日経平均をどう見たか・判断したか (2017年 6 月)

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(2017. 6. 1) TOPIX 1586P(+26)  日経平均 19860円 (+210) 17.3億株 (2兆4665億円)


入院のため記事なし。



(2017. 6. 2) TOPIX 1612P(+26)  日経平均 20177円 (+317) 23.13億株 (3兆2232億円)


入院のため記事なし。



(2017. 6. 5) TOPIX 1609P(-2)  日経平均 20170円 (-6) 16.4億株 (2兆3784億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.09%
(2)英FT100  +0.05%
(3)独DAX    +1.25%
(4)仏CAC   +0.47%
(5)NYダウ   +0.28%
(6)ナスダック    +0.94%

米国の5月雇用統計は前月の+21.1万人→+13.8万人へ鈍化する。予想は+18.2万人増であったので数字は悪かった。しかし失業率は4.3%とここ16年間で最も低くなり、雇用は悪くない。

ただ長期金利は2.160% (-0.053)に下げて、ドル安円高になる。


日経平均は6月に入ってから2日間で527円上昇しましたが、上げの8〜9割方は米国の株価上昇に引っ張られたものです。

今日は約1円の円高になったため、小幅に下落しましたが、1円の円高は日経平均を200円〜250円下げるのが普通です。下落したとは言え日経平均は-6円安でしかなく、6月に入ってからの市場の上昇への期待は強いものがあります。

5月末の下落は25日線で止まったし、6月1日からは、株価→9日線→25日線→75日線→200日線と順な位置関係に戻り、快調に上昇をしている局面です。おそらくこの6月は21000円を少し超えるところまで上昇するのではなかろうか。

■■ 近況 ■■

5月31日に入院し、6月1日に胆嚢摘出の手術をしました。 6月3日に退院しました。まったく元気です。今は手術の影響はほとんどありません。 40歳台のとき、胃潰瘍で2度の入院(それぞれ20日間)をしたことがありますが、手術はしていなかったので、今回は人生で初めての手術の体験をしました。医療技術の進化には驚くばかりです。血液検査や尿検査をすれば、すぐに医師のパソコンで結果を見ることができる。CT(東芝製だった)をとればたちどころにパソコンで画像(私の場合は、肝臓・腎臓・胆嚢)を見ることができる。

医師は各種の検査の結果をすぐに見て病状の判断を下せます。そのうちAI(人工知能)が判断するようになり、医師がいなくても処置すべきことは決まるのでしょう。 いやあ、よい経験をしました。医療システムがこれほど進化しているとは、ビックリです。(それにしても東芝が「東芝メディカル」をキャノンに売却したのはもったいない。利益を出すよい技術を手放すなんて、経営陣は無能としか思えない。)

さて6月1日の手術ですが、これにも驚きました。全身麻酔は初体験です。点滴に麻酔薬を入れて、「麻酔を始めます」と聞いたのが最後、いつ意識を失ったのかはわかりません。「坂本さ〜ん。手術が終わりました」と大声をかけられて覚醒しましたが、麻酔開始から時間は1秒たりとも経っていない感覚です。知らないうちに手術は終わっていました。意識が戻らなければそれは死であり、意識が戻れば生きていたことがわかります。死とは意識(知覚)があって初めてわかることであり、意識を失ってしまえば本人は生きているのか死んでいるのかはわからない。毎夜とる睡眠では意識を失っています。毎日死ぬか生きるか(意識を失うかどうか)の瀬戸際に臨んでいるのだから、特に死を恐れることはない。ということがよくわかりました。

手術は腹腔鏡手術でした。腹を裂くことはありません。肋骨の下・臍の下・右脇腹の3か所に1〜2cmの穴をあけ、1か所(臍下)からカメラを挿入して内臓の様子をモニターに表示する。医師はモニターを見ながら、2か所から鉗子や電子メスを操作して、目的の臓器を切り取る、というものらしい。執刀(この言葉は不適切だろうが)された医師は、自分が医者になったころは腹腔鏡手術はなく、後に見よう見真似で勉強した。モニターを見ながら操作をするので、スマホや任天堂のゲームがうまい人間のほうが手術はうまい。といっておられた。

医師の、診療の経験・病状の判断・手術の技術などはもう個々の医師の能力に依存しなくなりそうです。医療技術の進歩とAIがこれをします。最終的に医師は患者にアドバイスし、相談を受け、安心させるというメンタルケアの役割しか残らないのではないかと思ったことです。それにしても医療技術の進化はすごい。この技術の進化に対応するために医師はパソコンの操作は必須です。カルテの記述も手書きではなくワープロです。検査予約もパソコンでします。検査結果もすぐに見ることができます。おそらく手術のあとの経過もパソコンに打ち込みドキュメントとして残しているのでしょう。

