日経平均をどう見たか・判断したか (2018年 2月)
 日経平均をどう見たか・判断したか (2018年 2 月)

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(2018.2.1) TOPIX 1870P (+33) 日経平均 23486円 (+3873) 18.1億株 (3兆5100億)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.02%
(2)英FT100  -0.72%
(3)独DAX   -0.06%
(4)仏CAC   +0.15%
(5)NYダウ   +0.28%
(6)ナスダック   +0.12

ADP調べの雇用者数は+23.4万人とよかった。米国経済には死角はなく、株価的には割安か割高かの判断を市場ががどう判するかです

私としては法人税の減税のインパクトは強烈であるので、米国株価はさして割高ではなかろうと思っています。

株価が割安か割高かの判断の基準は長期金利の水準です。現在の金利は2.7%です。これには政府が元本を保証しているので絶対的な価値があります。

例えばアップルは昨年11月時点で1株当たり0.63ドルを払っていますが、その時の株価からの利回りは1.51%です。アップルだからこそ、1年2年先の配当金は2倍になるのではないか、あるいは株式配当があるのではないかと期待して長期金利よりも低回りまで買われてます。ここでの判断はいつ思っている(長期金利を上回わる)配当金が出るのかどうかです。

日経平均は75日線まで下落するかと思いましたが、今日は+387円の大反発をし、75日線までの押しはないことがわかりました。9日順位相関が昨日は-85まで低下していたこともあるので再度の上値挑戦になると思います。た。


(2018.2.2) TOPIX 1864P (-6) 日経平均 23274円 (-213) 17.0億株 (3兆6324億)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.97%
(2)英FT100  -0.57%
(3)独DAX   -1.41%
(4)仏CAC   -0.50%
(5)NYダウ   +0.14%
(6)ナスダック   -0.35

ISM製造業指数は59.1と好調。

日経平均は反落する。せっかく25日線近くまで戻っていたのにもったいない。1月4週の海外勢は-3560億円の大幅な売り越しでした。今週も売り越しだろうから、これでは日経平均はあがらない。

イエレンFRB議長が3日に退任します。当初はグリーンスパンやバーナンキに比較してえらく慎重な経済判断をしているなと思っていましたが、2度の利上げと資産縮小を実施するなど、なかなか思い切った金融政策を実施してきました。ナカナカの議長であったと評価すべきでしょう。


(2018.2.5) TOPIX 1823P (-40) 日経平均 22682円 (-592) 18.8億株 (3兆5671億)


先週末2月2日の海外株は異端の上海総合を除いて安かった。

(1)中国上海  +0.44%
(2)英FT100  -0.63%
(3)独DAX   -1.68%
(4)仏CAC   -1.64%
(5)NYダウ   -2.54%
(6)ナスダック   -1.96%

特に米国株は長期金利が2.841%まで上昇したため株売りがドッと出て、NYダウは-2.54%(-665ドル)安。9年ぶりの大幅下げとなりました。

1月の雇用統計は+20万人増(予想は+18万人)であったのでNYダウが-2.5%も下げるほどのものではありません。

昨年10月の雇用は+26.1万人であったし、11月は+22.8万人増でした。12月は14.8万人に減りましたが、1月は再び5万人以上の雇用がうまれました。雇用統計の数字は結構大きなブレがあります。米国の雇用統計は、1か月単位でみていては、数字に翻弄されます。

今回米国長期金利が2.84%まで上昇したのは、平均時給が前年比で+2.9%上昇したことです。米国経済の好調さのわりには賃金はアップしてこなかったけれど、ようやく賃金が上向いてきた。+2.9%の賃金の上昇が9年ぶりの上昇です。NYダウは9年ぶりに大幅下落をしたのは、@賃金アップ→Aインフレ率のアップ→B長期国債利回りのアップ→C株価収益率の低下 という市場の予想です。これによって先週末2月2日の大幅下落となりました。

だが米国の経済は極めて順調に伸びています。FRBが 重視 するのは、@インフレ率とA雇用(賃金アップ)です。できれば BGDP成長率が3%近くになってほしい。、 そうなれば少々の賃金アップは米国GDPの70%を占める個人消費を通じてGDPをさらに引き上げることになります。@賃金アップ→A消費の拡大→B企業業績の向上→C税収の増加の循環は世界が羨む現象です。

ところが米国市場はこれを嫌った。金利が2.8%に上昇したからといっても、大したことはありません。米国はリーマンショック以前は5%〜6%の長期金利のもとで動いていました。ところがゼロ金利という過去にない金融政策のもとで、融資を受けられない階層が、@ローンで家を買い、Aローンで車を買い、Bローンによる奨学金で大学に進学する、といったことが米国民には可能となりました。しかし金利が上がれば、次第にバブル時にした借金の返済は不能になっていきます。

米国の証券界は金利上昇を嫌って、株価の大幅下落を招きましたが、それは図々しすぎる。いつでも低金利で融資をして ほしい、例えば私は2%の借り入れ金利を支払っても、3%の利益を上げることができる。こういったアホな商売ができていたわけです。金利が1%上がればこういう手法では利益がでなくなります。いまや長期金利が3%になろうとも、投資した額の5%〜6%の収益は出せるという機関投資家しか相手にされなくなるでしょう。


