日経平均をどう見たか・判断したか (2017年 3 月)

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(2017. 3. 1) TOPIX 1553P(+17)  日経平均 19393円 (+274) 19.9億株 (2兆 3890億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.40%
(2)英FT100  +0.14%
(3)独DAX   +0.10%
(4)仏CAC   +0.28%
(5)NYダウ   -0.12%
(6)ナスダック    -0.62%

NYダウは12連騰でストップ。異常な上昇は異常な結果を引き起こすことが多いので案じていましたが、この分では異常な結果(暴落)は考えておく必要はなさそうです。

トランプ大統領の議会演説では過激な政策は言及せず。ひょっとして国境税を言い出すかもと懸念していた日本市場は一安心。

それでも大規模な減税とインフラ投資は行うそうなので、いつそれが具体化するのか、あるいは規模が縮小するのかが今後の材料になります。昨日は軍事費を前年比で10%(約6兆円)増加させるという発言がありましたが、これは具体的な数字がでているので確かでしょう。軍事費については予算収支の帳尻を合わせ、財政赤字は拡大させない方針のようです。しかし減税とインフラ投資には軍事費を超える予算が必要です。これが具現化するのかどうか。今夜の米国市場がこれを判断します。

日経平均はトランプ演説のリスクを感じて、ここしばらくは低調な動きでしたが、今日の演説で大統領選や当選直後の大胆・過激な通商および為替政策はとらないことがわかったので、売っていた向きが買い戻したようです。今日の買いは買い戻しによるものであって新規の買いは出ていないようです。今日の出来高は昨日とほぼ変わらず、売買代金にいたっては、昨日の2兆4600円に対して今日は2兆3800億円と減っています。まだ日本は米国株高に追随できていません。



(2017. 3. 2) TOPIX 1564P(+11)  日経平均 19564円 (+171) 22.1億株 (2兆 5328億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.16%
(2)英FT100  +1.64%
(3)独DAX   +1.97%
(4)仏CAC   +2.10%
(5)NYダウ   +1.46%
(6)ナスダック    +1.35%

米国市場はトランプ大統領の議会演説を好感し、大きく上昇する。この日は2月のISM製造業指数が56.0→57.7(予想は56.2)と大きく伸びたし、3月の利上げを要求する意見がでるなどして、米国経済の成長に市場は自信を持ちました。

演説で言った11兆ドルのインフラ投資の額はすでに表明していたものだし、大規模な法人税減税はまだ明らかになっておらず、はたしてうまくいくのかの懸念は残ります。

だが、市場が一番好感したのは、予想外のトランプ政策が打ち出されなかったことから、トランプ大統領はそう無茶なことはしないだろう。という安心感だったでしょう。 ある程度トランプ政策の予想がつきやすくなったのはよいことです。

米国経済の好調さから長期金利は2.459% (+0.064)へ上昇し、円は114円台にもどる。

日経平均は米国株高と円安の材料から+231円ほど高く寄ったが、戻り売りの勢力も強く、-171円高で終わりました。結果、日経平均は陰線になり、ザラバ高値19668円は1最近の新高値となったものの終値ベースでは大発会の15954円を上回れず。

3か月近くにわたる大保ち合いのゾーンをようやく上抜けるかという勢いでしたが、失速しました。前日から窓を空けて上放れたのに陰線で終わったということは、買いたい向きが寄り付き段階で買ってしまい、後続の買いがなかったということです。

明日以降もさらに上伸するには、今夜の米国市場に依存しますが、昨日のNYダウも買いが一気に出た(窓空けと大陽線)感じなので、さて続伸できるかどうか。

日本の個別株も日経平均と同じく陰線になるものが多くありました。定点観測9銘柄のうち陽線であったのは5713住友鉱山だけで、8銘柄は陰線です。さらに上昇波動に転じるためには、最近の小波動のピークを上抜くことが必須ですが、9銘柄のすべてがピークを上回っていません。今日の動きはさほど強くありません。



(2017. 3. 3) TOPIX 1558P(-6)  日経平均 19469円 (-95) 17.1億株 (2兆 1856億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.52%
(2)英FT100  -0.01%
(3)独DAX   -0.06%
(4)仏CAC   +0.06%
(5)NYダウ   -0.53%
(6)ナスダック    -0.59%

米国市場は前日の大幅高に対する利食い売りに押されて一服。昨日大幅に上昇した金融株は金利高を期待したものでしたが、今日のS&Pのセクター別指数の金融株は-1.47%の下落。インフラ投資を期待した資本財株は-0.97%安。世界景気の回復を期待した素材株は-1.05%安。 トランプ政策に追随する勢力は現れませんでした。

ここにきてFOMCの理事が、早めに金利を引き上げるべきだという意見を相ついで発言し、3月利上げの可能性が75〜90%くらいになったとか。 高金利はドル高・円安を引き起こします。しかし米国の長期金利は一時は2.5%に乗せたものの2.481% (+0.022)までしか上がらず。まだ債券市場は金利引き上げに確信をもっていないようです。 明日のイエレンFRB議長の講演で金利引き上げに示唆があるのかどうか、市場はとりあえずは様子見のなかてなかで、利食い売りに押された感じです。

米国の金利引き上げは、政府も日銀も手詰まりになっている日にとっては唯一のプラス材料です。米国が金利を上げることをきっかけに、ナカナカ突破できない19500円水準を上抜ければ、3〜4円の円安で20000円までの上昇はありえます。



(2017. 3. 6) TOPIX 1554P(-3)  日経平均 19379円 (-90) 14.0億株 (1兆 7209億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.36%
(2)英FT100  -0.11%
(3)独DAX   -0.27%
(4)仏CAC   +0.63%
(5)NYダウ   +0.01%
(6)ナスダック    +0.16%

イエレンFRB議長は講演で、経済指標が想定内であれば、3月の金利引き上げが適切であると発言。

次のFOMCは3月14日〜15日なので、日本では16日に引き上げがあるかないかがわかります。米国市場では80〜90%が3月の引き上げを予想しているので、まずは利上げは決まりでしょう。

ところが米国長期金利は上昇しなかった。2.483% (+0.002)です。金利引き上げは大きな材料になっていません。長い目でみれば、米国金利の持続的な上昇は、日米の金利差拡大から円安になってしかるべきですが、目先はすでに金利引き上げは株価に織り込まれていたようで、日経平均は下落しましたが、この後は円安に振れることは確かです。


■■ 条件表の最適化について@ ■■

昨年6月に「寄引売買」のための条件表を自動的に作る?YBメーカー?を発売しました。《カナル24》の最大の特徴は、@ユーザーが条件表を設定できる、それもA「加工」を組み合わせることによってたいていの局面を捉えるような条件表ができる。ということです。だがほとんどのユーザー(だいたい8割がた)は自分で条件表を設定することはあきらめています。 多くのユーザーは、サンプルとして用意してある条件表をそのまま使っておられるが、それはもったいない。

サンプルの条件表はそれほど悪くはないと思っていますが、時期によってはちっとも当たらないことがあります。固定的な条件表ではそのときの相場の動きについていけない時期があります。このときどういう方策がとれるかというと、
(1)多くのサンプルの条件表について「検証」をして、現在まずまず当たっている条件表を使う。
(2)サンプルの条件表を現在の相場に合うように「最適化」する。

