日経平均をどう見たか・判断したか (2020年 2月)

 日経平均をどう見たか・判断したか (2020年 2月)


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(2020. 2. 3) TOPIX 1672(-11) -0.70% 日経平均 22971円 (-233) -1.01%
        13.5億株 (2兆5654億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 -休場
今日(2/3)は-7.72%
2)英FT100 -1.30%
3)独DAX -1.33%
4)NYダウ -2.09%
5)ナスダック  -1.59%

米国は大幅安になったけれど、ナスダック指数は75日線を割り込むこともなく、先の小波動のボトム8435Pを下回るにはかなりの余裕があります。米国にとっては新型コロナウィルスによる株価暴落の気配はありません。

中国は延長された春節が終わり株式市場が再開されました。私はまず-10%くらいの下落は当然という見方でしたが、-7.72%の下落で終わりました。これは人民銀行が18.7兆円のマネーを供給したことや株式市場の信用取引を規制したためです。

このウィルス感染が中国経済に大きなダメージがないはずはなく、とりあえず株価の暴落は食い止めましたが、感染の拡大状況によっては今後1〜2年の中国経済は大きな傷を負います。その影響は当然に世界、特に日本にとって大きなマイナス材料になります。

日経平均は先週末の米国株や今日の中国株の下落を先取りしていたため大きくは下げなかった。

NYダウが-2.09 %、今日の上海総合が-7.7%の下げに対して下落は軽かった。

下げ幅は小さかったが先の小波動のボトム22971円を下回り 、11〜12月の高値保合い圏の安値22726円近くまで下落しているので、中勢波動(2〜9か月)は下降波動になったと思います。中期的に株を買う場面ではありません。


(2020. 2. 4) TOPIX 1684(+11) +0.61% 日経平均 23084円 (+112) +0.49%
        12.7億株 (2兆3504億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +1.34
2)英FT100 +0.55%
3)独DAX +0.96%
4)NYダウ +0.51%
5)ナスダック  +1.34%

中国発の新型コロナウィルスの感染拡大は海外では止まったとして、株価は上昇する。

ウィルス感染は中国経済に大きなダメージを与えることでしょうが、中国抜きでも世界の生産はなんとかなるだろうということでしょう。

世界のGDPの20%を占める中国経済が低下するならば大きな影響がありますが、とりあえずはコロナウィルスの感染は中国に封じ込められました。

2月3日は節分。孫のエミちゃんと豆まきをした。むろん鬼役は私です。

「鬼は外、福はうち」というんやで、とは言ってみたけれど「オニ、そと」を連呼して大豆をぶつけられただけでした。「福はうち」の掛け声はなかった。

豆まきセットには鬼のお面はついていたが、福のおかめはなかったからです。本来は「福はうち」がメインなのだが、子供は鬼のほうを面白がる。ウーム幼児を見ているといろんなことに思いが展開していくな。なぜ鬼が嫌われたのか? 鬼とはなんだったのか? 調べると面白そうだ。


(2020. 2. 5) TOPIX 1701(+17) +1.04% 日経平均 23319円 (+234) +1.02%
        13.2億株 (2兆4412億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +1.34
2)英FT100 +1.55%
3)独DAX +1.81%
4)NYダウ +1.44%
5)ナスダック  +2.10%

海外は大反発。新型コロナウィルスの感染拡大懸念はおわったようです。

となるといつ中国が通常の経済体制にもどることができるのか。感染者は中国で25000人近くになっていることを思えば、簡単に旧にもどることはない。

世界の経済にマイナスな要因であることは間違いありません。 株価上昇はショートカバーによるものと思われます。到底今後の経済がよくなるとしての反発ではありません。


(2020. 2. 6) TOPIX 1736(+35) +2.07% 日経平均 23873円 (+554) +2.38%
        16.5億株 (3兆0510億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +1.25%
2)英FT100 +0.57%
3)独DAX +1.48%
4)NYダウ +1.68%
5)ナスダック  +0.43%

海外は続伸する。中国は新型肺炎に有効な治療薬を発見したとしてNYダウは+1.68%上昇。しかしナスダックは+0.43%と伸びなかった。

タカラバイオは新型肺炎の検査試薬を25万検体分(従来の50倍)を増産すると報道されているので、コロナウィルスはしだいに収束しするのでしょう。 ただ中国経済に対するマイナス影響はまだ好転していないので、日本も直ちに経済が好転するとはいえません。株価が先取りして上昇しただけです。

