最近の日経平均の動き ―― 《カナル24》は語る


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《カナル24》の条件表No.20「平均線と順位相関」を使って日経平均の動きをウォッチします。向こう10日間くらいの動きをターゲットにしています。


(2020. 3.27) TOPIX 1459P(-25) +4.30% 日経平均 19389円 (+724)+3.88%
        23.6億株 (3兆9093億円)>


昨日の海外は、
1)中国上海 -0.60%
2)英FT100 +2.24%
3)独DAX +1.28%
4)NYダウ +6.38%
5)ナスダック  +5.60%

米国は2兆ドルの経済対策の執行を期待して大幅上昇となる。なにしろ米国のGDPの10%をぶち込むのである。ほとんどは実弾である。コロナウィルスで営業不振になった業界には支援金をだす。航空機メーカーには資金を提供する。仕事がなくなった中小企業には雇用者の賃金を代わりに出す。国民には一人あたま13万円を与える。

壮大なバラマキです。戦前のことは知らないが政府が税金を徴収するのではなく、国民に金を与えるのだから世の中はひっくり返るほどの経済政策です。これで株価が上がらないわけはありません。ただ経済の後退は食い止められたとしても復旧の道はまだ見えない。当面は25日線まで戻って、一度は反落し、そこから将来のことを考えて上昇か下落かのトレンドが定まっていくのでしょう。日本も今度の経済対策規模の50兆円はGDPの10%近くになるが、米国のような経済対策に比べてインパクトにかける。

■■ 講座全集と2008年10月のリーマンショック暴落について@ ■■ 

今回のコロナショックでこの1か月間株価は暴落しています。この先どうなるのかは誰にもわかりませんが、2008年の10月のリーマンショックがとりあえずの手本となっています。HPをご覧になっている方は2008年当時の「過去の記事」を読んでおられるらしい。過去の記事(記録)を残しておくことは非常にすばらしい。過去の記事は毎日私がその日に思っていることを綴ったものだから、値打ちがあります。どこのHPに2008年当時の1年間の毎日の出来事・株価の判断・株価の予想を掲載しているものがあろうか。私はこれだけでもHPを書き続けてきた価値があると納得しています。

いま私は過去に書いた講座を「講座全集」にするべく、編集作業をしています。編集とは@誤字脱字の訂正、A講座の様式の統一、B書き足りなかったことの追加です。過去に記述した48講座の全文を読むわけだから、思わず引き込まれてしまうことがあります。@よくこんなに大胆な結論を出したな、Aここまで統計を取り検証をしていたのか、Bそして次の解決すべきことを見つけていたのか...自画自賛ながら感心しているところです。

リーマンショックは米国金融機関が作り出したサブプライム・ローンを世界中に販売したのが原因です。ローンは様々な仕組みによって安全とされていたがそうではないことがわかった。

それは2007年7月に言われ出しました。株価(日経平均)は@2007年7月9日の18261円から(X)2007年8月17日の15273円まで、1か月間で-16%下げました。

それ以来日経平均は景気循環の規準である200日線を下回り、大勢波動は下降トレンドになります。途中で(Y)200日線まで戻ることもあったが2008年3月17日は11787円となって、(a)ピーク18261円から35.5%との下落となっていました。

経済拡大が続いていた時期です。投資家は株価が200日線・75日線・25日線を割り込んだ今は絶好の買い場だと思い、そこから6月6日まで買い上げて安値11787円から6月6日のピーク14489円まで+23.2%の反発をしました。ちょうど200日線の水準に戻ったのです。だが200日線を上抜くことはできなかった。景気循環が好転(拡大)するとは判断できなかった。が、市場は楽観視していました。再び大勢波動が上昇トレンドに復活するであろうという期待は大きかった。

結論を先にいえば、2008年10月27日に7162円まで下げました。(a)18261円から-42%の下げです。(a)のピークの日(2007年7月9日)から1年半で株価は約-40%となりました。2008年9月から下降トレンド入りしたことがわかったが、9月中はまだ楽観気分にありました。しかしムードはは続くものではない。それを大変だと受け止めた10月から暴落となりました。リーマンを救済するかどうかはFRB次第でしたがFRBは、サブプライムローンを抱えたリーマンを救済しないと切り捨てた。それが株価暴落を引き起こしました。2008年10月初旬からのことです。

ちょうど2008年5月2日から、「私の相場感による短期売買」の方針で日経先物(ミニ)トレードを始めており、2008年6月に講座No.16「なぜ日経先物の値トレードで勝てないのか?」(2008年6月〉、講座No17.「私の相場感の根拠」(2008年8月〉、No.19「日経先物のトレードで上昇するための工夫」(2009年3月〉の3部作を執筆中でした。とにかく私が日経先物(ミニ)のトレードをしてその売買譜をHpで公表しよう。それをユーザーの参考にしてもらえればよかろうと思ったからです。

懸念はありました。もしボロボロにまけてしまったら私の信用はなくなり、東研ソフトがいってきたことは絵空事になる。東研フトの命脈は終わりです。このような無謀な挑戦はしないほうがよいのです。だがまあ日足ベースの相場の判断では利益がでることをHPでは言っているので先物でも大きな間違いはしないだろう。そういう自信があって始めたのです。



ところが、先物の売買は細かかった。例えば株価が200円動くと先物で20〜50円はとれる。日中の値動きの幅が500円もあれば100円〜200円はとれる。当初は目先の動きに品弄されましたが、しだいに方針(目先の判断)の基準が決まってきました。

この戸惑いは右図の(A)〜(B)にかけての経験です。右図の(a)7月15日までに294,410e円(手数料を入れての純損益額)になりました。当初際入れた証拠金は3000円(金額では300,000円)ですからたったの1か月半で証拠金が倍増(55.9万円)になったわけです。

2008年の先物のトレードについてはまだまだ書くことがありますが、気がつけば時計は深夜2:40になっているので、きょうの記事は終わります。続きは明日から書きますが、たったの1日の記事でもあれこれと考えて5時間も 6時間もかけることがしばしばです。読み手はラクでよいのう。だからもっと真剣にHPを読んでもらいたい。そのうちHPの記事はなくなります。過去の記事もなくなります。



(2020. 3.26) TOPIX 1399P(-25) +-1.78% 日経平均 18664円 (-882)-4.51%
        20.4億株 (3兆3049億円)>


昨日の海外は、
1)中国上海 +2.17%
2)英FT100 +4.45%
3)独DAX +1.79%
4)NYダウ +2.39%
5)ナスダック  -0.45%

米国は2兆ドルの経済対策が上院で可決され、あとは共和党が過半数を占める下院に送られるだけなので、経済対策は打たれました。

しかし戦う相手はコロナウィルスです。感染がいつ止まるかです。ウィルス感染者は米国では4月が感染者のピークになるといわれていますが、もし沈静化しなければ2兆ドルに上乗せして追加経済対策が打てるのかどうか。もうできないでしょうな。米国は背水の陣をひいた。

世界のウィルス感染者は40万人を超え、死亡者は2万人を超えていると報道されていますが、米国では毎年4〜5万人がインフルエンザで死亡するらしい。この人数よりも少ないコロナウィルスをあたかもインフルエンザよりも怖いとする意見にはあまり耳を傾けていないので、コロナウィルスの脅威については知識はないけれど、外国人の入国を許さない、といった鎖国的な措置は過剰な反応ではなかろうか。

日経平均はNYダウやナスダックが早くも上ヒゲ足になるのを見て、ちょっと警戒心がでる。

そのうえ小池東京都知事が都民は週末は外出しないようにとの発言をしたものだから、日本も第二の米国状態にまるのではないかの憶測もでて、下落する。

目下のところ日経平均は3陽連でしかも窓空け、比べてNYダウは2本連続陽線になったとはいえ2本目は早くも上ヒゲの長い足になり、ナスダックに至っては上ヒゲの陰線です。ロンドンFT100は大きな値幅の2連続陽線となっていますが、所詮は米国株価に引っ張られているだけです。

ここへきて世界の市場とは異なる動きをしている日経平均の動きが注目されるところです。


(2020. 3.25) TOPIX 1424P(+91) +6.81% 日経平均 19546円 (+1454)+8.04%
        22.5億株 (3兆7364億円)>


昨日の海外は、
1)中国上海 +2.34%
2)英FT100 +.9.05%
3)独DAX +10.98%
4)NYダウ +11.37%
5)ナスダック  +8.12%

米国は2兆ドルの経済対策が合意しそうだの予想で+2112ドルと大幅高となる。史上最大の上げ幅です。

ナスダックはショートカバーによる戻りの目安の9日線をほぼ完全に上回り、NYダウは9日線まで反発する。ここでショートカバーは終わってしまうのか、あるいはカバーは完了したのかといえば、昨日の大陽線はほぼ寄り引け坊主です。すなわち寄り付きから下げることなく一気に上昇し、途中での売り物を全部飲み込んでしまい、高値引けで終わっていいます。なお買い戻しが残っている感じです。

日経平均は米国の超大幅上昇を見て、+354円高(18446円)で始まった。寄りつきが+354円高でしかなかったのは、昨日世界の株価の下落に逆らって日経平均は史上第9位の大幅上昇(+1204円高、+7.13%)の上昇をしていたためです。

米国の経済対策が25日中に出ることはほぼ確実なので寄り付き後すぐに19000円台を回復し、その後はもみ合っていましたが、後場に米国の経済対策が合意したとのニュースでさらに上昇し19546円で引ける。(これは史上第5位の上昇幅であるとか」)

ショートカバーによる反発は今日一杯はあるだろうと思っていましたが、NYダウの+11.37%の上昇に追随して日経平均も8.04%も上げるとは思わなかった。通常なら昨日の+7.13%高の嵩上げがあったのだから、よくても+5%程度の上昇でよかったのではなかろうか。

その意味では日経平均の上昇は目を見張るべきものでした。図の(a)は初めての新安値の陽線でした。この日の小波動のボトムらしさのポイントは、@新安値の、A陽線、BNo.1条件表が買い、C9日順ももちろん買い、F25日問マインド指数はわずか2.3でしかなく、25日騰落レシオは44.7でした。ポイントが7になればほぼ確実に底値圏内にあると思っていますが、(a)の日は8ポイントでした。

6ポイントになれば、今までの考えを変え、7ポイントでその方向に向いた投資を実行する。 私が提唱する「ピーク・ボトムの判断」の基準は間違っていない。「小波動のピーク・ボトムの判断」の規準は大いに役立つものです。


(2020. 3.24) TOPIX 1333P(+41) +3.18% 日経平均 18092円 (+1204)+7.13%
        25.5億株 (3兆6191億円)>


昨日の海外は、
1)中国上海 -3.11%
2)英FT100 -.370%
3)独DAX -2.10%
4)NYダウ -3.04%
5)ナスダック  -0.27%

NYダウは-3.04%下げ新安値を更新。しかしナスはナスダックは-0.27%安の十字足となっています。この5日間の足をみると下ヒゲがある日は4日間あります。超弱気の米国市場にも株価の値ごろ感がでてきたのではないか。

ましてや220兆円の経済対策が打たれるとあっては、空売りで儲けようとする投資家は少なくなったのではないか。ブン投げる投資家は株式をブン投げてしまって、あらたに投げるべき株式は少なくなったのではないか。 コロナウィルスの感染状況に依存していることに違いはないが、株式の需給という面ではここ5日くらいに当面の底値をだしそうな感じです。

日経平均はこの2日間は米国株価とは違う動きをしています。昨日はNYダウが-4.55%安(-913ドル)であったのに日経平均は+2.02%(+334円)高となりました。

何事が起きたのかと驚きました。日本の財政出動規模がよほど巨額であることが洩れてきたのだろうか? しかしこれは30兆円規模であり、個人に商品券を配るというのが目玉であることがわかりました。 米国の財政出動の規模にくらべると見劣りします。それが日経平均を逆行高させる原因であったのだろうか? 

