最近の日経平均の動き ―― 《カナル24》は語る (最近日の記事をまとめてアップ)

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■■ このコ−ナーは2017年8月31日で終了しましたが、ユーザー情報の記事を遅れて アップします。


(2017.10.19) TOPIX 1730P (+5) 日経平均 21448 (+85) 15.2億株 (2兆4106)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.29%
(2)英FT100  +0.36%
(3)独DAX    +0.37%
(4)仏CAC   +0.42%
(5)NYダウ   +0.70%
(6)ナスダック    +0.01%

世界同時株高の様相をみて、米国長期金利は2.343% (+0.044)へ上昇する。ただS&P500のセクター別の騰落率を見ても際立って上昇した業種はありません。

前日に較べて0.5%を超える変動をしたのは、@エネルギーが-0.70%のマイナス、A通信も-0.58%のマイナス、B金融だけが+0.56%のプラスです。この内容を見ると米国株価はたいして上昇しなかったように思われますが、実際のところはNYダウは+160ドル高(+0.70%)でナスダックは0.01P高(+0.01%)でした。

NYダウとナスダックのどちらが米国市場を正しく表現しているかといえば、ナスダックであることは明らかです。NYダウはバブリーな動きになっています。


日経平均は13日連続高をとなりました。これは1988年以来約30年ぶりのことだそうです。

単純化すれば、9日順位相関と25日順位相関がともに+80以上になったときに小波動のピークが出ることが圧倒的に多いのですが、快調な順張り相場になったときは、ともに+80になる期間が長引きます。そしてその時期に小波動のピークを出さないことがあります。

図の(a)は17年10月5日から今日19日まで10日間にわたって、+80以上になっています。9日順位相関は+100に張り付いたままだし、25日順位相関は+96以上になっています。この後大幅な急落が起きない限り、順位相関が+80以下になることはありません。


2015年2月には13日間にわたって9日順位相関と25日順位相関がともに+80以上になった時期がありました。15年2月16日〜3月4日のことです。

(b)で13日間+80以上になったものの、小波動のピークは出ず、5〜6日間の高値保合いをしただけに終わりました。次に(c)で2度目の+80超えとなりました。このときは6日連続で+80以上になり、一応は小波動のピークをつけたものの、(d)(e)(f)(g)へとさらに上昇しました。

ここでは順位相関は+80以上になっていません。過熱感が出ないでジチジリと上昇したのです。 ジリジリと上昇したことは株価が(c)(d)(e)(f)のあとで25日線まで調整していることでわかります。

1〜2か月ごとに25日線までの調整があれば相場は上昇を続けますが、の上昇の期待感が続くのは、(c)から(g)にの期間は3か月ほどでした。この3か月の株価上昇は、それまで株を買うことができていなかった投資家が、(c)までの強烈な上昇をみて、下がれば買いの逆張りをしたためでしょう。順張りの買いによる上昇だから順位相関が+80以上になることはなかった。

さて明日以降の日経平均の動きです。この上昇をみて9月には19000円まで下がるのではないかと言っていた向きが、今度は23000円まで上昇するのではないかと言い始めました。上値のメドを気分で変えてはいけません。もし23000円に近づいたら上値目標値は、24000円だとか25000円だとかにドンドン変更されていきます。そういうヤカラの 標値を信じてはいけません。

《デンドラ24》の上値のメドは1か月前の9月19日に、@21201円、A22165円、B22551円、C23900円 と出ています。目先は@21201をクリアしているので上値メドは達成したとして、小波動のポイントに1ポイントを加点しています。(今日のポイントは昨日と同じ5.5ポイントです)。もし年内の上値メドを考えるなら、A22165円とB22551円の中間の22350円くらいが目安になりますが、にわかに強気に転じた向きが言う23000円は難しかろうと思っています。


(2017.10.18) TOPIX 1724P (+1) 日経平均 21363 (+26) 13.5億株 (2兆2840)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.19%
(2)英FT100  -0.14%
(3)独DAX    -0.07%
(4)仏CAC   -0.03%
(5)NYダウ   +0.18%
(6)ナスダック    -0.01%

米国はヘルスケア株が上昇し、金融株は下落し、テクノロジー株はそれぞれの材料によってまちまちの動きで、全体としては若干安かった。長期金利は2.299% (-0.005)と上昇せず。

しかし長期金利が2.300%を維持したことで、少しドル高・円安になる。

テクノロジー株のウェイトが高いナスダックは、ここ7日間はたいして上昇していません。テクノロジー株がバブル的に買われていた反省がでています。9日順位相関と25日順位相関がともに+80以上になったので、ナスダックのピークは一両日になるのではなかろうか。


この9月期の経常利益は前期(2017年3月期)より+7%伸びるらしい。私はこれを勘案して東証1部のPERは16倍以上が割高で、16.5倍以上は過熱気味だろうと判断しています。

昨日のPERは16.47倍なので、、そろそろ過熱気味かと思っています。また円レートから推計する日経平均は20610円ほどですが、10月に入ってからは円相場には関係なく日経平均は上昇して今日は21363円です。

