日経平均をどう見たか・判断したか (2017年 7 月)

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(2017. 7. 3) TOPIX 1614P(+2)  日経平均 20055円 (+22) 16.0億株 (2兆0509億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.14%
(2)英FT100  -0.51%
(3)独DAX    -0.73%
(4)仏CAC   -0.05%
(5)NYダウ   +0.29%
(6)ナスダック    -0.06%

米国金利は上昇し、2.300% (+0.034%)。これに伴いドル高・円安が進む。

金利が上昇したにもかかわらず米国の金融株は上昇せず。だいたい0.5円の円安になりましたが、日経平均も反発できず。



(2017. 7. 4) TOPIX 1609P(-4)  日経平均 20032円 (-23) 18.5億株 (2兆5053億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.11%
(2)英FT100  +0.88%
(3)独DAX    +1.22%
(4)仏CAC   +1.47%
(5)NYダウ   +0.61%
(6)ナスダック    -0.49%

ISM製造業指数は54.9→57.8へ大きく伸びる。ただしマークイットの製造業PMIは52.0と予想を下回っているので、手放しで景況感がよくなったとはいえません。

だが良い数字が出たので米国金利は2.347% (+0.047%)へ上昇。6月26日に2.131%であったことを思えば、立ち合い日数5日にして+0.2%の上昇です。米国金利は着実に上昇しています。

金利が上昇したため米国金融株は上昇。エネルギー株の2輪が動いてNYダウはザラバで新高値をつけましたが、テクノロジー株はなお調整が続いており、ナスダックは下落。75日線で下げ止まるのかどうかというところ。


米国金利が上昇したなら円安になります。これは日経平均にとって今では唯一の好材料です。+136円高で寄り付いたが、その後は下落し、終わってみれば寄り付きの+136円を吐き出し、-23円安となりました。

今日の足は前日の小十字足を包み下げており、陰線の実体幅は160円あって、下げが開始したかと思わせる弱い足になりました。今夜は米国は休場なので、明日以降海外勢が買ってくるのか売り始めるのかを注目。

ただ米国金利が上昇していることによって、日本の長期国債金利は0.080%まで上昇しています。ひところのマイナス金利では銀行は利益を出すことはできなかったけれど、この水準だと利ザヤは少し拡大するようで、きょうも銀行株は上昇。しかし上昇に力強さはない。 円安傾向が定着しそうなので、トヨタなど自動車株がかわれました。トヨタのグラフはナカナカ強い足取りです。


講座 No.22 《Qエンジン24》Ver.5を使って勝率の高い買い条件表を作るP


昨日で【8】章までを掲げましたが、おそらくまともに全文を読んだ方はほとんどいないだろうと推察しています。この講座はオートマを使って利益率や勝率が高い条件表を作るにはどうすればよいのか? を解説するのが目的です。だがオートマを使っても思わしい条件表ができないときがあります。そのときはどうすればよいのか、オートマのどういう機能を使えばよいのかを、あれこれと紹介したため、道筋の見通しがきかず、却って迷い道に誘導したかもしれません。

だが今後は講座を書くことは減っていくはずです。今回の講座は今日で1か月の連載になっています。ということはこの1か月間はひたすら講座のためのデータを採集し、これを文章にまとめることに没頭したわけです。今後もこういうこと(@さまざまな目的を持つ条件表を設定し、Aそのドキュメントを残す)をゆっくりしたペースでするつもりなので、プログラムを作ったり、マニュアルを書くことはできません。(プログラムは作らないし、バージョンアップもしない。そうすることを苦痛に感じる年齢になっています)

この講座もドキュメントを残すということを重視しているので、話があっちにいったり、こっちに戻ったり、をしていますが、【11】章で完結する予定です。最後の章はユーザーにとって素晴らしいことが書けるのではないか? これは「10日間で+20%上昇」の条件表の作り方」のドキュメントになるので、結論である【11】章(あるいは追加するかもしれない)最終章を読まれて、ドキュメントに従ってオートマを利用すれば、誰でもいつでもよい条件表を作ることができる、と思っています。



(2017. 7. 5) TOPIX 1618P(+8)  日経平均 20081円 (+49) 17.9億株 (2兆4503億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.41%
(2)英FT100  -0.27%
(3)独DAX    -0.31%
(4)仏CAC   -0.40%
(5)NYダウ   -休場
(6)ナスダック    -休場