パソコンがなければかような医療技術の発展はなかった。私はこの5年ほどはパソコンがスマホに駆逐されていると思っていました。パソコンとスマホは確かに同じようにWEBを見ることはできますが、スマホではこれまで述べてきた医療システムに参加することはできません。スマホの画面の小ささが最大の欠点です。やはり重要なシステムにはパソコンは必須なのです。この入院で貴重な体験をしました。体験の結論は、@医療技術は非常に進歩している、A医師はパソコンを操作して自由自在に患部を見て判断できる、B医療技術は日進月歩で進んでいる、C手術のやり方はいくつかの選択肢がある。というものです。

いやあ、お医者さんというのはエライですな。日進月歩進歩する医療の知識や技術を吸収しなければならない。私の弟は静岡で心臓外科の病院の院長をしていますが、しょっちゅう学会に参加していて、東京・京都・大阪・広島などに出張しているらしい。何のための学会なんだと思っていましたが、なるほど日々学び、必要な技術を取得し、必要な医療機器をそろえねば病院の経営は継続できないはずです。学会とはそういう情報を入手する場であったのかとやっとわかりました。

日本人の寿命が80歳になり、100歳を超える人も多くなりましたが、これは医療の進歩のおかげです。しかし「長生きが人生の目的であるのか?」という疑問がわきます。虫や動物や植物は寿命を持っています。その個体が役割(他者あるいは周りの環境のために積極的に行動すること)を果たしたときに死ぬのです。役割を果たすことができなくなった人間がいたずらに生き延びていてよいのであろうか。単に死を先送りすることが医療の目的であれば、それは違うであろう。役割ができなくなったとき、単なる延命のための過剰な医療はしないほがよいのではないか、とも思いました。いろいろ考えさせられた体験でした。



(2017. 6. 6) TOPIX 1596P(-13)  日経平均 19979円 (-190) 17.0億株 (2兆4671億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.45%
(2)英FT100  -0.29%
(3)独DAX    -
(4)仏CAC   -0.66%
(5)NYダウ   -0.10%
(6)ナスダック    -0.16%

1日にISM製造業指数が発表されていました。前月の54.8→54.9へわずかにアップ。昨日発表されたISM非製造業指数は57.5→56.9へダウンでした。これを気にした向きが利食い売りを出したのか、NYダウ・ナスダックともに小幅安。

ドルが売られ円が買われて、円は109円台後半まで円高となる。約0.90円の円高です。1円近い円高になったため、日経平均は-190円安になり、20000円を割り込んでしまいましたが、4線の位置関係は崩れそうになく、なお高値を更新する可能性は高い。


■■ 新講座を始めます ■■

《カナル24》はVer.6にバージョンをアップしたので、今後はたぶんプログラムをいじることはないと思います。4月にバージョンアップした後、5月は過去に作った条件表の整備をしました。Ver.5の時代は、チャート事典で例題として設定している条件表を(拡張9)に収めていましたが、Ver.5の条件ファイルには199本の条件表しか格納できないため、例題の条件表の一部はカットせざるをえませんでした。しかしVer.6では999本の条件表を格納することができるようにしたので、チャート事典に掲げてある条件表の全部を、(拡張9)条件ファイルのNo.1〜No.234へ収めました。

次にHPに掲載している条件表の設定例とその市場環境で、84本の役立つ条件表を設定していますが、これを統一した形式で書き直し、Ver.5では(拡張8)にその条件表を格納していたものをVer.6の(拡張9)のNo.250〜No.333 に移しました。Ver.6から(拡張9)条件ファイルをダウンロードすると、@チャート事典の条件表とA市場環境と役立つ条件表の2つが格納されています。条件表を999本まで格納できるようにしたのは大正解でした。

さて今後は新しい条件表を設定していくことが私のメインの仕事になります。これまでの条件表はある時期(例えば過去10年間)を手本にして作ったものなので、年月が経過すると次第に成績が悪化していきます。これを防ぐには
  1. 《Qエンジン24》の「オートマ」機能を使って、違う時期を手本にした条件表を生成すればよい。

  2. あるいは違う時期を手本にして「最適化」すればよい。
と思ってきましたが、《Qエンジン24》を使いこなすことは難しい。《Qエンジン》はバージョンアップするたびにバージョンアップに応ずるユーザーが減ってき、最新のVer.5のユーザーは100名ほどです。これではバージョンアップをしても採算がとれません。よほど画期的なアイデアを思いつかない限り、《Qエンジン》のバージョンアップはしません。(他の《デンドラ24》《YBメーカー》もバージョンアップはしません)

ではどうすれば、ユーザーはよい条件表を手に入れることができるのか?

