日経平均をどう見たか・判断したか (2017年 5 月)

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(2017. 5. 1) TOPIX 1539P(+7)  日経平均 19310円 (+113) 17.6億株 (2兆2177億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +008%
(2)英FT100  -0.46%
(3)独DAX   -0.05%
(4)仏CAC   -0.08%
(5)NYダウ   -0.19%
(6)ナスダック    -0.02%

と小安い。米国1-3月期GDP速報値は+0.7%の成長でした。これは前期の+2.1%に比べても予想値の+1.0%に比べても悪い数字です。

さらに個人消費の伸びは+0.3%で予想の+0.9%に全然届かなかった。だが賃金コストや物価が上昇したことから、経済は弱くはないとして、下げにはつながりませんでした。

米国景気を端的に表すナスダックは新高値の陰線となったので、少しの期間調整をするかもしれません。NYダウは3日前が新高値の陰線でしかも上ヒゲが長いので、3月初めのザラバ高値21169ドルを上回るにはもう少し調整が必要でしょう。 とはいっても、NYダウは75日線まで下げてからの反騰はまだ7日が過ぎただけなので、調整幅は大きくはない見込みです。

日経平均は小安く寄った後ジリ高となり、ここ数日の例で大引けにかけて上昇してほぼ高値引けでおわる。

この5日間に陽線は4日ありますが、上ヒゲは極めて小さく、上昇してそのままの勢いを保って引けています。明日を心配して高くなったから売っておこうという向きは少ない。明日の株高を期待しているのが大方の考えです。

今日は、東京エレクトロンが+13.3%高、電気硝子が+11.72%、富士通が+8.36%、村田製作が+5.58%高となりました。今期(2018年3月期)の利益の予想は、東京エレクトロンが+41%増益、富士通が+64%の増、村田が+11%増、ソニーは+73%増など業績の回復が著しい。これが今日の電機株を上昇させました。 今期の日本企業の業績は世界でも注目されるような伸びをするのではないか。

海外勢はこの3週間は買い越し、個人は売り越しているようですが、日経平均の上昇はまだまだ続くのではないか。昨年12月に図の(A)で9日順位相関と25日順位相関がともに+80以上になるという大きな波動を出現しましたが、5月にはその再現があるのではないか、と思っています。



(2017. 5. 2) TOPIX 1550P(+10)  日経平均 19445円 (+135) 18.6億株 (2兆2656億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -
(2)英FT100  -
(3)独DAX   -
(4)仏CAC   -
(5)NYダウ   -0.13%
(6)ナスダック    +0.73%

きちんと勘定したことはありませんが、各国の株式市場の立ち合い日数でその国が株式市場をどれほど重視しているかがわかるのではないか。

2016年1月1日〜2016年12月31日の各国の立合い日数は以下のようになります。
  1. 日本...245日 (1月4日〜12月30日)
  2. 米国...252日 (1月4日〜12月30日)
  3. 英国...253日 (1月4日〜12月30日)
  4. 上海...222日 (1月4日〜12月30日)
2016年は曜日の関係で、どの市場も1月4日(月曜日)が大発会で、12月30日の金曜日が大納会でした。米国なぞは、12月31日まで立ち合いがあり、新年も1月2日から開始しますから、2016年は立ち合い日数は2〜3日短かったのです。

米英2国が252日と253日間市場を開いていますが、日本は245日・中国にいたってはヤル気がないのかたったの222日です。世界の市場が時間の途切れなく、24時間取引をしようとしているのに、日本は年間に120日間市場を閉めている。中国は143日間も立ち合いがない。なんと年間の40%は市場が開いていません。

この立ち合い日数の差が、日本市場が海外勢に思うさま引っかき回されていることを表しています。私は24時間取引はゴメンだし、夜は眠りたい。土曜日曜には休んでどこかに出かけたい。と思っているので、市場が24時間開いたとしても、私には関係ないと割り切っています。

だが24時間取引があるFX市場などは、自分が寝ている間にも値段が大きく動くのではないかと心配する投資家もあります。だからしょっちゅう相場をインターネットでみることになります。こうした自分の時間を持つことなく、海外の相場に自分の生活を振り回されている人は可哀そうというべきか、悲劇です。

