日経平均をどう見たか・判断したか (2019年6月)

 日経平均をどう見たか・判断したか (2019年 6月)


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(2019. 6. 3) TOPIX 1498P(-13) 日経平均 20410円 (-190) 12.2億株  (2兆1136億円)

昨日の海外株は、
中国上海 -0.24%
英FT100 -0.78%
独DAX -1.47%
NYダウ -1.41%
ナスダック  -1.51%

海外市場は、米中の関税戦争が確実に世界経済を減速すると判断して、株式売り・債券買いに傾く。

米国債(10年物)が買われ、利回りは2.129%(-0.086)まで低下する。3か月物の短期債の利回りは2.345%なので、景気が後退する前触れであるとされる長短金利の逆転は続いています。昨日の長短金利差は-0.216%もあります(長期期2.129%、短期2.345%)。

《デンドラ24》の6%波動による下値メドは@7429P、A7266P、B7184P、C6858P ですが、最低でも7429Pまで下落しないことには下落は止まらないのではないかということを、5月16日に言いました。昨日のザラバ安値は7448Pとなり、あと20Pほどの下落があれば一応のメドのクリアとなります。 尤もいつもいう2番目と3番目の下値メドで小波動のボトムを出すことが多いので、1番目のメドに達しても、間単に安値がでたとはいえません。A番目の下値メドは7266P、B番目は7184Pです。

日経平均の《デンドラ24》の4%波動による下値メドは、 上から@20969円、A20746円とB20522円、C19853円 であることは昨日もいいました。

この下値メドは日経平均の4%波動が陰転した5月9日に判明した水準です。20日以上も前に下値メドがわかっていた。

このように将来のメドを予め表示するソフトは今のところ私は知りません。私が作ったソフトの誇りの1つです。

昨日はザラバで20305円まであったので、《デンドラ24》のB番目の目標値の20522中間に届きました。まあこれで下値水準の値探りは終わったかと思っていましたが、今日の日経B平均ザラバ安値は20305円となって。このため《デンドラ24》の上から3番目の20522円に到達し、下値のメドはクリアしました。まずは株価の下落は落ち着くものと思います。

日経平均の波動のボトムらしさのポイントは、昨日までは、@新安値の、A陽線、B9日順位相関が-80以下、C25日順位相関が-80以下、D25日騰落レシオが75以下、Eデンドラの下値メドまで下落。の6ポイントでした。

今日は条件表No.1 「日経平均用(2012)が買いマークを出したので、ボトムらしさは7ポイントになりました。まずは当面のボトムが出たと思います。


(2019. 6. 4) TOPIX 1499P(+0) 日経平均 20408円 (-2) 12.3億株  (2兆1913円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -0.30%
(2)英FT100 +0.32%
(3)独DAX +0.56%
(4)NYダウ +0.02%
(5)ナスダック  -1.61%

米国株価はほぼ動かなかったが、ナスダックはGAFAの反トラスト法違反の捜査が始まるとして下げる。ひところは個人データの集積によって特別に有利な立場にあったGAFAの経営方針は変えざるを得なくなりました。圧倒的に強くなると叩かれる。

日経平均のボトムらしさは、昨日は7ポイントになっていましたが、今日は新安値の陰線になったため6ポイントに戻りました。それでもボトムらしさの可能性が高いことは変わりません。

ポイントを測ったグラフを掲げると、右図左側で、@新安値、A9日順位相関が-80、B日順位相関が-80。

右図右側のC条件表No.1が買いマーク。

右図左側で、D25日騰落レシオが75以下。昨日掲げたE《デンドラ24》の下値メドの下から2番目をクリア。

今日は6ポイントですが、F新安値の陽線が再び出ることが期待できます。

さらに右側の25日投資マインド指数は、昨日は15.7と基準の15.0以下になりそうでしたが、今日は19.1へ少し上昇しました。まあ日経平均が200円くらい下げると、15以下になって買いマーク(1ポイント加点)すると思うので、8ポイント目も期待できます。

7ポイントであれば、7割方ボトムだろうとしてよいと思っていますが、8ポイントになればほぼボトムになるでしょう。しかし反転上昇するまでは、ボトムであると100%確信することはできません。 反転上昇の兆しは5月31日にいったように、@新安値の陽線、A新安値から1〜2日目のうちの大陽線、B窓空け陽線、C3連陽、といった足型です。その後の上昇波動の大きさは、@〜Cのどれが出るのかで概ね判断できます。@からCの順に次の波動の大きさは増します。


(2019. 6. 5) TOPIX 1530P(+30) 日経平均 20776円 (+367) 12.8億株  (2兆2402億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -0.96%
(2)英FT100 +0.41%
(3)独DAX +1.51%
(4)NYダウ +2.06%
(5)ナスダック  +2.65%

