No.20 《アラーム24》の使い方と工夫


2015年2月に執筆 ・・・・  講座目次へ.


(1)株価データをリアルタイムで受信する



ちょうど1か月前の2015年4月27日に「10年ぶりの《アラーム24》を改良中」という近況を報告しましたが、今日ようやく《アラーム24》Ver.5のヘルプを書き終えました。

2006年に出した《アラーム24》Ver.1は取引所の朝令暮改によって撤退を余儀なくされましたが、9年を経て、一足飛びにVer.5としました。Ver.5とは現在の《カナル24》Ver.5と同じことができるということです。

画期的なことはエクセルシートの作成の自動化です。Ver.1ではユーザーにとってはチンプンカンプンで、受信するためのエクセルシートの登録はなかなかできるユーザーはありませんでしたが、そのエクセルシートの作成を、《アラーム24》Ver.5が自動的に作成するようにしたことです。

その秘密は「結果ファイル」にあります。ユーザーが《カナル24》を使って検索したなら、検索された銘柄を結果ファイルに記憶させることができますが、その結果ファイルを指定すれば、エクセルシートがアッというまに出来上がります。

ユーザーはできたエクセルシートを使って、@リアルタイムのデータを受信し、A《カナル24》の条件表を使って、当日に売買マークが出た銘柄があるかをリアルタイムで知り、B分足で買ってよいかどうかを判断することができます。つまり《アラーム24》Ver.5は、《カナル24》より半歩・一歩先に売買の決定を下すことができるわけです。

《アラーム24》Ver.5の構成図を掲げます。




  1. マーケットスピード
    楽天証券のHPからダウンロードします。マーケットスピードで、@リアルタイムの株価を見たり、A値上がり率ランキングなど今動いている銘柄を知ったり、B売買の注文を出したり、することができます。

    リアルタイムのデータを受信するには「マーケットスピード」でログイン(接続)しておく必要があります。ログインした後は、マーケット スピードのどのような画面に切り替えてもかまいません。(ログインすることが役目)

  2. RSS
    リアルタイムのデータを刻々と受信する役目です。画面には表示されませんが、エクセルが要求する銘柄の株価データを受信します。

  3. エクセル
    エクセルシートに、受信したい銘柄と受信したい項目(前日終値・当日始値・現在値・出来高など)を登録しておくとRSSがリアルタイムデータを受信して、エクセルシートに受信した株価データを表示します。

  4. 《アラーム》株価ボード
    エクセルシートに表示されたリアルタイムデータ(ティックデータ)を保存し、@現在の日足や、A現在のX分足を 作成します。
    このデータと《カナル24》の条件表を使って、@日足ベースで売買マークが出ている銘柄や、AX分足で売買マークが出ている銘柄を検索します。

  5. 《アラーム》グラフ
    リアルタイムのデータから、@日足ベースやAX分足のグラフを刻々と描画します。



(2)《アラーム24》による分足ベースの検索



《アラーム24》と《カナル24》の関係について述べると、 《カナル24》は日足ベースの検索をしたり、グラフを描画します。しかしその日足データは過去のものです。その日の立会いが終り、データゲットから株価データをダウンロードして、検索をして「買い」になった銘柄を見つけても、翌日の始値でしか買えません。

《アラーム24》は当日のリアルタイムのデータを受信しているので、立会い中に検索をしたり、グラフを描くことができます。したがって当日に仕掛けることが可能です。では《アラーム》を使うと、どのようなタイミングで仕掛けることができるのか?

これは使う条件表の性格(順張りか逆張り)によって異なります。順張りの条件用を使ったときと、逆張りの条件表を使ったときの《アラーム》の使い方を述べます。

@順張りの条件表を使ったときの《アラーム》の使い方


右図は《カナル24》を使って描いた、3863「日本製紙」のグラフです。条件表No.69「4平均線突破買い」を使っています。No.69は株価が上昇したら買いマークがでるので「順張り」の条件表です。

(a)2015年5月22日(金曜)の日に株価が4本の平均線のすべてを上まわったので、買いマークがでています。 この日の終値は2070円です。

普通はこの買いマークを見て、日本製紙を買うか買わないかを決めますが、もし買うと決めても一番早く買えるのは翌日の始値です。

翌日(5月25日)の始値は2098円でした。終値2070円から28円高く寄りました。


《アラーム》はリアルタイムのデータを受信し、《カナル24》の昨日までの日足データに当日のリアルタイムの日足を連結して、検索したり、グラフを描くことができます。

もし5月22日の立会い中に《アラーム24》で、条件表No.69「4平均線突破買い」の検索をしていたなら、(a)の水準(2033円)のときに、日本製紙が検索されます。グラフを見ると買いマークを出したことがわかります。

図の右側は5分足のグラフですが、22日の寄り付き直後に2033円になっています。

22日の寄り付き直後には、アラーム検索が3863「日本製紙」が買いになったということを表示します。それから左側の日足グラフを見て、右側の5分足のグラフをみて、注文を出して、2040円で買ったとすれば、翌日の始値2098円のときにすでに+58円の利益になっています。

順張りの条件表を使う場合は、買いマーク(売りマーク)を出したことがわかったなら、いち早く仕掛けるのが有利です。この点で《アラーム》は《カナル24》よりも早く売買マークを出すので優れています。

A逆張りの条件表を使ったときの《アラーム》の使い方


右図は《アラーム24》で描いた5月25日の10:50ころの、6301「コマツ」のグラフです。左側は日足で条件表No.2「一般銘柄用(2013)」を使っています。

No.2は「逆張り」の条件表です。高くなれば売りマークが、安くなれば買いマークがでます。「逆張り」の条件表で買いマークがでても、株価が上昇し始めたことを確認しないと仕掛けることはできません。