ナスダックは新高値の陰線の翌日に陽線で新高値を更新し、実に強い動きをしました。日経平均も5日連続休場のGWを前にしながら上昇して第2段目の上昇を開始しました。日経平均はNYダウよりもナスダックと連動すると思っていますが、今日は共に新高値に躍り出ました。この上昇はまだ続きそうです。



(2017. 5. 8) TOPIX 1585P(+35)  日経平均 19895円 (+450) 24.0億株 (3兆4434億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.78%
(2)英FT100  +0.80%
(3)独DAX   +0.55%
(4)仏CAC   +1.12%
(5)NYダウ   +0.26%
(6)ナスダック    +0.42%

米国4月の雇用統計は+7.9万人→+21.1万人へと大幅な増加。失業率も4.4%に低下し、完全雇用を超える完全雇用であるといわれました。

この雇用状況をみてFOMCはいよいよ6月に今年2度目の政策金利を引き上げるだろうという予想は80%を超え、米国金利高→ドル高→円安の因果関係から円は112円台に乗せ、113円台まで下落する。

仏国大統領選はEU維持のマクロンが当選し、この面のリスクが消え、北朝鮮も何事も起こさないので、市場は一気にリスクオンに傾斜しました。


日経平均は+263円高で寄り付き、この時点で今年の最高値を出し、さらに220円ほど上昇してザラバ高値は19929円と20000円台に乗せるのは必然の動きです。

出来高・売買代金ともに膨らんで、連休の間に買えなかった向きがどっと買いつきました。それでもまだ買えていないようで、20000円を超えると「持たざるリスク」に怯えてさらに買い焦るという状況がでてくるのではなかろうか。

それにしても今回の上昇波動はわかりやすかった。素直でした。まずボトムからいうと、図の(a)(b)の2日はボトムらしさが6ポイントでした。@新安値の、A陽線、B9日順位相関、C25日順位相関、D25日騰落レシオ、E25日投資マインド指数 が満たされていました。

ここから(c)へ大窓を空けて上昇し、この日に9日線を2日連続で上回りました。(d)は75日線を上回ると同時に25日線を3日連続で上回った日です。

(e)では75日線を4日連続で上回り、株価は4線の全部を完全に上回ったことを表現しました。そして今日は昨年12月から19600円を頭にして大保ち合いとなっていたゾーンを突破したので、残る上値目標は2015年6月24日のザラバ高値20952円です。



(2017. 5. 9) TOPIX 1581P(-4)  日経平均 19843円 (-52) 19.9億株 (2兆6103億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.79%
(2)英FT100  +0.05%
(3)独DAX   -0.18%
(4)仏CAC   -0.91%
(5)NYダウ   +0.03%
(6)ナスダック    +0.03%

米国は目新しい材料はなく小動き。欧州は仏国大統領選が終わって、めでたしめでたしとなりましたが、リスクが減じたというだけで、トランプ米大統領のような過大な期待は生まれず。小幅にマイナスとなる。

FRBが6月に政策金利を引き上げるはずなのに、米国長期金利がさほど上がらないのは、債券市場は米国のインフレ率は上がらないと思っているのではないかという意見が出始めています。

だがFRBが金利を上げたにもかかわらず、市場金利が逆に低下することはないはずです。金融当局が短期金利を強めに誘導すれば、市場金利もそれに連動します。向こう10年間でGDPが平均して1.5%しか伸びず、インフレ率が1.5%であると仮定するならば金利は3.0%になってもよいはずです。

米国の今の長期金利は2.384%なので、債券市場はこの仮定よりももっと悲観的に将来を考えていることになりますが、これは現在の政策金利で資金を運用すれば、長期で2.38%の利回りがあればペイするというだけのことです。政策金利が上がれば当然にペイする長期金利は上昇します。私は米国長期金利は3年後には3%を超えるだろうと思っていますが、日本の長期金利は3年程度では上がるメドが立っていません。当然に向こう3年間の円レートは円安気味に推移するはずです。


4月26日に日経平均が4線(9日・25日・75日・75日線)をすべて上回って順張り相場になったことを表現しました。この日の日経平均は19289円でした。

この日のHPに、同じように4線を上抜いている2銘柄、6758ソニーと9884ソフトバンクを掲げました。この日のソニーは最上位の平均線を上抜いて4日目で、ソフトバンクは1日目であったので、ソニーが最も強い動きをしていました。

