日経平均をどう見たか・判断したか (2016年 8月)

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(2016. 8. 1) TOPIX 1321(-0)  日経平均 16635円(+66) 24.0億株 (2兆4867億円)


週末の海外株は

(1)中国上海 -0.50%
(2)英FT100 +0.05%
(3)独DAX  +0.61%
(4)仏CAC  +0.44%
(5)NYダウ  -0.13%
(6)ナスダック  +0.14%

米国4-6月のGDPは+1.2%(予想は+2.5%)とさえなかった。1-3月期のGDPは+1.10%→+0.8%へ下方修正されて米国経済はそう順調ではないことが分かりました。

これによって米国金利は1.456%(-0.054)へと低下しドル安に振れる。今日の円は101.96円までの円高となったが、日経平均は案外に強調で、小幅高で終わる。

この背景には日銀が年間に6兆円のETFを買い入れると決定したことがあります。従来の3.3兆円の買い入れではだいたい年に100回くらいのETF買いをしてきました。今年2016年には、1月は8回、2月は7回、3月は2回、4月は9回、5月は6回、6月は12回、7月は8回です。 EFT買い入れの目安は、前引けでTOPIXがマイナスになっているとき、後場に買いを入れるというものですが、今度買い入れ額がほぼ2倍になったことで、どのような目安になるのか? 

買い入れ額をこれまでのように1回につき3300〜3500億円とするならば、買い入れの回数を2倍に増やさなければなりません。この場合は「TOPIXが前場でマイナスになっている」という目安では買い入れる機会が増えません。なにしろ立ち合い日数が年に240日〜250日しかないのに、日銀は180日から200日、ETFを買わねばならない。ほぼ毎日ETFを買うことになります。

そうではなく1回の買い入れ額を従来の2倍の6600億円〜7000億円にするならば、ロットが大きすぎます。海外勢が1か年に2兆円の買い越しをしたときは日経平均は目に見えて上昇します。日銀は年間6兆円、月当たり5000億円のETF買い(売りはしない)をするのだから、巨大な恒常的な買い手が控えるわけです。株価が下がれば、今後の相場感には関係なくETF買いが入るのです。これが日経平均を下支えすることは間違いありません。

ウーン。将来の日本経済を予想することなく、とにかく日経平均が下落すれば日銀がこれを買い支えるという図式がはたして正しいのかどうか。相場の必勝法はあります。損失がでても、これに懲りずに買い増しをすることです。通常は損失がでればその分だけ買い増しをすることはできなくなり、買い増しができなくなった時点で負けてしまします。しかし資金が無限にあれば永久に負けることはありません。この立場にあるのが日銀です。

日銀は金に困れば「日本銀行券」を印刷すればよい。毎年6兆円のETF買いをして、毎年1兆円ずつの損失を出してもへっちゃらです。来年も6兆円のETF買いをすればよい。そのうち実体経済が立ち直って、ETFの評価利益は巨大なものになります。日銀は株式相場では決して負けない投資家です。

ただ日経平均株価がいつまでたっても上昇しなければ、日銀のETF買い入れによる損失が膨らむので、当然に「円」の信頼は薄れます。日銀はフリーハンドのETF買いをもっているわけではありません。



(2016. 8. 2) TOPIX 1300(-21)  日経平均 16391円(-244) 19.7億株 (2兆 807億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -0.87%
(2)英FT100 -0.45%
(3)独DAX  -0.07%
(4)仏CAC  -0.69%
(5)NYダウ  -0.15%
(6)ナスダック  +0.43%

ナスダックを除いて小幅に下落する。WTI原油価格は一時39.82ドルまで下落し、200日線を下回る。平均線も上から75日→25日→9日線となって順調に下落しています。

ただ9日順位相関と25日順位相関がともに-80以下になっているので、近々75日線までの反発はありそうです。

ここでの原油安はさほど世界経済に響くということはないけれど、日本にとっては、円高と原油安によって物価が上昇する環境にはありません。物価安はアベノミクス以前の水準に戻りました。デフレからの脱却はどんどん難しくなってきています。

日本の経済はアベノミクス以前に戻ったという感じです。物価安を克服するぞ、そのためには過去になかった金融政策を実施するぞ、 物価安を克服するぞ、そのためには過去になかった金融政策を実施するのだ。

これによって、@貸し出しが増えて企業の設備投資が増加する、A不動産投資が増えて賃貸料が上昇する、B株式投資投資が活発になり消費を増加させる、C民間消費が増えて物価が上がり気味になる、ということをもくろみましたが、うまくいかなかった。


うまくいっていないのは日本だけではありません。欧州も米国も中国も経済政策には頭を悩ませています。

株価は日本の将来に光明がみえれば株価が上昇するし、将来を悲観すれば下落します。

今は日本の将来に期待するものがない。よって株式を保有しておくことは危ない。皆がそう思えば株式は下落します。

政府の28兆円といわれる経済対策の内容は、スカスカであり、国民が望んでいないことで帳尻を合わせようとしているのではないか? 



(2016. 8. 3) TOPIX 1271(-28)  日経平均 16083円(-308) 22.4億株 (2兆4585億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +0.61%
(2)英FT100 -0.75%
(3)独DAX  -1.80%
(4)仏CAC  -1.84%
(5)NYダウ  -0.49%
(6)ナスダック  -0.90%

欧州の銀行株が大幅安となり、米国や日本の金融株も下落する。WTI原油価格も39.51ドルで終り、円高が進む。

マイナス材料ばかりが出て、日経平均は続落する。今日は日銀の6兆円のETF買いがどのようなルールと規模でなされるのかが、市場の注目するところでした。昨日も今日もTOPIXの前引けはマイナスであったので、日銀がETFを買いましたが、問題はその買い入れ額でした。

昨日は347億円の買いで、これは年間3.3兆円の買い入れのときと同じ金額でした。今日はどうかとみると今日も347億円の買いです。3.3兆円→6兆円の増加は、@買い入れする回数を増やすか、A買い入れ額を2倍近くに増やすしかありません。あるいは@Aを折衷してB回数と買い入れ額をそれぞれ5割増やすかです。 今日の買い入れ額が347億円であったことを見ると、どうやら日銀は@買い入れ回数を増やす という方針のようです。

すると、TOPIXが前引けでマイナスになった日だけに買いを入れていては6兆円の買い入れはできません。TOPIXが前引けで+5ポイント以下なら買いというふうに改めねばなりません。これまでのETF買いはTOPIXの下落を下支えするのが目的でしたから、下がった日にしか買いませんでした。つまり逆張りの買いです。しかし今後はTOPIXが上がっている日でも買うことがありうるわけで、これは順張りの買いです。

逆張りの買いでは日経平均を上昇させる力はわずかなものですが、順張りの買いをするなら日経平均は市場の買い以上に上昇します。海外勢の買い越しの月は株価が上昇するのと同じです。株価が上昇したから買わないということでは株価は上昇しません。TOPIXが少々高くなってもETF買いをするということであれば、日経平均は大いに上昇するでしょう。