の2つです。現在は当たっていない条件表も時期が巡ってくれば、また当たるようになることもあるのだから、当たらないからといって条件表を捨てるのは早計です。

?YBメーカー?は寄引売買に限定した条件表を誰でも作ることができます。画面のボタンを1度か2度クリックするいするだけです。今回のYBメーカーを使われているユーザーのうちには、これまでは条件表を設定してこなかった方がかなりあります。毎年年末になれば、新しいYB条件表を作るとよいことを何度もいってきましたし、それが簡単にできるのです。 YBメーカーが作った条件表を例にして、条件表の最適化についてしばらく述べます。まず各年に作った条件表が寄引売買をするとどのような成績になったのかの成績表を掲げておきます。

1)2013年末
2013年の1年間の成績です。(F6-155)は2009年に作った条件表の2013年の成績です。以下(F6-156)は2010年に作った条件表の2013年の成績、2011年作、2012年作の条件表の成績。青色線の下は2013年作の条件表の成績です。2013年年末に作ったので、2013年にはこの条件表は利用できません。

次の年、2014年に使えばよい条件表は、@2013年作の最新の条件表またはA2013年に最も成績がよかった2012年作の条件表です。


2)2014年末
2014年の成績は@最新の2013年作の条件表は1130円の利益、A最もよかった2012年作の条件表は1360円の利益を出しています。

2014年末には@2014年作の最新の条件表ができます。またA2014」年に最も成績がよかったのは2012年作だったので、2015年にはこの2つの条件表を使います。

3)2015年末
@最新の2014年作の条件表は2250円の利益を出し、A最もよかった2012年作の条件表は1740円の利益を出しています。

来年2016年は、@2015年作とA最も成績がよかった2014年作を使います。

4)2016年末
@最新の2015年作は320円の利益、A最も成績がよかった2014年作は100円の利益でした。少しもの足りませんがともかく利益がでています。

2017年は、@最新の2016年作の条件表と、A最も成績がよかった2011年作の条件表を使います。

5)2017年2月まで
2017年はまだ2か月しかたっていませんが、@2016年作は+460円の利益、A2011年作は+10円の利益が出ています。

まだ例は乏しいのですが、@最新の条件表は翌年によい成績がでるようです。これは新しく最適化した条件表は当たるということです。またAその年に最もよい成績をだした条件表もまずまずの成績になっています。これは古い条件表であっても時期が巡ってくれば当たるようになるということです。そのためには、(1)しょっちゅう「最適化」をするとともに、(2)過去の条件表が当たりだしたかを「検証」しておく。これ(最適化と検証)が肝心なところです。「



(2017. 3. 7) TOPIX 1555P(+0)  日経平均 19344円 (-34) 15.7億株 (1兆 9866億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.48%
(2)英FT100  -0.33%
(3)独DAX   -0.57%
(4)仏CAC   -0.46%
(5)NYダウ   -0.24%
(6)ナスダック    -037%

米国は小幅安。長期金利は2.505% (+0.002)と少し上昇するも、FOMCが利上げすることはほとんど影響を与えていません。これは長期金利はそうは上昇しないだろうという予想があるからでしょう。

長期金利の水準は、GDP伸び率(経済成長率)とインフレ率で決まります。長期的に見てGDP成長率が2%で、物価上昇率が2%であると予想するならば、長期金利は4%になります。もちろん経済成長率や物価上昇率の数字はさまざまな前提条件にのっかってのものなので、成長率が低下したとか、景気がよくなりそうだとか、消費が伸びている・停滞しているといった目先の状況によっても変動しますが、長い目でみるとだいたい成長率+物価上昇率が長期金利の水準になります。

日本は経済成長率は徐々にではあるがしだいによくなって、実質成長率は1.5%くらいになりそうです。一方物価はまだ少しマイナスなので、長期金利は1〜1.5%程度になってもよいのですが、日銀の金融政策によって長期金利は0%になるように誘導されています。

金利が低下していく過程では、経済(株式もその一部)にインパクトを与えますが、低下しきってしまうとインパクトは薄れてしまいます。2012年から始まった アベノミクスの初期は大きなインパクトをもたらせ株価は暴騰しましたが、現在はそれ以上にマネーを出し、マイナス金利まで進んでも、株価はさほど上がりません。安い金利で金が借りられるのに、それを上回る利潤を生むような投資対象がないからです。

日経平均は、動かず。FOMC待ち。



(2017. 3. 8) TOPIX 1550P(-4)  日経平均 19254円 (-90) 16.2億株 (2兆 144億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.26%
(2)英FT100  -0.15%
(3)独DAX   +0.06%
(4)仏CAC   -0.35%
(5)NYダウ   -0.14%
(6)ナスダック    -0.26%

米国は小幅安。長期金利は2.522% (+0.017)と昇し、利上げを織り込みだしました。するも、FOMCが利上げすることはほとんど影響を与えていません。

日経平均は明日9日が3月限先物・オプションSQの最終売買日なので、今日は先物がらみの売買が盛り上がり少し動きましたが、-90円安で終わる。米国金利が上昇しても逆にやや円高になり、株価は上昇の援軍にはならず。

日経拝平均は昨年12月以来3か月以上も18500円〜19500円のゾーンで大保ち合いをしており、売買して値ざやを抜くということは難しくなっています。そういう状況が3か月も続くと、コメントしてもあまり役には立たないので、先日から「条件表の最適化」についての講座を始めました。


■■ 条件表の最適化についてA ■■

前回は?YBメーカー?をによって作った条件表を使って寄り引け売買をするにはどうしたらよいかを述べました。重要なことは2つあって、
  1. 多くのサンプルの条件表について「検証」をして、現在まずまず当たっている条件表を使う。
  2. サンプルの条件表を現在の相場に合うように「最適化」する
ということす。《カナル24》Ver.5には「検証」の機能があるので、(1)の方法は可能ですが、「多くのサンプルの条件表」を用意しておかねばなりません。ユーザーが自力で作るにはある)程度の根気と条件表の仕様についての理解が必要なので、誰でも簡単に作れるとは言い難い。

サンプルの条件表を「最適化」するのは、新たに条件表を設定することから見れば簡単です。だが現在のところ「最適化」の機能は?Qエンジン24?にはありますが、?カナル24?にはありません。(いずれは?Qエンジン?の最適化の機能をシンプルにして、扱いやすい「最適化」機能を?カナル24?に取り入れるつもりです)。

今日から、最適化した条件表が多くあるとどのようなよいことがあるのかを述べます。ユーザーは「なるほど多くの条件表は大きな武器なるし、最適化した条件表はより多くの利益がでるのだな。」ということがお分かりになると思います。 次図は?カナル24?のサンプル条件表のひとつである条件表No.11「短期大幅上昇(QE)」の条件表の内容です。条件表の日付からすると、2005年6月14日に?Qエンジン?を使って最適化したものです。「過去の記事」の2005年6月10日から6月24日までにわたって、この条件表を設定した動機と設定のしかたを説明していますから、詳しくは2005年6月の過去の記事をご覧ください。また株式講座No.7に 短期大幅上昇の条件表を作る講座としてまとめてありますから、これをご覧ください。



