日経平均をどう見たか・判断したか (2016年10月)

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(2016.10. 3) TOPIX 1330P(+7)  日経平均 16598円(+148) 14.9億株 (1兆6279億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +0.21%
(2)英FT100 -0.29%
(3)独DAX  +1.01%
(4)仏CAC  +0.10%
(5)NYダウ  +0.91%
(6)ナスダック  +0.81%

ドイツ銀に対する制裁金が140億ドル→54億ドルで決着する見通しになったことから、ドイツ銀株は急反発。米国金融株も上昇し、長期金利は1.598%(+0.032)へ上昇。

海外株高とやや円安にふれたことから日経平均は反発する。だが日中の値幅は100円に達せず、無気力相場が続いています。

9月の日銀短観が発表されましたが、大企業製造業の想定円レートは107.92円であったとか。今の101円〜102円の実勢とかけ離れています。10月末からの9月中間決算の発表が始まると、業績の下方修正がでてくると思わねばなりません。 現在の東証1部の連結PERは15.0倍を挟んで小幅な振動をしています。15.14倍を上限として14.25倍を下限にしていますが、この動きは実に穏やかなものです。ぬるま湯につかっている状況です。

一度PERが14.0倍を下回るならば割安感がでて、日経平均は1000円くらいの上昇をするかと思っていますが、7月末に日銀がETF買い入れ額を年間6兆円にして以来、日経平均は大きな下落がありません。相場というものは、動・反動(行き過ぎとその反省)を繰り返すうちに方向性が定まってトレンドができます。誰でもそのトレンドに乗れば割りと簡単にわかりやすい投資ができるものです。多くの投資家が利益を出すのはトレンドがはっきりしている時期です。しかしETF買いは「動」を小さくしてしまうので、結果「反動」も小さくなります。日銀はトレンドが発生しないような株式市場への関与をしています。だが日々の日経平均の動きがない、値幅がないという株式市場は何の魅力もありません。

9月の《リアル24》Ver.6のデイトレの成績を掲げます。9月の日中の値動きはまったく小さかったので、9月20日までは利食いも損切りもなく、全部大引けで決済をしています。9月20日まで13回のトレードをしても 累計で+65円の利益でしかありません。だが9月21日から株価は変動を始めます。9月30日までに+335円の利益をだしたのは、株価が変動したおかげです。

H2016年9月のトレードの成績 ・ 《リアル24》Ver.6

日経ミニ、(拡張7)No.65「GP 新値突破」、(ギャップ調整)
No. 年月日 仕掛 株価 決済 株価 損益 累計損益 勝敗
1 2016年9月 1日 買い 16930円 大引け 16940円 +10円 +10円 1勝 0敗
2 2016年9月 2日 買い 16915円 大引け 16940円 +25円 +35円 2勝 0敗
3 2016年9月 5日 売り 17060円 大引け 17035円 +25円 +60円 3勝 0敗
4 2016年9月 6日 買い 17085円 大引け 17080円 -5円 +55円 3勝 1敗
5 2016年9月 7日 買い 16955円 大引け 16990円 +35円 +90円 4勝 1敗
6 2016年9月 8日 売り 16950円 大引け 16940円 +10円 +100円 5勝 1敗
7 2016年9月 9日 買い 16875円 大引け 16860円 -15円 +85円 5勝 2敗
8 2016年9月12日 売り 16590円 大引け 16545円 +45円 +130円 6勝 2敗
9 2016年9月13日 売り 16615円 大引け 16595円 +20円 +150円 7勝 2敗
10 2016年9月14日 買い 16550円 大引け 16480円 -70円 +80円 7勝 3敗
11 2016年9月15日 売り 16325円 大引け 16260円 +65円 +145円 8勝 3敗
12 2016年9月16日 売り 16310円 大引け 16345円 -35円 +110円 8勝 4敗
13 2016年9月20日 買い 16365円 大引け 16320円 -45円 +65円 8勝 5敗
14 2016年9月21日 売り 16325円 損切り 16425円 -100円 -35円 8勝 6敗
15 2016年9月21日 買い 16520円 利食い 16655円 +135円 +100円 9勝 6敗
16 2016年9月26日 売り 16560円 利食い 16425円 +135円 +235円 10勝 6敗
17 2016年9月27日 売り 16190円 損切り 16290円 -100円 +135円 10勝 7敗
18 2016年9月27日 買い 16380円 利食い 16515円 +135円 +270円 11勝 7敗
19 2016年9月28日 買い 16435円 大引け 16460円 +25円 +295円 12勝 7敗
20 2016年9月29日 買い 16675円 大引け 16710円 +35円 +330円 13勝 7敗
21 2016年9月30日 売り 16395円 大引け 16390円 +5円 +335円 14勝 7敗



(2016.10. 4) TOPIX 1340P(+9)  日経平均 16735円(+136) 15.6億株 (1兆7528億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -
(2)英FT100 +1.22%
(3)独DAX  -
(4)仏CAC  +0.12%
(5)NYダウ  -0.30%
(6)ナスダック  -0.21%