ただ日銀が物価を上げるために、株価を上げるのであれば、日経平均は少なくとも20000円の水準にまで戻さねばなりません。この水準まで日経平均を上昇させるには、日銀が1年間で10兆円以上のETF買いをし、それもTOPIXが上昇した日に買うという順張りの態度をとらねばなりません。このリスクを日銀がとることができるのか、また世界から中央銀行による相場操縦とも言われかねない。そこから日銀の信用は次第にハゲ落ちていく可能性もあります。今回決まったETFの買い入れ6兆円(月間5000億円)は日銀にとってはかなり問題をはらんだ決断です。



(2016. 8. 4) TOPIX 1282(+11)  日経平均 16254円(+171) 22.7億株 (2兆4633億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +0.24%
(2)英FT100 -0.17%
(3)独DAX  -0.26%
(4)仏CAC  -0.16%
(5)NYダウ  +0.23%
(6)ナスダック  +0.43%

明日の金曜日(日本では8月7日にわかる)の米国雇用統計の発表を前にして、小動きとなる。ADP調査の7月雇用は+17.9(予想は+17.0)とまずまずの数字でした。

ISM非製造業指数は56.5→55.5へやや低下するが、50.0を超えているので市場には響かず。WTI原油が40.83ドルと40ドルを回復したので米国株価はやや上昇しました。

前場のTOPIXは-3P安で終わったので、後場に日銀はどの規模で買い入れるのかが注目されましたが、今日は707億円の買い入れをしました。昨日の357億円の買い入れからほぼ倍増です。 昨日は、日銀は買い入れの回数を増やすのかと思いましたが、700億円に倍増させるようです。となると買い入れの方針は、「前場でTOPIXがマイナスのときに買い入れる」という逆張りをするようです。逆張りであっても700億円の買いが入るのはインパクトがあります。

例えば今日の売買代金トップの銘柄は1570「日経レバ」で、1500億円でした。始値10360円・終値10480円、前日比+220円です。売買代金が1500億円ということは売りが1500億円あり、買いが1500億円あったということです。もし仮に日銀が1570「日経レバ」を買うならば、買いは+700億円の増加になります。これを吸収する700億円の売りが出るには「日経レバ」は+100円〜200円の上昇をするのを待たねばなりません。700億円の買い入れは株価にはかなりの影響力をもちます。


3月30日に発売した《リアル24》Ver.6の発売後の成績の検証の結果、「大丈夫だろう」ということで打ち切りました。4月から今日までの成績は
  1. トレード数 132回
  2. 累計利益  2315円
  3. 平均利益  17.5円
  4. 勝率    56.8%
になります。2016年は海外勢が総引き揚げをして、相場らしい相場はなく、日経平均は下げ続けるという中で2300円の利益を出したことはすごいことです。

今年はデイトレ用のソフトを相次いで発売しました。《リアル24》Ver.6による5分足の成績は実に素晴らしい。だがこの果実を手にするには8:45〜15:15までの日経平均(あるいは日経ミニ)のチャートを描かせておかねばなりません。これができるのは仕事をリタイアした人だけです。現役の人はこういうことはできません。

そこで次善のトレードのしかたは「寄引売買」になります。日足ベースで 明日が陰線になるのか陽線になるのかを判断して、8:00から8:45の間に仕掛けの注文(成り行き)を出しておき、当然に約定するので、15:15分に大引け決済の注文をだしておく。ザラバでは仕掛けた玉はいじらない。

これによって現役の方でも「寄引売買」というデイトレが可能になりますが、ザラバで利食い・損切り・ドテン仕掛けをすることができないので、リスクは大きくなります。大損をするリスクを回避するには「始値で約定したら、ザラバで-500円の損失になったときは損切りする」というルールを入れておけば無暗な損失はでません。

さて《YBメーカー》を発売したのは6月21日です。その後のYBメーカーが作成した(2015年)条件表が出した売買マークがどのような結果をもたらせたのかをまとめると、次のようになります。

日経先物、(拡張6)No.179「N統合(2015年)BS共」
No. 年月日 仕掛け 始値 終値 株価 累計損益 勝敗
1 2016年6月22日 売り 16050円 15990円 +60円 +60円 1勝 0敗
2 2016年6月29日 売り 15520円 15570円 -50円 +10円 1勝 1敗
3 2016年6月30日 売り 15750円 15510円 +240円 +250円 2勝 1敗
4 2016年7月 4日 買い 15550円 15760円 +210円 +460円 3勝 1敗
5 2016年7月 7日 買い 15340円 15260円 -80円 +380円 3勝 2敗
6 2016年7月 8日 買い 15300円 15120円 -180円 +200円 3勝 3敗
7 2016年7月11日 買い 15450円 15710円 +260円 +460円 4勝 3敗
8 2016年7月13日 売り 16440円 16230円 +210円 +670円 5勝 3敗
9 2016年7月19日 売り 16640円 16720円 -80円 +590円 5勝 4敗
10 2016年7月20日 売り 16600円 16690円 -90円 +500円 5勝 5敗
11 2016年7月21日 売り 16820円 16810円 +10円 +510円 6勝 5敗
12 2016年7月27日 買い 16580円 15710円 +130円 +640円 7勝 5敗
13 2016年8月 2日 売り 16410円 16340円 +70円 +710円 8勝 5敗
14 2016年8月 4日 買い 16110円 16190円 +80円 +790円 9勝 5敗

6月22日から今日までの成績は
  1. トレード数  14回
  2. 累計利益  790円
  3. 平均利益  56.4円
  4. 勝率      56.8%
になります。2016年になって恒常的に利益をだしてきたのは、@《リアル24》Ver.6 とA《YBメーカー》 Ver.1だけなのです。



(2016. 8. 5) TOPIX 1279(-3)  日経平均 16254円(-0) 18.8億株 (2兆1988億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +0.13%
(2)英FT100 +1.59%
(3)独DAX  +0.57%
(4)仏CAC  +0.57%
(5)NYダウ  -0.02%
(6)ナスダック  +0.13%

英国の中銀であるイングランド銀行は政策金利を0.5%→0.25%へ引き下げ、同時に量的緩和も再開すると発表。これを受けてFT100は上昇したが上昇率は+1.59%と大きくはなかった。

英国のEU離脱が決まってから、英国の消費は縮み、設備投資も減っているようで、離脱によるマイナスが早くも出てきました。

英国経済が停滞すれば、欧州も影響を受けます。従って独仏の株価上昇率は0.57%と小さかったし、米国にいたってはまったく影響を受けていません。WTI原油は9日順位相関と25日順位相関がともに-80以下まで下落していたので、チャート面からは当面上昇してよい。当面は25日線の44ドルまで反発がありそうです。

米国の7月雇用統計は今夜発表されますが、この2か月は数字が極端から極端に変わっています。1)5月は予想では+15.5万人でしたが、+3.8万人とビックリする数字でした(のちに+1.1万人へとさらに下方修正された)。2)6月は予想が+18.0万人でしたが+28.7万人とこれまたビックリの数字になりました。これほど数字がブレれば、雇用統計の数字の信頼性が薄れます。はたして7月の数字はどうなるのか? 7月も+20万人を超えるようだと、年内の利上げの可能性がでてきます。+15万人以下だと相場は何の評価もしません。