世界的に金利高の方向に向かっています。今回の超低金利の目的は、デフレの予防です。このために投資をしやすくする、消費をしやすくするための低金利策でした

最近では、物価はこれ以上下落しない、デフレには陥らないということがわかってきたので、景気をダウンさせない範囲で、少しずつ金利を上げていこうというのが欧米の金融政策になってきています。

日本は物価がなかなか上がらず、設備投資もあまり増えない。超低金利を武器に不動産投資だけは拡大しましたが、不動産投資はややバブリーな状況になって、投資採算は限界に近づいているようです。

日銀の超低金利と量的緩和の政策だけでは、消費も投資も増えない。なら日銀が株式を買って株価を上げて消費を喚起させよう、ということで年間に7兆円の株式(ETF)を買い入れることとしましたが、今ではGPIFに続く株持ちになりました。

たしかに株価が大きく下落することはなくなりましたが、株価の変動幅が小さくなってしまい、逆に投資機会が失われています。日中は株価があまり動かないので、面白くない相場が続いています。個人投資家はこれを嫌気して株式市場から離れていっているのではなかろうか。



(2017. 7. 6) TOPIX 1615P(-3)  日経平均 19994円 (-87) 16.8億株 (2兆3105億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.76%
(2)英FT100  +0.14%
(3)独DAX    +0.13%
(4)仏CAC   +0.10%
(5)NYダウ   -0.01%
(6)ナスダック    +0.67%

6月のFOMC議事録では、資産圧縮を始めるべきだという意見が大半を占めたが、その開始時期はまちまちで、ともかく年内には始まるようです。

現在は買入れ債券の償還がくれば、償還分で次の債券を買い入れているので、市場のマネーは減ることはありません。従って過剰な流動性によって引き起こされている株高はマイナスの影響を受けていませんが、実際に過剰流動性が縮小されていくならば、必ず株価にはマイナスの影響を与えます。

ただ株高のもう一つの要因は、企業の収益が伸びる(米国経済が伸びる)ことなので、買入れ資産が縮小されると必ず株価が下落するというわけではありません。それでも@低金利政策、A量的緩和政策の2つの株高要因は消えていくので、今後はB米国経済の伸び、C雇用のタイト化、D物価の上昇、が株高の主な要因になります。 ただBCDがよくなればなるほど、@Aを加速することになるので、トータルとしては米国の金融政策の変更は株価に大きな影響を与えないのではないかと思います。

日経平均は若干の円高になったために下げましたが、まだ小波動のピーク・ボトムは切り上がっているので、弱気な見方は出てきません。今日は9日順位相関が-80になったので、そろそろ当面のボトムがでるのではないかと思います。



(2017. 7. 7) TOPIX 1607P(-8)日経平均 19929円 (-64) 16.5億株 (2兆2732億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.17%
(2)英FT100  -0.41%
(3)独DAX    -0.58%
(4)仏CAC   -0.53%
(5)NYダウ   -0.74%
(6)ナスダック    -1.00%

ADP調査による6月の雇用者数は+15.8万人(予想は+18.8万人)でした。5月が+25.3万人の増加であったのと比べると思いのほか悪い数字です。

一方、ISM非製造業指数は57.4(予想は56.5)というよい数字でしたが、株価は下落する。

長期金利は目先の米国景気の良し悪しに引きずられることが無くなり、世界的な金利上昇の動向を見据えて、2.364%(+0.038%)へ上昇。通常なら金融株が買われ、不動産などの高利回り株が売られるところですが、金融株は-0.66%と下落し、不動産株は-1.88%の下落。さらにエネルギー株が-1.10%下落するなど良いところはありません。

ナスダックはいっときテクノロジー株が反発したものの、すぐに売られてしまい小波動の新安値を更新。75日線でとどまるのかどうかに注目ですが、まだテクノロジー株の値幅調整は終わっていない感じです。値幅調整をしないのであれば時間調整をすることになりますが、その場合は6月9日の高値6341Pから最低でも1か月、並みなら2か月はかかると思います。ナスダックは来週小波動のボトムを出す可能性はあります。