米国議会はトランプ大統領の対メキシコ関税の阻止に動き出し、メキシコのブラルド外相も、米国との交渉で関税上げは80%の確率で回避できる、と発言。

目下の米国株価の下落はメキシコの関税引き上げを原因としていましたが、当面はなんとかなりそう。それに加えてパウエルFRB議長は、現状の世界経済の鈍化の予想であるので、金利の引き下げも考えていると表明する。

対メキシコ関税の懸念が少し後退したことや、金融緩和のお期待が大きくなったため、米国株価は大反発となる。NYダウは+2.06%、ナスダックは+2.65%と今年最大の上昇をしました。だが? 金融緩和で株価が上がることはもう終りつつあるのではないか。経済の伸びよりも、過剰マネーによる仮需要をに待している。一方で経済指標は少しずつ悪化しているのに、昨日はこれを無視しました。

日経平均は+367円高と大きく反発する。昨日までは《デンドラ24》の下から2番目の下値メド20522円を下回っていましたが、今日は20776円へ戻り、下から3番目(上から2番目)の下値メド20746円を上回りました。

米国株価が大反発したとはいえ、《デンドラ24》の下値メドは正しかった。

小波動のボトムらしさのポイントは一昨日は7ポイント、昨日は6ポイントとなっていて、いつ反発してもおかしくはなかったが、市場では20000円割れの予想がでたように、弱気が蔓延していました。

だが株価が下落するにしたがって、益々弱気になることが多い。これは個人投資家に限らずファンドの運用者や証券会社の株式分析担当者にもいえます。

株価を予想する基準が、目先の株価の動きであってはまともな予想とは言えません。気分で予想をして予想があたるはずはありません。 私の株価予想の基準はいうまでもなく、小波動のピーク・ボトムらしさのポイントです。これがズバリとあたることは多くないけれど、気分で予想するよりもはるかに正しい判断ができます。


(2019. 6. 6) TOPIX 1524P(-5) 日経平均 20774円 (-2) 10.6億株  (1兆84272億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -0.03%
(2)英FT100 +0.09%
(3)独DAX +0.08%
(4)NYダウ +0.82%
(5)ナスダック  +0.64%

一昨日米国は大幅反発をして昨日も続伸となりましたが、これは米国だけのことでした。欧州はわずかに高くなり、今日の日経平均は小幅安。上海総合は-1.17Pと下げる。

金利が引き下げられれば景気の減速が避けられると市場は思っているのだが、米中貿易摩擦(対中国の輸入関税を25%にする)や対メキシコの輸入関税を5%引き上げるといったメチャクチャなことをトランプが打ち出すものだから、世界の経済は伸びるわけはありません。世界経済が停滞すれば米国経済にも大きなマイナス影響を与えます。

パウエルFRB議長の講演から金利が下がると見て、一昨日は大きな反発となったナスダックでしたが、昨日は下ヒゲの小幅陰線となりました。前日比+0.64%の上昇ですが、株価が伸びなかったので、一昨日の大反発はショートカバーによる買い戻しによるものだと思います。(それくらい米国経済は力強さを失ったと判断する向きが増えている) 米国の経済は皆が、これ以上の上昇はないと思っています。

日経平均はナスダックとの連動でいえば、ナスダックがマイナス材料(例えば円高)で下げれば日経平均も下げる。しかしナスダックが上昇しても日経平均が騰がらないということが多々あります。ナスダックの銘柄と日経平均225銘柄とでは成長性においてかけ離れた銘柄が多くあります。 新しいものを掘り起こし、ここに成長の種があることを発見する米国と新しいこに無関心な日本とを比べると、将来の日本はGDPで先進国国から脱落することはあきらかです。


(2019. 6. 7) TOPIX 1532P(+9) 日経平均 20884円 (+0.53%) 10.6億株  (1兆6353億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -1.17%
(2)英FT100 +0.55%
(3)独DAX -0.23%
(4)NYダウ +0.71%
(5)ナスダック  +0.61%

米国はメキシコ関税の課税の時期を延期するとの報道があったため反発する。しかしトランプはメキシコからの不法移民を防ぐために壁を作ることで、次の大統領選での得点を稼ごうとしている。課税を取引の材料にしているのでメキシコが不法移民の対策を打ち出し、それを忠実に実行しない限り、関税問題のリスクはいつまでも残ります。