9月のISM製造業指数は49.4→51.5へアップし、経済失速するのではの懸念が消えました。

普通なら米国株価は上昇するところですが、経済に不安がないとなれば、FRBの年内の金利引き上げを思わねばならずプラス材料にはならなかった。

またドイツ銀株が反落したことから、米国金融株が下落したため、米国は小幅安。長期金利は1.626%(+0.028)へ上昇し、ドル高円安へ。

ロンドンFT100は来年3月にEU離脱が決まったことからポンド安が進み、株価は大きく上昇。


円レートが102円台に乗せたため日経平均は続伸しました。米国景気が失速しそうにないことがわかったので、米国金利は高くなり、ドル高になり、相対的に円は安くなります。

この流れは当分逆転することはないと思われるので、円高による株価下落の可能性は小さくなりました。

日経平均は200日線まであと10円まで上昇してきました。9月初旬に2日間だけ200日線を超えていましたが、このときの円レートは103.5円でした。今回は200日線がだいぶ下降しているので、円が102.5円になれば日経平均は200日線を上回りそうです。

200日線を上回ったからといっても、大勢波動が上昇波動に転換したとはとてもいえませんが、まずは200日線を超えぬことには大勢波動の上昇転換の可能性はありません。明日から上昇波動に向かっての小さな第一歩が生まれるかどうかに注目です。金曜日の雇用統計が+20万人増となれば、一層の円安が進み、先の高値17156円あるいは4月の高値17251円を上回る可能性があります。



(2016.10. 5) TOPIX 1347P(+7)  日経平均 16819円(+83) 17.2億株 (1兆8878億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -
(2)英FT100 +0.13%
(3)独DAX  +1.03%
(4)仏CAC  +1.11%
(5)NYダウ  -0.47%
(6)ナスダック  -0.21%

ドイツ市場はドイツ銀株が落ち着いたため上昇。これを受けて米国も小高く始まったが、金利引き上げを警戒して下落する。

長期金利は1.6691%(+0.065)へ大きく上昇し、ドル高円安が続く。

IMFは最新の経済見通しを発表。際立ったのが米国の成長率で、2016年は1.6%(-0.6)と前回の2.2%から大幅な下方修正です。2017年も2.5%→2.2%へ-0.3ほど下方修正され、IMFは米国経済の成長力は落ちるとみています。

日本は上方修正となりました。2016年は0.3%→0.5%へ+0.2%のアップ。2017年は0.1%→0.6%へと+0.5の大幅な上方修正です。米英欧と中国の2017年のGDP伸び率は2016年より悪化しますが、日本だけが2017年のほうが伸びがよい。とはいっても日本のGDP伸び率の数字は+0.5%とか+0.6%という細かな数字です。ユーロ圏の2016年の+1.7%、2017年の+1.5%に比べると、伸びるとはいってもまあ誤差の範囲内の伸びの数字です。

経済成長ができない国の株式を海外が買い求めることはありません。アベノミクスが始まった2013年から2015年前半までは円安から日本の経済が復活するかもの期待で海外勢が日本株を買いましたが、2015年12月からはこれは幻想だったとして一転売り越しに転じました。昨年12月1日の日経平均は20012円です。10か月経ても20000円どころか18000円まで戻るような様子はありません。

大きな流れは日本の高齢化社会です。労働人口が減れば経済が成長しにくくなることは確かです。それに連動して年金支給額が増えます。社会保障のための負担が増えて現役労働者の賃金は上がりません。それは消費を減退させ、物価は上がるどころかマイナスになってきました。したがっていつまでたっても日本経済は上向かない。

一応日本はGDPでは、米国・中国に次ぐ第3位の位置を占めていますが、実際には米国→中国→EU→日本の4位です。また経済指標は年を追って世界のランキングから滑り落ちています。これらは円安にすれば解決するということはありません。日本の国力をどのようにして向上させていくのか。老齢化社会のマイナスをどのようにしてつくろっていくのか。人口減のなかでどのようにすれば成長できるのか。こういうことに政府が明確に答えられない限り、海外勢は買ってこないと思います。

グラフでは目先の株価は200日線を上抜きました。前回200日線を上に上抜いたときの株価は17034円でしたが、これは先の安値16320円から+700円上昇していました。今回は先の安値は16825円であり、+700円高があるならば今回の上値は17000円を超えるものと思います。



(2016.10. 6) TOPIX 1353P(+6)  日経平均 16899円(+79) 17.0億株 (1兆8673億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -
(2)英FT100 -0.58%
(3)独DAX  -0.32%
(4)仏CAC  -0.29%
(5)NYダウ  +0.62%
(6)ナスダック  +0.50%

米国9月のISM非製造業指数は51.4%→57.1%(予想53.0)と大幅アップし、長期金利は1.706%(+0.015)へ上昇。

WTI原油も49.83ドル(+1.14)と上昇し、米国市場はエネルギー株と金融株が上昇する。

WTIは6連続陽線となり、上昇力は並々ならぬものがあります。8月の小波動のピーク48.75ドルをつけたときは8陽連であったので、前回もそのくらいは上昇が持つものと思います。