売りマークがでたときは、株価が下落し始めたことを確認してからでないと売り仕掛けをすることはできません。

右側の日足のグラフでは、前日(a)の5月22日に売りマークが出ています。この日の終値は2568円でした。今日5月25日に始値で売ったならば2580円ですが、その後2629円まで上昇しています。-61円のマイナスです。

だが右側の5分足のグラフで、No.87「パラボリック」が(b)で売りマークを出したのを見て売ったならば、2620円で売ることができます。5分足で下げ始めたことを確認してから売るわけです。


5月22日の引け後に《カナル24》で条件表No.2[ 一般銘柄用(2013)」を使って検索して、6301「コマツ」が売りマークを出していると知ったとき、翌日仕掛けるタイミングによって損益に大きな違いがでてきます。
  1. 22日の翌日25日の始値で売ったならば、2580円です。

  2. 25日に5分足で株価が下落し始めたことがわかったときに売れば、2620円です。

  3. 25日の終値は2609円です。(a)の売りは-29円のマイナス、(b)の売りは+11円のプラスです。

  4. 翌日26日の終値は2574円でした。(a)の売りは+6円の利益で、(b)の売りは+46円の利益になります。
《アラーム》で5分足を見て仕掛けるタイミングを計ったお陰で、(b)の売り仕掛けができたわけです。通常は25日の株価の動きをネット証券の株価ボードで見て、仕掛けるタイミングを計りますが、《アラーム》のX分足が出す売買マークに従うほうが迷いが少なくなります。



(3)《カナル24》と《アラーム24》の連携 (予想検索)



《カナル24》と《アラーム》がどう連携し、《アラーム》と《カナル24》はどこが違っているのかの例を掲げます。


東証1部の約1900銘柄について、

条件表No.69「4平均線突破買い」の予想検索をしました。

日足データは2015年5月27日までのものです。

73銘柄が検索されました。

この73銘柄は、明日5月28日に買いマークを出す可能性がある銘柄です。



「予想検索」によって明日買いマークがでる可能性があるというだけのことです。

例えば上図の5707「東邦亜鉛」のNo.69のグラフを見ると、5月27日の段階ではまだ買いマークは出ていません。

もし《カナル24》しかないならば、この73銘柄を印刷しておいて、明日はネット証券のグラフを取っかえ引っかえして、4平均線を突破した銘柄を見つけねばなりません。

ネット証券のグラフは「4平均線を突破」と同じチャートは描けるかも知れないが、買いマークは出してくれないので、目視で判断せねばなりません。まず不可能です。


73銘柄をエクセルシートに登録しておけば、《アラーム》を使って28日には9:00から検索することができます。

買いマークを出した銘柄があれば、画面左の検索欄に表示されます。

13:20現在で、73銘柄のうちで買いマークを出したのは右側の株価ボードに表示させている8銘柄だけです。(だいたい買いマークを出した時刻の順に8銘柄を表示しています)

左側の日足グラフを見ると、5707「東邦亜鉛」は買いマークを出しています。

寄り付き直後に459円をつけて買いマークを出したのですが、その後高値467円まで上昇しました。

ただし「4平均線を突破」は終値で4平均線を抜いて初めて買いマークが出ます。

今日の終値で459円以上を維持できておれば《カナル24》で買いマークがでますが、はたして459円以上で引けるのかどうかはわかりません。

459円より安く引けたならば、今日の5707「東邦亜鉛」の買いは失敗ですが、《カナル24》よりも一歩先に買いマークを予見することができます。

なお右側は5分足で、No.87「パラボリック」のグラフを描かせていますが、一般銘柄においては小幅な値動きであってもパラボリックは買いマーク→売りマーク→買いマークを繰り返し出すことが多いので、分足での売買は難しいでしょう。



(4)《カナル24》と《アラーム24》の連携 (逆張りの検索)



《アラーム》の発売が始まり、私もプログラムを作ることもなく、ヘルプを書くこともないというヒマな状況になったので、《アラーム》の使い方についていろいろ試しています。当初の構想した使い方は
  1. 《カナル24》の「逆張り」の条件表が売買マークを出した銘柄を「単独検索」で知っておいて、翌日は《アラーム》で「分足ベース」の検索をして、実際に株価が上昇し始めた(買いのとき)銘柄を仕掛ける。こうすればより勝率が高い仕掛けができる。(仕掛けたら5日以上は決済しないという、いわば「5日売買」です。)

  2. 《カナル24》の「順張り」の条件表が売買マークを出しそうな銘柄を「予想検索」で絞っておいて、翌日は《アラーム》で「日足ベース」の検索をして、売買マークが出た銘柄を仕掛ける。こうすれば、《カナル24》よりも1日早く仕掛けることができる。(仕掛けたら5日以上は決済しないという「5日売買」です。)
というものでした。それはそれで正しい使い方だと思います。5日以内の期間で小幅な利食いをするならば利益は小さい(しかしリスクも小さい)から最低でも5日以上はガマンして建て玉を保持するべしという方針にしています。しかし(わずかな分足の観察しかしていませんが)安定的なチョイ取り(ある日に1度仕掛けて同日に決済する。同じ日にはそれ以上の売買はしない)ができればほぼリスクゼロで、細かいが安定的な利益が出るのではないか? と思えてきました。

そこで、しばらく(5日間くらい)は、「逆張り」の条件表No.2「一般銘柄用(2013)」が買いマークを出した銘柄について、翌日《アラーム》の5分足が「分足ベース」の検索をして、株価が上昇した銘柄を買うとどうなったか、について調べてみます。(当日の成績と5日後の成績を調べる)