今日の日経平均は+319円高で寄り付き17000円を回復。その後の上昇への弾みはすごかった。なんと18100円(+1212円)まで上昇し、終値は18092円です。

日経新聞(電子版)によると、@日銀のETF買いが倍増し、しかも従来ならばTOPIXの前引けを見て後場に買うという方針であったがいつ(午前中でも)買ってくるのか。また購入金額を倍増させさらに増やす可能性もある。AGPIFが-30%安になった株式の購入をしているらしい。Bこれをみて短期の空売りしていたファンドが急速にショートカバーをした。のが原因であるらしい。

本来は@Aは積極的に買い上がることはないので株価の下落を買い支えるだけです。だが株価が当面は下げないという予測が投資家の投資方針を変えました。今日の日経平均の+1200円高はBのショートカバーによるものが半分以上、8割方はそれが原因でしょう。買い戻しによる株価反発はグラフの9日線までと思っていますが、今日は9日線を大きく上回りました。いかに買戻しが急激に行われたかの現われです。

では買戻しは終わったのかといえば、今日の日経先物は18270円の高値引け、日経平均もほぼ高値引けであるので買戻しが終わったとは言えません。明日になれば買戻しは終了し、買い戻しを原因にする反発力は終わるのだろうが、その後はたして株価に上昇のトレンドが生まれてくるのでしょうか?(上昇トレンドが発生しない限り株価は買われない)今週はその見極めをするときです。


(2020. 3.23) TOPIX 1292P(+8) +0.68% 日経平均 1887円 (+334) +2.02%
        56.9億株 (4兆 152億円)>


昨日の海外は、
1)中国上海 +1.61%
2)英FT100 +0.76%
3)独DAX -3.79%
4)NYダウ -4.55%
5)ナスダック  -3.79%

米国はコロナウィルスを封じ込めようとして米国人の海外渡航や外国人の入国を厳しくし、まるで江戸期の長崎の出島のような鎖国に近い状況に陥っています。

鎖国をしていては世界の経済は動きません。米国は鎖国(短期的ではあるが)のマイナスを埋めるために思い切った経済対策を打ち出しました。2兆ドル(220兆円)の経済対策を打つとか。

その内容がすごい。@コロナウィルスの影響によって打撃をうけている業界に支援金をだす。まだ決まってはいないが、航空、飛行機メーカー、ホテル業界、飲食業界などがそうであるらしい。飲食業界は早くも4500億ドル(50兆円)を要求しているとか。

A仕事がなくなった中小企業に金融的な援助をするが、雇用を維持すれば貸付金の返済はしなくてよいとか。この規模は3000億ドル(33兆円)。

B極めつけは金のバラマキです。大人1人あたり1200ドル(13万円)、子供1人あたり500ドル。子が2人いれば1000ドル(11万円)です。

C医療・研究機関への支援は、病床の拡大、検査体制の拡大、研究費用の拡大などの費用。(まだ内容ははっきりしていない)

ゴールドマンSによると、米国の4〜6月期のGDPは年率換算して-24%のマイナスになるそうだから、コロナウィルスが沈静化するまで、トランプはこの超ビッグな財政出動をやるらしい。

NYダウは先週末は-900ドル安の19173ドル。終値ベースではこの下げの新安値を出していますが、財政出動の内容が明らかになれば株価は大反発するのでしょう。

なにしろ日本の国家予算の2倍の金額を一斉投入するのだから、これで株価が上がらないはずはありません。

だが根本はコロナウィルスです。拡大がストップするかどうかは未知数です。リーマンのように信用危機であれば、金融機関を救い、市中に金を大量供給すれば収まるが、相手はウィルスです。金をバラまいたとしても沈静化するとは言えないだけに、この相場はタチが悪い。

日経平均は週末のNYダウ安をみてCMEの日経先物は-1500円ほどマイナスだったけれど、今日は週末(木曜日)の16552円とほぼ同じ水準で寄り付く。 ザラバでは+500円高まであって+334円高で終わったのは、米国の財政出動の評価をしたためでしょうか。何にしても今夜の米国市場が@トランプの超ビッグな財政出動や、Aその出動の実現性(民主党の反対もある)をどう評価するかです。


(2020. 3.19) TOPIX 1283P(+12) +0.97% 日経平均 16552円 (-173) -1.04%
        30.1億株 (4兆6853億円)>


昨日の海外は、
1)中国上海 -1.83%
2)英FT100 -4.05%
3)独DAX -5.56%
4)NYダウ -6.30%
5)ナスダック  -4.70%

ECB(欧州中銀)は朝方、2020年末までに7500億ユーロ(90兆円)の資産買い入れをすると決議。これまでは1か月に200億ユーロの買い入れをして年に2400億ユーロの資金供給をしてきました が、一気に3倍の規模にした。

そこまで欧州は金融がひっ迫しているのか? マネーを出したところで実体経済がよくなるとは思えないが、経済情勢は深刻化しているの判断であるようです。

それもこれもここ10年間は一人勝ちしていると思われていた米国株式市場がパニックに陥っているからですが、どうもコロナに対する過剰な反応ではなかろうか。もちろん世界経済の後退は誰もが思うところで、現に経済状態を表すWTI原油は2020年1月の63.27ドルから昨日は20.37ドルまで下落しています。3か月足らずで価格は1/3です。

原油価格は1/3になろうとも、工業製品や、化学製品、電力を使う多くの産業がコスト高になることはないし、なにもかもがマイナスになるわけではないが、マイナス要因ばかりがクローズアップされているので、人はどうしても浮足立つ。

日経平均はECBが大規模な資産買い入れ方針を打ち出したものだから、+269円高で寄り付きました。NYダウが-13338ドル(-6.30%)下げた翌日というのに気が早い。やはりその後は-434円安まで下げて、-173円安で終わる。

気が早いといったが、株価が高寄りしたのは、それだけ事態が収拾されるのではないかの期待が強くなってきている表れです。ナスダックは下げたとはいえ2日連続の陽線で、2日続けて長い下ヒゲになりました。日経平均は、2日連続の陰線ではあるが、陰線の幅は小さくなり、4日連続して窓を空けての下げにはなっていません。 ヒステリックな株式のブン投げのピークは終わったのではなかろうか。


(2020. 3.18) TOPIX 1270P(+2) +0.190% 日経平均 16726円 (-284) -1.62%
        27.1億株 (4兆1106億円)>


昨日の海外は、
1)中国上海 -0.74%
2)英FT100 +2.79%
3)独DAX +2.25%
4)NYダウ +5.203%
5)ナスダック  +6.23%

米国は1兆ドル(約100兆円)規模の経済対策を検討していると報じられた。FRBもCP(コマーシャルペーパー)の買い入れを10年ぶりに再開するとか。

これを受けてNYダウは+1048ドル(+5.20%)と急反発となったが、前日の-2997ドルの下落の1/3の戻りでしかない。

100兆円規模の経済対策は、リーマンショック」後に中国が行った40兆円規模の対策をはるかに凌駕するものです。ところが今日の日中のCMEのNYダウ先物は-800ドル安となって、経済対策の有効性が認められていません。

日経平均はNYダウの反発を見て+142円高で始まり、ザラバでは+385円高の17320円まで上昇したものの2時過ぎからはCMEの先物が急落し始めたため-284円安の16726円で終わる。2016年11月以来の17000円割れです。


米国株式は2000ドル高・3000ドル高したかと思えば、2000ドル安するといった按配で、明日の予想ができず、コロナウィルスと世界的な景気後退のリスク、中銀の金融緩和と政府の財政支出の材料によって振り回されています。こんなに度外れた乱高下は滅多に遭遇できるものではありません。

市場のほぼ全員がボラティリテイの大きさに身を縮込めて、株式から撤退しています。当然に利益を上げた者はわずかでしょう。だが寄り引け売買では、リスクが小さい(そのかわりリターンも小さい)ためにトレードすることができます。

ナスダックは2020年2月19日の9817P(終値)から3月16日の6904p(終値)まで-2913p(-30%)の下落をしました。株式を保有することでリターンを上げようとする投資家が株式をブン投げたのは当然です。

だが寄引売買というたった1日のトレードをするだけで、この暴落期間中に利益がでています。ナスダックの先物はナスダック100ミニといってナスダックと同じ動きではないし値段も違うので、ナスダックそのものの寄引売買をしたとするなら、2月19日から3月16日の1か月間で984pの利益がでています。下落幅2913pの約1/3の利益です。

先の小波動のボトム9088pを下回った2月25日の終値8965pからカラ売りしておけばよかったのではないか? とか陽線が出るたびにカラ売りすればよかったのに、というのは後講釈です。なんとでも言えます。重要なことは現にありある条件表がどれだけの成績を上げたかということです。その意味では私が年初に作ったYB条件表(2019)は大きな成果をだしています。

YB条件表(2019)は日経先物においても利益を出しています。年初からの利益は440円にとどまっていますが、暴落途中までは1190円の利益がでていました。米国市場の乱高下が顕著になってからは、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の状態になっていますが、それでも今日現在では+440円の利益です。

今日は(L)買いマークがでていますが果たして陽線になるかどうか? 下放れて寄り付く(16200円以下)なら陽線になる可能性が高いでしょうが、高寄り(16500円近く)すると難しい。