前場のTOPIXは+1 P高であったので、日銀のETFの買い入れはなし。やはりTOPIXが前場でマイナスになったときに、買うという逆張りの方針を継続するらしい。

昨日の日銀の707億円のETF買いによって、株価は大きく下がることはなさそうだという安心感と、英国の金融緩和でグローバルなマネーがだぶつくという期待から日経平均は小高く寄り付く。

しかし円は一時100円台への円高となったため、上昇できず。週末であることと米国雇用統計発表の2つのリスクを回避するために持ち高調整の売りによって、わずかにマイナスで終わる。

日経平均の大勢波動は、日足ベースでは2015年8月24日(終値18540円)から下降波動に転換したと思っています。慎重に判断しても2016年1月20日(終値16416円)に下降波動に入っています。以来日経平均は6か月間200日線を割り込んだままです。

月足ベースでは大勢下降波動に転じるには48月線を下回ることが必要ですが、6月にザラバで48月線を下回り、翌7月も下回っています。8月末の終値で48月線を下回れば、ピーク(2015年6月)から2〜3年の下降相場になります。もし3年間の下げになるのであれば、2018年6月までは大勢上昇波動にはなりません。


これから約2年間は「小さな上昇・大きな下落」となることを覚悟しておく必要があります。そうなれば、買いで利益することはナカナカ難しい。

株式を持てば持つほど損失になり、買えば買うほど損切りをせねばなくなります。個人投資家が好む @株式買いの、A長期(1〜2年間)の株式投資では利益はでません。

かくして、B個人投資家が市場を去る結果、株式市場の取り組みが薄くなり、一部の目先筋の売買によって今日は売り・明日は買いというランダムな株価変動になるので、Cますますもって個人投資家は離れます。悪循環です。

今年の相場についてついていえば、いつも掲げる大和証券の月間パフォーマンスの表が参考になります。これによれば7月〜10月の4か月間の騰落率はマイナスです。8月は-0.9%のマイナス、9月は-1.1%のマイナス、10月は-0.6%のマイナスです。まず10月までは買うチャンスはありません。買うのは11月になってからです。

つまり2016年は1月〜10月までは買うチャンスはないし、無かった。ようやく11月からが買うチャンスになるかもということです。今の状況では1〜3か月の中期の投資はできないし、ましてや1年を超える長期投資はできない。できるのはデイトレのようにローリスク・ローリターンの投資しかないというのが、今年になって思っていることです。



(2016. 8. 8) TOPIX 1305(+25)  日経平均 16650円(+396) 21.1億株 (2兆2593億円)


週末の海外株は

(1)中国上海 -0.19%
(2)英FT100 +0.79%
(3)独DAX  +1.36%
(4)仏CAC  +1.49%
(5)NYダウ  +1.04%
(6)ナスダック  +1.06%

7月の米雇用統計は+25.5万人増(予想は+108.0万人)と良い数字がでました。6月も28.7万人→29.2万人へ上方修正。

強い雇用統計値を受け、米国長期金利は1.593%(+0.087)へ上昇。このため約1円の円安となり、日経平均は+396円と大幅上昇となる。

この背景には日銀の6兆円のEFT買いがあるので大きく下落することはないという安心感があります。

大きく下がる可能性は小さくなりましたが、大きく上がる可能性もありません。今年になって海外勢は1・2・3月に5兆円の売り越しをしました。このときの日経平均は19033円→14865円(ザラバ安値)へ4200円の下落です。4月は8600億円の買い越しとなって約600円の上昇。5・6月は6000億円の売り越しで約1100円の下落です。

海外勢が1兆円の売り越しになると日経平均は1000円くらい下落します。月間で1兆円を超える買いあるいは売り主体があると、日経平均について600円〜1000円の変動要因になります。日銀のETF買い入れ額が年間で6兆円というのは、1か月当たり5000億円の買い入れです。日銀の日経平均に対する影響力は月に500〜1000円はあると思われます。

海外勢が日本株を見限ってしまい、日本株を買う主体は日銀に絞られてしまった感があります。日銀は孤軍奮闘をしているわけですが、日本株に期待をもたらせる政策がでなくては何ともなりません。海外勢が魅力を感じるようなビジョンを出すことができなければ、日経平均が200日線を上抜き、大勢上昇波動に転換することは難しい。



(2016. 8. 9) TOPIX 1317P(+11)  日経平均 16764円(+114) 18.9億株 (2兆2254億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +0.93%
(2)英FT100 -0.23%
(3)独DAX  +0.63%
(4)仏CAC  +0.11%
(5)NYダウ  -0.08%
(6)ナスダック  -0.15%

米国株価は雇用統計の数字を100%織り込んでしまったようです。長期金利は1.599%と少し上昇し、若干のドル高となる。

WTI原油は25日線近くまで戻り、さあ25日線を超えて75日線まで戻るのかどうかというところ。

基本的には米国株価とWTIは連動するものと思っていますが2014年からは原油の需給バランスが崩れてしまい、今のところはNYダウは新高値を更新しているが、WTIはようやく上昇トレンドになったところです。そう連動はしていませんが、WTI価格が上昇することは株式市場にプラスの影響を与えます。


日経平均は日銀の巨額のETF買い入れが決まったことで下値不安がなくなりました。日経平均が-1000円下がる局面でも-500円安で終わる。-2000円下がる局面でも-1000円安でとどまる、ということになると、日銀に逆らって売ろうという勢力はなかなか出てきません。

しかし日銀のETF買いは「買い支え」としての役割でしかありません。過去(1990年代)にも公的資金で日経平均を買い支える「PKO(プライスキーピンクオペレーション )」がありましたが、株価を支えることはできなかった。

ところが2014年11月にはGPIFの資産構成を国内株式25%、海外株式25%に変更することによって、新たな巨大な買い勢力が生まれたため、2015年の20952円までの上昇ができました。2014年のGPIFの収益は15.3兆円(+12.2%)となりました。巨大資金で株価を釣り上げて評価益は膨らんだけれど、その後の株価が低迷すれば、評価益はハゲ落ちます。2015年は-5.3兆円の損失です。

誰かが株式を買えば株式は上昇するに決まっています。しかしその株価が買ったときの水準を維持できるのか、さらなる株高になるのか、あるいは尻つぼみになるのかは、最終的には日本経済がどうなるのかで決まります。将来の日本経済をどのようにするのかのビジョンによって、日経平均が200日線を超えて20000円台に乗せるかそうかが決まると思いますが、どうもそのビジョンはカスミがかかっていて鮮明でない。 アベノミクスは限界の瀬戸際に来ています。



(2016. 8.10) TOPIX 1314P(-2)  日経平均 16735円(-29) 17.0億株 (2兆 906億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +0.71%
(2)英FT100 +0.62%
(3)独DAX  +2.50%
(4)仏CAC  +1.19%
(5)NYダウ  +0.02%
(6)ナスダック  +0.24%