2015年6月2日の午後7:00に、条件表No.2「一般銘柄用(2013)」を使って、東証1部(ETFやREITは除く)の1887銘柄について「単独検索」をしたところ、
  1. 右図の13銘柄が検索されました。

  2. この13銘柄を結果ファイルNo.2に記憶させます。


  3. 《アラーム》を起動し、「エクセルシートの作成」をクリックし、「結果ファイル読み込み」をクリックして、

  4. 先ほど記憶させた13銘柄を記憶している結果ファイルNo.2を選ぶと、

  5. 13銘柄のリストが表示されます。

  6. 「EXLシートに登録」ボタンをクリックすれば、この13銘柄のリアルタイムデータを受信するエクセルシートが自動的に作成されます。


  7. 「受信開始」をクリックし、「5分足」を選び、5分足の売買マークを検索する条件はNo.182(後述する)を選びました。

  8. 9:00からしばらくは検索される銘柄はありませんでしたが、10:30ころから5分足で買いマークがでた銘柄 がポツポツとでてきました。

  9. 9409「テレ朝日」が買いとなったいます。グラフで確認するために(9409)か(テレ朝日)の欄をクリックして、「グラフ」をクリック。


  10. 画面左側は9409「テレ朝日」の日足です。昨日の(b)で買いマークがでています。(今日も買いマークがでている)

  11. 5分足の条件表No.182は10:55の時点で買いマークをだしています。条件表No.182は(過去9本の高値を突破した)ときに買いマークを出します。

    右側の5分足の条件表No.183も10:55の時点で買いマークをだしています。条件表No.183は(4本の平均線を突破した)ときに買いマークを出します。(後述)

    No.182とNo.183が同じ時刻に買いマークを出しているのは、短期的に9409「テレ朝日」が上昇を始めたと見てよいでしょう。10:55の5分足の終値は2128円でした。2128円で指値で買い注文を出します。


ほかにも、2791「大黒天」は10:30に、条件表No.182とNo.183が同時に買いマークを出しています。

(a)の5分足の終値は4720円

(b)のその後の最高値は4795円

(c)でNo.182とNo.183が同時に売りマークを出していますが、この終値は4760円

(d)の終値は4745円です。 5日間のトレードをするのであれば、(a)の4720円で買って、今日の終値(d)4745円では+25円の利益がでています。この後4日間の株価がどうなるのかです。

1日に1%の利益のチョイ取りをしたいなら、(a)の1%の4720円の1%高は4770円です。ここで売り指値をしていたならば、高値は4795円まであったので、当然に13:25頃に4770円で決済できています。(a)から+50円の利益です。1日に1%の利益がでるということは、1か月に20%の利益が出る、1年に240%の利益が出るということです。チョイ取りを馬鹿にしてはならない。


4676「フジメディ」は10:40に、条件表No.182とNo.183が同時に買いマークを出しています。

(a)の5分足の終値は1663円

(b)のその後の最高値は1669円

(d)の終値は1665円です。 5日間のトレードをするのであれば、(a)の1663円で買って、今日の終値(d)1665円では+2円の利益がでています。この後の4日間の株価によって利益は違ってきます。

1日に1%の利益のチョイ取りはできませんでした。(d)の終値1665円で決済するならば+2円(100株単位なので+2000円の利益)でした。


8327「西日本銀」は10:40に、条件表No.182とNo.183が同時に買いマークを出しています。

(a)の5分足の終値は340円

(b)のその後の最高値は342円

(d)の終値は340円です。 5日間のトレードをするのであれば、(a)の340円で買って、今日の終値(d)340円では損得なしの0円。この後の4日間の株価によって利益は違ってきます。

1日に1%の利益のチョイ取りはできませんでした。(d)の終値340円で決済するならば0円(手数料分だけ損失)でした。


8616「東海東京」は10:40に、条件表No.182とNo.183が同時に買いマークを出しています。

(a)の5分足の終値は875円

(b)のその後の最高値は886円

(d)の終値は883円です。 5日間のトレードをするのであれば、(a)の875円で買って、今日の終値(d)886円では+11円の利益。この後の4日間の株価がさらに上昇するのかを追跡せねばなりません。

1日に1%の利益のチョイ取りをしたいなら、(a)の1%の875円の1%高は884円です。ここで売り指値をしていたならば、高値は886円まであったので、12:35頃に884円で決済できています。(a)から+9円の利益です。

こういったことで、@仕掛けて5日以内にどうなったのか、A1日で決済したときはどのくらいの利益になったのかを、今週中は追跡してみます。


逆張りの条件表No.2で検索された銘柄を、翌日は5分足で検索して、5分足で条件表No.182とNo.183が同時に買いマークを出したら仕掛ける。ということを昨日いいました。

条件表No.182とNo.183の内容を掲げます。これは《アラーム》の「アップデート」→「条件表をダウンロード」で(サンプル0)をダウンロードすることができますが、そのNo.12(No.182と同じもの)とNo.14(No.183と同じもの)が入っています。これを(標準3)に複写したものです。







(5)《カナル24》の逆張り、《アラーム24》の順張り (5日間)



