日経平均をどう見たか・判断したか (2017年10 月)

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(2017.10. 2) TOPIX 1673P (-1) 日経平均 20400円 (+44) 13.5億株 (2 6324)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.28%
(2)英FT100  +0.68%
(3)独DAX    +0.98%
(4)仏CAC   +0.658
(5)NYダウ   +0.11%
(6)ナスダック    +0.66

米国は材料はなく小動き。

日本は10日から衆院選の選挙活動が始まり、22日に投開票が行われます。当初は民進党が「希望の党」に合流する。という事実上の解党を打ち出したため、与党自民党の過半数割れが懸念されましたが、希望の党は民進党議員の受け入れを選別すると言い出して、選挙選後の勢力は単純に旧民進党+新希望の党の人数にはならなくなったようです。

それにしても民進党は日本にとってお粗末な政治しかできなかった。与党の政策になんでも反対して、世間のガス抜きをするのはうまかったので、いっときは政権交代をなしたものの、行政は迷走しました。

自社合同によって社会党の村山内閣ができたとき、1995年に阪神淡路大震災が起きましたが, 行政の発動は遅すぎた。何人の命を失ったのか。東日本大震災は民主党政権下で発生しましたが、福島原発 ではとんでもない間違いをやらかした。当時の首相は菅直人です。この2例を見ても単に政権が変わったからといって国民が納得するものではありません。

今の危機は北朝鮮です。「民進党」も希望の党もこれに答える政策はだしていない。もしだしたとしても3年先の話しでは遅すます。 さらにいえば、民主党のおそまつな経済政策によって、日本のデフレ脱却は10年は先延ばしになったと思われます。


(2017.10. 3) TOPIX 1684P (+10) 日経平均 20557円 (+152) 14.5億株 (2 6324)



昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.28%
(2)英FT100  +0.68%
(3)独DAX    +0.98%
(4)仏CAC   +0.658
(5)NYダウ   +0.11%
(6)ナスダック    +0.66

米国は材料はなく小動き。

日本は10日から衆院選の選挙活動が始まり、22日に投開票が行われます。当初は民進党が「希望の党」に合流する、という事実上の解党を打ち出したため、与党自民党の過半数割れが懸念されました。

第一野党が消えてなくなるという大胆な決定でした。民進党はそこまで追い込まれていたのか・・・しかし希望の党は民進党議員の受け入れを選別すると言い出して、選挙選後の勢力は単純に旧民進党+新希望の党の人数にはならなくなったようです。

まあ民進党は日本にとってお粗末な政治しかできなかった。与党の政策になんでも反対して、世間のガス抜きをするのはうまかったので、いっときは政権交代をなしたものの、行政は迷走しました。 自社合同によって社会党の村山内閣ができたとき、1995年に阪神淡路大震災が起きましたが、 行政の発動は遅すぎた。何人の命を失ったのか。

東日本大震災は民主党政権下で発生しましたが、福島原発 の対応はとんでもない間違いをやらかした。当時の首相は菅直人・幹事長は枝野幸雄です。さらにいえば、民主党のおそまつな経済政策によって、日本のデフレ脱却は10年は先延ばしになったと思われます。この2例を見ても、行政は単に政権が変わったからといって国政がうまく行くものではない。 今の危機は北朝鮮です。「民進党」も「希望の党」もこれに答える政策はだしていない。もし政策をだしたとしても3年先の話しでは遅すぎます。

日経平均は +213円高して20614円に上昇しました。8日間の高値保合いを大きくうち破りました。米国の株高があったがそれ以上の上昇をしたのは自民不利→自民有利の見通しが変わったということでしょう。


(2017.10. 4) TOPIX 1684P (+0) 日経平均 20626円 (+12) 16.6億株 (2 兆3941)



昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.18%
(2)英FT100  +0.68%
(3)独DAX    +0.98%
(4)仏CAC   +0.39
(5)NYダウ   +0.37%
(6)ナスダック    +0.23

米国は一昨日発表のISM製造業指数が60.8%でになり、米国経済に大きな自信をもたらせました。NYダウは4陽連、S&Pは5陽連、ナスダックも5連続陽線と高値ゾーンを突破して新境地に。

日経平均は20600円に乗せ、2015年のザラバ高値20952円更新にワンチャンスとなりました。米国経済も順調で新値を更新しているし、欧州やISのリスクもない。衆院選挙は自民が過半数を占める状況になってきたし、北朝鮮リスクだけが残っています。

まあ外部材料からは日経平均は下落する状況にはありません。ひとつ気になるのは東証1部のPERが昨日で16.13倍になっていることです。今週一杯は下げることはなかろうが、グラフからは来週は調整が入ってもおかしくありません。


(2017.10. 5) TOPIX 1682P (-2) 日経平均 20628円 (+1) 13.7億株 (1兆9940)



昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.28%
(2)英FT100  -0.01%
(3)独DAX    +0.53%
(4)仏CAC   -0.08
(5)NYダウ   +0.09%
(6)ナスダック    +0.04

9月のISM非製造業指数は55.3%→59.8%へ12年ぶり(2005年)の高い数字になりました。先日の製造業指数は60.8%だったので、米国経済は思いのほか快調だといえます。