まあ何にしても全員が撤退するなかでトレードができているのだから、寄引売買もたいしたものです。(撤退してしまえば利益を出すことはできないのだから)

■■ 講座集成について ■■

3月10日だったと思うが、日経先物の寄引売買で大きな利益がでた。というメールがありました。前日にもどういう方法であるのかは知らないが、お陰で日経レバレッジで8連勝をしています。というメールもありました。YBメーカーが作る条件表は勝率55%程度、1回トレードすれば60円〜100円の利益がでるはずです。(個人が作る条件表によって異なるが、正しく作れば同じ条件表ができます。そのためのYBメーカーであるのです)

短期的に異常に儲かることもあれば、意外な損失がでることもあるでしょう。一喜一憂していては精神安定上よくありません。 で、メールをよこした方によると、講座を読み直そうとしたが講座はなくなっている。なんとかなりませんか。ということでした。ようやく講座の値打ちがわかってもらえたらしい。現在は基本的な12本の講座だけがHPで閲覧できますが、そのうち基本的な5講座くらいに減らすつもりです。

無料で読める状況が与えられると、その値打ちがわからなくなります。人は値段で価値があるかどうかを評価します。無料の講座は週刊誌と同じように、読み捨ててよいくらいの内容だと思っておられる。あるいは講座内容の内容は読んだことで記憶していると勘違いをしている。

冗談ではない。私が1つの講座を書くときは、統計をとり、条件表を最適化し、オートマでよりよい条件表を作り、という長い時間をかけているのです。新たな条件表の生成し→それを検証し→だめならば新しい条件表を作成し→の繰り返しをして、1つの講座が完結しています。1つの講座を書くために、どれだけ私が時間を費やしてきたの。まあ物事の価値がわからぬ人には何をいっても意味がないのだからしょうがないが、そういう人とはまともに話をしたくはない。

そこでこれまでに記述した講座のすべてをCD-ROMにまとめ、真に読みたい方だけに販売しようと思ったのです。これまでに書いた講座は48講座に上ります。HPに掲げることのなかった講座もいくつかあります。なにしろ2003年から講座を書き始めてすでに17年もたっています。形式を統一し、誤字脱字を補正し、わかりやすい表現に変え、という作業を始めたのですが、私自身が記述した講座なのについ引き込まれて全文を読むことになりました。たいしたものだ。これほどまでに統計をとり、検証をし、条件表の成績を上げるために最適化やオートマをかけたのか! その経過と手順、成績の一部始終を書いているのです。まるで学者の研究室・研究の目的・研究の方法論・その結果を 公開しているようなものです。これほど明らさまな実験・検証の現場は投資ファンドに聞いても絶対に教えてくれません。それが彼らのノウハウだからです。

当初メールの方には、講座全集成CD-ROMができるには1週間ほどかかりますと返事しましたが、1日に16時間かけても3講座ほどしか整理できません。いま10講座が手つかずですが、今週中にはなんとか完成しそうです。


(2020. 3.17) TOPIX 1268P(+32) +2.60% 日経平均 17011円 (+9) +0.06%
        30.6億株 (4兆3713億円)>


昨日の海外は、
1)中国上海 -3.40%
2)英FT100 -4.01%
3)独DAX -5.31%
4)NYダウ -12.93%
5)ナスダック  -12.32%

FRBは3月15日の日曜日に1.0%の緊急利下げをし、16日月曜日の立ち合いが開始したのですが、史上最大の暴落幅(-2997ドル)となる。

3月10日にも-0.5%の緊急利下げをしてNYダウ株価は+1167ドル高くなりましたが、翌日(3月11日)-1690ドル下げて、緊急利下げは株価的には少しも響かなかった。どころか3月12日は前日比-2128ドル安の暴落となりました。

パウエルは-0.5%の金利引き下げでは市場にインパクトを与えることはできないと思ったのか、日曜日に緊急に-1.0%の引き下げを発表。実質ゼロ金利とした翌日はさすがに+1985ドル高になりましたが、昨日3月16日は-2997ドル安。率でいうと-12.93%の大幅安です。

1日で-12%も株式が下げれば危機的状況です。NYダウは2月12日の高値(終値ベース29551ドル)から昨日の終値20188ドルまで-31.68%も株価は下落しています。株式資産は2/3になりました。米国GDPの70%は個人消費です。個人消費が大きい背景には、もちろん雇用状況がよいということもあるけれど、ファンドを保有することによって自然に自己の資産が増加した面はもっと大きい。 今後はこれが成長のマイナス要因になっていきます。

日本は米国の混乱から一歩身を引いて株式市場をみることができるようになったのではないか。

昨日の東証1部PERは11.85倍です。私は13倍以下になればOKだと思っていましたが、なんと12倍を割れてしまった。

PBRは0.89倍まで低下する。 PBR=株価÷1株純資産で計算されますが、いくら今後の収益がマイナスになろうとも1株利益あたり純資産はそう減るはずはありません。日本には割安株がゴロゴロとでてきた。米国のヒステリックな株式のブン投げのお陰です。

ここまで日本株が売られ、滅多にない割安水準になるのだから株式を買ってみようという動きがでてきました。今日のTOPIXは+2.60%上昇する。海外がトレードのターゲットにしている日経平均はたったの+0.06%です。株式の本来の価値(バリュー)に注目した投資家(メインはGPISでしょう)がでてきたことは嬉しい。


(2020. 3.16) TOPIX 1236P(-25) -2.01% 日経平均 17002円 (-429) -2.46%
        23.4億株 (3兆3191億円)>


昨日の海外は、
1)中国上海 -1.23%
2)英FT100 +1.28%
3)独DAX +0.77%
4)NYダウ +9.36%
5)ナスダック  +9.35%

海外市場は一昨日-10%暴落をしたが昨日は+9%以上の上昇をする。原因はFRBが緊急に1.0%の金利引下げをしたからです。3月10日(米国日時)にも緊急利下げとして0.5%の金利引き下げをしていますが、1週間もたたないうちに1.0%を 上乗せしたわけです。

いまのFRBはダメだ。何がダメかというと 1)株価に振り回されている、2)金融政策の限界を知っていない。株価の下落を防ぐとか、景気をよくすることはFRBの仕事ではないし、FRBはそれができるチカラを持っていません。

パウエルは馬鹿ですな。金融緩和をすれば株価上昇の手助けになると思っている。株価に振り回される金融政策をしている。株価がパニックになっているのと同様にFRBもヒステリック状態に陥っている。

ゼロ金利や量的緩和で株価が上昇するのは実体経済とかけ離れた割高なバブル状態を引き起こすことであり、バブルは必ず崩壊します。パウエルは無理に無理を重ねて株価を維持しようとしているが、これは将来に大きな禍根を残し、史上最悪のFRB議長であったといわれかねません。

前イエレン議長(2004年〜2018年)が10度にわたって金利を0.25%ずつ引き上げて、ようやく2.50%にしたのに、これをわずか1週間で取り崩してしまった。この1週間で政策金利はゼロ金利(0〜0.25%)へ戻ってしまった。ゼロ金利は2008年末から2015年まで7年間も続きました。2016年からイエレンが金利引き上げに着手しましたが、そのとき出てきた大統領が悪かった。

2016年11月にトランプが大統領選に勝ちました。株価を上げることが米国のためになると考えるトランプとは対立しながら2017年〜2018年は金利を小刻みに上げていったのだけれど、2018年に任期が終わった。普通なら議長職は2期は続けるのだが、1期で終わったのはよほどトランプと対立したのでしょうか。トランプは御しやすいあるいは同じ見識を持つパウエルを議長にしたので、FRBは金利を引下げの方向を向き、今やゼロ金利です。

日経平均はNYダウの+1985ドル高にも関わらず、わずかに+155円高の17586円で寄り付く。そこから200円ほど上昇して17785円になったが、売り込まれて17002円で終わる。前日比-429円安。

ザラバ高値から780円も下げたのは、米国の24時間取引の米国先物が大きく下げたからです。パウエルがゼロ金利に戻しても米国市場は落ち着くどころか、ゼロ金利政策の効果を疑って下げている。

日本市場は米国市場の動きに追随せざるを得ないのだからなんともならない。つまらんのう。


(2020. 3.13) TOPIX 1261P(-66) -4.98% 日経平均 17431円 (-1128) -6.08%
        34.5億株 (4兆89233億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 -1.52%
2)英FT100 -10.87%
3)独DAX -12.24%
4)NYダウ -9.99%
5)ナスダック  -9.43%

海外市場は-10%ほどの暴落。NYダウは前日比-2352ドル安(-9.99)の2120ドルで終わりました。

1日で-10%下げるということがどれほど異常なことか。1日で米国民が所有する株式資産は10%減った。さすがにこれは下げすぎだろうとして、ショートカバーの買いが入り一時は反発したが、圧倒的な売りに押し戻され上ヒゲの陰線で終わる。ただ25日順位相関がようやく-80以下になってきたので、目先(10日間くらい)の株価の下げは終わりに近づいてきたのではないか。

世界の株価暴落は株式バブルがはじけたためです。コロナウイルスは株式バブル崩壊のきっかけであったに過ぎない、と思っています。

株式バブルとは株価が株式価値よりはるかに高い値段になることですが、そのバブルを生みだす原因は、将来の企業収益の増加の期待です。

例えばPERはその企業の1株利益の何倍まで買われているかを表す数字です。PER15倍とはこの先15年間の収益を現在の株価に織り込んだものです。 今の世だから今後15年間もその企業が存続する保証はないし、現在は時代にあった商売をしているからといっても15年先も時代にあった商売が続けられているわけはない。

数字的な裏付けがないと株を買いにくいので投資家はPERを割安割高の基準にしていますが、PERが5倍なれば正しいのか?10倍なのか、15倍なのか、20倍なのか?の判断基準はありません。
  1. PERの規準は時代の風潮で決まります。経済が発展している時期なら15倍〜20倍が基準になることもあるが、経済が後退している時期には10倍〜15倍が妥当であるとされるでしょう。その時代の企業の成長力を考えればPERの基準は当然に違ってきます。

  2. 経済が停滞ないし後退しているのにPER基準が上昇することがあります。それは金利ないしマネーの供給量が原因です。金利が1%であれば、個人はローンを組んで欲しいものを買うし、投資家は株式などのリスク資産を買っても1%を超える利益はでるだろうとして株式を買う。結果PERは16倍・17倍へ上昇する。
企業の成長を期待しての株価上昇はそれほど問題はありませんが、マネーによる株価上昇は問題です。バブルが崩壊することは確実です。そして今や世界の株式市場でそれが始まったと思います。

日経平均はNYダウの-2352ドル安にひきずられて、-1128円下げる。ただ今日の出来高は注目すべきです。今日は20年3月限のSQであったのでボリュームは膨れていますが、出来高は34.5億株とこの2年間では突出しています。2015年以降ではベスト10位です。

ベスト10位は2015年7〜8月に3度、16年1〜2月に4度。これ以外の年は昨日の20年3月13日が1度あるだけです。15年16年の大出来高はどれも暴落した後の底値近辺です。セリングクライマックスの日です。

売買代金は4.9兆円になりました。2015年以降ではベスト5位です。1位は2018年2月6日の5.6兆円、2位16年11月4日の5.35兆円。ここからも今日の売買代金は突出していることがわかります。出来高・売買代金から見て今回の暴落のセリングマックスになったと思っていますが、何しろ米国株価があんな滅茶苦茶な無定見の乱高下をしていてはなあ。日本だけが底を出したとはいえないし...