米国株価が上昇したので日本株も上昇する。世界市場に投資するファンドは米国株が上昇すれば、それに応じて日本株の組み入れるので、自動的に日本株が買われて日経平均は上昇する。組み入れるのは日経225銘柄かSMIC銘柄です。個別の企業の材料は無視されます。日本の投資家の判断が入り込む余地はありません。グローバル化とはこういうものであったのです。国の経済の独自性は株式市場には反映されていません。

とりあえずナスダックは買い戻しの限界である9日線を2日間上回ったので、次は25日線が75日線が戻りの目安になります。2つの平均線は7750 Pの水準にあるので、今日のナスダックの終値7615Pからは約140Pの上昇が必要です。だが75日線を上回ることは難しいのではないか。

日経平均は、ショートカバーの戻りの目安の9日線を上抜いたものまだ1日だけです。明日も9日線を超えるかどうかが焦点です。ボリューム(出来高や売買代金)は市場の売買意欲を表現していますが、これを見ると新安値を付けた6月4日は12.3億株でした。底値になるには少なすぎる。下げのクライマックスになるには3億株以上はほしかった。翌5日は12.8億株に縮小し、6日は10.6億株、今日7日は10.0億株と株価が上昇しているのに、ボリュームは縮小している。出来高・売買代金の推移を見るとこの反発は大きくなることはない。まずは25日線の水準の21146円、米国株価がよほど上昇をしても75日線の水準21451円が限界ではないか。


(2019. 6. 10) TOPIX 1552P(+1.34%) 日経平均 21134円 (+1.20%)11.6億株 (1兆9500億)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -1.17%
(2)英FT100 +0.99%
(3)独DAX +0.77%
(4)NYダウ +1.02%
(5)ナスダック  +1.66%

米国はメキシコ関税の課税の時期を延期すると決定。これに合わせて米国金利の引き下げがほぼ決まるようなので、当面の悪材料の影響を抜けた米国株は上昇する。

ナスダックは+1.66%の上昇をして、中勢波動の基準である75日線(7770P)に迫る。ただ5月の雇用統計は+7.5万人と縮小し、4月も26.3万人→22.4万人に下方修正されました。雇用面(遅行指数である)からはやはり米国景気は減速しています。

ナスダックは75日線(7770P)まで戻ってきましたが、米国市場はよいことだけに注目し、米国の景気が減速することは考えていません。やはり75日線が戻りのメドではなかろうか。

日経平均は米国高によって、+210円高で寄り付きましたが、今日の日中の値幅は90円もなかった。今日の+249円高の殆どは米国株高に引っ張られたもので、日本独自の動きは皆無でした。 では何が日経平均を上昇させたのかといえば、先物に尽きます。現物の出来高は11.6億株、売買代金は1兆9500億円と低調であったのに、先物の出来高は84000枚と大商いです。一般投資家や長期投資のファンドはほとんど買っていおらず、目先の短期取引の買いだけが急増しています。この戻りは長く続くことはない。今日は25日線21101円まで戻しましたが、75日線21451円まで戻ることは難しい。


(2019. 6. 11) TOPIX 1561P(+0.54%) 日経平均 21204円 (+0.33%)10.0億株 (1兆6720億)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 +0.86%
(2)英FT100 +0.59%
(3)独DAX +0.77%
(4)NYダウ +0.30%
(5)ナスダック  +1.05%

対中国は別として、米国がメキシコ関税の発動の先送りをしたことと、FRBの金利引き下げ期待で米国株は続伸する。ただこの2つの材料は織り込まれてしまったようなので、次に株価が上がる材料がでてくるのかどうか。

米国株価は無視していますが、@対中国関税の引き上げによって世界経済は停滞しようとしている。Aメキシコ関税もメキシコの対応次第では再び関税引き上げが出てくる可能性が大きい。B米国経済の足元も雇用統計の数字が激減してこの先の経済成長は心許ない。よいとこ取りによる株価上昇がいつまでも続くわけはない。

日経平均は米国高によって、+69円高で引ける。ナスダックの足(a→b)で5日連続高となって75日線を上回り、4線の最高水準に出てきました。一方日経平均は75日線まで戻ることは難しいと思います。ボリュームが少な過ぎる。今日の東証1部出来高はたったの10.0億株です。売買代金は1兆6000億円でしかありません。ところが日経先物の出来高は8.3万枚と通常(約3万枚)の約3倍、TOPIX先物にいたっては通常(約4万枚)の約2.5倍、19.4万毎です。6月14日の先物9月<のSQによるものと思いますが、それがSQからみの売買は明日水曜日でだいたい終るはずです。