欧州は上昇したが、米国株価はわずかに高い。米国長期金利は1.551%(-0.048)と低下し、ドル安円高となる。

円は海外で101円台の円高になったため、日経平均は-65円安で寄り付いたものの-107円安までが限界で、その後は+57円まで上昇し、-29円安で終わる。

これまでなら、円レートが1円上昇すれば日経平均は200〜300円の下落をするというのが当たり前でした。今日は1円の円高にもかかわらず、-29円安という小幅な下げで終りました。円高のマイナスを補うプラス要因があったからです。それが日銀の6兆円のETF買い(株式買いと同じこと)です。


今相場に最も大きな影響を与えているのは日銀の年間6兆円という途方もない日銀のETF買いです。

これまでであれば今日の日経平均は-200円くらい安くなったはずですが、現実には-29円しか下落しなかった。

《YBメーカー》の(2015年)によれば今日は「売り」でしたが、結果は16660円売り→16770円決済で-110円のマイナスになりました。

《リアル24》Ver.6の5分足によるデイトレは11:30に買いマークを出しました。次の足の始値16700円の指値で買って、15:15の16770円で決済したならば+70円の利益です。

《YBメーカー》の-110円とは違います。この差は@YBメーカーは前日までの株価を見て、売り買いを決めているが、A前場終値のTOPIXがマイナスのとき日銀は後場でETFを707兆円買うという点です。これが値段の付き具合を変えています。



(2016. 8.12) TOPIX 1323P(+8)  日経平均 16919円(+184) 17.7億株 (2兆1364億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -0.53%
(2)英FT100 +0.70%
(3)独DAX  +0.86%
(4)仏CAC  +1.17%
(5)NYダウ  +0.64%
(6)ナスダック  +0.46%

と高い。米国はNYダウ・SP500・ナスダックが同時に史上最高値を更新する。ただ上昇幅は小幅であり、米国が楽観人気に傾いているわけではありません。

米国長期金利は1.564%(+0.053)と上昇し、ドル高円安となる。

円は海外で少し円安になったため、日経平均は+142円高で寄り付いたものの週末とあって手仕舞いの売りがでやすく、そこからの上昇は限られ、+184円高で終わる。8月限オプション・日経ミニのSQでしたが、出来高は2兆1964億円と増えず、低調なボリュームで終わりました。

日経平均こそはSQによって高く引けたがTOPXは+8P高と大した上昇ではなかった。まあ一部の短期売買をする勢力によって作られた値動きであり、とても日経平均やTOPIXが上昇トレンドになったとは思われません。



(2016. 8.15) TOPIX 1316P(-6)  日経平均 16869円(-50) 12.4億株 (1兆5701億円)


週末の海外株は

(1)中国上海 +1.60%
(2)英FT100 +0.02%
(3)独DAX  -0.27%
(4)仏CAC  -0.08%
(5)NYダウ  -0.20%
(6)ナスダック  +0.09%

と小動き。米国の7月小売売上高は0.0%と横ばい。予想は-0.4%の伸びだったので、期待外れ。

米国長期金利は1.519%(-0.045)と低下し、ドル安・円高となる。

TOPIXは前場-2P安、日経平均は+0円高で終わっていたが日銀のETF買いはなかった。



(2016. 8.16) TOPIX 1298P(-18)  日経平均 16596円(-273) 16.1億株 (1兆9787億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +2.44%
(2)英FT100 +0.36%
(3)独DAX  +0.24%
(4)仏CAC  -0.05%
(5)NYダウ  +0.32%
(6)ナスダック  +0.56%

と小高く、NYダウ・SP500・ナスダックは揃い踏みで史上最高値を更新する。

ナスダックは9日と25日の順位相関が+80を超え、楽観人気になっていますが、いずれ急落するものと思います。

WTIはさすがに8月初めに9日・25日順位相関が-80以下になっていたので反動高が強く、75日線に接近する。昨日で3陽連の足は強く、48.0ドル近辺まで反発しそう。

今年3月末に発売した《リアル24》Ver.6は、私の日経先物のデイトレシステムが完成したものといってよいでしょう。 日経先物が夕場取引を始めたのは2007年のことです。ここでは16:30〜19:00の2時間半が追加され、2008年には16:30〜20:00まで延長。2010年には16:30〜23:00まで延長。その後夜間の立ち合いは無制限に延ばされ、2016年は16:30〜明け方5;300まで延長しました。しかも9:00の取引開始は8:45に先送りされました。

だが日経現物と日経先物が互いに影響しあって株式の値段を決めるというのが正しいのです。大阪取引所はこれを無視して8:45分と9;00分の立ち合い時間をずらせています。8:45〜9:00 までの出来高は薄く、今のところ害あって益なしという状況です。自分の都合のよいことだけを進めており、その根性は卑しい。


《リアル24》Ver.6はそれまでの《リアル24》とはまったく姿を変えました。その第一はX分足の整備です。今から10年前の2007年当時のデータは貧弱でした。データに再現性があるのかどうかを疑いつつも、一応は条件表を設定しました。

だがデータが高々5〜7年しかないというのは決定的な弱みを含んでいました。

2007年に設定した条件表は思わしくなかった。やはりデータは10年分はほしい。10年分のデータで最適な条件表を作るべきである。

ようやく10年を超えるデータが揃って《カナル24》Ver.6で条件表をを設定することができました次にやったことは運用のしかたです。簡単に仕掛け・利食い・損切りができなければなりません。例えば右図のように」「環境」→「売買マークの音の設定」をクリックすれば、売買マークが出てから5分間は(5分足の場合)音がピンポンカンコンと知らせます。(取引予定値を「表示する」としてください)


(a)で売りマークが出ていますが、5分間は売りマークが出たり引っ込んだりです。最終的には(b)の始値が確定したときが、売り仕掛けのタイミングです。

実際には(b)の始値は17690円となりました。ここで16790円の売り指値の注文をだします。その後20 分後には16830円の値段がついているので17690円の売りは余裕で約定します。

このとき、(a)仕掛けは16790円、利食いは16555円、損切りは16895円と表示されるので、この値段で利食いしたり、損切りしたり、大引けで決済すればよいのです。何も難しいことはありません。以下に8月に入ってからの《リアル24》Ver.6の成績を掲げます。