(2020. 3.12) TOPIX 1327P(-57) -5.21% 日経平均 18559円 (-856) -4.41%
        25.8億株 (3兆7853億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 -0.94%
2)英FT100 -1.40%
3)独DAX -0.35%
4)NYダウ -5.86%
5)ナスダック  -4.70%

米国市場は暴落。NYダウは前日比-1464ドル安( -5.86%)の23553ドルで終わりました。前日のザラバ安値は23690ドルであったので、安値を大きく更新をしたわけではないが、前日は+1167ドル高で終わっていたため、-1464ドル安と下げ幅が大きく見えたのでした。実際は前日のザラバ安値23690ドルから-362ドルほど下げただけです。

昨日の下げの原因は、WHOが新型ウィルスによる肺炎はパンデミックであると思われるといったことですが、コロナウィルスくらいでこんなに短期間に株価が大きく下げるのはおかしい。一番大きな原因は超過剰なマネーの供給による株価バブルが破裂しようとしていることです。

NYダウは昨日、48月線(23432ドル)を下回る(23328ドル)になりました。どっしりと重く容易には動かない大勢波動が下降に変わるかもしれない瀬戸際にやってきました。


波動は小波動の連続から成り立っています。小さい波動からいうと以下のようになります。
  1. 小波動・・・・4〜30日くらい(だいたい10日間が目安)。
    転換の判断は主な株価を基準にする。
    図のA→B、B→C、C→Dの折れ線の1つひとつが小波動

  2. 中勢波動・・・・2か月〜12か月くらい(だいたい9か月が目安)。
    転換の判断は200日平均線を基準にする。
    上昇中勢波動は(A→B→C→D→E→F→G→H)、下降中勢波動は(H→I→J→K→L→M→N→A)の小波動をまとめたもの

  3. 大勢波動・・・・2年〜6年(景気循環に対応する。だいたい3年が目安)。
    転換の判断は48月平均線を基準にする。
    上昇大勢波動は(A→1→A→2→A→3)、下降大勢波動(3→1→d→2→d→3)。中勢波動を2つ以上まとめたもの
米国株式(NYダウ)はいまや大勢波動が転落しようとしているのではないか? ひとたび下降しだせば、まずは最低でも2年間は株価が新安値を更新し、反動高があっても大きく上昇することは難しい。

日経平均の月足の48月線は20572円です。3月6日の終値は20749円でこの水準の上にあったので、私は中勢波動の底値がいつ出るのかばかりを気にしていました。

だが、翌日3月9日の終値は19698円となって48月線を割り込んでしまいました。そして今日は18559円と48月線の20749円より2000円も安い。まあ日経平均の大勢波動は完全に下降波動に変わった。

ここ20年間月足のピーク・ボトムは(X→A→B→C→?)です。図には@18月線、A36月線、B48月線の3本が描かれていますが、
  1. 株価が3線の最上位に出たときに上昇開始

  2. 株価が3線の最下位を割り切んだときに下降開始
と判断すれば、現在の日経平均はまさに下降を始めたといえます。


(2020. 3.11) TOPIX 1385P(-21) -1.53% 日経平均 19416円 (-451) -2.27%
        19.9億株 (3兆1263億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +1.82%
2)英FT100 -1.41%
3)独DAX -1.41%
4)NYダウ +4.89%
5)ナスダック  +4.95%

米国市場は金融政策だけでは株価の下落を食い止めることはできまいとあきらめていたところへ、トランプが給与減税を検討しているとの報道があって急騰する。

今年は急騰・急落が日替わりに繰り返されているので驚くことはなくなったが、1日に株価指数が4%以上変化するのは異常事態です。

トランプ発言が遅かったためか独国・英国株価は下げたが、ア明日米国株価にサヤ寄せしてくるのは日本と同じです。(今は欧州の株価はあてにならない)とにかく世界の株価を米国が支配している。米国に追随するほかはない。これがグローバリズムであったのか? 各国の投資があれこれ考えて売買しようとしても、NY証券取引所の株価しだいで簡単に否定されてしまう。将来を予想して株式を買う・買わないという選択ではなく、米国株価の変動が基準になってしまっているという情けなさです。

《デンドラ24》でNYダウの下値メドをみると、
(a)の日に4%波動が下降転換しました。@波動が転換したり、A波動パターンが変化すると、次の上昇メドや下降メドが変わります。

NYダウは2月24日に-3.56%の大幅下落をし、次の下値メドをだしました。
  1. 下値メドの最上位@は27778ドル
  2. AB位は27187ドル
  3. 最下位25709ドル
まずは27187ドルまで下げるのかと思っていましたが、(a)の翌日は-1000ドルの暴落となり、次の日(b)には-880ドルの続落となって終値は27081ドル。あっさりと《デンドラ》の並みの下値メド(上からAB番目)を下回りました。(a)から4日目の(c)の日に-1190ドルの暴落があって終値は25766ドル。ここでは下げ止まるだろうと思っていました。

翌日(d)はこの下値メドを少し下回ったものの、下ヒゲ足の小陽線→+1293ドル高の大陽線→-785ドル安の大陰線→+1173ドル高の27090ドル(e)となって、どうやらNYダウの暴落はいったん止まったようでした。

だが米国市場がFRBの金融緩和・あふれるマネーをもとにして株式を買い上げたバブルの整理はつかなかった。3月4日(e)のザラバ高値は27102ドルで当初の下値メドのBC番目の27187ドル近くまで戻りましたが、翌日から2段目の暴落が始まりました。(f)の3月6日には新たな下値メドの@25465、AB24923、C23568ドルが出ました。

NYダウはこの下値メドに向かって暴落を再開しました。目下のところの安値は3月9日6日(f)のザラバ安値23706ドルで、Cの23706ドルを下回っていません。

通常は、一度出た下値メドが切り下がり、2度目の下値メドがでたときはその下値メドまで下げることは多くない。だからNYダウの下値は23706ドルではないか?この水準から連続の大陽線がでるならば米国株は当面(1〜2か月間)の安値をだすのではないか? と思っています。

日経平均は米国株の動きを強烈に受けているので、グラフからの判断はナカナカ難しいが、小波動のポイントらしさは、
  1. 新安値の
  2. 陽線(下ヒゲが長い)となった。(ただし昨日の足)
  3. 9日順位相関が-80以下
  4. 25日順位相関が-80以下
  5. 条件表No.1が買いマークを出した。
  6. 25日騰落レシオが買いマーク
  7. 25日投資マインド指数が買いマーク
とすでに7ポイントです。グラフ以外のポイントは
  1. デンドラの2度目の下値メドの4番目の19266円を瞬間でながら下回った(3月10日のザラバ安値18891円)。
  2. PERが13倍に接近している。
と満点に近い達成です。米国がヒステリックになっているので、これ以上の下げがあるとは言い切れないが、まともに考えればこの暴落の下値は出ていると思います。


(2020. 3.10) TOPIX 1406P(+17) +1.28% 日経平均 19867円 (+168) +0.85%
        25.7億株 (3兆8120億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 -3.01%
2)英FT100 -7.69%
3)独DAX -7.94%
4)NYダウ -7.79%
5)ナスダック  -7.29%

欧米市場は軒並み-7%を超える暴落となりました。昨日の日経平均は-5.07%下げてビックリしましたが、米国にはもっとビックリ。NYダウは1日で-2013ドルも下落する。

SP&500の下落が-7%を超えるとサーキットブレーカーが発動され15分間は取引を停止するらしいが、-7%と定められた2013年以来で初めてのことであった。

それほど米国市場はパニックというか、冷静さを完全喪失してしまい、考えることもなくヒステリックにブン投げました。その際の行動指針は他人と同じことをするということです。自分が判断することはなく、恐怖感から他人と同じ行動をしてしまう。そのうち昨日のブン投げは大きな過ちであったことに気づくはずですが、そのときに後悔しても遅い。誤った原因は自分の付和雷同的な投資態度(性格)にあるのだから、それを矯正しないことには何度でも同じ失敗をするのだろう。

昨日の日経平均は日本で立ち合い中に米先物が急落しているのを見て-1050円(-5.07%)の大幅安でした。米国は先物下落を引き継いで昨夜のNYダウは市場最大の2013ドル安(-7.79%)につながっていったのですが、日本が米国先物に引きずられて-1050円安したことには違和感がありました。

日本市場は米国株価に追随するしかないのだが、ものには適正な価格があります。価格とはものの値打ちと同じものです。昨日の下げで東証1部PERは13.28倍になり、PBRは1.0倍になりました。

PER水準は時代の経済政策・風潮や・来季の業績の変化の程度によるので固定的な基準ではありません。そこで過去20年間くらいのPERの平均値を計算して、妥当なPER水準としてます。米国は16倍、日本は14倍、欧州は13倍といったところでしょう。私は日本のPER13〜15倍が許容範囲だと思っていますが、昨日の下げによって13倍という下限に近づきました。

PBRは基準がはっきりしています。自己資産は何円であるのかは決算書で明らかです。本来であれば株価の時価総額は自己資産以上であるべきものです。この場合PBRは1.0倍以上になります。

ところがPBR 1.0倍にしか買われていない銘柄が多くある。それは業績が悪く、いずれ資産の売却をしなければならないだろうと思われる企業です。資産を売却すればその分企業の解散価値は減り、PBRをもとにした株価は下落しますが、少なくとも過去3年間の平均業績が悪くない企業のPBRが1.0倍を下回るというのは異常です。

滅多には起こらぬことだけれど、人が思考力を失ってパニックになったときはPBRが1.0倍を下回ってしまいます。 これは株式投資家にとって絶好の投資のチャンスなんだけれど、皆と行動を共にしている人にはわからない。