ナスダックの《デンドラ24》の6%波動は陽転しました。 これによってナスダックの次の上値メドは以下のようになります。
  1. 7920P
  2. 7140P
  3. 8216P
  4. 887379P
7773P以上になればナスfナスダックにの波動は転換し、新しい上値メドが出て、その上値メドはいくらであるのかはすでに3日前からわかっていました。あまりにも今の相場がつまらないので、このことを述べる機会はありませんでした。《デンドラ24》は先んじて上値メドを知らせる」能力があります。いつか時間のあるときに株価の先読みの仕方を書きます。


(2019. 6. 12) TOPIX 1554P(-0.45%) 日経平均 21129円 (-0.35%)10.5億株 (1兆9164億円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 +2.58%
(2)英FT100 +0.31%
(3)独DAX +0.02%
(4)NYダウ -0.05%
(5)ナスダック  -0.01%

米国株はわずかに安い。ナスダックは3陽連となり、その過程で2度の窓を空け、急上昇の典型となりました。しかし昨日は上ヒゲの短い陽線です。

上ヒゲが長くて実体 が極めて小さい足は「トウバ足」と呼ばれます。トウバとは塔婆のことで六地蔵が守る墓場にあるものですが、古い相場人がトウバ足と名づけたのは、相場が崩れる前兆であると見たからでしょう。

ナスダックにおいてはトウバ足が(b)で出ていますが、翌日からは10日間の下げになっています。そして昨日(a)は新高値の陰線となったので、7900P水準は売り物が控えていることがわかります。これは先の小波動の高値7946Pを意識したものです。おそらくはナスダックの反発はだいたい終了したのではないか。

日経平均も今日はトウバ足になりました。この足は(b)でも出ており、同じく10日間の下げとなりました。トウバ足が出ただけでは小波動が転換したとはいえませんが、上昇することが辛くなっていることはわかります。続いて、大陰線がでるとか、ナスダックのように新高値の陰線がでれば、この反発は終ると見てよいのではないか。


(2019. 6. 13) TOPIX 1541P(-0.82%) 日経平均 21032円 (-046%)11.7億株 (1兆9028円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -0.56%
(2)英FT100 -0.42%
(3)独DAX -0.33%
(4)NYダウ -0.17%
(5)ナスダック  -0.38%

米国株は小幅ながら続落する。FRBの金利引き下げの材料は株価にほぼ織り込まれたようです。ナスダックは前日の新高値の陰線(6月12日)に続いて順下がりの陰線。今のところ小波動のピークが表示される可能性は低いが、2〜3日間小幅であってもザラバ高値が下がるようであれば(c)がピークになりかねない。

日経平均のグラフはナスダックよりも悪い。日経平均は200日線の下方にあって、200日線は下向きです。75日・25日・9日の位置関係は、1)75日、2)25日、3)9日の順であり、これはナスダックと同じです。だが200日線が最上位にあるため、4線の位置関係は最悪の状況です。 株価が200日線を下回ってから今日で27日目になるので、株価は完全に200日線を下回っているといえます。200日線は景気の良し悪しの規準です。株式市場は日本の景気は減速するとみています。

内閣府は4半期ごとに大企業の景況指数(BSI)を発表しています。今日は2019年4-6月期のBSIが発表されました。 全産業のBSIは、
  1. (1-3月期) -1.7
  2. (4-6月期) -3.7
  3. (7-9月期予) +6.7
  4. (10-12月予) +0.4
この数字は全国15000を対象にしているので、大方の企業の現状と先行きの予想を表現していますが、予想(先行き)の数字は今後大きく変わる可能性があります。

75日平均線は中勢波動の規準です。株価が75日線より上位にあるときは下げのメドになり、株価が75日線より下位にあるときは上げ(戻り)のメドになります。このメドで株価が止まるかどうかは、75日線の向きに大きく依存します。例えば75日線が下がっているときに、株価が75日線を上回っても次の下落のメドは75日線水準にはなりません。しかし75日線が上向いていれば75日線の下落のメドは75日線水準になります。

75日線の向きは今日の株価(1日目)と(76日前)の株価の上下関係で決まります。今日の株価が76日前の株価よりも高ければ75日線は上向いています。今日の株価が76日前の株価よりも安ければ75日線は下向いています。したがって76日前の株価を見ることによって、75日線が上向くか・下向くかがわかります。

右図の緑色折れ線は76日前の株価(株価を76日先行したもの)です。今日の株価は21032円ですが、緑色線の76日前の株価は21281円です。今日の株価の方が安いので75日線は下向いています。この先の76日前の株価(76日先行線)を見ると3日後には21500円近くになるので、75日線は上向くことはありません。現在の21032円より先行線が下位になる(75日線が上向く)のは78日前の20900円からです。あと3か月半は75日線が上向くことはありません。そこまでは株価が大きな上昇をすることはないと思います。