上海総合の今日までのグラフは右図。春節休暇の前日( 1月23日)の終値は2976Pでしたが、春節が明けた2月3日の終値は2746Pで、約8%の下落となりました。これは予想外に軽い下げ幅でした。

としてもこれほど大窓を空けて下落したので、窓埋めすることはナカナカ難しい。ましてや1月高値の3127Pまで戻ることは非常に困難なことですが、窓埋めの可能性はでてきました。

日経平均も1月24日から1月27日にかけて-438円安をして、陰線の大窓を空けたので、1月の高値24115円を回復することは、まず1か月は無理であろうと思っていましたが、今日は陰線の大窓を埋めました。 まあ今日の足は上ヒゲが長いので、米国のように上昇トレンドが復活したとはいえませんが、株価は25日線を上回り4平均線を完全に上回ってきたので、なお幾分かの上昇余力はある感じです。


(2020. 2. 7) TOPIX 1732(-4) -0.28% 日経平均 23827円 (-45) -0.19%
        12.6億株 (2兆3996億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +1.72%
2)英FT100 +0.30%
3)独DAX +0.72%
4)NYダウ +0.30%
5)ナスダック  +0.67%

中国を除いては海外の株価の伸びは鈍る。NYダウは新高値を更新しているとはいうものの昨日は十字線であり上昇力はいったんは萎えた。S&Pも同じ。

ナスダックは新高値の陰線の翌日がどうなるのかが注目でしたが、昨日は陰線に陽線が孕まれました。なお上昇力は残っているようです。

日経平均は昨日の+554円高の大幅陽線は、ショートカバーによるものであろうと思っています。ショートカバーによる買い物は一気に執行されるので株価の上昇は急激 なものになります。

まあ今日は陰線が孕み、ちょっと反省した感じです。2月3日のザラバ安値22775円から2つの窓(しかも窓は大きい)を空けての上昇をしているので、たちまち失速するとは思えませんが、まだ12月〜1月の高値24000円を上抜くことができていません。

米中貿易戦争は当面落ち着いたし、イランは誤爆で民間機を打ち落としてしまいシュンとしているので、あとは中国の新型肺炎の患者数や死亡者数がどれほど伸びるのかが焦点になります。今朝の読売新聞によると、中国の感染者数は2万8000人、死亡者は563人とか。日本でも横浜に帰港したクルーズ船から新たに10人の感染者でが出て、合計45人の感染者となりました。中国を除く感染者数は、1)日本45人、2)シンガポール28人、3)タイ25人、4)韓国23人、5)香港22人。 いかに日本と中国と人の行き来があるのかがわかります。遣隋使・遣唐使以来の国交だからノウ。


(2020. 2.10) TOPIX 1719(-12) -0.72% 日経平均 23685円 (-142) -0.60%
        11.6億株 (2兆0685億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +0.33%
2)英FT100 -0.51%
3)独DAX -0.45%
4)NYダウ -0.94%
5)ナスダック  -0.54%

中国を除いて海外の株価の株価は下げる。世界の株式市場は上昇力を失い失速するのでしょう。

FRBはリーマンショック以来の巨額の資産買い入れをし、マネーの供給をしたが、市場はこれに反応しなかった。

日本はマイナス金利という異例な金利水準にし、膨大な資産(国債)の買い入れをしてきたが、マネーの供給によって最も影響を受けるはずの株価はたいして上昇しなかった。 株価上昇・不動産上昇による資産インフレによって実体経済の立て直しを狙ったが、経済はよくならなかった。逆にジャブジャブ振りまいた過剰なマネーの処置に困っている。日銀の資産買い入れ額は日ごと減少しているし、株価を上げるためのETF買いも消極的になってきている。

景気をよくするために、大金融緩和を2013 年から開始しましたが、すでに7年も経過しました。日銀の金融政策は役に立たなかったと判断してもよいでしょう。金融政策の変更が有効なのは1〜2年間です。この間にカンフル剤を投入された企業が元気を取り戻せなくてはもうアウトです。経済失速の原因は、目先の低金利やマネーの供給で解決できるものではない。もっと大きな原因があると考えねばなりません。金融政策に代わる経済再生の方策はもはや国の10兆円20兆円規模の財政出動しかありませんが、その金はない。