その後、株価が4線を上回った銘柄が増えてきて、今日は5銘柄になっていますが、最も早く4線を上回ったソニーが今でも最も力強い上昇をしています。


上図で4線を突破したのは1812鹿島だけです。鹿島は4線を上抜いた翌日は戻り売りに押されて75日線を割り込みましたが、その翌日に2度目の4線突破をし、そこそこの上昇をしています。

5401新日鉄と5713住友鉱は4線を突破できず、今でも上昇していません。

ソニーは順調。トヨタは4線を上抜けず。

三菱UFJは4線を突破して2日目です。銀行株が堅調でないと相場は長続きしないので4線を下回らないことを期待しています。


8604野村は4線を上抜けず。

NTTは突如大窓を空けて4線を突破しましたが、軽い株ではないのでどこまで上昇する力があるのかどうか。

ソフトバンクは早くに4線を突破し、7日連続して4線の上位にあります。最後にもう一段の吹き上げがあるだろうと思っています。



(2017. 5.10) TOPIX 1585P(+3)  日経平均 19900円 (+57) 21.6億株 (2兆7790億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.06%
(2)英FT100  +0.57%
(3)独DAX   +0.43%
(4)仏CAC   +0.28%
(5)NYダウ   -0.17%
(6)ナスダック    +0.29%

米国は高値圏で揉み合う。エネルギー・金融のウェイトが高いNYダウは小安く、アップル・アマゾン・アルファベトなどの先端の企業を抱えるナスダックは小高い。

米国長期金利は2.399%(+0.015)と久々に2.40%を超える場面もあったので、ジワリと金利は高くなっていく感じです。従ってドル高・円安に向かい、円は114円台に戻る。

日経平均は20000円を目の前にして足踏み。今日の円安からは自動車株などは上昇してもよかったが、トヨタの前期(17年3月期)の純利益は-21%減、今期(18年3月期)も-18%の減益予想とあっては、さすがに自動車株は売られる。


大勢波動がわかりやすい月足でトヨタとソニーのグラフを見ると、トヨタとソニーの今後の株価上昇の可能性の違いは明らかです。

ともに2014年半ばの(a)から快調な上昇を開始しましたが、トヨタは(b)で3本の平均線(18月線・36月線・48月線)の全部を下回り、大勢波動は下降波動に転じたのではないかと判断できます。

しかし全般の市況に引っ張られる格好で(c)で再び3線を上回りましたが、それは1か月しか維持できずに3か月目には再び下降波動入りを表現しました。こういう情況なのでトヨタ株が大きく上昇することは望めません。

ソニーは(b)(c)で再び3線を上回り、そこからは順調な順張り相場となりました。現在も株価は3線の上位にあります。だがソニー株もいずれは3平均線を下回り、大勢下降波動になりますが、そうなるには48月線の2750円以下まで株価が下落せねばなりません。 今、4000円のソニーを買えば、2750円まで下落する可能性があり、2750円を下回ればその後は何年間もソニーの買い目はなくなります。したがって、今ソニー株を買えばよいということは言いません。

が、昨日いったように、日足のグラフから4つ5つの銘柄が上昇してきたことがわかったとき、どの銘柄を買えばよいのかは、@昨日いった日足の株価と4線(9日・25日・75日・200日線)の位置関係、とA今日いった月足の株価と3線(18月・36月・48月線)の位置関係を調べれば、おのずとどの銘柄を買うべきかはわかります。



(2017. 5.11) TOPIX 1586P(+1)  日経平均 19961円 (+61) 22.9億株 (2兆7932億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.90%
(2)英FT100  +0.59%
(3)独DAX   +0.07%
(4)仏CAC   +0.05%
(5)NYダウ   -0.16%
(6)ナスダック    +0.14%

米国は高値圏で揉み合う。米国長期金利は2.415% (+0.016%)と上昇。円は114円台前半で推移。

米国の決算発表は終わりかけてきました。日本もあと10日ほどで大勢は判明します。これまでのところ利益は+12%程度の伸びのようですが、これは終わったこと。問題は今期がどうなるのかですが、誰も減益になるとか、伸び悩むということは予想しておらず、今期も10%くらいの増益予想になるのではないか。