海外では103円台半ばまでの円安になっていたので、日経平均は16913円(+94)で寄り付く。その後も上昇を続けたので17000円乗せかと思いましたが、16971円から戻り売りに押されて小陰線となりました。

出来高や売買代金が細く、日中の値幅が93円とあっては、17000円に乗せるには力不足でした。

17000円を奪回するには一層の円高が必要ですが、昨日今日のISM指数を見ると、米国景気は伸びる方向にあり、したがって12月の金利の引き上げがあってもおかしくない状況になっています。

さらに円安が続いて105円台にでもなれば、17251円の高値に迫るでしょう。 17251円を上回れば、中勢波動は上昇波動に転換したとみてよく、そこからは今年になって初めての押し目買いが効くようになります。



(2016.10. 7) TOPIX 1350P(-3)  日経平均 16860円(-39) 15.1億株 (1兆6559億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -
(2)英FT100 -0.47%
(3)独DAX  -0.16%
(4)仏CAC  -0.22%
(5)NYダウ  -0.07%
(6)ナスダック  -0.17%

米国の失業保険新規申請者数は205.8万人と2000年以来の低水準であったことから、9月の雇用統計は高めの数字になるのではないかとの予想が出て、長期金利は1.743%(+0.037)へ上昇する。

ここ1年の長期金利が最も高かったのは2015年11月2日の2.331%ですが、これは2015年12月21日にFOMCが政策金利を0.25%引き上げることを予想したものです。実際に引き上げがあってからは2016年に入っては金利はドンドン低下し、2016年7月5日には1.36%になりました。

この間に1月末まで中国株式が暴落し、2月半ばにはWTI原油が26ドルまで下落し、世界経済が停滞する懸念が強く意識されました。FRBの金利引き上げは拙速に過ぎたわけです。原油安が止まり、中国株式が3月に底をうったらしいっことがわかっても、なお7月まで米国金利が低下したのは、FOMCの判断はあいまいである、このぶんでは2016年9月・11月・12月の引き上げはないだろうとした結果、金利は2012年7月以来の低金利となったのでした。

ところが、WTI原油は昨日6月の50〜51ドルに迫る50.44ドルとなり、2016年4月以来200日線を上回る水準で推移しています。原油価格は26ドルで底を打ち、今後は200日線の41ドルを下限として動くようです。高値は55ドルくらいかと思っています。


日本においては、原油高が進むと物価は幾分かは上昇します。その結果、貿易収支の黒字が減り円安になりますが、これまで海外に投資したリターン(配当や利子)の円換算の金額は増えるために、経常収支は黒字が維持できます。

金融リスクが発生するたびに円高になるのは、経常収支が黒字であることがその根本にあると思いますが、これはしばらくは続きそうです。

WTIが100ドルになるまでは日本の経常収支は黒字歩調と思われるので、基本的に円高の傾向にあると思います。

上図の円レートのグラフを見ると、昨年12月初日以来の円は、小波動のピークは順次切り下がり、ボトムも順次切り下がるという、下降波動の真っただ中にありました。こういう状況では、よほど日本固有のプラス材料がでないと株価は上昇しません。

どうやら過度の円高が収まったの兆候は、@(G)が(F)から切り上がったことです。ついでA2016年中には一度もなかった200日線を3日連続して上回ってきたことです。(5日連続して上回ることが必要)。

まだ先の小波動の高値104.17を上回っていませんが、米国の雇用統計の数字しだいではこれをこれを上抜く可能性は十分にあると思います。



(2016.10.11) TOPIX 1356P(+5)  日経平均 17024円(+164) 16.61億株 (1兆8711億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +1.45%
(2)英FT100 +0.75%
(3)独DAX  +1.27%
(4)仏CAC  +1.06%
(5)NYダウ  +0.49%
(6)ナスダック  +0.75%

と高い。9月の雇用統計は16.7万人→15.6万人とややもの足りない数字になり、失業率も5.0%( -0.1)と悪化したけれど、平均時給は+2.6%と伸びたため米国景気はよいと判断される。

WTI原油は51.35ドルと50ドルに乗り、若干のドル高・円安に動く。これを受けて日経平均は堅調に推移し17000円台に乗せる。ただ多くの銘柄は高寄りしたものの下落し、陰線で終わるものが多かった。

定点観測の9銘柄でいえば今日陰線になったのは、@鹿島、2新日鉄、B住友鉱、Cトヨタ、D三菱UFJ、E野村、の6銘柄です。1/3銘柄が強く、2/3の銘柄は強くはありませんが、日経平均は4日連続で200日線を超えているので、弱い動きではありません。個別の弱い動きの銘柄が足を引っ張るのか、日経平均の堅調さに同調するのか? 3〜4日は強い相場が続きそうですが、今週いっぱいで上昇は終わり調整をするのかな、その後の調整があれば今年唯一の買い場であろうかと思っています。