日本はこと経済経済に関しては世界のトップランナーです。1)バブル崩壊、2)高齢化社会、3)財政赤字の慢性化、4)賃金の停滞。このあとを追っていくのは、1)英国、2)EU、3)中国。4)最後は米国です。日本はトップランナーとして経済再生の手本を世界に見せなければならないが、知恵はない。国民は再生するために耐えなければならぬ覚悟がない。株式が上昇することは難しいノウ。


(2020. 2.12) TOPIX 1718(-0) -0.04% 日経平均 23861円 (+175) +0.74%
        13.9億株 (2兆6061億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +0.39%
2)英FT100 +0.71%
3)独DAX +0.91%
4)NYダウ -0.00%
5)ナスダック  +0.11%

海外は概ね高かった。日本はTOPIXは小安く、日経平均は意外にも大きな上昇をした。

TOPIXに連動するETFを購入するのは長期投資を目的にする実需筋、日経平均は日経先物を売買する短期の市場であると割り切れば、今日の日経平均の上昇を見て今後の株価が強いだろうとは思えない。


(2020. 2.13) TOPIX 1713(-5) -0.34% 日経平均 23827円 (-33) -0.14%
        12.3億株 (2兆3771億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +0.87%
2)英FT100 +0.47%
3)独DAX +0.89%
4)NYダウ +0.94%
5)ナスダック  +0.90%

海外は概ね高かった。日本はTOPIX・日経平均ともに小安い。

今年3回目の風邪をひいて絶不調です。


(2020. 2.14) TOPIX 1702(-10) -0.60% 日経平均 23687円 (-140) -0.59%
        13.5億株 (2兆0690億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 -0.71%
2)英FT100 -1.09%
3)独DAX -0.03%
4)NYダウ -0.43%
5)ナスダック  -0.14%

海外は安い。中国の新型コロナウィルスの感染者は6.4万人を超え、死者は1300人を超える。中国のサプライチェーンに依存する世界のハイテク産業は最大級の打撃を受けているらしい。

あまり報道されないが、米国のインフルエンザ感染者は6万にを超え、1万人以上の死者がでているという。米中ともに大変だ。

13日の読売新聞によると、中国以外の感染者は1)香港50人、1)シンガポール50人、3)タイ33人、4)日本29人であるらしい。ところが横浜港に寄港したクルーズ船には174人の感染者がいることが判明。合計すると日本は中国についいで感染者の数は第2 位となる。

新型肺炎の流行によって、1)中国からの部品は入手できなくなるは、2)中国人観光客のインバウンドは大きく減少するは、3)中国への輸出は減るは、で日本経済にとってよいことはなにもありません。

結果、今年1月17日につけた最近の高値(ザラバ24115円)を1か月も更新できないというのはその懸念が払拭できないからでしょう。


(2020. 2.17) TOPIX 1687(-15) -0.89% 日経平均 23523円 (-164) -0.69%
        11.6億株 (2兆0165億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +0.38%
2)英FT100 -1.58%
3)独DAX -0.01%
4)NYダウ -0.09%
5)ナスダック  +0.20%

海外はまちまち。新型コロナウィルスの発生源である中国株は、春節明けの2月3日に-7.7%と暴落しましたが、感染者がどんどん拡大しているのにもかかわらず、それ以降は反発しています。

まあ75日線・200日線近くまで戻ると、再び下落すると思いますが、中国人民銀行は資金の大量供給し、政府は株式市場の規制をしているためです。到底この反発が続くとは思われません。目先の戻りで終わるのではないか。

日本の10〜12月GDPは年率-6.3%のマイナス(速報)。5四半期ぶりのマイナス成長であるとか。

天皇誕生日の一般参賀は中止になるようです。コロナウィルス感染を拡大させないためであるとか。令和天皇即位後初の誕生日であるのに参賀できないとは、なんとも中国は迷惑な国です。


(2020. 2.18) TOPIX 1665(-22) -1.31% 日経平均 23193円 (-329) -1.40%
        11.5億株 (2兆1244億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +2.28%
2)英FT100 +0.33%
3)独DAX +0.29%
4)NYダウ 休場
5)ナスダック  休場