上図のピンク色の折れ線は《デンドラ》で使っている4%波動です。直近の4%波動のボトムは20261円(終値)です。この水準を下抜くかどうかは重大な注目点でしたが、昨日の終値19698円はこれを下回りました。次にあるボトム水準は18948円です。今日の日経平均はザラ場で18891円まで下げたが終値では下回ることはなかった。18948円は下値支持の重要な水準です。


(2020. 3. 9) TOPIX 1388P(-82) -5.61% 日経平均 19698円 (-1050) -5.07%
        25.1億株 (3兆4646億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 -1.21%
2)英FT100 -3.62%
3)独DAX -3.37%
4)NYダウ -0.98%
5)ナスダック  -1.87%

米国NYダウは-256ドル安と大きくは下げなかった。何とか先のザラバ安値25226ドルを下回ることは避けられそうでしたが、コロナウィルスの拡大次第ではグラフを見て下した結論は吹っ飛びます。

ウィルス拡大の予想までせねばならないというのでは、世界の株式市場は身を縮めざるをえません。カメは「蔵六(ぞうろく)」とも呼ばれます、@頭、A2本の手、B2本の足、C尻尾。6つのものをカメの甲羅にひっこめて外敵から身をまもる。いまや世界は中国を除いて「蔵六」状態にあります。

「蔵六」といえば長州の村田蔵六がすぐに浮かんできますが、これは司馬さんの「花神」を読まねば彼のテクノクラートとしてのすごさはわからない。村田蔵六は自分が学習した知恵によって、幕府の長州征伐を完膚なきまでに撃退し、幕臣集団が立てこもって抵抗していた上野の寛永寺をったったの半日で落とした。(私が尊敬する技術者(テクノクラート)の第一等の人物です)

村田蔵六はのちに大村益次郎と改名し、いまでは靖国神社に立派な銅製の記念塔が立っているが、益次郎が面白かったのは維新までであっただろう。維新に なってからは政治に組み込まれ面白くなかったと思う。京都木屋町で遭難したのは大村益次郎の人生の輝ける最後の足跡であった。

日経平均は大幅安(-1050円)。日経先物は行き過ぎて(-1300円)まで下げる。

昨日の米国株価はNYダウ(-0.98%)、ナスダック(-1.87%)で、そうは下げていなかったが、今日9日の米国先物市場は急落する。先物取引のミニダウ先物、ミニナスダック(100)は-5%i近く下げ一時ストップ安になったとか。

これを見て日経平均と日経先物は-1000円を超える(先物は-1300円安とより下げ幅は大きい) まあパニック的な状況になっていますが、パニックは2〜3日で終わります。冷静になって先の相場を見直しす気運が出てきます。

このとき、今日3月9日に行動したことは果たして正しかったのかどうか? 反省するはずです。今日の-1050円幅の暴落によって、PERは13.3倍程度、PBRは1.00倍までになったと思われます。私からすればこの水準の株価は安い。ここで買っておけば、目先の1〜3か月間はさらに安くなるなろうとも、1年後には1.2〜1.5倍の株価になっているのではないかと思っています。


(2020. 3. 6) TOPIX 1471P(+44) -2.92% 日経平均 20740円 -579) -2.72%
        17.4億株 (2兆8335億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +1.99%
2)英FT100 -1.62%
3)独DAX -1.51%
4)NYダウ -3.58%
5)ナスダック  -3.10%

米国NYダウは-969ドル安と大幅安。やはり金融緩和では米国の実体経済はよくならないという考えが強いようです。これは正しい。

株価が長期的に上昇するのは米国経済が成長するからです。だが現実のFRBの金融政策は実体経済の成長にさほどの影響は与えません。

米国FRBの目標は、1)最大の雇用を維持する、2)物価を安定させさせる、です。その手段として金融政策があります。具体的には、@金利を上下する、Aマネーの増減を操作する、の2つです。

だが金融政策だけでは経済を拡大させるにはチカラ不足です。日本はマイナス金利にし、国債を大量に購入しているが、経済成長はしない。だが失業率は低いし、物価は定位安定しているので、十分にFRB的な目標は達している。金融政策だけでは経済を成長させることはできません。

(金利引き下げ→好景気)と短絡して、錯覚したのが先日の米国株価の急騰ですが、昨日は反省したというところです。

ナスダック・NYダウともにショートカバーによる戻りの限界である9日線を上回ることはできなかった。

今後、株価が反転するには少なくとも9日間は株価が低迷tせねばなりません。(そうなれば9日線が低下して、株価がこれを上抜きやすくなる)

遅かれ早かれいずれ9日線を上回ることになりますが、そのときの上値の目安は、ナスダックは75日線、NYダウは200日線で頭打ちだと思います。

ロンドンFTの戻りの目安は75日線ですが、75日線はまだまだ上位にあるので、すぐの上値の目標にはなりません。次に 上海総合は4平均線より上位にあるとおいう特異稀な市場です。金融政策によって中国経済が復活すると思うはなはだしく錯覚している市場です。上海総合が暴落してようやく世界の株式市場が落ち着くのではないかと思っています。


(2020. 3. 5) TOPIX 1515P(+13) +0.88% 日経平均 21309円 (+229) +1.09%
        13.8億株 (2兆5255億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +0.63%
2)英FT100 +1.45%
3)独DAX +1.19%
4)NYダウ +4.53%
5)ナスダック  +3.85%

米国はショートカバーが終わって反落する。9日平均線を上回ることはなかった。

日経平均(21329円)は9日線(21818円)よりも500円ほど下位にあるので、ショートカバーが進んだとはいえません。なお再下落の可能性があります。




(2020. 3. 4) TOPIX 1502P(-2) -0.17% 日経平均 21100円 (+17) +0.08%
        15.0億株 (2兆5244億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +0.74%
2)英FT100 +0.94%
3)独DAX +1.08%
4)NYダウ -2.94%
5)ナスダック  -2.99%

FRBは昨日、緊急に政策金利を0.5%引き下げると発表。それまでの金利誘導目標は1.50〜1.75%でしたが、1.0〜1.25%にしました。

米国の現地時間は午前10時ころのことでしたが、NYダウは瞬間300ドルほど上昇したものの、すぐに反転急落。昨日のザラバ高値から1300ドルほど下げて-785ドル安となりました。FRBの0.5%引き下げは株価にとってはなんの支援材料にもならなかった。市場はこんな程度では景気後退の懸念が振り払えるはずはないと判断しました。

実際のところ世界の景気がマイナスになるかも、という疑念の原因はコロナウィルスの拡大によって、生産・流通・交易・人の移動の急低下にあるのあるのだから。低金利を大盤ぶるまいしたところで、株価は反発しない。米国長期金利は0.996%と1%を割り込む。

日米ともに株価は激しく変動していますが、当面の底値圏にいると思っています。

この底値圏は少なくとも25日順位相関が-80以下になるまでは続くでしょうが、2月下旬のように日経平均が-2000円も下げるということはない。

東証1部の出来高を見ても、最大の出来高は2月28日の24.2億株です。ここで投げるべきものは投げた。翌日3月2日は20.3億株と大きな出来高になったけれど、これはショートカバーの買いによるものです。下値の大波乱はこの2日間で見切るれたと思います。


(2020. 3. 3) TOPIX 1505P(-20) -1.36% 日経平均 21082円 (-261) -1.22%
        19.6億株 (3兆0719億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +3.15%
2)英FT100 +1.13%
3)独DAX -0.27%
4)NYダウ +5.09%
5)ナスダック  +4.49%

凡庸な人間(私のこと)には理解できない中国は+3.15%も反発する。中国政府や人民銀行が中国経済をなんとかしてくれそうだと思っているのでしょうが、それは甘い。中国の1-3月期はマイナス成長となるという予想がでているほど悪い。

@人が集まって工場で生産することができないのだから→A生産は増えない→B労働者は働けないので収入が減る→C収入が減れば消費が減る→D無理して買った不動産のローンの返済に困る→E不動産を買う人間はいなくなり→F不動産価格は暴落する→G結果大量の不良債権が銀行に積みあがる→H不良債権が銀行で処理できなくなれば→Iいくら共産党政府の独裁経済とはいえどうにもならなくなる。

中国発の金融パニックが発生するのではないかの心配が世界の市場に出てきているのに、中国政府の対応は目先の細かなことでしかない。 経済をよくする特効薬は政府の財政出動です。需要がなくなったときに国が物を買う、あるいは仕事をバラまけば、当面の需給バランスは均衡するに違いないが、これとても短期間の目先の政策です。これからドンドン崩れ落ちていくだろう中国経済を立て直す対策ではない。

私は(上海総合を代表とする)中国株が今日から最低でも-10%は下げなければならないと思っています。そこでようやく今回の世界市場の株価暴落が終焉するのではなかろうか。

中国経済の躍進はもう終わりそうです。ひとたび作ったバブルの後始末に何年かかるのだろうか?

日本は1990年から30年間たっても経済成長(+ 2%) は戻っていない。ただ日本のバブル期に国民の生活は豊かになったし、国家的には過去に投資した株式配当や受取利子にっよって経済成長がなくても何とかやっていける体制にはなっています。まあ、働かなくても食っていけるという、ご隠居さん的な日本です。 こういう日本で成長する企業は極めて少ない。投資できる物件はナカナカ見つからない。株式投資をするには逆風がキツすぎる。

日経平均は昨日の反発で当面(2〜5日間)の安値を出したと思っていました。今日は300円高で寄り付き、約+370円高の31700円まで戻ったが、そこからは急反落する。結局は-260円安の21082円と終値ベースでは最安値で終わる。

ショートカバーの買戻しも1日で終わりました。今日も大引けが最安値であるので、まだ下げ止まったとはいえませんが、ここまで暴落したのであるから、さらなる下げの可能性はそう大きくはないのではないか。20000円割れはないのではないか。と思っています。


(2020. 3. 2) TOPIX 1525P(+15) +0.99% 日経平均 21344円 (+201) +0.95%
        20.3億株 (3兆5219億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 -3.71%
2)英FT100 -3.18%
3)独DAX -3.86%
4)NYダウ -1.39%
5)ナスダック  +0.01%

アジアと欧州は大幅下げしたが、米国は安かったとはいえ当面の安値水準に到達したらしい。

ナスダックは前日終値8566Pから300Pほど安い8269Pで始まり終値は8567Pと前日終値まで戻すほどの大陽線になりました。

NYダウも前日終値25766ドルから8566Pから500ドルほど安い25270ドルで始まったが終値は25409ドルで引ける。ザラバでは24681ドルと25000ドルを割っていたが、そこから700ドルあまり上昇して、下ヒゲの長いタクリ足に近い足になったので、これも目先の安値を探ったようです。