2016年8月のトレードの成績 ・ 《リアル24》Ver.6

日経ミニ、(拡張7)No.65「GP 新値突破」、(ギャップ調整)
No. 年月日 仕掛 株価 決済 株価 損益 累計損益 勝敗
1 2016年8月 1日 買い 16360円 利食い 16495円 +135円 +135円 1勝 0敗
2 2016年8月 1日 買い 16545円 大引け 16585円 +40円 +175円 2勝 0敗
3 2016年8月 2日 売り 16405円 大引け 16345円 +60円 +235円 3勝 0敗
4 2016年8月 3日 買い 16250円 損切り 16150円 -100円 +135円 3勝 1敗
5 2016年8月 3日 売り 16110円 大引け 16030円 +80円 +215円 4勝 1敗
6 2016年8月 4日 売り 16080円 利食い 15950円 +130円 +345円 5勝 1敗
7 2016年8月 4日 買い 16170円 大引け 16190円 +20円 +365円 6勝 1敗
8 2016年8月 5日 買い 16315円 損切り 16215円 -105円 +260円 6勝 2敗
9 2016年8月 8日 買い 16575円 大引け 16605円 +30円 +290円 7勝 2敗
10 2016年8月 9日 買い 16665円 大引け 16730円 +65円 +355円 8勝 2敗
11 2016年8月10日 買い 16700円 大引け 16770円 +70円 +425円 9勝 2敗
12 2016年8月12日 買い 16875円 大引け 16915円 +40円 +465円 10勝 2敗
13 2016年8月15日 買い 16855円 大引け 16870円 +15円 +480円 11勝 2敗
14 2016年8月16日 売り 16790円 利食い 16655円 +135円 +615円 12勝 2敗
15 2016年8月16日 売り 16620円 大引け 16600円 +20円 +635円 13勝 2敗




(2016. 8.17) TOPIX 1311P(+12)  日経平均 16745円(+149) 17.5億株 (2兆 728億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -0.49%
(2)英FT100 -0.68%
(3)独DAX  -0.58%
(4)仏CAC  -0.83%
(5)NYダウ  -0.45%
(6)ナスダック  -0.66%

と安い。円は一時99円まで上昇したが、その後日本政府の口出しがあったため101円台まで下落したので、日経平均は+149円高で終わる。

ただ欧米の楽観人気は限界に近いと思われます。これ以上の上昇はあまり期待していません。欧米が下落すれば日本株も下落します。

昨年12月の初めに日経平均は景気判断の基本である200日線を割り込みました。その後9か月間200日線を下回り続けています。こういう時期は株式は買いでは取れません。やればやるほど損を出す。しかたがないので、《YBメーカー》による寄引売買とか《リアル24》Ver.6によるデイトレで細かく稼ぐしかありません。株式投資で稼げるのは株価が200日線を上回っているときです。


■■ 近況 ■■

今年の夏はヘタリ気味です。仕事の意欲がわかない。食欲がない。夏バテかと思っていますが、朝6:00に起きて海外株のデータを入力しHPにアップした途端にやる気を失う。それでも読書することは大した負担ではないので、1時間読んで、目が疲れたら目をつぶっているといつのまにか眠っている。30分ほどたって目が覚めるとまた続きを読むという毎日です。

テクテク(同行二人)の次回の散策地は京都の金戒光明寺と決めたのは昨年のことでした。だが京都の冬は寒いし、夏は蒸し暑い。春に訪れるのが一番よかったのだけれど、《リアル24》Ver.6を手掛けていたのでできませんでした。次に《YBメーカー》に着手したので7月一杯はテクテクに出かけることもできず8月に入りましたが、ここで体調が崩れました。

寝転んで本ばかりを読んでいるので、もともとは会津の松平容保(かたもり)が京都守護職にあった時期の京都をしのびたいという希望でしたが、どんどん手が広がって、結局次の本を読んでしまいました。
  1. 街道をゆく33(白河・会津のみち)司馬遼太郎
  2. 王城の護衛者 司馬遼太郎
  3. 最後の将軍   司馬遼太郎
  4. 新選組始末記  子母澤寛
  5. 新選組遺聞   子母澤寛
  6. 新選組物語   子母澤寛
  7. 燃えよ剣(上下) 司馬遼太郎
  8. 幕末        司馬遼太郎
  9. 人斬以蔵     司馬遼太郎
  10. 世に棲む日日(1〜4) 司馬遼太郎
  11. 父子鷹(上下)  子母澤寛
  12. 氷川清話     勝海舟(江藤淳監修)
半月で読める量ではないけれど、夏バテのおかげで幕末のおおよそが分かったのは収穫でした。ただ手を広げ過ぎたので、松平容保の基地であった金戒光明寺を訪れるだけでは済まなくなったようです。京都にはこれから3〜4回は行かねば収まらないなという感じです。



(2016. 8.18) TOPIX 1290P(-20)  日経平均 16486円(-259) 18.7億株 (2兆1485億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -0.02%
(2)英FT100 -0.50%
(3)独DAX  -1.30%
(4)仏CAC  -0.92%
(5)NYダウ  +0.12%
(6)ナスダック  +0.03%

と安い。円は一時99円台へ上昇。これに伴って日経平均は-259円安の16486円まで下落する。

TOPIXの前引けは-4P安であったので、後場は日銀のETF買いが入るだろうと期待した買いが入ったものの、日銀のETF買いは入らず。

一体どういう基準で日銀はETFを買うのかがわからなくなってきて、後場が始まるとともに大幅安となりました。こうなると日銀のETF買いは、相場を買い支えるどころか、相場の波乱要因になってしまい、市場参加者は一層減るということになります。困ったことです。



(2016. 8.19) TOPIX 1295P(+4)  日経平均 16545円(+59) 17.5億株 (2兆0001億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -0.17%
(2)英FT100 +0.14%
(3)独DAX  +0.62%
(4)仏CAC  +0.44%
(5)NYダウ  +0.13%
(6)ナスダック  +0.22%

米国は大きな材料はなかったが、年内の利上げはあるかなしかだろうとの判断で、長期国債利回りは1.536%(-0.017)へ少し低下する。

円は何とか100円台に戻して終わったが、日経平均は小幅高で終わる。前場のTOPIXは-1P安、日経平均は-11円安だったが、これまでのところ「TOPIXが前場で-0.2%以上下げたときに、日銀はETF買いをする」というのが言われてきたルールでした。しかし昨日の前場のTOPIXは-0.4%下げていたのに、ETF買いがなかった。これが昨日の大きな下げにつながったと思います。

今日の前場のTOPIXは-0.1%安であったので、日銀のETF買い入れはあまり期待していませんでしたが、後場開始直後には、それでも日銀買いを期待した買い物がでて、100円ほど上昇する。しかしETF買いはないらしいということで、小幅高で終わる。日経平均の月足は大勢上昇相場の48月線を割り込むかという局面にあります。割り込めばアベノミクスは終焉します。


一般の投資家にとっては、1)日銀がETFを買う・買わないとか、2)FOMCがいつ利上げをするのかとか、3)WTI原油価格がどうなったかとか、4)ポンド安・ユーロ高とか、5)円レートがどうなるとか、6)中国経済が立ち直るのかとか、の判断をいちいちすることは手に余ります。

昔の投資の判断は単純でした。よい商品(例えば液晶テレビ)を出したシャープは少なくとも10年間は利益がでて、シャープ株を買った投資家は利益を得ることができました。

しかし今や独自開発した技術やノウハウはあっという間に真似されます。サムソンが追い越し、中国が安い人件費で対抗し、昔なら下請けに過ぎなかった台湾のホンハイがシャープを傘下に入れました。