(2019. 6. 14) TOPIX 1546P(+0.34%) 日経平均 21116円 (+0.40%)10.6億株 (2兆0018円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 +0.05%
(2)英FT100 +0.01%
(3)独DAX +0.44%
(4)NYダウ +0.39%
(5)ナスダック  +0.57%

米国株は小反発。その他海外市場はほとんど動かず。ホルムズ海峡で日本および台湾のタンカーが攻撃され、地勢リスクが表面化したものの株式市場には、エネルギー株が上昇しただけで終わりました。

このタンカー攻撃はイランに責任があるとの米国の見解ですが、安倍首相がイランへ訪問したばかりなので、イラン政府が関与しているとは思われません。まあハネッカエリが行ったことなので今後も影響するようなマイナス材料にはならないと思います。昨日の米国株の小幅な上昇はエネルギー(この場合は原油)株が上昇したために過ぎません。

株式投資の中心課題は、将来のGDPの伸びです。経済の拡大です。経済が拡大しないことには株価は上昇しません。だが日本経済は停滞しています。どうしてバブルピークの1989年(平成1年)から30年間も日本経済の縮小・停滞が続くのか。考えついたことには手を打ってきたはずなのに閉塞感は打開できない。

投資家は株式市場から去っています。今日は先物6月限のSQであったのに、出来高は10.6億株、売買代金は2兆円でしかなかった。安全なはずの裁定取引でさえさして行われていなかったことがわかります。当分(3か月くらい)は株式市場に資金が流入することはないようです。先は暗いのー。


(2019. 6. 17) TOPIX 1539P(-0.45%) 日経平均 21124円 (+0.03%)9.3億株 (1兆6498円)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 -0.99%
(2)英FT100 -0.31%
(3)独DAX -0.60%
(4)NYダウ -0.07%
(5)ナスダック  -0.52%

海外は小幅安。中国の5月の鉱工業生産が対前年比で+5.0%増と17年ぶりの低い伸び率となり、世界経済の停滞予想があらわになる。

中国に輸出を傾斜しているドイツや日本もこの影響から免れることはできません。世界で長期金利がマイナスなのは日独の2か国なので、いかに中国に依存してきた国が窮地に陥っているのかがわかります。

ナスダック・日経平均ともに先週の戻り高値は抜けない。かといって大きく下げるわけでもない。先週の高値がピークであると表示されるにはなお4〜5日ほどかかりそうですが、もしピークの表示がでるならば、この反発は大きくなかった。次の上昇波動も期待てきないことになります。今日の東証1部の出来高は9.3億株、売買代金が1兆6000億円では、期待することはできません。すでに多くの投資家は市場に参入することはなく様子見ですが、それが正しい選択でしょう。


(2019. 6. 18) TOPIX 1528P(-0.72%) 日経平均 20972円 (-0.72%)10.2億株 (1兆7752億)

昨日の海外株は、
(1)中国上海 +0.20%
(2)英FT100 +0.16%
(3)独DAX -0.09%
(4)NYダウ +0.09%
(5)ナスダック  +0.62%

海外は小幅高。中国ファーウェイのスマホは4000万台の減産によって海外販売が4割減少するとか。

日経平均はやや長めの陰線となって、9日線と25日線を下回る。これで株価は4平均線を下抜いたので、経過はよくありません。

明日のザラバ高値が20922円より低いなら、小波動のピークが表示されます。20922円より高くなっていても、よほど反発がない限り今週末にはピークとなる可能性が高い。


(2019. 6. 19) TOPIX 1555P(+1.74%) 日経平均 21333円 (+1.72%)11.6億株 (2兆0365億円)

昨日の海外株は
(1)中国上海 +0.09%
(2)英FT100 +1.17%
(3)独DAX +2.03%
(4)NYダウ +1.35%
(5)ナスダック  +1.39%

海外は大きく上昇する。トランプ大統領が18日に習近平首席お会談し、中国側も通商会談の継続を希望。6月末のG20では米中首脳会談に前向きであるとか。

NYダウは6日間に亘る高値保合いをズバンと上抜き4月の高値26695ドルまであと少し。(史上最高値は昨年10月の26951ドル)

日経平均は小波動のピークをだしそうでしたが、米国株高を見て+361円高となる。これでしばらくは小波動のピークがでることは無くなりました。

今日の上昇によって《デンドラ24》の4%波動は上昇波動に転換し、上値メドは上から順に
  1. 23265円
  2. 22041円
  3. 21837円
  4. 21428円
となりますが、相変わらずボリュームが細いので、下から2番目の21837円まで上げることができるかどうか?というところです。


(2019. 6.20) TOPIX 1559P(+0.30%) 日経平均 21462円 (+0.60%)10.16億株 (1兆7927億)