米国市場は休場。上海総合は中銀の金利引き下げを囃して、大きく上昇する。

コロナウィルスで、アップルの1〜3月期の売り上げは予想に届かないという発表があったため、アップル関連の東エレクや村田製作が下げる。中国における電子部品企業や組み立て企業は相当追い込まれているらしい。

図の(a)水準は、最後の上昇波動のスタート点の22951円。これを下回れば中勢波動は下方転換すると判断できます。実際に(b)の安値は22892円でこれを下回りましたが、(a)を僅か60円ほど下回っただけでした。また(c)の安値は22755円であり(a)の22951円から約200円ほど下回りましたが、このときは3連続陽線となって、下方転換したとは明瞭に判断できなかった。今後、(a)水準を下回り、陰線が連続するか、(c)水準をを下回るなら下方転換したとしてよいでしょう。


(2020. 2.19) TOPIX 1665(-22) -1.31% 日経平均 23193円 (-329) -1.40%
        11.5億株 (2兆1244億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +0.05%
2)英FT100 -0.69%
3)独DAX -0.75%
4)NYダウ -0.56%
5)ナスダック  +0.02%

アップルの1-3月の売り上げは未達の見込みだと報道されたので、すわ日本の半導体・ハイテク産業は悪影響を受けるだろうとして、昨日の日経平均は-329円安の23193円へ下落していました。

米国市場では、アップルこそは-1.83%安となったが、マイクロソフトは+1.01%高で、マイナスの広がりはなかった。マイナス材料にはならず。 だがこれも 1)新型肺炎の拡大が止まることと、2)中国経済の後退が止まらぬ限り、アップルも安泰とはならない。

《デンドラ》の下値メドは、上から順に
  1. 22638円
  2. 22156円
  3. 21916円
  4. 21193円
昨日のザラバ安値は21333円であったので、あと1チャンスか2チャンスで22638円まで下げれば、一番高いメドで止まるのだが、と思っていましたがそうはならず。昨年10月から3か月間はメリハリがない相場です。


(2020. 2.20) TOPIX 1674(+2) +0.16% 日経平均 23479円 (+78) +0.34%
        11.7億株 (2兆1810億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 -0.32%
2)英FT100 +1.02%
3)独DAX +0.79%
4)NYダウ +0.40%
5)ナスダック  +0.87%

米国は住宅着工許可数などよい統計数字が出たので上昇する。S&Pとナスダックは新高値。アップルは+1.45%上昇し、1-3月の売り上げ未達のマイナスは織り込まれてしまったようです。

ロンドンFT100は景気循環を表現する200日線近辺にありますが、これを大きく割り込むことはない。市場はEUを含めて景気が後退するとは思ってはいません。ナスダックは200日線よりはるかに上位にあり(カイリ率は+17.5%)、しかも株価は4平均線の最上位にあるので、快調に上昇をしています。これはうらやましい。

株価と200日線のカイリ率でいうと、日経平均は+5.8%でナスダックとは比較にならないが、FTの(+1.2%)、上海総合の(+1.0%)に比べるとかなりよい。

今日の大陰線は、昨日のショートカバーが終ったが、新規の買いは入らなかったことを表しています。昨日の売買代金2.11兆円からいかほども増えていない。TOPIXは株価が伸びない(+0.16%)というのでは、誰も日本経済の将来に期待して株価を買おうという人間がいないことが明らかです。

米国景気が持続していることがわかったので、世界はドル買いに動き、その結果円は大幅安(111.10円)となりました。ここ2年間の円安の限界は2019年4月の112.29円ですが、円安は製造業にとってプラスです。したがって日経平均が大きく下げたとしても200日線を下回ることはないのではなかろうか。


(2020. 2.21) TOPIX 1674(-0) -0.03% 日経平均 23386円 (-92) -0.39%
        11.5億株 (2兆0968億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +1.84%
2)英FT100 -0.27%
3)独DAX -0.91%
4)NYダウ -0.44%
5)ナスダック  -0.38%

海外は安い。中国は最優遇貸出金利(日本だとプライムレート)を0.1%引き下げて4.05 %とした。これは新型コロナウィルスによる倒産を防ぐためのものであって、金利を下げたからといって中国経済の収縮が止まるものではありません。

