1536P(-14) 日経平均 21003円 (-256) 13.2億株  (2兆9130億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 +0.61%
(2)英FT100 -0.12%
(3)独DAX -0.37%
(4)NYダウ -0.93%
(5)ナスダック  -0.39%

米国は米中貿易摩擦の長期化を予想して下げる。トランプ大統領は5月28日に離日しましたが、その前日27日の安倍首相との首脳会談で、次のように言ったと日経新聞は書いています。

「シンゾー、聞いてくれよ。中国は困った。全然言うことを聞かない」と「困った」を繰り返したそうです。トランプ大統領は中国に対して非常に攻撃的でしたが、案外に悩み、困っているようです。

ナスダックは(a)のピークから20日間下げて、9日順位相関・25日順位相関がともに-80以下になったので、そろそろ小波動のボトムがでそうです。

米国が安かったため、日経平均も下げる。今のところ先のボトム20751円を下回っていませんが、《デンドラ24》の下値メドはA20746円、B20522 円なので、下げても20600円が下値になるのではなかろうか。

すでに25日順位相関は-80以下になっていますが、9日順位相関も今日は-61.7と急速に下降しているので、今週中には9日・25日順位相関がともに-80以下になる可能性が高い。

景気循環(大勢波動)を表現しているのは200日線(黄色線)です。@株価が200日線を上回ってくると景気がよくなる予想ができます。これは誰でもわかりやすい。

もう一つはA200日線の向きです。上向きになれば景気が回復したと判断し、下向きになれば景気が後退するのではないかの予想ができます。

200日線の向きを予想するには、今日の株価と200日線の関係を見るのではなく、201日前の株価と今日の株価のどちらが高いかを知ればよいだけです。右図の青色線は201日前の株価です。

(a)の辺りは株価が青色線(201日前の株価)の上位にあります。だからこの時期の200日線は上向きです。(b)も株価が201日前の株価よりも高いので200日線は上向きです。ところが(c)の株価は201日前の株価(青色線)よりも下位になりました。この日から200日線が下向きになります。 200日線が下向きになって7か月以上が経過しています。(その間に(d)で2日ほど株価が201日前の株価より高くなって瞬間的に200日線は上向いたが、すぐにまた下向きとなりました)

さて今後のことです。(e)の日は今日の株価21003円と201日前の株価22586円(青色線)の位置関係がわかります。200日線が上向くには株価が22586円まで上昇せねばなりませんが、1日で1500円以上株価が上昇することはありません。(e)から右側の青色線も今の株価よりも1000円以上高く、グラフの右端の(f)では201日前の株価24270円が聳えています。とうていこの水準まで株価が上昇するはずはありません。200日線が上向くことは当分ありません。


(2019. 5.28) TOPIX 1550P(+3) 日経平均 21260円 (+77) 17.1億株  (2兆9130億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 +1.38%
(2)英FT100 休場
(3)独DAX +0.50%
(4)NYダウ 休場
(5)ナスダック  休場

昨日は米英国の市場が休場であったので、東証1部の売買代金は1兆4700億円と低調なものになりました。

私は2005年からしか売買代金のデータを取っていません(1002 TOPIX の売り残の欄に記憶)が、売買代金が定常的に1兆円を超えだしたのは、リーマンショック時期のパニック以降では2009年からです。その後徐々に売買代金は増えていき、2兆円が定着したのは2013年からです。

3兆円の売買代金があったのは2005年・2006年・2007年の世界の景気が同時に良くなった時期でしたが、2007年の中旬から米国のサブプライムローンの悪行がはっきりして以来は定常的な3兆円の売買代金はなくなりました。3兆円を超える日があってもリーマンショックの2008年のパニック状況になった日に限られました。その後売買代金が3兆円を超えだしたのは2013年3月からです。黒田日銀による超金融緩和が始まったときです。
しかし2014年になると代金3兆円を超えたのは12日間ほどに減少しました。大金融緩和の効果は2014年には失効していたわけです。

その後経常的に3兆円を超えるのは2015年からです。2015年〜2018年は株式市場はまあまあ順調であったとしてよいでしょう。

2019年に入って売買代金が3兆円を超えたのは3月36日・5月7日・5月10日のわずか3日間でしかない。5月7日は10連休あけであったので特別な日とすれば5月の売買代金の減少は看過できません。多くの投資家はこの先、日本経済は明るくないと見ています。


(2019. 5.27) TOPIX 1547P(+5) 日5経平均 21182円 (+65)  9.0億株  (1兆4713億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 +0.02%
(2)英FT100 +0.65%
(3)独DAX +0.49%
(4)NYダウ +0.37%
(5)ナスダック  +0.11%

ファーウェイへの輸出禁止のショックが株価に織り込まれたようで、先週末の海外市場は小反発する。

米国の4月の耐久財受注は前月比-2.1%。設備投資の先行指数である(国防・航空機を除く)「コア資本財受注」は-0.9%(予想は-0.3%)。次第に米国経済の伸びが鈍化していることが明らかになりつつあります。

ナスダックは2008年のリーマンショックの2009年3月に1265Pのボトムをつけて以来、今年2019年4月の高値8176P(ザラバ)までちょうど10年間をかけて、約6.5倍の株価上昇をしました。長期の波動は、
  1. (a)2009年-3月 (1265P)→(A)2011年5月(2887P)。期間26月。上昇率+ 49%
  2. (b)2011年10月(2298P)→(B)2015年7月(5128P)。期間44月。上昇率+123%
  3. (c)2016年-2月 (4209P)→(C)2019年4月(8176P)。期間37月。上昇率+ 94%
この第3段の上昇波動は長すぎる。一応、@(a)→(A)、A(b)→(B)、B(c)→(C)、の3波動(景気循環波動)としたけれど、あるいはB(c)→(C')で第3波動は終わっていて、すでに(C)は第4波動の上昇に入っているのかもしれない。