気分だけで投資をしてはならない。

投資が成功するのは、半分は時代の運です。株式投資は、仕掛け値と決済値の利ザヤを取ろうとするものだから、株価が動かねば何ともなりません。 株価が大きく変動するときだけに利益が生まれます。

しかし株価が大きく変動するかどうかは事前にはわかりません。いくらAI技術が進んだとしても、誰も未来のことは予想できません。

いまのAIを使った投資技術は、1〜3秒、資金が秒の間の予想しかできていないようです。3年株を保有していて2倍になった3倍になったというのは、AI技術によるものではありません。投資した時期がよかったからであるし、人が熱狂して株式を買っているときに、背を向けていて投資資金があったからです。

米国の今回の大幅下げは、自身の定見を持たない浮遊の投資家の狼狽売りであろうと見ています。定見をもたない向きは風向きだけで判断します。北に行こうとしている船頭が、北からの風を受けたときは帆を下ろし、極力船が南に流されないように努めるのが当然です。しかし風向きだけで船の方向を決める船頭も多い(今はその手の船頭(投資家)が圧倒的多い。この手の「自分が進むべき進路」を考えていない船頭が多すぎて、株式相場は大波に飲み込まれています。 2月2日のNYダウの大幅下落は、低金利という武器をもって、世間よりも少し良い成績を出そうとする中途半端な向きの手仕舞いであったように思います。

世界中が低金利になり、米国経済が断トツに伸びているので、誰でも米国株を買うに決まっています。しかしそういう都合のよいことは2年〜3年間続くことはありません。今回のNYダウの下げで風見鶏の投資家は市場を退場するのでしょう。


日本の株式は東証1部のPERが17倍を超えるとヤバイもと思っていましたが。上図の(h)では17.71倍まで買われました。今から思えば、2018年に入っての米国株高を見て海外勢が日本株を買ったためですが、昨日のPERは17.07倍まで下がりました。

今日も日経平均が2.55% 下落しているので、PERは16.70倍程度に下げたものと思われます。 16.0倍まで下がれば割高感は薄れますが、どうなることか。

右図は《デンドラ24》による日経平均の下値メドです。高いほうから順に、@22677円、A22194円、B21958円、C20988円 です。

今日の安値は22619円なので@をクリアしていますが、大方はABの中間(22194円〜21958円)まで下落する可能性が高い。

だいたい22000円を考えておけばよいと思いますが、米国株がさらに下落するようであれば、Cの20988円(約21000円)も追加せねばなりません。まあそのときは世界の株式市場の崩壊に結びつくので、いまのところ想像が及びませんが、NYダウが昨年12月と今年1月に棒上げした原因が「風見鶏の船頭」によってなされたものとすれば75日線に接近するような下げがあるかもしれません(可能性は10%もないと思うが)。


(2018.2.6) TOPIX 1743P (-80) 日経平均 21610円 (-1071) 31.5億株 (5兆56483億)


昨日の海外株は上海総合を除いて大幅な下げとなる。

(1)中国上海  +0.73%
(2)英FT100  -1.46%
(3)独DAX   -0.76%
(4)仏CAC   1.48%
(5)NYダウ   -4.60%
(6)ナスダック   -3.78%

米国はISM非製造業指数が(12月)56.5→(1月)59.9へ上伸し2005年8月以来の好調ぶりでした。しかし株価は暴落する。

NYダウは昨日の25520ドル(-665ドル)の2倍も下げて24345ドル下げて-1175ドル(-4.60%)の近年にはないほどの暴落です。2月2日と2月5日のたったの2日間で、2018年の年初からの+1897ドル高を打ち消しました。これによって2018年1月の株価上昇は実体のない期待先行の上げであったことが明白になりました。

グラフからは@2月2日の下げが超大陰線となったこと、A昨年11月20日以来50日ぶりに25日線を割り込み、Bほぼ安値引け であったことを思えば、続落することは十分に予想できたことですが、2月2日の下落の原因が、米国経済が好調なので、長期金利が2.84%まで上昇した。これによって、普通は株に投資しな堅実な向きが金利高騰をみて株式を売ってリスク資産を処分した。と考えていましたが。昨日はその下落幅の2倍も下げてしまいました。

日経新聞(HP)によると自動取引をするファンドがドッとでたため、NYダウの寄り付きは売り気配でなかなか値が付かなかった銘柄が多くあったといいます。もうこれはセリングクライマックスであり、投げのピークは迎えたと思います。それを表すのが昨日の大陰線の下ヒゲの長さです。下ヒゲの分だけ買い物が入ってきています。


米国金利高は本来は円安をもたらせ日経平均にはプラス材料になるはずですが、もっと大きな要因は米国株価に連動することです。世界の投資家は世界の市場を見ています。米国株が下落して損失が出たら、日本株も売られます。

1月4日・5日の2日間で日経平均は急上昇しましたが、あとの上昇はなかった。海外勢は1月第2週からは概ね売り越しでした。ここでは米国株のように浮かれた気分はでず、慎重に日本経済を観察していたようです。

ところが昨日の米国株の暴落によって、米国株以上の下落をしましあ。NYダウは-4.60%の下落だったのに日経平均は-4.73%の下落です。ナスダック-3.78%とNYダウよりも下落はk小さかったが、日経平均は-1%(ポイント)も余計に下落しています。

