日経平均をどう見たか・判断したか (2017年11 月)

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(2017.11. 1) TOPIX 1786P (+20) 日経平均 22420 (+408) 20.5億株 (3兆7557億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.09%
(2)英FT100  +0.07%
(3)独DAX    +0.09%
(4)仏CAC   +0.18%
(5)NYダウ   +0.12%
(6)ナスダック    +0.43%

海外は小幅に上昇する。米国はトランプ大統領が法人税率を段階的に引き下げることを否定し、FRB議長がパウエルFOMC理事になるなら引き締めはゆっくりしたものになるだろうの期待で、欧州株よりも上昇する。

ナスダックは、アマゾン・マイクロソフト・アルファべット・ファイスブックといった時価総額が高い銘柄が大幅上昇したのでバブリーであるなと思っていましたが、10月27日にその第2段目のバブルが始まった感じです。とにかく期待が先行しています。

この背景には当然に金融政策(低金利と量的緩和)があるのですが、誰も資金に不自由することはないと思っている。だが今後は株式投資にまわす資金は徐々に窮屈になっていきます。この金融緩和によって、2007年のサブプライムローンのようなユルユルの融資がでてきているとの見解もあります。

金融が破綻するのはユルユルの融資によって貸付金の回収ができなくなり、金融機関が巨額の含み損を抱えたときです。今のところ米国は急激な金融引き締めには踏み込まないようですが、株式市場は金融緩和の引き締めが次第に強くなったとき、今後の株価は上がらないだろう、株価は下がるのではないか、と予想する向きが優勢になって米国株価は大きな下落(暴落といってもよい)が起きる可能性が高い。(次の9-12月期の企業業績や米国GDPの伸び率による)

今日の日経平均の上昇には驚きました。ピックリです。一時は22455円(+444)となりました。《デンドラ24》の上値メドは下から順に、@21201円、A22165円、B22551円、C23900円 でしたが、この上値目標がでた9月19目の日経平均は20229円でした。ここから1000円以上の上昇はできないだろうと思って、@の21201円を当面の上値メドとしましたが、今の上昇力は予想をはるかに超えました。

上昇力の強さは、株価が4線(9日・25日・75日・200日)の最も上位にあることで表現されます。「快調な上昇順張り相場」です。この期間が何日続くと下降(または調整)するのかを調べてみました。まず次の条件表を設定しました。

No.8行が株価が最も高い4線を割り込んだ日であり、No.9行はそれまでに株価が何日連続して4線を上回っていたかを表示します。


ナスダックのデータは有効な期間が2003年10月22日からなので、上の条件表を2003年10月〜2017年11月1日までの期間で「統計」を取ると、最長は35日、次いで32日、30日、29日と30日あたりで連続記録は途切れています。

連続して18日以上あったのは過去20回ほどあります。

35日以上の連続記録が破れたならナスダックのピークの確率は100%に近くなると思いますが、上図のナスダックの図の(a)〜(b)の前日までの連続上昇は18日間で終わりました。


ヒストグラムで見ると、
  1. 1〜2日で終わるものが多い。

  2. 2003年10月〜2017年10月までに、231回4線を超えたことがある。

  3. 平均は6.3日(6日〜7日)であり、

  4. 10%以上の確率があるのは16日連続である。
ことがわかります。つまり18日連続で株価が4線の上位にある確率は10%以下であるのです。

35日以上の連続記録が破れたならナスダックのピークの確率は100%に近くなると思いますが、上図のナスダックの図の(a)〜(b)の前日までの連続上昇は18日間で終わりました。 つまり過去の統計の確率が10%以上になるとこは出来なかった。18日日連続上昇は過去の統計の範囲内であったわけです。


日経平均のデータの有効な期間は1995年10月30日からなので、上の条件表を1995年10月〜2017年11月1日までの期間で「統計」を取ると、最長は35日、次いで26日(1回)、23日(4回)です。

23日あたりで連続記録は途切れることが多い。(これ以上に連続上昇をしたのは1995年〜2017年の22年間で2回しかありません。

現在はこの統計には入っていませんが、32日連続して株価が4線を上回っています。目下のところ2013年11月16日の35日に続く連続記録です。


ヒストグラムを見ると、連続記録は半数が6〜7日です。 90%は株価が4線の上位にあるのは14日間です。

これを知ると、10中9は15日以上株価が4線の上位にあるときは売りを考えるのが正しい。

だが残りの10%の事象が現われたときはどうするか?