むろん昨日の陽線での反発はショートカバー(買戻し)によるものですが、買戻しが出てきたことはパニック的な暴落は落ち着いたと思われます。

中国株は全然下げたりない。コウモリを食べて新型コロナウィルス世界中にばらまいて(コウモリがウィルスの原因であるとは結論は出ていないが...) 世界中に迷惑をかけている国の株価が、日米欧よりも下がらないというのは不可解極まる。

日本ではコロナウィルスの感染を防ぐため、政府はイベントの自粛を要請しています。その結果、1)大きなコンサートは中止され、2)プロ野球は無観客でオープン戦をし、3)東京マラソンの一般参加はできなくなり、4)大相撲の大阪春場所も無観客で開くらしい。無観客ですぞ...そのうち映画館や劇場(歌舞伎座など)も閉まるのだろう。

中国は経済的には大国であるが、国の考え方やその形は先進国に比べて未成熟です。まあ10代の威勢のよい子供が、ひところ暴走族に走ったように、中国は世界の暴走族になっているのかなという思いがする。 暴走族にも言い分はある(誰でも言い分はある)のだが、そろそろ世間に溶け込み協調して欲しい。他人に迷惑をかけるようなことは自制して欲しい。孔子を生んだ国であることを自覚して欲しい。

昨日いったように、日経平均は短期的に反発してもよかった。米国株価は、大引けが一番安いという弱い足であったので、これがいつなくなるのかを見ていました。

さすがに米国市場は大きいし、世界の相場感が集まっている。昨日の足は ナスダック・NYダウともに当面の安値はを探ったことを表現しています。

日経平均も前日比-300円安の20894円で寄り付いたが、急反発し、一時は21593円まで戻るが、21344円で終わりました。+201円高です。

今日の日経先物は始値20800円→ザラバ高値21590円→終値21170円でした。私が年初に作ったYBメーカーの(2019年)条件表も今の大波乱に翻弄されていますが、それでも2020年の年初からの成績は
  1. 10回のトレードをして6勝4敗
  2. 累計利益は900円
です。今日から先物の証拠金は1000円になりましたが、前日までは720円でした。誰もが損失を抱え、損失拡大を抑えようとアタフタしている時期に、あれこれと悩むことなく、たったの10回のトレードで利益を出している。 今日はこのことについて書くつもりでしたが、販売していないソフトについてあれこれ言っても、死んだ肉親の思い出話のようになるのでやめておきます。(その投資に向かう考え方・精神・行動・自信など、根本的に重要なことは生きているが...)


(2020. 2.28) TOPIX 1510P(-57) -3.65% 日経平均 21142円 (-805) -3.67%
        24.2億株 (4兆1288億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +0.11%
2)英FT100 -3.49%
3)独DAX -3.19%
4)NYダウ -4.42%
5)ナスダック  -4.61%

海外株価は再び暴落。NYダウは200日線を大きく割り込み、米国経済が後退する可能性が強いことを表現しました。

ナスダックはさすがに200日線よりは上位にありますが、もし200日線を下回るような下げがあれば、米国経済は1年間くらいは停滞ないし後退するのでしょう。

米国はこれまではコロナウィルスは対岸の火事のようにみていましたが、感染源不明の新型肺炎患者が見つかりました。これから米国で感染者が拡大するはずで、あと1〜2週間はウィルス拡大が大きな材料になりそうです。 NYダウ・ナスダックともに昨日も上ヒゲ足で、大引け坊主(終値がその日の最安値)です。まだ下げ止まったとはいえません。

日経平均は昨日200日線を下抜きましたが、ここで踏ん張ってもおかしくはなかった。<br><br> ところが政府は、今後1〜2週間は各地から人が集まるようなイベントは自粛せよ、今日は来週から春休みまでの約1か月間は小中高校は休みにせよ、と要望を出したので今日も大幅安。

日経平均は完全に200日線を下回ったので、向こう2か月〜半年間は株価が上昇トレンドに戻ることはないでしょう。ただ短期的(2〜5日)には急反発の場面があるはずです。

今日の出来高は24.2億株、売買代金はなんと4兆1288億円です。投げも投げたりです。これが今日のグラフでは最も注目すべきところです。株価はいつまでも下げることはありません。最悪の事態を予想して株価に織り込んでしまえば、いくら悪いことがでようがさらに下げることはありません。

例えばPERです。私は日本の経済状況からPER14.0倍が妥当であると昨年来言ってきましたが、昨年10月から14倍を超え、今年2月には16.2倍にまで買い上げられていました(どうしたことだ)。14.0倍と16.2倍の差は、米国の金融緩和バブルに追随したのが原因です。ひところは株式を持たざるリスクを感じてどの機関投資家も株式買いに走りました。(他の投資機関に後れをとってはならないという心理はよくわからないが、サラリーマンの運用者としては自分のファンドだけが利益をだせないという状態は我慢できなかった。短期的にも他と同じ成果を出したかったのでしょう)結果株価は実体経済以上に割高になってしまった。これが間違いだったと気づいて割高な株式を処分した結果が今週の暴落です。

昨日の東証1部のPERは14.89倍まで下落していますが、今日の暴落によっておそらくPERは14.2倍程度までになったはずです。14倍になるには日経平均はなお300円(1.5%)くらい下げなければなりませんが、今日の-805円安に比べれば軽い下落です。今日の日経平均21142円は当面の小波動のボトムを出したのではないかと思っています。

なお今日の小波動のボトムらしさは、1)新安値、2)9日順位相関が買い、3)No.1条件表が買いマーク、4)25 日騰落レシオが買い、5)25日投資マインドが買い、6)デンドラの最も低い下値メドの21193円を下回った、の6ポイントです。目先的には買いが有利です。


(2020. 2.27) TOPIX 1568(-38) -2.37% 日経平均 21948円 (-477) -2.13%
        18.1億株 (3兆1651億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 -0.83%
2)英FT100 +0.35%
3)独DAX -0.12%
4)NYダウ -0.46%
5)ナスダック  +0.17%

海外株価はやや落ち着いた。NYダウは安かったけれどナスダックは小幅高。

だがNYダウ・ナスダックともに上ヒゲの長い陰線となって、戻り売りが強いことを表現しています。まだ小波動のボトムらしさを表現する、1)下ヒゲが長いタクリ足、新安値の陽線はでていません。

これらの足が出たとしても25日順位相関はまだ0以上の水準にあるので、25日順位相関が-80以下になるだろう向こう5日〜10日間はボトムはでそうにない。

日経平均は昨日、新安値の陽線の下ヒゲ足を出して、しかも200日線の水準にまで下げたので、小波動のボトムが出てもおかしくはありませんでした。だがそれは米国株価に随順することなので米国株価の下げ止まりを見ないと反発はできようがありません。

米国株価は弱いながらも大きく下げることはなかったが、1)米国政府はコロナウイルス感染が広がるだろうと発表し、2)韓国の感染者が1500人を超えた、3)ブラジルでも感染者がでた、4)日本はこの2週間はイベントは中止することを要請する、などの報道がされて市場は弱気に傾き、日経平均は-477円安。

とうとう景気循環の規準である200日線を割り込みました。今日のザラバ安値は21844円でしたが、これは《デンドラ》の上から3番目の下値メドの21916円をクリアしました。デンドラが11月30日に下値メドを表示したときの日経平均終値は22977円だったので、22000円を割り込むことなどとんでもないといわれそうでしたが、今や上から3番目の21916円まで下げ、最後のメドの21193円がターゲットになっています。

私は21193円まで下げる可能性は小さいと思っていますが、これほど下げると、もっと下げるのではないかの弱気意見が主流になっています。だが現実の相場の勢いを参考にして先の予想をするのは間違いです。あるべき基準を持っていない判断はアテになりません。いかに《デンドラ》が妥当な判断をしているか...ネットで他人の意見をみて結論を出す人間には《デンドラ》のすばらしさはわからないし、相場に対応することもできないでしょう。


(2020. 2.26) TOPIX 1606(-12) -0.75% 日経平均 22426円 (-179) -0.79%
        16.7億株 (3兆0096億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 -0.60%
2)英FT100 -1.94%
3)独DAX -1.88%
4)NYダウ -3.15%
5)ナスダック  -2.27%

米国株は連続して大幅安となる。NYダウは前日小波動の最後の上昇波動のスタート28169ドルを下回り、75日線を大きく下抜いたので、中勢波動は下降波動に転じたと判断しましたが、昨日はさらに大陰線をつけて景気循環の基準である200日線まで下げる。

ナスダックは昨日、最後の上昇小波動のスタート9088Pを下回り、75日線を下抜いたけれど大きく75日線を割り込んだわけではない。まして200日線はずっと下方にあり、米国景気が頓挫・後退するという兆しは見られません。

NYダウとナスダックとどちらが近い将来の米国経済を捉えているのかといえば、それはナスダックでしょう。NYダウの大幅な下落は業績に裏付けのない、金融緩和を頼りにした楽観的で無謀な株価上昇をもたらせた反省が出ていますが、今の下落は行き過ぎでしょう。まだ足は下ヒゲが短く、大陰線であるので底値に届いたとはいえませんが、底値は1〜2週間のうちに出るのではなかろうか。

日経平均はそろそろ目先の小波動のボトムとなりそうな状況になってきました。小波動のボトムらしさのポイントを数えると
  1. 右図左側、@新安値のA陽線、しかもタクリ足

  2. B9日順位相関が-80以下

  3. 右図右側、C条件表No.1が買いマークをだした

  4. 右図左側、D25日騰落レシオが買いマークをだした

  5. 右図右側、E25日投資マインド指数が買いマークを出した。
これで6ポイントです。

さらにいえば《デンドラ》の下値メドは上から順に
  1. 22638円
  2. 22156円
  3. 21916円
  4. 21193円
であることは、1か月前の1月30日に表示されていました。今日は上から2番目の22156円を下回る22127円まで下げていたので2番目の下値をクリアしました。

以上のことから日経平均のボトムらしさは6〜7ポイントになっています。

まだ米国株価が底値に届いたという足はでていないので、ひょっとして今週中にさらに安い値段が出るかもしれませんが、これに呼応して日経平均が22000円割れ(21193円)まで下げるようであれば、まずは滅多にない大幅なリバウンドが取れる買い場になるのではなかろうか。


(2020. 2.25) TOPIX 1618(-55) -3.33% 日経平均 22605円 (-781) -3.34%
        17.7億株 (3兆3101億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 -0.28%
2)英FT100 -3.34%
3)独DAX -4.01%
4)NYダウ -3.56%
5)ナスダック  -3.37%