この結果、日経平均は75日線を下回り、先の小波動のボトムの21972円も下回ったので、中勢波動は下降波動に変わったと思われます。

だが今日の陰線の下ヒゲは長く、200日線近くまで下落していること、出来高が31.5億株、売買代金が5.6兆円もあったこと、などから今日がセリングクライマックスであり、すでに下値は出ているように思う思います。9日順位相関は-80以下になり、25日順位相関も-30まで急角度で下落しているので、、あと4〜5日で-80以下になりそうです。買いを考える向きには大きなチャンスが近づいているといえます。


(2018.2.7) TOPIX 1749P (+6) 日経平均 21645円 (+35) 23.3億株 (4兆5260億)


昨日の海外株は、

(1)中国上海  -3.353%
(2)英FT100  -2.64%
(3)独DAX   -2.32%
(4)仏CAC  +2.35%
(5)NYダウ   +2.33%
(6)ナスダック   +2.13%

米国株の暴落をみた欧州の株価は-2%以上の下落となる。中国上海総合は米国株価を意識したのか、予想される金利高から中国に投資していた資金が逃げ出すと思ったのか、遅ればせながら、世界の株価と同一の歩調をとりました。

一昨日、NYダウは-1175ドル(-4.60%)の暴落をしました。昨夜のNYダウは-260ドル安で寄り付き、-567ドル安まで下落し、続落となるのかとガッカリしていましたが、そこからは急上昇。結局(+567ドル高)の24912ドル(+2.33%高)で終わりました。

NYダウとナスダックは昨日最安値を出しているので、図の(a)が目下のところ、小波動のボトムとなります。そうなると、NYダウ・ナスダックの小波動のボトムらしさのポイントは、@新安値の、A陽線、B9日順位相関が-80以下 の3ポイントです。あとは25日順位相関が-80まで下落するのを待つだけです。NYダウは一昨日75日線を下回りました(ナスダックは下回らなかった)が、 すぐに75日線を上回ったのは上昇力がなくなったわけではないとこと証明ています。 昨日の大陽線による切り返しを見ると、1〜2か月の株価調整が終われば、再度新高値に挑戦できるようになるのではないか。


日経平均は米国株式の反発を見て、前日の終値21654円から+391円高い水準で寄り付き、一時は+743円高の22353円まで反発しました。NYダウは+2.33%の反発であったが、この時点での日経平均は+ 3.4%の反発でした。

日本株のほうが反発力は強いと思われました。 しかし寄り付きから前引けにかけて日経平均は戻り売りに押され、後場になると時間が経つに連れて次第安になり、終値ではたったの+35円高(+0.16%)の反発で終わる。

そもそも米国株式が暴落したのは、米国の金利上昇を嫌がったためです。日本株は日銀が金融緩和策を堅持しているので、6日の米国株ほど下げる必要はなかったし、今日7日の反発は米国株価よりも反発しても当然であったのです。

今日時点の日経平均の小波動のボトムらしさを見ると、@一昨日に新安値、A9日順位相関が-80以下になり、B (標準3)No.1の「日経平均用(2012)は買いマークをだしています。

C25日投資マインド指数は15%を割り込み、 図を掲げてはいませんがD《デンドラ24》の下値のメドの下から2番目の2194円もクリアしています。

さらには、E東証1部の連結PERはなんと15.66倍まで低下し、PERからの割高感はなくなりました。(これはポイントのに加算されない)

今のところ日経平均がボトムであるポイントは5ポイントになっています。ボトムらしさはの確率は5分5分になりました。2〜3日のうちに25日順位相関も-80以下になるので、そのとき6ポイントとなって、ほぼ60%の確率で日経平均は底を打ったといえます。


(2018.2.8) TOPIX 1765P (+15) 日経平均 21890円 (+245) 18.0億株 (3兆5496億)


昨日の海外株は、

(1)中国上海  -1.82%
(2)英FT100  +1.93%
(3)独DAX   +1.60%
(4)仏CAC   +1.87%
(5)NYダウ   -0.08%
(6)ナスダック   -0.90%

欧州はドイツが大連立を組むことが2党間で合意しました。メルケル政権の存続に?マークがついていましたが、ひと安心となったようで株価は上昇する。

やはり政権が安定していることが株高のためのひとつの要因です。米国のトランプ大統領のツイッターによるイレギュラーな発言に市場は悩まされてきましたが、ともかくも米国の税制を変えたことはたいしたものです。これほどの税制改革は日本ではできません。

しかし今日の日経新聞によると、2017年の米国の貿易赤字は8.1%増えて約8000億ドル(89兆円)であったようです。約8000億ドルのうち、@対中赤字が3700億ドル、A2位のメキシコの赤字を加えると米国の貿易赤字はこの2か国によって過半を占めています。(対日本の赤字は700億ドル程度だから、米国の貿易赤字の8〜9%程度です) トランプ大統領による中国・メキシコへの攻撃がはじまりそうですが、これが次なるトランプリスクです。


日経平均は米国株式がもたついたものの、日中は米国株に左右されることなく、後場からは次第高となって+245円高で引ける。

右図は《リアル24》による日経先物の5分足です。チャートは過去35本の高値を上抜いたら買い、過去35本の下値を下回ったら売りの売買マークが出る設定です。

ただ、昨夜のCMEの日経先物が急激な変化をして大きなギャップ(前日終値と当日始値の差が発生するので、株式の権利落ち処理のようにギャップの調整をしています。(今日の寄り付け値を前日の終値と同じ水準にする)