上記の条件表は、短期間に上昇する銘柄を見つけるために、@ちょっとしたデッサンに、A細かなこと(パラメータや以上・以下)を最適化して仕上げたものです。図では14行ありますが、サンプルの条件表では15行以下にチャートを描くだけの条件行も設定しています。これは売買マークとは無関係なので削除してあります。この条件表の短期上昇を捉えるための条件は、
  1. No.3行〜NO.5行で、株価が過去90日間の最高値を超えたときに買い。
  2. No.6行目で、ただし過去90日間に最高値を突破しているものは除外する。(90日間で初めて最高値を突破したものに限る)

  3. No.7行〜No.8行は、その前日の200日線からのカイリ率は8%以上あること。
  4. No.9行〜No.10行は、その日の75日線からのカイリ率は26%以上あること。

  5. No.11行は、その日の株価は75日前の株価より40%高いこと。
  6. No.12行〜No.14行は、9日線と25日線のカイリ率は12.9%以下であること。
の6個の条件だけです。

何しろ2005年(今から12年前)に設定した条件表です。当時の時代背景と今は違います。売買の手法も違っています。かなり有効姓が薄れているのは当然ですが、元のデッサン(つまりチャートの見方)が狂っていなければ、現在でも少しは有効であるはずです。

2016年1月から2017年2月の14か月について、条件表No.11「短期大幅上昇」が、東証1部の銘柄のどれを「検索」したのかを調べてみました。 右では10銘柄が検索されています。その時期は1月・2月・3月・5月(3銘柄)・9月・10月・12月とうまい具合に散らばっています。(同じ時期に多くの銘柄が検索されても、全部を仕掛けることはできないので、分散しているのが望ましい)


検索されたうちで、うまく短期上昇した3672「オルトP」を例にして、売買条件がどのようになっていたかを述べると、
  1. 過去90日間の最高値を上抜いた。

  2. 過去90日間で初めて上抜いた。

  3. 前日の200日線カイリ率は12.7%だった(8%以上)

  4. 当日の75日線カイリ率は46.1%だった(26%以上)

  5. 当日の株価は前より48.5%上昇している(40%以上)

  6. 9日線と25日線のカイリ率は5.4%だった(12.9%以下)
となって売買条件をクリアし、2016年12月9日に買いマークを出しました。
  1. 翌日の始値は567円。
  2. (15日目)>の高値は1001円(+76.5%高)
  3. (36日目)の安値は570円(+0.5%高)
  4. (59日目)の高値は1434円(+152.9%高)
の上昇です。 明日は10銘柄全部のグラフを掲げます。



(2017. 3. 9) TOPIX 1554P(+4)  日経平均 19318円 (+64) 15.9億株 (1 兆8791億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.05%
(2)英FT100  -0.06%
(3)独DAX   +0.01%
(4)仏CAC   +0.11%
(5)NYダウ   -0.33%
(6)ナスダック    +0.06%

ADP調査によるの2月の雇用者数は+29.8万人増。予想の19.0万人から外れた大きな数字になりました。この分では金曜日の雇用統計の数字もよいはずで、これで15日のFOMCの金利引き上げ決定はほぼ決まりです。

米国長期金利は2.563% (+0.041)と上昇。これに伴って円は0.50円くらい安くなり、114円台の半ばになったので、日経平均は反発する。ただ出来高や売買代金は盛り上がらず。


■■ 条件表の最適化についてB ■■

約12年前の2005年6月に設定した条件表No.11「短期大幅上昇」は2016年1月から今年2月の14か月の間に10銘柄を検索していました。次に10銘柄のグラフを掲げます。
  1. どういう時期に売買マークがでているのか?
  2. 当たった銘柄と外れた銘柄のグラフの違いは何が考えられるのか?
  3. 買い保持するのはどれくらいの期間が適当か?
などを思いながら検討します。古い時期から新しい時期にむかってグラフを掲げます。


6325 タカキ
  1. 2016.1.4 始値550円

  2. (4日目) 699円 +27.0%

  3. (9日目)501円 -8.9%

  4. (11日目)860円 +56.3%


3681 ブイキュ
  1. 2016.3.10 始値1321円

  2. (9日目)1579円 +19.5%

  3. (18日目)1123円 -28.8%

  4. (60日目)1371円 -13.1%


2183 リニカル
  1. 2016.5.11 始値2351円

  2. (2日目)2415円 +2.7%

  3. (5日目) 1839円 -21.7%

  4. (62日目)1333円 -43.3%


7717 ブイテク
  1. 2016.5.12 始値6040円

  2. (12日目)9020円 +49.3%

  3. (15日目)7770円 +28.6%

  4. (46日目)14730円 +143.8%


6071 IBJ
  1. 2016.5.17 始値630円

  2. (8日目) 529円 -16.0%

  3. (34日目)660円 +4.7%

  4. (60日目)546円 -13.3%


8201 さが美
  1. 2016.9.27 始値167円

  2. (2日目)198円 +18.5%

  3. (29日目)96円 -42.5%

  4. (38日目)143円 -14.3%


6753 シャープ
  1. 2016.10.19 始値160円

  2. (34日目) 265円 +65.6%

  3. (52日目)348円 +117.5%

  4. (41日目)224円 +40.0%


3672 オルト
  1. 2016.12.9 始値567円

  2. (15日目)1001円 +35.6%

  3. (36日目) 570円 +0.5%

  4. (59日目)1434円 +152.9%


7448 ジンズメイ
  1. 2017.1.17 始値288円

  2. (1日目) 361円 +25.3%

  3. (16日目)248円 -13.8%

  4. (20日目)296円 +2.7%


4779 Sブレイン
  1. 2017.2.27 始値550円

  2. (3日目)746円 +76.5%

  3. (7日目) 590円 +7.2%

  4.  −



(2017. 3.10) TOPIX 1574P(+19)  日経平均 19604円 (+286) 22.6億株 (2 兆9483億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.74%
(2)英FT100  -0.27%
(3)独DAX   +0.09%
(4)仏CAC   +0.42%
(5)NYダウ   +0.01%
(6)ナスダック    +0.02%

ECBは金融政策は現状維持と決める。ドラギ総裁はEUの物価は上昇気味なので金利を下げる必要はないともいったので、金利はやや上向く。

米国は原油は下げたが、長期金利は2.608% (+0.045)と上昇し、15日のFOMCの引き上げを織り込みつつあります。これに伴ってドル高・円安が進行。

円は15円半ば近く下げました。この2日間でだいたい1.7円の下落です。1円の円安が日経平均を200円(市場が悲観しているときは150円、楽観しているときは250円)上昇させるとすれば、2日間で340円の上昇は妥当です。昨日は+64円高・今日は286円高・合計350円高をしているのはもっともな上昇幅です。

グラフでは、窓を空けて大きな陽線になったのは(a)(b)(c)の3度ありますが、いずれも翌日は陰線になったり、小陽線で終わったりして、新しいトレンドは生まれませんでした。来週月曜日が続伸するのかどうかが注目です。

だが今日の上昇はSQを通過したとたんに上昇したことは来季(4月)を見据えて買いたい勢力が強いのではないかと思われます。日本株のPERは17%ほどですが、来季の増益率は14%程度と予想されています。来季業績を織り込めば来季のPERは15.3倍程度となって割安感がでてきます。今度は新しい上昇トレンドになるになるのではなかろうか。


(2017. 3.13) TOPIX 1577P(+3)  日経平均 19633円 (+29) 14.7億株 (1 兆7724億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  -0.12%
(2)英FT100  +0.38%
(3)独DAX   -0.13%
(4)仏CAC   +0.24%
(5)NYダウ   +0.21%
(6)ナスダック    +0.39%