ただS&Pは先の小波動のボトムから31日間上昇しているし、9日と25日順位相関は+80以上になっているし、最近は6陽連を出すなど過熱感がでています。



日経平均のピークらしさは、@9日順位相関が+80以上、A25日順位相関が+80以上、B25日騰落レシオが125以上(10月4日)で、3ポイントです。

しかし、明日にでもザラバ高値を更新するようだと、条件表No.1が売りマークを出すので4ポイントになります。

東証1部連結PERが16.12倍になっているのも、警戒をしなければなりません。


(2017.10. 6) TOPIX 1687P (+4) 日経平均 20690円 (+62) 14.5億株 (2兆2743)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -
(2)英FT100  +0.54%
(3)独DAX    -0.02%
(4)仏CAC   +0.30
(5)NYダウ   +0.50%
(6)ナスダック    +0.78

ISM景況指数は今週、製造業・非製造業ともによい数字がでて、株式市場は強気の見方が増えました。今日はテクノロジー株が+1.06%、金融株が+0.99%の上昇をし、米国株は車の両輪が順調に回転しています。

今夜の雇用統計は9月にハリケーンがあったため思わしくないと思われますが、あまり気にすることはありません。

長期金利は2.345% (+0.023%)と上昇し、1か月前の9月8日の2.042%から+0.3%の上昇です。このため円安が少しずつ進み、日本市場にとっては良い風が吹いています。


日経平均のピークらしさは、@9日順位相関が+80以上、A25日順位相関が+80以上、B25日騰落レシオが125以上(10月4日)で、C条件表No.1が売りマークを出し、D(小幅だが)新高値の陰線となった、の5ポイントです。

いまのところピークらしさは5分5分ですが、新高値の陰線幅が小さいのでピークらしさは4.5分対5.5分というところです。まだ過熱しているとはいえません。

次に加点できそうなポイントは、当面はありません。25日投資マインド指数は76.6まで低下しており、すぐには85.0にはなりません。

《デンドラ24》の次の高値は、低いほうから、@21201円、A22165円、B22551円、C23900円と、とんでもない目標値をだしています。2015年6月に日経平均は20952円のザラバ高値をつけて、以来2年以上も高値を更新することはありませんでした。このため目先の上値目標は20950円であるとする向きが増えています。

次のピークが何円になるのかは人知の範囲外です。神のみぞ知ることですが、株価の予想をするに際して慎むべきことは、株価が上昇したからといって目標値をなし崩しに上げない ことです。多くは当初思った目標値が正しいのです。目標値を次第に上げていくのは、@そもそもの目標値がデタラメであったか、A我欲が目標値を引き上げていったか、のどちらかです。どちらにしてもよい結果にはなりません。


(2017.10.10) TOPIX 1695P (+7) 日経平均 20823 (+132) 14.8億株 (2兆5442)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.76%
(2)英FT100  -0.20%
(3)独DAX    +0.16%
(4)仏CAC   +0.11
(5)NYダウ   -0.06%
(6)ナスダック    -0.16

先週末発表の9月の雇用統計は-3.3万人減。これは2010年以来8年ぶりのこととか。だがこの雇用減はハリケーンの影響によるものとわかっているので、相場のマイナス材料にはならず。

むしろ失業率が4.2%と予想の4.4%よりもよくなり、平均時給は+0.5%(予想は+0.1%)と非常によかったので、年内の金利引き上げは確定したとして、長期金利は2.360% (+0.015%)へ上昇する。

土曜日の相場は小幅な動きだったが、昨日も小幅な動きでややじり安で引けたのは、米国のプラス材料は枯渇してきたということか。


10月10日は北朝鮮の労働党創建記念日なので、金正恩がヤンチャな軍事的挑発をするのではないか?の北朝鮮リスクが少し懸念されていました。

また10日は衆院選の公示の日であったので、希望の党の小池党首が立候補して、希望の党に風が吹くのではないかの懸念もありましたが、立候補はしなかったので、自民・公明で過半数をとることが決まりました。

そういう小さなリスクが解消された結果、やや円高になったにも関わらず、日経平均は上昇する。寄り付きは-10円のマイナスでしたが、時間を追って上記の2項目のリスクが薄くなっていき、2015年のアベノミクスの株価ピークに迫りました。

アベノミックスがもたらしたのは、@株価の上昇、A不動産投資の拡大、Bローン金利の低下、の3つだったろうと思います。

いずれも大雑把に経済主体に働きかけて、株価を上げたり、不動産価格の低下のテコ入れをしたり、個人のローン金利の負担を抑えて、@住宅・A自動車・Bローン育英金、などの拡充を目差したのでしょう。

大手の金融機関・不動産屋・ローン会社がうるおったかどうかは知らないが、この先はどうなるのだろうかと思って消費者は動けかった。

アベノミクスの有効期限は、もうすこしあると思いますが、大手(銀行・不動産・ローン)の優遇だけではすぐに限界が来ます。


(2017.10.11) TOPIX 1696P (+1) 日経平均 20881 (+57) 15.3億株 (2兆3703)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.26%
(2)英FT100  +0.40%
(3)独DAX    -0.21%
(4)仏CAC   -0.04%
(5)NYダウ   +0.31%
(6)ナスダック    +0.11%

IMFは世界の成長率がさらに0.1%上がると予想。世界景気がよくなるとの見立てで、世界の株価は上昇する。

一応NYダウ・ナスダックは新高値をとったが、その勢いはあまり感じられない。ナスダックは、新高値の陰線を2日続けて出しましたが、グラフの(a,b,c,d)に見るように、最近は2日連続陰線が出ると、その後は3〜5日間の下落をしています。