まあ5分足に見るように今日は大して大きな動きはしていません。昨日の2月7日は始値22270円から21700円まで570円の大幅下落をしましたが、これくらい下げると2回の仕掛け(と利食い)ができます。今日のように日中の株価の変動幅が300円ほどであったときは、13:25の買いマークを見て21830円で買い、大引けの21940円で決済するので、利益は110円程度です。変動幅の1/3が取れればよいのです。


日経平均は昨日の陰線にハラまれる陽線となりました。暴落3日目にしてようやく陽線がでたのでホッとしたところです。

昨日の東証1部の連結PERは15.51倍まで下げました。今の企業予想からは16倍〜15倍が妥当なPERであると思っている私には心強い株価水準になったと思われまた。

今日の上げ幅はさして目覚ましいものではなかったけれど、多くがこの株価水準は割安であると思って押し目買いをいれたのは正しい。


(2018.2.9) TOPIX 1731P (-33) 日経平均 21382円 (-508) 21.3億株 (4兆0017億)


昨日の海外株は、

(1)中国上海  -1.43%
(2)英FT100  -1.49%
(3)独DAX   -2.62%
(4)仏CAC   -1.98%
(5)NYダウ   -4.15%
(6)ナスダック   -3.90%

英国中銀総裁は、予想以上に金利の上昇は急激になり、大きなものとなるだろうと発言。これを受けて欧州株価は全滅し、米国に波及して、米国株価は今月2度目の暴落となりました。

まあ、いらぬことを言ったものです。世界の金融政策は、@過剰流動性をジャブジャブ提供して銀行の資金がショートする事態を回避する、というのが第一の目的でしたが、これは各国で成功を収めました。

次に正常な経済成長を取り戻すには、A資産価格を上げ、これによって消費を惹起する。あるいはB超低金利にして企業の借り入れを容易にし、設備投資を惹起する。というものでした。米国においては@ABに加えて、トランプ大統領の大幅な法人減税があったので、米国経済は当分盤石であろうと思っていました。

しかしFRBが金融緩和の出口を模索するようになり、FRBの資産買入れ額は減り、長期金利は2.823%にまで上昇してきました。景気がよくて金利が低いという同時両立はありません。米国の株式市場は金利の高さをとって株式を売るのか、または経済成長を重視して株式を買うのかの岐路に立たされています。

いかんせん2009年のバーナンキ議長の超金融緩和に慣れてしまった最近の投資家は「適温相場」とかいって、生ぬるいことを期待しています。株式相場においては金利を重視するのか、業績を重視するのかの、二者択一の判断しかありません。私が思うに今の米国の相場はあまりにも長期金利の上昇をh重視しすぎています。まあ自分の判断が決まりらないので、周りの動きに付和雷同して、2月に入ってからの相場は大混乱しているのではないか、と思います。


日経平均はNYダウが2月に2度も-1000ドルの下げをしたものの2月6日の安値21076円は下回らず。何とか下値を維持しました。

私は2月6j日は日経平均のセリングクライマックスであると思っているので、日経平均の下値は21070円(ザラバ安値)で出ていると判断してます。

今日の200線の水準は21003円ですが、株価はこれを下回っていません。。


(2018.2.13) TOPIX 1716P (-15) 日経平均 21244円 (-137) 19.6億株 (3兆7126億)


先週末2月9日の海外株は、

(1)中国上海  -4.05%
(2)英FT100  -1.09%
(3)独DAX   -1.25%
(4)仏CAC   -1.41%
(5)NYダウ   +1.38%
(6)ナスダック   +1.44%

米国以外は安かった。

米国株(NYダウ)はこの2日間で+330ドルと+410ドル、合わせて740ドルほど高くなったものの、まだ2月8日の-1032ドルの下げ幅を回復できていません。まして2月5日の-1175ドル安の日のザラバ高値25520ドルの奪回にはまだ900ドルの上昇が必要です。

一度上昇トレンドがポッキリと折れてしまうと。、再び上昇トレンドにもどるには時間がかかります。暴落の過程で多くの投資家が傷ついてしまうからです。 まだ25日順位相関は-80まで下げていないので、これが-80以下になって初めてNYダウは小波動のボトム圏に入ったらしいと判断するのがよさそうです。

昨日2月12日の海外株は、

(1)中国上海  +0.78%
(2)英FT100  +1.19%
(3)独DAX   +1.45%
(4)仏CAC   +1.20%
(5)NYダウ   +1.70%
(6)ナスダック   +1.56%

英国・欧州・中国株も反発しました。中国上海総合の25日順位相関はまだ-80以下まで下げていないので、すでに200日線を割り込んでいる上海株がすぐに底を打つとは思われません。

一方FT100は9日順位相関と25日順位相関が-80以下になっているので、だいたい小波動のボトムに近づいてきたのではなかろうか。


日経平均は米国株式の2日間の連続上昇をみて、+250円高で寄り付く。2月9日の終値からは+1.17%の上昇率でしたが、NYダウが(23860ドル→24601ドル)へと+.310%の上昇をし、ナスダックが(6777P→6981P)へ0.3.01%の上昇をしていることを思えば、 米国株高に連動した比率は小さかった。

その後寄り付きから+50円ほど上昇したものPM 2:00ころから下落に入り、-137円安(-0.65%)で引ける。今日の日経平均の動きには裏切られた。今日はまったくガッカリしました。