(2016.10.12) TOPIX 1342P(-12)  日経平均 16840円(-184) 17.1億株 (1兆8761億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +0.56%
(2)英FT100 -0.38%
(3)独DAX  -0.44%
(4)仏CAC  -0.57%
(5)NYダウ  -1.09%
(6)ナスダック  -1.54%

アルコアの7-9月決算が思わしく、業績不安がでて米国株はさげる。しかし長期金利は1.766%(+0.045)と上昇、円は103円台で推移する。

日経平均は今日で5日連続して200日線を上回ったので、200日線を回復したと思いますが、すでに小波動は10日間上昇をし、9日順位相関も+80を超えてきたので、当面の上昇は限度に近づいています。

10月に入って日銀のETF買いは1度もありませんが、8月以来75日線を下抜くことはなかったし、200日線を上回っているので、日銀がシャカリキになってETFを買わなくてもよいのではないか。



(2016.10.13) TOPIX 1342P(-0)  日経平均 16774円(-65) 16.5億株 (1兆8906億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -0.22%
(2)英FT100 -0.66%
(3)独DAX  -0.51%
(4)仏CAC  -0.44%
(5)NYダウ  +0.09%
(6)ナスダック  -0.15%

ISM指数や雇用統計の発表が済むと、一気に世界中が材料不足になりました。7-9月の決算も今のところ思わしくなく、一昨日はアルコア、昨日はエリクソンやシスコシステムズが下落し市場のムードは悪い。

一方FRBの年内の金利引き上げの可能性は70%と市場は予想しているので、長期金利は1.773%(+0.007)と下がらない。これは日本にとっては円安の要因です。104円台半ばまでの円安になっていたところが、中国の輸出が前年比-5.6%になったとかで、1円あまりの円高になって日経平均はマイナスで終わる。

図は日経平均の月足です。18月・36月・48月の平均線が描かれています。株式を買って利益が出る時期は、株価が3本の平均線の上になったときです。逆に買っても利益がでないのは、株価が3本の平均線よりも下になっているときです。日経平均の48月線は現在のところ16009円なので、16000円を割り込むと当分は買える相場ではなくなります。今年に入ってからは48月線を下抜くかどうかの薄氷を踏む状況にあります。


1つの大勢波動は通常は3年間が寿命です。短いときは1年、長い時は5年の上昇または下落をしますが、「大回り3年」といわれるように、多くは3年間の上昇が限界です。

つまり株価が36月線を下回ったときは大勢波動は下降波動に変わったのではないかを警戒せねばなりません。最近は中央銀行の金融政策によって3年で終わらず4年5年の寿命があるをこともありますが、基本は3年です。

したがって個別銘柄においても36月線を下回ったものは買っても利益が出にくい。大勢上昇波動が4年続いたとしても48月線を下回った銘柄は成長力を失っていると思われるので、買いの対象銘柄にはなりません。

定点観測9銘柄を見ると、株価が3線より上位にあるのは、@1812「鹿島」、A6758「ソニー」の2銘柄だけです。


株価が3線より下位にあるのはB新日鉄、C住友鉱、Dトヨタ、E三菱UFJ、F野村です。

最上位と最下位の平均線の中間にあるのがGNTT、Hソフトバンクです。

現時点で押し目買いができるのは@鹿島、Aソニーの2銘柄であり、今度3線を上回ったら買いの銘柄はGNTT、Hソフトバンクしかありません。

2013年・2014年はこの銘柄がよいと思った銘柄の70%は上昇していましたが、現在では10〜20%しか上昇しません。80%は買っては負けるという戦(いくさ)をしています。誰でも利益がでるという夢のような相場は1年前から完全に終わっています。

今は2013年や2014年と違って、株価が上昇するエネルギーはなくなっています。ガス欠状態です。こういう中で株価が上昇する銘柄をチャートから見つけることは難しい。


突然に上昇する銘柄は材料によるものです。あらかじめグラフをみて突飛高をすると判断できるものではありません。

2013年や2014年に株式投資で利益を得た投資家は、慎重に投資をすれば今後も利益がでると思いがちですが、株式投資で得る利益は時代がもたらせるものです。

いくら私は努力しているといっても、そんなことは株価が上がる下がるには無関係な話です。考えておくべきことは、大勢下降波動が終わって、さあ株価が3線を上抜いた。ここでできるだけの利益を上げるぞと決心することです。

多くは2年3年と負けた株式を保有してしまい(塩漬け)、わずかの利益がでたら利食いしてしまいます。利食いしたその後の上昇は何倍も大きいのですが、2年〜3年の間マイナスの評価損を抱えてウツウツしていた投資家にとってはわずかな利益で利益を確定することはヤレヤレの決断です。



(2016.10.14) TOPIX 1347P(+4)  日経平均 16856円(+82) 16.5億株 (1兆9660億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +0.09
(2)英FT100 -0.66%
(3)独DAX  -1.04%
(4)仏CAC  -1.06%
(5)NYダウ  -0.25%
(6)ナスダック  -0.49%

米国長期金利は1.747%(-0.026)と低下するが、円は104円台に戻る。今日の日経平均の値幅は130円ほどで動意のカケラも見えず。特にコメントすることはなし。