逆張りの条件表No.2で検索された銘柄を、翌日は5分足で検索して、5分足で条件表No.182とNo.183が同時に買いマークを出したら仕掛ける。ということをすればどうなるかを5日間にわたって追跡しています。売買の方針は、
  1. チョイ取りもするが、
  2. 5日間で5%くらいの利益も出したい。
です。「《アラーム》はおもしろそうだが、勤めがあるのでパソコンにへばりついてはいられない。」といったようなメールがありましたが、確かにその通りです。初めの1日は《アラーム》が分足で買いマークを出すまでは、パソコンを見ていなければなりません。 だがひとたび《アラーム》で買いマークが出て→買い指値をして→約定できた。そこからはパソコンを見る必要はない。毎日利食いの指値を出すだけでよい。ということを確かめようとしているのが、今やっている追跡調査です。
  1. 仕掛けた日に+1.0%の利益が出れば利食いする。
  2. もし利食いできなかったなら仕掛けて2日目は+2.0%の利益が出れば利食いする。
  3. 2日目に利食いできなかったなら仕掛けて3日目は+3.0%の利益が出れば利食いする。
  4. 3日目に利食いできなかったなら仕掛けて4日目は+4.0%の利益が出れば利食いする。
  5. 4日目に利食いできなかったなら仕掛けて5日目は+5.0%の利益が出れば利食いする。
  6. 5日目に利食いできなかったなら、翌日(6日目)の始値で決済する。
という方針を取るならば、チョイ取りをすることもできるし、2〜5%の利益を得ることもできます。


6月2日に条件表No.2で買いマークが出た銘柄を検索したところ13銘柄がありました。

図の青色●が6月2日です。翌日6月3日に5分足で「上昇を開始した」と思われる銘柄を検索したところ、右図と次図の7銘柄が検索されました。

分足で買いマークがでたときの株価で買い指値をしておくと、次の株価で買いが約定します。

@2791「大黒天」4720円
A4095「パーカライ」1309円
B4676「フジメディ」1663円
C8327「西日本銀」340円
D8616「東海東京」875円
E9409「テレ朝日」2128円
F9413「テレ東京」1990


それぞれの買値に1.01倍(利益率+1.0%)を上乗せして、決済のための売り指値をしておくと、

@2791「大黒天」4770円
D8616「東海東京」884円

の2銘柄が+1%の利食いとなりました。

次の日(6月4日)に買値の1.02倍(利益率+2.0%)を上乗せして、決済のための売り指値をしておくと、

C8327「西日本銀」347円
E9409「テレ朝日」2171円

の2銘柄が+2%の利食いとなりました。

今日6月5日は日経平均が下がったように全般の株価は思わしくなかったので、3日目で+3.0%の利益を出した銘柄は出ませんでした。今のところ仕掛けた7銘柄のうち4銘柄の利食いができています。


2015年6月2日の立会いが終わった後、条件表No.2「一般銘柄用(2013)」で東証1部銘柄について単独検索をしたところ、右の13銘柄がありました。

翌日3日に、5分足で条件表No.182とNo.183が同時に買いマークを出したものを買うとすると、7銘柄を仕掛けることができます。右図の赤色○をつけた銘柄です。

買ったならば、 @5日間は買い玉を持続する、とするのが基本ですが、A1日に1%の利益が出たら利食いするとしてみます。
  1. 仕掛けて1日目に+1%の利益がでたら利食いする(売り指値を出しておく)
  2. 1日目に利食いできなくても、2日目に+2%の利益が出たら利食いする。
  3. 2日目に利食いできなくても、3日目に+3%の利益が出たら利食いする・・・とします。
    1日経つごとに利食い%は1%ずつ上がるわけです。(利食い)

  4. そして5日目が過ぎたら6日目の始値で決済します。(時間切れ)

  5. 一方、6月2日(あるいはその前日)のザラバ安値を株価が下回るなら、6月2日が最安値ではなかったことが明らかになるので、6月2日の安値から2円安いところで損切りする。( 損切り)
6月3日に仕掛けた買いが、4日→5日→8日→9日と5日経過したとき、どのような成績になったのかを表にまとめました。あいにく日経平均は6月2日の終値は20543円でしたが、昨日6月9日の終値は20096円で、-450円の値下がりです。こういう悪い環境下での成績です。

code 銘柄 6/2終値

ボトム
6/3買値

時刻
6/3高値
終値
評価
6/4高値
終値
評価
6/5高値
終値
評価
6/8高値
終値
評価
6/9高値
終値
評価
6/10始値
評価
2791 大黒天 4700円

4650円
4720円

10:30
4795円
4745円
○4768円
+1.01%
4760円
4715円
--
(-0.10%)
4755円
4735円
--
(+0.31%)
4735円
4705円
--
(-0.31%)
4705円
4610円
--
(-2.33%)
--円
4600円
--
(-2.54%)
4095 パーカライジング 1317円

1292円
1309円

12:45
1321円
1309円
--
(+0.84%)
1311円
1299円
--
(-0.76%)
1321円
1312円
--
(+0.22%)
1318円
1316円
--
円(-2.33%)
1317円
1294円
●1290円
-1.45%
--円
1296円
--
(-0.99%)
4676 フジメディ 1677円

1655円
1663円

10:45
1675円
1665円
--
(+0.66%)
1678円
1669円
--
(+0.36%)
1667円
1643円
●1653円
-0.60%
1647円
1637円
--
(-1.56%)
1634円
1615円
--
(-2.88%)
--
1601円
--
(-3.72%)
8327 西日本銀 343円

336円
340円

12:45
344円
340円
--
(+0.88%)
348円
342円
○347円
+2.05%
344円
343円
--
(+0.88%)
354円
350円
--
(+2.94%)
349円
344円
--
(+1.17%)
--
347円
--
(+2.05%)
8616 東海東京 883円

870円
875円

10:45
886円
883円
○884円
+1.02%
907円
903円
--
(+3.20%)
917円
908円
--
(+3.77%)
923円
918円
--
(+4.91%)
909円
885円
--
(+1.14%)
--
885円
--
(+1.14%)
9409 テレ朝日 2107円

