1550《Qエンジン》操作事典
 [1550] 注目点・雑音点を手動で入れる

目次へ.. 前頁へ.. 次頁へ..

注目点・雑音点を手動で設定する


@設定されている注目点・雑音点の日を見る

1520 (日経)買いの条件表を作る で、(拡張4)No.9に日経先物用の条件表を生成しました。図はそのときのオートマの指示の画面です。このときは
  1. トリガーは(描画1)のNo.19「5日平均線クロス」とする。

  2. トリガーが買いマークを出したとき、その5日後に日経平均が+2%以上上昇していたときは「注目点」とし、そうでないものは「雑音点」とする。

  3. 注目点と雑音点の日は注雑ファイルNo.9に記憶させる。
と指示していました。

どういう状況のときに注目点とされたのか、雑音点とされたのかを知るには、メニューの「注雑」→「注雑個別設定」でチャートを見ることができます。
  1. 「注雑個別設定」をクリック。
  1. 「描画に使う条件表」からNo.19「*トリガー5 日平均線クロス」(必ずしもNo.19を選ばなくてもよい)を選択し、

  2. 「記憶する注雑ファイル」からNo.9(これはオートマで記憶させている注雑ファイル)を選択し、

  3. 「実行」ボタンをクリック。
右図のようなグラフが描画されます。
  1. は注目点です。この日の翌日の始値で買って、5日間のうちに+2%以上の利益がでているからです。

  2. は雑音点です。この日の翌日の始値で買って、5日間のうちに+2%以上の利益がでていないからです。
このように、注雑ファイルはピンク色線の日を注目ファイルに記憶し、緑色線の日を雑音ファイルに記憶していますが、 ユーザーは自身で注目点や雑音点を設定することができます

A手動で注目点と雑音点を決定するやりかた

その場で注目点・雑音点を判定して、それを設定するときは次のようにします。
  1. 「描画に使う条件表」はNo.1「陰陽足」を指示します。No.1には「陰陽足を描画する」だけが設定されています。

  2. 注目点・雑音点を記憶させる注雑ファイルを指示します。何も記憶していないNo.を選択してください。

  3. 「実行」ボタンをクリック。

  4. 注目点を設定するには、注目点の「<」「>」ボタンをクリックすると、

  5. ピンク色の破線のカーソルが現れるので、「<」「>」ボタンをクリックして、注目点としたい日にカーソルを移動し、

  6. 「設定」ボタンをクリックすると、
  7. 図のように注目点がピンク色の実線で表示されます。

  8. 雑音点を設定するには、雑音点の「<」「>」ボタンをクリックすると、

  9. 緑色の破線のカーソルが現れるので、「<」「>」ボタンをクリックして、雑音点としたい日にカーソルを移動し、

  10. 「設定」ボタンをクリックすると、

  11. 次図のように雑音点が緑色の実線で表示されます。

  12. こうして、この画面に注目点と雑音点を設定したら、画面右下の「<」「>」ボタンで画面を切り替えて、さらに注目点・雑音点を設定します。

  13. 注目点・雑音点を設定したら「終了」ボタンをクリックすると、No.30の注雑ファイルに注目点と雑音点が記憶されます。

  14. 「注目点・雑音点の個別設定」の画面に戻ると、No.30には4個の注目点と8個の注目点が記憶されていることがわかります。
なおNo.30のタイトルの「j1001」は(描画1)の条件表No.1を使って注目点を決めたという意味です。

また右端の「B」は、買い条件のための注目点であることを意味します。(Sなら売りのため)

B「描画に使う条件表」を利用して注目点・雑音点を決定するやりかた

Aの手動で注目点・雑音点を設定するのは時間がかかりすぎます。時間がかかる大きな原因は、その場で注目点と雑音点を決めているからです。

「描画に使う条件表」に、注目点とする日は買いマークを、雑音点とする日には売りマークを出すようにしておけば、買いマークが出ている日に注目点を設定し、売りマークが出ている日に雑音点を設定すればよくなります。機械的に注目点・雑音点の設定ができます。 今、次のことから注目点と雑音点を判定するものとしましょう。
  1. 過去5日間で(ザラバ安値)が最も安い日で、翌日の始値よりも2日後の始値が0.5%以上上昇し、かつ2日後の始値よりも3日後の始値が0.5%以上上昇しているときは注目点(買いマーク)とする。(右図の(B)の買いマークがそれに当たる)

  2. 過去5日間で(ザラバ安値)が最も安い日で、 翌日の始値よりも2日後の始値が0.5%以上高くないときは雑音点(売り)とする。(Aの赤色の売りマークがそれに当たる)

  3. 過去5日間で(ザラバ安値)が最も安い日で、 2日後の始値よりも3日後の始値が0.5%以上高くないときも雑音点(売り)とする。(Aの緑色の売りマークがそれに当たる)
以上のことを条件表に設定し、(描画1)No.29に「5日安値+連続プラス」としました。

  1. 「描画に使う条件表」はNo.29「5日安値+連続プラス」を指示し、

  2. 注目点・雑音点を記憶させる注雑ファイルはNo.30を指示し、

  3. 「買い条件のため」を選択し、

  4. 「実行」ボタンをクリック。
  5. 売りマークが出ている日は雑音点の日なので、雑音点(緑色)の設定をし、

  6. 買いマークが出ている日は注目点の日なので、注目点(ピンク色)の設定をします。
2001年1月〜2013年12月の間の注目点と雑音点を設定したところ、注目点は108個、雑音点は751個ありました。設定にかかって時間は約1時間です(大変な作業です)

続いて、オートマで買いの条件表を生成します。
  1. 描画用条件表は(描画1)No.1を使います。(陰陽足を描画するの設定があれば、何でもかまいません)

  2. 記憶する注雑ファイルは、今注目点・雑音点を設定したNo.30です。

  3. 計算用条件表は(計算2)のNo.3「計算 日経先物C」を指定します。

  4. 生成先の条件表は(拡張4)のNo.32としました。

  5. 「最小注目数」は15個としました。

  6. すでに注雑ファイルに注雑点を設定しているので「新規実行」ではなく、「引継実行」ボタンをクリックします。

  7. 「注雑計算から開始」を選びます。

    「雑音設定から開始」を選ぶと、注目点・雑音点を(描画1)No.30のトリガーによって新規に設定してしまうので気をつけてください(ここは注意してください)。

  8. 「OK」をクリックすると、オートマは(拡張4)No.32に買いの条件表を生成します。
(拡張4)No.32に14行の条件表が生成されました。

次図のような内容です。

1522 (日経) 多くの条件表を作り検証する でしたのと同じ売買ルールで検証したところ、次のような成績になりました。ここでは、よい条件表は、@トレード数が15回以上あって、A平均利益が1.0%以上、B勝率が70%以上、CPFが2.0倍以上 のものとしていましたが、生成した条件表No.32は、@ABCの基準をクリアしています。

以上のように「手動で注目点・雑音点を設定する」ことは時間がかかりすぎて、実用にはなりませんが、時間をかけることをいとわなければ、一定の成績がでる条件表ができるかと思います。


目次へ.. 前頁へ.. 次頁へ..