さらにいえば(e)の2日連続の新高値の陰線で、昨日はやや下ヒゲが長くなっているので、何かあれば売りたいという向きが増えているのだろうと思われます。


日経平均終値は20881円となって、アベノミクスが始まって以来の高値、2015年6月24日の終値20864円を上回りました。とはいっても+17円ほど高値を更新したにしかすぎません。しばらくは戻り売りが出てくるのでしょう。

2015年6月の高値はアベノミクスの理想買いのピークです。理想買いは、過大な期待が結集した結果つけるものです。当時はアベノミクスによって日本のデフレは終わるだろうと、相場は期待しました。

しかし理想買いがピークになった後の株価は低調となり、現実日本経済および世界経済を考慮するようになって、株価は 20868円から14952円まで約6000円(-28%)の下落をしました。理想買いは20〜30%の過大評価をしていたのです。

ピークの20800円から、2年3か月が経過しましたが、株価はようやく理想買いの水準をクリアしました。 過大に期待が集中した理想買いではなく、現実の日本経済をちゃんと見た現実買いです。買い勢力は現実の経済・財政・景気を見ながら株式の売買をするというまっとうな考えになっています。

目下のところ小波動のピークらしさは、@9日順位相関、A25日順位相関、B条件表No.1が売りマークの3ポイントでしかありません。。今日の出来高は15.3億株、売買代金は2兆3700億円とエネルギーがは盛り上がっていませんが、それだけに過熱感がでてきておらず、案外この上昇は長いのではないかと思います。


(2017.10.12) TOPIX 1700P (+3) 日経平均 20954 (+73) 15.3億株 (2兆5847)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.16%
(2)英FT100  -0.06%
(3)独DAX    +0.17%
(4)仏CAC   -0.02%
(5)NYダウ   +0.18%
(6)ナスダック    +0.25%

公開されたFOCM議事録では、@インフレ率がなかなか2%に達しないので、金利引き上げは慎重になる必要があるのではないかの意見がある一方で、Aこれほど金利が低下し、量的緩和をしてもインフレ率が低いままであるのは、金融政策を超える原因があるのではないか? という意見もでてきたようです。

金融政策が無力化しているのは日本がその手本になっていますが、 まあどちらにせよ金利引き上げはゆっくりとしたものになるだろうとして株価は小幅に上昇する。反面、長期金利は2.347% (-0.008)と上昇はしない。まあ米国の株高はピークに近くなっていると思っています。


日経平均はザラバ高値20994円をつけ、アベノミクスが始まって以来の高値を更新しました。20年10か月ぶりだそうです。

《デンドラ24》で次の上昇のメドが出たのは(a)の9月19日のことでした。その上値メドは低いほうから、@(b)の21201円、A22165円、B22551円、C23900円でした。

(a)(9月19日)の日の終値は20299円でしたが、7月から9月まで日経平均は小幅な動きに終始していたので、最も低い上値メドの21200円から約900円も離れていれば、このメドをクリアすることは難しかろうと思い記事にはしませんでした。

今日の終値は20954円となり、21200円の上値メドが現実性を持ってきました。 人の心理は揺れ動きます。1か月前の9月19日に、誰が21200円を超えると予想していたでしょう。今日の上昇の要因は、@世界景気の期待、A米国株価の持続的な上昇、B衆院選での与党優勢、C北朝鮮リスクの後退 などですが、1つ1つはそう大きな要因ではありません。市場の気分が新高値をもたらせたのでしょう。

ただ小波動のピークらしさはまだ3ポイントであり、売買代金も2兆5800億円と標準的であり、市場が熱狂しているとはいえません。熱狂していないなら暴落はなく、しばらくは日経平均の上昇は続くのでしょう。ピークらしさのポイントが5以上になるまではまあ安心して買えばよいのではないか。


(2017.10.13) TOPIX 1708P (+8) 日経平均 21155 (+200) 18.4億株 (3兆2810)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.06%
(2)英FT100  +0.30%
(3)独DAX    +0.09%
(4)仏CAC   -0.03%
(5)NYダウ   -0.14%
(6)ナスダック    -0.18%

米国は決算発表がほぼ終わってしまったので、とくに材料はなかったけれど、金利の上昇はゆるやかなものになりそうだという予想で、長期金利は2.321% (-0.026%)へ低下する。

このためややドル安・円高となる。S&Pやナスダックは上値つかえとなり、法人税減税が具体化するまでは大きな動きになりそうではありません。

米国株がモタモタしている割りには、日経平均は快調な上昇を続けています。

北朝鮮リスクが沈静化して、海外勢は日本経済の見直しをしています。9月第4週の海外勢は+2000億円の買い越し、10月第1週は6570億円の買い越しであったようです。半月間で約8500 億円の買い越しは、月にすれば1兆7000億円を超えています。

この半月で海外勢の日本株に対する評価はゴロリと変わりました。海外勢が大きく買い越した後は、日本勢が追随買いをするので、なお日経平均の上昇は1か月ほどは続くと思われます。

現状では日経平均のピークらしさは、@9日順位相関、A25日順位相関、B25日騰落レシオ(10/12日)、の3ポイントでしかないので、まだ小波動のピークを出したとはいえませんが、次第に過熱感は高まってきました。