それは、過去10年間を手本として条件表を作るのであれば、
  1. 1996年〜2005年を手本とした条件表を設定する(私が設定します)
  2. 1998年〜2007年を手本とした条件表を設定する(私が設定します)
  3. 2000年〜2009年を手本とした条件表を設定する(私が設定します)
  4. 2002年〜2011年を手本とした条件表を設定する(私が設定します)
  5. 2004年〜2013年を手本とした条件表を設定する(私が設定します)
  6. 2006年〜2015年を手本とした条件表を設定する(私が設定します)
  7. 2008年〜2017年を手本とした条件表を設定する(私が設定します)
このように複数の条件表を設定しておけば、1996年から2017年までの20年間を手本にした7種類の条件表ができるわけです。(2008年〜2017年を手本にした条件表は今年は作れないが...) 20年間のうちの10年間で活躍できる条件表は、用意した7本の条件表のどれかにあります。相場の局面はだいたい10年周期です。10年周期ということは、過去20年を手本にした7本の条件表のどれかがよい成績を出す可能性があります。

そこで今、当たる条件表を見つけるには、7本の条件表について最近の1年間の「検証」を行い、最も良い成績をだしている条件表を見つければよいのです。Ver.6では「連続検証」の機能を追加しているので、7本の条件表を選んで、「実行開始」をクリックすれば、その結果は何時間後にわかります。成績のよい条件表を使うとよいのです。「検証」は《Qエンジン》とは違って誰でも簡単に行えます。

これによってユ−ザーは@勝率が高く、A利益の絶対額が大きい条件表を掴むことができます。この条件表を提供することが私の余生のライフワークです。



(2017. 6. 7) TOPIX 1597P(+0)  日経平均 19984円 (+4) 17.1億株 (2兆3239億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.34%
(2)英FT100  -0.01%
(3)独DAX    -1.04
(4)仏CAC   -0.73%
(5)NYダウ   -0.23%
(6)ナスダック    -0.33%

前FRB長官の議会証言、英国総選挙、ECB理事会などのリスクイベントを控えて、米国は小幅ながら続落する。リスク回避の資金は米国国債に向かったようで、長期金利は2.145% (-0.037)と低下。若干の円高(0.4円ほど)になる。

日経平均は下げてもよかったが、20000円割れの水準では押し目買いが入り小幅高で引ける。9日のメジャーSQを前にした日経先物の攻防も今日で終わったようです。6月1日からの日経先物の出来高は、(1日)48000枚→(2日)81000枚→(5日)96000枚→(6日)95000枚→(7日)52000枚となりピークは5日でした。

明日からはSQがらみの売買はなくなるので昨日のように日経平均が-190円安になることはないでしょう。SQ明けからは上昇を開始するのではなかろうか。



(2017. 6. 8) TOPIX 1590P(-6)  日経平均 19909円 (-75) 9.8億株 (2兆5299億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +1.23%
(2)英FT100  -0.62%
(3)独DAX    -0.14
(4)仏CAC   -0.07%
(5)NYダウ   +0.18%
(6)ナスダック    +0.36%

米国市場は小動き。米国長期金利は2.177% (+0.32%)と高くなり、若干の円安(+0.40円)になる。

ただ日経平均は円安が止まると引け前に下げて、-75円安で終わる。日経平均は海外株高円安にならないと上昇しないので、これもやむなし。

明日のメジャーSQにのための売買は完全に終わったようで、今日に日経先物(6月限)の出来高は24800枚と急減しました。あすからはSQがらみの売買がなくなるので、まともな相場になるのでしょう。方針は無論押し目買いです。



(2017. 6. 9) TOPIX 1591P(+1)  日経平均 20013円 (+104) 22.6億株 (3兆20009億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.32%
(2)英FT100  -0.38%
(3)独DAX    +0.32
(4)仏CAC   -0.02%
(5)NYダウ   +0.04%
(6)ナスダック    +0.39%

ECB理事会、前FRB長官の議会証言があったが米国株価には響かず。英国総選挙は保守党が過半数を占めることができず、英国のEC離脱がもたつくのではないかの懸念が発生。今夜の英国市場は今のところ上昇しているがどうなるのか。

米国長期金利は2.189% (+0.12%)と高くなり、若干の円安(+0.60円)になり、円レートは110円台に戻る。日経平均はメジャーSQが追加し、円安になったことから上昇し20000円を回復する。



(2017. 6.12) TOPIX 1591P(-0)  日経平均 19908円 (-104) 17.8億株 (2兆3132億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.62%
(2)英FT100  +1.04%
(3)独DAX    +0.80
(4)仏CAC   +0.67%
(5)NYダウ   +0.42%
(6)ナスダック    -1.80%

英国総選挙の結果は材料にならず、英国FT100は急反騰。

米国長期金利は2.203% (+0.014%)と最近はジリジリと高くなり、エネルギー・金融・素材が上昇し、新高値を更新する。

一方でナスダックを引き上げてきたハイテクノロジー株が急落する。アップル-3.88%、アルファベット-3.14%、アマゾン-3.16%、フェイスブック-3.30%安となる。

ナスダックは5月17日に大陰線で急落しましたが、翌日から反発し、15日間上昇した末の昨日の「新高値の大陰線」となったので、すぐには立ち直れないのではなかろうか。


日経平均は米国のIT関連株が急落したことから安くなったが、下げは-104円ほどであり、25日線のタッチする水準で下げ止まる。
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円レートのグラフは、先週、9日順位相関と25日順位相関がともに-80以下になっていましたが、今日は9日順位相関が-80以上になりました。4月中旬の共に-80以下になっていたときは108円台の円高でしたが、5月に114円台まで円安が進みました。