それを市場は感じて、日経平均は16日前の18335円から決算発表があるたびに上昇し、今日は19961円です。15日間で1600円上昇しています。

私は今の相場はまだ過熱しているとは思っていませんが、少しずつ黄色信号が点滅し始めました。

小波動のピークらしさのポイントを掲げると、

(上図)@新高値、A9日順位相関が+80以上。

(右図)B逆張りの条件表No.1が売りマーク、C25日騰落レシオが売りマーク。


(右図)D25日投資マインド指数が売りマーク、 の5ポイントです。今日でピークらしさの確率は5分5分になりました。

来週初めには、E25日順位相関が+80以上になると見込まれるので、来週は6ポイントになりますが、この相場は6ポイントになったからといって、すぐに急転して下落するとも思われません。

ポイントの基になっている、条件表No.1の売り・騰落レシオの売り・投資マインド指数の売りは数日連続して出がちです。特に大きな上昇相場に入ったときは、上昇の途中で売りマークが連続して出るが相場は崩れません。(だから大相場になるのであるが)

今回も大きな上昇相場の途中の売りマークではないのかと思っています。だから6ポイントになっても直ちに売りとはしないで、少し様子を見たい。

というのは決算発表があるたびに予想PERが低下しているからです。例えば4月28日の東証1部のPERは17.12倍で、日経平均は19196円でしたが、今日の日経平均は19961円に上昇しているのに、PERは16.70倍です。

決算発表では企業の前期の成績とともに今期の予算計画が出てきます。その計画の数字が前期に予想していた数字よりもよくなっているからこそ、予想PERは下落します。一応PERからの株価の限界は17.0倍、楽観人気になった17.5倍だと思っていますが、現在のPER16.70倍はそれに達していません。強気を持続している理由の1つです。



(2017. 5.12) TOPIX 1580P(-6)  日経平均 19883円 (-77) 22.4億株 (2兆9645億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.29%
(2)英FT100  +0.02%
(3)独DAX   -0.36%
(4)仏CAC   -0.32%
(5)NYダウ   -0.11%
(6)ナスダック    -0.22%

米国は小安い。長期金利は2.385% (-0.030%)へ低下。やや円高に向く。

昨日のCME日経先物は19865円で終わっていましたが、今日は5月オプションSQとあって、19941円で寄り付く。しかしSQ通過後は前引けにかけて下げ、一時は-151円安となるもその後戻して-77円安の19883円で引ける。

まあ気になるほどの動きではない。PERも今日の下げによって16.60倍くらいに低下したと思われるので、PER面からの上昇余地は広がりました。来週の20000円抜けの上昇が期待できます。

今日のピークらしさは5ポイントのまま。



(2017. 5.15) TOPIX 1580P(-0)  日経平均 19869円 (-14) 21.5億株 (2兆6519億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.72%
(2)英FT100  +0.66%
(3)独DAX   +0.47%
(4)仏CAC   +0.41%
(5)NYダウ   -0.11%
(6)ナスダック    +0.09%

米国は4月のCPI(食品・エネルギー除く)が前年同月比+1.9% (予想+2.0%)と落ち、小売り売上高もたいした伸びではなかたため、小動きとなる。もの足りない経済統計値をみて、長期金利は2.327% (-0.058%)へ低下。

4月の投資主体別売買は、海外勢が7500億円の買い越しでした。海外勢は4月第3週・第4週に5600億円の買い越しをしているので、この1か月に日経平均は1600円上昇しましたが、その上昇のほとんどは海外勢の買いによることは明らかです。

先週末に東証1部の連結PERは16.6倍くらいに低下したかと予想しましたが、実際には16.39倍まで低下していました。これは企業が決算発表時に今期の利益がより大きくなるとしているためです。企業は強気です。

目下のPERが17倍を下回ってきたので、株価の上昇はより大きくなると思われます。 仮に17.0倍まで買われるとすれば、16.39倍→17.00倍になるには株価が今日より+3.7%上昇することになります。そうなれば日経平均は20600円くらいになる勘定です。現在は20000円を超えそうで超えることができていませんが、何かのきっかけがあれば20600円までは簡単に上昇するはずです。