今日の報道では中国のHNAグループ(海航集団)が破綻して政府の管理下に入ったとか。政府介入としては過去最大規模であるそうだ。HNAは買収を繰り返したため約9.5兆円の負債を抱えており、コロナウィルスによってとどめを刺されたようである。

これはHNAだけに限らず他にも多くありそうだ。だから上海総合が主要な政策金利がわずかに0.1%引き下げられたといって+1.84%も上昇するのは不思議でしかたがない。まともに考えれば、それほど中国経済は追い詰められているのかを思い、0.1%くらいの引き下げでは不満であるとして中国株は下がるべきであった。中国とトランプはどうにも理解できない。この米中が世界の1位2位の経済大国なのだから、世界の株価が上がるはずはない。

目についたチャート(足型)について書いておくと、ナスダックは新高値陽線に続いて昨日は下ヒゲの長い陰線のタクリ足を出しています。小波動の安値圏(例えば9日順位相関が-80近く)でタクリ足が出れば、反発が期待できますが、ナスダックのタクリ足は9日順位相関が95以上の高値圏で出ています。これは反発を暗示しているとはいえません。

むしろ、この高値圏でなぜタクリ足が出たのかを考える必要があります。相場つきが強気であれば、株価が下げればすかさず買いが入るのでタクリ足にはなりません。タクリ足になったのは買い手が手控えたからです。なぜ買い控えたのかといえば、1) これ以上の株式を保有したくなかった、2)米国株はPERが18倍以上になって割高感があった、3)ウィルスによる中国経済の回復はないと思っていた、などなどがあげられますが、ともかく積極的に米国株は買われなかった。

日経平均は9日順位相関が-78.3と底値圏に来ていますが、タクリ足は出ていません。もっとも特徴的なタクリ足は1月8日にでています。このときの9日順位相関は-69.6(25日順位相関は+30.5)でした。その6日後に1000円ほどの反発をしましたが、十分な安値圏で出たタクリ足ではなかったので短期・小幅な反発で終わりました。

さて今日の9日順位相関は-78.3、25日順位相関は-29.3なので1月8日よりも状況はよい。ところがタクリ足はでない。どころか2日続けて上ヒゲ陰線が出ています。戻ろうとしても売り圧力が強く反発できない状況です。上昇トレンドを維持するには目先の反発の目標水準は最大でも24115円ですが、やや心許ない。

明日から3連休とか。休みが多いノウ。一方ではFXやCMEのように24時間取引があって、個人投資家は振り回されるばかりです。24時間リアルタイムの取引なぞとは縁を切るのがよいのではないか。


(2020. 2.25) TOPIX 1618(-55) -3.33% 日経平均 22605円 (-781) -3.34%
        17.7億株 (3兆3101億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 -0.28%
2)英FT100 -3.34%
3)独DAX -4.01%
4)NYダウ -3.56%
5)ナスダック  -3.37%

海外はほぼ暴落状態。軒並み-3.30%以上下げる。コロナウィルス感染者は韓国で800人以上、イタリアでも200人以上と急拡大したため、コロナウィルスによる世界経済の後退が急激に意識されました。

ノー天気なのはウィルスを振りまいた中国で、上海総合は-0.28%の下落でしかない。 まあそのうち上海総合も-5%くらいの暴落局面が来ると思いますが、まだ中国市場は世界市場の動きの輪の中には入っていません。中国から海外資金は引き上げるだろうけれど、海外からの中国株投資は少ないので株価は下がらない。中国経済はまだまだ一人前ではない。

ナスダックの最後の上昇波動のスタートは1月27日の9088Pですが、昨日はこれを割り込んでいないし75日線も下回っていないので、ナスダックが中勢波動下降波動入りしたとはいえません。だがNYダウは最後の上昇波動のスタートの28169ドルを下抜き75日線を大きく下回ったので中勢波動になったと思われます。今後少なくとも2か月間はNYダウが新高値を取ることはあるまい。

日経平均は米国株並みに-3.34%安で引ける。(a)は最後の上昇波動のスタート点の22951円を下抜いたかどうかが明瞭ではなかったので、次の安値22775円(b)を下抜いたら中勢波動下降波動入りと判断しようと思っていました。