今回の-80以下のときは109円台であり、当面は108円台になることはなさそうです。そうであれば日経平均がズルズル下落することは考えられません。相場つきはぬるま湯であるので、湯から出れば寒いし、暑くて湯から上がることもない。まあダラダラと湯に浸かっている状態。



(2017. 6.13) TOPIX 1593P(+1)  日経平均 19898円 (-9) 16.1億株 (2兆1192億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.59%
(2)英FT100  -0.21%
(3)独DAX    -0.98%
(4)仏CAC   -1.12%
(5)NYダウ   -0.17%
(6)ナスダック    -0.52%

ナスダック」にテクノロジー株は続落するが下げ率は小さくなる。アップル-2.39%、アルファベット-0.86%、アマゾン-1.37%、フェイスブック-0.78%安となる。

グラフは2日続けて長い下ヒゲを出しているので、安値探りは終わった感じですが、25日線を3日連続で上回るかを見届けたい、

日経平均は米国のIT関連株が急落したことから安くなったが、下げは-104円ほどであり、25日線のタッチする水準で下げ止まる。
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日経平均のグラフは、明日の終値が19900円以下だと9日順位相関が-80以下になるので、目先の底値が出そうです。



(2017. 6.14) TOPIX 1591P(-1)  日経平均 19883円 (-15) 17.0億株 (2兆2075億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.44%
(2)英FT100  -0.15%
(3)独DAX    +0.59%
(4)仏CAC   +0.40%
(5)NYダウ   +0.44%
(6)ナスダック    +0.73%

ナスダック」にテクノロジー株は反発する。アップル+0.80%、アルファベット+0.90%、アマゾン+1.65%、フェイスブック+1.51%高となる。

グラフは一応2陽連になりましたが、、今回の大陰線は長い。5月半ばの大陰線は陽線3本を出して上回ることができ、その後の上昇につながりましたが、今回は3本の陽線が出ても大陰線を上回ることはちょっと難しい。

日経平均は海外株高から高く寄り付いたが、いかんせん日本特有の材料がない。一瞬20000円を回復したものが、やや円高に振れると下落し-15円安で終わる。

昨年2016年は前半は-5000円の下げをし、後半は+4500高をするという変動の激しい年でしたが、今年2017年の前半は18200円〜20200円の2000円幅しか変動していません。昨年は動きが激しすぎて難しい相場でしたが、今年は動きがないので仕掛るチャンスが少ない。
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日経平均のグラフは、9日順位相関が-80以下になったので、いくぶんかの反発があってもよいところです。



(2017. 6.15) TOPIX 1588P(-3)  日経平均 19831円 (-51) 18.8億株 (2兆4776億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.73%
(2)英FT100  -0.35%
(3)独DAX    +0.32%
(4)仏CAC   -0.35%
(5)NYダウ   +0.22%
(6)ナスダック    -0.41%

FOMCは政策金利を0.25%引き上げ1.00%〜1.25%を誘導目標とすると決定。米国経済は強いと判断し、年内にも量的緩和の縮小を開始するかもしれないとコメントする。

しかし眼下の経済統計値は、5月の小売売上高が-0.3%減となったように思わしくない数字もでているので、米国長期金利は2.215%(-0.085%)と低下しドル安円高になりました。

NYダウは新高値を更新したけれど、ナスダックは上昇しそこない下落する。

日経平均は円高気味を嫌気して下落しましたが、下落幅は小さい。先の小波動のボトムの19449円であり、これを割り込むにまだ余裕があります。また今のところ25日線が下値の支持線になっていて、先のピーク20239円からの下落は穏やかです。

日銀は日経平均がわずか50円下げた今日のような日にも728億円のETF買いをしています。

日経平均が大きく下げるとするならば、世界的なリスクが発生し、急激な円高が進行するときですが、英国の保守党は総選挙で負け、米国大統領の経済対策は頓挫しています。市場はすでに政治に期待していないので、期待外れによる株価の下落の可能性は薄い。

日本株についていえば東証1部の連結PERは15.57倍で、米国に比べればかなり割安です。米国株を売って日本株を買うという動きがでることがあっても、日本株を売って米国株を買うという動きは、ナスダックが変調気味の現在では考えられません。



(2017. 6.16) TOPIX 1596P(+7)  日経平均 19943円 (+111) 22.8億株 (3兆1900億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.06%
(2)英FT100  -0.74%
(3)独DAX    -0.89%
(4)仏CAC   -0.50%
(5)NYダウ   -0.07%
(6)ナスダック    -0.47%

FOMCは@年内から買入れ資産の縮小をする、Aイエレン議長は9月からもありうる とのアナウンスがありました。さすがに米国長期金利は上昇し、ドル高円安になりました。