米国の2月雇用統計は+23.5万人増 (予想は20.0万人)とよかった。しかし長期金利は2.580% (-0.028)と低下しました。債券市場は、この後金利がドンドン上昇するとは予想していない。15日のFOMCまでは金利上昇には限度があると思っているようです。

長期金利が下げたので少し円高になり、日経平均は-58円安で寄り付いたけれど、日本株に対する強気が増えているらしく+29円高で終わる。出来高は14.7億株と少なかったが、最近は窓空け陽線の翌日は上昇が止まってしまることが続いていましたが、今日は一応順上がりの陽線となりました。前4回とは違って、今回は上昇志向にあると思います。


■■ 条件表の最適化についてC ■■

先日、2005年に設定した条件表No.11「短期大幅上昇」の2016年1月から2017年2月末までの成績を掲げましたが、10銘柄中6銘柄は+20%の利食いができていました。+15%で利食いをするならば8銘柄が利食いでていました。

12年前に設定した条件表であっても、大ハズレはしていません。ただしアタリの確率は低下することはやむをえません。そこで、この条件表No.11を毎年年末に最適化して、翌年は最適化した条件表でトレードするならば、12年間ほったらかししておいたよりも成績はよくなることが期待できます。

2015年に使うために、2005年〜2014年の10年間を最適化したものが次の条件表です。


最適化できるパラメータと「以上以下」の範囲は上図の青色と赤色の枠の箇所です。全部を最適化することは難しい。最適化するものが多くなると大変な作業量になるからです。例えば、
  1. パラメータのNo.3行の(90日)を50日〜100日で10キザミで変化させると6回の検証が必要です。
  2. パラメータのNo.7行の(200日)を150日〜200日で10キザミで変化させるとやはり6回の検証が必要です。
  3. パラメータのNo.9行の(75日)を50日〜100日で5キザミで変化させると11回の検証が必要です。

    ここまでのたった3個のパラメータを変化させるだけで、6×6×11=396回の検証が必要です。「検証」は期間を決めて1回だけ検証すれば、その条件表の成績はわかります。しかしどのパラメータの組み合わせが最もよい成績になるのかを掴むには396回の検証によって最適なパラメータや以上以下の範囲を見つける必要があります。
もしNo.11行の(75日前)やNo.12行の(9日)、No.13行の(25日)も変化させるならば、あっというまに10000回以上の検証が必要になります。さらには「以上以下」の範囲を変化させるとなると、100000万回を超える検証が必要となります。100000万回の検証をするには、おそらく何日か(5〜10日くらいか)を費やすことになります。ことほど最適化するということは、単純な検証とは違って、桁違いの大量の計算(最適化)をする必要があるのです。

@2005年〜2014年の10年間を手本にして、日経225銘柄について最適化してみた。



2005年から2014年の成績は上図の(a)(b)(c)(d)にあるように、1)65回のトレードをして、2)平均利益率は3.32%、3)勝率は56.9%、4)PFは1.56倍 でした。まあ並みの成績です。問題は、次の年の2015年に使って利益ができるのかどうかです。

A東証一部銘柄について、2005年〜2014年の10年間の検証をしてみた。



225銘柄を対象にして、作った条件表が東証一部を対象にしたときどのような成績の違いがでるかを調べました。検証期間は同じ2005年〜2014年の10年間です。

@とAを比べると、@(225銘柄)のトレード数が65回に対して、A(東証一部)は1090回あります。東証一部銘柄数は225銘柄の約8.5倍あるので、225銘柄の65回と同じ割合で売買マークがでたならば552回でよいはずですが、実際には2倍のトレー0トレード数になったいます。これは東証一部銘柄にとったてはこの条件表は「やや甘い」と思われます。

B(東証一部)銘柄について、2015年の1年間をトレードしたならば。
@は日経225銘柄の過去1年間の成績ですが、次の年の2015年に東証1部約(1900銘柄)についてトレードしたならば、どのような成績になったのかが次の成績です。


対象の銘柄数が225銘柄から1900銘柄に拡大しているのでトレードできる銘柄が増えて、1年間に(a)55回のトレードをしています。(b)平均利益率は5.17%、(c)勝率は67.3%、(d)PFは1.85倍 です。225銘柄の過去10年間の成績よりも優れています。また東証一部銘柄の過去10年間の成績よりもかなりよい数字です。これだけを見ると、条件表を最近の期間について「最適化」すると、かなり役立つだろうことが推測できます。(まだ他の年についても検討する必要があるが、それは追々やってみましょう。)


(2017. 3.14) TOPIX 1574P(-2)  日経平均 19609円 (-24) 17.5億株 (1 兆7814億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.76%
(2)英FT100  +0.33%
(3)独DAX   +0.22%
(4)仏CAC   +0.13%
(5)NYダウ   -0.01%
(6)ナスダック    +0.24%

経済統計値の発表がなかったため小動き。しかし米国長期金利は2.632%まで上昇しました。これは昨年トランプ期待に沸いた2016年12月の2.593%よりも高い。2016年7月の1.461%という低金利を思い出すと、この半年間で米国長期金利は上昇トレンドに入っていることが明らかです。

最近の高金利は2013年12月の3.034%ですが、だいたいこれに向かって米国金利は上昇するのでしょう。ただしそのスピードはまだ予想できかねているのが今の市場です。

米国金利高によって0.5円ほどの円安となりましたが、日経平均は伸びず。日中の値幅も38円と小幅で、FOMCの結果待ち。


■■ 条件表の最適化についてD ■■

@2006年〜2015年の10年間を手本にして、日経225銘柄について最適化してみた。
2016年に使うために、(標準3)の条件表No.11(この説明では(計算2)のNo.20に条件表を複写しているのを使っています)を最適化してみました。@対象銘柄は日経225銘柄、A手本とした期間は2006年1月〜2015年12月までの10年間です。

なおトレードの売買ルールは、1)60日間d時間切れ、2)+20%で利食い、3)-20%で損切り という簡単なルールです。(この講座では売買ルールはすべて同じルールです)


2006年から2015年の成績は上図の(a)(b)(c)(d)にあるように、1)70回のトレードをして、2)平均利益率は2.59%、3)勝率は57.1%、4)PFは1.45倍 でした。(2014年)の条件表よりも少し成績は劣りますが、並みの成績です。

A東証一部銘柄について、2006年〜2015年の10年間の検証をしてみた。
225銘柄を対象にして、作った条件表が東証一部を対象にしたときどのような成績の違いがでるかを調べました。検証期間は同じ2006年〜2015年の10年間です。




@とAを比べると、@(225銘柄)のトレード数が70回に対して、A(東証一部)は1084回あります。東証一部銘柄数は225銘柄の約8.5倍あるので、225銘柄の70回と同じ割合で売買マークがでたならば595回でよいはずですが、実際には2倍のトレード数になっています。日経225銘柄は比較的売買高がコンスタントにあるが、東証一部銘柄の中にはそうでないものも多く含まれるので、日経225銘柄を手本にして作った条件表を東証1部銘柄に当てはめると、成績が悪くなることはしかたがありませんありません。