昨日の海外株は
(1)中国上海 +0.96%
(2)英FT100 -0.53%
(3)独DAX -0.19%
(4)NYダウ +0.15%
(5)ナスダック  +0.42%

FOMCは現状維持を決める。ただし成長持続への適切な行動をすると発表したので、年内にも金利引き下げがあるだろうとして株価は小幅高となる。

米国の4半期ごとのGDP伸び率は年率2.5%〜3.0%あって、日本にとっては羨ましい限りですが、米国はこれでは満足していない。ではどうすれば米国の経済成長が持続できるのかの処方箋をFRBは「金融緩和・今は政策金利の引き下げ」に頼ろうとしています。だがグローバル経済になった現在では米国の金融政策によって、米国経済をアップすることはできません。

グローバル経済の下では、安い金利で資金を集め、資金不足の新興国に融資や投資をします。米国金利が下がったとしても米国経済に直接響くものは小さい。

日本の10年物長期金利は-0.170%です。独国もマイナス金利です。マイナス金利になっても経済は拡大しない。金利を引き下げても経済成長はしないということがようやくわかってきました。金利がマイナスになるということは異常なことです。だが日銀は今日の会見でも-0.100をターゲットにしているといいました。マイナス金利によってGDPが拡大すればよいのですが、マイナス金利が日本経済の成長に寄与することはありません。

ナスダックの上値メドを掲げます。 《デンドラ24》の6 %波動は上昇波動に転換し、上値メドは上から順に
  1. 8873PP
  2. 8213P
  3. 8140P
  4. 7920P
となっています。通常なら8140P〜8200Pあたりが今回の上値メドです。


(2019. 6.21) TOPIX 1545P(-0.90%) 日経平均 21258円 (-0.95%)15.3億株 (2兆7182億)

昨日の海外株は
(1)中国上海 +2.38%
(2)英FT100 +0.28%
(3)独DAX +0.38%
(4)NYダウ +0.94%
(5)ナスダック  +0.80%

@年内にも米国の政策金利が下げられるのではないかの期待がが大きくなる。またAイランが米国の無人偵察機を撃墜したことから地政学的リスクが高まり、WTI原油相場が大幅上昇する。B米中の貿易交渉が6月25日に予定されているとの報道で、米中貿易戦争の収縮を予想する向きが増える。といったことから海外株価は上昇する。

米国の株式市場にとっては良い材料のように思われますが、その背景には@長短の金利が逆転しているように米国景気が悪化しそうであること、A米国が迫りくる中国の経済力と技術力を阻止しようとしていること、の2つがあります。これは短期間に簡単に解決するものではありません。

ナスダック・日経平均ともに「新高値の陰線」となりました。(a→b)の上げ日数は、ナスダックが13日、日経平均が12日間であり、小波動のピークの可能性が出てきました。

上海総合の《デンドラ24》(4%波動)による上値メドを掲げます。

上海総合は昨日+2.38%の大幅上昇をして2987Pになり、4%波動は上昇波動に転換しました。上値メドは上から順に
  1. 3279P
  2. 3110P
  3. 3081P
  4. 3025P
となっています。3081〜3110Pが通常の上値メドになります。だいたい3100Pを当面の上値メドとしてよいでしょう。

図に見るように《デンドラ24》では普通4本の上値メド・下値メドが表示されます。これは波動(何%波動)を1000種類のパターンに分類し、以下ような波動の大きさを予測しています。これらはだいたい過去17年間の統計によるものです。
  1. 今が下降パターンのとき、
    @今回の下げは、何%下げて止まるのか?
    A次回の上げは、何%上げるのか?  (@は今回の下げ、Aは次回の上げの予測)

  2. 今が上昇パターンのとき、
    B今回の上げは、何%上げて止まるのか?
    C次回の下げは、何%下げるのか?  (Bは今回の上げ、Cは次回の下げの予測)
上海総合の場合、6月19日までは下降パターンでしたが、6月20日に上昇パターンに変わりました。前回の下降パターンのときは、Aの次の上げが何%であるかがわかります。また今回は上昇パターンであるので、Bの今回の上げは何%であるのかがわかります。つまり、前回の下降パターンによる今回の上げの予測と、今回の上昇パターンによる今回の上げの予測の2通りの予測ができるわけです。