だが米国景気が頭打ちになろうかという懸念もでているので、年内の3度目の0.25%の金利引き上げができるのかどうか? 量的緩和の縮小が開始できるのか? と市場は迷っています。

ナスダックのテクノロジー株は、バラ色の未来を想像してバブル的に買い上げられていただけに、いったん反省の気運がでてくると利益確定売りに押されます。しばらくして思い描いていた将来像が実現しないと思いだしたならば、株価は半減、1/3減する可能性がありますが、今の段階ではまだそうはなっていません。しかしFRBが量的緩和を縮小し始めると、未曽有の米国の量的緩和を受けて、バブル的に買った向き(世界中の投資家がそうだが)は手仕舞いを急ぐので、ナスダックは大幅下落する可能性があることを考えておくべきでしょう。

今日は日銀の政策決定会合でしたが、日銀は打つべき手はとっくに打っているので、新しい手は出てきません。

これまでにしてきた量的・質的金融緩和(日銀が自ら「異次元の金融」政策」と呼称した)がジワジワと効いてくるのを待つしかありません。

だが金融政策というものは危機を救うことはできても、日本の経済発展をリードするような政策を打ち出せるわけではありません。日銀に経済成長の金融政策を望むことはできないのです。

経済を成長させるには、@労働人口を増やす、A生産性を高める、という2つが基本です。@は政府の政策であり、Aは投資減税などの政府の政策と企業の意欲です。

@の人口増加は完全に失敗しています。将来の働き手である子供が生まれない。チマチマした月に何万円かの子供手当を出しても子供を産もうというインセンティブにはなりません。読売TVの「そこまで言って委員会」で竹田恒泰さんがいっていたけれど、「子供ができたら国が1000万円とか2000万円を支給せよ」という案は検討に値します。

月に1〜2万円の少額の援助を受けても、その月に使ってしまうので誰もありがたいとは思いません。そこで子供が一人生まれると、1000万円の支援金を支給すればよい。1年に100万人の新生児があっても総額で10兆円です。 支援金は銀行口座に振り込まれるが、例えば1年に50万円までしか使えない。使うときはカードで決済し、子供に必要なものしか引き出せない。この制限の方法は今はやりのフィンテックを使えば簡単でしょう。

今から50年前の1966年は「丙午(ひのえうま)」にあたりましたが、出生率は前年より25%も少なかった。「丙午」の年に生まれた女子は気性が荒ので縁起が悪い、嫁にいけない。の迷信をマスコミが報道していたためです。出生率は1973年をピークにして下落の一途をたどります。 次の「丙午」の2026年はどうなるかはわかりませんが、たぶん大衆迎合的なマスコミ報道によって出生率は これまで以上に低下するのでしょう。

子供を産む動機は単純なものです。子供はかわいい。育てることで親も成長する。母親にすればいくらでも産みたい。だがこどもがちゃんと成長できるための生活基盤があるかという不安があります。これは政策次第でプラスに転換させることはできます。子供を育てたいという人の本能は、今や経済的に押さえつけられていますが、これを打ち破る大胆な政策が必要なのではないか。

というのは5月に末娘が(同居している)女児を出産し、私も時々ジイちゃんになって抱っこしていますが、赤子は何をしてもかわいい。母親はその何倍も赤子に手をかけ、何倍もの情愛をもっているのでしょう。子供は家庭に幸せをもたらせます。子供がドンドン増える世は、幸せな時代だと思ったからです。



(2017. 6.19) TOPIX 1606P(+10)  日経平均 20067円 (+124) 14.8億株 (1兆9867億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.30%
(2)英FT100  +0.60%
(3)独DAX    +0.48%
(4)仏CAC   +0.89%
(5)NYダウ   +0.11%
(6)ナスダック    -0.22%

NYダウは新高値を更新するも、ナスダックは3日続落。25日線を2日続けて割り込んでいますが、今夜も安ければ3日連続となし、75日線までの下落の可能性がでてきます。

米国長期金利は2.152%(-0.009%)と、FRBが金利引き上げに意欲をもやしているにもかかわらず、上昇しません。

自動車の販売台数は伸び悩むようだし、先日の5月の小売売上高もマイナス伸び率でした。低金利によるローンによる消費は頭打ちのようで、ここへアップルのアイフォンの発売延期になれば、米国経済も楽観できません。 市場はこの点を心配しているのだろうか。

日経平均は上昇し、一応3陽連となりました。だが今日の出来高・売買代金は薄く、本格的に上昇するとは思われません。



(2017. 6.20) TOPIX 1617P(+11)  日経平均 20230円 (+162) 18.3億株 (2兆5192億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.68%
(2)英FT100  +0.81%
(3)独DAX    +1.07%
(4)仏CAC   +0.90%
(5)NYダウ   +0.68%
(6)ナスダック    +0.42%

米国経済の伸びについて強気の発言がでたことから、米国金利は2.189%(+0.037%)へ上昇する。金融株が上昇し、最近調整したいたテクノロジー株が反発したため、NYダウ・ナスダックは上昇。