株価が上昇しても細かく見れば短期的(小波動)には下落する時期が必ずあります。日本の投資家は逆張りが大好きなので、チャートから次の高値や次の安値を予想し、その値段になれば逆張りで仕掛けるというのが普通です。だが米国の投資家は順張りが投資の基本姿勢だと思っています。 実際のところ逆張りは細かな利益を積み上げようとするもので、リスクが小さいことを好みます。一方順張りは大きな利益に注目し、大儲けもあるが、(大きな動きをしない)日ごろは小さな損失が頻発します。一発の大きな利益でそれまでの小さな損失をカバーするというリスクが大きことを好みます。

どちらの投資態度がよいのか? それは米国流の順張りです。細かく利益を積み上げても、1回の暴落(暴騰)があれば5〜10年間の利益は吹き飛びます。一方毎年細かな損失がでていても1回の暴落(暴騰)があれば5〜10年間の損失は払拭されて利益がます。

ナスダックは陰線となったが(a)の安値は下回らなかった。しかし米中貿易摩擦が生じて以来、株価の反発は小さい。

日経平均は(b)で安値を出しが、(c)の21430円まで反発してしまったので再び小波動は下降波動転じました。少なくとも4〜5日間は上昇することはないのではなかろうか。


(2019. 5.24) TOPIX 1541P(+0) 日経平均 21117円 (-33)  12.4億株  (2兆1284億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -1.36%
(2)英FT100 -1.41%
(3)独DAX -1.78%
(4)NYダウ -1.11%
(5)ナスダック  -1.58%

ファーウェイへの輸出禁止のショックは小さくなったのではないか。各国とも米国の輸出禁止に遠慮していたものの米国製品が25%を超える部品はさほどなかった。

東芝はファーウェイ向けの 電子部品の出荷を再開し、台湾の世界最大手の半導体受託生産会社のTSMCはファーウェイ向けの出荷を継続すると発表。英国アームの半導体開発の支援ができなることやグーグルのアンドロイドが使えなくなることは痛手だが、生産がストップすることはなさそうです。

日経平均の4%波動による上値・下値メドの変化はありません。下値メドは上から順に
  1. 20969円
  2. 20746円
  3. 20522円
  4. 19858円
です。@にはタッチしましたがまだA20748円B20522円まで下げてはいません。

ファーウェイの件はなんといっても個別の企業の話しです。そうアタフタすることはないと思いますが、中国は米中通商協商に熱意を失いつつあります。トランプが大統領にある限り協議は進めないと決めたようです。

そうなれば米中貿易摩擦はこの後2年も3年も伸びる感じです。一体我慢の張り合いのチキンレースで勝利するのは米国なのか中国なのか? 中国が長期戦を構えたならばトランプの高々8年の大統領の任期はしれたものです。中国は米国との表立った対立はしないが、いわばゲリラ作戦に変わってきたのではなかろうか。


(2019. 5.23) TOPIX 1540P(-5) 日経平均 21151円 (-132)  11.5億株  (2兆0853億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -0.49%
(2)英FT100 +0.07%
(3)独DAX +0.21%
(4)NYダウ -0.39%
(5)ナスダック  -0.45%

ファーウェイ社への米国の制裁は様々な影響をもたらしています。米国への輸出ができなることや米国からの部品やサービスの輸入ができなくなることはファーウェイにとってゆゆしき大問題ですが、米国においてもアップル・インテル・アルファべットが下落し、昨日も半導体関連株が下げています。

日本においてもドコモ・KDDI・ソフトバンクなどがファーウェイのスマホの販売を停止したり、延期したりの措置を取り、パナソニックはファーウェイとの取引を停止すると発表。

スマホの生産が縮小するとの見方から、村田製・TDK・エレクトロン・ソニー・安川電などが下落。

ファーウェイはスマホ・携帯の部品の調達はできるといっていますが、米国に輸出できないのだから販売が縮小することは確かです。まあ次々にいろんなことが出てきて、株式投資をしようという投資家は減る一方です。


(2019. 5.22) TOPIX 1546P(-4) 日経平均 21283円 (+10)  12.0億株  (2兆0930億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 +1.23%
(2)英FT100 -+0.25%
(3)独DAX +0.85%
(4)NYダウ +0.77%
(5)ナスダック  +1.08%

NHKのHPのオンデマンドは過去に見逃した番組の多くをみることができるサービスです。月に970円ほどかかるが、見逃したもの、あるいはもう一度じっくり見たいものを見れるよい企画でです。今は「おしん」にはまっています。「おしん」は海外でも人気の番組になっていたようだ私はちっとも興味がなかった。

今日経新聞の「私の履歴書」は橋田壽賀子さんが書いておられるが、ちょうど「おしん」のことの回想をされている。これを読んで「おしん」を見てみようと思ったのだが、まだ13話目までしか見ていない。朝ドラの番組なので全話は」270回であるという。

子役の小林綾子はいいねえ。一話ごとに涙して、ティッシュがたちまち切れるほどです。そうか。こういう番組を私は無視していたのか。世情に疎くては株価の予想はできんなと思ったことです。


(2019. 5.21) TOPIX 1550P(-4) 日経平均 21272円 (-29)  12.5億株  (2兆3313億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -0.41%
(2)英FT100 -0.51%
(3)独DAX -1.61%
(4)NYダウ -0.33%
(5)ナスダック  -1.46%

インテル・グーグルなどがファーウェイへの部品やサービスの供給を停止すると報じられる。米国ではアップル-3.13%安、インテル-2.96%安、アルファベット-2.06%と下落する。

だが今日の上海総合は+1.23%の上昇出ファーウエイ問題はすでに織り込み済みであったのか、特に悪材料にならず。中国にとっては貿易摩擦(関税25%)のほうが大きな問題のようです。