ヒストグラムを見ると連続23日までは可能性があるが、27日あるいは35日連続しているのは各1回です。事例249件のうち27日以上連続して株価が4線の上位にあることはわずか2回です。その割合は、27日以上の連続は0.8%で、35日連続は0.4%です。

通常統計学では95%の確率があれば意味があるとします。つまり5%の間違いはしかたがないとします。連続27日とか連続35日が生じる確率は1%もありません。過去の統計によると
  1. 連続7日(50%)を超えると売りがやや有利。
  2. 連続9日(75%)を超えると売りが有利。
  3. 連続19日(95%)を超えると売りが圧倒的に有利。
  4. 連続23日(99%)を超えると売りが確実に有利。
となりますが、1995年〜2017年の22年間の間には、35日連続という通常の5倍も長い連続記録が現われます。今度の日経平均が16連騰をしましたがこれは過去(戦後)にはなかったことです。そして今日は株価が4線にの上位にあること32日連続です。過去の35日連続に迫っています。

平安時代の貞観震災から1000年後に東日本大震災が起きたような何100年に一回のことが、株式市場でも生じています。


(2017.11. 2) TOPIX 1794P (+7) 日経平均 22539 (+119) 18.6億株 (3兆3088億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.08%
(2)英FT100  -0.07%
(3)独DAX    +1.78%
(4)仏CAC   +0.20%
(5)NYダウ   +0.25%
(6)ナスダック    -0.17%

米国はFOMCで金利は据え置きと決めるが、米国経済は強いと評価する。ADPの雇用統計は13.5万人→23.5万人へアップ。これはハリケーンの影響がなくなって少し過大に雇用者数が増えたようです。

一方、ISM製造業指数は60.8%→58.7%へ下がる。58.7%という数字はたいしたものですが、市場は明日のFRB議長の決定を控えて、NYダウは高くなりナスダックは安くなる。 ナスダックは早くも新高値の陰線を出して、買い勢力はおよび腰の感じです。


日経平均は破竹の勢いで上昇を続けています。各国の金利引き下げと量的緩和によって株式市場に流れ込んだ資金は、米国株価を買い、ついで欧州株を買ってきましたが、このリターンは小さくなった。

そこでデフレ脱却のめどが立っていない日本株を買うしかなくなったというのが本音でしょう。いわば優良株(この場合は欧米株)が買われたので、2番手の格落ちの株(日本株)を買っているということです。

日経平均がグイグイ上昇しているからといって、日本経済が欧米に互しているわけではありません。

小波動のピークらしさのポイントは上図から @新高値、A9順位相関が+80以上、B25順位相関が+80以上 を基礎ににして、(右図)の CNo.1「日経平均用」が売りマーク、D25日騰落レシオが売りマークの5ポイント。


さらには右図(左側)の東証1部PERが16.5倍以上なので6ぴポイント。(16.5倍は私の思う基準です)

ところが図(右側)の25日投資マインド指数は76.5と85に達していません。市場が熱狂すれば、どんな銘柄でも買われてピークが出るのですが、今回は買われる銘柄は多いが売られている銘柄もそこそこあるということを表現しています。

このわけは、今回の日経平均の上昇は、海外勢の一手買いだからです。買う銘柄は日本を代表する電機・機械・自動車、細かいところでは決算がよかった個々の銘柄に限られています。このため大多数の銘柄が舞い上がるという現象が出にくい。


ここまでの小波動のポイントは6ポイントでしたが、《デンドラ24》の上値メドもポイントを構成する要素です。

今から1か月半前の9月18日に、4%波動は上昇波動に変わり、(a)の日に上値メドを表示しました。そのメドは低いほうから@21201円、A22165円、B22551円、C23900円でした。

ただしその上昇の出発点の(b)の日の終値は19239円であり、そこを起点にするとJの21201円までは約2000円、Aの22165円までは約3000円ほど上昇する必要がありました。ましてやBの22551円までは約3300円の上昇をせねばなりません。

常々小波動のピークは上値メドの下から2番目と3番目の中間になることが多いといってきましたが、ABの上値メドに達するには3000円の上昇をしなければならないので、今回は最も安い@の21201円を《デンドラ24》の上値メドのポイントとしましたが、これが大きな間違いでした。今日の日経平均は22539円となり、Bの22551円に迫りました。まさにAとBの中間まで上昇したのです。

上値メドは@の21201円であると思い込んでいたことが今回の上昇のスケールを見誤らせた原因です。ともあれAとBの中間まで日経平均は上昇したので、文句なく1ポイントが加点され、7ポイントになりました。

通常であれば7ポイントになれば、ピークらしいとするところですが、今回は@戦後の東証再開以来の新記録である16連騰をしていること、A株価が4線の最上位にある日の連続記録はここ22年間では35日間でしたが、今日は33日目になったこと を思えば7ポイントでもってピークとは決めつけがたい。せめて8ポイントにならねばならない。8ポイントになるのは「新高値の陰線」がでることです。