ナスダックは3日続落。25日線と9日線を上回り、75日線まで下落の目はなくなりました。

海外株高に加えて米国長期金利が上昇したため0.6円ほどの円安になたっため、日経平均は+166円高で寄り付き、年初来高値を更新する。

20000円に台乗せした昨日の出来高を見ては、今日も続伸するとは思えませんでしたが、市場環境に助けられて続伸となりましたが、出来高は18.3億株と盛り上がりません。今日は窓空けで小さなトウバ足になったのは、利食い売りの勢力が厚く控えているということでしょう。


株価が4線を上回ったところが順張り上昇相場の始まりです。4月下旬から5月初旬にかけて、上昇のスタートを切った銘柄がでましたが、それらについては4月26日と5月26日に述べました。

右図の3銘柄が先行して上昇のスタートを切っていました。これら銘柄は5月6月に25日線を割り込むことなく上昇を続けてきましたが、今日は3銘柄とも「新高値の陰線」となりました。

「新高値の陰線」がでたといっても、それまでに@何日上昇したのか? A何%上昇したのか を考えずして、小波動のピークであるとはいえませんが、この3銘柄は@Aからしてピークではないかと思われます。

1812鹿島は、4月28日に4線を突破してから35日が経過し、A突破した日の終値から今日の高値まで+27.5%上昇しています。

6758ソニーは、4月21日に4線を突破してから40日が経過し、A突破した日の終値から今日の高値まで+20.9%上昇しています。

9984ソフトバンクは、4月26日に4線を突破してから37日が経過し、A突破した日の終値から高値(9521円)まで+13.8%上昇しています。値がさの株ほど上昇率は低いものになりがちなので、8000円台のソフトバンク株が9500円になったのは大幅な上昇です。

定点観測9銘柄のうちのホープ3銘柄が「新高値の陰線」となって小波動のピークをつけようとしているように思います。下落がはっきりするのは、@先の小波動のボトムを下抜くか、A3日連続して株価が25日線を下回る、のいずれかです。この3銘柄は@Aともまだ満足していないので、下落が始まったと早々とはいえませんが、上昇力がなくなったと判断してよいのではないかと思っています。



(2017. 6.21) TOPIX 1611P(-5)  日経平均 20138円 (-91) 16.3億株 (2兆2639億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.14%
(2)英FT100  -0.68%
(3)独DAX    -0.58%
(4)仏CAC   -0.32%
(5)NYダウ   -0.29%
(6)ナスダック    -0.82%

テクノロジー株は反落する。金利引き上げに慎重なシカゴ連銀総裁の発言があって、長期金利は2.156%(-0.033%)へ低下。

ナスダックは25日線を割り込み、昨日の反騰は帳消しになりました。アップルは-0.91%、アマゾンは-0.26%、アルファベット-0.64、フェイスブック-0.41%、マイクロソフト-1.35%とジリジリと下げて割高を修正する動きです。

日経平均は海外株安と0.5円ほど円高になったため、反落するが、株価は4平均線の上にあるので、まだ強気を持続できる相場つきですが、6月に入っての小波動の上昇波動は3〜4日しかなく、誰も本腰を入れて買う状況ではありません。

短期筋が3日ほど買い上げ、4日目から利食い売りをして9日ほど下げる。上昇期間3日・下降期間9日を見れば、強い相場であるとはいえませんが、売り叩くわけではないので、下げ幅は小さい。そのため株価が25日線を下回ることはない。強気でいられる理由です。



(2017. 6.22) TOPIX 1610P(-1)  日経平均 20110円 (-28) 15.5億株 (2兆0771億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.52%
(2)英FT100  -0.33%
(3)独DAX    -0.32%
(4)仏CAC   -0.37%
(5)NYダウ   -0.27%
(6)ナスダック    +0.74%

テクノロジー株が反発し、ナスダックは上昇する。昨日はFOMCのハト派的発言で長期金利が下落しましたが、今日はタカ派的発言があって金利は少し上昇し2.163%(+0.007%)。

米国も株価を動かす材料がなくなってきました。日本は米国金利の動向とその結果の円相場によって動くしかなく、日経平均は小動き。アクビがでる毎日です。

株価は高値を維持しているが、株価が動かないことには売買益を出すことはできません。動く銘柄を追うしかありませんが、追ってみても上昇の期間は極めて短い。やりにくい相場つきです。


(2017. 6.23) TOPIX 1611P(+0)  日経平均 20132円 (+22) 15.3億株 (2兆0114億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.28%
(2)英FT100  -0.11%
(3)独DAX    +0.15%
(4)仏CAC   +0.15%
(5)NYダウ   -0.06%
(6)ナスダック    +0.04%

米国も材料難。NYダウの日中の値幅は60ドルほど、ナスダックの値幅は36Pとほとんど動きなし。金利は少し低下し2.150%(-0.013%)。

日経平均は毎日出来高が減り、小幅ながら陰線が4日連続して現れる。6月第2週の海外勢は2000億円の売り越しでした。上がる要素がない。



(2017. 6.26) TOPIX 1612P(+0)  日経平均 20153円 (+20) 13.9億株 (1兆7505億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.30%
(2)英FT100  -0.20%
(3)独DAX    -0.47%
(4)仏CAC   -0.30%
(5)NYダウ   -0.01%
(6)ナスダック    +0.46%

