日経平均をどう見たか・判断したか (2015年 6 月)

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(2015. 6. 1) TOPIX 1678P(+4)  日経平均 20569円(+6) 24.9億株 (2兆5340億円)


ギリシャ問題や経済統計が思わしくなかったことから米国は小安い。NYダウは18010ドル(-115)、ナスダックは5070P(-27)。

日経平均はわずかに+6円高なれど連続上昇となる。押し目買いの意欲は衰えていないといわれていますが、この2日間はザラバで高値に出ることができていません。

やや頭打ちの状態です。頭打ち状況にあるので、2日〜3日買われた銘柄や業種はすぐに別の出遅れ株にその席を譲ります。

2日や3日株価が上昇しても、誰も大した利益を得ることがなく、結果、小幅の利益でガマンせざるを得ません。 儲けにくい、儲けられそうで儲けがでない相場になっています。



(2015. 6. 2) TOPIX 1674P(-4)  日経平均 20543円(-26) 27.7億株 (2兆5340億円)


米国は小反発。NYダウは18040ドル(+29)、ナスダックは5082P(+12)。長期金利は2.184%(+0.056)。

NYではドル高(円安)が進み、日経平均は小高く寄り付く。その後125.04円の円安になったことから20600円台に乗せたものの利食い売りの押されて小安く終わる。

125円まで円安になっても日経平均が新高値を更新できなかったのは、当面(向こう5日くらい)はどうもこれ以上の上値を追うことはできないという感じです。

明日は25日順位相関は+80以上になる予定です。過熱感はないとはいえ、先のボトム1925円から18日が経過(それだから25日順位相関が+80に近づいてきたのだが)しています。

しかも昨日まで12日連騰とはいえ、最近の8日間は20196円→20569円まで+370円高でしかありません。1日平均+45円高です。この間の出来高は30億株台が2日あり、ボリュームは大きかったのですが、株価はそれほど上がってはいません。上がり辛くなっています。


ボリュームの多い割りに株価が上昇しないのは、出遅れ株が買われているからです。出遅れ株が買われるのは先駆して上昇した銘柄に比べて株価が安いというただ一点にあります。特に出遅れ株が独自のよい材料を持っているからではありません。

銀行株でいえば、8411「みずほ」は昨日までの4日間で250円→280円まで+30円の上昇をしましたが、同じ時期に8306「三菱UFJ」は905円→935円になったに過ぎません。

むろん三菱UFJが先駆株です。図の(a)では銀行株の上昇をリードしました。しかし今回の(b)は出遅れ株の「みずほ」が買われました。出来高も3.0億株→6.2億株→5.8億株→3.7億株で日ごろの3〜6倍の出来高です。

先駆株は他の銘柄への波及効果があります。先駆株が株価水準を上げれば、同業他社の株価も上がります。しかし出遅れ株は先駆株に対しては波及効果はありません。先駆株が30%上昇したのに10%しか上昇しなかった銘柄が「出遅れ株」なわけです。

買う銘柄が無くなったとき、+10%しか上昇していない銘柄が出遅れていると注目されるのですが、先駆株が+30%高しても+10%しか上昇しなかった銘柄は、先駆株と同じように買われなかったそれなりのわけがあります。楽天で「わけあり商品」として格安の商品が売られています(例えば皮に傷があるみかんとか、少し破れた明太子とか)。これと同じことです。

また、出遅れ株は先駆株に比べて当然に株価が安いので、出来高は多くなります。しかし株価が安いため日経平均を上昇させるインパクトは非常に小さい。結局、出遅れ株が物色されている局面では、全体の株価(日経平均)はたいして上昇しないということになります。

今日の「三菱UFJ」も「みずほ」も、昨日の上昇を打ち消す下落となりました。これによって「みずほ」の出遅れ株買いは終わったと思います。先駆株の「三菱UFJ」は(b)で上昇しきれませんでした。先駆株の出番ではなかったのです。そして出遅れの「みずほ」もだいたい出遅れの修正は終わったようです。

銀行株に関しては、「みずほ」よりマイナーな8303「新生銀」とか8304「あおぞら」とか「地銀」が、この後2〜3日間、出遅れ株として物色されるかも知れませんが、これらはゲリラ的な動きです。銀行株の先駆性は8306「三菱UFJ」にあります。これがしばらく調整しないことには、銀行株(ということは日本株式全体)の次の上昇はありません。



(2015. 6. 3) TOPIX 1669P(-4)  日経平均 20473円(-69) 24.0億株 (2兆5593億円)


米国は小反落。NYダウは18011ドル(-28)、ナスダックは5076P(-6)。長期金利は2.266%(+0.082)と上昇。 ややドル安(円高)に振れる。

ナスダックは4日間高値を更新できず。これは日経平均も同じで今日で4日間高値を更新できていません。

上昇率は日経平均はナスダックに勝っているので、日経平均は独自の動きをしているように見えますが、実際は同じころに小波動のピークを出し、ボトムを出しています。

昨日の米国株安にもかかわらず、日経平均は-69円しか下げなかった。下値は堅い。といった見方を市場の大半がしていますが、米国株の動向を無視して日経平均だけが上昇することはありません。

グラフからは過熱感は見えませんが、気分的には楽観人気がかなり高まっていると思います。日経平均は9日線をわずかながら下回ったので、ここは買い玉は一度決済しておくのがよいのではないか。再び9日線を上回れば買いなおせばよいことです。

■■ 《アラーム》の工夫について@

《アラーム》の発売が始まり、私もプログラムを作ることもなく、ヘルプを書くこともないというヒマな状況になったので、《アラーム》の使い方についていろいろ試しています。当初の構想した使い方は
  1. 《カナル24》の「逆張り」の条件表が売買マークを出した銘柄を「単独検索」で知っておいて、翌日は《アラーム》で「分足ベース」の検索をして、実際に株価が上昇し始めた(買いのとき)銘柄を仕掛ける。こうすればより勝率が高い仕掛けができる。(仕掛けたら5日以上は決済しないという、いわば「5日売買」です。)

  2. 《カナル24》の「順張り」の条件表が売買マークを出しそうな銘柄を「予想検索」で絞っておいて、翌日は《アラーム》で「日足ベース」の検索をして、売買マークが出た銘柄を仕掛ける。こうすれば、《カナル24》よりも1日早く仕掛けることができる。(仕掛けたら5日以上は決済しないという「5日売買」です。)
というものでした。それはそれで正しい使い方だと思います。5日以内の期間で小幅な利食いをするならば利益は小さい(しかしリスクも小さい)から最低でも5日以上はガマンして建て玉を保持するべしという方針にしています。しかし(わずかな分足の観察しかしていませんが)安定的なチョイ取り(ある日に1度仕掛けて同日に決済する。同じ日にはそれ以上の売買はしない)ができればほぼリスクゼロで、細かいが安定的な利益が出るのではないか? と思えてきました。

そこで、しばらく(5日間くらい)は、「逆張り」の条件表No.2「一般銘柄用(2013)」が買いマークを出した銘柄について、翌日《アラーム》の5分足が「分足ベース」の検索をして、株価が上昇した銘柄を買うとどうなったか、について調べてみます。(当日の成績と5日後の成績を調べる)


2015年6月2日の午後7:00に、条件表No.2「一般銘柄用(2013)」を使って、東証1部(ETFやREITは除く)の1887銘柄について「単独検索」をしたところ、
  1. 右図の13銘柄が検索されました。

  2. この13銘柄を結果ファイルNo.2に記憶させます。


  3. 《アラーム》を起動し、「エクセルシートの作成」をクリックし、「結果ファイル読み込み」をクリックして、

  4. 先ほど記憶させた13銘柄を記憶している結果ファイルNo.2を選ぶと、

  5. 13銘柄のリストが表示されます。

  6. 「EXLシートに登録」ボタンをクリックすれば、この13銘柄のリアルタイムデータを受信するエクセルシートが自動的に作成されます。


  7. 「受信開始」をクリックし、「5分足」を選び、5分足の売買マークを検索する条件はNo.182(後述する)を選びました。

  8. 9:00からしばらくは検索される銘柄はありませんでしたが、10:30ころから5分足で買いマークがでた銘柄 がポツポツとでてきました。

  9. 9409「テレ朝日」が買いとなっています。グラフで確認するために(9409)か(テレ朝日)の欄をクリックして、「グラフ」をクリック。


  10. 画面左側は9409「テレ朝日」の日足です。昨日の(b)で買いマークがでています。(今日も買いマークがでている)

  11. 5分足の条件表No.182は10:55の時点で買いマークをだしています。条件表No.182は(過去9本の高値を突破した)ときに買いマークを出します。

    右側の5分足の条件表No.183も10:55の時点で買いマークをだしています。条件表No.183は(4本の平均線を突破した)ときに買いマークを出します。(後述)

    No.182とNo.183が同じ時刻に買いマークを出しているのは、短期的に9409「テレ朝日」が上昇を始めたと見てよいでしょう。10:55の5分足の終値は2128円でした。2128円で指値で買い注文を出します。


ほかにも、2791「大黒天」は10:30に、条件表No.182とNo.183が同時に買いマークを出しています。

(a)の5分足の終値は4720円

(b)のその後の最高値は4795円

(c)でNo.182とNo.183が同時に売りマークを出していますが、この終値は4760円

(d)の終値は4745円です。 5日間のトレードをするのであれば、(a)の4720円で買って、今日の終値(d)4745円では+25円の利益がでています。この後4日間の株価がどうなるのかです。

1日に1%の利益のチョイ取りをしたいなら、(a)の買値4720円の1%高は4770円です。ここで売り指値をしていたならば、高値は4795円まであったので、当然に13:25頃に4770円で決済できています。(a)から+50円の利益です。1日に1%の利益がでるということは、1か月に20%の利益が出る、1年に240%の利益が出るということです。チョイ取りを馬鹿にしてはならない。


4676「フジメディ」は10:40に、条件表No.182とNo.183が同時に買いマークを出しています。

(a)の5分足の終値は1663円

(b)のその後の最高値は1669円

(d)の終値は1665円です。 5日間のトレードをするのであれば、(a)の1663円で買って、今日の終値(d)1665円では+2円の利益がでています。この後の4日間の株価によって利益は違ってきます。

1日に1%の利益のチョイ取りはできませんでした。(d)の終値1665円で決済するならば+2円(100株単位なので+2000円の利益)でした。


8327「西日本銀」は10:40に、条件表No.182とNo.183が同時に買いマークを出しています。

(a)の5分足の終値は340円

(b)のその後の最高値は342円

(d)の終値は340円です。 5日間のトレードをするのであれば、(a)の340円で買って、今日の終値(d)340円では損得なしの0円。この後の4日間の株価によって利益は違ってきます。