(2017.11. 6) TOPIX 1782P (-1) 日経平均 2548 (+9) 19.3億株 (3兆36497億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.34%
(2)英FT100  +0.07%
(3)独DAX    +0.28%
(4)仏CAC   +0.14%
(5)NYダウ   +0.10%
(6)ナスダック    +0.74%

米国の10月雇用統計は-3.3→+26.1増。ISM非製造指数は59.8→60.1へ伸びる。9月のハリケーンによる-3.3万人から思ったほどは増えなかったが、ISM非製造業の数字はよく、市場は米国経済についてやや混乱する。

一方FRB議長はパウエル氏に決定。パウエルはFRBの理事であったしイエレン前議長よりも金融緩和にやや積極的であるので、米国株式は少し上昇するが、長期金利は2.329% (-0.018)へとダウンする。この結果円は 少し高くなり114.35円(+0.34円)になる。

日経平均は+73円高で寄り付いたが、次第に売りに押され-103円安まで下落するも、押し目買いが入り+9円高で引ける。(ただしTOPIXhは-0.08%と安」い。)

今日の日経平均のピークらしさは、@新高値の、A陰線(陰線幅が小さいので0.5ポイントとする)、B9日順位相関が+80以上、C25日順位相関が+80以上、D条件表No.1が売りマーク、E25日騰落レシオから下から3番目の22551をクリア の6.5ポイントです。なかなか7とか8ポイントにならないのは、熱狂することなく、ジワジワと上昇しているからですが、その買い手は海外勢です。これが勢いを失ったときが日経平均の上昇の終わりでしょう。すでにTOPIXは上昇力の衰えがでています。


(2017.11. 7) TOPIX 1813P (+20) 日経平均 22937 (+389) 18.93億株 (3兆51267億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.49%
(2)英FT100  +0.03%
(3)独DAX    -0.07%
(4)仏CAC   -0.19%
(5)NYダウ   +0.04%
(6)ナスダック    +0.33%

米国は小幅高。NYダウの前日比は+0.04%高、ナスダックは+0.33%高でしたが、日経平均は+1.73%と世界の株価よりも突出して高くなる。

中国を除いて世界同時株高になっていますが、日本株はこれに出遅れていました。相対的に日本株が割安になったため、今はこの差を埋めようとして日本株が買われています。

日本株の上昇は海外勢の買いによるもので、国内勢は全部売り越しです。日本株の見直し買いは海外勢によるものです。はたしてこの見直しが正しいのかどうか。


今日は株価が4線(9日・25日・75日・200日平均線)の最上位にあること連続35日となりました。11月1日に過去22年間を調べたところ最長は2012年11月1日から2013年1月15日までの35日でした。今日はこれに並ぶ記録となりました。

グラフで見る限り、最も高い9日線を下回ることはこの先数日間にでる可能性はないので、今回の連続上昇は新記録になるはずです。

で、前回の35日連続上昇は、アベノミクス(実際には大胆な金融緩和だけ)によるものでした。過去に起きたことがないことがこの5年間で起きています。

私としては「おいおい、アクセルの踏み過ぎだろう」と思っていますが、皆は走っているのは一般道路ではなく高速道路だと思っているので80キロや100キロのスピードは当たり前だとしています。だがこれは異常な環境によってもたらされたもので、いつまでも続くものではありません。


(2017.11. 8) TOPIX 1817P (+4) 日経平均 22913 (-23) 18.6億株 (3兆3382億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.75%
(2)英FT100  -0.65%
(3)独DAX    -0.66%
(4)仏CAC   -0.48%
(5)NYダウ   +0.04%
(6)ナスダック    -0.27%

米国は長期金利が低下気味で、0.30円ほどの円高になる。日経平均は昨日の大幅高に加えて、円高になったため、-87円安で寄り付き、一時は-178円安まで下げたものの、日銀のETF買いがあって、-23円安で引ける。

株価が4平均線の最上位にあること今日で36日連続となりました。1995年以降の新記録です。

現在のところの小波動のピークらしさは、@新高値(昨日)、A9日順位相関、B25日順位相関、C条件表No.1が売りマーク(昨日)、D25日騰落レシオ、E《デンドラ》の下から3番目の上値メド(22551円)をクリア、F東証1部連結PERが16.89倍 の7ポイントです。「新高値の陰線」待ちです。


(2017.11. 9) TOPIX 1813P (-4) 日経平均 22868 (-45) 27.4億株 (4兆9935億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.06%
(2)英FT100  +0.22%
(3)独DAX    +0.02%
(4)仏CAC   -0.17%
(5)NYダウ   +0.03%
(6)ナスダック    +0.32%