米国が+3.0%高なのに日本は-0.65%安です。すでに東証1部のPERは先週末で15.05倍です。今日の下げを勘案するならば、東証1部PERは14.95倍程度になっているのではなかろうか。 どう見ても日経平均は売られ過ぎだと思います。


(2018.2.14) TOPIX 1702P (-14) 日経平均 21154円 (-90) 18.4億株 (3兆4450億)


昨日の海外株は、

(1)中国上海  +0.98%
(2)英FT100  -0.13%
(3)独DAX   -0.70%
(4)仏CAC   -0.60%
(5)NYダウ   +0.16%
(6)ナスダック   +0.45%

米国以外は安かった。

ナスダックは3日連続陽線になったが、2月8日の大陰線を上抜くことはできず。75日線を2日連続して上回ってきたが、9日順位相関(-60.0)は25日順位相関(-37.1)を上回ることができておらず、調整が終わったとはいえません。

NYダウのグラフもナスダックと同じです。1)3日連続陽線になったが、2)2月8日の大陰線を上抜くことはできず。3)75日線を2日連続して上回ってきたが、4)9日順位相関(-60.0)は25日順位相関(-40.3)を上回ることができていない。

日経平均は円高の進行によって+126円高かったのに一時は-294円安まで約-420円も下落してしまいガッカリさせました。日銀のETF買いが入り、ザラバ安値20950円からなんとか200円方戻して-90円安で引ける。

だが日経平均がボトムに近いことは様々なチャートが知らせています。今日の小波動のボトムらしさは、(上図)@、新安値、A9日順位相関が-80以下、B25日順位相関が-80以下。

右図では、C25日騰落レシオが75以下、D25日投資マインド指数が15以下。 ここまでで5ポイントです。

今日の下げでショックだったのは、ザラバ安値で20950円をつけたことです。2月6日の暴落時のザラバ安値は21078円であり、これでセリングクライマックスは終わったものと思っていましたが、今日はこれを下回りました。

《デンドラ24》の下値メドの最も安い水準は20988円なので、これをクリアしました。これで6ポイント目。

さらに参考にしている東証PERは昨日は14.90倍と15倍を割り込んんでいるので、これをカウントすれば、小波動のボトムらしさは7ポイントになります。ボトムとなる確率は70%あると思ってよいでしょう。(正確な確率ではない。)

200日線の水準は2130円であるし、ボトムらしさの高ポイントからして、ドンドン下値を切り下げることにはなるまいと思っていますが、新たに円高というマイナス要因がでてきたので、ちょっと困っています。


(208.2.15) TOPIX 1702P (+16) 日経平均 21464円 (+310) 15.7億株 (2兆9682億)


昨日の海外株は、
(1)中国上海  +0.45%
(2)英FT100  +0.64%
(3)独DAX   +1.17%
(4)仏CAC   +1.10%
(5)NYダウ   +1.036%
(6)ナスダック   +1.86%

世界の株価は高かった。ナスダックは2月8日の大陰線を超える。米国は下降トレンド入りを回避したようです。

しかし日経平均の反発は強くありません。昨日いったように小波動のボトムらしさはすでに7ポイントになっていますが、世界の株価の反騰に比べて、力強さが感じられません。<

この原因は円高に尽きますが、110円から106円に-4ほど高くなっただけで、日本の有力企業の業績がそれほど低下するとも思われない。確かに表面上の(円換算の)利益額は低下するだろうけれども、日本の経済にとっては円高がプラスになる企業は、円高でマイナスになる企業よりも多いはすです。

私は2016年から相場がよくわからなくなっています。2017年もそうでした。この相場のわかりにくさの原因は世界に溢れかえった過剰なマネーによる投機的な動きにあることは明らかです。

相場の先行きにある程度の見通しがつくような、正常な状態にもどるにはジャブジャブの過剰なマネーを回収するしかありませんが、いったん過剰流動性によって経済が成り立っている新興国は過剰流動性がなくなれば経済が破たんします。各国の中央銀行は難しい舵取りをせまられています。日本の株価も過剰流動性の影響をモロに受けています。


(208.2.16) TOPIX 1737P (+18) 日経平均 21720円 (+255) 14.2億株 (2兆7149億)


昨日の海外株は、
(1)中国上海  -%
(2)英FT100  +0.29%
(3)独DAX   +0.06%
(4)仏CAC   +1.11%
(5)NYダウ   +1.23%
(6)ナスダック   +1.35%

ナスダックは2月8日の大陰線を上回り、2月5日の暴落の超大陰線の高値近くまで反発する。

NYダウは2月5日の大陰線の高値を奪回するにはあと300ドルの上昇が必要だが、5連続陽線をつけているので、買い意欲は復活したと思われます。

一方この暴落の原因となった金利の上昇ですが、長期金利は2.908%まで上昇しています。

米国はトランプ大統領が打ち出した、減税と巨額のインフラ投資によって、米国のインフレ率は上昇するに違いない→当然に通貨価値は下がる→よってドル安になる。ということでドル安が進んでいます。

輸出企業にとってはドル安は歓迎ですが、輸入業者にとっては マイナスです。これは最終的には米国GDPの70%を占める消費にマイナスをもたらせる。目先の経済はウハウハだが、その先は怖い。株式市場はその時々の気分(投資資金の配分状況)によって、良い面を評価したり、悪い面を重視するので、常に株価は正しい答ええを出しているわけはないのですが、まあ半年ほどの方向は捕らえていると思っています。