(2017. 5.16) TOPIX 1584P(+4)  日経平均 19919円 (+49) 21.7億株 (2兆6603億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.22%
(2)英FT100  +0.26%
(3)独DAX   +0.29%
(4)仏CAC   +0.22%
(5)NYダウ   +0.41%
(6)ナスダック    +0.48%

米国は1-3月期決算発表が終わって材料不足。トランプ大統領のFBI長官の解任問題も、北朝鮮のミサイル発射も、大規模なサイバー攻撃も相場の材料とはならなかった。

唯一サウジとロシアが来年3月まで原油の減産を合意したということで、WTIは上げる。 長期金利は2.341% (+0.014%)と少し上げたが為替に響くほどのこともなし。

S&P・ナスダックは新高値を更新しているものの、最近発表される米国経済統計は快調とはいえず、8年間にわたって回復してきた景気は時間的に一杯いっぱいではないかの推測もでています。


日経平均は海外高から19953円で始まったがザラバ高値は19998円で、20000円に届かず。

東証1部の連結PERの推移を見ると、前期(2017年3月期)の業績が判明するにつれて、PERの高値はドンドン低下しています。4月28日のPER17.12倍が最高で、GW明けの5月9日は16.99倍。そして昨日は16.28倍です。

今年9月まではPER17倍まで買われてよいと思っていますが、特に根拠があるわけではありません。米国が18倍以上に買われているのだから日本も17倍くらいまでは買われる可能性があろうというだけです。

4月28日のPER17.12倍のときの日経平均は19310円でした。昨日は16.28倍であるのに今日の日経平均は19919円です。PERは17.12→16.28へ約0.84倍分低下したのに、日経平均は19310円→19919円へ600円上昇しています。 株価が上がるのにPERが下がるという実に好ましい状況が今は生まれています。



(2017. 5.17) TOPIX 1575P(-8)  日経平均 19814円 (-104) 19.6億株 (2兆4927億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.74%
(2)英FT100  +0.91%
(3)独DAX   -0.02%
(4)仏CAC   -0.21%
(5)NYダウ   -0.01%
(6)ナスダック    +0.33%

トランプ大統領がロシアへIS(イスラム国)に関する機密情報を漏洩していたという疑惑がでて、ドルが売られる。

円レートが昨日より1.14円高い112.31円となっては、日経平均は下落するほかはない。1円の円高は日経平均を平均的に200〜250円下げますが、今日は-104円安と下げは軽かった。

先高期待があるし、昨日の東証1部の連結PERは15.60倍まで低下しており割高感はありません。米国株は売られこそすれ、海外勢の日本株買いが無くなるとも思えません。

それにしてもトランプ大統領の思いつきの政策(すぐにも出すといっていた減税案はまだ出てこない)や中国・北朝鮮に対する姿勢がコロリと変わったこと、FRB長官を初めとする相次ぐ解任、などなどを思えば、米国民は困った人物を大統領を選んだものです。

日本のかつての民主党の首相もお粗末でしたが、問題がでたら交代できます。だが大統領は4年の任期があります。これから4年間トランプ大統領に振り回されるのかと思うと、米国民も辛かろうが、日本の株式市場もかき回されて面白くありません。



(2017. 5.18) TOPIX 1555P(-20)  日経平均 19553円 (-261) 21.8億株 (2兆7198億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.27%
(2)英FT100  -0.25%
(3)独DAX   -1.35%
(4)仏CAC   -1.63%
(5)NYダウ   -1.78%
(6)ナスダック    -2.57%

ニクソン大統領のウォーターゲート事件に擬してトランプ大統領の今回の一連のFBIへの捜査妨害は「ロシアゲート」 と呼ぶらしいが、昨日は米国市場で一気に炸裂し、米国株は大幅安となる。

政治の停滞を見越して、昨年のトランプ相場で買われた金融株・素材株・資本財株が大きく下げ、誰もトランプ政権に期待を抱かなくなりました。

長期国債利回りは2.222%(-0.103%)と急低下。NYダウは大陰線で75日線を下抜き、しかも下げたまま引けているので、今夜も続落する可能性があります。ナスダックはテクノロジー株が買われて上昇していたので、この急転直下によってしばらく(1か月くらい)は新高値をとることは難しくなりました。