1日に1%の利益のチョイ取りはできませんでした。(d)の終値340円で決済するならば0円(手数料分だけ損失)でした。


8616「東海東京」は10:40に、条件表No.182とNo.183が同時に買いマークを出しています。

(a)の5分足の終値は875円

(b)のその後の最高値は886円

(d)の終値は883円です。 5日間のトレードをするのであれば、(a)の875円で買って、今日の終値(d)886円では+11円の利益。この後の4日間の株価がさらに上昇するのかを追跡せねばなりません。

1日に1%の利益のチョイ取りをしたいなら、(a)の買値875円の1%高は884円です。ここで売り指値をしていたならば、高値は886円まであったので、12:35頃に884円で決済できています。(a)から+9円の利益です。

こういったことで、@仕掛けて5日以内にどうなったのか、A1日で決済したときはどのくらいの利益になったのかを、今週中は追跡してみます。



(2015. 6. 4) TOPIX 1673P(+4)  日経平均 20488円(+14) 24.9億株 (2兆6911億円)


5月のISM非製造業指数は57.8→55.7(予想は57.0)と大きく低下したものの、米国は反発する。NYダウは18076ドル(+64)、ナスダックは5099P(+22)。長期金利は2.370%(+0.104)と大きく上昇する。

日本の長期金利も0.500%(+0.040)と一気に0.5%まで上昇。金利が上がれば銀行や保険会社にプラスとして銀行・保険株が買われたが、全体を盛り上げるほどではなかった。

日経平均は2日連続して9日線を下回ったので、調整入りをすることも考えねばならないところですが、5月の上昇過程では日経平均よりもTOPIXを重視したほうがよかった。その理由は、@日経平均は小波動が切り下がったが、TOPIXは切り下がらなかった。ATOPIXは日経平均より先に4線を上抜いた。です。

そのTOPIXはまだ9日線を割り込んでいないので、市場全体が調整入りするとは判断できませんが、昨日は9日順位相関と25日順位相関がともに+80以上になっているので、調整入りの日は近いといえます。


■■ 《アラーム》の工夫についてA

逆張りの条件表No.2で検索された銘柄を、翌日は5分足で検索して、5分足で条件表No.182とNo.183が同時に買いマークを出したら仕掛ける。ということを昨日いいました。

条件表No.182とNO.183の内容を掲げます。これは《アラーム》の「アップデート」→「条件表をダウンロード」で(サンプル0)をダウンロードすることができますが、そのNo.12(No.182と同じもの)とNo.14(No.183と同じもの)が入っています。これを(標準3)に複写したものです。







(2015. 6. 5) TOPIX 1667P(-6)  日経平均 20460円(-27) 23.3億株 (2兆4544億円)


IMFは今年の米国経済の見通しを+3.1%→+2.5%へ引き下げる。ギリシア問題が不透明なこともあって、米国株価は下げる。

NYダウは17905ドル(-170)、ナスダックは5059P(-40)。長期金利は2.311%(-0.059)へ低下。

日経平均は今日で3日連続して9日線を割り込む。TOPIXは今日初めて9日線を割り込む。

ただTOPIXが前場でマイナスのときは、おおむね日銀が後場でEFTを買うということが周知のこととなっているので、大した下げには繋がりません。

日銀は6月に入って3度目のETF買いをしました。3回の買いで約1100億円の買い。5月第4週の海外勢の買い越し額は4000億円でした。 おそらく今週の買い越し額は減って2000億〜3000億円になったのではないかと思いますが、その代わりに先週はETF買いをしなかった日銀が今週は1100億円の買いを入れたので、これを補ったと推測されます。

相場はいっそうの上昇をするには材料がないし、下げれば日銀や公的年金資金の買いが控えているので大きな下落をすることもない。結局は小幅な保合い相場が続くようです。大きく動きときは海外からの材料です。それがなんであるのかは誰もわかりません。 わからないのだから、いつもいうように(順張り相場においては)株価が9日線を下回れば手仕舞いしておく。再び株価が9日線を上回れば買い直す。というやりかたをするしかありません。


■■ 《アラーム》の工夫についてB

逆張りの条件表No.2で検索された銘柄を、翌日は5分足で検索して、5分足で条件表No.182とNo.183が同時に買いマークを出したら仕掛ける。ということをすればどうなるかを5日間にわたって追跡しています。売買の方針は、
  1. チョイ取りもするが、
  2. 5日間で5%くらいの利益も出したい。
です。「《アラーム》はおもしろそうだが、勤めがあるのでパソコンにへばりついてはいられない。」といったようなメールがありましたが、確かにその通りです。初めの1日は《アラーム》が分足で買いマークを出すまでは、パソコンを見ていなければなりません。 だがひとたび《アラーム》で買いマークが出て→買い指値をして→約定できた。そこからはパソコンを見る必要はない。毎日利食いの指値を出すだけでよい。ということを確かめようとしているのが、今やっている追跡調査です。
  1. 仕掛けた日に+1.0%の利益が出れば利食いする。
  2. もし利食いできなかったなら仕掛けて2日目は+2.0%の利益が出れば利食いする。
  3. 2日目に利食いできなかったなら仕掛けて3日目は+3.0%の利益が出れば利食いする。
  4. 3日目に利食いできなかったなら仕掛けて4日目は+4.0%の利益が出れば利食いする。
  5. 4日目に利食いできなかったなら仕掛けて5日目は+5.0%の利益が出れば利食いする。
  6. 5日目に利食いできなかったなら、翌日(6日目)の始値で決済する。
という方針を取るならば、チョイ取りをすることもできるし、2〜5%の利益を得ることもできます。


6月2日に条件表No.2で買いマークが出た銘柄を検索したところ13銘柄がありました。

図の青色●が6月2日です。翌日6月3日に5分足で「上昇を開始した」と思われる銘柄を検索したところ、右図と次図の7銘柄が検索されました。

分足で買いマークがでたときの株価で買い指値をしておくと、次の株価で買いが約定します。

@2791「大黒天」4720円
A4095「パーカライ」1309円
B4676「フジメディ」1663円
C8327「西日本銀」340円
D8616「東海東京」875円
E9409「テレ朝日」2128円
F9413「テレ東京」1990円


それぞれの買値に1.01倍(利益率+1.0%)を上乗せして、決済のための売り指値をしておくと、

@2791「大黒天」4770円
D8616「東海東京」884円

の2銘柄が+1%の利食いとなりました。

次の日(6月4日)に買値の1.02倍(利益率+2.0%)を上乗せして、決済のための売り指値をしておくと、

C8327「西日本銀」347円
E9409「テレ朝日」2171円

の2銘柄が+2%の利食いとなりました。

今日6月5日は日経平均が下がったように全般の株価は思わしくなかったので、3日目で+3.0%の利益を出した銘柄は出ませんでした。今のところ仕掛けた7銘柄のうち4銘柄の利食いができています。



(2015. 6. 8) TOPIX 1661P(-5)  日経平均 20457円(-3) 21.1億株 (2兆2881億円)


米国5月の雇用統計は+28.0万人増(予想は+22.3万人)とよかった。4月は+22.3万人→21.1万人へと下方修正されたが、3月は+8.5万人→+11.9万人へと上方修正される。

雇用がよかったことから、9月の利上げに現実味がでて、ドル高、金利高(2.414%)となる。 NYダウは17849ドル(-56)、ナスダックは5068P(+9)とマチマチの動き。

NYでは円が125.86円までの円安となり、CME日経先物は20580円(+120)に上昇して、今日の寄り付きを迎えたが、円安は進まず(125.67円まで)、次第に利食い売りに押されて、一時は20359円まで下げる。ただ後場は日銀のETF買いを期待した押し目買いが入り、-3円安で引ける。

実際のところ日銀は今日も370億円のETFを買い、6月に入って6日の立会いのうち4回目も買っています。 日経平均は今日で4日連続して9日線を割り込み、日柄調整をしているといった格好です。先の高値20655円なぞはいったん日経平均に火がつけば1日で新高値を更新することができます。しかし点火しない。

このままジリジリと下げるようなら、今週金曜日のメジャーSQもあることだし、6月にギリシャがデフォルトとなる危惧もあるし、米国金利引き上げ懸念から新興国の株価が下げるリスクもあるし、株を売って米国債を買おうという動きがでてくるかも知れません。

グラフからは日経平均が9日線を割り込んでいる以上、長期投資でない限り、(短期投資のための)株式は保有すべきではありません。日経平均が上昇し始めたら(9日線を上回ったら)買い直せばよいのです。


今年の株高は海外勢の買いによるものです。日経平均は1月に25日線を割り込む下落をしましたが、1月の海外勢は-8900億円の売り越しでした。

しかし2月からは買い越しに転じ、2月は2000億円→3月は5300億円→4月は2兆円→5月は1兆円の買い越しとなりました。

これによって日経平均は1月の17087円から6月1日の20569円までの4か月半で+20%高となったのでした。

しかし、どうも海外からの投資は一段落したのではないかと思われます。


もし日本株は買いだと強く思っているのであれば、6758「ソニー」、7203「トヨタ」、9984「ソフトバンク」が25日線を割り込んでいるのはどうしたことなのか。

25日線は強気の下値抵抗線です。これを割り込むということは、日本株については「今後上昇するには違いないが、今の株価水準では割高である」という判断をしているのでしょう。

ソニーは2014年8月末の1990円から10か月で株価は2倍になったし、トヨタは2012年11月末の3535円から+92%の上昇をしました。ソフトバンクは2012年11月末の3090円から+200%の上昇です。


月足で順張りをしていれば、これらの成果は着実に得られたのです。それをしていなかった海外勢が今になって日本株を買おうとしていますが、まずこれらの買い手は相場は下手くそです。

単に他のファンドと同じような成績を出したいという動機で日本株を買おうとしているに過ぎない(いわゆる「持たざるリスク」です)。

日本株をいち早く組み入れて運用成績を上げてきたファンドのマネをするための日本株買いです。ところが先駆した日本株を買ってきたファンドは、日本の一流株はすでに買える限界の水準まで買ったから、利食いして運用成績を確定しているのではないか、と思われます。

今日の円レートは125.67円までありましたが、トヨタは-112円安でした。円安であっても上昇の材料とはならないのは、トヨタの株価は今のところ限度一杯まで買われているということです。

先駆してこの2年間に買った海外のファンドは大きな利益を出しましたが、むろん、これをマネしてこれから買おうとするファンドが必ずしも出遅れているわけではありません。この年末には今の日経平均は+10%高い22000円になっているかも知れません。そうであればこれから買おうとしている海外ファンドは成功します。しかし2014年以前から買ったファンドに比べれば、1年の利益率は10%には届かないでしょう。