(2016.10.17) TOPIX 1352P(+5)  日経平均 16900円(+43) 15.2億株 (1兆6333億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +0.08%
(2)英FT100 +0.51%
(3)独DAX  +1.60%
(4)仏CAC  +1.49%
(5)NYダウ  +0.22%
(6)ナスダック  +0.02%

12月の金利引き上げ予想が高まり、米国長期金利は1.801%(+0.054)へ上昇するが、円安は進まず。

今日の日経平均の値幅は120円ほどで無気力相場が続いています。10月になって立ち合い日数は10日ありましたが、売買代金が2兆円を超えたことは一度もありません。

株価が動かなくなると超低位株で1カイ2ヤリの小幅すくいをする向きが増えます。今日の出来高が多かった銘柄は、「日コークス」91円、「ユニチカ」65円、「キムラタン」7円、「ティアック」39円などで、まともな銘柄には手が伸びていません。困った状況です。



(2016.10.18) TOPIX 1356P(+4)  日経平均 16963円(+63) 15.3億株 (1兆7731億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -0.74%
(2)英FT100 -0.94%
(3)独DAX  -0.73%
(4)仏CAC  -0.46%
(5)NYダウ  -0.29%
(6)ナスダック  -0.27%

発表された経済統計値が思わしくなかったことから、米国長期金利は1.772%(-0.029)へ低下し、若干の円高となる。

今日の日経平均の値幅は前日同様に120円ほどしかなく、出来高も15.3億株と薄い。ただしグラフの形は悪くはありません。

@日経平均は9日連続して200日線を上回っているし、A今日は3陽連となりました。B75日線の水準は16525円、200日線は16650円なのでこのままの株価水準が維持できていれば3〜4日後に75日線が200日線を上回る見込みです。 そうなると4平均線の位置関係は9日線→25日線→75日線→200日線の順になり、順調に株価が上昇しているとしてもよいでしょう。


惜しむらくは出来高・売買代金が細ってしまい株価の動きがノタリノタリとつかみどころがないことです。

現在の東証1部のPERは15.13倍ですが、これは妥当な水準だと思われます。

現在の為替や原油価格からすれば、PERは15倍を中心にして、16倍になれば買われ過ぎ、14倍になれば売られ過ぎだと判断してよいと思っていますが、6月と7月に14倍を割れて以来は15倍を中心にした小幅な動きになりました。

これは日銀がETFを年間6兆円買い入れるとしてからです。ここから株価の動きはダイナミズムを失いました。買い手としては、日経平均が下げたならば日銀の買いが入るので株価の下落リスクは小さいと思っています。よって現在の市場は買いが優勢になっており、グラフは強くみえます。しかし日銀が5兆円・6兆円を使い切ったときに、何事か(世界の信用不安・為替の大変動)が起きたときはどうなるのか? 日銀はETFを買うことはできないので株価の暴落を止めることはできません。

日銀のETF買いはもっと下落が深い時に出動すべきでしょう。例えば前場で-1%下げていたら700億円、-2%まで下げたらまた700億円の買い、-3%まで下げたら700億円の追加買いといった方策を練るべきではないか。-0.2%さげたらすぐに700億円のETF買いが入るなどというのは、株価変動を滑らかにするためだと称して、悍馬を去勢するに等しい。株式市場のありかたをちゃんと考えて欲しいと思います。



(2016.10.19) TOPIX 1357P(+0)  日経平均 16998円(+35) 15.6億株 (1兆6631億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +1.40%
(2)英FT100 +0.76%
(3)独DAX  +1.22%
(4)仏CAC  +1.32%
(5)NYダウ  +0.42%
(6)ナスダック  +0.85%

米国では7-9月の業績が次々に発表されていますが、当然に数字がよい企業と悪い企業がでてきます。昨日は全体的には業績はよいと株式市場は判断したようですが、米国長期金利は1.743%(-0.029)へと続落しました。

債券市場はこの程度の業績アップでは金利は上がらないと判断したわけです。 米国金利が低下したことによって若干の円高となりましたが、日経平均はヨタヨタとしながら上昇し、一時は17000円を回復したものの、そこからはババ抜き状態になって、買い上がる向きはほとんどなかったようです。 今日の日経平均の値幅は前日よりも小さく80円ほどしかなく、どんなの優秀な投資家であっても1日の値動きでの利益はでません。


2016年7月から株価の動きは小さくなり、値幅を取ることはできなくなっていますが、この現象は基本的には株価が52週線を下回っているために起きていると思います。

図の黄色線は52週線です。株価が52週線を割り込んだ(a)の週には、それまでの1年間の買った投資家は押しなべて損失勘定になったということです。(a)は2015年12月18日のことです。この日に2014年12月から買った投資家は損失を抱えました。

そして今日は(a)から45週目になります。(a)から45週間、投資家はドンドン損失を出していきました。今年2016年に買った投資家のほとんどは損失をだしています。

損失がでれば投資は控えめになります。誰もリスクを取ることができず、含み損を抱えたまま「塩漬け」方針に舵を切っています。リスクを取れるのは利益がでているときだけです。損失を抱えていては誰も新規の投資はしません。