B(東証一部)銘柄について、2016年の1年間をトレードしたならば。
問題は2015年までの期間を手本にして作った条件表が翌年2016年効力を発揮するかどうかです。東証1部銘柄を2016年にトレードしたときの成績は次のようになりました。


Aの2006年〜2015年の10年間の成績と比べると相当によい成績が出ています。1)トレード数1084回が64回に減りました。一方は10年間なので1年当たり108回のトレードをしていますが、2016年1年間では64回に減っており、2)平均利益率は1.54%→8.12%へとアップしています。3)勝率も52.8%→68.8%となっており、非常によい成績です。

(2015年)での条件表は2016年の相場には特によく当てはまったようです。これまで(2014年)条件表を2015年に使う、(2015年)条件表を2016年に使うという検証をしましたが、どちらも作った当時の条件表よりもよい成績になっています。


(2017. 3.15) TOPIX 1571P(-3)  日経平均 19577円 (-32) 16.5億株 (1 兆6771億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.07%
(2)英FT100  -0.13%
(3)独DAX   -0.01%
(4)仏CAC   -0.51%
(5)NYダウ   -0.21%
(6)ナスダック    +0.32%

特に材料はなかったが、原油安とオランダの議会選挙を控えて子野手小安い。

米国長期金利は2.605%(-0.027)へ低下。さて今夜のFOMC結果はどうなるのかというところです。

やや円高(0.4円ほど)になったために日経平均は動かず。出来高も細い。


■■ 条件表の最適化についてE ■■

@2007年〜2016年の10年間を手本にして、日経225銘柄について最適化してみた。
@対象銘柄は日経225銘柄、A手本とした期間は2007年1月〜20165年12月までの10年間です。トレードの売買ルールは、1)60日間d時間切れ、2)+20%で利食い、3)-20%で損切り という簡単なルールです。(この講座では売買ルールはすべて同じルールです)


2007年から2016年の成績は上図の(a)(b)(c)(d)にあるように、1)70回のトレードをして、2)平均利益率は2.59%、3)勝率は57.1%、4)PFは1.45倍 でした。(2015年)の条件表は1)65回のトレード、2)平均利益率は3.32%、3)勝率は56.9%、4)PFは1.56倍 であったので、(2016年)は(2015年よりも少し成績は劣りますが、並みの成績です。

A東証一部銘柄について、2007年〜2016年の10年間の検証をしてみた。
225銘柄を対象にして、作った条件表が東証一部を対象にしたときどのような成績の違いがでるかを調べました。検証期間は同じ2007年〜2016年の10年間です。




@とAを比べると、@(225銘柄)のトレード数が75回に対して、A(東証一部)は1134回あります。東証一部銘柄数は225銘柄の約8.5倍あるので、225銘柄の65回と同じ割合で売買マークがでたならば637回でよいはずですが、実際には2倍のトレード数になっています。やはり225銘柄を対象にした条件表をそのまま使っても、同じようにような成績にはなりません(成績は落ちる)。

B(東証一部)銘柄について、2017年の1年間をトレードしたならば。
今日は2017年3月15日なので、次の成績は2017年1月〜3月15日までの成績です。以下の14銘柄が売買マークを出しています。このうち青色●の6銘柄はまだ60日の時間切れの期日がきていないので、決着していません。


上記の6銘柄が決着しているものとしたときの成績は次のようになりまする。


Aの2007年〜2016年の10年間の成績と比べると成績はよくなっています。1)トレード数は14回とまだ少ないので何ともいえませんが、2)平均利益率は54.7%、3)勝率も64.3% あるので、途中経過ながらまずよい成績になっています。 (2016年)の条件表は2017年でも役立つようです。 検索された6銘柄のグラフを掲げておきます。


3656 Klab
  1. 2017.2.15 始値777円

  2. (9日目) 928円 +19.4%

  3. (19日目)995円 +28.0%
3658 イーブック
  1. 2017.3.13 始値1179円

  2. (1日目) 1422円 +20.6%


3688 VOYA
  1. 2017.1.26 始値1471円

  2. (12日目)1776円 +20.7%

  3. (27日目)1950円 +32.5%
3778 さくらI
  1. 2017.1.16 始値1131円

  2. (3日目) 1088円 -3.8%
  • (13日目) 1275円 +12.7%
  • (36日目) 977円 -13.6%

    3903 gumi
    1. 2017.1.13 始値1017円

    2. (13日目)1385円 +36.1%

    3. (19日目)1400円 +37.6%
    4047 関東電化
    1. 2017.1.5 始値1097円

    2. (8日目) 1003円 -8.5%

    3. (28日目) 1226円 +11.1%

    4. (43日目) 974円 -11.2%


  • (2017. 3.16) TOPIX 1572P(+1)  日経平均 19590円 (+12) 17.9億株 (2 兆61590億円)


    昨日の海外株は

    (1)中国上海  +0.08%
    (2)英FT100  +0.15%
    (3)独DAX   +0.18%
    (4)仏CAC   +0.23%
    (5)NYダウ   +0.54%
    (6)ナスダック    +0.74%

    FOMCは政策金利を0.75%〜1.00%へと0.25%引き上げると決定しました。金利引き上げは確実視されており、金利引き上げは織り込みずみでした。市場が注目したのは、どのようなスピードで利上げをするつもりなのかということでした。

    イエレン議長の発言によると、年3回のぺースは変えないようです。金利3%を目標に2018年に3回、21019年に3回といったゆっくりした引き上げを予定しているらしい。 米国長期金利は2.498% (-0.107)と意外に大きく低下し、113円台前半まで約1.4円の円高に進みました。通常なら日経平均は250円くらい下げてもおかしくなかったが、ザラバで-123円安、大引けでは+12円高で終わりました。

    最近は安く寄り付いても結局は高く引けています。この5日間のうち4日間は陽線になっているのは、買いたい向きが多いということです。下げればすかさず買いが入ります。買った向きは続いて買い上がるのだけれど、これに追随する向きはまだ多くありません。したがって高値をドンドン更新するには至っていませんが、次第に買いに賛成する者が増えるのではなかろうか。ナスダックも日経平均も高値保合ゾーンの上の限界に達しており、いつ保合いゾーンを突破してもおかしくありません。


    (2017. 3.17) TOPIX 1565P(-6)  日経平均 19521円 (-68) 20.1億株 (2 兆4595億円)


    昨日の海外株は

    (1)中国上海  +0.84%
    (2)英FT100  +0.64%
    (3)独DAX   +0.61%
    (4)仏CAC   +0.56%
    (5)NYダウ   -0.07%
    (6)ナスダック    +0.01%

    オランダの総選挙は与党が第一党を維持したため、欧州は政局に変化なしとひと安心して上昇する。

    米国はトランプ大統領が議会に予算案を提出したが、市場が最も期待している大幅減税には触れておらず、またインフラ投資をするための歳入をどこから得るのかの計画がなかったため、株価の材料とはならなかった。トランプ政策への期待はしぼんでいます。

    だが米国は経済が順調です。ほぼ完全雇用であり、賃金は着実に上昇し、物価も2.0%近くまで上昇しています。FOMCは政策金利を引き上げても米国経済は失速しないと見、て昨日金利を引き上げて今年末には1.50%にするつもりのようです。まあ2.0%になるまではこのペースでの金利の引き上げを予定しているのではないか。