米国金利の低下によって、円は110円台半ばまで買われたものの111円台前半まで戻り、日経平均は-1.32%の下げで済みました。

ただ昨日-0.53%下げている分を合わせると-1.85%であり、米国とほぼ同様な下落をしたといえます。米国の株安から免れることは難しい。

この下げは米国に原因があります。米国が落ち着けば日本の良い環境(GPPは実質+2.2%の伸びとなった。株価は米国に比べて割安である。)が見直されます。

昨日の東証1部のPERは15.51倍であったので、今日の下げによって15.30倍くらいまで低下したと思われます。下げれば下げるほど次の日経平均の上昇幅は大きくなるので、そう悲観したものではありません。



(2017. 5.19) TOPIX 1559P(+4)  日経平均 19590円 (+36) 19.0億株 (2兆4077億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.46%
(2)英FT100  -0.89%
(3)独DAX   -0.33%
(4)仏CAC   -0.53%
(5)NYダウ   +0.27%
(6)ナスダック    +0.73%

米国は一昨日の下げによってロシアゲートのマイナスを織り込んだようで、昨日は反発する。ただしNYダウの戻りは小さく、75日線を回復することはできなかった。ナスダックも1/3を戻した程度で、米国市場の大統領府への評価は依然として厳しい。

これほどの大陰線をつけたからには、少なくとも25日順位相関が0以下にならねば調整終了とはならないと思っていますが、そのためには1か月くらいの時間を要します。5月は「セル・イン・メイ」の格言があります。今回も意外な材料から格言どおりに「Sell in May」となりました。


米国長期金利は2.229% (+0.007)と少し上昇したものの、米国の政治リスクは残ったままであるようで、経済の見通しもよくない。

円は111円台前半で、日経平均を上昇させる力はありませんが、NYダウが75日線を割り、ナスダックが一昨日は25日線を割り込んだのに比べれば、9日線を割り込んだに過ぎません。現状では日経平均のグラフは米国の指数よりも勝っています。

最近は東証1部PERばかりを述べています。昨日のPERは15.32倍です。日本株は米国に比べると割安です。だからこそ5月第2週の海外勢の買い越し額は5600億円と膨らんでいます。海外勢は6週連続して買い越しています。

海外勢の4月の買い越し額は7500億円でしたが、5月は1兆円を超えるだろうと思われます。海外勢が1兆円以上買い越したのは2016年11月のトランプ相場の出発点のときでした。大統領選の開票当日に日経平均は暴落しましたが、これは想定外のことが起きて狼狽したためで、気分による売買でした。翌日の海外株は逆の判断をして、楽観人気となりトランプ相場の上昇開始のスタートとなりました。

東京市場の判断はまったく世界と違っており、ちょっとガッカリしましたが、この日の暴落を除くと、2016年11月は16905円→18513円まで約1600円の上昇をしたのでした、その原動力は海外勢の1兆5000億円の買い越しです。 今2017年5月は第2週目(第1週目はGWのために発表されていないので、5月半ばまでの数字になる)で5000億円の買い越しというのだから、第3週・第4週が終わってみれば1兆円程度の買い越しになるのではないか。



(2017. 5.22) TOPIX 1567P(+7)  日経平均 19678円 (+87) 14.6億株 (1兆9224億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.02%
(2)英FT100  +0.46%
(3)独DAX   +0.39%
(4)仏CAC   +0.66%
(5)NYダウ   +0.69%
(6)ナスダック    +0.47%

米国は続伸。米国長期金利は2.238(+0.009)、円は111円台前半。

体調すぐれず。



(2017. 5.23) TOPIX 1565P(-2)  日経平均 19613円 (-65) 15.4億株 (2兆 63億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.48%
(2)英FT100  +0.34%
(3)独DAX   -0.15%
(4)仏CAC   -0.03%
(5)NYダウ   +0.43%
(6)ナスダック    +0.52%

米国は続伸して3陽連をつける。ロシアゲートが発覚して大陰線をつけたときは、少なくとも1か月は新高値に出ることはあるまいと思っていました。

最近の大陰線の例は図の(a)の大陰線ですが、(a)から立会日数で20日を経過してようやく上昇が本調子になりました。

今回の(b)の大陰線は前日終値から窓を空けての下げであったので、(a)よりも重症であると思っていましたが、すぐに3陽連となって、昨日は大陰線を超えて上昇しました。