2087円
2128円

11:00
2134円
2126円
--
(+0.23%)
2197円
2179円
○2171円
+2.02%
2204円
2160円
--
(+1.50%)
2150円
2139円
--
(+0.51%)
2086円
2044円
--
(-3.94%)
--
2042円
--
(-4.04%)
9413 テレ東京 1997円

1959円
1990円

12:35
1998円
1998円
--
(+0.35%)
2003円
1995円
--円
(+0.25%)
2008円
2004円
--円
(+0.70%)
1999円
1973円
--円
(-0.85%)
1999円
1972円
--円
(-0.90%)
--
■1972円
--円
-0.90%

上表で、利食いができたものは○、損切りしたものは●、時間切れとなったものは■の印をつけています。利食いは4銘柄、損切りが2銘柄、時間切れが1銘柄あります。日足グラフを見ながら、仕掛けと決済のタイミングを見てみましょう。


2791「大黒天」は(a)の日に買いマークが出たので、(b)の3日に4720円で買う。このとき(a)の2日前のザラバ安値4650円が損切りの水準になります。

買って1日目なので利食い水準は4768円(=4720円×1.01)です。これは3日の高値が4795円であったので楽々と利食いできます。+1.01%の利益。

4095「パーカライジング」は(a)の日に買いマークが出たので、(b)の3日に1309円で買う。このとき(a)のザラバ安値1292円が損切りの水準になります。

買って1日目〜2日目まで利食いはできず。3日目の6月5日に損切り水準の1292円を割り込んだので、1円安い1290円で損切り。-1.45%の損失。

4676「フジメディ」は(a)の日に買いマークが出たので、(b)の3日に1663円で買う。このとき(a)のザラバ安値1655円が損切りの水準になります。

買って1日目〜4日目まで利食いはできず。5日目の6月9日に損切り水準の1655円を割り込んだので、1円安い1653円で損切り。-0.60%の損失。

4095と4676については買い仕掛けてよいのかを検討する必要があるます。というのは(a)の翌日は(a)の安値を早くも割り込んでいるからです。このときすでに(a)はボトムではないことがはっきりしています。もし4095と4676を仕掛けなければ、この2銘柄の損益は0%です。


8327「西日本銀」は(a)の日に買いマークが出たので、(b)の3日に340円で買う。このとき(a)のザラバ安値341円が損切りの水準になります。

買った2日目の6月4日に347円で利食い。利益は+2.05%。

(a)の翌日早くも(a)の安値を更新したことを重視すれば、8327の買い仕掛けはできません。その場合の利益は0%です。

8616「東海東京」は(a)の日に買いマークが出たので、(b)の3日に875円で買う。このとき(a)のザラバ安値880円が損切りの水準になります。

買った日に884円で利食い。利益は+1.02%。(a)の翌日早くも(a)の安値を更新したことを重視すれば、8327と同様に買い仕掛けはできません。その場合の利益は0%です。


9409「テレ朝日」は(a)の日に買いマークが出たので、(b)の3日に2128円で買う。このとき(a)のザラバ安値2087円が損切りの水準になります。

2日目の6月4日に2171円で利食い。利益は+2.02%。

9413「テレ東京」は(a)の日に買いマークが出たので、(b)の3日に1990円で買う。このとき(a)のザラバ安値1959円が損切りの水準になります。

5日目まで利食いも損切りもできず。6日目の始値1972円で手仕舞い。-0.90%の損失。

(a)の翌日、分足で買いが出るまでに(a)の安値を更新していたら仕掛けないとするならば、仕掛けた銘柄の成績は、@2791「大黒天」+1.01%、A9409「テレ朝日」+2.02%、B9413「テレ東京」-0.90%です。通算すると、2勝1敗で、+2.13%(平均+0.71%)。

(a)の翌日に(a)の安値を更新した場合は、その更新した安値を損切り水準として仕掛けると、通算して4勝3敗で、+3.15%(平均+0.45%)です。

どちらがよいのか、また同じ日に1銘柄しか仕掛けないとするならば、どういうキマリで仕掛ける銘柄を決めるのか?などまだ検討すべきことがあります。



(6)《カナル24》の逆張り、《アラーム24》の順張り (当日の利食い@)



昨日(6月10日)まで日経平均は下落していたため、逆張りの条件表No.2「一般銘柄用(2013)」は多くの銘柄に買いマークを出しました。 昨日の段階で、@東証1部(ETF・REITは除く)について、A条件表No.2を使って「単独検索」をすると、次図のような銘柄が検索されましたが、なんと121銘柄もあります。

《アラーム》を持たない人は、この121銘柄から1〜2銘柄に絞って、勤めがある人は寄り付きで買います。ザラバを見ることが出来る人はネット証券のリアルタイムのチャートや値板を見て、 買いのタイミングを判断します。だから判断するための自分なりの基準を持っていなければなりません。

《アラーム》を持っている人は、この121銘柄のリアルタイムのデータを受信し、立ち合い時間中は、ずっと「5分足」の検索ををして、買いマークが出た銘柄を買えばよいでしょう。買いのタイミングが簡単にわかります。


《アラーム》を上手に使うには、以下のことをある程度解決しておかねばなりません。
  1. 「5分足」で株価が上昇し始めたと判断する条件表は、どういうものを使えばよいのか?

    この講座では、条件表No.182「9本高安値突破」とNo.183「4平均線突破買い」が同じ時刻に買いマークを出したときが買いのタイミングである。としました。

  2. 複数の銘柄が出る可能性があるが、一番先(2銘柄まで買うなら2番目まで)に「5分足」で買いと検索された銘柄を買えばよいのか?

    今日は買いマークが出た順に買うとどうなったかを調べました。

  3. 「5分足」が買いマークを出したものでも、利食いができたり出来なかったりするものがあります。このダマシを少なくするにはどういう点に注意すればよいのか?