    日本は米国と同じように完全雇用状態にありますが、賃金はちっとも上昇しません。その一方ではわずかずつの家計負担の増加(健康保険や年金や震災復興税)があるので年々勤労者の可処分所得は減っていき、消費が縮んでます。物価は上がるどころではありません。

    株価水準を決定する要因は、@企業業績、A金利水準、B需給関係、C投資マインド の4つです。日本は@企業業績においては押しなべて米国よりもよい。A金利も米国に比べて低く、@の企業業績を上げる円安がバックアップします。しかし金利が安いからといって消費が増えるわけではない。通常若い世代の人口が多いと消費は活発になります。米国はまだ若い。だが日本は世界で一番の老人大国になっているので消費の伸びは小さく、毎月の物価指数は前月比で-0.1%とか0%の伸びです。GDPの60%を占める消費が縮んだままでは経済成長はありえません。

    B需給はアベノミクスが始まった当初は、日本経済の立ち直りに期待した新規の買い(多くは海外から)がドット入りました。そこへ年金資金(GPIF)の資産構成の見直しによって、新たな株式買いの需要が発生し、日経平均は20952円まで上昇したのでした。だが今ではGPIFの需要はほとんど失せ、日銀がETF買いで需要の減少を食い止めている状況です。

    C投資マインドは簡単にいえば、現在式投資によって利益がでているかどうかです。利益が出ていればさらに株式を買いたいと思いプラスの力が働きます。損失がでているならばもどれば売ろうというマイナスの力が働きます。現状では日経平均は200日線を上回っており、200日線は上向きなので、投資マインドは悪くはありません。


    (2017. 3.21) TOPIX 1563P(-2)  日経平均 19455円 (-65) 15.9億株 (2 兆 396億円)


    昨日の海外株は

    (1)中国上海  +0.41%
    (2)英FT100  +0.07%
    (3)独DAX   -0.35%
    (4)仏CAC   -0.34%
    (5)NYダウ   -0.04%
    (6)ナスダック    +0.01%

    G20会合で、「保護主義に対抗する」の文言が削除されたことから、警戒感がでて世界の株式はおおむね小安い。保護主義が広まって割りをくうのは、日・独・中国・韓国などの輸出国です。

    米国長期金利は2.464% (-0.040)まで低下し、円高が進みました。円は112円台へ。

    休日明けの日経平均は-100円ほど安くはじまりましたが、世界経済が持ち直してきていることが明らかなので積極的に売る向きはなく、-65円安で終わる。

    それにしてもFOMCの金利引き上げがこれほど長期金利に影響を与えなかったのは意外でした。米国はデフレの懸念はゼロ。どころかインフレを警戒する状況にあり、欧州もデフレ懸念は払拭され、金利を上げていこうかという段階です。日本だけが消費者物価は0近辺でモタモタしており、当分金利が上がることはありません。 20年を経てもデフレ脱却ができないのは情けないが、円安が進むことは間違いありません。本来なら日本の株式にとってはプラスのはずですが、保護主義の台頭との兼ね合いから、目に見えるような円安は進まず。株式の上昇は限定的ですが、大局では買い場であろうと思います。


    (2017. 3.22) TOPIX 1530P(-33)  日経平均 19041円 (-414) 20.5億株 (2 兆6583億円)


    昨日の海外株は

    (1)中国上海  +0.33%
    (2)英FT100  -0.69%
    (3)独DAX   -0.71%
    (4)仏CAC   -0.19%
    (5)NYダウ   -1.14%
    (6)ナスダック    -1.83%

    米国市場は大幅安となる。といってもNYダウが-1.14%安、ナスダックが-1.83%安であるので、東京市場では日常茶飯事のことですが、25日線まで下げるのが限界であった米国市場にとってはちょっとしたショックを感じる下げでした。

    この原因ははっきりとはしません。オバマケアの代替案が共和党からも反対がでているとか、減税の方針が決まらないといったことからトランプ政策(減税とインフラ投資と保護主義的通商政策)への期待がはがれ落ちたということでしょう。

    期待が膨らんで上昇した相場であるんで過大な期待によって上昇した分だけ、株価の反省がでます。だが、米国経済は強いということが基調にあるので、このまま下げ続けることはないでしょう。


    米国市場をみて日経平均は大きく下げる。ナスダックの-1.83%の下げ、NYダウの-1.24%の下げに対して、日経平均は-2.13%と米国よりも大きかった。

    米国の長期金利は2.420% ( -0.44)と低下したため日本の長期金利も0.055%と低下し、金利低下が不利になる金融株が売られ、111円台の円高によって自動車株をはじめとする輸出株が売られるなどよいところはなかった。

    日経平均は18500円〜19500円の1000円幅の保合いゾーンをウロウロしていることは確かです。19500円を力強く(例えば3陽連とか窓空け陽線とか大陽線)で上抜くか、18500を下抜くまではトレンドは発生しません。トレンドがないときはいくら投資をしても得ることができる利益は小幅なものです。大きな利益はでるはずがありません。3月のSQが通過した3月13日は2連続陽線で19656円まで上昇し、上昇トレンドに入るかと期待していましたが、75日線を下回った今日は完全にこの目はなくなり、再び退屈な保合い相場が続くようです。しかし長い目で見ればこの保合いはよい買い場を提供しているのだろうと思っています。


    (2017. 3.23) TOPIX 1530P(+0)  日経平均 19085円 (+43) 17.5億株 (2 兆1905億円)


    昨日の海外株は

    (1)中国上海  -0.50%
    (2)英FT100  -0.73%
    (3)独DAX   -0.48%
    (4)仏CAC   -0.15%
    (5)NYダウ   -0.03%
    (6)ナスダック    +0.48%

    米国は一昨日の大幅下げ(NYダウは-1.14%)をしたにもかかわらず、反発力は乏しかった。(昨日のNYダウは-0.03%)

    米国長期金利は2.409% (-0.011)と低下しトランプ政策の重要な2のつの経済対策(大幅減税と大規模なインフラ投資)によって、経済が活性化し、金利が上昇するという期待はしぼんでいます。

    まあトランプがぶち上げたことが実現しなくても、米国経済は着実に向上しているので、トランプ期待がもたらせた株価高は調整する必要がありますが、75日線を割り込むことはないでしょう。

    日経平均は昨日75日線を割り込み、今日もわずかな反発で終わりました。75日線を割り込むこと今日で2日目となりましたが、一応の目安として4日連続して割り込むようだと、調整が長引く可能性が高くなります。とはいっても下げの値幅は大きくなく、日柄調整になるのではなかろうか。


    (2017. 3.24) TOPIX 1543P(+13)  日経平均 19262円 (+177) 18.2億株 (2 兆1455億円)


    昨日の海外株は

    (1)中国上海  +0.10%
    (2)英FT100  +0.22%
    (3)独DAX   +1.14%
    (4)仏CAC   +0.76%
    (5)NYダウ   -0.02%
    (6)ナスダック    -0.07%

    米国は上げる材料がなく、オバマケアの代替法案が議会で通過しないことを気にして小幅安。

    FOMCの金利引き上げ意欲にもかかわらず債券市場は浮かれることなく慎重で、長期金利は2.425% (+0.016)と上昇する様子はありません。

    米国株価のグラフを見ると、NYダウは(c)の75日線まで下げるかどうかというところです。もしここまで下がったとしても(a-b)の保合いゾーンを下抜くことはまず考えられません。おそらく現在の株価水準(20500ドル)はボトム圏にあり、この水準でもみ合っているうちに75日線は日々上昇しているので、75日線に接近してから再上昇ということになるのではなかろうか。大きく下げはしないが、75日線が上昇するのを待つ「日柄調整」というわけです。