ロシアゲート事件は今のところ重視されていない感じですが、はたしてどうなのか? なにぶんトランプがらみのことなので、何が飛び出してくるかわかりません。


米国長期金利は2.249%(+0.011)と少し上昇するも、円は111円を挟んだ動きとなり、日経平均はやや下げる。

グラフは悪いところはありません。月足で見ても大勢上昇波動は崩れていないし、2015年の高値20952円を奪回するかという動きです。

日足でも4平均線は、9日→25日→75日→200日と順な位置関係にあり、株価が9日線を上回ってくれば快調な上昇に移ります。

快調な上昇をもたらせるのはPERの低さです。昨日は15.39倍ですが、仮に16倍まで買われるならば日経平均は20400円くらいになっておかしくない。楽観人気となって16.5倍まで買われるならば21000円です。



(2017. 5.24) TOPIX 1575P(+9)  日経平均 19742円 (+129) 17.2億株 (2兆2226億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.45%
(2)英FT100  -0.15%
(3)独DAX   +0.31%
(4)仏CAC   +0.47%
(5)NYダウ   +0.21%
(6)ナスダック    +0.08%

米国は続伸して4日連続高となるが経済指標の数字がややヘタリ気味であるので上値は重い。

トランプ政権は予算教書を議会に提出するそうですが、日経新聞によれば、減税によって550兆円の税収減になるので、10年間で400兆円の歳出カットを行うつもりらしい。

しかし減税やインフラ投資によって成長率が3%にまで上がるので、220兆円の税収増となって財政収支は黒字になる、とのもくろみだそうですが、衆目の一致するところでは楽観的すぎるという。


日経平均は112円台に乗せるやや円安もあって上昇。今日は最も上位にある9日線につっかかってきており、これを上回れば新高値(20000円)を目差しての上昇が期待できます。

東証1部PERは15.37倍とさらに割安な水準へ。



(2017. 5.25) TOPIX 1578P(+3)  日経平均 19813円 (+70) 16.7億株 (2兆2213億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.07%
(2)英FT100  +0.40%
(3)独DAX   -0.13%
(4)仏CAC   -0.13%
(5)NYダウ   +0.36%
(6)ナスダック    +0.40%

米国は続伸して5日連続高。5月初旬のFOMC議事録では利上げは適当であるが、物価上昇率が鈍化する懸念があるという。

長期金利は2.245% (-0.036)と低下し、6月の利上げは100%織り込んでいるようです。金利が低下したため円は若干の円高。ただソフトバンクが+322円高をしたので日経平均は+70円高で引ける。



(2017. 5.26) TOPIX 1569P(-9)  日経平均 19686円 (-126) 15.6億株 (2兆1551億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +1.43%
(2)英FT100  +0.04%
(3)独DAX   -0.17%
(4)仏CAC   -0.08%
(5)NYダウ   +0.34%
(6)ナスダック    +0.69%

米国は続伸して6日連続高。特に材料はなかったが上げる。長期金利は2.255% (+0.010)とあまり上がらず、円が買われて若干の円高となる。

5月第3週は海外勢は300億円の買い越しにとどまり、日本株買いに急ブレーキがかかる。したがって日経平均は下げる。相場環境はぬるま湯状態で、湯につかっているだけといったところ。


買って成功するのは、株価が上昇トレンドにある銘柄ですが、トレンドにも長短の期間があって、時間の基準が異なれば同じ銘柄のグラフを見ても、Aさんは長期の上昇トレンドにあるから押し目買いだといい、Bさんは短期の下降トレンドにあるからまだ買えないという。

この記事でよく言うのは、「株価が4平均線を上回ったら、目先は上昇トレンドになったので買うのがよい」 ということです。

新年度入りした4月以降、株価は下落を続けていましたが、4月末になって株価が4平均線の上位に出る銘柄がでてきました。4月26日に6755ソニーと9984ソフトバンクをその例として掲げました。ソニーは大窓を空けて4線を上回ったので上昇トレンド入りだと判断できましたが、ソフトバンクは4線を上抜いた日が新高値の陰線であったので、4日間上回るまでは注視しなければならないとしました。


