1239《Qエンジン》操作事典
 [1239] C同一日の仕掛制限で株価・売買単位を使う

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C同一日の仕掛制限で株価・売買単位を「使う」「使わない」による成績の違い

右図のような損益経過の指示をします。
  1. 理論金額(千M)で売買する

  2. 同じ日に複数の銘柄が売買マークをだしたときは、株価が最も高い銘柄を1銘柄だけ仕掛ける

  3. 実際の株価と売買単位を「使わない」と

  4. 実際の株価と売買単位を「使う」の2通り

右図で、赤枠で囲った9銘柄は2013年6月3日に買いマークを出しています。

同一日に複数の銘柄が同じ売買マークをだしたときは、「株価が最も高い銘柄を仕掛ける」という制限をしているときの株価とは何でしょうか?

損益経過の指示の画面で「実際の株価と売買単位」を「使わない」としたときの株価は、右図のように「株価データ」の数字を株価とします。

図で最も高い株価は、5802「住友電工」の1185円なので、「住友電工」を仕掛けることになります。

だがこれら銘柄の実際の株価は違っていることもあるし、銘柄によって売買単位が異なっています。「株価データ」を元にして株価が高い・低いの判断をするのは無理があります。

上の9銘柄の実際の株価は表示の通りですが、赤○を打った銘柄の売買単位は100株、そうでないものは1000株です。一般に100株単位の銘柄の株価は1000株単位のものよりも高いのが普通です。売買単位、売買代金を調整すると、次の表になります。
(1235 「損益経過」で株価単位・売買単位を考慮する を参照)

コード 銘柄名 (A)株価データ 株価単位 実際の株価 売買単位 (B)売買代金 (C)1000株と仮定したときの株価
1332 日水 197円 1倍 197円 100株 19,700円 19.7円
3103 ユニチカ 54円 1倍 54円 1000株 54,000円 54円
5703 日軽金 109円 1倍 109円 100株 10,900円 10.9円
8804 東建物 736円 1倍 736円 1000株 736,000円 736円
3861 王子紙 337円 1倍 337円 1000株 337,000円 337円
4208 宇部興産 190円 1倍 190円 1000株 190,000円 190円
4183 三井化 222円 1倍 222円 1000株 222,000円 222円
6113 アマダ 700円 1倍 700円 1000株 700,000円 700円
5802 住友電工 1185円 1倍 1185円 100株 118,500円 118.5円

上表の(C)「売買単位が1000株と仮定したときの株価」によって株価が高い・安いを判断するのが最も合理的です。これによれば、8804「東建物」の736円が最も高い株価ですから、この銘柄を仕掛けることになります。

損益経過の指示の画面で「実際の株価と売買単位」を「使う」としたときの株価は、右図のように「売買単位が1000株と仮定したときの株価」の数字を株価とします。

5703「日軽金」は10.9円円、1332「日水」は19.7円、5802「住友電工」は118.5円になっています。最も株価が高いのは8804「東建物」の736円です

株価・売買単位を「使わない」ときと「使う」ときの成績の比較

次の上段は「株価・売買単位を考慮しないとき」の成績、下段は「株価・売買単位を調整したとき」の成績です。

225銘柄について、条件表No.13「75日線売買(20日以上)」の検証をし、「理論金額」で成績を調べたものです。


「使わない」「使う」の総合成績を対比すると、次のようになります。
成績項目 株価・売買単位を使わない 株価・売買単位を使う
トレード数 196回196回
累計損益 4772.9M5562.2M
平均利益 24.4M28.4M
勝率 62.2%63.3%
Pファクター 1.52倍1.63倍
ドローダウン -1261.2M-1261.2M
株価・売買単位を「使う」としたときの株価は、売買代金と売買単位から計算された「売買単位が1000株と仮定したときの株価」を用います。単純に株価データの大小を比べる場合よりもよい成績になっています。

「同一日に仕掛ける銘柄数」の制限がないときは、「使う」「使わない」の成績はまったく同じ成績になりますが、株価を基準にして銘柄を絞るときは「使う」にしたほうが、現実に即した成績になります。

本章では(理論金額で売買)を例に説明しましたが、(一定株数で売買)(一定金額で売買)のときも同じです。


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