株式投資は、人の後を追いかけていてはたいした利益は上がりません。今の海外勢の買いは、先駆したファンドの後追いをしているように思います。いくら海外からの買い注文があったとしても、追っかけの買いが出尽くしたときは、日経平均が上昇する要因ではなくなります。



(2015. 6. 9) TOPIX 1634P(-27)  日経平均 20096円(-360) 23.6億株 (2兆6627億円)


米国は昨日の雇用統計の数字のよさから、早ければ9月に利上げがあるのではないかとして下落する。

NYダウは17766ドル(-82)、ナスダックは5021P(-46)。金利はやや低下して2.386%(-0.028)。

NYダウは中勢波動の基準である75日線を割り込む。200日線水準で止まればまだ中勢上昇波動は続いているとしてよいが、200日線を割り込むようだと中勢波動は下げ波動になったと思わねばなりません。

その点ナスダックは下げに対しての抵抗力があります。下げても75日線で止まるのではないか。それならまだ新高値を上抜く可能性は十分にあります。


海外安とやや円高に振れたことから、日経平均は-164円安で寄り付いたが、14:00ころから先物が売られ、裁定解消売りが出て-360円安で終わる。

日経平均とTOPIXは25日線を下回りましたが、中勢波動はなお上昇波動なのでそう悲観することはありません。

今日の下げはSQに向けての攻防によるものです。昨日まではオプションの中心価格は25000円でした。25000円のコルオプションを売っている向きも、25000円のプットオプションを売っている向きも、まずは利益が出ている勘定でした。

今日の下落で、25000円・22500円のプットの売り手は大きな損失を出すことになりました。オプションの売り手は大体が個人ではなく機関投資家です。機関投資家の運用担当者はサラリーマンだから、成功を夢見るよりも失敗を恐れます。株価が右上がりの現在、日経平均が大きく下げるという独自の予想は立てにくい。他社もプットオプションを売っているのだから、私もそれに倣おう。プットオプションを売るリスクは小さい。と思っていたのでしょう。

だが相場の先行きを予想するとき、大勢の見通しが一致したときは、相場はその通りにはなりません。多数決で今後の相場の見通しを決めたり、銘柄を決めたりするとたいていはハズレます。

25000円・22500円のプットを売っていた向きは、先物を売ってヘッジをせねばなりません。今日の日経先物の出来高は久々に10万枚を越え、TOPIX先物は18万枚を超えました。現物の出来高は23.6億株と対して増えていないので、先物(特にオプションからみ)の売買が活発であったことがわかります。

したがって日経平均の波乱は明後日の木曜日まで続く可能性があり、明日は20000円の攻防になるかと思いますが、この辺りが下げの限度でしょう。最悪20000円を割れて19900円がつくかも知らないが、逆に20250円を超えて23000円になるかも知れない。どちらにしても、この2日間は絶好の押し目買いの時期になるだろうと思います。



(2015. 6.10) TOPIX 1628P(-6)  日経平均 20046円(-49) 25.3億株 (2兆9411億円)


米国は小幅続落。 NYダウは17764ドル(-2)、ナスダックは5013P(-7)。金利は2.443%(+0.057)と上昇。

ナスダックも日経平均は小波動のピークを表示する。

日経平均は昨日の大幅安に+168円高と戻り歩調にあったが、黒田日銀総裁が、これ以上の円安は考えにくいと発言したため、一気に円高に振れる。

これをキッカケに先物が売られ、一時は20016円まで下落し、その後の戻りも弱かった。

まあ明日がSQ前の最終売買日だし、今日の円レートは122円台まで上昇したことでもあるし、そろそろ底値探りの動きになるのではないか。


■■ 《アラーム》の工夫についてC


2015年6月2日の立会いが終わった後、条件表No.2「一般銘柄用(2013)」で東証1部銘柄について単独検索をしたところ、右の13銘柄がありました。

翌日3日に、5分足で条件表No.182とNo.183が同時に買いマークを出したものを買うとすると、7銘柄を仕掛けることができます。右図の赤色○をつけた銘柄です。

買ったならば、 @5日間は買い玉を持続する、とするのが基本ですが、A1日に1%の利益が出たら利食いするとしてみます。
  1. 仕掛けて1日目に+1%の利益がでたら利食いする(売り指値を出しておく)
  2. 1日目に利食いできなくても、2日目に+2%の利益が出たら利食いする。
  3. 2日目に利食いできなくても、3日目に+3%の利益が出たら利食いする・・・とします。
    1日経つごとに利食い%は1%ずつ上がるわけです。(利食い)

  4. そして5日目が過ぎたら6日目の始値で決済します。(時間切れ)

  5. 一方、6月2日(あるいはその前日)のザラバ安値を株価が下回るなら、6月2日が最安値ではなかったことが明らかになるので、6月2日の安値から2円安いところで損切りする。( 損切り)
6月3日に仕掛けた買いが、4日→5日→8日→9日と5日経過したとき、どのような成績になったのかを表にまとめました。あいにく日経平均は6月2日の終値は20543円でしたが、昨日6月9日の終値は20096円で、-450円の値下がりです。こういう悪い環境下での成績です。


code 銘柄 6/2終値

ボトム
6/3買値

時刻
6/3高値
終値
評価
6/4高値
終値
評価
6/5高値
終値
評価
6/8高値
終値
評価
6/9高値
終値
評価
6/10始値
評価
2791 大黒天 4700円

4650円
4720円

10:30
4795円
4745円
○4768円
+1.01%
4760円
4715円
--
(-0.10%)
4755円
4735円
--
(+0.31%)
4735円
4705円
--
(-0.31%)
4705円
4610円
--
(-2.33%)
--円
4600円
--
(-2.54%)
4095 パーカライジング 1317円

1292円
1309円

12:45
1321円
1309円
--
(+0.84%)
1311円
1299円
--
(-0.76%)
1321円
1312円
--
(+0.22%)
1318円
1316円
--
円(-2.33%)
1317円
1294円
●1290円
-1.45%
--円
1296円
--
(-0.99%)
4676 フジメディ 1677円

1655円
1663円

10:45
1675円
1665円
--
(+0.66%)
1678円
1669円
--
(+0.36%)
1667円
1643円
●1653円
-0.60%
1647円
1637円
--
(-1.56%)
1634円
1615円
--
(-2.88%)
--
1601円
--
(-3.72%)
8327 西日本銀 343円

336円
340円

12:45
344円
340円
--
(+0.88%)
348円
342円
○347円
+2.05%
344円
343円
--
(+0.88%)
354円
350円
--
(+2.94%)
349円
344円
--
(+1.17%)
--
347円
--
(+2.05%)
8616 東海東京 883円

870円
875円

10:45
886円
883円
○884円
+1.02%
907円
903円
--
(+3.20%)
917円
908円
--
(+3.77%)
923円
918円
--
(+4.91%)
909円
885円
--
(+1.14%)
--
885円
--
(+1.14%)
9409 テレ朝日 2107円

2087円
2128円

11:00
2134円
2126円
--
(+0.23%)
2197円
2179円
○2171円
+2.02%
2204円
2160円
--
(+1.50%)
2150円
2139円
--
(+0.51%)
2086円
2044円
--
(-3.94%)
--
2042円
--
(-4.04%)
9413 テレ東京 1997円

1959円
1990円

12:35
1998円
1998円
--
(+0.35%)
2003円
1995円
--円
(+0.25%)
2008円
2004円
--円
(+0.70%)
1999円
1973円
--円
(-0.85%)
1999円
1972円
--円
(-0.90%)
--
■1972円
--円
-0.90%


上表で、利食いができたものは○、損切りしたものは●、時間切れとなったものは■の印をつけています。利食いは4銘柄、損切りが2銘柄、時間切れが1銘柄あります。日足グラフを見ながら、仕掛けと決済のタイミングを見てみましょう。


2791「大黒天」は(a)の日に買いマークが出たので、(b)の3日に4720円で買う。このとき(a)の2日前のザラバ安値4650円が損切りの水準になります。

買って1日目なので利食い水準は4768円(=4720円×1.01)です。これは3日の高値が4795円であったので楽々と利食いできます。+1.01%の利益。

4095「パーカライジング」は(a)の日に買いマークが出たので、(b)の3日に1309円で買う。このとき(a)のザラバ安値1292円が損切りの水準になります。

買って1日目〜2日目まで利食いはできず。3日目の6月5日に損切り水準の1292円を割り込んだので、1円安い1290円で損切り。-1.45%の損失。

4676「フジメディ」は(a)の日に買いマークが出たので、(b)の3日に1663円で買う。このとき(a)のザラバ安値1655円が損切りの水準になります。

買って1日目〜4日目まで利食いはできず。5日目の6月9日に損切り水準の1655円を割り込んだので、1円安い1653円で損切り。-0.60%の損失。

4095と4676については買い仕掛けてよいのかを検討する必要があるます。というのは(a)の翌日は(a)の安値を早くも割り込んでいるからです。このときすでに(a)はボトムではないことがはっきりしています。もし4095と4676を仕掛けなければ、この2銘柄の損益は0%です。


8327「西日本銀」は(a)の日に買いマークが出たので、(b)の3日に340円で買う。このとき(a)のザラバ安値341円が損切りの水準になります。

買った2日目の6月4日に347円で利食い。利益は+2.05%。

(a)の翌日早くも(a)の安値を更新したことを重視すれば、8327の買い仕掛けはできません。その場合の利益は0%です。

8616「東海東京」は(a)の日に買いマークが出たので、(b)の3日に875円で買う。このとき(a)のザラバ安値880円が損切りの水準になります。

買った日に884円で利食い。利益は+1.02%。(a)の翌日早くも(a)の安値を更新したことを重視すれば、8327と同様に買い仕掛けはできません。その場合の利益は0%です。


9409「テレ朝日」は(a)の日に買いマークが出たので、(b)の3日に2128円で買う。このとき(a)のザラバ安値2087円が損切りの水準になります。

2日目の6月4日に2171円で利食い。利益は+2.02%。

9413「テレ東京」は(a)の日に買いマークが出たので、(b)の3日に1990円で買う。このとき(a)のザラバ安値1959円が損切りの水準になります。

5日目まで利食いも損切りもできず。6日目の始値1972円で手仕舞い。-0.90%の損失。

(a)の翌日、分足で買いが出るまでに(a)の安値を更新していたら仕掛けないとするならば、仕掛けた銘柄の成績は、@2791「大黒天」+1.01%、A9409「テレ朝日」+2.02%、B9413「テレ東京」-0.90%です。通算すると、2勝1敗で、+2.13%(平均+0.71%)。