株式市場は昔のようにスッキリとはしていません。この複雑化の理由は、@先進国の経済成長が止まった、Aさらに中国の成長が衰えた、B各国がマネーをばら撒きすぎた、Cネット証券の普及によって短期売買が支配的になった、 ということでしょう。要するに実体経済の規模に比べて余剰マネーが多すぎる。過剰な投機資金が入っている。マネー が多すぎる結果、少しの材料で相場が大きく変化する。したがって個人投資家が市場に参加するには株式の需給を第一に考えねばなりません。株式投資には高い高いハードルがあります。

今や、個人投資家は2年3年先のことを思って株式投資ができなくなっています。2〜3年のうちに何が起きるかわからない。10年〜30年先を予想して投資できる機関投資家はましですが、生理的に寿命のある個人投資家が何年先までの未来に賭けることができるのか? 今の状況では1年先も予想することができません。従って長期投資はできません。

今、東研ソフトのプログラムで最もよい成績を上げているのは、デイトレの《カナル24》Ver.6です。ついでその半分から1/3の成績を上げている寄引売買の《YBメーカー》です。1日で決済する投資が最も良い成績を出す時代になっています。当分は1年を超える長期投資はハイリスク・ローリターンであると思います。



(2016. 8.22) TOPIX 1303P(+8)  日経平均 16598円(+52) 14.0億株 (1兆6273億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +0.13%
(2)英FT100 -0.15%
(3)独DAX  -0.55%
(4)仏CAC  -0.82%
(5)NYダウ  -0.24%
(6)ナスダック  -0.03%

米国は金利引き上げの懸念が台頭して小安い。米国金利は1.582%(+0.046)へ上昇し、少し円安になる。

リオ・オリンピックが終り、日本は過去最多のメダル数を獲得しましたが、驚いたのは男子400Mリレーの銀メダルと女子レスリング吉田選手の銀メダルでした。

まさかと思っていた陸上競技でメダルが取れた。一方常勝吉田が負けて悔し涙を出した。同じ銀メダルなのに一方は大歓喜し、他方は悔し涙に濡れた。

今日の日経平均はリレーやレスリングのような感慨を与えることが少しもできず。出来高14億株、売買代金1.6兆円と縮こまる。よしやるぞという気にはならない。こう無気力であっては柔道の「指導」が入りマイナス点が日々加算されるところです。



(2016. 8.23) TOPIX 1297P(-6)  日経平均 16497円(-100) 15.8億株 (1兆8181億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -0.75%
(2)英FT100 -0.44%
(3)独DAX  -0.47%
(4)仏CAC  -0.24%
(5)NYダウ  -0.12%
(6)ナスダック  +0.12%

米国金利は1.548%(-0.034)へ下落し、少し円高になる。

TOPIXの前引けは-3P安、日経平均は37円安と前日比で-0.2%以上安かったが日銀のETF買いは入らず。どうやら買い入れの基準を変更したらしい。

どのような基準を持っているのかは、次の700億円の買い入れが出るまで不明ですが、株価が下がったときに買い支えるという方針は変わらないでしょう。どれほど下げれば買うのかということですが、単純に-0.2%安になったら700億円買うというのではなく、@PERが割安になっているときとか、A75日線を下回っているときとか、B-0.2%安で350億円、-0.5%安になれば350億円を追加するとか、の工夫をしていくのではなかろうか。



(2016. 8.24) TOPIX 1306P(+9)  日経平均 16597円(+99) 13.2億株 (1兆6077億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +0.16%
(2)英FT100 +0.59%
(3)独DAX  +0.94%
(4)仏CAC  +0.72%
(5)NYダウ  +0.10%
(6)ナスダック  +0.30%

米国金利は1.550%(+0.002)と変わらず。

米国も日本も株式市場は「ベタ凪」です。材料がイエレンFRB議長の週末の講演しかないのでは動きようがありません。

今日の日経平均の値幅は103円。先物は110円。これではさすがに《リアル24》のデイトレのチャンスも現れません。


月曜日と今日水曜日は仕掛けるチャンスはありませんでした。また昨日火曜日は-100円の損切りでした。

昨日23日の動きは、前引けのTOPIXが安かったために、後場に日銀のETF買いが入るだろうということで、12:30から先物が買われましたが、どうも日銀は買ってはいないらしいということで相場は急落し、《リアル24》のデイトレは損切りとなりました。

今日24日のTOPIX前引けは+7Pでした。市場は日銀のETF買いは入らないと判断し、後場の値動きは極端に小さくなりました。したがってデイトレのチャンスはありませんでした。日銀のETF6兆円買い入れは今のところ相場の攪乱要因でしかありません。

8月に入っての《リアル24》のデイトレの成績は次のようになっています。

2016年8月のトレードの成績 ・ 《リアル24》Ver.6

日経ミニ、(拡張7)No.65「GP 新値突破」、(ギャップ調整)
No. 年月日 仕掛 株価 決済 株価 損益 累計損益 勝敗
1 2016年8月 1日 買い 16360円 利食い 16495円 +135円 +135円 1勝 0敗
2 2016年8月 1日 買い 16545円 大引け 16585円 +40円 +175円 2勝 0敗
3 2016年8月 2日 売り 16405円 大引け 16345円 +60円 +235円 3勝 0敗
4 2016年8月 3日 買い 16250円 損切り 16150円 -100円 +135円 3勝 1敗
5 2016年8月 3日 売り 16110円 大引け 16030円 +80円 +215円 4勝 1敗
6 2016年8月 4日 売り 16080円 利食い 15950円 +130円 +345円 5勝 1敗
7 2016年8月 4日 買い 16170円 大引け 16190円 +20円 +365円 6勝 1敗
8 2016年8月 5日 買い 16315円 損切り 16215円 -105円 +260円 6勝 2敗
9 2016年8月 8日 買い 16575円 大引け 16605円 +30円 +290円 7勝 2敗
10 2016年8月 9日 買い 16665円 大引け 16730円 +65円 +355円 8勝 2敗
11 2016年8月10日 買い 16700円 大引け 16770円 +70円 +425円 9勝 2敗
12 2016年8月12日 買い 16875円 大引け 16915円 +40円 +465円 10勝 2敗
13 2016年8月15日 買い 16855円 大引け 16870円 +15円 +480円 11勝 2敗
14 2016年8月16日 売り 16790円 利食い 16655円 +135円 +615円 12勝 2敗
15 2016年8月16日 売り 16620円 大引け 16600円 +20円 +635円 13勝 2敗
16 2016年8月17日 買い 16735円 大引け 16745円 +10円 +645円 14勝 2敗
17 2016年8月18日 買い 16570円 利食い 16705円 +135円 +780円 15勝 2敗
18 2016年8月18日 買い 16710円 損切り 16605円 -105円 +675円 15勝 3敗
19 2016年8月18日 売り 16585円 大引け 16500円 +85円 +760円 16勝 3敗
20 2016年8月19日 売り 16495円 大引け 16520円 -25円 +735円 16勝 4敗
21 2016年8月23日 買い 16580円 損切り 16480円 -100円 +635円 16勝 5敗