米国は動かない。マークイットの6月の製造業PMIも予想を下回り、長期金利は2.141%(-0.009)と低下。円は少し安くなる。

こういった虫メガネで拡大してみなければならないような微細な材料しかないのだから、株価は日々ふらつき、継続的な上昇は望めません。

動かない相場であれば、仕掛けるタイミングは現れず、いまや目先筋でさえも株をいじろうとはしていません。全員が総見送りです。



(2017. 6.27) TOPIX 1619P(+6)  日経平均 20225円 (+71) 15.7億株 (2兆1420億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.87%
(2)英FT100  +0.31%
(3)独DAX    +0.29%
(4)仏CAC   +0.56%
(5)NYダウ   +0.07%
(6)ナスダック    -0.29%

米国はNYダウに関していえば、発表される経済統計値が芳しくないし、ナスダックに関していえば、バブリーに買われてきたテクノロジー株の調整はなかなか終わらない。

ナスダックはテクノロジー株が急落した6月9日の高値を覗うところまで、一昨日は反発していたが、昨日は上昇できずに反落する。9日順位相関が+80以上になったところで、戻りは終わり、再度の調整をしそうです。

長期金利は2.131%(-0.010)と低下。円は変わらず。日経平均は材料不足の中、6月12月決算の配当権利付きを買う向きがあったようで、少し上昇する。


2013年2月22日に右の「月間パフォーマンス」の数字を掲げました。この統計は大和證券がとった数字です。1970年〜2011年の42年間の月別の@騰落率の平均、A上昇確率、B累計騰落率(私が計算したもので、各月の騰落率を積み上げたもの)の3つの数字があります。
  1. 上昇確率(その月が高く終わるかどうかの確率)を見ると、5月・7月・8月・9月・10月の5か月(初夏〜秋)は50%以下です。

  2. 反対に11月・12月・1月・2月・3月・4月(冬〜春先)は連続して上昇確率が50%を超えています。

  3. つまり、株は10 月〜11月に買って、12月→1月→2月→3月→4月の半年間保有し、5月には手持ちををなくす。
というのがよいのです。 今年6月の日経平均は大きくは保合い相場でしたが、下がることはなかった。過去の統計の6月の上昇確率61.9%のとおりです。だが7月→8月→9月→10月にかけての上昇確率は50%(5分5分)以下に落ち込みます。7月以降の株価上昇の確率は高くありません。特に9月の上昇確率は40.5%なので、9月高は期待できません。

一番よいのは10月または11月の安い時期に買うことです。10月の上昇確率は47.6%と冴えませんが、11月の上昇確率は54.8%になり、12月には66.7%になります。上昇確率が高いのは1月の65.9%、4月の66.7%、6月の61.9%です。

6月はもうじき終わろうとしています。時々いわれるサマーラリーが起きる可能性はいまのところ全くありません。7月〜9月の相場に期待することはできません。6月中の株価が高い時期は利食いし、10月の買い場を待つ、ということでよいのいではなかろうか。



(2017. 6.28) TOPIX 1614P(-4)  日経平均 20130円 (-94) 19.2億株 (2兆4293億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.18%
(2)英FT100  -0.04%
(3)独DAX    -0.29%
(4)仏CAC   -0.35%
(5)NYダウ   -0.46%
(6)ナスダック    -1.61%

米国は@ヘルスケア法案の採決が延期されたとか、AEUがアルファベットに約3000億円の賠償を要求してテクノロジー株が下落しかとか、BイエレンFRB議長が海外で「米国株価はPERからはやや割高」と発言したとか、の理由で下落する。

テクノロジー株はバブル的な上昇の調整をしていましたが、ABの理由で下げが拡大し、ナスダックは-1.61%安。

ナスダックNYダウに関していえば、発表される経済統計値が芳しくないし、ナスダックに関していえば、バブリーに買われてきたテクノロジー株の調整はなかなか終わらない。

ナスダックはは6107Pをボトムにして反発していましたが、高値を奪回することはできなかった。もし6107Pを下回ることになれば小波動が切り下がることになるので、75日線を下回るような下落があり得ます。

日経平均は、米国のテクノロジー株の下落を見て、IT関連株が下げたものの、112円台の円安に助けられて下げは大きくなく、株価と4線の位置関係は崩れていません。



(2017. 6.29) TOPIX 1624P(+9)  日経平均 20220円 (+89) 19.5億株 (2兆4419億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.56%
(2)英FT100  -0.63%
(3)独DAX    -0.19%
(4)仏CAC   -0.11%
(5)NYダウ   +0.68%
(6)ナスダック    +1.43%