(a)の翌日に(a)の安値を更新した場合は、その更新した安値を損切り水準として仕掛けると、通算して4勝3敗で、+3.15%(平均+0.45%)です。

どちらがよいのか、また同じ日に1銘柄しか仕掛けないとするならば、どういうキマリで仕掛ける銘柄を決めるのか?などまだ検討すべきことがあります。



(2015. 6.11) TOPIX 1648P(+20)  日経平均 20382円(+336) 21.1億株 (2兆5718億円)


ドイツのメルケル首相は、ギリシャが債権者が提案する経済改革案の1つでも受け入れるなら、資金援助をすると発言し、欧米市場は急上昇する。

ただギリシャはこれまでに平気で約束を反故にしてきた国だから、当座は改革案を受け入れても、いつまた赤ンベーをすることになるのか。

ギリシャは欧州にとって、めったに役立つことのない石を背負って長い道のりを歩かねばならぬ存在です。

NYダウは18000ドル(+236)、ナスダックは5076P(+62)と大幅高。ただし金利は2.489%(+0.046)と着実に上昇している。

ナスダックは9日線を上回って、株価は4線の上にでる。円レートは昨日の急騰の反動でやや円安になる。


欧米株が上昇し、円が落ち着いたことから、日経平均は大きく反発する。ただ出来高は21.1億株・売買代金は2兆5700億円と少ないので、6月8日の大幅安のときに売った向きの買戻しによる上昇であると思われます。

買い戻しの限界は9日線ですが、今日はまだ9日線を上抜くことはできていません。

今年の相場は日経平均よりもTOPIXを重視するほうがよいと思っていますが、TOPIXの反発は小さかった。9日線にはまだまだ届きません。

明日のSQが通過した後、市場はどういうムードになるのか?明日の出来高が膨らめばよいが、今日と同じくらい(SQ関連の出来高を差し引いて)であれば、まだ底値を出したとは判断できません。


■■ 《アラーム》の工夫についてD

昨日(6月10日)まで日経平均は下落していたため、逆張りの条件表No.2「一般銘柄用(2013)」は多くの銘柄に買いマークを出しました。 昨日の段階で、@東証1部(ETF・REITは除く)について、A条件表No.2を使って「単独検索」をすると、次図のような銘柄が検索されましたが、なんと121銘柄もあります。

《アラーム》を持たない人は、この121銘柄から1〜2銘柄に絞って、勤めがある人は寄り付きで買います。ザラバを見ることが出来る人はネット証券のリアルタイムのチャートや値板を見て、 買いのタイミングを判断します。だから判断するための自分なりの基準を持っていなければなりません。

《アラーム》を持っている人は、この121銘柄のリアルタイムのデータを受信し、立ち合い時間中は、ずっと「5分足」の検索ををして、買いマークが出た銘柄を買えばよいでしょう。買いのタイミングが簡単にわかります。


《アラーム》を上手に使うには、以下のことをある程度解決しておかねばなりません。
  1. 「5分足」で株価が上昇し始めたと判断する条件表は、どういうものを使えばよいのか?

    この講座では、条件表No.182「9本高安値突破」とNo.183「4平均線突破買い」が同じ時刻に買いマークを出したときが買いのタイミングである。としました。

  2. 複数の銘柄が出る可能性があるが、一番先(2銘柄まで買うなら2番目まで)に「5分足」で買いと検索された銘柄を買えばよいのか?

    今日は買いマークが出た順に買うとどうなったかを調べました。

  3. 「5分足」が買いマークを出したものでも、利食いができたり出来なかったりするものがあります。このダマシを少なくするにはどういう点に注意すればよいのか?

    これはまだまだ検討しなければなりません。グラフの現象だけを見て、ダマシから逃れことは完全にはできませんが、7〜8割まではダマシに合わないような防御はできると思っています。
今日6月11日に、上記の121銘柄のうち、「5分足」が買いマークを出した時刻の早いものから順にグラフを掲げます。利食いは、今日だけのことなので+1%で利食いとします。


@10:00に6640「第一精工」が5分足で買いになりました。

10:00とは9:55分00秒〜9:59分59秒までのデータですが、10:00に5分足が完成するので、その終値2155円で買います。2155円の買い指値をしておけば10:20に2154円がついているので約定できます。

2155円の1.01倍の2177円の売り注文をだしておくと、(b)で約定します。+1.02%の利益です。

A10:40に4091「太陽日酸」が5分足で買いになりました。終値は1449円。

1449円の買い指値をしておくと次の5分足の安値は1446円なので(b)で約定できます。

1449円の1.01倍の1464円の売り注文をだしておくと、(b)で約定します。+1.03%の利益です。


B10:50に7732「トプコン」が5分足で買いになりました。終値は2704円。

2704円の買い指値をしておくと、次の5分足で買えるか買えないかは微妙ですが、11:15には約定できます。

2704円の1.01倍の2732円の売り注文をだしていたが、この日の高値は2721円だったので利食いはできません。この日の終値2716円で決済するならば+0.44%の利益です。

C同じく10:50に6332「月島機」が5分足で買いになりました。終値は1318円。

1318円の買い指値は11:10に1317円の値がついているので約定します。

1318円の1.01倍の1332円の売り注文をだしておくと、(b)で約定します。+1.06%の利益です。


D10:50に3649「ピーエスシー」が5分足で買いになりました。終値は1561円。

1561円の買い指値は次の分足で約定できます。

1561円の1.01倍の1577円の売り注文をだしていると、(b)で約定できます。利益は+1.02%。

E同じく10:50に8729「ソニーF」が5分足で買いになりました。終値は2090円。

2090円の買い指値はすぐには約定できませんでしたが12:35に約定します。

2090円の1.01倍の2112円の売り注文をだしておきますが、この水準まで株価は上昇せず。この日の終値は2071円でした。評価損は-0.91%です。


F10:55に2432「DNA」が5分足で買いになりました。終値は2409円。

2409円の買い指値は次の分足で約定できます。

2409円の1.01倍の2434円の売り注文をだしておきますが、この水準まで株価は上昇せず。この日の終値は2392円でした。評価損は-0.71%です。

G10:55に3003「昭栄」が5分足で買いになりました。終値は1206円。

1206円の買い指値は次の分足で約定できます。

1206円の1.01倍の1219円の売り注文をだしておきますが、この後株株価は下落し、この日の終値は1192円でした。評価損は-1.16%です。

今日は日経平均が大幅上昇した日なので、いつもそうなるのかは割り引いて考えねばなりませんが、今日の傾向は次のことが挙げられます。
  1. 5分足で早く買いを出した銘柄の勝率はよい。(10:50までの買い仕掛けでは、@ACDは利食い、Bはプラス評価、Eはマイナス評価。勝率は83.3%)

  2. マイナス評価になったEFGは、9:00の始値から大きく下げている。したがって買いマークが出たときの株価水準は9;00との始値よりかなり安いところででている。(@ABCDは の買いマークが出たときは、9:00の始値よりも高い位置ででている。)これらはほぼ利食いができていない。
といったことが目につきました。はたしてこれが 今日以外にも通用するのかはまだ断定できません。今後の検討が必要です。



(2015. 6.12) TOPIX 1651P(+2)  日経平均 20407円(+24) 26.8億株 (3兆5124億円)


米国5月の小売売上高は+1.0%の伸び(予想は+0.8%)とよい数字でした。米国市場にとって(それは世界にとってでもあるが)、最大のマイナス材料は「利上げ」です。

経済統計の数字がよければ利上げが近づいたとして株価は下落するのが素直な動きですが、時として米国経済は強い面を評価して株価が上がることもあります。なかなか株価の動きは一筋縄ではいきません。

しかし大きく分ければ、金融市場における投資先は、リスクの小さい債券を選ぶのか、リスクの大きい株式を選ぶのかです。金利が上がれば、リスクが小さく確実に利益がでる米国債を買い、株式を売る流れになるのが基本です。

米国金利が上昇すれば、これまでに米国国債を買っていた機関投資家(公的年金・生保・銀行)は当面は債券で含み損を抱えることになるので、何かを売って帳尻を合わせます。何を売るのかといえば含み益のある株式です。そうなれば日経平均は下落します。 その意味で米国国債利回りは常に気にしていなければなりません。

日経平均はSQを通過したが、新たな動きは出ませんでした。6月第1週の海外勢の買い越し額は+400億円と前週の1/10以下に縮小しました。これは6月第1週の日銀のETF買いよりも少ない。海外勢の買いは一服しています。そういう状況の下で日経平均が新高値を取ってくるようなことは考えにくい。しばらくは20000円〜20500円のゾーンの保合いになるのか?


■■ 《アラーム》の工夫についてE


6月11日は日経平均が+336円の大幅反発になりましたが、今日(6月12日)は日経平均はほとんど動かず。そういう状況で、《アラーム》を使うとどうなったのか?

昨日(6月11日)が終った時点で、@逆張りの条件表No.2「一般銘柄用(2013)」を使ってA東証1部(ETF・REITは除く)について《カナル24》で「単独検索」をすると、右図の68銘柄が検索されました。

今日はこの68銘柄について《アラーム》で買いのタイミングを計りました。その手順は、
  1. 68銘柄の結果ファイルを保存する。
  2. 《アラーム》の「エクセルシートの作成」で68銘柄を受信するためのエクセルシートを作る。
  3. 今日の9:00の少し前から「受信開始 」をする。
  4. 「5分足」ベースで、条件表No182「9本高安値突破」の検索をさせると、5分足で買いになった銘柄が表示される。
  5. No.182で検索された銘柄が、条件表No183「4平均線突破買い」と同じ時刻に買いマークを出しているかを確認する。
  6. 11:00までに、>同じ時刻にNo.182とNo. 183が同時に買いマークが出していれば、(一応は)買いのタイミングである。買いマークが出た分足の終値で買い指値の注文を出す。

  7. 買い注文が約定したら、当日は1%の利益の水準で売り指値をする。(2日目は2%の利益、3日目は3%の利益・・・で売り指値をする)

  8. ただし日足ベースで条件表No.2「一般銘柄用(2013)」が買いマークを出した日を含めて2〜3日前のザラバ安値をした回ったとききは損切りする。 これで11:00までにその日に仕掛ける銘柄が決まり、買い約定したあとの決済は指値を出しておけば15:00まではモニターにへばりついて いくことは不要です。

  9. しかし、それだけではダマシがかなり出てきます。 「ダマシ」を最小限に抑えて、勝率を高め、利益率を高めるにはどうすればよいのか? が今日のテーマです。
昨日の講座では以下のことに目をつけました。
  1. 5分足で早く買いを出した銘柄の勝率はよいようだ。
  2. 9:00の始値から大きく下げている銘柄はほぼ利食いができていない。
今日は、「5分足」で買いマークが出たときの4線の位置関係について調べます。買いマークがでたとき、条件表No.183「4平均線突破買い」の最も長期の20本平均線が、他の3線よりも高い位置にあったのか、そうでなかったのかに注目します。