ナスダックは下窓を空けて下落し、75日線を割り込む。結局ナスダックの反発は9日線までであったので、《デンドラ》の一番高い下値メドの7429Pまで下げる可能性が高い。

日経平均は昨日の米国が半導体関連株を中心に下落したので、同じように下げるが上海株が堅調であったために下げは拡大せず。


(2019. 5.20) TOPIX 1554P(+0) 日経平均 21301円 (+51)  11.7億株  (1兆9846億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -2.48%
(2)英FT100 -0.07%
(3)独DAX -0.58%
(4)NYダウ -0.38%
(5)ナスダック  -1.04%

米国は日本およびEUの自動車関税を180日間延長すると発表。これで日欧は一息ついたが、一方で中国は米国との通商協議の再開には関心がないと表明する。 中国はヤセ我慢をするつもりらしい。

日本の1-3月期GDPは予想外の+2.1%(年率換算)と発表されました。1-3月はマイナス成長になるというのがもっぱらの予想でしたが数字のマジックというか、GDP計算の限界というか、一見GDPが伸びている数字になりました。 実質ベースで伸び率を見ると、(( )内は金額ベース)
  1. GDP  +2.1% (137.8兆円) 
  2. 個人消費 -0.1% (74.1兆円)
  3. 住宅投資 +1.1% ( 4.2兆円)
  4. 設備投資 -0.3% (25.3兆円)
  5. 民間在庫 +0.1% (-1.7兆円)
  6. 政府消費 -0.2% (25.9兆円)
  7. 公共投資 +1.5% ( 7.5兆円)
  8. 輸  出 -2.4% (24.4兆円)
  9. 輸  入 -4.6% (23.7兆円)
となります。GDP計算においては@〜Gの金額は積み上げ、Hの輸入額は差し引きます。1-3月は輸出24.4兆円・輸入23.7兆円だったので、GDPを+0.7兆円押し上げることになります。2018年10-12月は輸出26.0兆円・輸入26.8兆円だったので、GDPを-0.8兆円押し下げました。2018年7-9月は輸出24.8兆円・輸入24.6兆円だったので、GDPを+0.2兆円押し上げました。

このたびの1-3月のGDPは日本経済はなんらよくなってはいないが、統計のとりかたで一見よい数字になっただけのことです。この統計値は将来に雑音として残ります。)


(2019. 5.17) TOPIX 1554P(+16) 日経平均 21250円 (+187)  13.4億株  (2兆4294億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 +0.58%
(2)英FT100 +0.78%
(3)独DAX +1.74%
(4)NYダウ +0.84%
(5)ナスダック  +0.97%

と海外は続伸する。基本的にはこの反発はカラ売りの買い戻しによるリバウンドであるので反発の期間は短いだろうと思います。

5月5日に米国は、中国製品3000億ドル分(33兆円)に25%の関税をかけるという第4弾の関税引き上げを表明しました。13日にその詳細が明らかになりましたが、@ノートパソコン、A携帯電話、B衣類。、C履物、D玩具、Eゲーム機、Fテレビ といった生活物価に直結する品目でした。

関税アップ分の価格転嫁が行われるのかどうかはわかりません。1)中国側がその分だけ輸出価格を安くすれば、輸出量は減ります。輸出側としては辛い。中国からの2)輸出価格をこれまで通りにすれば米国での販売価格が高くなり販売量が減ります。いずれにしても中国側にとっては輸出量が減るので苦しい。

もっと驚いたのは5月15日に明らかになった中国ファーウェイに対する制裁です。@ファーウエイからの輸入を禁じる、A米国からのファーウエイへの輸出は認めない、B米国以外の国でも米国の技術やノウハウを25%以上使っている部品はファーウエイへ輸出してはならない。という過激な決定です。最先端のIT技術は米中の2国が保有していますが、こと生産に関しては海外の部品を使わねば生産ができない。製品ができても輸出先を失えば経営が成り立たない。

米国は露骨にファーウェイを抹殺しようとしています。米中貿易摩擦は、単純に自国の産業を守るという段階から、国家の覇権争いに発展してきました。国家が前面にでてくると意地の張り合いになります。貿易摩擦が簡単に片付くとは思われません。

中国経済はもともとバブリーな状況から減速をし始めていましたが、米中貿易摩擦によってさらにブレーキがかかりました。日本はこのあおりを食らって2019年 3月期の企業業績は、売り上げは+3.3%増だが、最終利益は-3.8%減になった模様です。

米中貿易摩擦が原因ですが、@2018年8月の第1・第2弾の規模は500億ドル(税率25%)でしかありません。A9月の第3弾は2000億ドル(税率10%)でした。これで企業収益が-3.8%減ったとすれば、B2019年5月10日の第3弾の税率を10%→25%に拡大したこと、C5月15日の第4弾の3000億ドル(最大25%)の2つは@Aをはるかに超える影響を及ぼします。企業業績はさらに悪化するはずです。(しかし企業の予測では2020年3月期は売上が+2.0%増、利益は+6.9%増という呑気な数字になっています。日米貿易摩擦はこれ以上は拡大せずに早期に決着するという予想です。)

今回の3日間の株価上昇はリバウンドです。リバウンドでは9日線を突き抜けて、25日線を突き抜けるということにはなりません。(上図)のナスダックはさすがに小波動のボトム(らしい)から3陽連となり9日線まで戻しましたが、今日の上海総合は急落して9日線を下回りました。

(右図)日経平均はボトム(a)からの上昇は強い足にはならず、今日は(b)ザラバで9日線にタッチしましたが、終値では上抜けなかった。当然に景気循環の基準である200日線を上回っていません。米中貿易摩擦がある限り日本株の上昇はないものと思います。