このベタ凪(なぎ)の中でも21回のトレードができているのはたいしたものです。21回のトレードで+635円の利益を出しています。この利益の源泉は何かというと、「大引け」による決済です。

21回のトレード結果の内訳は、@利食い4回、A損切り4回、B大引け13回です。利食いの場合は+130〜+135円の利益がでますが、損切りの場合は-100〜-105円の損失がでます。利食いと損切りの回数が同じであれば、通算して30円の利益がでますが、4回しか利食い(損切り)がないのだから、トータルでは+120円の利益にしかなりません。

21回のトレードで+635円の利益がでているのは、利食いが多かったのが原因ではなく、13回の大引け決済の結果が12勝1敗であったからです。現在のように相場の値幅がないときは、利食いできたり損切りしたりは「運・不運」です。運に左右されないのが大引け決済の成績です。大引け決済してトータルで利益が出るというのは、仕掛けが間違っていないからです。



(2016. 8.25) TOPIX 1304P(-2)  日経平均 16555円(-41) 13.4億株 (1兆7121億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -0.12%
(2)英FT100 -0.48%
(3)独DAX  +0.28%
(4)仏CAC  +0.32%
(5)NYダウ  -0.35%
(6)ナスダック  -0.48%

米国株は資源の商品価格の下落から安い。イエレンFRB議長の講演を控えて、株価も為替も金利も大きくは動けず。

日経平均の今日の値幅は108円と狭い。したがって出来高も売買代金も増えず。私と同じく夏バテで無気力な相場が続いています。

日経平均はこの1週間は小幅な動きに終始していますが、そろそろ上昇してもよい時期にあると思います。ただ、米国の金利引き上げの可能性が高くなり、円安になる、ということ以外に上げる材料がない。


今日の前引けのTOPIXは-0.32%安であったので、従来の基準(市場が勝手に推測しているだけだが)からは後場に日銀のETF買いが入るはずでした。

今日の日経先物は前引けとなった途端に(b)から上昇を開始し、(d)まで105円ほど上昇する。しかしその上昇は30分間続かずに上昇がストップし、後場入りしてからは下落の一途となりました。

昨日、8月23日の日経ミニの5分足グラフを掲げましたが、今日はその再現です。ETF買いを期待して先物を買ってみるが、ETF買いは入らず、買い玉を投げて株価は下落する。こういう思惑のよる売買が相場を歪めています。

実際には、日銀は今日25日に707億円のETFを買ったのですが、下落の歯止めにはなりませんでした。ETFを買ったにもかかわらず株価が下がったのは、何のためのETF買いであるのか?と思います。日銀のETF買い入れの信頼性が失われてしまっていると思わざるを得ません。



(2016. 8.26) TOPIX 1287P(-16)  日経平均 16360円(-195) 15.4億株 (2兆0391億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -0.57%
(2)英FT100 -0.28%
(3)独DAX  -0.88%
(4)仏CAC  -0.65%
(5)NYダウ  -0.18%
(6)ナスダック  -0.11%

米国の7月のコア耐久財受注は+1.6%増(予想は+0.2%)と好調な数字でした。米国経済は悪くないので、各地区の連邦準備銀行の総裁が9月の利上げの可能性が高いとタカ派的な意見を出していますが、特に株式相場には響かなかった。

今夜のイエレン議長の講演待ちですが、長期金利は1.578(-0.013)と少し上昇。

日経平均は海外安から-70円安で寄り付くが、終値では-195円安の16360円まで下げる。


今日の前引けのTOPIXは-0.70%安(日経平均は-0.65%安)でした。昨日はTOPIXの前引けが-0.32%となったので日銀は久々にETFを買いました。

だからいくら何でも日銀は今日もETFの買い入れをするだろうという市場の読みでしたが、日銀のETF買いの基準がまだ判然としていません。

本来なら(b)の11:30の前引けから先物が買われるところですが、今日は後場が始まった(c)の12:30から先物が買われて、(d)まで125円ほど上昇しました。日銀が本当にETF買いをするかどうかを確認したわけです。

しかしその後は再び下落し、現物市場が閉じた15:00からは、今日の先物の需給要因で急上昇したものの、結局は先物は-120円安、現物は-195円で終わりました。

日銀が昨日・今日とそれぞれ707億円のETF(株式と同じリスク資産である)を買いましたが、昨日の日経平均は-41円、今日は-195円です。1400億円を使っても-240円安い。今のところ日銀のETF買い入れ額を6兆円にした効果は現れていません。

昨日今日の日経平均の動きを見ていると、日銀がETFを買いだしたら、これに売りをぶつけてくる向きがあることがわかります。日本の市場は日銀とGPIFが動かしている官製相場である。だから日本株は利食いしておこう。幸い日銀がETF買いで株価の下落を食い止めてくれている。日本株を手放す絶好のチャンスである。こう思っている海外勢が多いのでしょう。



(2016. 8.29) TOPIX 1313P(+25)  日経平均 16737円(+376) 16.1億株 (1兆8027億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +0.06%
(2)英FT100 +0.31%
(3)独DAX  +0.55%
(4)仏CAC  +0.80%
(5)NYダウ  -0.29%
(6)ナスダック  +0.13%

米国の4-6月GDPの改定値は+1.2%→1.1%へ下方修正される。

注目のイエレンFRB議長の講演で、「ここ数か月で追加利上げの条件が整ってきた」というタカ派的発言となりました。

またフィッシャー副議長が9月の利上げもありうると発言したので、市場は年内の利上げの可能性が高くなったとみて、NYダウは下げる。

長期金利は1.636%(+0.058)と少し上げ、円安が進む。


週末よりも2円近い円安になったので、日経平均は+270円高と高く寄り付き、一時は+400円高まであったが、後場は上昇力がまったく失せてしまい、後場の値幅は小さなものになりました。

出来高・売買代金ともに薄く、今日の上昇は、円高を見込んで売っていた向きの買い戻しによる反発であった。そして後場の頭支(あたまつか)えの様子を見ると、買い戻しは今日で終わった。という感じです。

FRBは金利を上げたい上げたいと思っているようですが、4-6月GDPが+1.1%の伸びであったことを思えば、米国経済が強いとは言い難い。9月初めのISM製造業指数や雇用統計の数字が前月より良くなるのかを見届けねば、9月の利上げの可能性は薄いでしょう。

今後米国市場は利上げの時期の判断をしていきます。それに伴って株価や円レートが変動しますが、私は9月は無論のこと、12月の利上げすらもできないのではないかと思っています。だから円レートが(企業が予定している)110円までの円安になることはない。よって円安をテコにした日経平均の上昇は大したことはない。200日線まで戻れば上々の首尾であると思っています。



(2016. 8.30) TOPIX 1312P(-0)  日経平均 16725円(-12) 15.4億株 (1兆6783億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 -0.01%
(2)英FT100 +0.31%
(3)独DAX  -0.41%
(4)仏CAC  -0.40%
(5)NYダウ  +0.58%
(6)ナスダック  +0.26%