@9:05に8022「美津濃」が、5分足で買いになりました。このとき最も長期の20本線は一番上の位置にあります。日足でいえば戻りの抵抗線です。

625円買いが約定します。その後、利食いや損切りの株価水準には達せず、625円で終わりました。0.00%の損失です。

A同じ9:05に7202「いすゞ」が、5分足で買いになりました。このとき20本線は他の3線(5・10・15本線)の最上位の位置にあります。日足では戻り売りです。

1560円で買いが約定しますが、その後、利食いや損切りの株価水準には達せず、終値は1553円でした。-0.44%の損失です。


B9:05に6963「ローム」が、5分足で買いになりました。このとき長期の20本線は最も低い位置にあります。日足でいえば株価は快調に上昇中です。

8260円で買いが約定します。1日目であるので8260円の1.01倍の8350円の売り指値をしておくと、(b)で利食い売りができます。+1.08%の利益です。

C同じ9:05に9843「ニトリ」が5分足で買いになりました。このとき20本線は他の3線(15・10・15本線)よりも低い位置にあります。

9060円で買いが約定します。9060円の1.01倍の9060円の売り指値をしておくと、(b)で利食い売りができます。+1.10%の利益です。


D同じ9:05に6677「OBARA」が5分足で買いになりました。このとき最も長期の20本線は他の3線よりも高い位置にありました。しかも20本線は下降中です。

7380円で買いが約定します。しかしこの後株価は下げ続け、今日の終値7210円まで下落しました。-2.30%の損失です。

E10:00に6651「日東工」が5分足で買いになりました。このとき最も長期の20本線は他の3線よりも高い位置にありました。20本線は下降中であるので、日足ならば戻り売りです。

2666円で買いが約定します。(b)で+1.01倍の2693円で利食い売りし、+1.01%の利益です。


F10:40に6902「デンソー」が5分足で買いになりました。このとき最も長期の20本線は他の3線よりも高い位置にあり、下降中でした。

6186円で買いが約定します。しかしこの後株利食いも損切りもです、終値は6205円でした。+0.30%の利益です。

G10:40に6996「ニチコン」が5分足で買いになりました。このとき最も長期の20本線は他の3線よりも低い位置にありました。日足でいえば株価上昇中。

983円で買いが約定します+1.01倍の993円(b)で利食い売りし、1.01%の利益です。


H10:40に7974「任天堂」が5分足で買いになりました。このとき20本線は他の3線(15・10・15本線)よりも低い位置にあり、上昇中でした。

20240円で買いが約定します。20240円の1.01倍の20445円の売り指値をしておくと、(b)で約定できます。+1.01%の利益です。

I10:45に7251「ケーヒン」が5分足で買いになりました。このとき最も長期の20本線は他の3線よりも高い位置にあり、下降中でした。日足でいえば株価戻り売りです。

1920円で買いが約定します。しかしこの後株価は下げ、今日の終値は1889円でした。-1.61%の損失です。


J10:55に6756「日立国際」が5分足で買いになりました。このとき最も長期の20本線は他の3線よりも高い位置にあり、ゆるやかな下降中でした。

1764円で買いが約定します。しかしこの後株価はさほど上昇せず、今日の終値は1777円でした。+0.73%の評価益です。

右側の2432「DNA」のグラフは関係ありません。DNAは6月11日には2409円で買って、その日の終値は2392円でした。少し損失になっていましたが、今日は高値2455円、終値2444円まで上昇しています。買値から+1.45%の上昇です。当日に1%の利食いができなくても翌日騰がることがあるという例です。

さて今日仕掛けることができたのは11銘柄ですが、その結果の内訳は、@利食い5銘柄、Aプラス評価が2銘柄、Bマイナス評価が4銘柄です。7勝4敗。勝率は63.6%です。

だが5分足で買いマークが出たときに、20本平均線が最も上位にある(戻り売り)ものを除くと、@利食い4銘柄、だけが残ります。つまり100%利食いができたことになります。しだいに仕掛けるときの条件がわかってきました。今のところは
  1. 条件表No.182とNo.183が同時に買いマークを出したときに仕掛ける
  2. 9:00〜11:00までの買いが出たときに仕掛ける
  3. 買いマークが出たとき、最も長期の平均線(ここでは20本)が最上位にあるときは仕掛けない
と推定しています。ただし、この推定は昨日の8銘柄と今日の11銘柄を合わせて19銘柄について検討した結論に過ぎません。今のところ、上記の3つの条件は「仮説」です。仮説は検証を重ねることによって、矛盾がないか、間違いはないか、が正されて実用化されます。まだ検証を重ねなければなりませんが、昨日の8銘柄を合わせて、上記の3つの条件に該当したものの成績は、@利食いは7銘柄、Aプラス評価は1銘柄、B損切りが1銘柄となります。8勝1敗。勝率88.9%です。(明日この評価の表を掲げます)



(2015. 6.15) TOPIX 1651P(+0)  日経平均 20387円(-19) 17.0億株 (2兆 100億円)


ギリシャのデフォルト懸念から欧米株は安い。

NYダウは17898ドル(-140)、ナスダックは5051P(-31)。米国金利は2.400%(+0.019)。

日経平均は海外株安から-200円ほど安く寄り付いたが、それが今日の安値となりました。とはいっても積極的に買えるような材料はありません。

先日の日銀総裁の発言から当分は円レートが125円より安くなって株高のキッカケとなることはなさそうだし、唯一の頼みである海外勢の買いは6月に入ってから細っているようです。

ナスダックは9日線と25日線を中心にした保合いを続けていますが、それは日経平均も同じで、9日線を上限とし、25日線を下限とする動きです。

株価水準を決定するのは、@金融政策、A業績、B需給、C投資マインドですが、最も強力なのは@の金融政策です。金融政策には1)金利の上下、と2)通貨量の増減の2つがありますが、今は世界的に低金利が定着したので、主に通貨量の増減が各国の金融政策の中心になっています。

1989年のバブルは@金融政策の失敗によってもたらされました。銀行は低金利で大量の資金を抱えたために、リスク資産にこれを投下しました。土地、株式が価値以上の価格に跳ね上がり、そして崩壊し、その後20年間、日本は先進国では珍しいデフレになりました。

A業績ではさほどのバブルは起きません。PERという判断基準があるからです。それでも世界が一変するのではないかという幻想に取り付かれて、企業の価値の何倍・何十倍の株価になることがあります。2000年のITバブル(ネットバブル)がそれです。これは米国発のバブルでした。今から思えばつまらぬ会社(すでに退場している会社が多い)の株価が5000円とか10000円に駆け上り、そして1/50、1/100の株価に暴落しました。天井圏で買った投資家は、ほぼ資金を失いました。

B需給は、急に強くなったり弱くなったりはしませんが、今の日本はリスク資産に傾斜しています。日銀の金融政策によって、国債を初めとする債券の運用では利益が出なくなったからです。元本は保証されるが、今の金利では運用利益はでない。少しリスクをとってより運用利回りを上げたい。というのが年金・生保・かんぽの思いです。この流れはもう少し続きますが、安全で運用益がでない資産を、リスクがあるが運用益がでそうな資産に置きかえたときが、「需給」要因による株高の終わりです。来年3月までは、この流れは続くのではないかと、根拠はないけれど思っています。

C投資マインドは株式の買い意欲です。2009年〜2012年の4年間の日経平均はだいたい8000円〜11000円の3000円幅で動いていました。当時のPERは11.5倍〜15.0倍。それでも買い手はでてこなかった。投資家の全員が2007年〜2008年の暴落で大きな損失を出していたからです。投資で大きな損失をだしたときは、それなりに気分を落ち着かせねばなりません。あるいは気分を一新する状況にならねばなりません。

気分を一新したのがアベノミクスです。これがゴロリと投資マインドを変えました。春夏秋冬を当てはめれば、2013年が春。株価は萌え出ずるように上昇しました。2014年が夏。梅雨があったけれど天候に恵まれ株価は上昇しました。2015年は実りの秋です。台風がきたり、洪水がなければ2015年の実りは収獲できます。今はそういう時期です。

2016年は晩秋から冬入りの時期であろうと思います。2015年の順調な「実なり」を収獲できた人は正しい。だが2016年は、これまでのような順調な天候に見舞われるとは限りません。株価上昇の4要因の@はなお続くとしてもインパクトは減衰しているし、A業績も円安が期待できず、新興国経済に陰りがでています。Bこれまで臆病で怠慢だった機関投資家もほぼリスク資産への移行は2016年には終るでしょう。Cの投資マインドは、なかなか利益が出ないという事態になるでしょう。

こういうわけで2015年が最後の株式投資のチャンスであろうと思っています。



(2015. 6.16) TOPIX 1639P(-12)  日経平均 20257円(-129) 19.9億株 (2兆2639億円)


昨日もギリシャのデフォルト懸念から欧米株は安い。

NYダウは17791ドル(-107)、ナスダックは5029P(-21)。ただ経済統計値がわるかったものがあったので米国金利は低下し、2.358%(-0.042)。

日経平均は安く寄って、ジリジリと下げ、低位の揉みあいで終る。出来高・売買代金とも小さくなって、全般は様子見の状況。

個別の銘柄もジリ安のものが多く、定点観測9銘柄のうち、25日線を上回っているのは、@鹿島、A住友鉱、BNTTの3銘柄しかありません。ここ25日間に買った向きは、平均してマイナスとあっては、投資マインドは萎縮します。

ここは基本は様子見ですが、株価終値が9日線を上回れば買ってよいと思います。定点観測9銘柄のうち、すでに9日線より上にある @鹿島、A住友鉱、BNTT に続いて9日線をワンチャンスで上抜きそうなのは、Cソニー、Dトヨタ です。Eソフトバンクは200日線が最も上にありますが、ワンチャンスで上回る可能性があります。