今回の上昇が何%であるのかのメドは50%の確率で起きるメド(中位)と、25%の確率で起きるメド(1/4位)の2つを表示しているので、今回の上昇パターンによる上昇のメドが2つ、前回の下降パターンによる上昇のメドが2つ(50%確率と25%確率)の合計4本を上値メドが表示されることになります。 先に掲げた4つの上値メドは、
  1. 3279P(前回の下降パターンによって25%の 確率で上昇する上値メド)
  2. 3110P(今回の上昇パターンによって25%の 確率で上昇する上値メド)
  3. 3081P(今回の上昇パターンによって50%の 確率上昇する上値メド)
  4. 3025P(前回の下降パターンによって50%の 確率上昇する上値メド
からの予測です。ただし今回の上昇が何%で終わるのかは誰にも正しくは予測できません。過去はこうであったという「上値メド」です。


(2019. 6.24) TOPIX 1547P(+0.12%) 日経平均 21285円 (+0.13%)8.3億株 (1兆4115億)

昨日の海外株は
(1)中国上海 +0.50%
(2)英FT100 -0.23%
(3)独DAX -0.13%
(4)NYダウ -0.13%
(5)ナスダック  -0.24%

マークイットの6月の製造業PMIは50.1(予想は50.6%)、サービスは50.7(予想51.0)となり、米国景気の鈍化が明らかになってきました。それでもFRBの利下げを期待して米国株価は下げない。米国の金融緩和緩和期待による強気もほどほどにしないと、いずれ株価の大幅安を受けなければならない。

米国商務省は中国の基幹システムに関与しているスパコン大手に米国製品の輸出を禁じました。中国は慌てたことでしょう。米国は中国のはハイテク技術の発展の抑止にターゲットを絞った感じです。中国がいくらITあるいはIAで世界一を目差そうとしても、中身は米国のパクリではうまくいくはずはない。

グローバル経済に移行したのは1973年にOPECが原油価格をバレルあたり1.90ドル→9.76ドルに引き上げてからです。

1973年のOPECの経常収支は10億ドルでしかなかったが、1974年には700億ドルまで拡大し、OPEC諸国は膨大な利益を得ることができるようになりました。この反面先進国の利益は減り、日本の高度成長は終わりました。

今日経平均を動かす要因は海外の株式市場の変動と為替レートの2つです。右は円レート(陰陽足)と日経平均(青色折れ線)を重ね合わせたものですが、円レートの動きと日経平均の動きはまったく同一の歩調です。

単純に日経平均と円レートを重ね合ると、日経平均は円レートとは逆の動きをする時期があります。これは日経平均の変動のもう一つの要因である海外株式市場の影響によるものです。

円レートから日経平均を予想する式は条件表No.42「円レートから日経予測」に設定してあります。円レートから妥当な日経平均を計算したものですが、この妥当日経平均と円レートは右図のように正しく連動します。

妥当日経平均と現実の日経平均を比べれば、日経平均の売買のタイミングが出ます。No.42条件表は、日経平均が妥当日経平均よりも安くなったら売り、妥当日経平均よりも高くなったら買い、としています。妥当日経平均から外れるのは、日経平均が円レート以外の海外相場に引っ張られているので、これに重点を移したほうがよいと思われるからです。


(2019. 6.25) TOPIX 1543P(-0.27%) 日経平均 21193円 (-0.43%)10.2億株 (1兆7305億)

昨日の海外株は
(1)中国上海 +0.21%
(2)英FT100 +0.12%
(3)独DAX -0.53%
(4)NYダウ +0.03%
(5)ナスダック  -0.32%

海外は小幅高。しかしナスダックは新高値の陰線を出してから2日間高値を更新できず。

日経平均は75日線まで戻ったところで、新高値の陰線となり、日々の高値を切下げています。中勢波動波動の基準点である75日線で押し戻されては、まだまともな上昇にはいるような状況ではありません。


(2019. 6.26) TOPIX 1534P(-0.59%) 日経平均 21086円 (-0.51%)9.9億株 (1兆6814億)

昨日の海外株は
(1)中国上海 -0.87%
(2)英FT100 +0.08%
(3)独DAX -0.38%
(4)NYダウ -0.67%
(5)ナスダック  -1.51%

海外は安い。ナスダックは1)新高値の陰線→2)2日連続してザラバ高値の切下げ→3)大陰線、となって小波動のピークを表示しそうです。明日(今夜)のザラバ高値が7956P以下であればピークが確定します。今日の終値は7884Pなのでまずはピークが出ることは堅い。

日経平均は今日の下げによって、小波動のピーク21497円を表示し、小波動のピークが確定しました。21497円のピークの日は「新高値の陰線」でした。

■ データゲットからデータをダウンロードするときの注意 ■

データゲットからダウンロードできるデータは右図の4種類です。
  1. 株価データ
  2. 銘柄情報データ
  3. 週末信用残データ
  4. 分割併合データ
この4つは必ずダウンロードしなければ、まともなデータになりません。
  1. 株価データは日々の株価をダウンロードするものなので、誰でもこれだけはダウンロードしていますが、その他の2) 3) 4)をダウンロードしない方がおられるがこれは間違いです。