その格差(円による妥当株価と現実の日経平均)は750円ほどに広がっており、これも過熱の状況を表現しているでしょう。

条件表No.1は5日のベクトル(どれだけ上昇スピードがあるか・ないかがわかる)は下降し始めました。すでに目先の上昇力はなくなりつつあるのではないか。今日の小波動のピークらしさは、@9日順位相関、A25日順位相関、B条件表No.1が売りマーク、C25日騰落レシオ、Dデンドラの21201円をクリア、E新高値の陰線(ただし小幅なので0.5ポイントとする)の5.5ポイントです。もし大きな陰線がでたならば、しばらく(5〜10日)は調整すると思います。


(2017.10.17) TOPIX 1723P (+4) 日経平均 21336 (+80) 15.9億株 (2兆5532)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.36%
(2)英FT100  -0.11%
(3)独DAX    +0.09%
(4)仏CAC   +0.21%
(5)NYダウ   +0.37%
(6)ナスダック    +0.28%

米国はよい経済統計がでたうえ、イエレンFRB議長の再任の可能性が取り出さされて、長期金利は2.304% (+0.031)へ上昇する。

イエレン議長の考えでは、眼下の低インフレは長続きしないで次第にインフレ率は上がっていくだろう。したがって向こう5年くらいはゆっくりと金利を引き上げていく。というものです。

ただ私にいわせれば、イエレン議長は経済統計をじっくり・じっくりと見て金融政策を決めている感じで、ときの経済情勢に引っ張られた政策を出しているという感じがします。@将来の米国経済がどうなるのか、A自らが決めた金融政策によって世界(特に中国を含む新興国)の経済がどうなるのか、の予見がないのではないのかの不安があります。

ナスダックは最高値を更新したとはいうが、ここ6日間の株価は2陽線・4陰線となっているし、株価は頭がつかえています。強い動きではありません。明日は9日順位相関と25日順位相関が+80以上になるので、そこからは下落を警戒する必要があるのではないか。


米国の長期金利が上昇したため、0.4円ほどの円安になりました。日経平均は前場+138円まで上昇したものの前引けにかけて下げました。

日経平均が21300円の水準にもどったのは21年ぶりだそうです。1989年12月末の日経平均は38910円でした。まだ-45%ほど下げているわけですが、2008年10月に6994円まで-82%下げてから、株価が3.05倍になったのは、@黒田日銀とAアベノミクスのお陰です。

先進国で唯一陥った日本のデフレを、よくぞ日銀は回復させたものだ。財政均衡(プライマリーバランス)を求める声の中、安倍内閣は、優先順位をデフレ脱却を1番としましたが、これは正しかった。

2008年のリーマンショックの後、2009年7月に衆議院が解散され。民主党が政権交代をしました。その目玉は「事業仕分け」によって無駄な歳出を削減し、これを自必要な財源とするというものでしたが、削るべき財源は少なかった。政府支出を削った結果、デフレを長引かせる要因になりました。


目下のところ、小波動のピークらしさのポイントは、@9日順位相関、A25日順位相関、B条件表No.1が売りマーク、C25日騰落レシオ、の4ポイントが確定しています。

だが、D《デンドラ24》の最も低い上値メドの1)21201円もクアしているので、ピークらしさは5ポイントとしてもよい。

さらにいえば、E新高値の陰線(ただし陰線の幅が短すぎるが)。

まあ5.5ポイントというところでしょうか。しだいに人気が過熱してきていることが現われています。


(2017.10.16) TOPIX 1718P (+10) 日経平均 21255 (+100) 18.0億株 (2兆6432)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.13%
(2)英FT100  -0.28%
(3)独DAX    +0.07%
(4)仏CAC   -0.17%
(5)NYダウ   +0.13%
(6)ナスダック    +0.22%

米国の9月小売売上高は前月比+1.6% (予想は+1.7%)と大幅に増える。毎月この調子で伸びるならば、1年で+19.2%も売り上げが伸びるという、とんでもないことになりますから、9月の伸びは持続性があるとは思われません。

だが米国の消費は底堅いことはたしかです。 一方9月のCPI(コア。食品・エネルギー除く)は+0.1%の上昇にとどまり、なかなかインフレ率+2%を超えることは難しい。

このため長期金利は2.273%(-0.048%)まで低下したので、-0.2円程度のドル安・円高になる。

日経平均は米国株がわずかに上昇しただけにもかかわらず、強気を維持し、+100円高の21255円へ上昇する。まあ強い動きです。

しかし市場が強気になればなるほど、次の下落の原因をはらむのが相場の常です。

目下のところ、小波動のピークらしさのポイントは、@9日順位相関、A25日順位相関、B条件表No.1が売りマーク、C25日騰落レシオ、の4ポイントが確定していますが、D《デンドラ24》の最も低い上値メドの@21201円もクリアしているので、ピークらしさは5ポイントとしてもよい。 5ポイントはピークらしさの確率が5分5分であるということです。