今日は22775円を下抜き、75日線を大きく下回ったので中勢波動は下降転換しました。いったん中勢波動が下降転換したならば最低でも1か月、並みなら3か月、長いときは9か月にわたって株価が上昇することはありません。まず3か月間は新高値を取ることはないでしょう。戻れば必ず売られます。

どうなれば気の利いた反発があるかといえば、それは小波動のポトムらしさのポイントが5〜6ポイントになることですが、今のところ@新安値、A9日順位相関が-80以下、B25日騰落レシオが-68.8、C9日順位相関が-80以下の4ポイントです。まだ25日順位相関が低下し、デンドラの下値メド22156円まで下げる必要があります。


(2020. 2.26) TOPIX 1606(-12) -0.75% 日経平均 22426円 (-179) -0.79%
        16.7億株 (3兆0096億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 -0.60%
2)英FT100 -1.94%
3)独DAX -1.88%
4)NYダウ -3.15%
5)ナスダック  -2.27%

米国株は連続して大幅安となる。NYダウは前日小波動の最後の上昇波動のスタート28169ドルを下回り、75日線を大きく下抜いたので、中勢波動は下降波動に転じたと判断しましたが、昨日はさらに大陰線をつけて景気循環の基準である200日線まで下げる。

ナスダックは昨日、最後の上昇小波動のスタート9088Pを下回り、75日線を下抜いたけれど大きく75日線を割り込んだわけではない。まして200日線はずっと下方にあり、米国景気が頓挫・後退するという兆しは見られません。

NYダウとナスダックとどちらが近い将来の米国経済を捉えているのかといえば、それはナスダックでしょう。NYダウの大幅な下落は業績に裏付けのない、金融緩和を頼りにした楽観的で無謀な株価上昇をもたらせた反省が出ていますが、今の下落は行き過ぎでしょう。まだ足は下ヒゲが短く、大陰線であるので底値に届いたとはいえませんが、底値は1〜2週間のうちに出るのではなかろうか。

日経平均はそろそろ目先の小波動のボトムとなりそうな状況になってきました。小波動のボトムらしさのポイントを数えると
  1. 右図左側、@新安値のA陽線、しかもタクリ足

  2. B9日順位相関が-80以下

  3. 右図右側、C条件表No.1が買いマークをだした

  4. 右図左側、D25日騰落レシオが買いマークをだした

  5. 右図右側、E25日投資マインド指数が買いマークを出した。
これで6ポイントです。

さらにいえば《デンドラ》の下値メドは上から順に
  1. 22638円
  2. 22156円
  3. 21916円
  4. 21193円
であることは、1か月前の1月30日に表示されていました。今日は上から2番目の22156円を下回る22127円まで下げていたので2番目の下値をクリアしました。

以上のことから日経平均のボトムらしさは6〜7ポイントになっています。

まだ米国株価が底値に届いたという足はでていないので、ひょっとして今週中にさらに安い値段が出るかもしれませんが、これに呼応して日経平均が22000円割れ(21193円)まで下げるようであれば、まずは滅多にない大幅なリバウンドが取れる買い場になるのではなかろうか。


(2020. 2.27) TOPIX 1568(-38) -2.37% 日経平均 21948円 (-477) -2.13%
        18.1億株 (3兆1651億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 -0.83%
2)英FT100 +0.35%
3)独DAX -0.12%
4)NYダウ -0.46%
5)ナスダック  +0.17%

海外株価はやや落ち着いた。NYダウは安かったけれどナスダックは小幅高。

だがNYダウ・ナスダックともに上ヒゲの長い陰線となって、戻り売りが強いことを表現しています。まだ小波動のボトムらしさを表現する、1)下ヒゲが長いタクリ足、新安値の陽線はでていません。

これらの足が出たとしても25日順位相関はまだ0以上の水準にあるので、25日順位相関が-80以下になるだろう向こう5日〜10日間はボトムはでそうにない。

日経平均は昨日、新安値の陽線の下ヒゲ足を出して、しかも200日線の水準にまで下げたので、小波動のボトムが出てもおかしくはありませんでした。だがそれは米国株価に随順することなので米国株価の下げ止まりを見ないと反発はできようがありません。

米国株価は弱いながらも大きく下げることはなかったが、1)米国政府はコロナウイルス感染が広がるだろうと発表し、2)韓国の感染者が1500人を超えた、3)ブラジルでも感染者がでた、4)日本はこの2週間はイベントは中止することを要請する、などの報道がされて市場は弱気に傾き、日経平均は-477円安。