日経平均は1月23日の24124円(終値)をつけてから2月14日までの15日間、連続した陽線を出すことはありませんでしたが、今日は2日連続陽線となりました。

出来高が14.2億株、売買代金が2.7兆円とボリューム面では見劣りがしますが、誰も尻込みしているときに買う投資家が少数 であるのは当たり前です。明日のボリュームの増加に期待したい。

日経平均は200日線を下回りませんでした。200日線は3〜5年の短期の経済の循環を表すものす。日本の経済はなお上昇過程にあることが証明されました。


(208.2.19) TOPIX 1775P (+37) 日経平均 22194円 (+428) 12.9億株 (2兆3256億)


昨日の海外株は、
(1)中国上海  -%
(2)英FT100  +0.83%
(3)独DAX   +0.86%
(4)仏CAC   +1.13%
(5)NYダウ   +0.08%
(6)ナスダック   -0.23%

ナスダックは25日線を上回る。

私は@200日線が3〜4年の景気の基調(大勢波動)を示し、A75日線が2〜9か月の株価の変動(中勢波動)を示し、B25日線が1〜2か月の株価の方向性(小勢波動)を示し、C9日線が行き過ぎの基準としています。

ナスダックが25日線を超えたことで、この先1〜2か月は米国株は堅調であろうと思います。

日経平均は3陽連となりました。この3日間の上げ幅は、2月15日が+310円、16日が+255円。今日19日は+428円上昇して3日間で1000円の上昇です。

グラフではまだ底打ちとは確認できませんが、3日で1000円の上げっぷりはすごい。3日間も上昇が続いたし、日経平均は200日線を割り込まなかったので、大勢の上昇波動は壊れていません。

まあできれば75日線を上抜けば安心ですが、これは時間の問題でしょう。当面23000円までは戻るのではなかろうか。


(208.2.20) TOPIX 1762P (-12) 日経平均 21925円 (-224) 12.3億株 (2兆2390億)


昨日の海外株は、
(1)中国上海  -%
(2)英FT100  -0.64%
(3)独DAX   -0.53%
(4)仏CAC   -0.48%
(5)NYダウ   -%
(6)ナスダック   -%

米国は休場。中国は正月休み。欧州だけが立ち合いがあったものの、東京の出来高は少ない。やはり米国が世界の株価を動かしていることがありありとわかる日でした。

円はやや安くなるが106円台から抜け出ることはできず。この円高は円売りの反動だと思うので、そのうち円高は修正されると思います。この円高にもかかわらず昨日までの日経平均の反発はたいしたものです。

グラフはまだ75日線を上抜くには時間がかかりそうですが、200日線を下値にしての上昇であるし、1月23日の小波動のピークから19日間が経過しているし、東証1部PERは15.2倍まで下落したことであるので、まずは小波動のボトムはでた感じです。ここからは弱気になることはないのではないか。


(208.2.21) TOPIX 1761P (-0) 日経平均 21970円 (+45) 13.8億株 (2兆6863億)


昨日の海外株は、
(1)中国上海  -%
(2)英FT100  -0.01%
(3)独DAX   +0.83%
(4)仏CAC   +0.64%
(5)NYダウ   -1.01%
(6)ナスダック   -0.07%

米国はやや下げる。NYダウは上ヒゲ陽線の翌日、陰線となったので、あまりよい足ではないが、ナスダックは7連続陽線となお上昇余力を示す。

ただ25日を完全に上回ることはできていないので75日線と25日線の間で保ち合いになりそうです。

9日順位相関が+80以上になってからいったんは調整するところか。

ドル円は3日連続で円安に進む。そもそも先進国のなかで最も経済が発展している米国のドルが売られ、その反動で円が買われるというのは納得がいかない。

米国では、トランプ大統領の大幅な減税とインフラ投資によってインフレ率が高まることを懸念していますが、日本からすればインフレ率の上昇は羨ましい。 米国FRBはインフレが進みそうだと判断すれば、金利を引き上げればよいだけの話しです。日本とは違って金融政策はいくらでも打つべき手があります。


黒田総裁が就任した2013年に、2年間でインフレ率を2%にする。そのために日銀の資産買入れを2倍にし、金利を引き下げるという方針を打ち出したのだけど、5年たっても状況は好転していません(少しはよくなったが)。

理論的にはマネーが市場に溢れ、日銀が政府の国債発行の買入れをするならば、インフレ率は高まるはずです。政府がいくらでも国債を発行しそれを国民にバラ撒く。これでインフレにならばければ国の財政はラクなものです。

ところが物価(インフレ率)は上がらないし、賃金も思ったほど上がらない。日銀の金融政策だけではどうにもならないところへきている。

この原因の基礎は、@日本の人口が減りだしている、A誰も多くの子供を産まない、B老人が増え過ぎて国の財政の圧倒的な金額を取っている。ということでしょう。私は思うのだが、60才になって年金をもらって、朝早くから足腰の維持のために散歩して、ボランティアの活動にも参加もせず、この後80才までタダ飯を食うような老人にはなりたくない。