米国は金利引き上げ予想で、金融株が上昇。ただ長期金利は1.564%(-0.072)と低下しているので、金利引き上げに懐疑的な向きも多いようです。

円レートはほとんど動かず。また日銀のETF買いが入る状況ではなかったために、需給面からの支援もなく、したがって日経平均も動かなかった。当然売買のチャンスはなし。


右図は週足です。左側は日経平均で、昨年12月1日(A)の終値20012円から今年6月24日(B)の安値14952円まで、7か月で-25.2%の下落をしています。

右側は1570「日経レバ」で、昨年12月1日(A)の終値16730円から今年6月24日(B)の終値8860円まで、7か月で-47.0%の下落をしています。

1570「日経レバ」は一応日経平均の2倍動くように設計されていますが、運用は日経先物で行います。

日経平均と日経先物はほぼ同じように動きますが、日経平均には配当などの権利がついているので、同じ値段にはなりません。

また日経先物は証拠金による取引なので、例えば100億円の1570「日経レバ」を運用するには、100億円の日経先物を売買する証拠金があればよい。具体的には先物価格が16700円とすると、
  1. 日経先物は1000倍単位なので、1枚当たり1670万円(0.167億円)の取引をすることになる。
  2. よって100億円を運用するには598.8枚(約600枚)の取引ができる証拠金を積む必要がある。
  3. 1枚当たりの必要証拠金を80万円とすると、600枚を売買するには4.8億円が必要であるが、100億円のうちの約1/20の金額で済む。
  4. 必要な証拠金を積んでも95億円は現金で残るので、これを国内・海外の債券を買っておけば、なにがしかの利子を得ることができる。
このため日経レバは日経平均よりも利子分だけ下げが緩やかになる。(と思いますが、運用会社は金利を見込んで、日経先物の売買の枚数を増やしているかもしれません。)

日経平均が-25.2%下落しているが、日経レバは-47.0%でキチンと2倍になっていないのは@配当金、A先物以外の運用益があるためかと思いますが、だいたいは日経平均の2倍の値動きがあります。

それにしても2016年の相場はひどい。買った向きは、日経平均で-25.7%の損失、日経レバとなると-47.8%の損失です。売った向きはこの数字の逆(+25.7、+47.8%)の利益になったはずですが、もともと売りから入る投資家は少ないので、2016年の株式投資はほぼ全滅しています。



(2016. 8.31) TOPIX 1329P(+16)  日経平均 16887円(+162) 20.8億株 (2兆2045億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海 +0.15%
(2)英FT100 -0.25%
(3)独DAX  +1.07%
(4)仏CAC  +0.75%
(5)NYダウ  -0.26%
(6)ナスダック  -0.20%

フィッシャーFRB副議長がまたまたタカ派的発言をしたことから、9月の引き上げもあるのかと市場が懸念し、株価は下落。長期金利は1.571%(+0.007)とほとんど上昇せず。

海外で円レートが103円台になったことから、円安を歓迎して日経平均は高く始まる。ただ寄り付いてからの動きは乏しく、わずかに80円幅です。80円幅の高値と安値の10円を除くとと、実際に取引できるのは60円幅しか残っていません。こういう値動きでは先物のデイトレは難しい。

G2016年8月のトレードの成績 ・ 《リアル24》Ver.6

8月の成績を掲げます。

日経ミニ、(拡張7)No.65「GP 新値突破」、(ギャップ調整)
No. 年月日 仕掛 株価 決済 株価 損益 累計損益 勝敗
1 2016年8月 1日 買い 16360円 利食い 16495円 +135円 +135円 1勝 0敗
2 2016年8月 1日 買い 16545円 大引け 16585円 +40円 +175円 2勝 0敗
3 2016年8月 2日 売り 16405円 大引け 16345円 +60円 +235円 3勝 0敗
4 2016年8月 3日 買い 16250円 損切り 16150円 -100円 +135円 3勝 1敗
5 2016年8月 3日 売り 16110円 大引け 16030円 +80円 +215円 4勝 1敗
6 2016年8月 4日 売り 16080円 利食い 15950円 +130円 +345円 5勝 1敗
7 2016年8月 4日 買い 16170円 大引け 16190円 +20円 +365円 6勝 1敗
8 2016年8月 5日 買い 16315円 損切り 16215円 -105円 +260円 6勝 2敗
9 2016年8月 8日 買い 16575円 大引け 16605円 +30円 +290円 7勝 2敗
10 2016年8月 9日 買い 16665円 大引け 16730円 +65円 +355円 8勝 2敗
11 2016年8月10日 買い 16700円 大引け 16770円 +70円 +425円 9勝 2敗
12 2016年8月12日 買い 16875円 大引け 16915円 +40円 +465円 10勝 2敗
13 2016年8月15日 買い 16855円 大引け 16870円 +15円 +480円 11勝 2敗
14 2016年8月16日 売り 16790円 利食い 16655円 +135円 +615円 12勝 2敗
15 2016年8月16日 売り 16620円 大引け 16600円 +20円 +635円 13勝 2敗
16 2016年8月17日 買い 16735円 大引け 16745円 +10円 +645円 14勝 2敗
17 2016年8月18日 買い 16570円 利食い 16705円 +135円 +780円 15勝 2敗
18 2016年8月18日 買い 16710円 損切り 16605円 -105円 +675円 15勝 3敗
19 2016年8月18日 売り 16585円 大引け 16500円 +85円 +760円 16勝 3敗
20 2016年8月19日 売り 16495円 大引け 16520円 -25円 +735円 16勝 4敗
21 2016年8月23日 買い 16580円 損切り 16480円 -100円 +635円 16勝 5敗
22 2016年8月25日 売り 16515円 損切り 16615円 -100円 +535円 16勝 6敗
23 2016年8月26日 売り 16445円 大引け 16405円 +40円 +575円 17勝 6敗
24 2016年8月29日 買い 16735円 大引け 16725円 -10円 +565円 17勝 7敗
25 2016年8月30日 買い 16745円 大引け 16740円 -5円 +560円 17勝 8敗
26 2016年8月31日 売り 16840円 大引け 16890円 -50円 +510円 17勝 9敗

8月18日までは16勝3敗、累計利益も+760円とナカナカの成績でしたが、8月19日からは1日の値幅が小さくなったために損失がでることが多くなりました。

《リアル24》Ver.6を発売した後の5か月について検証しました。4月から8月の5か月の月間成績は次のようになりました。

No. 年月 累計損益 平均利益 トレード数 勝敗 勝率
1 2016年4月 +690円 +20.3円 34回 21勝13敗 61.7 %
2 2016年5月 +645円 +23.8円 27回 14勝13敗 51.8 %
3 2016年6月 +380円 +10.3円 37回 21勝16敗 56.7 %
4 2016年7月 +235円 +8.7円 27回 13勝14敗 48.1 %
5 2016年8月 +510円 +19.6円 26回 17勝 9敗 65.3 %
4月〜8月累計 +2460円 +16.3円 151回 86勝65敗 56.9 %



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