日経平均は、米国長期金利が2.364%へ上昇し、その結果円は113円台後半になったので、材料だけをみれば上昇して当然の日であったはずです。

しかし実際は、米国株安やシカゴ日経先物19890円を見て、安く寄り付き、いくぶんかは戻して-64円安で終わる。

少し前までは日経平均を動かす投資主体は海外勢でしたが、現在では日銀のETF買いが圧倒的な力をもっています。

@個人投資家(現金部門)は万年売り越しですが、よほど株価が下落した(例えば先のピークから-50%安となった)ときには買い越しに転じます。壮大な逆張りをするので、投資の成績はよいはずです。(ただし時間がかかる)

A海外勢は、短期的なヘッジファンドと長期投資のがが入り込んでいますが、海外勢が買い越しになったときは、必ず日経平均は上昇します。日経平均は海外勢によって変動をしてきましたが、現状では日銀のETF買いが相場を動かせています。



(2017. 7.10) TOPIX 1615P(+8)日経平均 20080円 (+151) 15.4億株 (2兆0992億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.17%
(2)英FT100  +0.19%
(3)独DAX    +0.06%
(4)仏CAC   -0.14%
(5)NYダウ   +0.44%
(6)ナスダック    +1.04%

米国6月の雇用統計は15.2万人→22.2万人(予想は17万人)とよい数字でした。このため長期金利は2.383%(+0.019%)と上昇し、ドル高円安となる。

長期金利の上昇から金融株が上昇するかと思いきや、S&Pセクター別騰落率の金融は+0.56%しか上昇せず。最も上昇したのはテクノロジー株の+1.25%でした。米国株高はテクノロジー株の反発によるものであり、新しい株価上昇の期待感がでたわけではなさそうです。

日経平均は米国株高と114円台への円安によって上昇。ただ日本の金融株も上昇せず、ハイテク株のリバウンドによるものです。



(2017. 7.11) TOPIX 1627P(+11)日経平均 20195円 (+114) 14.3億株 (2兆0673億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.17%
(2)英FT100  +0.26%
(3)独DAX    +0.46%
(4)仏CAC   -0.40%
(5)NYダウ   -0.03%
(6)ナスダック    +0.38%

米国は特段の材料はなく小動き。テクノロジー株の反発が昨日も続きナスダックは高い。 長期金利は2.373%(-0.010%)とやや低下し、金融株も下げる。

円が114.47円まで安くなり、日経平均は昨日の+151円高に続いて今日も+114円高となる。これで3陽連になり、株価は4線を上抜いたので、上昇が始まったと思われますが、上昇の材料は円安ただ一つなので、円安がどこまで続くのかが焦点ですが、為替の予想は難しい。


円相場のボトム(円高のピーク)を知ることは割合易しい。右図の9日順位相関と25日順位相関がともに-80以下になっているところは当面の円高のピークです。

ところが円相場のピーク(円安のピーク)を知ることはナカナカ難しい。現在は9日順位相関と25日順位相関がともに+80以上になっていますが、この一点をもってピークだと判断することはできません。

現在の円安は米国の金利高からくるものですが、米国金利高がどこまで続くのかはわかりません。チャートを見て過熱していると思っても、米国の金利高が続けばそんなチャートからの判断は吹き飛びます。1日で1円の円高とか2日で1.5円の円高にならない限り、円高になったとは判断できません。



(2017. 7.12) TOPIX 1619P(-7)日経平均 20098円 (-97) 14.8億株 (1兆9817億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.30%
(2)英FT100  -0.55%
(3)独DAX    -0.07%
(4)仏CAC   -0.48%
(5)NYダウ   +0.00%
(6)ナスダック    +0.27%

米国は材料がなく、前日とほぼ変わらず。ロシアゲート事件にトランプ大統領の長男が関与しているとかのニュースが出たけれど、市場が大統領に期待しているものは少なく、このマイナス材料による株価の下げはすぐに取り戻される。

ナスダックは3陽連となったので、株価が4線を上抜くことが期待できるが、テクノロジー株が過大に評価されていた分がおさまったかどうかはわからない。たぶん小波動が上昇に転じても、先の高値6303Pと6341Pを超えることは難しい。

円はおよそ0.80円の円高に振れ、日経平均は下げる。出来高・売買代金とも極めて少なく、株価の方向性は決められない。 日銀は今日707億円のETF買いを実施し、株価の下落を食い止めたが、この余計な仕業が株式市場から値動き・値幅という株式市場に最も大事な要素を失わせる。市場の去勢です。