海外はほぼ暴落状態。軒並み-3.30%以上下げる。コロナウィルス感染者は韓国で800人以上、イタリアでも200人以上と急拡大したため、コロナウィルスによる世界経済の後退が急激に意識されました。

ノー天気なのはウィルスを振りまいた中国で、上海総合は-0.28%の下落でしかない。 まあそのうち上海総合も-5%くらいの暴落局面が来ると思いますが、まだ中国市場は世界市場の動きの輪の中には入っていません。中国から海外資金は引き上げるだろうけれど、海外からの中国株投資は少ないので株価は下がらない。中国経済はまだまだ一人前ではない。

ナスダックの最後の上昇波動のスタートは1月27日の9088Pですが、昨日はこれを割り込んでいないし75日線も下回っていないので、ナスダックが中勢波動下降波動入りしたとはいえません。だがNYダウは最後の上昇波動のスタートの28169ドルを下抜き75日線を大きく下回ったので中勢波動になったと思われます。今後少なくとも2か月間はNYダウが新高値を取ることはあるまい。

日経平均は米国株並みに-3.34%安で引ける。(a)は最後の上昇波動のスタート点の22951円を下抜いたかどうかが明瞭ではなかったので、次の安値22775円(b)を下抜いたら中勢波動下降波動入りと判断しようと思っていました。

今日は22775円を下抜き、75日線を大きく下回ったので中勢波動は下降転換しました。いったん中勢波動が下降転換したならば最低でも1か月、並みなら3か月、長いときは9か月にわたって株価が上昇することはありません。まず3か月間は新高値を取ることはないでしょう。戻れば必ず売られます。

どうなれば気の利いた反発があるかといえば、それは小波動のポトムらしさのポイントが5〜6ポイントになることですが、今のところ@新安値、A9日順位相関が-80以下、B25日騰落レシオが-68.8、C9日順位相関が-80以下の4ポイントです。まだ25日順位相関が低下し、デンドラの下値メド22156円まで下げる必要があります。


(2020. 2.21) TOPIX 1674(-0) -0.03% 日経平均 23386円 (-92) -0.39%
        11.5億株 (2兆0968億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +1.84%
2)英FT100 -0.27%
3)独DAX -0.91%
4)NYダウ -0.44%
5)ナスダック  -0.38%

海外は安い。中国は最優遇貸出金利(日本だとプライムレート)を0.1%引き下げて4.05 %とした。これは新型コロナウィルスによる倒産を防ぐためのものであって、金利を下げたからといって中国経済の収縮が止まるものではありません。

今日の報道では中国のHNAグループ(海航集団)が破綻して政府の管理下に入ったとか。政府介入としては過去最大規模であるそうだ。HNAは買収を繰り返したため約9.5兆円の負債を抱えており、コロナウィルスによってとどめを刺されたようである。

これはHNAだけに限らず他にも多くありそうだ。だから上海総合が主要な政策金利がわずかに0.1%引き下げられたといって+1.84%も上昇するのは不思議でしかたがない。まともに考えれば、それほど中国経済は追い詰められているのかを思い、0.1%くらいの引き下げでは不満であるとして中国株は下がるべきであった。中国とトランプはどうにも理解できない。この米中が世界の1位2位の経済大国なのだから、世界の株価が上がるはずはない。

目についたチャート(足型)について書いておくと、ナスダックは新高値陽線に続いて昨日は下ヒゲの長い陰線のタクリ足を出しています。小波動の安値圏(例えば9日順位相関が-80近く)でタクリ足が出れば、反発が期待できますが、ナスダックのタクリ足は9日順位相関が95以上の高値圏で出ています。これは反発を暗示しているとはいえません。

むしろ、この高値圏でなぜタクリ足が出たのかを考える必要があります。相場つきが強気であれば、株価が下げればすかさず買いが入るのでタクリ足にはなりません。タクリ足になったのは買い手が手控えたからです。なぜ買い控えたのかといえば、1) これ以上の株式を保有したくなかった、2)米国株はPERが18倍以上になって割高感があった、3)ウィルスによる中国経済の回復はないと思っていた、などなどがあげられますが、ともかく積極的に米国株は買われなかった。

日経平均は9日順位相関が-78.3と底値圏に来ていますが、タクリ足は出ていません。もっとも特徴的なタクリ足は1月8日にでています。このときの9日順位相関は-69.6(25日順位相関は+30.5)でした。その6日後に1000円ほどの反発をしましたが、十分な安値圏で出たタクリ足ではなかったので短期・小幅な反発で終わりました。

さて今日の9日順位相関は-78.3、25日順位相関は-29.3なので1月8日よりも状況はよい。ところがタクリ足はでない。どころか2日続けて上ヒゲ陰線が出ています。戻ろうとしても売り圧力が強く反発できない状況です。上昇トレンドを維持するには目先の反発の目標水準は最大でも24115円ですが、やや心許ない。

明日から3連休とか。休みが多いノウ。一方ではFXやCMEのように24時間取引があって、個人投資家は振り回されるばかりです。24時間リアルタイムの取引なぞとは縁を切るのがよいのではないか。


(2020. 2.20) TOPIX 1674(+2) +0.16% 日経平均 23479円 (+78) +0.34%
        11.7億株 (2兆1810億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 -0.32%
2)英FT100 +1.02%
3)独DAX +0.79%
4)NYダウ +0.40%
5)ナスダック  +0.87%

米国は住宅着工許可数などよい統計数字が出たので上昇する。S&Pとナスダックは新高値。アップルは+1.45%上昇し、1-3月の売り上げ未達のマイナスは織り込まれてしまったようです。

ロンドンFT100は景気循環を表現する200日線近辺にありますが、これを大きく割り込むことはない。市場はEUを含めて景気が後退するとは思ってはいません。ナスダックは200日線よりはるかに上位にあり(カイリ率は+17.5%)、しかも株価は4平均線の最上位にあるので、快調に上昇をしています。これはうらやましい。

株価と200日線のカイリ率でいうと、日経平均は+5.8%でナスダックとは比較にならないが、FTの(+1.2%)、上海総合の(+1.0%)に比べるとかなりよい。

今日の大陰線は、昨日のショートカバーが終ったが、新規の買いは入らなかったことを表しています。昨日の売買代金2.11兆円からいかほども増えていない。TOPIXは株価が伸びない(+0.16%)というのでは、誰も日本経済の将来に期待して株価を買おうという人間がいないことが明らかです。

米国景気が持続していることがわかったので、世界はドル買いに動き、その結果円は大幅安(111.10円)となりました。ここ2年間の円安の限界は2019年4月の112.29円ですが、円安は製造業にとってプラスです。したがって日経平均が大きく下げたとしても200日線を下回ることはないのではなかろうか。


(2020. 2.19) TOPIX 1665(-22) -1.31% 日経平均 23193円 (-329) -1.40%
        11.5億株 (2兆1244億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +0.05%
2)英FT100 -0.69%
3)独DAX -0.75%
4)NYダウ -0.56%
5)ナスダック  +0.02%

アップルの1-3月の売り上げは未達の見込みだと報道されたので、すわ日本の半導体・ハイテク産業は悪影響を受けるだろうとして、昨日の日経平均は-329円安の23193円へ下落していました。

米国市場では、アップルこそは-1.83%安となったが、マイクロソフトは+1.01%高で、マイナスの広がりはなかった。マイナス材料にはならず。 だがこれも 1)新型肺炎の拡大が止まることと 2)中国経済の後退が止まらぬ限り、アップルも安泰とはならない。

《デンドラ》の下値メドは、上から順に
  1. 22638円
  2. 22156円
  3. 21916円
  4. 21193円
昨日のザラバ安値は21333円であったので、あと1チャンスか2チャンスで22638円まで下げれば、一番高いメドで止まるのだが、と思っていましたがそうはならず。昨年10月から3か月間はメリハリがない相場です。


(2020. 2.18) TOPIX 1665(-22) -1.31% 日経平均 23193円 (-329) -1.40%
        11.5億株 (2兆1244億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +2.28%
2)英FT100 +0.33%
3)独DAX +0.29%
4)NYダウ 休場
5)ナスダック  休場

米国市場は休場。上海総合は中銀の金利引き下げを囃して、大きく上昇する。

コロナウィルスで、アップルの1〜3月期の売り上げは予想に届かないという発表があったため、アップル関連の東エレクや村田製作が下げる。中国における電子部品企業や組み立て企業は相当追い込まれているらしい。

図の(a)水準は、最後の上昇波動のスタート点の22951円。これを下回れば中勢波動は下方転換すると判断できます。実際に(b)の安値は22892円でこれを下回りましたが、(a)を僅か60円ほど下回っただけでした。また(c)の安値は22755円であり(a)の22951円から約200円ほど下回りましたが、このときは3連続陽線となって、下方転換したとは明瞭に判断できなかった。今後、(a)水準を下回り、陰線が連続するか、(c)水準をを下回るなら下方転換したとしてよいでしょう。


(2020. 2.17) TOPIX 1687(-15) -0.89% 日経平均 23523円 (-164) -0.69%
        11.6億株 (2兆0165億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +0.38%
2)英FT100 -1.58%
3)独DAX -0.01%
4)NYダウ -0.09%
5)ナスダック  +0.20%

海外はまちまち。新型コロナウィルスの発生源である中国株は、春節明けの2月3日に-7.7%と暴落しましたが、感染者がどんどん拡大しているのにもかかわらず、それ以降は反発しています。

まあ75日線・200日線近くまで戻ると、再び下落すると思いますが、中国人民銀行は資金の大量供給し、政府は株式市場の規制をしているためです。到底この反発が続くとは思われません。目先の戻りでおわるのではないか。

日本の10〜12月GDPは年率-6.3%のマイナス(速報)。5四半期ぶりのマイナス成長であるとか。

天皇誕生日の一般参賀は中止になるようです。コロナウィルス感染を拡大させないためであるとか。令和天皇即位後初の誕生日であるのに参賀できないとは、なんとも中国は迷惑な国です。


(2020. 2.14) TOPIX 1702(-10) -0.60% 日経平均 23687円 (-140) -0.59%
        13.5億株 (2兆0690億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 -0.71%
2)英FT100 -1.09%
3)独DAX -0.03%
4)NYダウ -0.43%
5)ナスダック  -0.14%

海外は安い。中国の新型コロナウィルスの感染者は6.4万人を超え、死者は1300人を超える。中国のサプライチェーンに依存する世界のハイテク産業は最大級の打撃を受けているらしい。