米国は長短金利差が縮小気味なため、0.2円ほどの円高となる。日経平均は一昨日の大幅高の翌日も高値圏を維持したので、まだ上昇余地があると思う向きが多かったようで、+75円高で寄り付く。

寄り付き段階で新高値を更新し、+468円高の23382円まで上昇したが、午後1:30ころから急落。一時-390円安まであったので、今日の日中の値幅は858円と大幅な動きとなりました。

今日の小幅な陰線は上ヒゲも下ヒゲも長く、上してよいのか下してよいのかを大いに迷った線となりました。ただ今日のザラバの大下げがあっても9日平均線は下回っていないし、一昨日の大陽線の安値も下回っていないので、まだピークがでたとはいえません。ピークらしさは、昨日の7ポイントに加えて小幅ながら「新高値の陰線」となったことから7.5ポイントとしてよいでしょう。


(2017.11.10) TOPIX 1800P (-12) 日経平均 22681 (-187) 18.9億株 (3兆5894億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.36%
(2)英FT100  -0.61%
(3)独DAX    -1.49%
(4)仏CAC   -1.16%
(5)NYダウ   -0.43%
(6)ナスダック    -0.58%

米国は税制改革法案は2019年まで先に延びるとの見方が大勢を占めて、株価は下落する。

ナスダックはテクノロジー株のウエイトが大きいので、いくらアップルのiPoneXの売れ行きがよかろうと、アマゾンの売り上げが急成長しようと、株価は相当程度に将来の成長を織り込んでいます。(だからこそアップル株の時価総額は世界のトップになった。)

だが5年10年の間に一世を風靡した商品であっても、その伸び率は低下していきます。すると毎年20%とか30%の売り上げ増加(と利益)を織り込んでついていた株価は割高になり、ここで株価は大幅安になります。いつまでもアップルが成長株であると思っていてはいけない。


日経平均は米国株が下落し、若干の円高になったため-288円安の22580円で寄り付く。その後-356円安まで下げて、後場は-144円安まで戻したが、ちょっと昨日の乱高下に毒気を抜かれてしまったようで、これまでなら押し目買いが有利な仕掛けをしてきましたが、今回はそう楽観はできなくて-187円安で引ける。

まあこれとても日銀がETF買いを入れたためで、日経先物の-380円安に比べると+200円も割高な値段がついたわけです。

日銀のETF買いによって日経現物は一時-356円安であったものが-187円安で引け、陽線で終わりました。今日の足は昨日いった9日平均線を下回ることはなかったし、昨日の大波乱の日のザラバ安値(22522円)を今日のザラバ安値(22511円)でわずかに下回ったけれど、まだ買い快調な上昇相場は続いていると思います。

日銀が前場で株価が安くなったら、後場でETF買いをするので、陰線で終わることが少なくなってきた感じです。これによって、いざとなれば日銀が買い支えをするので、相場が急落をするという心配をする向きは少なくなってきましたが、まさにその油断が急落を引き起こします。いくら日銀がETF買いをしても 急落する相場を支え切れるものではありません。2008年のリーマンショックがその好例です。


(2017.11.13) TOPIX 1783P (-16) 日経平均 22380 (-300) 15.6億株 (2兆7962億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.14%
(2)英FT100  -0.68%
(3)独DAX    -0.42%
(4)仏CAC   -0.50%
(5)NYダウ   -0.17%
(6)ナスダック    +0.01%

米国は株価上昇の材料がなくなり、欧州の金利が少し上昇したことから、長期金利が2.400% (+0.062)まで上昇する。ただ円安にはならず逆に少し円高になる。

日経平均は9日線を割り込みました。先の11月9日の大波乱の日のザラバ安値22552円をも下回ったので、まずは調整入りとなりました。さらに明日の終値が22465円より低いと、小波動のピークがでます。

ピークが出たならば25日平均線(今日は21825円)くらいまでは下落する可能性があります。先の11月9日のザラバ高値23382円から今日の引値22380円まで、ちょうど1000円の下落をしているので、小波動が下降転換したことはまず間違いありません。


日経平均の小波動らしさのポイントは急速に減ってきました。

11月9日は7.5ポイントと判断しました。株価が過熱化し、売り手を蹴散らす勢いであったので、8本ポイントがピークになならなければならないか? 8ポイントになるためには「新高値の陰線」出ればよいな、と思っていましたがこれは出なかった。