(2019. 5.16) TOPIX 1537P(-6) 日経平均 21062円 (-125)  14.6億株  (2兆3942億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 +1.91%
(2)英FT100 +0.76%
(3)独DAX +0.90%
(4)NYダウ +0.45%
(5)ナスダック  +1.13%

海外は反発する。しかしこれは一昨日の大幅下落の反動高です。反動高の内訳は@カラ売りの買い戻し(短期投資)、A反動高を期待した突っ込み買い(短期投資)、B株価が割安とみて買う(長期投資)の3つですが、Bは米中貿易摩擦が拡大している現在ではありえません。 短期投資の勢力が2日連続の上昇(陽線)を出現しただけです。

《デンドラ》がナスダックの上値メドや下値メドをどのように表示したのか? 《デンドラ》のグラフを見ることによって、ナスダックの動きがどのように判断できるのかを、少し詳しく説明します。ナスダックの動きは日経平均にモロに響いてきます。投資をするには米国株の予想ないし変動の大きさをある程度理解しておかねば、日本株の投資をしても負けます。
次図は《デンドラ》の6%による、ナスダックの上値メド・下値メドです。


  1. (a)の日に6%波動が陰転しました。この日に表示された下値メドは、高い順に(A) 6846P、(BC)6622P、(D)250Pです。(a)の日からは最低でも(A)の6846Pにタッチするほどの株価の下落がないと、ナスダックは上昇しないだろうということが予想できます。

  2. 実際には株価が(A)6846Pを下抜いた日の(b)には「波動パターン」が変化したため、下値メドは高い順に(A)6622P、(BC)6250P、(D)5804Pに変わりました。少なくとも(A)6622Pまで下げないとナスダックは目先(小波動級)の底を打ったとは判断できません。

  3. (c)のザラバ安値は6190Pまで下げたので(BC)の6250Pを下回りました。上から2番目3番目の水準まで上げたのでナスダックは反発してもよいと判断できます。

  4. (d)で大陽線に次ぐ順上がりの陽線がでました。米国株が大きな上昇をするときは、上昇のスタート時点で、大陽線がでたり、窓空けの連続陽線ができることが多いことはわかっています。まさに(d)はそれでした。《デンドラ》の上値は(A)7430P、(B)7059P、(C)6997P、(D)6811Pと表示されました。これから上昇していく上値メドは(BC)の中間の7028Pだろう、スタート時点の強い足を見れば(A)7430Pもありうる(可能性は小さいが)ことも予想の範囲に入ります。

  5. 株価は上昇し(BC)を上回り、(e)で上値メドの最も高い(A)7430Pをに達しました。これでピークを出すのかと思うところですが、

  6. しかし2日後には波動パターンが変化しました。(f)で終値が高値を突き抜けてあらたな波動を作ったからです。

  7. (f)の時点での上値メドは、(A)8173P、(B)7492P、(C)7430P、(D)6997Pと(BC)の水準(6997 P〜7059P)はすでに上回っているので、(A)の8173Pまで行けるのかどうかが焦点になります。だが(g)でザラバ高値8176Pを出して、上値メドの最も高い8173Pを上回りました。もはや上値メドが消えた(過去の統計による上値の予想値を達成できた)のだから75%の確率でこれ以上の上昇はないだろうということがわかります。

  8. (h)からは下降波動になり、下値メドは(A)7429P、(B)7269P、 (C)7184P、 (D)6858P と表示されました。まずは7429Pまで下落しないことにはナスダックの下げは止まらないでしょう。最も安かったのは5月13日のザラバ安値7760Pなので、まだ最低の下値メドに達していません。しかもこのたびの上昇はスタート点から強い反発力を表現していません。一度(A)7429Pか(B)7260Pまで下げるだろうと思っています。
どうでしょうか? 株式投資で利益がでる最大の要因は、「どれだけ先の予想ができるのか」です。予想ができない、あるいは予想が日々ふらつく人は決して株式投資で利益を上げることはできないでしょう。(儲かるのは予想をしなくてもよい1〜2年間の大きなトレンドに遭遇したときだけです)。しかし予想は難しい。そこでチャートというテクニカルな分野に頼ることになりますが、チャートは下降の事象を表現するだけで、先の予想はしているわけではありません。

チャートを見て予想することは誰にでもできることではありません。予想ができないのであれば過去のチャートの統計を取り、将来起きるであろう確率を知るしかりません。《カナル24》や《Qエンジン24》は統計にもとずいて、役に立つチャートを決め、これを予想の指針とするものなので、他力本願の方には難しいソフトです。しかしこれを越えないことには何も得ることはできません。《デンドラ》はすでに波動の大きさの統計をとり、波動をパターン化しています。このパターンでは次の波動はそれほど上昇あるいは下落したのかを知っています。この波動の統計によって上値・下値メドが表示されるので、《デンドラ》のユーザーはこの統計結果を受けて、先の株価の予想(あるいそうなるは確率)ができるのです。


(2019. 5.15) TOPIX 1544P(+9) 日経平均 21188円 (+121)  15.2億株  (2兆5724円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -0.69%
(2)英FT100 +1.09%
(3)独DAX +0.97%
(4)NYダウ +0.82%
(5)ナスダック  +0.80%

中国を除いて海外は反発する。一昨日の米国株価は-2.4%(NYダウ)〜-3.4%(ナスダック)と大幅な下げをしましたが、第4次の関税引き上げの影響を予想してやや過剰な反応をしたため、昨日はカラ売りの買い戻しを期待しての押し目買いが入ったようです。

ナスダックの昨日の反発は一昨日の-3.41%の下落に比べて+1.14%でしかありません。下げ幅の1/3しか反発しなかったというのは米国のこの後の経済を心配する向きが多いことを表しています。 ナスダックの条件表No.1のグラフは一昨日買いマークを出していたので、昨日は反発する。当面(5〜10日間)の安値は出たようですが、米国と中国が正面きって角を突き合わせているのだから、部外者にはこの先どのようなことになるのかはわかりようがありません。不明なことが次々に出てきて見通しが立たない。したがって方針のたてようもない。