    これはまだまだ検討しなければなりません。グラフの現象だけを見て、ダマシから逃れことは完全にはできませんが、7〜8割まではダマシに合わないような防御はできると思っています。
今日6月11日に、上記の121銘柄のうち、「5分足」が買いマークを出した時刻の早いものから順にグラフを掲げます。利食いは、今日だけのことなので+1%で利食いとします。


@10:00に6640「第一精工」が5分足で買いになりました。

10:00とは9:55分00秒〜9:59分59秒までのデータですが、10:00に5分足が完成するので、その終値2155円で買います。2155円の買い指値をしておけば10:20に2154円がついているので約定できます。

2155円の1.01倍の2177円の売り注文をだしておくと、(b)で約定します。+1.02%の利益です。

A10:40に4091「太陽日酸」が5分足で買いになりました。終値は1449円。

1449円の買い指値をしておくと次の5分足の安値は1446円なので(b)で約定できます。

1449円の1.01倍の1464円の売り注文をだしておくと、(b)で約定します。+1.03%の利益です。


B10:50に7732「トプコン」が5分足で買いになりました。終値は2704円。

2704円の買い指値をしておくと、次の5分足で買えるか買えないかは微妙ですが、11:15には約定できます。

2704円の1.01倍の2732円の売り注文をだしていたが、この日の高値は2721円だったので利食いはできません。この日の終値2716円で決済するならば+0.44%の利益です。

C同じく10:50に6332「月島機」が5分足で買いになりました。終値は1318円。

1318円の買い指値は11:10に1317円の値がついているので約定します。

1318円の1.01倍の1332円の売り注文をだしておくと、(b)で約定します。+1.06%の利益です。


D10:50に3649「ピーエスシー」が5分足で買いになりました。終値は1561円。

1561円の買い指値は次の分足で約定できます。

1561円の1.01倍の1577円の売り注文をだしていると、(b)で約定できます。利益は+1.02%。

E同じく10:50に8729「ソニーF」が5分足で買いになりました。終値は2090円。

2090円の買い指値はすぐには約定できませんでしたが12:35に約定します。

2090円の1.01倍の2112円の売り注文をだしておきますが、この水準まで株価は上昇せず。この日の終値は2071円でした。評価損は-0.91%です。


F10:55に2432「DNA」が5分足で買いになりました。終値は2409円。

2409円の買い指値は次の分足で約定できます。

2409円の1.01倍の2434円の売り注文をだしておきますが、この水準まで株価は上昇せず。この日の終値は2392円でした。評価損は-0.71%です。

G10:55に3003「昭栄」が5分足で買いになりました。終値は1206円。

1206円の買い指値は次の分足で約定できます。

1206円の1.01倍の1219円の売り注文をだしておきますが、この後株価は下落し、日足の前日の安値1197円を割り込んだので1195円で損切りします。-0.91%の損失です。

今日は日経平均が大幅上昇した日なので、いつもそうなるのかは割り引いて考えねばなりませんが、今日の傾向は次のことが挙げられます。
  1. 5分足で早く買いを出した銘柄の勝率はよい。(10:50までの買い仕掛けでは、@ACDは利食い、Bはプラス評価、Eはマイナス評価。勝率は83.3%)

  2. マイナス評価になったEFGは、9:00の始値から大きく下げている。したがって買いマークが出たときの株価水準は9;00との始値よりかなり安いところででている。(@ABCDは の買いマークが出たときは、9:00の始値よりも高い位置ででている。)これらはほぼ利食いができていない。
といったことが目につきました。はたしてこれが 今日以外にも通用するのかはまだ断定できません。今後の検討が必要です。



(7)《カナル24》の逆張り、《アラーム24》の順張り (当日の利食いA)




6月11日は日経平均が+336円の大幅反発になりましたが、今日(6月12日)は日経平均はほとんど動かず。そういう状況で、《アラーム》を使うとどうなったのか?

昨日(6月11日)が終った時点で、@逆張りの条件表No.2「一般銘柄用(2013)」を使ってA東証1部(ETF・REITは除く)について《カナル24》で「単独検索」をすると、右図の68銘柄が検索されました。

今日はこの68銘柄について《アラーム》で買いのタイミングを計りました。その手順は、
  1. 68銘柄の結果ファイルを保存する。
  2. 《アラーム》の「エクセルシートの作成」で68銘柄を受信するためのエクセルシートを作る。
  3. 今日の9:00の少し前から「受信開始 」をする。
  4. 「5分足」ベースで、条件表No182「9本高安値突破」の検索をさせると、5分足で買いになった銘柄が表示される。
  5. No.182で検索された銘柄が、条件表No183「4平均線突破買い」と同じ時刻に買いマークを出しているかを確認する。
  6. 11:00までに、>同じ時刻にNo.182とNo. 183が同時に買いマークが出していれば、(一応は)買いのタイミングである。買いマークが出た分足の終値で買い指値の注文を出す。

  7. 買い注文が約定したら、当日は1%の利益の水準で売り指値をする。(2日目は2%の利益、3日目は3%の利益・・・で売り指値をする)

  8. ただし日足ベースで条件表No.2「一般銘柄用(2013)」が買いマークを出した日を含めて2〜3日前のザラバ安値をした回ったとききは損切りする。 これで11:00までにその日に仕掛ける銘柄が決まり、買い約定したあとの決済は指値を出しておけば15:00まではモニターにへばりついて いくことは不要です。