《デンドラ24》の最も低い上値メドは@21201円であると、昨日いいました。今日はザラバ高値21211円をつけて、これをクリアしました。

本来なら、下から2番目の2216円と3番目の22551円をクリアすれば、1ポイントとするところですが、この上値メドは高過ぎます。

現状では21201円をクリアしたので1ポイントとカウントしてもよいのではないか。そうであれば、日経平均のピークらしさは4ポイントということになります。それでもまだピークらしいとはいえません。


(2017.10.16) TOPIX 1718P (+10) 日経平均 21255 (+100) 18.0億株 (2兆6432)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.13%
(2)英FT100  -0.28%
(3)独DAX    +0.07%
(4)仏CAC   -0.17%
(5)NYダウ   +0.13%
(6)ナスダック    +0.22%

米国の9月小売売上高は前月比+1.6% (予想は+1.7%)と大幅に増える。毎月この調子で伸びるならば、1年で+19.2%も売り上げが伸びるという、とんでもないことになりますから、9月の伸びは持続性があるとは思われません。

だが米国の消費は底堅いことはたしかです。 一方9月のCPI(コア。食品・エネルギー除く)は+0.1%の上昇にとどまり、なかなかインフレ率+2%を超えることは難しい。

このため長期金利は2.273%(-0.048%)まで低下したので、-0.2円程度のドル安・円高になる。

日経平均は米国株がわずかに上昇しただけにもかかわらず、強気を維持し、+100円高の21255円へ上昇する。まあ強い動きです。

しかし市場が強気になればなるほど、次の下落の原因をはらむのが相場の常です。

目下のところ、小波動のピークらしさのポイントは、@9日順位相関、A25日順位相関、B条件表No.1が売りマーク、C25日騰落レシオ、の4ポイントが確定していますが、D《デンドラ24》の最も低い上値メドの@21201円もクリアしているので、ピークらしさは5ポイントとしてもよい。 5ポイントはピークらしさの確率が5分5分であるということです。


小波動のピーク・ボトムらしさのポイントのひとつに東証1部PERがありますが、これはPERE17倍は1ポイントであるといった基準はありません。海外のPERによってPERが高すぎるかどうかは違ってきます。

いまのところ私はPER16倍を超えると割高だろうと思っているので、16.5倍になれば相場は熱狂していると判断します。

今日のPERは予想では16.42倍になったと思われるので、明日・明後日も上昇するようであれば、ピークらしさのポイントは6ポイントになります。

そうなれば新規に買うことはできません。手持ちの株は売っておくのがよいのではないか。北朝鮮のやけっぱちなミサイル発射などがあれば、株価は20500円くらいまでの下落の可能性もあります。

V
(2017.10.17) TOPIX 1723P (+4) 日経平均 21336 (+80) 15.9億株 (2兆5532)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.36%
(2)英FT100  -0.11%
(3)独DAX    +0.09%
(4)仏CAC   +0.21%
(5)NYダウ   +0.37%
(6)ナスダック    +0.28%

米国はよい経済統計がでたうえ、イエレンFRB議長の再任の可能性が取り出さされて、長期金利は2.304% (+0.031)へ上昇する。

イエレン議長の考えでは、眼下の低インフレは長続きしないで次第にインフレ率は上がっていくだろう。したがって向こう5年くらいはゆっくりと金利を引き上げていく。というものです。

ただ私にいわせれば、イエレン議長は経済統計をじっくり・じっくりと見て金融政策を決めている感じで、ときの経済情勢に引っ張られた政策を出しているという感じがします。@将来の米国経済がどうなるのか、A自らが決めた金融政策によって世界(特に中国を含む新興国)の経済がどうなるのか、の予見がないのではないのかの不安があります。

ナスダックは最高値を更新したとはいうが、ここ6日間の株価は2陽線・4陰線となっているし、株価は頭がつかえています。強い動きではありません。明日は9日順位相関と25日順位相関が+80以上になるので、そこからは下落を警戒する必要があるのではないか。


米国の長期金利が上昇したため、0.4円ほどの円安になりました。日経平均は前場+138円まで上昇したものの前引けにかけて下げました。

日経平均が21300円の水準にもどったのは21年ぶりだそうです。1989年12月末の日経平均は38910円でした。まだ-45%ほど下げているわけですが、2008年10月に6994円まで-82%下げてから、株価が3.05倍になったのは、@黒田日銀とAアベノミクスのお陰です。

先進国で唯一陥った日本のデフレを、よくぞ日銀は回復させたものだ。財政均衡(プライマリーバランス)を求める声の中、安倍内閣は、優先順位をデフレ脱却を1番としましたが、これは正しかった。

2008年のリーマンショックの後、2009年7月に衆議院が解散され。民主党が政権交代をしました。その目玉は「事業仕分け」によって無駄な歳出を削減し、これを自必要な財源とするというものでしたが、削るべき財源は少なかった。政府支出を削った結果、デフレを長引かせる要因になりました。


目下のところ、小波動のピークらしさのポイントは、@9日順位相関、A25日順位相関、B条件表No.1が売りマーク、C25日騰落レシオ、の4ポイントが確定しています。

だが、D《デンドラ24》の最も低い上値メドの1)21201円もクアしているので、ピークらしさは5ポイントとしてもよい。

さらにいえば、E新高値の陰線(ただし陰線の幅が短すぎるが)。

まあ5.5ポイントというところでしょうか。しだいに人気が過熱してきていることが現われています。


(2017.10.18) TOPIX 1724P (+1) 日経平均 21363 (+26) 13.5億株 (2兆2840)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.19%
(2)英FT100  -0.14%
(3)独DAX    -0.07%
(4)仏CAC   -0.03%
(5)NYダウ   +0.18%
(6)ナスダック    -0.01%