日経平均はようやく反発しました。だが日経平均は+121円高(+0.58%)でしかありません。反発力は小さかった。

「令和」の新元号のもとでようやくの反発ですが、反発力が強いとは思えない。明日からは再度の下落となるのではなかろうか。

現在の日経平均の小波動のポイントは、@9日順位相関が-80以下、ANo.1条件表が買いマーク(ただし5月9日〜10日と古い)、B25日投資マイン指数が15.0以下、Cデンドラの下値メドの@20969円を下抜き、A20746円まで5円に迫る。よってボトムらしさのポイントは、甘く見ても4ポイントです。まだ完全に下値探りをしてはいないと見ています。


(2019. 5.14) TOPIX 1534P(-6) 日経平均 21067円 (-124)  17.3億株  (2兆8526円)
昨日の海外株は、
(1)中国上海 -1.21%
(2)英FT100 -0.55%
(3)独DAX -1.52%
(4)NYダウ -2.38%
(5)ナスダック  -3.41%

米国はNYダウが-617ドル(-2.38%)、ナスダックが-269P(-3.41%)10日と大幅安になる。材料は第4次の関税引き上げ(3000億ドル規模)の対象品目が、発表となりました。輸入金額の大きいほうから上げると@携帯電話(430億ドル)、Aノートパソコン(375億ドル)が最大で、あとはB衣服、C履物、D玩具などのローテク製品が続いている。

ショックを与えたのは携帯電話です。米国の携帯の中国の依存度は78%というから、逆にいえば中国が米国に輸出をすることを禁じれば、米国の携帯業界はたちまち困ります。しかし中国はこのほうへの対処はせず、アップルのiPhoneの輸入関税も例外泣く関税アップとなるようです。iPhoneの部品や組み立ては中国と台湾が引き受けていますが、これらが全部中国からの輸入品となって25%の関税がかかります。

米国への輸出が抑えられると、中国の完成品の輸出は減り、日本からの中国への部品輸出が減ります。すでにiPhoneの価格は高すぎるとされてアップルは携帯の販売については苦しんでいます。次の第4次の関税引き上げがあってiPhone価格が上がれば、アップル製品のシェアは半減するのではないか。これが昨日の米国株価の大幅下落の第一の原因であったように思います。

日経平均は昨日の米国株価の大幅下げに驚いて、-320円安で寄り付きましたが、-439円安まで下げたあとは+300円ほどアップする。

足は「新安値の陽線」となったので当面の下落は治まったようです。この後どうなるかですが、小波動のボトムらしさからは、@9日順位相関が-80以下、A新安値の、B陽線、C条件表No.1が買いマーク(ただし5月9日と5月10日に出ているので2日間早かった)、D《デンドラ》の下値メド@20969円、A20746円、B20522円、C19853円 のA20746円近くまで今日のザラバ安値(20751円)はあったので、まあ上位2番目のメドまで下げたとすれば、現在の小波動のポイントは5ポイントになります。
もう少し(1〜2日)はこの後の経過を見る必要があります。


(2019. 5.13) TOPIX 1541P(-8) 日経平均 21191円 (-153)  14.2億株  (2兆3616円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 +3.10%
(2)英FT100 -0.06%
(3)独DAX +0.72%
(4)NYダウ +0.44%
(5)ナスダック  +0.08%

米国は10日に対中国の2000億ドル規模の関税を10%→25%に引き上げると決定。実務的には2か月程度の期間ががかかるらしいから直ぐに関税引き上げには繋がらないようですが、これに追いかけて13日には3000億ドル規模の輸入品の関税引き上げの輸入品項目を提示すると発表する。

しかし一方では中国との貿易協商は継続するとしているので、まあトランプの恫喝です。中国も25%関税に対抗して報復関税をかけるそうだから、例えトランプが勝ったとしても世界の経済は収縮します。

《デンドラ24》で米国株価の上値下値のメドを探るには、6%波動がよいことに気づきました。6%波動による今年2月以来のナスダックの上値メドは、高いほうから@8173P、A7492P、B7430P、C6997P でしたが、4月29日の小波動のピークは8176Pで止まりました。《デンドラ24》の上値メドの8173Pとたったの3Pしか違いません。どれだけ《デンドラ24》が正しい判断をしたことか。まだ次の下値メド@7492Pまでは下げていませんが、貿易戦争しだいではA7266P、B6858Pまでは下げるのではないか。

《デンドラ24》で基準にする%波動を変更することは簡単です。

メニューの「波動」→「波動設定」に行くか、アイコンの「波動の設定」をクリックすると、右の画面が現われるので、使う波動の欄「hado0600」をダブルクリックして選択します。

もとの4%波動に戻したいときはhado0400」をダブクリックして4%波動に戻します。

3月の景気動向指数が内閣府より発表になりました。指数は前月の100.5→99.6ポイントへ-0.9ポイント下がり、景気判断は6年2か月ぶりに「悪化」とされました。

18年8月までの23か月は「改善」→18年9〜12月は「足踏み」→19年1〜2月は「下方への局面変化」、そして19年3月は最低の判断である「悪化」です。

「改善」からわずか6か月目に「悪化」となったので、日本の経済は転げ落ちるように景気が後退してきたことが明らかになりました。 この数字を見てはだれもが株価が上昇するとは考えることはできません。

《デンドラ24》で上値下値のメドを探る場合、米国の指数は6%波動がよいといいましたが、日本の株価はやはり4%波動がよい。それだけ米国はダイナミックな波動をとり、日本は細かな波動しかできないということです。