米国は米国長期金利は2.225% (+0.022%)と高くなる。その割には円は0.15円程度しか円安にならず。
br> ナスダックは小波動が切り下がるかという境目にありましたが、昨日の下げ幅をほとんど取返し、25日線を再び回復したので、目先の大幅調整の可能性はなくなりました。

日経平均は米国高を見て+130円高く寄り付いたもののそれ以上の伸びはなく小陰線でおわる。これで最近8日間のうち7日は陰線です。陰線が連続するのはよいことではありませんが、株価が4平均線を上回っているので、動きが弱いとも言えない。



(2017. 6.30) TOPIX 1611P(-12)  日経平均 20033円 (-186) 19.6億株 (2兆6024億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.47%
(2)英FT100  -0.51%
(3)独DAX    -1.14%
(4)仏CAC   -1.88%
(5)NYダウ   -0.78%
(6)ナスダック    -1.44%

米国は6月のCPI(消費者物価)が予想より高かったことから、金利引き上げは予定通り行われるとして、米国長期金利は2.266% (+0.041%)と高くなる。このため円は-0.50円程度の円高になる。

前日は金融株とテクノロジー株が揃って上昇したために米国株価は大きく反発したが、昨日は金利高を追い風にして金融株は上昇したものの、割高感のあるテクノロジー株は売られました。金融株を抱えるNYダウは-0.78%安とたいしたことはなかったが、テクノロジー株を多く抱えるナスダックは-1.44%の下落となりました。

ナスダックはザラバ安値が先の小波動のボトム(a)の6107Pをザラバで下回り、小波動は切り下がりの形になりましたが、2波動の下落で調整が完了することは多くあります。

中勢波動が下降に転換したのではないかを考えるのは、最後の上昇波動のスタート(b)の5996Pを割り込んだときです。しかしもし続落したとしても75日線(6055P)が支持線になるでしょうから、中勢波動波動の転換を考えることはまだ早すぎます。


日経平均は20000円を超えても、大量の戻り売りが出てくるらしく、持続的な上昇にはナカナカつながりません。

せっかく(a')で新高値をとったのに、その後は高く寄っては下げて終わるという陰線が続き、買いの勢力は戻り売りに押されていました。そこへ昨日は米国のテクノロジー株が下げたために、日本のIT株も連動して下げました。

小波動は一応切り上がっているので、(a)を下回るまでは心配することはありません。しかし(b)19449円を下回ったならば中勢波動上昇波動は下降転換した可能性が 大きくなります。

そもそも米国のテクノロジー株は、@アップルのiPhone、Aアマゾンの流通やクラウド、Bアルファベット(グーグル)のAI、CフェイスブックのSNS 、Dマイクロソフトのクラウド E新薬を次々に開発しているヘルスケア株  などを指しますが、残念なことにこれらの企業は日本にはありません。少し規模が小さいが、Aの楽天、Bのヤフー、CのLINE が含まれるかどうかというところです。

日本が世界をリードする業種・企業がない。日本経済のピークは1980年代のバブル期ですが、バブル崩壊後すでに30年近くが経ちます。この間の15年〜20年はバブルの後遺症である傷ついた資産の修復に明け暮れ、新しいことをする余裕はなかった。そうこうしているうちに出生率は低下し、バブルに参加した40〜60代の人間はいまや70歳以上になり、労働人口は減少してしまいました。

バブルは誤った経済現象だけれど、バブルが発生するのは、@金儲けをしたいという積極的な意思があり、A将来の生活(経済)はもっと良くなるだろうという予想があり、B投資に必要な資金がふんだんに供給されているとき です。今、日銀がデフ脱却のために、Bのマネー供給を未曽有の規模で実施していますが、@の意欲はなく、Aの将来の希望もない、また経済成長の3大要因の1つである労働人口が縮小している、ことを思えば日銀の金融政策だけでは日本経済を復活させることはできず、ましてやバブルが発生するはずがありません。

少なくともバブルを誘発し、バブルに踊った私の世代が死ぬまでは日本にバブルは発生しないでしょう。(業種によって新しいテクノロジーが生まれたならば、その業種のバブルは起こります) @の意欲を取り戻すためには、その環境を作ることです。規制緩和をして誰でも新しい企業を立ち上げることができるようにすることです。Aはその結果です。誰かが成功すれば、これを見習って新規企業が次々に生まれてきます。Bは一朝一夕には改善できないけれど、経済が伸びてくれば25年単位で人口は増えていきます。

安部内閣は@のために経済特区に力を入れましたが、加計学園の獣医大学の設置という小さなことで、野党の追及が続いています。獣医学部の新設が50年ぶりというのは驚きです。それほど日本経済は淀んでいたことになります。それを野党は責め立てていますが、この理屈を推し進めれば今ある獣医師を保護し、新たな獣医師を排除するということになります。野党はどのようにして日本経済を活性化しようとしているのか? 逆に特区を利用して新しい産業を生み出すつもりはないのか。日本の野党は提言がなく非難するだけというオバサン的な存在であり、ガッカリします。



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