株価が4線を上抜いた銘柄はその後どうなったのか? 上抜けなかった銘柄はどうなったのかを見てみます。

1812鹿島は上抜いて4日目に長い陽線を出し、上昇を開始したことがわかります。この日の終値は776円。その後14日間上昇して今日の終値は845円。たいした上げ幅ではないけれど、上昇につかなければこの値幅すら取れません。

5401新日鉄は3線を上抜いたのがやっとで、最上位にある75日線まで達することができませんでした。

5713住友鉱も同じく75日線のはるか手前までしか上昇せず、この2銘柄は買うことはできません。


6758ソニーは4月26日にいったように大窓を空けて4線を大きく上回ったので上昇が開始したことは確かです。4月26日の終値は3742円で7日後の終値は4081円。最近の3日間は陰線が並んでいますが4線を超えているので、4091円の高値を上抜く可能性が大きい。

7203トヨタは5月8日に75日線まで上昇してきましたが、これを上抜くことはできず。買うことはできません。

8306三菱UFJは5月11日に4線を4日連続して上回り、しかもそこそこの陽線を出したので、上昇開始か?と判断しても間違いではありません。ところが翌日は小幅陰線で下げ、翌々日は75日線を割り込んでしまいました。銀行株が上昇すれば市場のムードがよくなるので期待していましたが、追随して買う向きが少なく、出来高の増加がなく失速しました。


8604野村は75日線を上抜けず、買い場はありません。

9432NTTは5月8日に大窓を空けて4線を上抜き、翌日・翌々日も順上がりの陽線を出して強い上昇力があることを表現しました。大窓を空けて4線の上位に出た銘柄はNTTやソニーのように強いと思うべきです。

9984ソフトバンクは4月26時点では4日ほど注視するのがよいといいましたが、5日目も上昇せず。6日目に窓を空けて上昇しましたがこの日は陰線で、さほど強い上昇力を秘めているとは思えなかった。



(2017. 5.29) TOPIX 1570P(+0)  日経平均 19682円 (-4) 12.7億株 (1兆7928億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.07%
(2)英FT100  +0.40%
(3)独DAX   -0.15%
(4)仏CAC   -0.01%
(5)NYダウ   -0.01%
(6)ナスダック    +0.08%

海外は3連休前とあって積極的な売買は控えられ、株価は動かず。

米国の1-3月GDPは+0.7%→+1.2%へ上方修正されたが、4 月の耐久財受注が-0.4%(予想は+0.5%)となるなど悪い経済統計がでて材料にはならず。

海外勢の参加がなかったため日経平均は動かず。

■■ お知らせ ■■

5月31日(水)〜6月2日(金)の3日間は営業を休みます(実際は6月4日(日)まで休み)。 というのは胆嚢摘出手術のために入院するからです。

手術は簡単なもので1〜2時間で終わるそうですが、入院中はインターネットを見ることはできず、データを採集することもできません。従って、この間、@HPの記事は休み、Aデータのアップはできない、B質問には答えらない、C商品の発送はできない、ということになります。

2月から手術を勧められていましたが、バージョンアップにとりかかっていたことや、娘の出産が重なっていたので、手術は先送りしてもらってきましたが、ちょうど相場も無風・ぬるま湯状況にあるのでようやく施術の運びとなりました。



(2017. 5.30) TOPIX 1572P(+2)  日経平均 19679円 (-4) 13.2億株 (1兆8768億円)


海外勢の参加がなく、連日の薄商い。

やや円高になったことから日経平均は25日線まで下げたが、日銀のETF買い(5月は5回目)があって戻す。

明日31日に入院、6月1日に手術、6月3日か4日に退院の予定です。なにしろこの20年間は3泊以上の外泊はしたことがありません。病院とはいえ3泊4日か4泊5日の「お泊り」ができるので、今日は持っていくものを取り揃えていると、なんか楽しい。

思わぬ時間のプレゼントを受けました。吉川英治の「新・平家物語」5巻〜7巻の3冊も用意し、ひたすら読むつもりです。



(2017. 5.31) TOPIX 1568P(-4)  日経平均 19650円 (-27) 20.1億株 (3兆 176億円)


入院のため記事なし。



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