米国はヘルスケア株が上昇し、金融株は下落し、テクノロジー株はそれぞれの材料によってまちまちの動きで、全体としては若干安かった。長期金利は2.299% (-0.005)と上昇せず。

しかし長期金利が2.300%を維持したことで、少しドル高・円安になる。

テクノロジー株のウェイトが高いナスダックは、ここ7日間はたいして上昇していません。テクノロジー株がバブル的に買われていた反省がでています。9日順位相関と25日順位相関がともに+80以上になったので、ナスダックのピークは一両日になるのではなかろうか。


この9月期の経常利益は前期(2017年3月期)より+7%伸びるらしい。私はこれを勘案して東証1部のPERは16倍以上が割高で、16.5倍以上は過熱気味だろうと判断しています。

昨日のPERは16.47倍なので、、そろそろ過熱気味かと思っています。また円レートから推計する日経平均は20610円ほどですが、10月に入ってからは円相場には関係なく日経平均は上昇して今日は21363円です。

その格差(円による妥当株価と現実の日経平均)は750円ほどに広がっており、これも過熱の状況を表現しているでしょう。

条件表No.1は5日のベクトル(どれだけ上昇スピードがあるか・ないかがわかる)は下降し始めました。すでに目先の上昇力はなくなりつつあるのではないか。今日の小波動のピークらしさは、@9日順位相関、A25日順位相関、B条件表No.1が売りマーク、C25日騰落レシオ、Dデンドラの21201円をクリア、E新高値の陰線(ただし小幅なので0.5ポイントとする)の5.5ポイントです。もし大きな陰線がでたならば、しばらく(5〜10日)は調整すると思います。


(2017.10.19) TOPIX 1730P (+5) 日経平均 21448 (+85) 15.2億株 (2兆4106)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.29%
(2)英FT100  +0.36%
(3)独DAX    +0.37%
(4)仏CAC   +0.42%
(5)NYダウ   +0.70%
(6)ナスダック    +0.01%

世界同時株高の様相をみて、米国長期金利は2.343% (+0.044)へ上昇する。ただS&P500のセクター別の騰落率を見ても際立って上昇した業種はありません。

前日に較べて0.5%を超える変動をしたのは、@エネルギーが-0.70%のマイナス、A通信も-0.58%のマイナス、B金融だけが+0.56%のプラスです。この内容を見ると米国株価はたいして上昇しなかったように思われますが、実際のところはNYダウは+160ドル高(+0.70%)でナスダックは0.01P高(+0.01%)でした。

NYダウとナスダックのどちらが米国市場を正しく表現しているかといえば、ナスダックであることは明らかです。NYダウはバブリーな動きになっています。


日経平均は13日連続高をとなりました。これは1988年以来約30年ぶりのことだそうです。

単純化すれば、9日順位相関と25日順位相関がともに+80以上になったときに小波動のピークが出ることが圧倒的に多いのですが、快調な順張り相場になったときは、ともに+80になる期間が長引きます。そしてその時期に小波動のピークを出さないことがあります。

図の(a)は17年10月5日から今日19日まで10日間にわたって、+80以上になっています。9日順位相関は+100に張り付いたままだし、25日順位相関は+96以上になっています。この後大幅な急落が起きない限り、順位相関が+80以下になることはありません。


2015年2月には13日間にわたって9日順位相関と25日順位相関がともに+80以上になった時期がありました。15年2月16日〜3月4日のことです。

(b)で13日間+80以上になったものの、小波動のピークは出ず、5〜6日間の高値保合いをしただけに終わりました。次に(c)で2度目の+80超えとなりました。このときは6日連続で+80以上になり、一応は小波動のピークをつけたものの、(d)(e)(f)(g)へとさらに上昇しました。

ここでは順位相関は+80以上になっていません。過熱感が出ないでジチジリと上昇したのです。 ジリジリと上昇したことは株価が(c)(d)(e)(f)のあとで25日線まで調整していることでわかります。

1〜2か月ごとに25日線までの調整があれば相場は上昇を続けますが、の上昇の期待感が続くのは、(c)から(g)にの期間は3か月ほどでした。この3か月の株価上昇は、それまで株を買うことができていなかった投資家が、(c)までの強烈な上昇をみて、下がれば買いの逆張りをしたためでしょう。順張りの買いによる上昇だから順位相関が+80以上になることはなかった。

さて明日以降の日経平均の動きです。この上昇をみて9月には19000円まで下がるのではないかと言っていた向きが、今度は23000円まで上昇するのではないかと言い始めました。上値のメドを気分で変えてはいけません。もし23000円に近づいたら上値目標値は、24000円だとか25000円だとかにドンドン変更されていきます。そういうヤカラの 標値を信じてはいけません。

《デンドラ24》の上値のメドは1か月前の9月19日に、@21201円、A22165円、B22551円、C23900円 と出ています。目先は@21201をクリアしているので上値メドは達成したとして、小波動のポイントに1ポイントを加点しています。(今日のポイントは昨日と同じ5.5ポイントです)。もし年内の上値メドを考えるなら、A22165円とB22551円の中間の22350円くらいが目安になりますが、にわかに強気に転じた向きが言う23000円は難しかろうと思っています。