■■ 《アラーム》の工夫についてF

6月10日の記事で、6月2日の《カナル24》で条件表No.2「一般銘柄用(2013)」で買いマークが出た銘柄について、6月3日に《アラーム24》の5分足で買いマークが出たものを買い仕掛けたとき、その後の5日間でどうなったのかを調べて、表を掲げました。6月10日に掲げた表では、
  1. 7銘柄を仕掛け
  2. 利食いが4件、合計利益(+6.10%)
  3. 損切りが2件、合計損失(-2.05%)
  4. 時間切れ1件、合計損失(-0.90%)
でした。1日目に1%の利益で利食いしたのが2件あり、2日目に2%の利益で利食いしたのが2件ありましたが。3日目以降の利食いはありませんでした。これは1日目に買いとなっても、その有効期限は2日目までではないかと思わせます。3日目・4日目といたずらに長く買い玉を保有してもよい成績にはならないのではないか? 決済期限を1日、2日、5日に変えた場合の成績は以下のようになります。
  1. 1日の終値で決済する。利食い2件、時間切れ(プラス)5件。合計利益(+4.99%)、通算+4.99%
  2. 2日の終値で決済する。利食い2件、時間切れ(プラス)4件、時間切れ(マイナス)1件。合計利益(+6.71%)、合計損失(-0.76%)、通算+5.95%
  3. 5日の終値で決済する。利食い4件、損切り2件、時間切れ(マイナス)1件。合計利益(+6.71%)、合計損失(-2.95%)、通算+3.75%
わずかなデータでしかありませんが、5分足で上昇を開始したと買いマークが出たときの有効な期限(賞味期限)は2日間ではないか、と思われます。そこで、1日で利食いできた場合と出来なかった場合はどこが違うのかを調査したのが、6月11日と12日です。前日 に日足ベースで買いを出していた銘柄について、9:00〜11:00までの間に5分足が買いマークを出したら買い仕掛けしたときの成績は次のようになりました。

No. code 銘柄 前日終値 日付 時刻 ボトム 4線位置 始値 買値 決済 決済区分 損益%
1 6640 第一精工 2097円 15/06/11 10:00 A 2106円 2155円 2177円 ◎利食い +1.02%
2 4091 太陽日酸 1430円 15/06/11 10:40 1441円 1449円 1464円 ◎利食い +1.03%
3 7732 トプコン 2612円 15/06/11 10:50 2680円 2704円 2716円 □時間切 +0.43%
4 6332 月島機 1305円 15/06/11 10:50 1305円 1318円 1332円 ◎利食い +1.06%
5 3649 PSC 1546円 15/06/11 10:50 1550円 1561円 1577円 ◎利食い +1.02%
6 8729 ソニーF 2088円 15/06/11 10:50 A 2106円 2090円 2086円 ■時間切 -0.19%
7 2432 DNA 2427円 15/06/11 10:55 V A 2428円 2409円 2392円 ■時間切 -0.70%
8 3003 昭栄 1198円 15/06/11 10:55 1208円 1206円 1195円 ●損切り -0.91%
9 8022 美津濃 616円 15/06/12 9:05 A 621円 625円 625円 ■時間切 0.00%
10 7202 いすゞ 1543円 15/06/12 9:05 A 1556円 1560円 1553円 ■時間切 -0.44%
11 6963 ローム 8210円 15/06/12 9:05 8190円 8260円 8350円 ◎利食い +1.08%
12 9843 ニトリ 8910円 15/06/12 9:05 9100円 9060円 9160円 ◎利食い +1.10%
13 6877 OBARA 7340円 15/06/12 9:05 A 7360円 7380円 7210円 ■時間切 -2.30%
14 6651 日東工 2692円 15/06/12 10:00 V A 2649円 2666円 2693円 ◎利食い +1.01%
15 6902 デンソー 6218円 15/06/12 10:40 A 6217円 6186円 6205円 □時間切 +0.30%
16 6996 ニチコン 988円 15/06/12 10:40 V 988円 983円 993円 ◎利食い +1.01%
17 7974 任天堂 20000円 15/06/12 10:40 V 19905円 20240円 20445円 ◎利食い +1.01%
18 7251 ケーヒン 1900円 15/06/12 10:45 A 1974円 1920円 1889円 ■時間切 -1.61%
19 6756 日立国際 1756円 15/06/12 10:55 A 1766円 1764円 1777円 □時間切 +0.73%


当日、直近のボトム(日足の(a)を含めて2〜3日の間の安値)を株価が割り込んだときの扱いは2通りが考えられます。7974「任天堂」は(a)の日に条件表No.2が日足ベースで買いマークを出しています。

このときのボトムは(a)の日の安値19990円です。翌日(当日)は19005円で寄り付き、安値19835円まで下げましたが、その後、5分足を見るように株価は上昇し、高値20625円をつけています。
  1. 直近のボトムを割り込んだものは、5分足で買いになっても買い仕掛けをしない。という方針と、

  2. 5分足が買いマークを出したときまでの安値を新たなボトムとする。この後、新たなボトムを割り込めば損切りする。という2つの方針が採れます。
上表の「ボトム」欄に「V」字がついているものが、2)に該当します。「V」字がついているのは4件あって、その内訳は@利食いが3件、A時間切れ(マイナス)が1件、勝率75.0%です。「V」字がついていない15銘柄をみると、@利食いが6件、A時間切れ(プラス)が3件、B時間切れ(マイナス)が5件、C損切りが1件です。9勝6敗、勝率は60.0%です。


  1. 買い仕掛けた後にボトムを下回ったら損切りする。
3003「昭栄」は、日足で(a)で買いになっています。このときのボトムは(x)の1197円です。

翌日5分足の(b)で買いマークがでましたが、ここまでの安値は1198円なので、ボトム1197円を割り込んではいません。

したがって買い仕掛けをしますが、(c)で1196円をつけてボトムを下回ったので、1195円で損切りになります。

買値は1206円であったので、-0.91%の損失になります。


「V」字がついているほうが成績がよいように見れますが、統計的に確かめるために 「2X2分割表」にまとめると、右図のようになります。

当日前日までのボトムを割り込んでいないものの成績は、9勝6敗。当日は買いマークがでるまでに前日までのボトムを割り込んだものの成績は3勝1敗。

利益を出した12銘柄の内訳は、ボトムを割り込んでいないものが9件(75.0%)、割り込んだものが3件(25.0%)。

損失を出した7銘柄の内訳は、ボトムを割り込んでいないものが6件(85.7%)、割り込んだものが1件(14.2%)。

この分割表のχ2値は0.305と小さく、95%の確率で有意ではないといえます。「買いマークが出たとき、ボトムを割り込んでいようと、割り込んでいまいと、その成績には差がありません」。ボトムを割り込んだかどうかは、損切りのときに注意しなければならないだけで、仕掛けのときは気にする必要はありません。


上表の「4線位置」欄に「A」字がついているのは、条件表No.183で買いマークがでたときに、最も長期の20本線が他の3線よりも上位にあったものです。だいたいが20本線が下降中のものです。

「A」字がついているものの成績の内訳は、@利食いが2件、A時間切れ(プラス)が2件、B時間切れ(マイナス)が6件。4勝6敗、勝率は40.0%です。

逆に「A」がついていないもの(20本線が最上位ではない)の成績の内訳は、@利食いが7件、A時間切れ(プラス)が1件、B損切りが1件。8勝1敗、勝率は88.8%です。


これを「2X2分割表」にまとめると、右図のようになります。

20本平均線が最上位にないものの成績は、8勝1敗。最上位にあるものは4勝6敗。

利益を出した12銘柄の内訳は、最上位でないものが8件(66.6%)、最上位にあるものが4件(33.3%)。

損失を出した7銘柄の内訳は、最上位でないものが1件(14.2%)、最上位にあるものが6件(85.7%)。

この分割表のχ2値は4.866なので、95%の確率で有意であるといえます。19銘柄と例数は少ないが、「20本平均線が最上位にない銘柄を仕掛けるのがよい」といえます。

これなら6月11日と12日の成績は、8勝1敗で、合計利益(+7.74%)、合計損失(-0.91%)、通算+6.83%となります。1日当たりだいたい+0.75%の利益です。仮に1日当たり平均して+0.3%の利益があるとすると、100万円の投資で1日に3000円の利益です。これを大きいとみるか小さいとみるかは投資家の考え方次第です。年間の立会い日数は約250日ですから、毎日+0.3%の利益が出るならば、年間では75%の利益になります。これを取るに足らないとするか、着実(1日で決済するから海外のリスクはほとんどない)に利益がでるのはスゴイと思うのか?

もう少し検証を続けてみたいと思いますが、なにしろリアルタイムのデータを毎日受信していると、そちらに気がとられて、プログラムを組むとかマニュアルを追加するとかの作業がおろそかになるので、あと2〜3日で検証は終るつもりです。ユーザーは私以上に検証を重ねて、よくなかった例を教えてください。



(2015. 6.17) TOPIX 1633P(-6)  日経平均 20219円(-38) 18.8億株 (2兆1817億円)


米国株は反動高。 NYダウは17904ドル(+113)、ナスダックは5055P(+25)。米国金利は低下し、2.312%(-0.046)。

日経平均は海外高にもかかわらず無気力な動きで、25日線を上回ることができずに陰線で終る。

トヨタ・ソニー・ソフトバンクは株価が4平均線の最上位に出るチャンスでしたが、いずれも陰線となってチャンスを生かせず。

グラフの9日順位相関が、下降してくる25日順位相関を上抜いたら、上昇波動に転じることが往々にしてあります。ナスダックは両日中に上抜きそうですが、日経平均は今週中に上抜くことは難しい。来週になればすでにピークから14日間が経過していることでもあるので、そろそろ小波動のボトムがでるのではなかろうか。


■■ 《アラーム》の工夫についてG

ここまでの検討で、こういうルールでトレードすればよいのではないかと思ったことを箇条書きにすると以下のようになります。
  1. 《カナル24》の条件表No.2「一般銘柄用(2013)」で買いと検索された銘柄を明日の売買する銘柄の候補とする。

  2. 1)で検索された銘柄を結果ファイルに記憶させ、《アラーム》の「エクセルシートの作成」で、受信するエクセルシートを作っておく。

  3. 翌日、受信と同時に条件表No.184「9 本 高安+4平均線突破」を使って「5分足」の検索をし、9:00〜10:55までに買いと検索された銘柄を、5分足の終値で買う(買い指値)。

  4. 買いが約定したら、買値を1.01倍して利食い水準を求め、その値段で転売の指値を出しておく。

  5. 日足で買いマークがでた2〜3日前の安値を損切り水準とする。しかし1日目に買い約定するまでに損切り水準を下回っていたら、約定するまでの安値を新たな損切り水準とする。

  6. 買い約定した後に、損切り水準を下回ったら損切りする。(逆指値をしておけば、損切り水準より2円安いところで約定するはず)

  7. その日に利食いできなかったら、翌日(2日目)は買値を1.02倍して利食い水準を求め、その値段で転売の指値を出しておく。

  8. 2日目も4)と同じく損切りの用意をしておく。

  9. 2日目までに利食いも損切りもできなかったときは、2日目の終値で「時間切れ」の手仕舞いをする。

なお、3)の条件表No.184は、条件表No.182とNo.183を1本にまとめたものです。(次図。条件表No.184は《アラーム》の「アップデート」→「条件表をダウンロード」でダウンロードすることができます。)