(2017. 7.13) TOPIX 1619P(-0)日経平均 20099円 (+1) 17.3億株 (1兆9815億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.17%
(2)英FT100  +1.19%
(3)独DAX    +1.52%
(4)仏CAC   +1.59%
(5)NYダウ   +0.57%
(6)ナスダック    +1.10%

イエレンFRB議長は、今後金利引き上げは緩やかなものとなる。物価が上がらなければ金融政策の見直しもある、と発言。

これだけユルユルの金融政策が繰り広げられているのに、物価はなかなか上がらない。賃金も上がらない。マネタリズムを提唱してノーベル賞を受賞したフリードマンを筆頭に、日本のリフレ派学者も、なぜゼロ金利や超量的緩和が実効性をもたないのかの原因はいまだに判明していません。

米国金利は引き上げにくくなったとして、米国長期金利は2.319% (-0.044%)まで低下し、円高が進みました。日経平均は米国株高を重視して20177円で寄り付いたけれど、円が112円台まで上がると、買う材料が消滅し+1円高く引ける。売買代金は連日で2兆円を割り込み、蒸し暑さばかりが残る凪状態。



(2017. 7.14) TOPIX 1625P(+6)日経平均 20118円 (+19) 20.4億株 (1兆9863億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.64%
(2)英FT100  -0.05%
(3)独DAX    +0.12%
(4)仏CAC   +0.25%
(5)NYダウ   +0.10%
(6)ナスダック    +0.21%

米国は再び材料なし。欧州の長期金利が上昇したため、米国も2.346% (+0.027%)と高くなる。

したがって若干の円安になったが、3日前の114円台半ばの水準を見たばかりなので、今日の113.25円の水準では日経平均の材料にはならず。



(2017. 7.18) TOPIX 1620P(-5)日経平均 19999円 (-118) 18.1億株 (2兆1120億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -1.43%
(2)英FT100  -0.35%
(3)独DAX    -0.35%
(4)仏CAC   -0.10%
(5)NYダウ   -0.04%
(6)ナスダック    +0.03%

米国の長期金利は2.314%(-0.014)と低下し、1円以上の円高にふれる。(112.15円)。

日経平均は安く寄り付き、下げ幅を広げて引ける。



(2017. 7.19) TOPIX 1621P(+1)日経平均 20020円 (+20) 16.4億株 (2兆0208億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.35%
(2)英FT100  -0.19%
(3)独DAX    -1.25%
(4)仏CAC   -1.09%
(5)NYダウ   -0.25%
(6)ナスダック    +0.47%

米国の長期金利は2.259%(-0.055)と低下し、ドル安になる。円は昨日1円以上の円高になっていたので今日は112.03円と若干の円高。

日経平均は小安く寄り付いたが、円が落ち着いた動きとなったので、+20円高で終わる。日中の値幅は80円ほどで、蒸し暑い凪が続いています。



(2017. 7.20) TOPIX 1633P(+11)日経平均 20144円 (+123) 16.5億株 (2兆1144億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +1.36%
(2)英FT100  +0.55%
(3)独DAX    +0.17%
(4)仏CAC   +0.83%
(5)NYダウ   +0.31%
(6)ナスダック    +0.64%

米国は特に材料はなかったが、4-6月決算がよかったもの、良さそうなものが買われ、NYダウ・S&P・ナスダックは揃って史上最高値を更新する。

米国長期金利は2.273%(+0.014)と少し上昇、わずかに円安になる。米国株高に引っ張られて、日経平均は高い。途中のTOPIX先物の足取りを見ていると、着実にぐいぐいと上昇した感じでしたが、出来高が16.5億、売買代金が2兆1000億円でしかないので、大きな流れではなく、一部の勢力の買い上がりがあったようです。

このボリュームでは、泉が沢になり→沢が小川になり→小川が集まって川になり→川が合流して大河になることはありません。だがTOPIXとTOPIX先物が新高値に出たことは大きい。

定点観測9銘柄においても7銘柄の株価が4平均線の上にあります。4平均線を上回っていないのは、7203トヨタ、8306三菱UFJ、8604野村ですが、野村は明日にでも4線を上回ればそこそこの上昇が期待できます。



(2017. 7.21) TOPIX 1629P(-3)日経平均 20099円 (-44) 15.3億株 (1兆9967億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.43%
(2)英FT100  +0.77%
(3)独DAX    -0.04%
(4)仏CAC   -0.32%
(5)NYダウ   -0.13%
(6)ナスダック    +0.08%