図に書いたように2014年12月の(a)から今日までは45週が経過しています。この買い方の負けていく様子は尋常なものではありません。次のような条件表(週足用)を設定して、2000年1月から今日までの、「株価が52週線を連続して何週下回ったのか」の検証をしてみました。


@最も悪かったのは2002年3月8日に52週線を上回ったときです。ネットバブル(ITバブル)は2000年4月に崩壊し、その後95週(約2年に近い)間暴落を続け、10000円の株価が200円になるという有様でした。インターネットによって社会がガラリと変わるという過大な期待感がバブルを作りましたが、多くのIT企業は退場しました。

A2009年6月12日に株価が52週線を上抜きましたが、この間に86週間の停滞期がありました。暴落の開始は2007年8月17日です。サブプライムローンによる信用不安が欧州で発生しました。その後1年ほど株価は下げ続けていましたが、2008年10月にリーマンショックが起き、86週間の下落を続けたわけです。

B2003年6月株価が52週線を上抜きましたが、2002 年6月から52週間(1年間)株価は52週線を下回っていました。いうまでもなくメジャー銀行がつぶれるかもという金融不安を小泉内閣と竹中平蔵金融庁長官がもたらせたものでした。

C今回の52週線を下回るのは45週目に入っています。@ABの下落は、@の過度の変化の期待が外れた、Aの金融バブル崩壊、Bの経済政策の誤り、がもたらせたものでしたが、期待して買っていた分だけ、回復には時間がかかりました。@の95週というのはだいたい2年間、Bの52週は1年間の株価停滞を引き起こしています。

現状ではC位の下落ですが、Bの52週を上回る可能性は十分にあります。この2012年年末から2015年5月までの2年半は「夢マボロシ」であったと思ったほうがよいでしょう。そう簡単には日本経済は復活できません。





(2016.10.20) TOPIX 1370P(+13)  日経平均 17235円(+236) 18.5億株 (2兆 825億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +0.03%
(2)英FT100 +0.31%
(3)独DAX  +0.13%
(4)仏CAC  +1.25%
(5)NYダウ  +0.22%
(6)ナスダック  +0.05%

と小幅高。米国長期金利は1.748%(+0.005)とあまり変わらず。

ナスダックはシスコなどのハイテク産業の業績が思わしくないが、金融株やエネルギー株が堅調であったので下げることはなかった。

WTI原油は51.60ドルで引けましたが、ザラバ高値は51.93ドルがついて、6月9日のザラバ高値51.67ドルを更新。62.58ドルを上回ると需給バランスの悪化による原油安はなくなったといえます。そうなれば原油安による株価下落をもたらせた要因についての関心は薄れます。


本来ならば今日は日経平均を動かすような材料はありませんでした。海外株は小幅高だし、円レートの変化もなかった。

そのため日経平均は前日比変わらずで寄り付きましたが、次図のようの前引けでは+175円高。大引けでは+236円高となりました。10月に入って初めての大陽線です。

一応波動からは5月31日の高値17251円に切迫してきましたが、中勢波動が上昇転換したと認めるには4月26日の17613円を上回らねばなりません。はたして今日の上昇が先の世界経済を見通しによるものかどうかは今後の動きを見る必要がありますが、どうも今日の動きは短期筋の先物買いによって起きたようです。

最大の理由は米国大統領選のTV討論です。クリントンとトランプの討論はこの先の米国をどうするかといった政策から離れたスキャンダル合戦ばかりでアキアキしてしていましたがどうやらクリントン優勢が決まった。これを材料にして海外の短期取引勢が今日の日経先物に手を突っ込んでかき回したという感じです。その証拠に日経先物は+1.12%上昇したが、TOPIX先物は+0.55%しか上昇していません。


8月から当分の間は、日経平均は大きく動くことはないと思われるので、超短期のデイトレのしかたを紹介してきました。

具体的には《YBメーカー》を使った寄引売買のしかたと、《リアル24》Ver.6を使った日経ミニのデイトレです。デイトレで利益が上がる日は、1日の値幅が大きい時です。値幅が小さいなら、どうやっても値幅のサヤを抜くことができず、だいたいが敗退します。

デイトレは逆張りはタブーです。(順張りで買いとなってからの逆張りはよい)。ある程度株価が上昇してから、これは短気のトレンドが変わったとして買いを入れます。ただそこには不明なことがあります。

@短期のトレンドが変わったから、当分(少なくともその日の終値まで)は株価が上昇するのか? これはわかりません。私に聞かれても困ります。だが波動論から言えば、4月26日のザラバ高値17613円を上回るまでは上昇波動に転換したとは確認できないのでそれまでは我慢しなければなりません。



(2016.10.21) TOPIX 1365P(-5)  日経平均 17184円(-50) 18.2億株 (2兆 300億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -0.01%
(2)英FT100 +0.07%
(3)独DAX  +0.52%
(4)仏CAC  +0.44%
(5)NYダウ  -0.22%
(6)ナスダック  -0.09%