私は1月に70才になったので、「高齢保険受給者証」というものを送られてきました。これまでは医療費が3割負担であったものが2割負担になるらしい。なんだこれは。3割負担でよいではないか。よくは知らないが75才になれば1割負担になるという。5年か10年で死んでゆく老人のために若い子供や赤ちゃんに配られるべきものが、老人に手厚く配布されている。まあ選挙の投票に行くのは年寄りばかりだから、政治としては高齢者を優遇するのはしかたがないのかも知れないが、これでは 日本の人口は増えないし、子供も増えない。老人はすでにリタイアしていのだから、もう少しこの先を支えてくれる子供に遠慮したほうがよいのではないか。


(208.2.22) TOPIX 1746P (-15) 日経平均 21736円 (-234) 13.4億株 (2兆5902億)


昨日の海外株は、
(1)中国上海  -%
(2)英FT100  +0.48%
(3)独DAX   -0.14%
(4)仏CAC   +0.23%
(5)NYダウ   -0.67%
(6)ナスダック   -0.22%

米国はFOMC議事録が発表され、金利引き上げのピッチが加速するのではないか、として長期金利は2.949% (+0.062)まで上昇。米国株価は議事録公開の直後から急反落する。

ナスダックは上ヒゲの長い陰線となり、7連続陽線の後はしばらく調整する模様。

ドル円は米国金利高にもかかわらず円安にはならず。日経平均は米国株以上の下げとなる。まあ米国株安と円高がそろっていれば日経平均が上がるわけはないけれど、今日の下げにはガッカリしました。


(208.2.23) TOPIX 1760P (+14) 日経平均 21892円 (+156) 11.9億株 (2兆2514億)


昨日の海外株は、
(1)中国上海  +2.17%
(2)英FT100  -0.40%
(3)独DAX   -0.07%
(4)仏CAC   +0.13%
(5)NYダウ   +0.66%
(6)ナスダック   -0.11%

米国は長期金利が2.920% (-0.29)と少し下げたので、小幅な上昇となる。ナスダックは2日連続の陰線ですが25日線に絡んだ水準にあるので、大きな下げはなさそうです。

NYダウは25日線まで戻ることができず、75日線と25日の中間で揉み合っている状況。

ドル円は106円台に逆戻り。昨日の日経平均は円高を嫌気して下げましたが、今日は-0.5円の円高にもかかわらず反発する。

投資部門別売買代金差額によれば、個人の現金部門は2月第1週はなんと5644億円の買い越しです。個人の信用部門は1813億円の買い越しです。個人の現金部門が大きな買い越しになったのは2月初めの暴落に買い向かったからです。

現金部門の買いは儲かるまで粘るぞ、という長期投資の態度なので信用部門のように目先の売買はしません。

この2年間で個人の現金部門が買い出動したのは、2017年3月の719億円、2016年6月の1246億円だけです。

図の(a)が2016年6月ですが2016年の安値をピタリと当てています。(b)はわずかな買い越し額でしたが(b)の翌月が2017年の安値になったいるので、これも正しい判断だといえます。個人の現金部門の買い越しは注意して見ておかねばなりません。

《デンドラ24》の4%波動は陽転しているので、上値のメドは次のようになっています。
  1. 22423円
  2. 22846円
  3. 23058円
  4. 24116円
最も低い上値メド(22423円)ですら今日の終値(21892円)から500円以上の上値余地があります。

いつもいう2番目(22846円)と3番目(23058円)の中間をメドとするなら、だいたい22950円になります。今から約1000円上昇する可能性をもっています。


(208.2.26) TOPIX 1774P (+14) 日経平均 22153円 (+260) 12.4億株 (2兆2469億)


昨日の海外株は、
(1)中国上海  +0.63%
(2)英FT100  -0.110%
(3)独DAX   +0.18%
(4)仏CAC   +0.15%
(5)NYダウ   +1.39%
(6)ナスダック   +1.77%

米国は長期金利が2.866% (-0.054)と低下したため、大きく大きく上昇する。米国長期金利の年初は(2.449%)でしたが、先日(2月21日)は2.949%まで上昇していました。2か月で+0.5%の上昇です。

米国景気はよいし、法人税限減とインフラ投資によってさらに米国経済はよくなると予想されています。当然にインフレ率は3%近くまで上昇するだろうし、それに伴って金利が上昇するのは当然のことです。

ところが大規模な金融緩和によって、現在は取り放題の投資資金の調達ができているので、市場は@米国経済が堅調であっても、A金利は上昇しないでほしい、と思っています。経済がよければ金利は上昇する、経済が悪ければ金利は下落する、というのは経済学の「いろは」ですが、市場は慣れ切った金融緩和の持続をなお期待しています(量的緩和と金利の低下)。

だがそういうことはありえない。米国経済が上昇すれば、必ず金利は上昇します。今は目先の長期金利の上下動によって 市場は強気になったり弱気になったりしていますが、本格的に米国経済が回復したときには、長期金利は4%を超えるのではないか。低金利によって投資資金を得ていた投資家は苦しくなり、市場から撤退せざるをえません。

ドル円は106円台半ばまでの円高となる。しかし日経平均は米国株高のほうを評価して+260円高の22153円で引ける。

円高をマイナス材料とみるのか、A米国株高をプラス材料と見るのかは、その時々の需給(多くはムード)によりますが、基本は海外勢の動向です。

円高になろうとも海外勢が買っていれば日経平均は上がるし、米国株価が上昇しても海外勢が売っていれば日経平均は下落します。海外勢の投資態度しだいです。いってみれば海外勢のやり放題でした。