現在のポイントは、@25日順位相関、A東証1部PERが16.5倍以上、Bデンドラ24の下から2番目の上値メド22165円をクリア の3ポイントでしかありません。

ピークらしさのポイントはひどく少なくなっています。相場の熱狂度は鎮火しました。隣が買ったので私も買わねば、という安易な投資方針はとれなくなりました。ここからは自分で今後の相場を考えて投資しなければなりません。私の思いではおそらく25日 平均線を割り込む水準まで調整をするのではないか。


(2017.11.14) TOPIX 1778P (-4) 日経平均 22380 (-0) 17.3億株 (2兆9865億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.44%
(2)英FT100  -0.24%
(3)独DAX    -0.40%
(4)仏CAC   -0.73%
(5)NYダウ   +0.07%
(6)ナスダック    +0.10%

米国は税制改革が先延ばしになるのかどうかが唯一の材料で、株価も大きくは動かず。

日経平均は昨日9日線を下回りましたが、これをもって調整は終わったと見て押し目買いを入れる向きと、目先は下げると見て手仕舞い売りを出す向きが拮抗して前日比0.98円安で引ける。

ただ、@明日のザラバ高値が22653円以下だと小波動のピークが表示されるし、A2日連続して株価が9日線を下回ったし、B今日の上ヒゲの小陽線を見ると少し売り勢力が強いようです。すぐに上昇開始とはならないのではないか。


(2017.11.15) TOPIX 1744P (-34) 日経平均 22028 (-351) 21.5億株 (3兆7703億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.53%
(2)英FT100  -0.01%
(3)独DAX    -0.31%
(4)仏CAC   -0.49%
(5)NYダウ   -0.13%
(6)ナスダック    -0.29%

10月は世界同時株高の様相でしたが、11月に入ってからは伸び悩みとなりました。特にロンドンFTは9日線・25日線・75日線を割り込み、下降トレンドになったようです。

ナスダックはまだ上昇する余力が残っているようです。アップルのスマホ、アマゾンの通販、グーグルのAIと自動運転技術、さらに各社が参入してきたカーシェアリング など新しい商品やサービスが次々に登場しています。

新しい技術が続々とでているときは株価は上昇します。期待感があるからです。逆に新しい技術が生まれなくなった日本株は本来はそれほど株価が上がることはないはずですが、世界景気の復活によって連れ高し、米国株が頭打ちになると日本株は割安であるとされて株価は上昇を加速しました。いわゆる出遅れ株買いです。


私は東証1部のPERは16.5倍が限界であろうと思っていましたが、11月9日には16.89倍まで買われました。

日経平均が、9月8日のザラバ安値19239円から40日目にザラバ高値23382まで約4100円の上昇をしたのには驚きました。この上昇の原因は海外勢の一手買いでした。基本的には米国株が高くなり過ぎたので安い日本株を買いだしたということでしょう。

海外勢の買いはしつこく、上昇途中で16日連騰という東証市場が戦後再開されて以来の記録を作りました。私が見ている株価と4線の位置関係においても38日連続で株価が4線の最上位にあるという記録を出しました。

異常な上昇であったことを認めないと、昨日のように押し目買いを入れたが、今日は日経平均の-351円安に出くわすということになります。今日は図の(c)に小波動のピーク23382円が表示されたので、しばらくは株価は上昇できないことは確かです。

今日の小波動のピークらしさのポイントはわずかに、25日順位相関が+80以上 だけの1ポイントです。これも数日経てば消えてピークらしさは0ポイントになります。逆にボトムらしさのポイントもまだ悲観人気になっていないので0ポイントです。

今日の日経平均終値は22028円で25日平均線(21941円)に接近してきました。おそらく25日線近辺で揉み合うと思いますが、そうではなくストーンと25日線を割り込むならば、この上昇は終わったと見るべきです。

図で(a)(b)(c)(d)を振っているのは、(a)が上昇過程で最も長い陽線であった。しかし(b)でもっと長い陽線がでて、すぐに(c)の新高値の陰線で大波乱をした。その後は小波動は下降に転じ(d)まで下げた。という注目する日であるからです。

長い陽線はピークを暗示しています。株価がピークをつけるときは、買いが殺到して値を釣り上げます。結果長い陽線が出るのですが、この長大陽線をみて強気になってはいけません。長大陽線はピークらしさを表現するものです。


(2017.11.16) TOPIX 1761P (+17) 日経平均 22351 (+322) 17.7億株 (3兆0824億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.79%
(2)英FT100  -0.56%
(3)独DAX    -0.44%
(4)仏CAC   -0.27%
(5)NYダウ   -0.59%
(6)ナスダック    -0.47%

米国の長期金利は2.326%$ (-0.048)と低下する。その割には円高にはならず、日経平均は+322円高と反発。昨日の-351円安をほぼ帳消しにするような上昇をし、足も前日の陽線をつつみ上げて下値探りは終わったと表現しています。