米国は特に材料はなく小幅な動き。ナスダックはやや揚げ疲れの様子です。6陽連→陰線→2陽連ときて、昨日は早くも陰線が出て、テクノロジー株の戻りも一巡した感じです。

替わってバイオ株が物色されたが、ナスダック全体を上げるほどの力はなかった。

米国長期金利は2.257%(-0.016)と少し下げたため、0.5円ほどの円高となる。日経平均は動きが鈍く、1日の値幅は50円ほどで終わる。



(2017. 7.24) TOPIX 1621P(-8)日経平均 19975円 (-124) 15.6億株 (1兆9163億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.21%
(2)英FT100  -0.47%
(3)独DAX    -1.66%
(4)仏CAC   -1.57%
(5)NYダウ   -0.15%
(6)ナスダック    +0.04%

相場は動かず。したがって出来高も薄い。値段が動かない市場には何の魅力もありません。毎日、無理やりにコメントすることが苦痛になっています。


(2017. 7.25) TOPIX 1617P(-4)日経平均 19955円 (-20) 14.9億株 (1兆8865億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.39%
(2)英FT100  -1.01%
(3)独DAX    -0.25%
(4)仏CAC   +0.20%
(5)NYダウ   -0.31%
6)ナスダック    +0.36%

米国市場はさざ波でおわる。株価上昇の期待はできず、先に期待できそうなテクノロジー株だけが上昇するが、これは1999年〜2000年にかけてのネットバブルと同じ期待を抱いているだけのことです。

ネットバブルで踊った銘柄は、米国のことは詳しくはありませんが、日本では今から思えばアホらしい企業の株価が100倍になり、その後1/100になりました。おおかたは狂気の市場を懐疑的に見ていましたが、初期に参加した投資家は資産を10倍とか100倍にし、遅れて参加した投資家は資産を1/10とか、ほぼ0にして、丸裸になって退却しました。

米国のテクノロジー株は利益を出している点が異なりますが、他の基幹的産業の成長性が低いため、成長が期待できるこの分野の銘柄に集中して過大な株価になっています。 日本は期待できるテクノロジー株がないので、バブル状況にはなっていませんが、米国のテクノロジー株の期待がはがれて暴落したときは、米国株売り→利益がでている日本株売りとなって、大きな影響を受けざるをえません。


(2017. 7.26) TOPIX 1620P(+3)日経平均 20050円 (+94) 17.2億株 (2兆1965億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.21%
(2)英FT100  +0.77%
(3)独DAX    +0.15%
(4)仏CAC   +.65%
(5)NYダウ   +0.47%
6)ナスダック    +0.02%

米国市場は7-9月決算が概ねよかったことや、少しよい経済統計値がでたので、米国金利は2.332%(+0.077%)と上昇し、NYダウ・SPは上昇する。

日経平均は米国金利高から0.70円の円安になっために高寄りするも、その後は右肩下がりとなり、NYダウと同じくらいの上昇で終わる。高寄りしても20000円を超えていればすかさず利食い売りがでて、いわれている先高期待のスケールは大きくなさそうです。

眼下の相場つきをみるに、日々のコメントを書くべき意欲がわかないのは、日銀による管理相場がアホらしく、「こんなものは株式市場ではない」という思いが強くあるからです。相場が従来のよぷに強気の思惑と弱気の思惑がぶつかった結果でもたらされる相場つきでなくなった今は、株式投資の指針はほとんど失われています。だから相場についてのコメントは意味がないと思っています。

講座22 は2か月近く連載してきて、あと5回ほど講座をアップすれば完結します。そしてすでに5回分は書き上げていますが、このような相場つきでは、今すぐアップロードしても当座は何の役にもたちません。ということで、アップする元気もなくアップを控えていました。

講座22をアップしないことが2日続いたので、そろそろアップして今月中に講座22を終わらせようと思っていたところへ、「《YBメーカー》へのクレーム(愚痴と書いてあった)」というか「こういうときはどうしたらよいんだ?」という悲鳴のメールが先ほどきました。急遽この回答をしますが、私がなにもかもわかっているわけではありません。ましてや明日はこうなるといえることはできません。できるのは、@こうすれば理論的である、Aこうしたほうが確率が高いだろう、ということを示すことができるだけです。