日経平均はすでに下降波動にはいっています。その下値メドは、@20969円、A20746円、B20522円、C19853円 であることは5月9日にいいました。最低でも21000円を下回る20969円に達しないことには目先の下値はでないのではなかろうか。そして次の4-6月期のことを思えば20500〜20600円までの下げはあってよいと思っています。


(2019. 5.10) TOPIX 1549P(-1) 日経平均 21344円 (-57)  17.4億株  (3兆1340円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -1.48%
(2)英FT100 -0.87%
(3)独DAX -0.41%
(4)NYダウ -0.54%
(5)ナスダック  -0.41%

米国は10日から中国輸入品(5700品目)の関税を25%に引き上げることを決定。(米国の9日)から閣僚級の協議がはじまり10日まで続けられるようですが、25%への関税引き上げは果たして、@中国からの譲歩を引き出すための脅しであるか、Aトランプが将来の中国に並々ならぬ脅威を感じているのか、とにかくトランプのことだからほとんど解りません。

いきなり関税を引き上げるということは乱暴にすぎます。相手がいることがから、まずは@話し合い、A互いの不利益を言い、B互いが譲歩できるかどうかを協議し、C譲れない点は従来どおりに据え置いて、D他の合意できたことは約束する、E合意できなかった部分は自国の利益のために貿易ルールを変更する。というのが普通です。 トランプは@〜Dの手順を踏まず、いきなりEの関税引き上げまで進みました。

この手法は子供じみている。駄々っ子と同じです。なんでこういうつまらん米国トップの大統領と中国トップの対立によって世界経済がボロボロになる可能性が生まれてきたのか?情けない。私の米国の印象はドンドン悪化し続けています。

国民はの生活急激な変化に対応できません。徐々に変化しすることを望んでいます。例えば雇用です。いきなり明日から出社に及ばずとか、買い物の値段が5%・10%も上昇しては昨年の年収から消費に廻す金額は同じでも、実質の消費は減ります。GDPには当然マイナス要因です。

アベノミクスも完全に終わりました。この先、誰が日本経済の旗振り役をするのか。アベノミクスはすでに古いものになりました。日本の経済の下落を食い止めたものの日本経済を復活することはできなかった。


(2019. 5. 9) TOPIX 1550P(-21) 日経平均 21402円 (-200)  16.9億株  (2兆8655円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -1.12%
(2)英FT100 +0.15%
(3)独DAX +0.72%
(4)NYダウ +0.01%
(5)ナスダック  -0.26%

一応米国は8日に中国輸入品2000億ドル分の関税を25%に引き上げることを中国に正式に通告しました。だが米国の対中国への方針は夜にして手のひらを反します。10%→25%へ引き上げられたなら中国は対抗策として米国からの輸入品600億ドル分の関税を引き上げるらしい。

一方で5月9日〜10日には中国側が渡米し、交渉を行う予定であるので、関税引き上げはトランプの脅しに過ぎないのではではないか、互いに輸入制限をしていては米中の経済にとって大きなマイナスになる。だから貿易交渉は決着する、そう考える投資家もいます。 こと貿易交渉については圧倒的に中国は劣勢です。主導権を握っているのは米国トランプ大統領です。どこまで中国が妥協するのか、日本時間の11日には少しは明らかになります。それまではあえてリスクの荒波に巻き込まれたくない、というのが世界の市場の思いでしょう。

ナスダックは(a)8176Pでピークになったことが確定しました。(a)から7日目にしてピークがわかったのはそれだけナスダックの下げは穏やかであったということです。今後の下値のメドは(b)の75日線の水準7656P、(c)先の小波動のボトム7332P、(d)200日線の水準7531Pです。昨日の終値は7943Pなので7656Pまでなお-287P下げる可能性が高い。

上海総合の下値のメドは、(c)2963Pですがこれはすでに突破されました。2番目の(d)2840Pは75日線水準ですがこれも破られました。(d)2772Pは200日線の水準です。当面は(d)の2772Pが下値メドになります。
日経平均は5月7日から3陰蓮となり、4月26日の終値22258円から今日の終値約21402円まで-856円の下げとなりました。

-850円の下げは驚くほどのものではありませんが、平成の暗かった経済を連想させるほど、令和の時代もなお日本経済は回復しないという思いです。

《デンドラ24》による日経平均の下値のメドは右図のように、
  1. 20969円
  2. 20746円
  3. 20522円
  4. 19853円
の4つです。まだ今日の終値は21402円ですから、1番目メド20956円までは下落していませんが、この水準まで下げることは大いにあります。いつも言っている2番目と3番目は20746円と20522円なので、だいたい20600円までは下げる可能性が高い。

昨日5月8日は21500円を下抜くかどうかの攻防でしたが21602円で引けました。今日は始値はが21492円となって21500円を下回ったので21000円の攻防になるかなと思っていましたが、安値は21315円までしか出ず、21000円を割り込むことはないとの市場の判断です。

市場の判断は期待が混じっているので、判断が正しいことは多くありません。感じでは80%近くは市場の判断は間違います。(だから株価は毎日上下する)《デンドラ24》の下値メドは私情が入りこむ余地はありません。過去はこうであったと提示するだけです。それだけにフラフラする市場の判断を乗り越えて、上から見下ろす鳥観図のようなものであると思っています。


(2019. 5. 8) TOPIX 1572P(-27) 日経平均 21602円 (-321) 14.9億株 2兆7476円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 +0.69%
(2)英FT100 -1.63%
(3)独DAX -1.58%
(4)NYダウ -1.79%
(5)ナスダック  -1.96%

関税引き上げはトランプ大統領のディールのための脅しだろう。トランプは米中の貿易交渉はいずれ決着するだろう。という判断で、6日の米国株価はさして下げなかった。
だが昨日は、トランプは本気で関税を引き上げそうだという観測がでて、米国株価は大きく下げる。