No.20行は新たに追加した行です。20本平均線が「最上位ではない」ことを明確にするために、「5本平均 線が20本平均線より0.1%上位にある」という条件を付け加えました。

上記のルールによって、2015年6月11日・12日・15日・16日・17日にトレードすると次のような結果になります。
「1日目」の( )の数字は、利食いできなかった日の終値。

No. code 銘柄 日付 時刻 損切水準 買値 1日目 2日目 決済区分 損益%
1 4091 太陽日酸 15/06/11 10:40 1416円 1449円 1464円 ---- ◎利食い +1.03%
2 7732 トプコン 15/06/11 10:50 2610円 2704円 (2716円) 2816円 ◎利食い +4.14%
3 6332 月島機 15/06/11 10:50 1287円 1318円 1332円 ---- ◎利食い +1.06%
4 3649 PSC 15/06/11 10:50 1534円 1561円 1577円 ---- ◎利食い +1.02%
5 3003 昭栄 15/06/11 10:55 1197円 1206円 1195円 ---- ●損切り -0.91%
6 6963 ローム 15/06/12 9:05 8150円 8260円 8350円 ---- ◎利食い +1.08%
7 9843 ニトリ 15/06/12 9:05 8770円 9060円 9160円 ---- ◎利食い +1.10%
8 7974 任天堂 15/06/12 10:40 19835円 20240円 20445円 ---- ◎利食い +1.01%
9 6651 日東工 15/06/15 9:05 2602円 2713円 2741円 ---- ◎利食い +1.03%
10 9375 近鉄エクス 15/06/15 9:05 5720円 5800円 5860円 ---- ◎利食い +1.03%
11 6879 イマジカ 15/06/15 9:10 584円 590円 596円 ---- ◎利食い +1.01%
12 6146 ディスコ 15/06/15 10:15 9960円 10100円 (10010円) 10310円 ◎利食い +2.07%
13 8093 極東貿易 15/06/15 10:55 320円 327円 (326円) 334円 ◎利食い +2.14%
14 6923 スタンレー 15/06/16 9:05 2704円 2761円 2702円 ---- ●損切り -2.13%
15 7937 ツツミ 15/06/16 10:55 2735円 2880円 (2841円) 2822円 ■時間切 -2.01%
16 7220 武蔵精密 15/06/17 9:50 2369円 2403円 (2417円) ? ? ?%


No.16の7220「武蔵精密」は2日目が終っていないので、これを除くと、15回のトレードで、@利食いが12回(通算17.72%、平均%)、A損切りが2回(通算-3.04%、平均1.52%)、B時間切れが1回(マイナス)で-2.01%。

プラスマイナスを通算すると+12.67%、平均0.84%となります。

6月11日〜6月17日には日経平均が右図のような動きをしました。おおむね保合いの動きです。一般銘柄の株価も市場のムードに左右されるので、15回のトレードで12回利食いができているのは、ナカナカよい成績であるといえます。

しかしさらに検討すべきものがあります。例えば、損切りした6923「スタンレー」と時間切れとなった7937「ツツミ」は当日上放れたために、仕掛け値が高くなり、損失を出しました。あるいは7937「ツツミ」は出来高が小さく分足が---と横ばいになることが多かったので、わずかの買いや売りで値が動きました。出来高が極端に少ない銘柄は実際にトレードすることは難しいでしょう。

今後はこういった点の検討をしてください。以上をもって「《アラーム》の工夫について」の連載を終ります。


(2015. 6.18) TOPIX 1616P(-17)  日経平均 19990円(-228) 20.2億株 (2兆3006億円)


FOMCは政策金利は0〜0.25%に据え置き、年内に利上げができればという、これまでと同じ内容。

ただGDP見通しを引下げたり、来年の金利通しを1.875%→1.625%としたことから、金利引き上げのスピードは遅いようだとして株価は小幅に上昇する。

NYダウは17935ドル(+31)、ナスダックは5064P(+9)。長期金利は2.321%(+0.009)。

日経平均は海外高にもかかわらず下げる。この2日間は海外株式に連動せず、20000円割れとなる。一部の海外の短期筋 による売りだとか。

9日順位相関と25日順位相関が-80以下になるまで下げる可能性はありますが、少なくとも9日順位相関が25日順位相関を上回るまでは安値を出したとは判断できません。早くて来週半ばか。


円レートに敏感な輸出企業の代表トヨタは、(a)の日に9日順位相関が25日順位相関を上回り、(a)でボトムとなりました。

ついで(b)の日に9日と25日順位相関がクロスしましたが、それはボトムから2日後のことでした。

(c)の翌日、株価がさらに上昇すれば、株価は4平均線の最上に出るので期待していましたが、陰線となって上抜けず。さらに今日はもっと長い陰線となって、上昇波動になりそこねました。

今日の(d)では、9日順位相関は25日順位相関を上抜き、形の上ではボトムを出した格好ですが、それ以外にはどこにもボトムらしさはありません。

(a)はボトムの日にクロスしましたが(a)の日の足は陽線です。一応ボトムをつけた可能性があります。 しかし今回の(d)は陰線それも安値引けであるので、この時点でボトムであるとするのは「占い」に近い。残念ならが(d)がボトムだと判断することはできません。

金利に敏感な金融株の代表の三菱UFJは、グラフからはまだボトムを出せる状況にはありません。9日順位相関と25日順位相関がともに-80以下にならねばボトムにはならないようです。 といっても3〜4日のうちにはそうなる可能性があるので、過度に悲観することはありません。


(2015. 6.19) TOPIX 1631P(+14)  日経平均 20174円(+183) 24.0億株 (2兆9610億円)


FOMCが通過して、急激な金利上昇はなかろうということで、米国株は上昇する。

NYダウは18115ドル(+180)、ナスダックは5132P(+9)。長期金利は2.340%(+0.019)。ナスダックは新高値。

日経平均は海外高を受けて160円ほど高く始まったが、その後の上昇は弱く、日中の値幅は120円と小動き。

まだ株価は9日線・25日線を上回ることができていませんが、先の小波動のピーク20655円から今日で16日目となりました。時間が経てば経つほどに、ボトムがでる可能性が高くなっていきます。

小波動のボトムを出したかどうかの判断の確からしさは、以下の順になります。
  1. 小波動のボトムが表示されることで確定します。

  2. ボトムらしさのポイントが6ポイントになったとき(確率は60%くらい)。

  3. 少し確率は落ちるが9日順位相関と25日順位相関がともに-80以下になったとき(確率は50〜60%くらい)。

  4. さらに確率が低下しますが、株価が前日比で高くなって、上昇する9日順位相関が下降してくる25日順位相関を上抜いたとき(この場合の確率は40%くらい)。
今のところ、来週、1)2)3)が実現する見込みはありません。4)がでるかどうかです。


(2015. 6.22) TOPIX 1648P(+17)  日経平均 20428円(+253) 20.4億株 (2兆1791億円)


米国は反落。 NYダウは18015ドル(-99)、ナスダックは5117P(-15)。長期金利は2.261%(-0.079)。

日経平均は米国株高というプラス材料と122円台の円高というマイナス材料を持って、前日比変わらずで寄り付いたものの、大幅上昇となる。

月曜日とあって出来高は20億株そこそこ、売買代金は2.1兆円と少なかったので、今日の上昇は買い戻しが主たる原因でしょう。

しかし、どうも単なる買戻しによる上昇とは言い切れません。グラフではボトムが出たのではないかという現象が次々にでています。
  1. 9日順位相関が下降してきた25日順位相関とクロスしたこと。
  2. 株価は4平均線のすべてを上回ったこと。
  3. 最後の順下がりの3陰連を終値で上回ったこと。


日経平均はナカナカよい動きになってきましたが、個別銘柄はそうでもありません。

6758「ソニー」は(a)で9日順位相関が25日順位相関を上回ったけれど、株価は」25日線を上抜けずに4平均線の最上位に出ることはできませんでした。上記の3つの現象のうちの1つが出ただけでした。

7203「トヨタ」は(a)で9日と25日順位相関がクロスしたとはいえ、この日は最近の安値をつけています。9日と25日順位相関のクロスは「株価が上昇し始めた」ということは表現していません。

たまたま9日と25日順位相関がクロスしたというだけです。 だから「9日順位相関が25日順位相関を上回ったから買いだ」といったような盲目的・短絡的な判断をするのは間違いです。

8306「三菱UFJ」は(a)の日に、9日と25日順位相関がクロスし、(c)の順下がりの3陰連を上回っているので、ソニーやトヨタよりはましです。ただ4平均線の最上位にある25日平均線を上抜くことができるかというと、日経平均ほどには強くありません。

8604「野村」は(c)の順下がりの3陰連を上抜きましたが、まだ9日順位相関が25日順位相関を上抜くにはいたっていません。

9432「NTT」は上記3条件のどれも満足せず。

9984「ソフトバンク」も同じです。

こうしてみると日経平均に比べて、個別株の動きは鈍いといえます。

今日の日経平均の上昇は、やはり買い戻しという一種の需給によると考えたほうがよく、この先日経平均を含めて、株価がドンドン上昇するとは判断しにくい。


(2015. 6.23) TOPIX 1676P(+27)  日経平均 20809円(+381) 28.3億株 (2兆8521億円)


米国は上昇。 NYダウは18119ドル(+103)、ナスダックは5153P(+36)。長期金利は2.379%(+0.118)。

ギリシャの改革案にEUが好意的な見解を示したことで、欧州株は大幅高。独DAXは+3.81高%、英FT100は+1.72%高。

日経平均は昨日大幅に上昇して、グラフからはボトムが出たのではないかと思われましたが、欧米の株価上昇を受けて、今日はさらに上昇。

今年最大の上げ幅の+381円高。そして終値20809円は2000年のネットバブル20833円に迫りました。明日にでもこの高値を上回って当然の水準です。

個別銘柄においても、昨日掲げた6銘柄の株価はすべて4平均線の最上位に躍り出て、順張り相場の復活となりました。今後は、@株価終値が9日線を下回ったなら決済して手をすかせる、A株価終値が4平均線の最上位に出たら買う、の方針が有効です。

ギリシャ問題はなかなか片付くことはありませんが、当面は最悪のデフォルトを視野に入れて売っていた向き(例えば6月第2週も海外勢は売り越しだった)が、一気に買い戻しをしたために日経平均はびっくりするほどの上昇をしました。

この3日間で約820円の上昇というのは尋常ではありません。昨日・今日の大幅上昇は、買戻しという仮需要によって上昇幅を拡大したと思っていますが、一方、15年ぶりの新高値に出そうな水準になったことは、おしなべていえば15年間利益がでなかった投資家の利益がやっと出るということです。当然に投資マインドは高まります。