  2. 銘柄情報データは、新規上場銘柄があった日に、@銘柄名やA売買単位を知らせるものです。このデータをダウンロードしていないと銘柄名が不明なので、銘柄が「.K!v!v!v」のように意味のない銘柄名で新規登録されます。

  3. 週末信用残データは毎週1度発表される各銘柄の売り残・買い残の数字です。週足データに信用残を記憶させることができます。1週に1回ダウンロードすればよい。また信用残を重視しない方はダウンロードしなくてもよいです。

  4. 分割併合データは権利落ちに関係するもので、例えばある銘柄が@1:2の株式分割をした、A権利落ち調整係数は0.5である、といったことを知らせるものです。
    この分割併合データは非常に重要なものです。毎日必ずダウンロードしてください。

今日6月26日には、株式分割(権利落ち)をした銘柄が20銘柄ありました。

右図は「データ」→「株価データ」→「データ検査」で異常な数値がないかをチェックしたものです。(私はデータを変換した後に、必ず「データ検査」をしています)

4307野村総研は6月26日に権利落ちをして、終値が1726円になっています。

4307野村総研の株価データを見ると。右図のようになっています。

6月26日の「権利落ち」欄が0.3333になっています。これは今日の株価(1728円)と昨日の株価(5360円)の連続性を保つには、昨日より以前の株価を0.3333倍すればよいという意味です。

この株価データでグラフを描かせると、今日の株価は1726円、昨日の株価5360円は1785円に調整されて(=5360円×0.3333 )、連続したグラフになります。

この権利落ち調整係数(0.3333)は分割併合データをダウンロードしているからこそわかるものです。データを変換するときに分割併合データが無いなら調整係数は0とされます。

6月26日の調整係数が0となっていたら、野村総研のグラフは右図のようになります。昨日の5360円から今日の1726円へ暴落しています。 正しいグラフではありません。

権利落ち調整係数(0.3333)は株価データを変換するときに書き込まれます。変換後に分割併合データをダウンロードしても修正できません。

調整係数の0.3333を株価データに書き込むには、1)4307野村総研の6月26日のデータを削除して、2)再変換する、必要があります。 こういう無駄なことをしないためにも、毎日必ず「分割併合データのダウンロード」を行ってください。


(2019. 6.27) TOPIX 1553P(+1.23%) 日経平均 21338円 (+1.19%)12.0億株 (2兆0034億)

昨日の海外株は
(1)中国上海 -0.19%
(2)英FT100 -0.08%
(3)独DAX +0.14%
(4)NYダウ -0.04%
(5)ナスダック  -0.32%

海外はやや安い。6月28・29日の大阪で開催されるG20の成果はあまり期待されていないようですが、28日の日中首脳会談と29日の米中首脳会談は注目されています。 特に日米貿易戦争がまだ続くのかどうかを決める米中首脳会談の結果は世界の市場が固唾を呑んで待ち受けています。

私は米国が中国を蹴落とそうと決意した現状では、会談は大団円に収まることはない。一時的に米国が第4次対中国の関税引き上げをしないとしたとしても、トランプは直ぐ後に、合意しかけたものをヒックリ返すことがこれまでに多くありました。トランプの言動は信用できない。29日の結果が市場にとって都合のようものになったとしても、2〜3日後にはこれをひっくり返すこともあります。

日経平均は+70円高で寄り付き、+251円高まで上昇する。立ち合い中にこれほど上昇することは珍しい。

海外勢は7週連続して売り越しをしてきましたが、今日は売りのリカバリーが入ったようです。円レートも+0.65円ほど円安に向かい、円高によるマイナスは(今日に限っては)無くなりました。

昨日は75日線まで下げていたので、リバウンドするにはよいタイミングでしたが、今日の大きな陽線は楽観しすぎではないか。相場の流れとしては、反発が早すぎるように思います。


(2019. 6.28) TOPIX 1551P(-0.14%) 日経平均 21275円 (-0.29%)11.5億株 (2兆0621億)

昨日の海外株は
(1)中国上海 +0.69%
(2)英FT100 -0.19%
(3)独DAX +0.21%
(4)NYダウ -0.04%
(5)ナスダック  +0.73%

29日の大阪での米中の首脳会談を前にしては、誰も積極的には動けない。海外は概ね小動き。

日経平均は昨日は売り方のポジション調整によって高くなったが、それがなくなった今日は小動きで終わる。出来高も11.5億、売買代金2兆円では、株価の方向性はつかめない。


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