《YBメーカー》は、2016年 6月に発売しました。その目的は日経先物の寄引売買で使う条件表を誰でも、いつでも作れるということです。なんでもそうですが、現実に起きていることを分析するには過去に起きたことを基にして、その仕組みを抽出し、その仕組みを類推するしかありません。

右の(拡張6)のNo.155〜No.161の7本は、それぞれの時期の過去10年間の日経先物の動きを手本にして作った条件表です。《YBメーカー》にサンプルとして付属しています。また2016年が終わった後、2007年〜2016年の10年間を手本にして作ったのがNo.162です。

2016年年末あるいは2017年の初頭に、これから相場がどうなるのか? これまで作ってきた条件表が当てはまるのかどうかは、未知のことです。いくら過去の手本の時期をよく説明できる条件表があったとしても、次の1年間に過去に経験していないことが発生すれば、その1年間の条件表の成績は悪化して当然です。

しかし将来のことはわからないけれど、打つべき手は次の2点です。
  1. 最近手本にした時期は、最も新しい相場の動きを含んでいるので、他の時期を手本にした条件表よりは、勝つ確率は高いだろう。

  2. あるいは10年に1度は同じような相場の動きが現れるので、今はどの(手本にした)時期に近いのか、を知ることによって、確率を高めることがでるだろう。
この2点はほぼ間違いがなかろうし、これ以外の選択肢はありません。


(上図)2017年の年頭にあたって、考えることは
  1. 最も最近の10年間を手本にして作ったNo.162「N統合t(2016年)を重視する。
  2. 過去5年間の実績で、累計利益が最も大きかったNo.161を重視する。
  3. 過去5年間の実績で、平均利益率が最も大きかったNo.158を重視する。
  4. 過去5年間の実績で、PFが最も大きかったNo.162を重視する。
最も新しいデータから作ったNo.162か、過去の実績から見たNo.158あるいはNo.161が2017年に使う条件表なのです。しかし2017年が過去にない経験した相場でないと思ったときは、No.155〜No.162について、過去5年間程度の検証をして、最もよく当たっている条件表を使うべきです。

もし選んだ条件表の成績が、例えば勝率が50%以下であるとか、平均利益率がマイナスであれば、それらを採用することはできません。明らかにこれまで作ってきた条件表は現在起きている相場とは違っているからです。せっかく条件表を作っているのだからと無理やりにこれを使ってもよい結果がでるはずがありません。




さて、2016年末に2017年に重視すべき条件表は、 No.158、No.161、No.162であると決めましたが、2017年1月から今日(2017年6月26日)までの成績は上図の通りです。
  1. 平均利益と勝率が最も大きかったNo.158の累計利益は-70円でマイナスになっていますが、No.155〜Mo.162の8本の条件用のうちでは3番目に良い成績です。

  2. 累計利益が大きかったNo.158の累計利益は+30円で2番目の成績です。

  3. 最も最近のデータを使ったNo.162の累計利益は+130円で、マイナスにはなっていません。
今のところ最近作ったNo.162が最もよい成績をだしていますが、その勝率は43.3%でしかありません。2017年の相場は明らかに過去の相場とは異なっています。それがわかったときは、頼りになる条件表を持ち合わせていないのだから、これら条件表をつかっての寄引売買はやめるべきです。

%→63.5%です。手本5.5年のほうがややダウンしていますが、大きな差はありません。


(2017. 7.27) TOPIX 1626P(+5)日経平均 20079円 (+29) 18.3億株 (2兆5460億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.12%
(2)英FT100  +0.24%
(3)独DAX    +0.30%
(4)仏CAC   +.56
(5)NYダウ   +0.45%
6)ナスダック    +0.16%

FOMCは米国の政策金利を据え置く。最も市場も影響を与えるであろうFRBの資産縮小については「比較的早い時期にする」ということで、何に比べて早いのか・遅いのかはあいまいであったので、市場は勝手に都合よく判断する。
br> この米国株高はマネーが市場にありふれている。したがって金利は低く、債券での運用はできない。自然にリスクはあるが株式を買い債券に比べればはるかによい株式配当金で、運用利益を上げる。ということでもたらされたものですが。市場に出回るマネーの量が減少しだせば、その因果関係は無くなります。米国の株高はFRBの量的緩和の上に成り立っています。