    米国金利高が日米の金利差を拡大し、円安になるというのが大方の見方ですが、今のところ米国金利が低下気味なので円安は進みません。

    今日の円相場は110円台まで円高が進みましたが、日経平均が75日線を割り込んだ水準は買い場であると思った向きが多くあったようで、今日は75日線を回復しました。簡単には下降波動にはならないということを明らかにしました(左側図)。

    週足(右側図)は現在(b)で、@39週線(9か月)、A78週線(1年版)、B104週線(2年)の3線が接近しています。最も上位のB104週線は18183円、ついで@39週線の17860円です。このゾーンは岩盤です。 下げれば104週線が支え、39週線が支え、78週線が支え、とディフェンスは厚い。よって18000円まで下げる可能性は10〜20%くらいしかないのではないかと思います。


    (2017. 3.27) TOPIX 1524P(-19)  日経平均 18985円 (-276) 17.6億株 (2 兆 311億円)


    昨日の海外株は

    (1)中国上海  +0.64%
    (2)英FT100  -0.05%
    (3)独DAX   +0.20%
    (4)仏CAC   -0.24%
    (5)NYダウ   -0.29%
    (6)ナスダック    +0.19%

    トランプ大統領はヘルスケア法案を断念する。当初のもくろみではオバマケアに要する費用を削減し、これを減税やインフラ投資に充てるというものでしたが、その初っ端で躓きました。

    減税は別に検討するとはいうものの財源をどこから持ってくるかとなるとまず大幅減税や大規模インフラ投資は無理です。

    やはり政治家としてはシロートであったということでしょう。しかしその割には米国株価は下げず、長期金利も2.42%で止まっているのは米国経済がよいからです。 割りを食ったのが日本で、1.2円の円高(110円台前半)となっては日経平均が250円は下げて当然で、そのとおりに-276円安で終わりました。

    ■■ 近況 ■■

    1月半ばから《カナル24》の大改造に取り組んでいますが、もうじき完成しそうだというところまできて、10日ほど足踏みをしています。なかなか完成しない。というのは、今回の《カナル24》はVer.6になりますが、正真正銘のラストバージョンになるので、これまで改造したかったことをすべて成そううとしているからです。

    《カナル24》は株価データを使った株価分析ソフトです。誰しもが一度は思うことは、まだ人が気づいていない特別なチャートがあるのではないか?ということですが、残念ながらそれはありません。1)長期の波動、2)中期の波動、3)短期の波動、と仕掛けのキッカケである 4)トリガーの組み合わせによって、この先の株価がどう動くか、その確度はどれほどなのかの目安が何とかつくのです。

    それでは、そういったチャートの組み合わせが適切であればいつでも利益が上がるのかというと、例えば10年のうちで2年間は大きな利益を上げることができることもあれば、2年間ははマイナスになる年もあります。10年間の勝率が65%あったとしても、毎年65%の確率で利益がでるわけではありません。

    単純なチャートだけではダメである。チャートを組み合わせても毎年コンスタントな成績はでない。それではどうすればよいのか、というと
    1. チャートを組み合わせた条件表をいくつか用意しておいて、
    2. 適宜(例えば半年に1回とか3か月に1回とか)に過去1年間とか2年間の成績を検証してみる。
    3. 最も成績がよい条件表が最近の相場をよく捉えているのだから、その条件表を使う。
    というのが王道(正道でもある)です。よりよい条件表を作るには、1)どういうチャートを組み合わせるか? 2)どういうパラメータや数値の制限をするのか、3)そのためには「最適化」をしなくてはならないのですが、これは忙しいユーザーにはできることではありません。しかし「検証」は短時間でいくらでもできます。「最適化」にかかる時間の1/100とか1/1000の時間ですみます。「検証」をすれば、今はどの条件表を使えばよいのかが誰でもわかります。 このためには「検証」する価値がある条件表を多くそろえておかねばなりません適当な条件表が用意されていれば検証をすればよいだけです。検証こそが利益を生み出す源泉です。労を惜しんではなりません。

    3月初旬から「条件表の最適化について」という講座を折々に掲げましたが、これは(標準3)のNo.11「短期大幅上昇」をもとにして、2007年から2016年までの最適化をしたものです。(2007年)の条件表は1998年〜2007年までの10年間を手本にして条件表No.11を最適化したものであり、(2016年)の条件表は2007年〜2016年までの10年間を手本にして条件表No.11を最適化したものです。つまり1997年から2016年の20年間のうちの10年間を手本にして最適化すると、条件表No.11は10本の条件表を生み出したわけです。

    この10本の条件表は財産です。定期的に検証をすれば、どの条件表が今は有効なのかがわかります。あるいはどれも成績がよくないならその条件表は使わないという決定ができます。 このためには、
    1. 条件表のバリエーション(派生した条件表)を数多く用意しておく。(これは今後弊社でできる限り提供していく予定です)
    2. そのためにはもっと多くの条件表を記憶できる大きな条件ファイルが要る。
    3. いちいちパソコンに指示をするのではなく、何本の条件条件表をまとめて連続して検証ができるようにする。
    4. データは長期のものを対象にするので、できるだけ長いデータが必要になる。
    これらを満足するために大改造に着手したわけです。《カナル24》Ver.6の改造の骨子は次のものです。
    1. 1本の条件表(例えば(標準3))には、999本の条件表が格納できる。(これまでは199本だったので約5倍増)
    2. データは2200個(日・週・月)を記憶する。(これまでは500個だったので、4.4倍増)
    3. 連結すれば最長で10000個のデータが扱える。
    4. 楽な検証をするために「連続検証」の機能を追加し、「連続印刷」でその結果を見たり、条件表の成績を対比したりすることができる。(この2つの機能は《Qエンジン24》には昔からあります)
    上記の@条件表を999本に拡大する、Aデータを2200個に拡大する、の2つは以前から思ってはいましたが、なかなかチャンスがありませんでした。というのは《カナル24》の条件表やデータの仕様を変更すると、たちまち他のソフトに重大な影響を与えます。現在発売している《カナル24》に依存しているソフトは
    1. 《カナル24》
    2. 《Qエンジン24》
    3. 《デンドラ24》
    4. 《アラーム24》
    5. 《YBメーカー24》
    6. 《リアル24》(これは一部分に影響がでる)
    ですが、《カナル24》だけを発売するというわけにはいきません。全部のソフトを一斉に提供しなければなりません。さもないと《カナル24》は動くが他のソフトは動かないことになります。改造に時間がかかっているのは全部のソフトを一挙に改造しようとしているためです。(《リアル24》は分足データなので《カナル24》にはさほど依存していないので、提供は少し遅れます)

    大改造のチャンスがやってきたのは、現在メンテナンスをすべき《カナル24》はVer.5だけになっているからです。今回のバージョンアップは《カナル24》Ver.5の方だけが対象になります。《カナル24》Ver.6になったとき、《デンドラ24《アラーム24》《YBメーカー24》をお使いのユーザーは無料でバージョンアアップできます。(《Qエンジン24》はこのはかにも新しい機能を追加しているので有料バージョンアップです)