あまり報道されないが、米国のインフルエンザ感染者は6万にを超え、1万人以上の死者がでているらしい。米中ともに大変だ。

13日の読売新聞によると、中国以外の感染者は1)香港50人、1)シンガポール50人、3)タイ33人、4)日本29人であるらしい。ところが横浜港に寄港したクルーズ船には174人の感染者がいることが判明。合計すると日本は中国についいで感染者の数は第2 位となる。

新型肺炎の流行によって、1)中国からの部品は入手できなくなるは、2)中国人観光客のインバウンドは大きく減少するは、3)中国への輸出は減るは、で日本経済にとってよいことはなにもありません。

結果、今年1月17日につけた最近の高値(ザラバ24115円)を1か月も更新できないというのはその懸念が払拭できないからでしょう。


(2020. 2.13) TOPIX 1713(-5) -0.34% 日経平均 23827円 (-33) -0.14%
        12.3億株 (2兆3771億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +0.87%
2)英FT100 +0.47%
3)独DAX +0.89%
4)NYダウ +0.94%
5)ナスダック  +0.90%

海外は概ね高かった。日本はTOPIX・日経平均ともに小安い。

今年3回目の風邪をひいて絶不調です。


(2020. 2.12) TOPIX 1718(-0) -0.04% 日経平均 23861円 (+175) +0.74%
        13.9億株 (2兆6061億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +0.39%
2)英FT100 +0.71%
3)独DAX +0.91%
4)NYダウ -0.00%
5)ナスダック  +0.11%

海外は概ね高かった。日本はTOPIXは小安く、日経平均は意外にも大きな上昇をした。

TOPIXに連動するETFを購入するのは長期投資を目的にする実需筋、日経平均は日経先物を売買する短期の市場であると割り切れば、今日の日経平均の上昇を見て今後の株価が強いだろうとは思えない。


(2020. 2.10) TOPIX 1719(-12) -0.72% 日経平均 23685円 (-142) -0.60%
        11.6億株 (2兆0685億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +0.33%
2)英FT100 -0.51%
3)独DAX -0.45%
4)NYダウ -0.94%
5)ナスダック  -0.54%

中国を除いて海外の株価の株価は下げる。世界の株式市場は上昇力を失い失速するのでしょう。

FRBはリーマンショック以来の巨額の資産買い入れをし、マネーの供給をしたが、市場はこれに反応しなかった。

日本はマイナス金利という異例な金利水準にし、膨大な資産(国債)の買い入れをしてきたが、マネーの供給によって最も影響を受けるはずの株価はたいして上昇しなかった。 株価上昇・不動産上昇による資産インフレによって実体経済の立て直しを狙ったが、経済はよくならなかった。逆にジャブジャブ振りまいた過剰なマネーの処置に困っている。日銀の資産買い入れ額は日ごと減少しているし、株価を上げるためのETF買いも消極的になってきている。

景気をよくするために、大金融緩和を2013 年から開始しましたが、すでに7年も経過しました。日銀の金融政策は役に立たなかったと判断してもよいでしょう。金融政策の変更が有効なのは1〜2年間です。この間にカンフル剤を投入された企業が元気を取り戻せなくてはもうアウトです。経済失速の原因は、目先の低金利やマネーの供給で解決できるものではない。もっと大きな原因があると考えねばなりません。金融政策に代わる経済再生の方策はもはや国の10兆円20兆円規模の財政出動しかありませんが、その金はない。

日本はこと経済経済に関しては世界のトップランナーです。1)バブル崩壊、2)高齢化社会、3)財政赤字の慢性化、4)賃金の停滞。このあとを追っていくのは、1)英国、2)EU、3)中国。4)最後は米国です。日本はトップランナーとして経済再生の手本を世界に見せなければならないが、知恵はない。国民は再生するために耐えなければならぬ覚悟がない。株式が上昇することは難しいノウ。


(2020. 2. 7) TOPIX 1732(-4) -0.28% 日経平均 23827円 (-45) -0.19%
        12.6億株 (2兆3996億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +1.72%
2)英FT100 +0.30%
3)独DAX +0.72%
4)NYダウ +0.30%
5)ナスダック  +0.67%

中国を除いては海外の株価の伸びは鈍る。NYダウは新高値を更新しているとはいうものの昨日は十字線であり上昇力はいったんは萎えた。S&Pも同じ。

ナスダックは新高値の陰線の翌日がどうなるのかが注目でしたが、昨日は陰線に陽線が孕まれました。なお上昇力は残っているようです。

日経平均は昨日の+554円高の大幅陽線は、ショートカバーによるものであろうと思っています。ショートカバーによる買い物は一気に執行されるので株価の上昇は急激 なものになります。

まあ今日は陰線が孕み、ちょっと反省した感じです。2月3日のザラバ安値22775円から2つの窓(しかも窓は大きい)を空けての上昇をしているので、たちまち失速するとは思えませんが、まだ12月〜1月の高値24000円を上抜くことができていません。

米中貿易戦争は当面落ち着いたし、イランは誤爆で民間機を打ち落としてしまいシュンとしているので、あとは中国の新型肺炎の患者数や死亡者数がどれほど伸びるのかが焦点になります。今朝の読売新聞によると、中国の感染者数は2万8000人、死亡者は563人とか。日本でも横浜に帰港したクルーズ船から新たに10人の感染者でが出て、合計45人の感染者となりました。中国を除く感染者数は、1)日本45人、2)シンガポール28人、3)タイ25人、4)韓国23人、5)香港22人。 いかに日本と中国と人の行き来があるのかがわかります。遣隋使・遣唐使以来の国交だからノウ。


(2020. 2. 6) TOPIX 1736(+35) +2.07% 日経平均 23873円 (+554) +2.38%
        16.5億株 (3兆0510億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +1.25%
2)英FT100 +0.57%
3)独DAX +1.48%
4)NYダウ +1.68%
5)ナスダック  +0.43%

海外は続伸する。中国は新型肺炎に有効な治療薬を発見したとしてNYダウは+1.68%上昇。しかしナスダックは+0.43%と伸びなかった。

タカラバイオは新型肺炎の検査試薬を25万検体分(従来の50倍)を増産すると報道されているので、コロナウィルスはしだいに収束しするのでしょう。 ただ中国経済に対するマイナス影響はまだ好転していないので、日本も直ちに経済が好転するとはいえません。株価が先取りして上昇しただけです。

上海総合の今日までのグラフは右図。春節休暇の前日( 1月23日)の終値は2976Pでしたが、春節が明けた2月3日の終値は2746Pで、約8%の下落となりました。これは予想外に軽い下げ幅でした。

としてもこれほど大窓を空けて下落したので、窓埋めすることはナカナカ難しい。ましてや1月高値の3127Pまで戻ることは非常に困難なことですが、窓埋めの可能性はでてきました。

日経平均も1月24日から1月27日にかけて-438円安をして、陰線の大窓を空けたので、1月の高値24115円を回復することは、まず1か月は無理であろうと思っていましたが、今日は陰線の大窓を埋めました。 まあ今日の足は上ヒゲが長いので、米国のように上昇トレンドが復活したとはいえませんが、株価は25日線を上回り4平均線を完全に上回ってきたので、なお幾分かの上昇余力はある感じです。


(2020. 2. 5) TOPIX 1701(+17) +1.04% 日経平均 23319円 (+234) +1.02%
        13.2億株 (2兆4412億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +1.34
2)英FT100 +1.55%
3)独DAX +1.81%
4)NYダウ +1.44%
5)ナスダック  +2.10%

海外は大反発。新型コロナウィルスの感染拡大懸念はおわったようです。

となるといつ中国が通常の経済体制にもどることができるのか。感染者は中国で25000人近くになっていることを思えば、簡単に旧にもどることはない。

世界の経済にマイナスな要因であることは間違いありません。 株価上昇はショートカバーによるものと思われます。到底今後の経済がよくなるとしての反発ではありません。


(2020. 2. 4) TOPIX 1684(+11) +0.61% 日経平均 23084円 (+112) +0.49%
        12.7億株 (2兆3504億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +1.34
2)英FT100 +0.55%
3)独DAX +0.96%
4)NYダウ +0.51%
5)ナスダック  +1.34%

中国発の新型コロナウィルスの感染拡大は海外では止まったとして、株価は上昇する。

ウィルス感染は中国経済に大きなダメージを与えることでしょうが、中国抜きでも世界の生産はなんとかなるだろうということでしょう。

世界のGDPの20%を占める中国経済が低下するならば大きな影響がありますが、とりあえずはコロナウィルスの感染は中国に封じ込められました。

2月3日は節分。孫のエミちゃんと豆まきをした。むろん鬼役は私です。

「鬼は外、福はうち」というんやで、とは言ってみたけれど「オニ、そと」を連呼して大豆をぶつけられただけでした。「福はうち」の掛け声はなかった。

豆まきセットには鬼のお面はついていたが、福のおかめはなかったからです。本来は「福はうち」がメインなのだが、子供は鬼のほうを面白がる。ウーム幼児を見ているといろんなことに思いが展開していくな。なぜ鬼が嫌われたのか? 鬼とはなんだったのか? 調べると面白そうだ。


(2020. 2. 3) TOPIX 1672(-11) -0.70% 日経平均 22971円 (-233) -1.01%
        13.5億株 (2兆5654億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 -休場
今日(2/3)は-7.72%
2)英FT100 -1.30%
3)独DAX -1.33%
4)NYダウ -2.09%
5)ナスダック  -1.59%

米国は大幅安になったけれど、ナスダック指数は75日線を割り込むこともなく、先の小波動のボトム8435Pを下回るにはかなりの余裕があります。米国にとっては新型コロナウィルスによる株価暴落の気配はありません。

中国は延長された春節が終わり株式市場が再開されました。私はまず-10%くらいの下落は当然という見方でしたが、-7.72%の下落で終わりました。これは人民銀行が18.7兆円のマネーを供給したことや株式市場の信用取引を規制したためです。

このウィルス感染が中国経済に大きなダメージがないはずはなく、とりあえず株価の暴落は食い止めましたが、感染の拡大状況によっては今後1〜2年の中国経済は大きな傷を負います。その影響は当然に世界、特に日本にとって大きなマイナス材料になります。

日経平均は先週末の米国株や今日の中国株の下落を先取りしていたため大きくは下げなかった。

NYダウが-2.09 %、今日の上海総合が-7.7%の下げに対して下落は軽かった。

下げ幅は小さかったが先の小波動のボトム22971円を下回り 、11〜12月の高値保合い圏の安値22726円近くまで下落しているので、中勢波動(2〜9か月)は下降波動になったと思います。中期的に株を買う場面ではありません。


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株式会社 東研ソフト・・・ 執筆:坂本 正治