とうとう景気循環の規準である200日線を割り込みました。今日のザラバ安値は21844円でしたが、これは《デンドラ》の上から3番目の下値メドの21916円をクリアしました。デンドラが11月30日に下値メドを表示したときの日経平均終値は22977円だったので、22000円を割り込むことなどとんでもないといわれそうでしたが、今や上から3番目の21916円まで下げ、最後のメドの21193円がターゲットになっています。

私は21193円まで下げる可能性は小さいと思っていますが、これほど下げると、もっと下げるのではないかの弱気意見が主流になっています。だが現実の相場の勢いを参考にして先の予想をするのは間違いです。あるべき基準を持っていない判断はアテになりません。いかに《デンドラ》が妥当な判断をしているか...ネットで他人の意見をみて結論を出す人間には《デンドラ》のすばらしさはわからないし、相場に対応することもできないでしょう。


(2020. 2.28) TOPIX 1510P(-57) -3.65% 日経平均 21142円 (-805) -3.67%
        24.2億株 (4兆1288億円)


昨日の海外は、
1)中国上海 +0.11%
2)英FT100 -3.49%
3)独DAX -3.19%
4)NYダウ -4.42%
5)ナスダック  -4.61%

海外株価は再び暴落。NYダウは200日線を大きく割り込み、米国経済が後退する可能性が強いことを表現しました。

ナスダックはさすがに200日線よりは上位にありますが、もし200日線を下回るような下げがあれば、米国経済は1年間くらいは停滞ないし後退するのでしょう。

米国はこれまではコロナウィルスは対岸の火事のようにみていましたが、感染源不明の新型肺炎患者が見つかりました。これから米国で感染者が拡大するはずで、あと1〜2週間はウィルス拡大が大きな材料になりそうです。 NYダウ・ナスダックともに昨日も上ヒゲ足で、大引け坊主(終値がその日の最安値)です。まだ下げ止まったとはいえません。

日経平均は昨日200日線を下抜きましたが、ここで踏ん張ってもおかしくはなかった。ところが政府は、今後1〜2週間は各地から人が集まるようなイベントは自粛せよ、今日は来週から春休みまでの約1か月間は小中高校は休みにせよ、と要望を出したので今日も大幅安。

日経平均は完全に200日線を下回ったので、向こう2か月〜半年間は株価が上昇トレンドに戻ることはないでしょう。ただ短期的(2〜5日)には急反発の場面があるはずです。

今日の出来高は24.2億株、売買代金はなんと4兆1288億円です。投げも投げたりです。これが今日のグラフでは最も注目すべきところです。株価はいつまでも下げることはありません。最悪の事態を予想して株価に織り込んでしまえば、いくら悪いことがでようがさらに下げることはありません。

例えばPERです。私は日本の経済状況からPER14.0倍が妥当であると昨年来言ってきましたが、昨年10月から14倍を超え、今年2月には16.2倍にまで買い上げられていました(どうしたことだ)。14.0倍と16.2倍の差は、米国の金融緩和バブルに追随したのが原因です。ひところは株式を持たざるリスクを感じてどの機関投資家も株式買いに走りました。(他の投資機関に後れをとってはならないという心理はよくわからないが、サラリーマンの運用者としては自分のファンドだけが利益をだせないという状態は我慢できなかった。短期的にも他と同じ成果を出したかったのでしょう)結果株価は実体経済以上に割高になってしまった。これが間違いだったと気づいて割高な株式を処分した結果が今週の暴落です。

昨日の東証1部のPERは14.89倍まで下落していますが、今日の暴落によっておそらくPERは14.2倍程度までになったはずです。14倍になるには日経平均はなお300円(1.5%)くらい下げなければなりませんが、今日の-805円安に比べれば軽い下落です。今日の日経平均21142円は当面の小波動のボトムを出したのではないかと思っています。

なお今日の小波動のボトムらしさは、1)新安値、2)9日順位相関が買い、3)No.1条件表が買いマーク、4)25 日騰落レシオが買い、5)25日投資マインドが買い、6)デンドラの最も低い下値メドの21193円を下回った、の6ポイントです。目先的には買いが有利です。



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