    ということで最後のバージョンアップだけにやるべきことが多すぎて、作業は遅々として進まない。しかし今月中には終わらせたいと思っています。


    (2017. 3.28) TOPIX 1544P(+20)  日経平均 19202円 (+217) 19.0億株 (2 兆4150億円)


    昨日の海外株は

    (1)中国上海  -0.08%
    (2)英FT100  -0.59%
    (3)独DAX   -0.57%
    (4)仏CAC   -0.07%
    (5)NYダウ   -0.22%
    (6)ナスダック    +0.20%

    ヘルスケア修正法案の撤回にもかかわらず米国はさほど下げず。昨日の各国の株価は、日本-1.44%、英国-0.59%、独国-0.57%、仏国-0.07%で、米国NYダウの-0.22%安に比べて大きかった。なかでも日本は独自の株価材料が乏しく、為替に敏感に反応するために下げ率では第一位でした。

    昨日は、米国金利は低下し、ドル安に向かいましたが、110円台前半でとまったため、今日の日経平均は昨日の下げのほぼ同等の上げをしました。 もっとも今日が年度末の配当落ち前の最終売買日であったので、低金利の中で配当利回りのよい株式を買うむきもあったよけいに反発した感じです。


    (2017. 3.29) TOPIX 1542P(-2)  日経平均 19217円 (+14) 17.5億株 (2 兆1595億円)


    昨日の海外株は

    (1)中国上海  -0.43%
    (2)英FT100  +0.68%
    (3)独DAX   +1.28%
    (4)仏CAC   +0.59%
    (5)NYダウ   +0.73%
    (6)ナスダック    +0.60%

    米国はよい経済統計値がでたことやNYダウの調整が3週間を超えてきたことなどから反発する。

    日経平均は配当落ち(約130円)を埋めて+14円高で終わったので実質は+150円高になります。まあ米国や欧州とおなじくらい上昇しているので、特に日本株がモタついたわけではありません。

    来週から4月の新年度入りしますが、さて海外勢は買ってくるのか?日経新聞によると、4月に海外勢が売り越した月はないとか。そこで東証の「部門別売買状況(金額)」をで海外勢の売り越し買い越しの金額をみると、
    1. 2007年は+1兆3300億円
    2. 2008年は  +7700億円
    3. 2009年は  +4600億円
    4. 2010年は  +8400億円
    5. 2011年は  +6300億円
    6. 2012年は  +7400億円
    7. 2013年は+2兆6000億円
    8. 2014年は  +4400億円
    9. 2015年は+1兆9600億円
    10. 2016年は  +8500億円
    でした。なるほど4月は基本的には海外勢は買っています。記事によれば、4月に海外勢が買うのは新年度の企業の事業計画(予算)がわかりだすからです。ここで利益が伸びそうな企業の株をいち早く買うのだとか。4月は株高期待がかかる時期だといえます。


    (2017. 3.30) TOPIX 1527P(-14)  日経平均 19063円 (-154) 18.4億株 (2 兆 605億円)


    昨日の海外株は

    (1)中国上海  -0.36%
    (2)英FT100  +0.41%
    (3)独DAX   +0.44%
    (4)仏CAC   +0.45%
    (5)NYダウ   -0.20%
    (6)ナスダック    +0.41%

    米国長期金利は2.382% (-0.039)と低下する。長期金利はその国の経済成長率とインフレ率から決まります。、金利が低下するのは、@経済成長率が落ち込むか、A物価が上がりにくいかのどちらかです。

    米国の場合は経済は他のどんな国よりも強いので、ここへきての金利低下はインプレ率が低下するという予想からくるものです。 トランプ大統領が当選した当初の金利高はトランプの政策(大幅減税と大規模なインフラ投資)によってインフレ率が上がるであろうと市場が予想したのですが、ここへきてその財源となるべきヘルスケア修正法案が身内の共和党からも反対されるありさまで、どうもトランプの政策は実現が困難であるらしい、インフレ率は進行しないようだ、が市場の大方の予想です。

    日本の超低金利は、経済はなんとか回復してきたが、物価が上昇しないので低いままです。日銀はマイナス金利にするなど低金利政策を強く打ち出してきましたが、なかなか物価は上がらない。物価が0水準で維持できているのは原油価格が反転したためです。消費が盛り上がっての物価高にはなっていません。

    日本としては、米国の金利高によって日米の金利差が拡大し、円安になることを期待するしかないのですが、米国金利は下がり基調とあっては円安どころか徐々に円高が進みつつあります。市場環境としては冷え込みもしないが、快適な温度にはならない。晴れた日にちょっと出かけてみようか、といったところです。


    (2017. 3.31) TOPIX 1512P(-14)  日経平均 18909円 (-154) 22.2億株 (2 兆5881億円)


    昨日の海外株は

    (1)中国上海  -9.36%
    (2)英FT100  -0.06%
    (3)独DAX   +0.44%
    (4)仏CAC   -0.41%
    (5)NYダウ   +0.33%
    (6)ナスダック    +0.28%

    米国10-12月期GDPの確報値がでました。前回の改定値の+1.9%よりよくなって+2.1%の伸びでした。長期金利は昨日もいったように、経済成長率とインプレ率を合計したものなので、経済成長率が伸びたことから長期金利は+2.424%へ上昇する。

    これがドル高・円安となって、円は111円台後半から112円台に入りました。

    前日に較べて+0.8円の円安は日経平均を上昇させるはずでした。実際のところ日経平均は+107円高で寄り付いた後+147円まで上昇して前場を終えましたが、後場に入ると期末の株式評価額やこの1年間の利益額を確定したいという法人の売りに押されて下げる。

    海外で株価が動いたときは、日経平均は寄り付き段階で海外にサヤ寄せするので、その後の日中の動き大きくありません。日経平均が+300円高をしたといっても、寄り付き段階ですでに+200円高をし、その後の日中の取引では+100高を加えるということが多くあります。だから海外の動きを知って株を仕掛けても日中ではあまり利益はでません。

    ところが今日は、いつものように海外要因にサヤ寄せして高く始まったが、期末という国内要因によって下げ、日中の値幅は300円ありました。グラフに見るように大きな陰線になりましたが、これは日本独自の動きをしたときに現れるもので、珍しい。

    (a)が今日の陰線で、日中の値幅は300円。(b)は2月14日で日中の値幅は270円です。これが最近の大きな陰線です。2月14日は国内的にどういう材料があったのかと、このHPの2月の「過去の記事」を見ると、
      「日本の10〜12月期のGDPは年率+1.0%の伸び。前回7〜9月は+1.3%であったのでやや伸び悩む。物価はわずかながらマイナスになり、マクロ経済は思わしくない。」
    と書いていました(こういうときに過去の記事が役に立つ)。経済成長率が伸び悩み、インフレ率も改善できなかったのがこの日の陰線になったと思われます。

    (c)は米国大統領選でトランプ勝利となった日です。このときは世界の有力市場のうち日本の市場だけが開いていたので、さあ大変とばかりに売りまくったための大陰線でした。しかし翌日の欧米市場は日本のようなパニック売りはでず、逆にトランプ相場が始まって、今年2月まで約4か月間の上昇をしたのでした。うろたえて売った日本はやや恥ずかしい投資行動でした。日本の投資家はたいしたことはないと軽んじられる度合いが一層強まったのではないか。


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