WTI原油は50.43ドル(-1.17)と安い。

日経平均は高寄りの後下げて、新高値の陰線となりました。先のボトム16285円から17日間上昇して、今日のザラバ高値17288円まで1000円の上昇をしています。時間や値幅、足型から思うとだいたい小波動のピークとなったのではなかろうか。

小波動のピークらしさのポイントは、@新高値の、A陰線、B25日順位相関が+80以上 の3ポイントでしかありませんが、8月以来の日銀のETF買いという株価維持策がなければC9日順位相関、D投資マインド指数などがポイントを積み上げたはずです。

日銀の株価維持策は従前のチャートの動きを変えています。したがってグラフの読み方を少し変えねばなりません。25日順位相関が+80へ上昇したときはだいたい日経平均1500円〜2000円上昇しています。ところが今回は16285円→171844円へたったの1000円の上昇(終値ベースでは770円)で+80以上になっています。変則的な動きです。



(2016.10.24) TOPIX 1367P(+2)  日経平均 17234円(+49) 14.0億株 (1兆5658億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +0.21%
(2)英FT100 -0.09%
(3)独DAX  +0.09%
(4)仏CAC  -0.09%
(5)NYダウ  -0.09%
(6)ナスダック  +0.30%

海外も動きがなく、総じて小幅安でおわる。米国長期金利は1.738%(-0.023)。

日経平均の今日の値幅は80円と小さく、出来高も薄い。 小波動のピークらしさのポイントは、@新高値の、A陰線、B9日順位相関が+80以上、C25日順位相関が+80以上 と4ポイントになりましたが、まだピークを打ったとはいえません。

例えピークを打っているにしても9月27日のボトム16285円から1000円しか上げていないので、大きな反落があるとも思えず、このまま月末までダラダラと動きそうです。

■■ 近況 ■■

まったく今年の相場はどうかしています。2015年12月1日の20012円から50日後の2月12日の安値14865円まで約5000円の暴落をしてから、だいたい15000円〜17500円の2500円幅の波動の中での動きを8か月も続けています。

小波動の大きさが1000円あれば、短期張りで少しは取れますが、1000円未満となると難しい。それが7月中旬から3か月以上も続いています。小波動の値幅を取ることはできません。ではデイトレで1日に50円〜100円の値幅を狙おうかということになりますが、今日の値幅が80円であったことを思えば、これも不可能です。

相場が動かないのだから、我々がどんなに努力しても無駄です。悪あがきです。むしろ足掻くほどトレードでは負けていきます。じっと時期を待つしかありません。

私は9月19日から吉川英治の「新・平家物語」を読んでいます。16巻あって1巻は約440頁。全体で7000頁という大作です。1日に1巻の1/3を読むとしても読破には約50日かかります。とてもこういう時間を執ることはできないので、通読することは無理だと思っていましたが、このタラタラした相場つきのおかげで、14巻の半分まで読み進めることができました。

今週一杯で16巻を読み、17巻目というべき「随筆 新平家」を読むつもりです。暇になると日ごろできなかったことができて、まんざら悪いことではないなと思っています。



(2016.10.25) TOPIX 1377P(+9)  日経平均 17365円(+130) 17.6億株 (2兆11608億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +1.21%
(2)英FT100 -0.49%
(3)独DAX  +0.47%
(4)仏CAC  +0.31%
(5)NYダウ  +0.43%
(6)ナスダック  +1.00%

米国はマークイットの10月製造業PMIが53.2と良かったので上昇する。米国長期金利は1.771%(+0.033)と上昇し、円安になる。

日経平均は海外株高と円安から高く寄り付いたが、日中の値幅は83円と小さく、日本独自の動きは出ていません。

JR九州が新規上場し、9000万株・2700億円ができているので、これを差し引けば正味の出来高は16.7億株・売買代金は1兆8000億円程度です。さしたるボリュームの増加はありません。

しかしグラフは5月31日の小波動のピーク17251円を上回り、4月25日の17613円に迫ろうとしています。

17251円から6月24日の14952円までの下げは、中勢波動の最後の下げ波動であるので、下落のスタート点の17251円を超えた現在では中勢波動は上昇波動になっていると思われます。

堅く判断するには17613円を上回ってから上昇転換をしたと確認すればよいでしょう。 そのときは株価は200日線を超えているので、より確信が持てます。

今日の小波動のピークらしさのポイントは、@新高値、A9日順位相関が+80以上、B25日順位相関が+80以上 C25日騰落レシオが125以上 の4ポイントです。もう少し上昇の余地があります。ただ一気に17613円を上抜くとは思えないので、17500円くらいで当面の上値目標は達成し、17000円程度まで下げてから再上昇をするのではないかと思います。



(2016.10.26) TOPIX 1382P(+5)  日経平均 17391円(+26) 15.8億株 (1兆8114億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +0.12%
(2)英FT100 +0.45%
(3)独DAX  -0.04%
(4)仏CAC  -0.26%
(5)NYダウ  -0.30%
(6)ナスダック  -0.50%