どちらを重視するかといえば、目先の需給関係よりも、長期の投資マインドです。


(2015. 6.24) TOPIX 1679P(+3)  日経平均 20868円(+58) 26.2億株 (2兆8343億円)


米国は小幅続伸。 NYダウは18144ドル(+24)、ナスダックは5160P(+6)。長期金利は2.412%(+0.033)。

世界にとってノドに刺さった魚の小骨のギリシャは、いつまでも株式市場の撹乱要因として残ります。チプラス首相が提示した改革案に対して、EUは好意的な見解を示したため、一昨日の欧米株の上昇を見ました。

しかしIMFへの返済期限の6月30日までに、改革案が議会で承認されることは難しく、首相の辞任観測がでてきました。6月のIMFの返済期限を乗り切っても、つぎから次に返済期限がやってきます。

金融市場はもうギリシャを切り捨てなければならない。高金利を狙うのであれば、金融機関はそれなりのリスクを覚悟すべきで、万が一のリスクの尻拭いをECBに持っていくことはおかしい。

日経平均は2000年のITバブル時の高値20833円を上回りましたが、特に話題にはならず。グラフでは条件表No.1が売りマークを出しましたが、今日のピークらしさは、@新高値の、A陰線(0.5P)、B逆張りの条件表が売りマーク、の2.5ポイントでしかありません。またボトムからの上昇日数は今日で4日目であるので、まだまだ小波動のピークになることはありません。

6月30日のギリシャ次第ですが、今日の一般銘柄で動いたものは、井筒屋、エコナック、林兼、ユニチカなどの低位株でした。日経平均は上昇したけれど内容はよくなかった。


(2015. 6.25) TOPIX 1670P(-8)  日経平均 20771円(-96) 20.8億株 (2兆3491億円)


ギリシャ問題から米国は反落する。 NYダウは17966ドル(-178)、ナスダックは5122P(-37)。長期金利は2.371%(-0.041)。

ギリシャ問題は米国にとってはたいしたマイナス材料であるようには見受けられませんが、ギリシャ問題が話題になると、ドル買いの動きが起こります。世界で最も安全な資産はドルです。ついで日本の円。

世界で最も政府の債務が多いのは日本ですが、それでも金融不安が起これば円が買われます。日本は経常収支が黒字だからです。

貿易収支は東日本大震災以来、原油の輸入が巨額になっために赤字が続いていますが、資本収支(海外からの配当や利子が収入)は黒字です。貿易収支と資本収支を合計すれば、日本は常に海外からの収入のほうが多い。


収入が少なくて支出が多いところには銀行は金を貸しませんが、収入が支出よりも多ければ「いくらでも融資しますから、使ってください」となります。

今の日本は過去の儲けを海外投資(現地生産・現地販売・海外の債券の買い)につぎこんだために、懐勘定はプラスです。

だから、政府が巨額の負債を背負っていようと、日銀が大量の国債を買おうと、海外投資家にとっては日本をひとくくりで見た場合に、日本は安全な投資先なのです。

日経平均は、目下のところ日本独自の材料はないので、欧米市場の動向に引きずられていますが、グラフ(《デンドラ24》)の上値メドは、高い順に、@23149円、A22378円、B21799円、C21413円です。ずいぶん高い水準に上値メドがありますが、次の熱狂では21800円〜22400円くれいへの上昇があるのではないかと思っています。(次の熱狂は2016年の新年1〜2月になるのではないか)


(2015. 6.26) TOPIX 1667P(-3)  日経平均 20706円(-65) 21.9億株 (2兆2666億円)


ギリシャ問題が混沌としていることから米国は続落する。 NYダウは17890ドル(-75)、ナスダックは5112P(-10)。長期金利は2.413%(+0.042)。

米国の5月の個人消費支出は+0.9%の増加(予想は+0.7%)でした。また4月分は0%→0.1%へ上方修正されました。支出が1%弱も伸びるのはすごい。米国経済は着実によくなっているようです。

しかしそれが株価にどう響くかといえば、すでに米国株価のPERは19倍になっています。一層、企業業績が伸びればよいが、この先2年間くらいの業績の伸びはすでに織り込んでいます。

FRBの金利引き上げは、今年は12月に1回あるかどうか、というのが大方の予想でしたが、米国経済が伸びているなら今年中に2回の引き上げがあるかもしれないという見方がでてきました。1回の利上げは0.25%なので、2回あれば0.5%です。長期金利は上昇し、ドル高になります。

ドル高になれば企業の業績は今ほどよくはなりません。PERの修正(PER17倍台まで落ちる)が起きるし、金利が上がれば低コストで資金を集めていた投資家は資金が集まらなくなります。金利高とドル高が米国株式市場を左右します。

米国の短期金利が上昇すれば、長期金利も上昇します。現在の10年間の国債利回りは2.413%ですが、FRBが金利を引き上げるならば、すぐに3.00%を超えるでしょう。すると米国金利が低いために、リスクの大きい新興国に融資していた資金は本国に回帰します。新興国は資金の海外流出を防ぐために高めの金利とします。結果、新興国の株価は大幅安になります。ババ抜きのジョーカーを引かないように、すでに新興国からの資金の引き上げは始まっていると思われます。


中国は中央銀行が金融緩和に踏み切ったため、株価は急上昇しました。1年前の2014年6月20日の上海総合は2010Pでしたが、1年後の2015年6月には5178Pまで上昇。株価は1年間で2.5倍になったわけです。

これはアベノミクスよりも相当にキツイ上昇です。中国政府は甘い餌を撒き散らしていますが、成熟していない市場は何が起きるかがわかりません。

上海総合のグラフをみると、まもなく最後の上昇波動のスタート点(a)を下回りそうです。そうなれば上海総合株は当分の間は下げ続けるしかありません。


(2015. 6.26) TOPIX 1667P(-3)  日経平均 20706円(-65) 21.9億株 (2兆2666億円)


ギリシャ問題が混沌としていることから米国は続落する。 NYダウは17890ドル(-75)、ナスダックは5112P(-10)。長期金利は2.413%(+0.042)。

米国の5月の個人消費支出は+0.9%の増加(予想は+0.7%)でした。また4月分は0%→0.1%へ上方修正されました。支出が1%弱も伸びるのはすごい。米国経済は着実によくなっているようです。

しかしそれが株価にどう響くかといえば、すでに米国株価のPERは19倍になっています。一層、企業業績が伸びればよいが、この先2年間くらいの業績の伸びはすでに織り込んでいます。

FRBの金利引き上げは、今年は12月に1回あるかどうか、というのが大方の予想でしたが、米国経済が伸びているなら今年中に2回の引き上げがあるかもしれないという見方がでてきました。1回の利上げは0.25%なので、2回あれば0.5%です。長期金利は上昇し、ドル高になります。

ドル高になれば企業の業績は今ほどよくはなりません。PERの修正(PER17倍台まで落ちる)が起きるし、金利が上がれば低コストで資金を集めていた投資家は資金が集まらなくなります。金利高とドル高が米国株式市場を左右します。

米国の短期金利が上昇すれば、長期金利も上昇します。現在の10年間の国債利回りは2.413%ですが、FRBが金利を引き上げるならば、すぐに3.00%を超えるでしょう。すると米国金利が低いために、リスクの大きい新興国に融資していた資金は本国に回帰します。新興国は資金の海外流出を防ぐために高めの金利とします。結果、新興国の株価は大幅安になります。ババ抜きのジョーカーを引かないように、すでに新興国からの資金の引き上げは始まっていると思われます。


中国は中央銀行が金融緩和に踏み切ったため、株価は急上昇しました。1年前の2014年6月20日の上海総合は2010Pでしたが、1年後の2015年6月には5178Pまで上昇。株価は1年間で2.5倍になったわけです。

これはアベノミクスよりも相当にキツイ上昇です。中国政府は甘い餌を撒き散らしていますが、成熟していない市場は何が起きるかがわかりません。

上海総合のグラフをみると、まもなく最後の上昇波動のスタート点(a)を下回りそうです。そうなれば上海総合株は当分の間は下げ続けるしかありません。


(2015. 6.30) TOPIX 1630P(+5)  日経平均 20235円(+125) 25.8億株 (2兆7434億円)


ギリシャのデフォルト懸念から欧米は急落する。昨日の日経平均は-2.88%の下落でしたが、
  1. 英FT100は-1.97%
  2. 独DAXは-3.56%
  3. 仏CACは-3.74%
  4. NYダウは-1.95%
  5. ナスダックは-2.40%
でした。 ギリシャ問題はEU問題であるので、当事者の独仏は-3%以上の下落をしたけれど、その外の国は日経平均ほどには下げませんでした。

長期金利は安全資産のドルが買われ、2.330%(-0.146)と大幅に低下。

昨日の下げによって、リスクを嫌う性格の資金は退避した。つまり今後考えられるギリシャ問題のリスクの大方は株価に織り込まれたと思われます。

ナスダックのグラフはほぼ安値引けに近い形なので、まだ下値が出たとはいえませんが、2〜3日のうちには9日順位相関が-80以下になるので、そろそろ小波動のボトム圏に入ったと思われます。それよりももっと大きな材料は金曜日発表の雇用統計です。この数字が25万人増とかになっていれば、今年の金利引き上げはほぼ確実になり、株式相場にはマイナスの材料になります。米国においてはギリシャよりも利上げのほうが重要です。

日経平均はCMEが20050円で終っていたのに対し、+64円高の20174円で寄り付き、昨日過剰反応をしたことを修正しました。円レートは122円ソコソコとやや円高でしたが、20200円台まで回復して終る。

ギリシャ問題は、非EUにとっては大した問題ではないことが昨日の相場で確認できました。だがギリシャ政府は当事者能力を失っていることは確実です。財政改革の問題点を掲げることもなく、メリット・デメリットの議論もしないで、1週間後にいきなり国民投票にもち込むという乱暴さです。これがプラトンやアリストレステスを生んだ国か? ギリシャのプライドはどこにあるのか? と思いますが、ギリシャ国民が選んだ道です。

日経平均のグラフは大陰線の小陽線がはらむ形になり、一応は下げ渋りの形になりましたが、下値を十分に探ったわけではありません。今日の小陽線は下落途中で一息いれだけであって、次の2段目の下落があるのかも知れませんが、7月5日のギリシャの国民投票までは少なくともこの水準でウロウロすると思われます。

問題はギリシャがデフォルトし、ユーロ離脱をしたときです。ここでどういうリスクが発生するのか。たいした影響はないのか。ロシアや中国がギリシャに触手を伸ばすのかどうか。などが材料になりますが、これは今のところ不明です。触手を伸ばしたところで、ロシアも中国も経済はヘタリ気味なのでたいしたことにはならないと思いますが、思っても見なかったことが起きるのが国際政治です。予断は禁物です。


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