(2017.10.20) TOPIX 1730P (+0) 日経平均 21457 (+9) 15.2億株 (2兆4705億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.34%
(2)英FT100  -0.26%
(3)独DAX    -0.41%
(4)仏CAC   -0.29%
(5)NYダウ   +0.02%
(6)ナスダック    -0.29%

スペインのカタルニア独立問題から欧米株は少し下げる。英国FT100は-0.26%、独国DAXは-0.41%と上昇していたものほど下げは大きい。まあ当たり前のことです。

株価は将来がどうなるかの予想の争いです。現状でマイナス要因がなければ、米国経済の不安は消えて、米国株は上昇します。2007年のリーマンショック以来、米国株価は大きな調整をせずに上昇しています。

だが調整をしないままに株価上昇が続くはずはありません。株価が上昇するのは、@株価が割安であると判断したこと、A成長性の高い企業(または国)なので、株価はもっと上昇するだろうと判断したかのどちらかです。

Aの成長性を買う相場は終わりました。アップル・グーグル・アマゾンの株価は法外なPERまで買われてしまったので、これら銘柄を含むナスダックはマイナスになりました。

NYダウ銘柄の買いに走った向きはもう十分な利益を上げていますが、利益とはいっても評価益でしかありません。これを売却して利益を確定する必要があります。

この10日間ほどのナスダックは上昇の勢いがなくなっていますが、NYダウが6連騰となってしまい、NYダウは明らかに加熱しています。にもかかわらずNYダウは9日線までの調整すらなく、続伸しています。米国市場はNYダウに関しては明らかに、夏の暑い日(トレンドが上向き)である上に、さらに焚火をして気温を暑くさせているという様相です。


日経均は14日連続高となりました。これは1960年12月21日〜61年1月11以日の連続上昇にならびました。56年9か月ぶりのことだそうです。

だがこの3日の上昇を見ると、10月18日は+26円高、10月19日は+85円高、今日20日は+9円高、と上昇の勢いは感じられません。

日経平均の上昇の原因は、@米国の金利引き上げによる円安期待、Aトランプの経済政策(減税)期待、によるものですが、B北朝鮮リスク、C中国のバブル崩壊リスク、Dスペイン・カタルニアの混乱のリスク。などのリスクもあります。

ここまでの株価上昇をしてきたからには、そろそろリスクのほうを重視して考えるべき時期です。小波動のピークらしさは「新高値の陰線」をここまでは0.5ポイントとして、5.5ポイントとしてきましたが、これは5ポイントに後退します。だが証1部の連結PERは16.53倍となりました。これはかねがね、現在ではPERが16.5倍になれば割高である(ピークのポイントに+1を加点しようと思ってきたこどです。)

PERが16.5倍を超えたことによって、日経平均のピークらしさは+1を加点して6ポイントになりました。目先は売りが有利であるように思います。


(2017.10.23) TOPIX 1745P (+14) 日経平均 21696 (+239) 15.8億株 (2兆5942億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.25%
(2)英FT100  +0.00%
(3)独DAX    +0.01%
(4)仏CAC   +0.08%
(5)NYダウ   +0.71%
(6)ナスダック    +0.36%

米国は来年の予算決議案が上院で可決され、ドル高・長期金利高となる。このためシカゴの日経先物が大きく上昇。

昨日の衆院選は台風の中、投票がおこなわれました。自民党は284議席をとり単独過半数を確保。公明党は解散前の34議席から29議席へ減らしたものの、自公で313議席となって、憲法改正発議に必要な2/3議席をクリアする。

日米で政治がらみの好材料がでたため、日経平均は窓を空けて寄り付き、+239円高となる。 うまい具合に好材料がでてきます。

今日の小波動のピークらしさは、@9日順位相関、A25日順位相関、B25日騰落レシオ、C《デンドラ24》の最も安い上値メド(21201円)をクリア(その上は22164円)、D新高値の陰線(線が短いので0.5ポイントとする)、E東証1部PERが16.54倍(今日は16.72倍くらい)の5.5ポイントです。


(2017.10.24) TOPIX 1756P (+11) 日経平均 21805 (+108) 15.7億株 (2兆5393円)


昨日の海外株は

M (1)中国上海  +.006%
(2)英FT100  +0.02%
(3)独DAX    +0.09%
(4)仏CAC   +0.27%
(5)NYダウ   -0.23%
(6)ナスダック    -0.64%

米国は相場の過熱感を尻込みして利食い売りに押される。ナスダックの新高値の陰線は、ちょっと警戒せねばならない。25日線まで下げて止まるのかどうか。25日線で止まらねば大きな調整があるのではなかろうか。

日経平均は与党の大勝利の余震が続き、米国株がマイナス、円レートがマイナスになったにも関わらず、株価は上昇する。

だいたいが楽観人気に傾きつつあるけれど、株価の上昇あるいは出来高の拡大は顕著にはでてこず、大方は積極的に日本株を買ってはいない感じ。買っているのは海外勢です。

私はこの上昇相場は21200円がピークであろうと思っていましたが、今日の日経平均は21805円となりました。思った水準よりも+600円の上昇です。

4平均線(9日・25日・75日200日)が順な位置関係にあるときは、順張り相場です。そういう順張りの位置関係になったのは9月21日でした。その後株価は9日線を一度も下回ることなく23日間に亘って上昇を続けています。