ところが2月に入ってからは日本の個人(現金部門)の投資が非常に大きくなりました。例えば海外勢が大きな資金で株式を運用していても、その資金が全部借り入れ資金であれば、投資は短期張りにならざるを得ません。だがその資金が全部現金であれば短期的な投資成果に一喜一憂することはありません。大きな利益がでるまで、買った株式を保有することができます。

短期投資で細かく稼ぐのがよいのか、長期投資で鈍くはあるが大きく稼ぐのがよいのか、は時代によりますが、若い人は長期投資をすべきです。老人は5年先10年先はどうなっているのかがわからないので、長期投資をすることは難しい。短期投資をせざるをえません。長期投資は若者の特権です。

日経平均は25日線や75日線にも戻れていないし、1月23日の終値(24124円)→2月14日の終値(21154円)まで約3000円の下落をしましたが、安値21154円から今日の22153円まで約1000円の上昇です。まだ1/3しか戻していないけれど、ちゃんと見れば日本株は割安です。


(208.2.27) TOPIX 1790P (+15) 日経平均 22389円 (+236) 13.2億株 (2兆6299億)


昨日の海外株は、

(1)中国上海  +1.23%
(2)英FT100  +0.62%
(3)独DAX   +0.35%
(4)仏CAC   +0.51%
(5)NYダウ   +1.58%
(6)ナスダック   +1.15%

米国は長期金利が2.863% (-0.003)と変わらず。今夜のパウエル新FRB議長の議会証言では、イエレン前議長の路線(ゆっくりと金融を引き締める)を踏襲すると市場は判断して、株価は上昇する。

NYダウは下降している25日線でいちどは頭打ちになるのではないかと思っていましたが、寄り付きの段階で25日線を突破し、これで4平均線をすべて上回りました。順調な上昇相場に戻りました。

ナスダックは25日線が横這いであったので、すでに前日に25日線を上回り、今日も続伸。この分では先の高値7505Pを上抜く可能性が半分にはなったでしょう。

ドル円は106円台後半まで下げる円安となる。しかし企業が想定している円は110円ほどなので、株価を上昇させる材料としてはまだまだ不足です。

日経平均は先週末は+156円高→昨日は+260円高→今日は+236円高と、3日間で+650円の上昇です。

終値ベースでいうと、1月23日の高値は24124円、これが2月14日には21154円まで下落し、-2970円の大幅な下げとなりましたが、今日は安値(21154円)から+1235円上昇しています。下げ幅の約41%戻しです。

日経平均の今日の25日線は22446円ですが、今日のザラバ高値22502円を一時25日線を上回りました。だが25日線はまだ下降中です。NYダウの下降よりもキツイ下降です。

NYダウは25日線が下降中でしたが昨日をこれを上回りました。米国経済が順調なためです。米国のように経済回復が順調でない、日本の日経平均が急速に下げている25日線を明日上抜きことができるのか。まあこれは今夜の米国株式しだいです。

なおついでにいっておくと、いったん株価が25日線を下回ったとき
  1. 25日線が上向いているときは、すぐに25日線を上回りやすい。
  2. ところが図の(b)のように、25日線が上向いているのに、これを上回れないときは「余程悪い」と思うべきです。
  3. 25日線が下向いているときは、すぐに25日線を上回ることは難しい。
  4. 図の(a)がまさにその例ですが、NYダウのような例も多くあります。だからもし、下降中の25日線を上回ったときは、株価の勢いは「余程良い」と思うべきです。


(208.2.28) TOPIX 1768P (-22) 日経平均 22068円 (-321) 15.4億株 (2兆9369億)


昨日の海外株は、

(1)中国上海  -1.13%
(2)英FT100  -0.10%
(3)独DAX   -0.29%
(4)仏CAC   -0.01%
(5)NYダウ   -1.16%
(6)ナスダック   -1.23%

パウエル新FRB議長の議会証言から米国市場は急速に下落する。米国市場で怖いと思われているのは金利引き上げですが、これらはバブリーな資金による投資家が気にしている。

むろん金利が上昇すれば、この水準の米国株価はまともな投資家も株価下落に見舞われることになりますが、大きな損失はでません。でるのは低金利と過剰流動性をフルに利用した投資家(特にレバレッジを効かせている投資家)です。

NYダウは前日下降する25日線を一気に上抜いたので瞠目しましたが、昨日は元の黙阿弥。やはり下降する25日線を上抜くには相当な買いエネルギーを必要とします。ナスダックは下落したとはいえ25日線の上位にあり、米国経済を牽引しているナスダックの一部銘柄(アップル・アマゾン・グ―グル・フェイスックなど)です。米国にはこういう銘柄があり、日本にはないというのが情けない。

昨日は、日経平均が下降中の25日平均線にぶつかりました。下降中の25日線を上抜くのは、5分5分ではなく、60〜70%くらいは25日線で頭打ちになるだろうと思っています。

これら確率を無視して25日線を上抜くことになれば、相場は強い。大きな上昇に繋がります。

昨日の段階では米国株価が上昇することに期待しましたが、米国株は下落したため、日経平均は25日線を上回れませんでした。ただ今日の下落はさほどのものではない。しばらく(4〜5日)は25日線の下位に位置するのではないか。


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