日経平均も連日で-300円を超える下げをして、4月24日の新高値の陰線がピークとなりました。今日の足は短い陰線ですが、大窓を空けて寄り付いたのだから、7日の大陰線に匹敵します。すぐに株価が反発するとは到底思われません。

■ 週末カレンダーを修正してください

GWが10連休になったために、週足作成に不具合がでました。
日足のグラフを描かせておいて「W」アイコンをクリックすると、今日までの週足のグラフが描かれます。これは《カナル24》がその場で日足データから週足データを作成しているので、その日までの最新の週足グラフが描けるのです。

今日5月8日時点で週足の日付を見ると、
  1. は190508
  2. は190426
  3. は190419
になるのが正しいのですが、皆さんの週足の日付は
  1. は190508
  2. は190426
  3. は190425
  4. は190426
  5. は190419
となっているはずです。これは間違いです。

2019年の日足データから週足を作成するときには、自動的に「週末カレンダー」が作られます。このカレンダーをもとにして週足データが作られます。

自動的に「週末カレンダー」(ファイル名は W2019.dat)が token フォルダ内に保存されていることは、ほとんどのユーザーは気づいていません。

週末カレンダーにはその月の金曜日の日付が記憶されています。右図の5月は
  1. 第1週目が5月3日
  2. 第2週目が5月10日
  3. 第3週目が5月17日
  4. 第4週目が5月24日
  5. 第5週目が5月31日
になっています。5月第1週は4月29日〜5月3日の1週間ですが、10連休となったために5月第1週の日足データは1日もありませんでした。従って週足を作ることができず、変な日付の週足データが作成されたのです。

5月第1週は5月3日の次の週の金曜日(5月10日)にならねばなりません。そこで
  1. 第1週目が5月10日
  2. 第2週目が5月17日
  3. 第3週目が5月24日
  4. 第4週目が5月31日
というふうに修正する必要があります。週末カレンダーの変更のしかたを参照して、カレンダーを修正してください。

● ユーザーは必ず2019年の週末カレンダーを修正してください。でないと週足作成をしたとき、間違った日付の週足データが記憶されます。

「週足作成」および「週末カレンダー」を作るプログラムを作ったのは今から35年ほど前のことです。以来、1週間のうちで日足データが1日もなかった週はありませんでした。今回の異例の10連休によって5月第1週に立ち合いがない日(日足データがない日)が出来てしまいましたが、これは5月1日の「即位の日」を臨時の祝日としたためです。5月1日を祝日にしたことによって、@4月29日と5月1日に挟まれる4月30日が休日になり、A5月1日と5月3日に挟まれる5月2日も休日になりました。

5月1日を祝日にしたのは政府の意向でしょう。5月1日を祝日にしていなければ、4月30日・5月1日・5月2日は平日であり株式市場が開かてたはずです。祝日と祝日に挟まれた平日は「国民の休日」という休日になると決めたのは1985年12月のことです。(祝日)の意味や日本の祝日にすべきかどうかを考えるべきだのに、政府は単に休日を増やすことに熱心です。

5月1日が祝日になるのは2019年だけのことです。この先何十年間は10連休が起きることはありません。だから今後は週末カレンダーの修正をする必要はありませんが、2019年5月の第1週が5月3日であるままでは、間違った週足データが作成されるので、直ちにカレンダーの修正をお願いします。


(2019. 5. 7) TOPIX 1599P(-18) 日経平均 21923円 (-335) 15.6億株 3兆2176円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -5.51%
(2)英FT100 -
(3)独DAX -1.01%
(4)NYダウ -0.25%
(5)ナスダック  -0.52%

トランプ大統領が中国製品(2000億ドル分)について10日から関税を10%→25%に引き上げるつもりだといったことから、上海総合は窓を空けて暴落する。

米国株はNYダウが寄り付き直後に470ドル下落したが引けは-0.25%と軽微な下げで終りました。ナスダックはグラフに見るように下放れて寄り付いたもののグイグイ上げて大陽線になるなど、まだ米国経済は止まらないと思う向きが多い。

日経平均は10連休明けでしたが、それほど下げなかった。

この上昇小波動は(b)から始まり、今日で25日間上昇トレンドを続けていますが、(a)の新高値の陰線がピークになってもおかしくない。

すると(b→a)の上昇日数は22日です。今日掲載した小波動の姿(日数と変動率)では、上昇波動の68%の上昇日数は最短で3日間、少し長めのときは22日間であることがわかっています。

こういうことを知っておれば、ピークらしいボトムらしいの判断ができます。

■■ 波動の日柄と変動率の統計 ■■

《カナル24》の「統計」で小波動の姿を知るために次のような条件表を設定しました。

  1. No.1行は陰陽足を描かせるもの
  2. No.2行は「主な株価」です。主な株価は小波動が上昇トレンドにあるときは+1という数字を記憶しており、下降トレンドにるときは-1という数字を記憶しています。この数字を利用すれば、上昇トレンドになったばかりの日を知ることができるし、下降トレンドになったばかりの日がわかります。

  3. No.2行では注目期間が(0〜0。当日)に主な株価が+1になって、
  4. No.3行では注目期間が(1〜1。昨日)の主な株価が-1であったときに「買い」としています。

  5. 主な株価が表示されたら、@1本前のボトムの日(L1)、A1本前のピークの日(H1)、B2本前のボトムの日(L2)が自在に取り出せます。
  6. ピーク・ボトムの日がわかれば、No.7行のようにピークからボトムへ下げた日数(H1→L1)、No.8行のようにボトムからピークへ上げた日数(L2→H1)がわかります。