TOPXは昨日の下げが-34P、今日の揚げが+17Pであり、昨日の半分の反発でしかありません。だがTOPIXは条件表No.1が買いマークを出しています。TOPXの小波動のボトムらしさは、@新安値、A条件表No.1が買いマークの2ポイントです。

日経平均は、@新安値、A9日順位相関が-80以下の2ポイントです。日経平均・TOPIXともにボトムらしさはまだ2ポインでしかありませんが、下降に転じている9日線を上回ることができれば、上昇波動に戻ることができます。

25日線まで下落したのを見て、株価の調整は終わったと見る向きがあります。東証1部のPERも16.10倍まで低下していて割高感も薄れてきたので、今日の押し目買いないし買い戻しが出たと思います。 ただ今日の出来高は17.7億株で押し目買いがドッと入ったとはいいがたい。先物の買いによって日経平均を釣り上げたような感じです。

先の9月8日のボトムから11月9日のピークまで42日間の上昇をしました。この間に16連騰とか、株価が4平均線の上位にあること38日間とかの記録を出し、市場は楽観人気に傾いていたのだから、ピークからわずか5日間下げて、25日線に達したからといって調整完了とは考えにくい。


(2017.11.17) TOPIX 1763P (+2) 日経平均 22396 (+45) 19.8億株 (3兆5245億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.10%
(2)英FT100  +0.19%
(3)独DAX    +0.55%
(4)仏CAC   +0.66%
(5)NYダウ   +0.80%
(6)ナスダック    +1.30%

米国は下院で税制改革法案が可決されたことから上昇する。長期金利も2.376%2.376% (+0.050)と上昇したがドル安円高に振れる。

日経平均は米国株高を見て+252円高で寄り付き+406円高まで上昇したものの円高が進み次第に値を下げて+45円高で終わる。

前日比では+45円ほど高くなったが、今日の足は上ヒゲの陰線となって9日線は上回れなかった。買い戻しは終わったようです。ナスダックの新高値更新も意外でしたが、ともかく9日線を上回り、快調に上昇しているという形になりました。

日経平均は25日線水準で調整が終わったようですが、9日線を上回るまでは上昇の確信は持てません。


(2017.11.20) TOPIX 1759P (-4) 日経平均 22261 (-135) 14.5億株 (2兆3496億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.48%
(2)英FT100  -0.08%
(3)独DAX    -0.41%
(4)仏CAC   -0.32%
(5)NYダウ   -0.43%
(6)ナスダック    -0.15%

米国は格段の材料はなく、税制改革法案の行方を気にして小幅安となる。長期金利は2.343% (-0.033)へ低下して円高に振れる。

北朝鮮のICBM技術は未完で、発射するには時間がかかりそうなので、北朝鮮リスクは当面は消えてしまいました。

しかし弾道ミサイルが完成できなくても、すでに韓国や日本を攻撃できるミサイルを多く配置しているのだから、北朝鮮がいつか脅しをかけることは考えていおかねばなりません。

日経平均は米国株安と111円台に突入する円高になったために下落する。先週、25日線までの調整を入れましたが、その後の反発は鈍く、陰線が連続しています。

9日線を下回ってから連続6日間が経過しているし、9日線は下向きになっているので、すぐに9日線を上回ることは難しいのではないか。

日銀のETF買い(11月になってから6回目)が入ったために、株価が大きく下げることはなかったが、株高を維持しても物価高には結びついていません。

日銀は何の目的があってETF買いを続けているのか? やり過ぎると次の株価下落が怖い。 下手をすると海外株が-5%の下落をしたとき、日本株は-10%の暴落になることも思っていかねばならない。あれこれを思うと個人投資家は、将来がわからないことだらけであるので、株式に投資しようという者は少ない。


(2017.11.21) TOPIX 1771P (+11) 日経平均 22416 (+154) 15.2億株 (2兆5004億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.28%
(2)英FT100  +0.12%
(3)独DAX    +0.50%
(4)仏CAC   +0.40%
(5)NYダウ   +0.31%
(6)ナスダック    +0.12%

米国は10月のコンファレンスボード景気先行指数が前月比+1.2% (予想は0.8%)となり、四年ぶりの高い伸び率であったことから、長期金利が上昇し、株価も高くなる。

しかし企業業績の発表が終わってしまっているので、さほどの上昇はできない。

日経平均は米国株高と円安が進んだため+195円高で寄り付く。最近は日本固有の材料がなくなったためか、高寄り・安寄りがはなはだしい。

前日終値と当日始値の差をみると、11月10日は+288円安、17日は+252円高、17日は+252円高、今日は+195円高です。だが高寄りしても多くは陰線で終わっています。買いの勢力はあるのだが、戻り売りに押されているという情況です。