  9. しかし、それだけではダマシがかなり出てきます。 「ダマシ」を最小限に抑えて、勝率を高め、利益率を高めるにはどうすればよいのか? が今日のテーマです。
昨日の講座では以下のことに目をつけました。
  1. 5分足で早く買いを出した銘柄の勝率はよいようだ。
  2. 9:00の始値から大きく下げている銘柄はほぼ利食いができていない。
今日は、「5分足」で買いマークが出たときの4線の位置関係について調べます。買いマークがでたとき、条件表No.183「4平均線突破買い」の最も長期の20本平均線が、他の3線よりも高い位置にあったのか、そうでなかったのかに注目します。

@9:05に8022「美津濃」が、5分足で買いになりました。このとき最も長期の20本線は一番上の位置にあります。日足でいえば戻りの抵抗線です。

625円買いが約定します。その後、利食いや損切りの株価水準には達せず、625円で終わりました。0.00%の損失です。

A同じ9:05に7202「いすゞ」が、5分足で買いになりました。このとき20本線は他の3線(5・10・15本線)の最上位の位置にあります。日足では戻り売りです。

1560円で買いが約定しますが、その後、利食いや損切りの株価水準には達せず、終値は1553円でした。-0.44%の損失です。


B9:05に6963「ローム」が、5分足で買いになりました。このとき長期の20本線は最も低い位置にあります。日足でいえば株価は快調に上昇中です。

8260円で買いが約定します。1日目であるので8260円の1.01倍の8350円の売り指値をしておくと、(b)で利食い売りができます。+1.08%の利益です。

C同じ9:05に9843「ニトリ」が5分足で買いになりました。このとき20本線は他の3線(15・10・15本線)よりも低い位置にあります。

9060円で買いが約定します。9060円の1.01倍の9060円の売り指値をしておくと、(b)で利食い売りができます。+1.10%の利益です。


D同じ9:05に6677「OBARA」が5分足で買いになりました。このとき最も長期の20本線は他の3線よりも高い位置にありました。しかも20本線は下降中です。

7380円で買いが約定します。しかしこの後株価は下げ続け、今日の終値7210円まで下落しました。-2.30%の損失です。

E10:00に6651「日東工」がが5分足で買いになりました。このとき最も長期の20本線は他の3線よりも高い位置にありました。20本線は下降中であるので、日足ならば戻り売りです。

2666円で買いが約定します。(b)で+1.01倍の2693円で利食い売りし、+1.01%の利益です。


F10:40に6902「デンソー」が5分足で買いになりました。このとき最も長期の20本線は他の3線よりも高い位置にあり、下降中でした。

6186円で買いが約定します。しかしこの後株利食いも損切りもです、終値は6205円でした。+0.30%の利益です。

G10:40に6996「ニチコン」が5分足で買いになりました。このとき最も長期の20本線は他の3線よりも低い位置にありました。日足でいえば株価上昇中。

983円で買いが約定します+1.01倍の993円(b)で利食い売りし、1.01%の利益です。


H10:40に7974「任天堂」が5分足で買いになりました。このとき20本線は他の3線(15・10・15本線)よりも低い位置にあり、上昇中でした。

20240円で買いが約定します。20240円の1.01倍の20445円の売り指値をしておくと、(b)で約定できます。+1.01%の利益です。

I10:45に7251「ケーヒン」が5分足で買いになりました。このとき最も長期の20本線は他の3線よりも高い位置にあり、下降中でした。日足でいえば株価戻り売りです。

1920円で買いが約定します。しかしこの後株価は下げ、今日の終値は1889円でした。-1.61%の損失です。


J10:55に6756「日立国際」が5分足で買いになりました。このとき最も長期の20本線は他の3線よりも高い位置にあり、ゆるやかな下降中でした。

1764円で買いが約定します。しかしこの後株価はさほど上昇せず、今日の終値は1777円でした。+0.73%の評価益です。

右側の2432「DNA」のグラフは関係ありません。DNAは6月11日には2409円で買って、その日の終値は2392円でした。少し損失になっていましたが、今日は高値2455円、終値2444円まで上昇しています。買値から+1.45%の上昇です。当日に1%の利食いができなくても翌日騰がることがあるという例です。

さて今日仕掛けることができたのは11銘柄ですが、その結果の内訳は、@利食い5銘柄、Aプラス評価が2銘柄、Bマイナス評価が4銘柄です。7勝4敗。勝率は63.6%です。

だが5分足で買いマークが出たときに、20本平均線が最も上位にある(戻り売り)ものを除くと、@利食い4銘柄、だけが残ります。つまり100%利食いができたことになります。しだいに仕掛けるときの条件がわかってきました。今のところは
  1. 条件表No.182とNo.183が同時に買いマークを出したときに仕掛ける
  2. 9:00〜11:00までの買いが出たときに仕掛ける
  3. 買いマークが出たとき、最も長期の平均線(ここでは20本)が最上位にあるときは仕掛けない
と推定しています。ただし、この推定は昨日の8銘柄と今日の11銘柄を合わせて19銘柄について検討した結論に過ぎません。今のところ、上記の3つの条件は「仮説」です。仮説は検証を重ねることによって、矛盾がないか、間違いはないか、が正されて実用化されます。まだ検証を重ねなければなりませんが、 19銘柄の成績をまとめると、次表のようになります。