日銀も米国に負けないほどのマネーを供給してきました。2012年10月の日経平均は8500円でしたが、7か月後の2013年には16000円へほぼ倍化し、2年半後の2015年6月には約21000円になり、2.5倍になりました。未曽有の大規模な金融緩和によるものです。日本はまだ物価は上がらないし、GDPの伸びもわずかです。大規模な金融緩和による株高の効果は薄れてしまったので、日銀は株式市場に手を突っ込み、ETF買いで株高を腕力的に支えています。そのあげくつまらぬ相場が続いています。


(2017. 7.28) TOPIX 1621P(-5)日経平均 19959円 (-119) 20.2億株 (2兆7735億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.06%
(2)英FT100  -0.12%
(3)独DAX    -0.70
(4)仏CAC   -.0.06
(5)NYダウ   +0.39%
6)ナスダック    -0.63%

エネルギー株・金融株のウェートが高いNYダウは+0.39%と上昇するも、ハイテクの比重が高いナスダックは-0.63%と下げる。

-0.63%の下落はたいしたことがないように思われるが、グラフを見るとにしてみると大変な大陰線です。前日終値から高く寄り付いたものの、それ以上は上昇することができずに大きく下げ、「大陰線のつつみ下げ」となりました。

この大陰線つつみ下げは6月にもあって、私はこの後2か月間は新高値を取ることはなかろうと思っていましたが、1か月で新高値を更新し、米国のテクノロジー株への期待は思っていた以上に大きいということがわかりました。ナスダックで買われている銘柄はFAAMG(フェイスブック・アップル・アマゾン・マイクロソフト・グーグル)とかFANG(フェイスブック・アマゾン・ネットフリックス・グーグル(と呼称されています(グーグルはアルファベットの子会社)。

これら4〜5銘柄を代表にしてナスダックは上昇してきましたが、よいからといってもその価値には限度があります。人の期待は幻想が幻想を呼んで、思わぬ高みの水準にまで舞い上がりますが、どこかで現実に引き戻されます。理想や幻想や過大な期待は失せます。今のナスダックはさらなる幻想が続くのか、現実に引き戻されるのか、の判断の分岐点にあります。

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(2017. 7.31) TOPIX 1618P(-2)日経平均 19925円 (-34) 23.3億株 (2兆9067億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.11%
(2)英FT100  -1.00%
(3)独DAX    -0.40
(4)仏CAC   -1.07
(5)NYダウ   +0.15%
6)ナスダック    -0.12%

米国の4-6月GDP速報値は+2.6%と前期の+1.4%を上回るが、予想は+2.7%であり、さほどの数値ではなかった。雇用や物価の統計値はやや沈滞気味で、長期金利は2.291%へ低下する。

日経平均は0.5円の円高に振れたため、発表されている4-6月の好調な企業業績が評価されることはなく、逆に小幅安となる。

ここへきての安倍内閣の支持率急降下は痛い。アベノミクスは、@金融緩和、A財政投資、B規制緩和 を3本の矢としてきましたが、現実は@日銀の金融緩和だけが有効でした。しかしそれも今や息き絶え絶えです。

Bの規制緩和によって新しい経済活力を経済成長の突破口としようとしましたが、加計学園の獣医学部新設問題で、政府も行政もバラバラになり、岩盤突破は難しくなっています。規制を緩和して、まともな競争社会を作らねばならない。競争がない時代に、国力を伸ばす活力は出てきません。最も弊害がある規制は@農業、A医療、B(歯科・獣医)です。( さらにこの上には公務員制度がある)

日銀の(金融緩和+ETF買いによる株価維持)はすでに限界に来ています。さらに世論をマイナスに導いたのは、自民党の女性議員です。大臣を辞任したのは、@小渕、A松島、B稲田、と多すぎる。このほかにもスキャンダル女性議員がいて、自民党は議員を管理できない政党であるのか? という国民の印象はすぐに消えるものではありません。まあ5年間は自民党の女性議員は半人前として扱われるでしょう。

私は悔しいのです。細かな事柄を、野党は針小棒大に追及して、規制改革が進展しない。せっかくのアベノミクスを野党が潰そうとしている。その攻撃の手段は細かな事象です。一体政治家は、この国の将来のビジョンがあるのか? ビジョンがない政党は現在の政権を非難してはいけない。非難することは誰でもできる。自分なら、我が党ならこうする(こうすべき、ではない)がない非難は単なる難癖です。


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