こうなれば、少なくとも株価が9日線を上回っている限りは、順張り相場と して投資方針を変えねばなりません。10年のうち6年間は逆張りが有効で2年は売り、2年は買いというのが多い。


(2017.10.25) TOPIX 1751P (-5) 日経平均 21707 (-97) 19.6億株 (3兆3155億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.22%
(2)英FT100  +0.03%
(3)独DAX    +0.08%
(4)仏CAC   +0.15%
(5)NYダウ   +0.72%
(6)ナスダック    +0.18%

米国は決算がよかったキャタピラーが+4.98%、3Mが+5.91%と上昇し、米国景気に自信がでたのか、長期金利が2.416% (+0.048)と上昇する。

S&Pのセクター別騰落では、@金融株が+0.74%、A素材株が+0.59%となりましたが、ヘルスケア-0.67%、不動産-0.63%、通信-0.61%と下落しています。

これらを合計するとさほど米国株が上がったようには思われませんが、NYダウは+0.72%の上昇をして史上最高値を更新。一方米国株を正しく表現していると思っているナスダックは+0.18%の上昇しかできず、一昨日のそこそこ長い陰線の下部で十字足となっています。

ナスダックやS&P500のグラフを見る限り、米国株価は頭つかえになっています。それにしてもなぜNYダウだけが快調に上昇しているのか、理解しがたい。


日経平均は前日のNYダウが高かったことや若干の円安になっていたことから、+94円高で寄り付いたものの、後場は先物の売り仕掛けが出たようで、一時-156円安まで下落する。始値からの下げ幅は-250円安で、日経平均は16連騰で終わりました。

高く寄り付いたため、今日は「新高値の陰線」になりました。同じ新高値の陰線といってもその陰線の値幅には長短があります。(c)の陰線は極めて小幅であったので、(c)のザラバ高値20318円から次のボトム(19856円)までは12日間で-462円しか下げなかった。

(b)の新高値の陰線は並みの大きさでした。(b)のザラバ高値(20481円)から4日後のザラバ安値(20213円)まで-270円しか下げていません。新高値の陰線が出たからといって小波動のピークになるのは60〜70%ほどの確率でしょう。(より正確さを求めるために各種チャートを集めて小波動のピーク・ボトムらしさを計っています)。 (a)の陰線はこの上昇が始まった9月8日以降で最も大きな陰線です。このように大きな陰線は32日ぶりのことです。


小波動のピークらしさmのポイントは、上図で、@新高値の、A陰線、B9日順位相関、C25日順位相関、の4ポイントになっています。

次に右図(左側)のD25日騰落レシオが125以上(昨日)になり5ポイント。

右図(右側)のE東証1部PERは昨日は16.78倍になっています。私は現状ではPER15倍を基準にして、16倍以上は割高感がある。16.50倍以上は割高と思っているので1ポイント加えて6ポイントになります。


《デンドラ24》の日経平均の上値メドは、下から@21201円、A22165円、B22551円、C23900円です。この4つの上値メドは9月19日に表示されました。(1か月前に上値メドがわかっているのが《デンドラ24》のすごさです。)

この日の日経平均(終値)は20299円だったので、@の上値メドまでにはまだ900円の上昇が必要だし、Aの上値メドの22165円までは+1800円も離れていました。当面は@21201円を上値メドとしてきました。今はこの上値メドをクリアしているのでピークらしさは7ポイントとなります。

7ポイントというのは、10中7の割合で今日が小波動のピークになったことを意味します。

だが海外勢の買い意欲は強く、10月になってからの日経平均の上昇は、100%海外勢の買いに依存しているといってよいでしょう。国内勢は売り越しなので誰もこの上昇で利益をあげていません。

今日のザラバ高値は21921円であり、@のメドよりも+700円も上昇しています。 この分ではAの22165円まで上昇するのではないかとの懸念がありますが、はたしてどうなるのか? 思っていることは@今日の下落を受けて明日は「ようやく押し目買い」の機会が現われたと思って大きな反発をするのか、あるいはA出遅れていた銀行株が上昇したように予想できている好材料をすべて織り込んでしまったようなので明日も続落するのか、を注視せねばなりません。


(2017.10.26) TOPIX 1753P (+2) 日経平均 21739 (+32) 15.9億株 (2兆6333億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.26%
(2)英FT100  -1.05%
(3)独DAX    -0.46%
(4)仏CAC   -0.37%
(5)NYダウ   -0.48%
(6)ナスダック    -0.52%

26日(今日)にECB理事会が開催され、これまでの緩和策の出口になるであろうことから、独国金利は上昇する。金利引き上げや量的緩和の縮小となれば、金利は上昇するし、株価は下がるのが普通です。

しかし米国は、金利高は経済が強いからだとして、金利が高くなれば株式を買い、金利安になればなったで企業の資金コストが低下するとして株式買いをしているので、金利の急激な変化がない限り、米国株式は上昇してきました。

昨日は独国の金利上昇に引きずられて、米国長期金利は2.434% (+0.018)と上昇。これまでならば、金利高は金融株への買いが入り、ドル高・円安になるところですが、昨日の金融株は-0.49%安です。円も+0.3円ほど円高になったため、日経平均の追い風とはなりませんでした。


日経平均は小安く寄り付き、+86円高まで反発したもののすぐに少しずつ下落する。後場は保合いとなり、+32円高で終わる。出来高は15.9億株と多くない。

昨日の「新高値の陰線」がでたことによって、小波動のピークらしさは7ポイントになっていました。今日はこの下げを見て、@急反発して上昇トレンドを持続するのか、Aさらに長い陰線を出して下落に転じるのか、が注目点でした。