No. code 銘柄 前日終値 日付 時刻 ボトム 4線位置 始値 買値 決済 決済区分 損益%
1 6640 第一精工 2097円 15/06/11 10:00 A 2106円 2155円 2177円 ◎利食い +1.02%
2 4091 太陽日酸 1430円 15/06/11 10:40 1441円 1449円 1464円 ◎利食い +1.03%
3 7732 トプコン 2612円 15/06/11 10:50 2680円 2704円 2716円 □時間切 +0.43%
4 6332 月島機 1305円 15/06/11 10:50 1305円 1318円 1332円 ◎利食い +1.06%
5 3649 PSC 1546円 15/06/11 10:50 1550円 1561円 1577円 ◎利食い +1.02%
6 8729 ソニーF 2088円 15/06/11 10:50 A 2106円 2090円 2086円 ■時間切 -0.19%
7 2432 DNA 2427円 15/06/11 10:55 V A 2428円 2409円 2392円 ■時間切 -0.70%
8 3003 昭栄 1198円 15/06/11 10:55 1208円 1206円 1195円 ●損切り -0.91%
9 8022 美津濃 616円 15/06/12 9:05 A 621円 625円 625円 ■時間切 0.00%
10 7202 いすゞ 1543円 15/06/12 9:05 A 1556円 1560円 1553円 ■時間切 -0.44%
11 6963 ローム 8210円 15/06/12 9:05 8190円 8260円 8350円 ◎利食い +1.08%
12 9843 ニトリ 8910円 15/06/12 9:05 9100円 9060円 9160円 ◎利食い +1.10%
13 6877 OBARA 7340円 15/06/12 9:05 A 7360円 7380円 7210円 ■時間切 -2.30%
14 6651 日東工 2692円 15/06/12 10:00 V A 2649円 2666円 2693円 ◎利食い +1.01%
15 6902 デンソー 6218円 15/06/12 10:40 A 6217円 6186円 6205円 □時間切 +0.30%
16 6996 ニチコン 988円 15/06/12 10:40 V 988円 983円 993円 ◎利食い +1.01%
17 7974 任天堂 20000円 15/06/12 10:40 V 19905円 20240円 20445円 ◎利食い +1.01%
18 7251 ケーヒン 1900円 15/06/12 10:45 A 1974円 1920円 1889円 ■時間切 -1.61%
19 6756 日立国際 1756円 15/06/12 10:55 A 1766円 1764円 1777円 □時間切 +0.73%



(8)《カナル24》の逆張り、《アラーム24》の順張り (仕掛ける局面)




当日、直近のボトム(日足の(a)を含めて2〜3日の間の安値)を株価が割り込んだときの扱いは2通りが考えられます。7974「任天堂」は(a)の日に条件表No.2が日足ベースで買いマークを出しています。

このときのボトムは(a)の日の安値19990円です。翌日(当日)は19005円で寄り付き、安値19835円まで下げましたが、その後、5分足を見るように株価は上昇し、高値20625円をつけています。
  1. 直近のボトムを割り込んだものは、5分足で買いになっても買い仕掛けをしない。という方針と、

  2. 5分足が買いマークを出したときまでの安値を新たなボトムとする。この後、新たなボトムを割り込めば損切りする。という2つの方針が採れます。
上表の「ボトム」欄に「V」字がついているものが、2)に該当します。「V」字がついているのは4件あって、その内訳は@利食いが3件、A時間切れ(マイナス)が1件、勝率75.0%です。「V」字がついていない15銘柄をみると、@利食いが6件、A時間切れ(プラス)が3件、B時間切れ(マイナス)が5件、C損切りが1件です。9勝6敗、勝率は60.0%です。


  1. 買い仕掛けた後にボトムを下回ったら損切りする。
3003「昭栄」は、日足で(a)で買いになっています。このときのボトムは(x)の1197円です。

翌日5分足の(b)で買いマークがでましたが、ここまでの安値は1198円なので、ボトム1197円を割り込んではいません。

したがって買い仕掛けをしますが、(c)で1196円をつけてボトムを下回ったので、1195円で損切りになります。

買値は1206円であったので、-0.91%の損失になります。


「V」字がついているほうが成績がよいように見れますが、統計的に確かめるために 「2X2分割表」にまとめると、右図のようになります。

当日前日までのボトムを割り込んでいないものの成績は、9勝6敗。当日は買いマークがでるまでに前日までのボトムを割り込んだものの成績は3勝1敗。

利益を出した12銘柄の内訳は、ボトムを割り込んでいないものが9件(75.0%)、割り込んだものが3件(25.0%)。

損失を出した7銘柄の内訳は、ボトムを割り込んでいないものが6件(85.7%)、割り込んだものが1件(14.2%)。

この分割表のχ2値は0.305と小さく、95%の確率で有意ではないといえます。「買いマークが出たとき、ボトムを割り込んでいようと、割り込んでいまいと、その成績には差がありません」。ボトムを割り込んだかどうかは、損切りのときに注意しなければならないだけで、仕掛けのときは気にする必要はありません。


上表の「4線位置」欄に「A」字がついているのは、条件表No.183で買いマークがでたときに、最も長期の20本線が他の3線よりも上位にあったものです。だいたいが20本線が下降中のものです。

「A」字がついているものの成績の内訳は、@利食いが2件、A時間切れ(プラス)が2件、B時間切れ(マイナス)が6件。4勝6敗、勝率は40.0%です。

逆に「A」がついていないもの(20本線が最上位ではない)の成績の内訳は、@利食いが7件、A時間切れ(プラス)が1件、B損切りが1件。8勝1敗、勝率は88.8%です。


これを「2X2分割表」にまとめると、右図のようになります。

20本平均線が最上位にないものの成績は、8勝1敗。最上位にあるものは4勝6敗。

利益を出した12銘柄の内訳は、最上位でないものが8件(66.6%)、最上位にあるものが4件(33.3%)。

損失を出した7銘柄の内訳は、最上位でないものが1件(14.2%)、最上位にあるものが6件(85.7%)。

この分割表のχ2値は4.866なので、95%の確率で有意であるといえます。19銘柄と例数は少ないが、「20本平均線が最上位にない銘柄を仕掛けるのがよい」といえます。



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株式会社 東研ソフト

執筆:坂本 正治