小波動のピーク・ボトムらしさのポイントのひとつに東証1部PERがありますが、これはPERE17倍は1ポイントであるといった基準はありません。海外のPERによってPERが高すぎるかどうかは違ってきます。

いまのところ私はPER16倍を超えると割高だろうと思っているので、16.5倍になれば相場は熱狂していると判断します。

今日のPERは予想では16.42倍になったと思われるので、明日・明後日も上昇するようであれば、ピークらしさのポイントは6ポイントになります。

そうなれば新規に買うことはできません。手持ちの株は売っておくのがよいのではないか。北朝鮮のやけっぱちなミサイル発射などがあれば、株価は20500円くらいまでの下落の可能性もあります。


(2017.10.13) TOPIX 1708P (+8) 日経平均 21155 (+200) 18.4億株 (3兆2810)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.06%
(2)英FT100  +0.30%
(3)独DAX    +0.09%
(4)仏CAC   -0.03%
(5)NYダウ   -0.14%
(6)ナスダック    -0.18%

米国は決算発表がほぼ終わってしまったので、とくに材料はなかったけれど、金利の上昇はゆるやかなものになりそうだという予想で、長期金利は2.321% (-0.026%)へ低下する。

このためややドル安・円高となる。S&Pやナスダックは上値つかえとなり、法人税減税が具体化するまでは大きな動きになりそうではありません。

米国株がモタモタしている割りには、日経平均は快調な上昇を続けています。

北朝鮮リスクが沈静化して、海外勢は日本経済の見直しをしています。9月第4週の海外勢は+2000億円の買い越し、10月第1週は6570億円の買い越しであったようです。半月間で約8500 億円の買い越しは、月にすれば1兆7000億円を超えています。

この半月で海外勢の日本株に対する評価はゴロリと変わりました。海外勢が大きく買い越した後は、日本勢が追随買いをするので、なお日経平均の上昇は1か月ほどは続くと思われます。

現状では日経平均のピークらしさは、@9日順位相関、A25日順位相関、B25日騰落レシオ(10/12日)、の3ポイントでしかないので、まだ小波動のピークを出したとはいえませんが、次第に過熱感は高まってきました。


《デンドラ24》の最も低い上値メドは@21201円であると、昨日いいました。今日はザラバ高値21211円をつけて、これをクリアしました。

本来なら、下から2番目の2216円と3番目の22551円をクリアすれば、1ポイントとするところですが、この上値メドは高過ぎます。

現状では21201円をクリアしたので1ポイントとカウントしてもよいのではないか。そうであれば、日経平均のピークらしさは4ポイントということになります。それでもまだピークらしいとはいえません。


(2017.10.12) TOPIX 1700P (+3) 日経平均 20954 (+73) 15.3億株 (2兆5847)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.16%
(2)英FT100  -0.06%
(3)独DAX    +0.17%
(4)仏CAC   -0.02%
(5)NYダウ   +0.18%
(6)ナスダック    +0.25%

公開されたFOCM議事録では、@インフレ率がなかなか2%に達しないので、金利引き上げは慎重になる必要があるのではないかの意見がある一方で、Aこれほど金利が低下し、量的緩和をしてもインフレ率が低いままであるのは、金融政策を超える原因があるのではないか? という意見もでてきたようです。

金融政策が無力化しているのは日本がその手本になっていますが、 まあどちらにせよ金利引き上げはゆっくりとしたものになるだろうとして株価は小幅に上昇する。反面、長期金利は2.347% (-0.008)と上昇はしない。まあ米国の株高はピークに近くなっていると思っています。


日経平均はザラバ高値20994円をつけ、アベノミクスが始まって以来の高値を更新しました。20年10か月ぶりだそうです。

《デンドラ24》で次の上昇のメドが出たのは(a)の9月19日のことでした。その上値メドは低いほうから、@(b)の21201円、A22165円、B22551円、C23900円でした。

(a)(9月19日)の日の終値は20299円でしたが、7月から9月まで日経平均は小幅な動きに終始していたので、最も低い上値メドの21200円から約900円も離れていれば、このメドをクリアすることは難しかろうと思い記事にはしませんでした。

今日の終値は20954円となり、21200円の上値メドが現実性を持ってきました。 人の心理は揺れ動きます。1か月前の9月19日に、誰が21200円を超えると予想していたでしょう。今日の上昇の要因は、@世界景気の期待、A米国株価の持続的な上昇、B衆院選での与党優勢、C北朝鮮リスクの後退 などですが、1つ1つはそう大きな要因ではありません。市場の気分が新高値をもたらせたのでしょう。

ただ小波動のピークらしさはまだ3ポイントであり、売買代金も2兆5800億円と標準的であり、市場が熱狂しているとはいえません。熱狂していないなら暴落はなく、しばらくは日経平均の上昇は続くのでしょう。ピークらしさのポイントが5以上になるまではまあ安心して買えばよいのではないか。



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株式会社 東研ソフト・・・ 執筆:坂本 正治

              
2012.4.10 から...