  7. またNo.12行では、ピーク(H1)からボトム(L1)まで何%下げたのか。No.13行ではボトム(L2)からピーク(H1)まで何%上げたのかがわかります。

この条件表でグラフを描くと右のようになります。
  1. (a)で買いマークがでています。この買いマークはボトムが確定した日に出ます。

  2. (a)を基準にすると、直近のボトム(L1)は(a)から5日前であり、直近のピーク(H1)は(a)から14日前、2本前のボトム(L2)は(a)から23日前です。

  3. (H1→L1)の下落日数は14日前-5日前を引くと9日間であることがわかります。(L2→H1)の上昇日数は23日前-14日前を引くと同じく9日間であることがわかります。

「統計」を取ってみましょう。
  1. 1001 日経平均を選択して

  2. 「計算」→「統計」に進み、

  3. 条件表No.18を選び、

  4. 検索期間を1999年1月1日〜2018年12月31日の20年間について下調べます。

次のような事例が表示されます。全行数は(223)となっています。上昇小波動と下降小波動は、それぞれ223個ありました。
「平均とSD」ボタンをクリックすると、小波動の平均値が表示されます。


(次図)
  1. (H1→L1)の下落日数の平均は10.1日でSDは7.1日です。(68%の小波動の下落日数は3.0日(=10.1-7.1)から17.2日(=10.1+7.1)に収まります。

  2. (L2→H1)の上昇日数の平均は11.9日でSDは10.3日です。(68%の小波動の上昇日数は1.6日(=11.9-10.3)から22.2日(=11.9+10.3)に収まります。

  3. (L2→H1)への上昇率の平均は9.0%でSDは5.8%です。(68%の小波動の上昇率は3.2%(=9.0-5.8)から14.8%(=9.0+5.8)に収まります。

  4. (H1→L1)への下落率の平均は-7.8%でSDは5.2%です。(68%の小波動の上昇率は-13.0%(=-7.8-5.2)から-2.6%(=-7.8+5.2)に収まります。この数字を覚えておけば、ピーク・ボトムらしさがわかります。



(2019. 4.26) TOPIX 1617P(-2) 日経平均 22258円 (-48) 13.1億株 2兆5756円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -2.43%
(2)英FT100 -0.50%
(3)独DAX -0.25%
(4)NYダウ -0.51%
(5)ナスダック  +0.21%

海外は概ね安い。1-3月期の決算の数字はよいはずはないので、今後世界経済がいつ反転するのかの期待が買い材料になりますが、これといったメドはたっていません。投資家は思い思いの予想をしているだけです。

中国は2018年末の株価崩落によって2018年2月の高値3567Pから約1年後の2019年1月には2440Pまで下落しました。1年間の下落率は約-31%です。1年間でこれほどの下落をする事例はそう多くはありません。 中国政府は消費税(増値税と中国ではいう)と社会保険料の引き下げなど33兆円規模の企業や国民の負担を軽減し、さらにインフラ整備のために投資額の枠を2兆元(20兆円)に拡大するという経済への刺激を与えました。

不況は需要不足が原因です。中国政府がこれほどの対策を出したのですから、少なくともこの1年間は中国経済はよくなります。だがこれが景気反転のきっかけになるとは限らない。中国の1-3月のGDPは前年比でトントンまで戻ったようですが、4-6月期が前年比で上昇するのかどうかが焦点です。


中国の需要をあてにしていたEU・日本・韓国・アジアの株価はさえません。中国の自動車やスマホの販売台数は減りました。中国はすでにこういう分野の需要は減少いています。

米国は決算発表があった銘柄について、よかった悪かったの判断がなされ、個別企業の株価は変動があったけれど、市場全体を動かすような材料はなく、若干のマイナスになりました。米国の企業業績は思わしいものではないようです。

株価がピークを出したかどうかの判定は「新高値の陰線」がでたかどうかに注意していればわかりやすい。このことはずっと、言い続けてきました。

この単純な現象を知ることは、実は「主な株価」によるピーク・ボトムの判定があるからです。何をもって新高値・新安値になったのかが定まらないいなら、小波動の一義的な決定はできません。過去1か月の高値を新高値とするのか? 史上最高値を新高値とするのか? 新高値の定義が人によって違っている。だが「主な株価」が表示するピークをその波動の新高値と決めると新高値は一律に決まります。つまり「主な株価」があってこその新安値・新高値なのです。

小波動を決定することこそが重要です。あとから(それも1か月もあとになって)ここが細かい波動のピークだった、ボトムだったとわかっても投資には何も役立ちません。《カナル24》の「主な株価」は一定の基準でピーク・ボトムを判断しています。このHPをご覧になっている方は、グラフに表示されている小波動のピーク・ボトムの株価は当たり前のように思われているかも知れないが、実は当たり前ではない。例えばネット証券が提供するチャートでは、ピーク・ボトムの表示はそのほとんどが画面に表示されてる株価の最高値・最安値でしかなく、波動を示しているわけではありません。波動についての考えはないのです。

小波動を客観的に決めることができば、統計が取れます。ボトム→ピークの上昇日数と上昇率、ピーク→ボトムの下落日数と下落率がわかります。こういった統計値を元にして今は、ピークに近いのか、ボトムに近いのかを知ることができます。それが相場を予測するための本道でしょう(過去の事例を知らずして将来の予想をすることはできない)。小波動については10連休中に、特に1日分をさきHPで述べるつもりです。(だいたい連休で緊張が弛緩するであろう5月3日前後に書きます)

■■ 酔夢夜話 ■■

酔夢夜話で東研ソフトの創生から現在までのことを述べました。今後は書くつもりはありません。文中で多くの人ことを取り上げましたが、ほとんどはイニシャルにしました。でも名前を出すべきだと思う人はあからさまに書いています。こういう方は私の考えに異論はないと思いますが、ネット社会では悪用されかねません。そこであまり目立たない同行二人のメニューからしか読めないようにしました。。


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株式会社 東研ソフト・・・ 執筆:坂本 正治