今は《デンドラ24》の下から2番目の22165円と3番目の22551円のわずか400円足らずのゾーンで保合いになっていますが、これほど陰線が出ていると22551円近辺では過半は手仕舞い売りを思っていると思わざるをえない。

英国のメイ首相や独国のメルケル首相の人気が落ちて、欧州の政局に黄色信号がでています。米国のトランプ大統領の支持率は低いままです。ここらあたりが株式市場にとって不透明要因になることもあり得ます。

海外の結果を見て日経平均が大きく高く寄り付いたり、安く寄り付いたりするのはしかたがないが、あまりにも翻弄されています。


(2017.11.22) TOPIX 1777P (+5) 日経平均 22523 (+106) 16.0億株 (2兆7064億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.53%
(2)英FT100  +0.30%
(3)独DAX    +0.83%
(4)仏CAC   +0.48%
(5)NYダウ   +0.69%
(6)ナスダック    +1.06%

世界の株式市場は高くなりました。特に好材料がでたわけではありませんが、ともかく高い。これを受けて日経平均は+185円高で寄り付いたが、ジリジリと下げる。

今日も陰線になって、4日連続の陰線です。小波動のピークからは10日のうち7日が陰線です。ただし陰線でありながら終値は高くなっているので下降波動が始まるとはいえません。切り上がりの3連続陰線を検索する条件表は次のようになります。



過去の例では2001年から今までに9回の切り上がりの3連続陰線がありましたが、すぐに小波動のピークを打ったのは7回で、2回はその後上昇を加速させています。 3連続陰線が切り上がったとき、新高値に出ていれば上昇が加速しているようですが、新高値をとっていないときは、数日後に下落に見舞われています。今回は新高値を取っていないので、ちょっと注意をしておく必要があります。

世界は低金利と量的緩和が続いているために、先進国の投資家は投資先を失っています。 国債を買っても、米国こそ2.3%程度のリターンはあるけれど、日本では0.020%、欧州も同じようなものです。投資家は債券に投資することはできません。 否応なく、 @株式やA商品先物に投資するか、B将来有望な企業に投資するか、CM&Aを専門とするファンドに投資するかしかありません。有望企業の発掘やM&Aにはそれなりのノウハウがあるし、一定の資金が必要なので、個人には無理なことです。

今年9月からの約3か月間で欧州系の投資家は日本株を5兆円買い越したとか。欧州系投資家のメインはヘッジファンドです。 個人が株式市場に参加しても、海外のヘッジファンドの動きはわかりません。彼らは市場で短期間に利益をあげようとするので、先物を売って、強気でついてきた個人を振るい落とす。先物を買い上げて、弱気で売っている個人の踏み上げを狙う。という行動をとります。

まあ株式市場は、短期的にはダマシ合いの世界です。(しかし長期的に有望な銘柄を発掘し、長期的に保有して下がりリスクに耐えた者だけが勝つ)。ヘッジファンドは短期的な利益を目標にしているので、海外勢の動向をみても、明日にはゴロリと売買方針が変化します。1日2日といった目先の動きを気にしている個人はこの動きに翻弄されてしまい、とうていまともな投資はできません。


(2017.11.24) TOPIX 1780P (+3) 日経平均 22550 (+27) 13.2億株 (2兆3996億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -2.29%
(2)英FT100  -0.02%
(3)独DAX    -0.05%
(4)仏CAC   +0.50%
(5)NYダウ   休場
(6)ナスダック    休場

昨日は、米国は感謝祭で休場。日本も勤労感謝の祝日で休場。勤労感謝の日とは昔の新嘗祭(にいなめさい)の日です。 天皇が今年穫れた稲を神前に捧げて神に感謝する日でした。

米国も日本も同じ時期に同じことをしているわけですが、欧州では感謝祭がないようです。そのかわりに英国系の国では10月末のハローウィンが行われます。どうも世界で11月末の感謝祭(新嘗祭)をするのは米国・カナダと日本だけのようです。

日米の株式市場は休場しましたが、米国金利が2.322%と低下したために、0.5円ほどの円高になり、日経平均は-133円安で寄り付く。ところが押し目買いが入って、+27円で終りました。 日銀のETF買い(717億円)が入ったためです。日銀は11月になって7度のETF買いをしていますが、今日のように出来高が薄い時期にはかなり株底を上げる役目をはたします。