しかしどちらも現れず。まだ方向性は上昇トレンドのままであるとするしかありません。

この上昇が16日連騰したのは、市場参加者が一方的に偏らなかったのが原因です。市場の人気を表現している25日投資マインド指数は(a)に至るまで過熱を表現する85%を上回ることはありませんでした。(d)はトランプ大統領が当選したときのトドメ(終局局面)です。(b)でもその余熱が残っており、25日投資マインド指数は+85を超えましたが、その後は2か月半の保合いから4月には大きく下げました。

(b)でも指数は85を超え、その後3か月の保合いの後、8月9月に200日線までの調整をしています。今回は投資マインド指数が85を超えていないので、(c)(b)のようなことが起きるとは限りませんが、まあ(d)に近いのではないかと思います。

10月第3週の海外勢は+4452億円の買い越しであったとか。買い越しに転じてから1.2兆円の買い越しで、かなりの買いが出ています。一方国内勢は全部売り越しです。誰が利益を得ているかというと海外勢の一人勝ちで、国内勢は総敗退です。国内投資家はおしなべて利益がでていません。 日経平均が上昇したからといって、投資家がすべて利益するはずはなく、時の勢いに乗った者だけが儲けます。


(2017.10.30) TOPIX 1770P (-0) 日経平均 22011 (+3) 23.7億株 (4兆0373億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +027%
(2)英FT100  +0.25%
(3)独DAX    +0.64%
(4)仏CAC   +0.71%
(5)NYダウ   +0.14%
(6)ナスダック    +2.20%

米国は7-9月GDP伸び率が+3.0% (予想+2.6%)と伸びたため景気に楽観人気がでる。11月2日にFRB議長が決まるそうなので、本来なら長期金利は上昇するはずでしたが、金利は低下して2.414% (-0.049)。

米国金利が上昇するのか下降するのかを債券市場ははっきりと予想できていません。金利が低下したため金融株はマイナスになり、円高に振れました。

ただテクノロジー株の上昇は強かった。アマゾンは+13.22%、マイクロソフト+6.41%、アルファベット+4.26%、フェイスブック+4.25%と上昇して、ナスダックは+2.20%の大幅高となりました。この上昇は意外なものでした。ナスダック銘柄の多くはすでに期待が先行し、株価は行きつくところまで行っていると思っていましたが、楽観人気は衰えることがありません。


米国株高(特にナスダック)を受けて日経平均は小幅に高寄りしたものの、+0.4円ほどの円高になったので上昇は限られました。

株価→9日線→25日線→75日線→200日線が順な位置関係にあること、今日で30日目です。

最近のアベノミクス以降では、2012年11月16日〜2013年1月15日の34日間が「快調に上昇している」最長の期間ですが、今日は30日間になりました。

まあこういう期間の長い順張り上昇相場は5年に1回程度現れますが、いつこの熱狂が終わるのかの予想はナカナカできるものではありません。

堅く判断するには、株価が最も上位にある9日線を2日続けて下回ったときがその1番目、25日線を3日続けて下回ったならだいたい上昇力は終わったと思っていますが、世界同時株高が背景にあるので、判断がしがたい。


(2017.10.31) TOPIX 1765P (-4) 日経平均 22011 (-0) 18.8億株 (3兆5298億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.77%
(2)英FT100  -0.23%
(3)独DAX    +0.09%
(4)仏CAC   -0.01%
(5)NYダウ   -0.36%
(6)ナスダック    -0.03%

米国は下院が法人税率を5年間にわたって段階的に引き下げるのではないかの観測がでて、法人税減引き下げの期待がやや薄れて概ね下げる。

ただしナスダックはアップルのIphone Xの販売見通しがよいとして、テクノロジー株は小幅上昇したため大きくは下げなかった。

米国の経済はなかなか順調であるといえます。11月2日にFRB議長が決まる予定ですが、どうもイエレン議長は再選されない様子です。今後の米国の金融政策は、@金利を引き上げる、A量的緩和を絞っていく、の2つの方針しかありません。できれば金利を2%以上に上げ、量的緩和によって買い入れてきた資産を売却できるようになればOKですが、@Aによって米国経済が成長性を失っては、何にもならない。


米国の株高を見て、絵私は毎日、今日がピークではなかろうかという目で見ていますが、発表される米国の経済統計に陰りはありません。

だからといってドンドン株価が上昇することもおかしい。値段には自ずと「採算」があります。採算がとれるかどうかの水準まで株価が上昇したならば、それ以上の上昇は押さえられます。

また株価が楽観人気に入り浸って急上昇をするならば、これは買われ過ぎだとして売る向きが出てきます。

株価が小波動のピークを打つパターンは2つしかありません。@多くの投資家が熱狂して株を買い、株価が急上昇してピークとなる(急騰)、Aそれほど多くの投資家は買っていないので、ゆるやかな上昇が続くが新高値にでることができなくなってピークとなる(頭打ち)。

@はわかりやすい。明日から毎日、日経平均が200円ずつ、3日間上昇すれば、@の急騰です。ジワジワと下げて株価が9日線を2日連続して下げるようになればAの頭打ちです。 この後どうなるのかはわかりませんが、私は日経平均22000円の水準はAの頭打ちの水準ではないかと思っています。


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