米国は少し下げる。長期金利は1.759%(-0.012)と少し低下したため若干の円安になる。

日経平均の日中の値幅は95円と相変わらずの小ささですが、後場、日銀がETFを買ったため高値引けで終わる。ただし出来高・売買代金ともに昨日より減少する。

今日の小波動のピークらしさのポイントは、@新高値、A9日順位相関が+80以上、B25日順位相関が+80以上 C25日騰落レシオが125以上 の4ポイントです。明日になればD25日投資マインドが85以上になる可能性があります。

《デンドラ24》の日経平均の上値メドは低いほうから、@17530円→A18013円→B18495円→C19139円となっています。

Aの18013円まで日経平均が上昇するなら、その時点でPERは16倍を超えますから、この上昇波動での18000円台乗せは考えられません。となると@17530円が現実味のある上値メドになります。

17530円をクリアするならば、Eデンドラの上値メドの到達として、ピークらしさのポイントを加点してもよいでしょう。

明日のポイントの加点の可能性は、1)新高値の陰線になる、2)25日投資マインド指数が85以上になる、3)上値メドに達する という3つが控えており、このうちの1つが満足されれば5ポイント、2つが満足されれば6ポイントになります。

小波動のピークらしさのポイントからは、明日・明後日の両日中にピークを打ってもおかしくはありません。その後は5日間下げるのか10日間下げるのかはわかりませんが、次の下げは2016年で最後の買い場になるだろうと思います。



(2016.10.27) TOPIX 1382P(-0)  日経平均 17336円(-55) 17.0億株 (1兆9449億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -0.50%
(2)英FT100 -0.85%
(3)独DAX  -0.44%
(4)仏CAC  -0.14%
(5)NYダウ  +0.17%
(6)ナスダック  -0.63%

WTI原油は49.18ドルと50ドルを割れる。長期金利は1.798%(+0.039)と1.8%乗せを覗う。よって若干の円安に振れる。

日経平均は新高値の陰線にはなりましたが、その陰線の実体幅は10円と小幅なものです。十字足に近い。「新高値の陰線」とは言いづらいので、0.5ポイントとしておきます。

すると今日の小波動のピークらしさのポイントは、@新高値の、A陰線(0.5ポイント)、B9日順位相関が+80以上、C25日順位相関が+80以上 D25日騰落レシオが125以上 の4.5ポイントです。ポイントからは まだ買いが有利ですが、ここ3日間は17400円を超えることに躊躇しているし、9日順位相関は下向きになりました。いつ調整があってもおかしくありません。



(2016.10.28) TOPIX 1392P(+10)  日経平均 17446円(+109) 26.2億株 (3兆1330億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -0.13%
(2)英FT100 +0.41%
(3)独DAX  +0.07%
(4)仏CAC  -0.02%
(5)NYダウ  -0.16%
(6)ナスダック  -0.65%

米国長期金利は1.859%(+0.061)と4月18以来の高水準になる。もっとも昨年の年末は2.2%の水準であったので驚くような高金利ではありませんが、その時は日米の金利差の大きさから円は120円をつけていました。

米国金利がこのまま2%台に乗せるとは思われず、したがって円レートが110円になるとも思いませんが、多くの企業が107円と想定している現状では105円の円レートが定着するならば輸出企業の業績の悪化がかなり食い止められます。日経平均は+109円の上昇をしました。

今日はTOPIXの浮動株比率の見直しがされるので、TOPIXに連動するパッシブ運用のファンドのリバランスが行われ、出来高は26.2億株、売買代金は3兆1000億円と急にボリュームアップとなりましたが、実需の買いは少なかったようで、日中の値幅は55円と実に小幅な動きでした。

今日の小波動のピークらしさのポイントは昨日と同じで、@新高値の、A陰線(0.5ポイント)、B9日順位相関が+80以上、C25日順位相関が+80以上 D25日騰落レシオが125以上 の4.5ポイントです。ポイントからはまだ買いが有利です。現在のグラフは4平均線が順に、株価→9日線→25日線→75日線→200日線の順な位置関係にあり、株価の上昇は絶好調です。しかし絶好調が絶不調の素を生み出します。昨日今日の陰線(極めて小幅な陰線だが)と日中の値幅を見ると株価は上昇することに足掻いているように思われます。



(2016.10.31) TOPIX 1393P(+0)  日経平均 17425円(-21) 22.4億株 (2兆3298億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -0.26%
(2)英FT100 +0.14%
(3)独DAX  -0.19%
(4)仏CAC  +0.33%
(5)NYダウ  -0.05%
(6)ナスダック  -0.50%

米国長期金利は1.851%(-0.008)、円レートは104.90円。

米国の7-9月GDPは+2.9%でよい数字でしたが、株価は上昇せず。ナスダックは2日連続して75日線を下回り、株価上昇に陰りがでてきました。

日経平均の小波動のピークらしさが6ポイントになれば調整入りとなるだろうと思っていますが、今日はまだ4.5ポイントで、なかなか楽観人気にならないし、株価が下げれば今日のように日銀の707億円のETF買いが入るので、今日の下げは-21円安と小幅でした。



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