したがって今日の日経平均はプラスで終わりましたが、そこまでして日銀は日経平均の底上げをしなければならないのか? 黒田日銀総裁は2013年3月に、2年間でCPIを2%にする。そのために異次元の金融政策をとる、といいました。 しかし物価は上がらなかった。これは欧州でも米国でも同じことで、量的緩和やゼロ金利によっては物価は上がらないというとを示しています。中央銀行の政策では物価は上がりません。しかしこのゼロ金利と量的緩和を5年10年続けるならば必ず物価は必ず上昇します。

長期金利(銀行は貸付金利)が上がらないのは、投資先がないためです。金はあるがプラスで運用することができない。何に投資すればよいのか? 誰もが明確な意見をもっていません。


(2017.11.27) TOPIX 1776P (-3) 日経平均 22495 (-54) 13.7億株 (2兆4323億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.06%
(2)英FT100  -0.10%
(3)独DAX    +0.39%
(4)仏CAC   +0.20%
(5)NYダウ   +0.14%
(6)ナスダック    +0.32%

感謝祭の翌日から米国は年末商戦に入りました。先週金曜日はブラックフライデー と呼ばれ、年末商戦の出だしでしたが、よい売り上げであったようです。

その割には米国株価はさほど上昇しなかったけれど、米国の消費が堅調であることがわかれば、もう少し上昇するのではないか。

ナスダックはテクノロジー株が牽引して新高値を更新していますが、日経平均は陰線が続出しています。だいたい22700円になると売られてます。東証1部PERを基準にすれば16.50倍あたりで売られています。

PERからは16.50倍以上に買われたなら、現在の状況では私は行き過ぎであると思っていますが、昨日のPERが16.53倍であったことを思うと、そう大きな上昇はできないのではないか。例え17.00倍に買われたとしても日経平均が買われる余地はPER0.47倍分しかありません。その限度は23137円です(=22550円÷16.53×17.0)


(2017.11.28) TOPIX 1772P (-4) 日経平均 22486 (-9) 14.8億株 (2兆6174億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.94%
(2)英FT100  -0.35%
(3)独DAX    -0.46%
(4)仏CAC   -0.56%
(5)NYダウ   +0.10%
(6)ナスダック    -0.15%

米国は年末商戦が好調であったので株価は上昇する。しかし一方で、北朝鮮が数日以内にミサイルを発射するとの報道でヘタる。

北朝鮮のミサイル技術が確立されていれば問題はないが、上空で暴発したり、狙ったところへ到達せず、日本に落下するようなら迷惑です。 このときは日経平均は1000円は下げると思います。

時代が変わっています。私は@FX取引がなぜここまで拡大したのか、Aビットコインはどういうもので、なぜこの1年間で10倍以上の価値が生まれたのか、B高速取引はどのようになされているのか、などは知りません。

年寄には理解できないことが次々に起きています。 その仕組みや目的がわからない以上、株式の評価は慎むべきことなので、最近はHPで述べることが少なくなっています。やはり70才になれば、これまで経験してきた時代とは異なる時代がやってきているので、今まで蓄積した経験の半分はあまり役に立ちません。


(2017.11.29) TOPIX 1786P (+14) 日経平均 22596 (+110) 17.0億株 (2兆8684億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.34%
(2)英FT100  +1.04%
(3)独DAX    +0.46%
(4)仏CAC   +0.57%
(5)NYダウ   +1.09%
(6)ナスダック    +0.47%

米国は悪い材料はででず、パウエル新FRB議長の金融引き締めはゆっくりと行うの発言もあって、株価は上昇する。商戦が好調であったので株価は上昇する。

北朝鮮は新型弾道ミサイル(ICBM)を発射。酢で米国の首都」ワシントンに届く性能をもつようだが、核弾頭の開発は遅れているらしい。


(2017.11.30) TOPIX 1792P (+5) 日経平均 22724 (+127) 24.4億株 (4兆5393億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.13%
(2)英FT100  -0.90%
(3)独DAX    +0.02%
(4)仏CAC   +0.14%
(5)NYダウ   +0.44%
(6)ナスダック    -1.27%

米国の7-9月GDPは3.0%→3.3%へ改定される。またMSCIの定期銘柄入れ替えがあり、これに連動させるファンドが一斉に採用銘柄を買って、非採用銘柄を売ったため、出来高は急増する。

北朝鮮のICBM発射はまるで材料にはならず。今回のミサイルは米国全土まで到達する能力があるそうだが、米国はまるで気にしなかった。

米国長期金利は2.378% (+0.046)と上昇したため円は112.22円へと円安になり、日経平均は22700円まで上昇したが保ち合いゾーンである22000円から23000円の間での動きでしかない。25日線を下抜くことなく推移しているのだから、決して弱い動きではないけれど、やや楽観し過ぎているのではなかろうか。


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